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熱戦を「演出」した茂木宏美コースセッティング担当が大会を総括「ゴルフの魅力を再認識できました」

2026年05月10日 17:44

◆女子プロゴルフツアー 今季メジャー初戦 報知新聞社後援 ワールドレディスサロンパスカップ 最終日(10日、茨城GC西C=6718ヤード、パー72)  1打差2位からスタートした河本結(リコー)が1イーグル、4バーディー、4ボギーの70で回り、通算1オーバー。逆転で初のメジャー制覇を達成した。最終18番パー4で第2打をピン右1メートルにつけるスーパーショットでバーディーを決めた。昨年10月のスタンレーレディスホンダ以来のツアー通算5勝目。2打差の2位は鈴木愛(セールスフォース)だった。  大会を主催する日本女子プロゴルフ協会の茂木宏美コースセッティング担当が大会を総括した。  難コースで優勝した河本に対しては最大限の賛辞を贈った。  「お見事でした。18番の最後の第2打は、あのようなショットを打ってほしかったので、あの位置(手前から19ヤードのセンター)にピンを切りました。距離が長かったと思いますが、180ヤード近くあったと思いますが、球の高さ、強さ、落とし場所、全てが完璧でした。素晴らしいプレーを見せてもらって、優勝、本当におめでとうございます」  河本の優勝スコアは通算1オーバー。4日間トータルの平均スコアは76・0054。強風が吹き荒れた第3日は79・7424まで落ち込んだ。  「この難しいセッティングの中、耐え抜いて、最後の最後は本当にいいプレーを見せてくれたと思います。強風となった第3日は本当に難しかったと思うので、ギリギリのところで、全選手が精いっぱい、パーで耐えたり、ボギーで耐えたりしていました」  今大会の大きな見所はツアー史上最短の98ヤードに設定された15番パー3だった。今年は2023年以来、3年ぶりの西コース開催。160ヤードだった15番パー3は62ヤードも短くなり、ツアー史上最短の98ヤードに。ティーエリアと2段グリーンの間には大きな池が広がる。グリーン手前は傾斜になっており、芝は短く刈り込まれた。アマチュアのような直接の池ポチャはプロではあり得ないが、ピン位置が2段グリーンの下に設定された場合、バックスピンで池に落ちる危険があり、強風が吹いた第3日は計13発(11人)の「池ポチャ」があった。その一方で、最終日には鈴木愛が50度のウェッジで今大会唯一のホールインワンを達成した。  「選手の技術をたくさん見せてもらうことができて、私自身すごく感動しましたし、刺激をもらいました。ウェッジでのフルショットではなく、わざとヘッドスピードを落としてボールを運ぶようなコントロールショットでしっかりとスピンをコントロールしている選手を多く見ました。そういう選手は飛ばし屋ではないことが多く、ゴルフの魅力を再認識できました。今回のチャレンジングな試みが、今後のセッティングにつながるような良い経験になりました。今後もメリハリを利かせたセッティングを考えていきたいです。選手の14本のクラブの技術を引き出すことはもちろん、選手が今持っている技の引き出しを、お客さんに一つでも多く見せられるようなセッティングを考えていきたいです。すごく良い経験をさせてもらいました」  熱戦の裏側には、13年のワールドレディスサロンパスカップ覇者でもある茂木セッティング担当の絶妙な「演出」があった。

  • ゴルフ
  • 吉田鈴は通算10オーバーの11位 ショット苦戦も「経験になると思うしかない」 初V目指してスイング調整

    2026年05月10日 18:42
    ◆女子プロゴルフツアー 今季メジャー初戦 報知新聞社後援 ワールドレディスサロンパスカップ 最終日(10日、茨城GC西C=6718ヤード、パー72)  4打差8位から出た吉田鈴(大東建託)は2バーディー、4ボギー、1ダブルボギーの76と落とし、通算10オーバーの11位だった。前半に1つ伸ばすも、後半は「41」とスコアを落とし、「バックナインが思うようにいかなかった」と振り返った。  1番で3メートルを沈めてバーディー発進。3番パー5でも伸ばした。だが11番では第2打をグリーン奥に外し、次のショットもグリーンに乗せることができなかった。続く4打目は強く入ってしまい、カップを大きくオーバー。痛恨のダブルボギーで流れを崩した。最終日は悔しい結果となったが、「3日間いいプレーできた。ちょっとずつ成長してるんじゃないかな」と手応えの残る大会となった。東コースで行われた昨年大会は予選落ち。今年は上位争いを繰り広げ「去年よりはマネジメント力は上がっている」と1年前からの成長を感じていると話す。  第3ラウンドは強風が吹き荒れ、15年ぶりに全選手がオーバーパーをたたくほどタフなコンディションに。優勝スコアも1オーバーと3年ぶりのオーバーパー決着に。自身も4日間のパーオン率が48・61%となったように、多くの選手がグリーンを狙うショットに苦戦。「いいショット(だと思った一打)がいいショットにならなかった。来年以降も経験には残る。ミスはしたが、経験になると思うしかない」と今後につながる1週間になったと振り返った。  次週はSkyRKBレディス(15〜17日、福岡)に出場。3日間大会なこともあり、コースへ入るのを遅くして臨むという。「バックナインでスイングが思うようにいかない部分があった。ちゃんと休んで、しっかりトレーニングして、スイングのずれているところを直して、また一からプレーできるように」と体を一時休め、フレッシュな状態で初優勝を目指す。

