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2026年05月09日 19:50
新日本プロレス6月14日大阪城ホール大会で、東京五輪柔道男子100キロ級金メダルのウルフアロン(30)がNEVER無差別級王者・成田蓮(28)に挑戦することが9日に決定した。 ウルフは2月大阪大会で成田にシングル初黒星を喫し、NEVER王座から陥落。上半期最大のビッグマッチで、因縁の相手からベルト奪回のチャンスが巡ってきた。 この日は都内で両者揃っての会見が行われる予定だったが、なんと成田は姿を現さず。ドラディション22日後楽園大会で行われる藤波辰爾戦の記者会見に続くボイコットに、ウルフは「28にもなって(会見に)いないことがカッコイイと思ってるんですよ。遅れてきた中二病ですね」と辛辣な言葉を並べた。 1月4日東京ドーム大会でのプロレスデビューから、成田率いる極悪軍団「ハウス・オブ・トーチャー(H.O.T)」との抗争に明け暮れてきた。セコンド介入など反則まがいのラフファイトにも正々堂々と立ち向かってきたウルフは「リングだったり、会場を広く見る目が必要だと思います。試合をする時は相手に集中しながらも、四方八方に気を配っていきたい。気配を感じられるように五感、第六感まで研ぎ澄ます必要があると思います」と意気込んだ。 この日の会見は報道陣からの質疑応答の時間が設けられず、質問は司会者からのみに限られた。対戦相手が不在のため、会見というよりはトークショーのような展開に…。ウルフは「本当に来ないんですね」と戸惑いつつも最後に「成田蓮がデカい口を叩けるのは、大阪城ホールまでだと言いたいですね」と王者に宣戦布告し、フォトセッションに臨んだ。 しかし、その直後に突如として登場した成田に急襲されてしまう。黒帯で首を絞められながら「2月に俺に負けておいてまた挑戦させろだ? 虫が良すぎるんだよ。テメーが持ってる黒帯かけて来いや。話はそれからだ。テメーは黒帯かけて大阪城に来い。ベルトも取れず、黒帯を奪われた情けない姿を地上波でさらしてやるよ」と、なんとも理不尽な要求をされた。 関係者によって両者が引き離されるとウルフは「次負けることあったら、俺が持ってる黒帯、返上してやるよ」と条件を受諾。柔道家として築いてきたキャリアもかけて、大一番に臨むことになりそうだ。
2026年05月10日 17:11
「RIZIN.53」(10日、ジーライオンアリーナ神戸)
ブレイキングダウンの人気選手、ジョリーが児玉兼慎に1回1分11秒一本勝ちし、衝撃のRIZIN2連勝を飾った。
RIZINデビュー戦だった昨年の大みそか大会で実力者・芦澤竜誠から開始25秒一本勝ちし、実力を示したジョリー。K−1ファイターの児玉を相手に開始早々ローブローを受けて中断するアクシデントがあったが、開始30秒過ぎにひきこむと、アームバーで捉えて、一本勝ちした。
試合後の一問一答は次の通り。
−2連勝
「前回に続きいい勝ち方ができて良かったですね」
−児玉選手の印象
「キックボクサーのパンチってMMAやったら全然良さ出ないのに、それをしっかり持ってきた。めっちゃパンチが恐かった。だから予定になかった引き込みをするしかなかった」
−今後
「本当にエンタメ枠じゃなくRIZINのベルトを目指して練習してるんで。次はMMAファイターをあててもらって、年末はその頃、MMAできるようになっているだろうし、強くなっていると思うのでMMAファイター篠塚と」
−57キロまで落とせる?
