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2026年04月12日 18:37
「自分の感覚ではPKだと思いました」 浦和レッズの金子拓郎がそう証言したのは、東京ヴェルディ戦(4月12日)の“疑惑のシーン”について。1−1で迎えた81分、金子がペナルティエリア内で吉田泰授に倒されたようにも見えたが、結果はノーファウルだった。 「ずっと掴まれているのは分かっていてファウルかなと思いましたが、そういうレフェリーの判定だったので」 倒された直後、金子が右手でピッチを叩くアクションからも悔しさは分かり、スタジアムはブーイングの嵐に包まれた。 それでも試合後の金子は冷静だった。 「終わってから言うことではないので、仕方ないですね」 プロとして現実を受け止める。文句を口にせず判定を受け止めた金子のスタンスが印象的だった。 取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長) 【記事】「今だったらもっと化け物に」──森保ジャパンでも共存可能? 中田英寿という“終わらない夢”
2026年04月12日 19:59
「ああいう失点が勝てないチームの典型」
浦和レッズが陥っている問題を、柴戸海は端的に言い表した。
2026年4月12日の東京ヴェルディ戦、浦和は46分に素晴らしいカウンターから先制しながらも70分過ぎに与えたPKで失点。結果、1−1で突入したPK戦で敗れて5連敗となった。
この日の浦和は決して悪い出来ではなかった。試合序盤からボールを握る時間帯が多く、最高の崩しからリードを奪った。その後もゲームをコントロールしたが、それでも白星を掴めない。
悪くないけど勝てない──。これは、柴戸の言葉を借りれば「ハマってはいけないシチュエーション」。実際、10試合を消化したJ1百年構想リーグで6位と低迷しており、肝心の結果が出ていないのだ。
東京V戦に限れば、勝てなかった一因は「2点目を取れなかったこと」(渡邊凌磨)。
「2点目をどう奪うの? 1点リードした時の戦い方、引くのか、攻めるのか。僕は攻めに行きたかったし、そういう戦い方の部分。今日もチャンスがなかったわけではないし、そこを決め切るとか、そういうところです」
我慢の時なのか、変革が必要なのか。来たる26/27シーズンに向け、浦和はひとつターニングポイントを迎えているかもしれない。そんなことを感じさせる東京V戦でもあった。
構成●サッカーダイジェストWEB編集部
【記事】「今だったらもっと化け物に」──森保ジャパンでも共存可能? 中田英寿という“終わらない夢”
2026年04月12日 19:36
鹿島アントラーズは4月12日、J1百年構想リーグ地域リーグラウンド第10節EASTで川崎フロンターレと敵地で対戦。53分に鈴木優磨が先制点を挙げると、64分にはレオ・セアラが追加点を奪い、2−0で快勝した。
試合後のフラッシュインタビューで、鬼木達監督は「自分たちの時間じゃない時も長かった」と苦しい時間帯があったのを認めつつ、「そんな中でも、選手が勝つためにやるべきことを本当に最初から最後までやってくれました」とチームを称えた。
後半に2点を挙げた後も、最後まで守りに徹さずに戦い抜いた選手たちの姿勢を指揮官は「非常に良かった」と評価し、次のように続ける。
「苦しい時間が本当に何度もありましたが、最後の最後まで点を取りに行く姿勢は変わらなかったですし、そこがあっての鹿島だと思っています。非常に素晴らしかった」
前節の水戸ホーリーホック戦(1−1/2PK4)はPK戦の末に敗れ、第2節から続いていた連勝が7でストップした鹿島だったが、王者の強さをアウェーの地で見せつけた。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
【記事】複数のポジションをこなし1G1A。「途中、ボランチを狙ってたんですけど...」鹿島の鈴木優磨はとことん貪欲「そこも視野に入れていきたい」
2026年04月12日 18:55
4月10日、私はプレミアリーグ第32節のウェストハム対ウォルバーハンプトンのゲームを取材した。
試合前の時点でウェストハムは降格圏の18位、対するウルブスは最下位に沈んでいる。ウルブスは事実上、ほぼ降格が決まっているものの、ハマーズにとってはプレミアリーグ残留を懸けた重要なゲームだ。
しかし、その立ち上がりは重苦しかった。5日のFAカップ準々決勝・リーズ戦でPK戦までもつれる死闘を戦ったこともあり、選手たちの動きが思い。対するウルブスは3週間以上の休養を経ており、コンディション差は明らか。焦りばかりが募り、決定機を作れない時間が続いた。