  • 首位スタートの福山恵梨は77と苦しみ6位 初優勝を逃すも「メジャーを満喫できました」

    2026年05月10日 18:19
    ◆女子プロゴルフツアー 今季メジャー初戦 報知新聞社後援 ワールドレディスサロンパスカップ 最終日(10日、茨城GC西C=6718ヤード、パー72)  1打差2位からスタートした河本結(リコー)が1イーグル、4バーディー、4ボギーの70で回り、通算1オーバー。逆転で初のメジャー制覇を達成した。2打差の2位は鈴木愛(セールスフォース)だった。  首位でスタートした福山恵梨(松辰)は2バーディー、5ボギー、1ダブルボギーの77と苦しみ、通算7オーバーの6位に終わった。プロ16年目の33歳は、悲願のツアー初優勝に6打及ばなかったが「メジャーを満喫できました」と爽やかに話した。  福山が勝利への流れを逃したのは6番パー5だった。2位の河本を1打リードして迎えたロングホール。河本は第2打をグリーン左まで運び、第3打でチップインイーグルを決めた。一方、福山は右バンカーからの第3打をグリーンオーバー。第4打をショートさせ、パー5で痛恨のボギー。たった1ホールで河本に3打の差をつけられ、逆転を許し、その後は差が開いた。  河本、桑木志帆(大和ハウス工業)の優勝経験者と回った最終組について福山は「やっぱり緊張感もあって、みんな、いいゴルフをしていて、楽しかったです」と、すがすがしく語った。  プロ16年目の33歳。下部のステップアップツアーでは5勝を挙げているが、レギュラーツアーは未勝利でシード権を獲得したこともない。「今年、頑張れなかったら、もう、ないかもしれない」と不退転の決意で今シーズンに臨んでいる。今回はメジャーでの金星を逃したが、意欲が衰えることなく、むしろ、みなぎる。「優勝争いの位置でプレーすることができて、いい経験になりました。また、次こういう機会があれば、しっかり勝ちたい、と思いますので、頑張りたいです」と前向きに話した。

  • 「生まれ変わっても私のお母さんで」 新メジャー女王・河本結が母の日に親子でかわした“涙の抱擁”

    2026年05月10日 18:10
    <ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ 最終日◇10日◇茨城GC西コース(茨城県)◇6718ヤード・パー72>残り1メートルのウイニングパットを決める直前、河本結の母・美由紀さんは涙を拭った手を合わせ、祈るようにグリーン上を見つめていた。娘が両手を挙げて喜ぶ姿を見届けると、すぐに「やったー」と歓喜。そしてアテストに向かう時、親子はかたい抱擁を交わした。この時、娘から思いを込めた「ありがとう」の言葉。それを聞くと、母は涙をこらえることができなかった。 【写真】飛ばし屋の弟・河本力も駆けつけました 今年の母の日は、河本家にとって特別な一日になった。ただ、そこにたどり着く道のりは、決して楽なものではない。5番パー5では、58度で打ったピン横11ヤードからの3打目アプローチを直接決めてイーグルを奪い、大歓声を浴びたが、その後は、後続を突き放しながらも、15番のホールインワンなど2イーグルを奪い猛追してきた鈴木愛らと並ぶ時間も過ごした。ただ、27歳になった河本は「人のスコアを意識することはなかった。自分がどうアンダーパーであがるかを考えていました」と冷静だ。「すごく大人になった」と振り返るシーンがある。それがトータル3オーバーの首位タイで迎えた17番パー5。残り86ヤードから58度で打った3打目を30センチにつけ、勝ち越しに成功したホールだ。このスーパーショットはコースを沸かせたが、本人はそこにつながるセカンドショットに価値を見出した。「残り230ヤードくらいで、木があって、UTで打てばグリーン近くまではいける。ただ(無理に狙って)ラフからの3打目になるとフォローが吹いて難しい。だからフェアウェイに刻んだ。若い頃なら絶対にガンガンいってました。あそこで7番アイアンで刻めたのは、今週のコースに向いていたマネジメントだし、いいメンタル状態でした。デビューしてから何年もやってきたことが、身になってるんだなと思えた。成長を感じられたのがうれしかった」そんな“成長”した姿を、これまで一番近くで支えてくれた人の目にも焼き付けることができた。河本にとって母は「尊敬している憧れ」の存在。「お母さんという感覚がなくて、友達みたい。美由紀ちゃんって呼んでるし、ゴルフの話もすれば、プライベートのことも相談する。自分に子供ができた時にも、そうやって過ごせるようになりたい」。そんな最愛の母だが、ゴルフへの助言は厳しい。「『死ぬほどパターの練習をしろ』とか言われます」。もちろんそれが「そう言ってくれる人が近くにいないとダメだし、言い続けて欲しいです」という "愛ある言葉”なのは理解している。2020年から米国で戦ったが、翌年に撤退するという挫折も味わった。そこからは日本でシードが取れない時期も続いた。母はこの時期を思い出すと、「何もしてあげることができず、つらかった」と言葉を詰まらせる。時に厳しい言葉を送るが、こんな想いも胸に秘めている。「そんなにストイックにしなくても、もう少し緩めてもいいんじゃないか」。その努力がメジャー優勝という、大きな実になったことも知っている。河本が今、目指しているのは「年間女王」。そのためにメンタルトレーニングから歩く姿勢など、“これだ”と思うものは自分の生活に取り入れ、節制することもいとわない。「準備でしか差が出ない」というのが今、大事にしていること。試合中の食事は、オフにアスリートフードマイスターの資格を取得したマネジャーによって作られたものを摂り続けている。「夏バテするので、そこで(これまでとは)変わると信じてます」。女王になるためには、1年間通じての活躍が不可欠だ。「裕福な家庭ではないなか、私と弟(プロゴルファーの力)がゴルフをするため、貯金を崩しながらやってくれた。感謝しています。母が強いので、そのタフなメンタルは受け継いだと思っている。生まれ変わっても、私の母でいてほしい。大好き。愛してる」今回の優勝で3年間の複数年シードを手に入れたが、米国再挑戦について聞かれても「今は年間女王になることしか考えていない。それを達成したら考えるかも」と覚悟を決めている。メジャー優勝で400ptを獲得し、メルセデス・ランキングは5位まで浮上した。母は「最高の娘です」という言葉を送る。これからも大事な家族の支えを受けながら、目標に向かって“ストイック”に邁進していく。(文・間宮輝憲) ワールドLサロンパスC 最終結果 河本結 プロフィール&成績 【写真】ショーパン姿がまぶしい! 河本結のJK時代 【河本きょうだい対談】「足して2で割りたい(笑)」お互いにうらやむ“最強の武器”は? 米国女子ツアー リーダーボード