「全然落とせます」
−平本丈について
「めちゃくちゃいい勝ち方したし、ここで平本丈と僕が戦っているのをみたい人も多いんじゃなかなって予想してるんで。大みそかの前に平本丈とやって」
2026年05月10日 17:04
女子プロレス「センダイガールズ(仙女)」10日の新木場大会で、ワールド王者の橋本千紘(33)が水波綾(38)と5度目の防衛戦(6月7日、新宿フェイス)を行うことが決定した。
この日、橋本はZONESとシングルマッチで激突。激しい肉弾戦を繰り広げたが、最後は強烈なパワーボムで3カウントを奪った。
試合後、橋本がマイクを握ったところで水波が登場。「単刀直入に言うよ。次、私とシングルしない? 今の橋本とぶつかり合いたいんだ、そのベルトをかけてな」と挑戦表明された。
2007年に仙女へ入団した水波は10年に一度退団。その後WAVE、フリーでの活動を経て4月の後楽園大会で再入団を果たした。橋本とは22年9月にワールド王座をかけて一騎打ちを行った過去がある。
水波からは「再入団、ただの思い出作りで(仙女に)入ったんじゃねえよ。橋本の今まで背負ってきた気持ちと、私が信じてやってきたプロレスを、ベルトをかけてぶつけたいんだ」と迫られた。
橋本は「普通の団体だったら出戻りなんて『うわぁ』とか、『何だアイツ』とか普通、距離を取るんですけど、そんな距離を感じさせない水波さん。その人間力が本当に素晴らしいと思います」と称賛。「女子プロレス、いやプロレス界で一番の試合をしましょう!」と受諾し、新宿大会での激突が決定的となった。
2026年05月10日 16:55
「RIZIN.53」(10日、ジーライオンアリーナ神戸)
モデル級美女として話題の人気選手、ケイト・ロータス(28)はケイティ・ペレス(32)=米国=を判定3−0で下し、勝利を飾った。
地元神戸で復活をとげた。今年3月の大島沙緒里に判定負けで連勝が止まったケイト。グラップラーのペレスを相手に、1回から効果的な打撃、組技でもペースを渡さずと、2回も左ハイキックなどで優勢に。グラウンド戦でも上になり、パウンドでダメージを与えていった。ペレスにアームバーで捉えられかけたが、なんとか脱すると、終盤は逆に三角絞めでとらえ、タップ寸前まで追い込んだ。
3回も主導権を握ったケイト。残り2分でリアネイキッドチョークに捉えられかけたが、なんとか脱し、勝利をもぎ取った。
伊澤星花が第1子妊娠のために王座を返上し、混とんとした状況となっている女子アトム級戦線でひとまず名乗りをあげた。
判定に持ち込まれ「かわいいだけじゃダメですね、本当に。積み上げてきたものを出したいんですけど硬くなっちゃいますね」と反省。それでも「母の日なんで、きょうの勝利はいつも手助けしてくれるお母さんに贈りたいと思います」と、会場に駆けつけていた母に感謝を告げた。
2026年05月10日 16:48
女子プロレス「センダイガールズ(仙女)」10日の新木場大会で、ワールドジュニア王者の暁千華(20=マーベラス)が挑戦者のYUNA(22)を下しV2に成功した。
2026年05月10日 16:21
女子プロレス「センダイガールズ(仙女)」10日の新木場大会で、妊娠とそれに伴う欠場を発表したDASH・チサコ(37)があいさつした。
この日リング上でファンの温かい声援に迎えられたチサコは、涙ながらにマイクを握ると「リリースにもあった通り新しい命を授かることができました」と報告。「すごい不安だったんですけれど、里村さん(里村明衣子代表)に背中を押していただき『チサコは20年間頑張ってきたから任せてほしい』と言っていただいた。本当に安心できたし、ゆっくり休めるなって気持ちになった」と明かした。