それでも嫌な空気が漂い始めた矢先だった。42分、セットプレーの流れからコンスタンティノス・マブロパノスが高打点のヘディングを叩き込んでついに均衡を破る。溜まりに溜まったファンのフラストレーションが、一気に歓喜へと変わった瞬間だった。
そして後半、試合は一気に動く。66分、バレンティン・カステジャーノスが泥臭く押し込んで追加点。さらにその2分後にも再びカステジャーノスがネットを揺らすと、スタジアムは狂乱の渦に包まれた。
極めつけは83分だ。再びマブロパノスが豪快なボレーを突き刺す。終わってみれば4−0の完勝だった。この勝利でウェストハムはついに降格圏を脱出。12日にサンダーランド戦を控える17位トッテナムを上回った。
試合後もハマーズサポーターの歌声が鳴り止まないなか、ゴール裏にいた一部のファンは「お前らはトッテナムと一緒に落ちる!」とウルブスに対してチャントを浴びせた。
残りは6試合。首位のアーセナルなど難敵も待ち受けるが、もはや状況はシンプルだ。ウェストハムの選手たちはすべてのゲームを“決勝戦”のつもりで戦うだろう。少なくとも言えることは、彼らはまだ死んでいない。
著者プロフィール
スティーブ・マッケンジー(Steve Mackenzie)/1968年6月7日、ロンドン生まれ。ウェストハムとサウサンプトンのユースでプレー経験がある。とりわけウェストハムへの思い入れが強く、ユース時代からのサポーター。スコットランド代表のファンでもある。大学時代はサッカーの奨学生として米国で学び、1989年のNCAA(全米大学体育協会)主催の大会で優勝した。現在はエディターとして幅広く活動。05年には『サッカーダイジェスト』の英語版を英国で出版した。
【画像】イングランドに初勝利の日本は何位? 最新FIFAランク20傑を一挙紹介!王国がトップ5から転落、8年ぶりに首位を奪取したのは…
2026年04月12日 18:48
16年ぶりのプレーオフ1(レギュラーリーグ上位6チームによる優勝決定プレーオフ)進出に沸くシント=トロイデン(以下STVV)。
2026年04月12日 18:45
リヴァプールを率いるアルネ・スロット監督が、イングランド代表MFカーティス・ジョーンズとブラジル代表GKアリソンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝・2ndレグのパリ・サンジェルマン(PSG)戦欠場を明言した。
プレミアリーグ第32節が11日に行われ、リヴァプールは本拠地『アンフィールド』でフルハムと対戦。前半にリオ・ングモハが個人技から先制点を挙げると、エースのモハメド・サラーが追加点を記録し、2−0で勝利を収めた。
この試合は、CL準々決勝・PSG戦の1stレグと2ndレグの間に組み込まれた一戦のため、リヴァプールは前の試合からスタメン5人を入れ替えて臨んだが、前半の終盤にカーティス・ジョーンズがそ径部を負傷。治療の後、前半終了までプレーを続けたものの、ハーフタイムにオランダ代表MFライアン・フラーフェンベルフとの交代を余儀なくされていた。
スロット監督は試合後、カーティス・ジョーンズの状態について「彼はそ径部に違和感を感じていた」と説明。14日に控えるPSG戦の出場は「最善を尽くすしかないが、火曜日に出場できるとは思えない」と語り、現時点では欠場が濃厚となった。
また、欠場の続いている守護神アリソンに関しても言及。「彼も火曜日の試合に間に合うとは思っていない。まだ、チーム練習に参加できていないからね」と話しつつ、近日中の復帰を予想している。
「でも、彼は復帰に向けて懸命に努力しているし、近い将来戻ってくることを期待している」
【ハイライト動画】リヴァプールがフルハムを撃破
2026年04月12日 18:44
4月11日に開催されたラ・リーガの第31節で、久保建英が所属するレアル・ソシエダがアラベスとホームで対戦。3−3のドローに終わった。
この試合で、1月18日のバルセロナ戦で左ハムストリングを負傷した久保がついに復帰。54分から途中出場を果たす。
すると、わずか6分後の60分、左サイドからのクロスを頭で折り返し、オーリ・オスカールソンのヘディング弾をアシストしてみせた。
この今季4つ目のアシストに、ファンからは次のような声が上がった。
「意外とヘディングうまいよな」
「日本戦でも見られそうな連携でアツい」
「いきなりアシストすごい!」
「復帰戦でいきなり結果出すあたりが別格すぎる。あのヘディングの折り返し、判断も精度も完璧」
「利き足は頭?」
「アシストえぐ過ぎて草。完璧すぎるやろ」
「ワールドカップに向けてギアあがってきてんな」
いきなり目に見える結果を残すあたりは流石だった。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
【動画】復帰した久保がいきなりのアシスト!