欠場となった7月20日の後楽園大会は、自身のデビュー20周年記念大会として新日本プロレスのエル・デスペラードとのシングルマッチが予定されていた。チサコは「デスペラード選手との試合は、無事に赤ちゃんを産んでからまたしたいと思ってる。まだ引退も決めてないですし、元気で戻ってこれるように頑張ります」と復帰を誓っていた。
2026年05月10日 16:01
「RIZIN.53」(10日、ジーライオンアリーナ神戸)
“日本ムエタイ界の至宝”梅野源治は元修斗環太平洋王者のダイキ・ライトイヤーに1回2分37秒一本負け。MMA3戦目で初黒星を喫した。
開始から組み付かれてコーナーに押し込まれると1分30秒過ぎに上になったが、そのまま三角絞めで捉えられ、無念のタップとなった。試合後、梅野はロープを掴み、ぼう然。しばらくうなだれていた。
会見では「なにもできなかった。弱かったなと。なめていたわけじゃないし、準備もしてきたんですけど、分かってはいたけどMMAは甘くないなと」と完敗を認め、「近道はないので、積み上げるしかない。負けたから無理だって諦めないで、必死に食らいついて存在感を示せるような試合を必ず魅せるので、それまで待っていてほしい」と、前を向いた。
2026年05月10日 15:35
「RIZIN.53」(10日、ジーライオンアリーナ神戸)
ブレイキングダウンの人気選手、ジョリーが児玉兼慎に1回1分11秒一本勝ちし、衝撃のRIZIN2連勝を飾った。
RIZINデビュー戦だった昨年の大みそか大会で実力者・芦澤竜誠から開始25秒一本勝ちし、実力を示したジョリー。K−1ファイターの児玉を相手に開始早々ローブローを受けて中断するアクシデントがあったが、開始30秒過ぎにひきこむと、アームバーで捉えて、一本勝ちした。
「俺、強いっしょ。もう当て馬のキックボクサーあてるのやめてもらって。MMAファイターあててもらって。そして大みそか、篠塚(辰樹)、お前首洗って待っとけよ」と宣言した。
2026年05月10日 15:18
「RIZIN.53」(10日、ジーライオンアリーナ神戸)
平本蓮の弟、平本丈(22)はDEEPの飴山聖也に2回27秒一本勝ちで復活勝利を飾った。
2026年05月10日 14:10
「総合格闘技・UFC328」(9日、米ニュージャージー州)
UFC世界フライ級タイトルマッチが日本時間10日に行われ、挑戦者の平良達郎(26)が王者ジョシュア・ヴァン(24)=ミャンマー=に5回1分32秒TKO負けを喫した。日本選手として8人目の挑戦だったが、史上初のUFC世界王座獲得はならず。東京都内ではライブビューイング(LV)イベントが行われたが、PRIDE、修斗、RIZINなどから続く日本格闘技界の夢はまたも散り、大歓声の会場は一転して悲鳴に変わった。
LV会場では元UFC戦士の宇野薫(51)、現役の中村京一郎(27)が解説を務め、チュートリアルの福田充徳もゲストとして熱視線を送った。平良が大型ビジョンのオクタゴンに登場すると盛り上がりは最高潮となり、壇上の出席者のマイクが聞こえないほどの大歓声が沸いた。平良は序盤からテイクダウンに成功しチャンスをつくり出したが、決めきれなかった。逆に2回終了直前にストレートを被弾してフラッシュダウンを喫し、以降はスタンドでパンチを被弾してストップ寸前まで追い込まれたものの、血みどろになりながらも応戦。ただ、最終5ラウンドにスタンドパンチでぐらつかされ、追撃のパウンドを食らいそうなところで止められた。
LV会場のファンも「達郎」コールで背中を押し続けたが、フィニッシュの瞬間は悲鳴の後、「あ〜」と一斉にため息が漏れた。UFC王座挑戦経験もある宇野は「(王者)ヴァン選手が強かったですね。あれだけ(平良有利の)グラウンドの展開があったが、(フィニッシュまで)いかせないディフェンス力で、最後は得意のパンチで仕留める。マウントは取られても、バックにいかせないという意識がかなりあったのでは」と脱帽。中村は「まずはタイトルマッチまで来られたってこと(が大きい)」とうなずきつつ、「(平良からすればストップは)まだ早いよってところですよね」と涙に暮れる26歳の心情をおもんぱかった。
当時パンクラスの高橋義生が1997年2月に日本選手としてUFC初勝利を挙げてから30年目。ファン代表の福田は「悔しいっすね〜。絶対勝ってくれると思っていたんですけど、相手が強かったですね」と天を仰ぎ、「でも、ここから平良選手の第2章が始まるので。絶対にチャンピオンになってくれると信じているので、ここからですよ。喜べるのがまた今度に持ち越しってことで、またの機会に絶対に取ってくれると思います」と願いを込めた。
◆UFC(アルティメット・ファイティング・チャンピオンシップ) 米国の総合格闘技団体で現在では人気・実力ともに世界最高峰。1993年11月に第1回大会が開かれ、ホイス・グレイシー(ブラジル)が初代王者に輝いた。「オクタゴン」と呼ばれる八角形のケージ(金網)の中で試合を行われ、男子は8階級、女子は4階級で実施されている。過去に日本選手では近藤有己(ミドル級)、山本喧一(ライト級)、宇野薫(バンタム級)、桜井マッハ速人(ウエルター級)、岡見勇信(ミドル級)、堀口恭司(フライ級)、朝倉海(フライ級)がUFC世界王座に挑戦しているが、いずれも敗れて獲得できなかった。
2026年05月10日 13:18
米国・WWEの「バックラッシュ」(9日=日本時間10日、フロリダ州タンパ)で実現したPLE史上初の日本人女子対決で、明日の女帝アスカはイヨ・スカイとの激闘の末に敗れた。試合後はイヨと涙の和解を果たしたが、大会終了後のポストショーではWWEを去る可能性を指摘された。
試合後にイヨが深々と一礼をすると、アスカは感極まって手で顔を覆いながら号泣した。このシーンについて、ポストショーでコメンテーターを務める元WWE王者のビッグEは「憶測で語りたくはないが」と前置きした上で「これって、もしかして『別れ』の合図なのかな。アスカがこれほど感情的になる姿は、今まで見たことがない」と予測した。
続けて「もしこれが別れなら、とても惜しまれる。彼女はパイオニアであり、WWEに来る前から驚くべきことを成し遂げたが、ここWWEで史上最高の一人としての地位を確立した」と女帝の功績をたたえたが、WWEのオフィシャル配信で解説者の口から「別れ(Goodbye)」の言葉が出たことはWWEユニバース(ファン)に衝撃を呼んだ。
4月に「カブキ・ウォリアーズ」の相棒だったカイリ・セインが解雇された。長年の盟友がWWEを去ったことに加え、試合前にアスカは自身のインスタグラムに、フランク・シナトラの名曲「マイ・ウェイ」をBGMに遠くを見つめる自身の写真を投稿。同曲は「別れの歌」として知られていることから、アスカが「終わり」を示唆したと見る向きもある。
「別れ」がWWEからの離脱を意味するのか、それとも引退なのかはもちろん不明だが、SNS上ではファンから「あなたも去るなんて言わないで」「あなたが終わっていないことを祈っている」「引退しないでください」といった書き込みが殺到している。
2015年9月にWWEと契約。日本時代の「華名」から「ASUKA」にリングネームを変え、第3ブランドのNXTでは女子王者として267連勝を飾った。メインロースター昇格後はWWE女子王座3度、女子世界王座1度で最高峰王座を4度獲得。WW女子タッグ王座は5度も手にして、女子グランドスラムも達成。制御不能の立ち回りで人気を博し、10年以上の長きにわたり、世界最大団体のトップ戦線で活躍してきた。
明日の女帝の去就に注目が集まる。
「WWEバックラッシュ2026」はABEMAにて生中継された。