2026年04月12日 18:43
チームの全2得点を演出した。
鹿島アントラーズは4月12日、J1百年構想リーグ地域リーグラウンドEAST第10節で、川崎フロンターレと敵地で対戦。2−0で勝利した。
53分にPKで先制点を挙げた鈴木優磨は、64分に正確なクロスでレオ・セアラの追加点をアシスト。1得点1アシストの背番号40は、試合後のフラッシュインタビューで次のように試合を振り返る。
「ジェフ戦(9節=2−1)と水戸戦(10節=1−1/2PK4)は、自分たちの目ざすべきサッカーをもう一度、考えさせられました。今日は、強気で鹿島らしさを全面に出していこうっていう話をしていた。前半に苦しい時間がたくさんありましたけど、それを乗り越えて、よく勝ったと思います」
一番、表現できた部分は? そう問われると「最近はみんな考えすぎて、思い切りの良さがなかったので、今日はそういった意味で、自信を持って、思い切ってやっていこうって。そこは良くできた」と応じる。
左サイドやトップなど、試合中に複数の役割をこなした。
「複数のポジションをできるのが、自分の良さだと思ってるので。途中、ボランチを狙っていたんですけど、監督の判断ではまだだっていうことだったので、そこも視野に入れていきたい」
また、自身が決めたPKに関しては、「去年、ブローダーセン選手に止められて、すごく悔しい思いをしていたので、絶対に決めてやるっていう思いを持って、リベンジができて良かった」と喜ぶ。
川崎戦の勝利で、鹿島は8勝目をマーク。EASTの首位に立つ。鈴木は「まだまだ、今日の試合を見ても分かるとおり、完成されたチームじゃないので、慢心せずに一つひとつ、課題をクリアしていって、鹿島らしさも残しつつ頑張っていきたい」と力をこめた。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
【動画】冷静なPK&良質なクロス。鈴木優磨が1得点1アシスト!
2026年04月12日 18:40
15日(現地時間)、バイエルン・ミュンヘンはレアル・マドリードとのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝2ndレグに臨む。
2026年04月12日 18:37
「自分の感覚ではPKだと思いました」
浦和レッズの金子拓郎がそう証言したのは、東京ヴェルディ戦(4月12日)の“疑惑のシーン”について。1−1で迎えた81分、金子がペナルティエリア内で吉田泰授に倒されたようにも見えたが、結果はノーファウルだった。
「ずっと掴まれているのは分かっていてファウルかなと思いましたが、そういうレフェリーの判定だったので」
倒された直後、金子が右手でピッチを叩くアクションからも悔しさは分かり、スタジアムはブーイングの嵐に包まれた。
それでも試合後の金子は冷静だった。
「終わってから言うことではないので、仕方ないですね」
プロとして現実を受け止める。文句を口にせず判定を受け止めた金子のスタンスが印象的だった。
取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
【記事】「今だったらもっと化け物に」──森保ジャパンでも共存可能? 中田英寿という“終わらない夢”
2026年04月12日 18:11
鹿島アントラーズは4月12日、J1百年構想リーグ地域リーグラウンドEAST第10節で、川崎フロンターレと敵地で対戦した。
スコアレスで迎えた53分、先制に成功する。敵陣ボックス内で三竿健斗が倒されてPKを獲得。これを鈴木優磨が右足で冷静に沈めた。
さらに64分、鈴木の左からのクロスをファーで反応したレオ・セアラが右足で上手く合わせて、追加点を奪った。
背番号40が1G1Aの活躍ぶり。集中した守備でクリーンシートを達成した鹿島が2−0で快勝した。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
【記事】「まるで別世界にいるよう」神戸FWボージャンが母国紙に語った日本の印象。とくに感銘を受けたのは?「お気に入りになった」