2026年05月10日 12:58
「総合格闘技・UFC328」(9日、米ニュージャージー州)
UFC世界フライ級タイトルマッチが行われ、挑戦者の平良達郎(26)が、王者ジョシュア・ヴァン(24)=ミャンマー=に5回TKOで敗れ、日本選手史上初のUFC世界王者戴冠はならなかった。
初防衛に成功したヴァンは「神に感謝したい」と喜びを語り、「3回にフィニッシュを狙った賀、平良はタフなモンスターだった」と平良を称えた。
試合は1回、序盤に平良がタックルでヴァンを押し込み、抱え上げて、マットにたたき付けて上に。しかし、逃れられ、再びスタンディングでの戦いとなった。3分過ぎに再び平良がタックルから押し込んでいったが、終了間際にマウントから打撃を入れた。2回も開始30秒過ぎに再びタックル。その後、スタンディングでヴァンのパンチを被弾する場面が目立ったが、2分過ぎに再び突進からテークダウンを奪ったが、決めきれず。残り30秒で強烈な右のパンチを被弾しダウン。追撃は何とか逃れたが、大きなダメージを負った。
3回は一方的に打撃を浴びる展開となり、2分過ぎにパウンドをたたき込まれて、顔から大流血。それでも執念で終盤激し、再びタックルから押し込んでいったが、ダメージを与えるところまではいかなかった。
4回はカーフキックを効かせて、再びテークダウンに成功。逃れようとしたヴァンを三角絞めでとらえようとするも決められなかった。再びスタンディングの状態からヴァンのパンチを被弾した。
5回、1分手前で力を振り絞ってタックルにいったが凌がれ金網を背負う形になると、ボディ、右フックと連打を浴びて、片膝をついたところでレフェリーが試合を止めた。敗戦に平良はマウスピースを放り投げて悔しさを露わにした。
2026年05月10日 12:48
「総合格闘技・UFC328」(9日、米ニュージャージー州)
UFC世界フライ級タイトルマッチが行われ、挑戦者の平良達郎(26)が、王者ジョシュア・ヴァン(24)=ミャンマー=に5回TKOで敗れ、日本選手史上初のUFC世界王者戴冠はならなかった。
2026年05月10日 11:13
米国・AEWの「AEW COLLISION」が9日(日本時間10日)に放送され、インターナショナル王者オカダ・カズチカ(38)のAEW世界王座(現王者はダービー・アリン)挑戦が家庭の事情により変更となった。
オカダは13日(同14日)の「DYNAMITE」(ノースカロライナ州アシュビル)で最高峰王座への挑戦が決定していた。この日の放送ではアリンがPACの挑戦を退け防衛に成功したのだが、試合前にオカダ属する「ドン・キャリス・ファミリー」のドン・キャリスが登場。「オカダは重要な家庭の事情のため、日本に帰らなければなくなった」と、オカダの同王座挑戦が不可能となったことを伝えた。
ドン・キャリスは「オカダの代わりはすでに決まっている。ファミリーの長男でアルファことKONOSUKE TAKESHITA(竹下幸之介)だ。俺の言葉通りに従えば、お前は必ず成功する」と代役に竹下を指名。「私がお前を無名の存在から引き上げ、ケニー・オメガの後継者にした時から描いていた運命を、ついに果たす。私のゲームプランが入っている時のお前は、世界最高のレスラーだ。ベルトを取ってこい」と期待を寄せた。
竹下は次回PPV「DOUBLE or Nothing」(24日=同25日、ニューヨーク)でオカダの持つインターナショナル王座への挑戦が決定済みで、オカダのAEW世界王座挑戦には不快感を示していた。それでも急きょ巡ってきたチャンスに「俺はまだインターナショナル王座も取るつもりだ。だが今はAEW世界王座をドン・キャリス・ファミリーに持ち帰る。オカダとは違ってな」と、ファミリー内で緊張関係が続くオカダを挑発しつつ、ベルト奪取を誓っていた。
2026年05月10日 10:26
米国・WWEのPLE「バックラッシュ」(9日=日本時間10日、フロリダ州タンパ)で実現した、ジーニアス・オブ・ザ・スカイイヨ・スカイと明日の女帝アスカの日本人対決は感動の大団円となった。
昨年後半からイヨは盟友リア・リプリーとの「リヨ」、アスカはカイリ・セインとの名コンビ「カブキ・ウォリアース」で遺恨抗争を続けてきたが、リアがWWE女子王者となりスマックダウンに移籍して「リヨ」は解散。アスカからパワハラを受けるカイリに対し、イヨは救出に動くも、カイリは4月に大量解雇の波にのみ込まれWWEを離れることになった。
キーパーソンの途中退場する中で、PLE史上初となる日本人女子決戦。ゴングが鳴ると、観衆からは「We want Kairi!(カイリを出せ!)」のチャントが起きる。その数は実に3回。WWEユニバース(ファン)は決戦中もカイリの復帰運動を展開したが、それをかき消すような激闘となる。イヨがダブルフットスタンプから流れるようなミサイルキック。アスカはイヨのジャーマンに耐え、ワキ固め、飛びつきアスカロックを決めて譲らない。
イヨもおきて破りのアスカロックを繰り出すと、女帝はイヨの雪崩式ハリケーンラナを高度な丸め込みで切り返し、逸女得意のトペ・スイシーダにはエルボーでカウンターだ。場外戦は実況席デスク上での攻防に移り、アスカはイヨを何度も痛い目にあわせてきた毒霧を噴射。ところがイヨは、実況席にあった原稿フォルダーを顔の前に差し出して、ブルーミストを遮断。驚きの防御を見せると、不敵な笑みを浮かべた。
続けて実況席からのクロスボディー、ムーサルトアタックとたたみかける。それでも女帝は、月面弾をかわして腕ひしぎ十字固めから再びアスカロックだ。イヨを失神寸前まで追い詰めるが、逸女は執念で耐え抜く。日本の誇るトップレスラー2人のすさまじい激闘に、観衆からは「これぞ名勝負!」チャントが上がった。フィニッシュも鮮やかだ。女帝のジャーマンスープレックスをしのいだイヨは、お返しのジャーマンからダブルニー。とどめは必殺のムーンサルトプレスで完璧な3カウントを奪った。
名勝負の後にはサプライズが待っていた。勝利したイヨは、日本人スーパースターの先駆者として道を切り開いてきた女帝に深々と一礼。感極まったアスカは顔を覆って号泣する。2人はそのままリング中央で熱いハグをかわす。死力を尽くしてカイリショックを乗り越えたイヨとアスカが、ついに和解を果たした。アスカはイヨの顔にリアがしたようなキス。温かい拍手と歓声の中、再度の抱擁で逸女と女帝は「家族」に戻った。
「WWEバックラッシュ2026」はABEMAにて生中継された。
2026年05月10日 10:00
【プロレス蔵出し写真館】nWoジャパンの総帥・蝶野正洋と全日本プロレスのエース、三沢光晴の夢の顔合わせが実現した。
今から28年前の1998年(平成10年)8月14日、中央区銀座の富士フォトサロンで17日から開催される「第2回プロレス写真記者クラブ展」のオープニングパーティーに2人が駆けつけた(過去、プロレス大賞での絡みはあったが、ビッグネームになってからは初対面)。
写真映えする、大物同士をゲストに迎えるというコンセプトのもと、2人を招いた。
蝶野は「いろいろ改革を始めようとしているのは知っている。上を目指そうという点ではオレたちと相通じるものがある。プロレス界の古い体質は変えていかなければいけない」と話すと、三沢も「会社的なものがクリアされれば(交流戦は)いつでもOKだと思うよ」と和やかに談笑し、お互いの電話番号を交換した後も話し込んだ。
仙台へ向かう予定があった三沢に、仲田龍取締役が気をもんだ。2人の話し合いは長く続き、マスコミは離れて見守った。結局、三沢は新幹線を最終便に変更する。