2026年04月12日 18:00
25-26シーズンの冬の移籍市場でマンチェスター・シティに加入したガーナ代表のアントワーヌ・セメンヨ。
ボーンマス時代から得点を重ねていたアタッカーで、シティでもすでにゴールを量産。公式戦16試合で8ゴール3アシストを記録している。
そんなセメンヨだが、冬の移籍市場では人気銘柄の1人だった。プレミアリーグではシティ以外のBIG6も獲得に興味を示しており、マンチェスター・ユナイテッドもその1つだったと『ESPN』が明かしている。
ユナイテッドは夏の移籍市場でマテウス・クーニャ、ブライアン・エンベウモをはじめとする実力者を獲得し、冬のマーケットではセメンヨ獲得のため、12月に代理人と交渉を行った。
実際に交渉は進み、給与の話まで出たが、そこでシティが獲得レースに参戦。シティの提示した給与にユナイテッドが太刀打ちできないことがわかり撤退に至った。
報道によると、セメンヨの週給は15万ポンド。新加入エンベウモと同額だ。
2026年04月12日 17:58
明治安田J1百年構想リーグ 地域リーグラウンド第10節が12日に行われ、川崎フロンターレと鹿島アントラーズが対戦した。
2026年04月12日 17:58
2026年4月12日、日本代表の森保一監督が浦和レッズ対東京ヴェルディ戦後(結果は東京VがPK戦勝利)に囲み取材に対応。今年のJ1百年構想リーグでPK戦3戦全勝の東京Vについて言及した。
「どういう準備をされているか分からないですが、勝てる秘訣を教えてもらいたいです」
そう本音を漏らした森保監督は、PK戦で2本ストップしたGK長沢祐弥を次のように評した。
「本人の地道な努力によるもの。誰がキッカーでもどう対応するかもトレーニングしているはずで、色んなデータも入っていると思います。彼の活躍も含め、今度、城福(浩)監督にお願いして、ヴェルディのPK戦の強さの秘訣を教えていただいて、W杯に生かしたいです(笑)」
果たして、城福監督は普段の練習から何を意識しているのか。指揮官の答は以下の通りだった。
「練習そのものに我々はリアリティを追求している。それがロンドやミニゲーム、PKだろうが、リアリティを大事にしています。緊張感を持ってみんなが見ている前でPKを蹴る。日常の緊張感、さらにGKコーチの分析がこういう結果に繋がっていると思います」
練習以上のものは試合で発揮できない。ワールドカップで勝つために必要なのはやはり“日常の積み重ね”だ。
取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
【画像】史上初のモノクロエンブレム&三つ葉ロゴが31年ぶり復活!日本代表の新アウェーユニホーム
2026年04月12日 17:44
セルティックの旗手怜央は、今季を通じて厳しく批判されてきた。不動のレギュラーという立場も失っている。それでも、能力と実績は確かだ。
では、シーズン後の去就が騒がれる旗手を、セルティックはチームに残すべきなのだろうか。OBチャールズ・マルグルーの答えはイエスだ。ただ、あくまでも選手が望んでいなければならない。
2025-26シーズンはおそらく、旗手にとって海を渡ってから最も難しいシーズンとなった。リーグ戦では28試合出場で2ゴール・2アシスト。公式戦全体でも45試合で6得点、3アシストという数字だ。波のあるパフォーマンスは絶えず批判の的となった。
専門サイト『67 HAIL HAIL』によると、マルグルーは『The Breakdown』でセルティックが夏にどうするべきか尋ねられると、「補強の問題を解決することだ。計画を持つんだよ。スポーツディレクターかCEOを招聘する。新監督もね」と話している。
「リアム・スケールズ、カラム・マグレガー、ベンジャミン・ニグレン、キーラン・ティアニー。この4人だ。それとハタテ。彼が残りたいかどうかは分からないけどね。自分が残りたいかを決めなければならない。望まないなら、残すべきではない。残りたいなら、とどめるべきだろう」