さて、2002年(平成14年)2月1日、新日本プロレスの北海道立総合体育センターでの「猪木問答」で、蝶野はオーナーのアントニオ猪木から現場監督を任された。
オーナー猪木の独裁により長州力、マサ斎藤、永島勝司取締役は発言力を失っていた。1月に武藤敬司、小島聡、ケンドー・カシンと新日本の中枢にいた5人の社員が辞表を提出して、全日プロへ移籍した。
蝶野は当時を振り返り「リングの上で『現場仕切れ』って言われたが、猪木オーナーの下にいる新日本の取締役、運営側はみんな反目だった。そんな状況で(現場を)引き渡された。マスコミから『5月の東京ドーム大会はどうするんですか?』って聞かれたけど、やるやらないという段階じゃなかった。中側(内部)がもう崩壊というか、そういう方向に向いてなかった」と明かす。
「これどうなってるんだっていう状況で誰も動かない。オレは別に会社から取締役だとか、現場監督って任命を受けてなかったけど、行動を起こした。行き過ぎた行動っていえば行き過ぎた行動だったかもしれない」
蝶野は、プロレスリング・ノアを興しエースとして君臨していた三沢に電話して出場の約束を得る。初対面から約4年後に夢の初対決が5・2東京ドームのメインイベントに決定した。
「それしかないだろっていうカードだよね。自分が商品として動かせるハードはないのか?っていう選択だった」
ドームは超満員5万7000人の観衆で埋まった。セミファイナルが終わると、三沢コールが湧き起こった。新日本の会場に三沢のテーマ曲「スパルタンX」が鳴り響くと、観客は興奮状態だ。
2人はケンカキックとエルボーの真っ向勝負を展開。花道で蝶野がパイルドライバーを決めると、三沢がまさかのエメラルドフロウジョンで叩きつける。リング上では猪木イズムと馬場イズムが交錯した。三沢が卍固めを決めれば、蝶野は河津落とし。三沢は16文キックばりの蹴り。さらにランニングネックブリーカーを繰り出した。
最後は三沢が倒れ込むようにエルボーを突き刺し、意識もうろうの蝶野がカウント2・9で返したところで30分時間切れのゴングが鳴った。
テレビ朝日系で19時から21時まで生放送された平均視聴率は7・1%。瞬間最高視聴率は9・9%だった。
「メイン直前、テレビの生放送が始まるところで、オレと猪木さんの2人が控室にいるっていう絵を撮るっていうことでスタンバイしていた。だからアップ(練習)をする時間がなかった。結局(テレビは)1分半ぐらい流すけど、びっくりするぐらい猪木さんとまったく何の会話もなかった。急に入れられたスケジュールで、オレも猪木さんとちゃんと話してなかったから」
猪木はドーム大会翌日に会見すると「(満員になったのは)オレが営業を手伝ったから」と語り、今後のノア勢参戦には「傭兵に頼っていると滅亡する」と否定的な考えを口にし、成功したのは「小川(直也)、橋本(真也)、高山(善廣)、(ドン)フライが良かった」と猪木軍団のおかげだと言わんばかりだった。さらに、地方サーキットに小川は必要とまで語った。
蝶野を現場監督にして全権委任したかに見えたが、あっさりと反故にしたのだった。
「オレも猪木さんに対して反目。猪木さんからしたら新日本改革が進行してるからオレもたぶん邪魔な存在だったと思う。オレが一番邪魔だったかもしれないな。オレがやってたT2000って(格闘技路線と)真逆だから。でもそれで新日本は興行作ってた。だからオレはオレを簡単に引きずり降ろせないっていう自信はあった」
蝶野は「(三沢との試合は)格闘技路線のリングに2人でプロレスの旗を立てられた。そんな感じだった」と振り返った。
ドーム大会は成功に終わったが、その後の新日本のリングは蝶野の純プロレスと、猪木の格闘技路線のせめぎ合いが続いたのだった(敬称略)。