67 HAIL HAILは「今季のハタテは以前と同じ選手ではない。確かにアイブロックスでのレンジャーズとの2試合では力強いパフォーマンスだったが、かなりの落ち込みだ」と伝えた。
「ただ、それは彼だけではない。ダイゼン・マエダも調子を落としており、セルティックのサポーターが夏に彼らの退団を望んでも驚きではない。マルグルーが言ったように、ハタテが移籍を求めるなら、そのまま放出すべきだろう」
「ただ、すべてはまず、次の監督を決める適切な人材を据えることだ。そして、誰が移籍を担うことになるかだ」
この夏は旗手とセルティックの双方にとって分岐点だ。それまで、まずはピッチでインパクトを残すことが求められる。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
【記事】「やはり彼は危険だった」聖地でイングランドを粉砕した日本代表、英紙記者が三笘薫とともに絶賛した選手は?中村でも佐野でも鎌田でもなく…【現地発】
2026年04月12日 17:35
ボールを持った瞬間に観ている者をワクワクさせる。繊細な両足のタッチ、左足から繰り出される高精度のキック。何より創造性に富んだプレーは教わったそれではなく、生まれ持った天賦の才だろう。
高校サッカー選手権で優勝6回を誇る伝統校・帝京で10番を背負うMF渡辺莉太(3年)が、目覚ましいプレーで存在感を高めている。
4月12日に行なわれたU-18高円宮杯プリンスリーグ関東1部・第2節。アウェーで迎えた桐蔭学園戦は0−1で敗れたものの、トップ下で先発した渡辺はテクニカルなプレーで攻撃をリードし、何度も決定的な場面に絡んだ。
19分に左サイドから逆サイドへ鮮やかなスルーパスを供給し、45分には巧みなシュートフェイントから左足で自らゴールを強襲。以降も狭いエリアでもシンプルなタッチでマークを外し、2人がかりで潰しに来られても遊び心に富んだタッチで観衆を魅了した。
結果には結びつかず、決定力という側面では課題を残したが、今後の活躍が楽しみになるパフォーマンスだったのは間違いない。
東京Vの育成組織出身で小学校3年生から中学校3年生まで“ヴェルディ”で技を磨いた。南米でサッカーをしていた経験がある父の影響もあるが、細やかなタッチやアイデアからはまさに古き良き時代の“ヨミウリ”の匂いを感じさせる。
「狭いエリアで細かいタッチで外すのは得意。そこは特徴だし、自信がある」と本人も胸を張るように、誰も予想できないようなプレーは渡辺の魅力。さらにボールを蹴るのは左足だが、利き手と同じようにドリブルは右足のほうが得意という珍しいタイプでもある。
「小さい頃からボールは左足で蹴っていたけど、ドリブルは(左足でも問題ないけど)右足のほうがやりやすい」(渡辺)。
そうした感覚も独特のリズムを生み出す要因で、相手に掴み所を与えないプレーを生み出す源泉となっている。
憧れの選手はバルセロナやボカ・ジュニアーズで活躍したフアン・ロマン・リケルメ。父の影響で憧れた元アルゼンチン代表の“10番”がアイドルとあって、将来的には欧州ではなく、アルゼンチンでプレーしたいという想いを持つ。
「ボカのホームスタジアムであるボンボネーラの雰囲気も凄いし、タメを作ったり、足裏の使い方とかが本当に良くて、プラスアルファで現代サッカーに必要なガツガツしたところもあるので」
強くて巧い選手になるべく、フィジカルの強化を始めており、体重も今年に入ってから増加している。現時点では怪我の影響もあり、Jクラブの練習に参加できていないが、高卒でのプロ入りを目ざしてチャレンジを続けていく。そのためには圧倒的な数字と結果が必要で、まずはリーグ戦やインターハイ本大会での活躍が求められる。
1年生の頃から帝京のトップチームに帯同するなど、将来を嘱望されてきた伝統校の10番は自らのゴールやアシストでチームを勝利に導けるか。高校ラストイヤーでの飛躍を誓う“ファンタジスタ”から目が離せない。
取材・文●松尾祐希(サッカーライター)
【画像】ガッキー、有村架純、今田美桜らを抑えての1位は? 「Jリーガーが好きな女性タレントランキング」