  • 桑木志帆 逆転メジャーVならず2週連続4位 「まだまだ改善点がいっぱい」 伸びしろ十分で2年ぶり見据える

    2026年05月10日 18:03
    ◆女子プロゴルフツアー 今季メジャー初戦 報知新聞社後援 ワールドレディスサロンパスカップ 最終日(10日、茨城GC西C=6718ヤード、パー72)  1打差2位から出た桑木志帆(大和ハウス工業)は2バーディー、4ボギーの74と落とし、通算5オーバーで4位となり、24年のJLPGAツアー選手権リコー杯以来のメジャー制覇はならなかった。

  • 熱戦を「演出」した茂木宏美コースセッティング担当が大会を総括「ゴルフの魅力を再認識できました」

    2026年05月10日 17:44
    ◆女子プロゴルフツアー 今季メジャー初戦 報知新聞社後援 ワールドレディスサロンパスカップ 最終日(10日、茨城GC西C=6718ヤード、パー72)  1打差2位からスタートした河本結(リコー)が1イーグル、4バーディー、4ボギーの70で回り、通算1オーバー。逆転で初のメジャー制覇を達成した。最終18番パー4で第2打をピン右1メートルにつけるスーパーショットでバーディーを決めた。昨年10月のスタンレーレディスホンダ以来のツアー通算5勝目。2打差の2位は鈴木愛(セールスフォース)だった。  大会を主催する日本女子プロゴルフ協会の茂木宏美コースセッティング担当が大会を総括した。  難コースで優勝した河本に対しては最大限の賛辞を贈った。  「お見事でした。18番の最後の第2打は、あのようなショットを打ってほしかったので、あの位置(手前から19ヤードのセンター)にピンを切りました。距離が長かったと思いますが、180ヤード近くあったと思いますが、球の高さ、強さ、落とし場所、全てが完璧でした。素晴らしいプレーを見せてもらって、優勝、本当におめでとうございます」  河本の優勝スコアは通算1オーバー。4日間トータルの平均スコアは76・0054。強風が吹き荒れた第3日は79・7424まで落ち込んだ。  「この難しいセッティングの中、耐え抜いて、最後の最後は本当にいいプレーを見せてくれたと思います。強風となった第3日は本当に難しかったと思うので、ギリギリのところで、全選手が精いっぱい、パーで耐えたり、ボギーで耐えたりしていました」  今大会の大きな見所はツアー史上最短の98ヤードに設定された15番パー3だった。今年は2023年以来、3年ぶりの西コース開催。160ヤードだった15番パー3は62ヤードも短くなり、ツアー史上最短の98ヤードに。ティーエリアと2段グリーンの間には大きな池が広がる。グリーン手前は傾斜になっており、芝は短く刈り込まれた。アマチュアのような直接の池ポチャはプロではあり得ないが、ピン位置が2段グリーンの下に設定された場合、バックスピンで池に落ちる危険があり、強風が吹いた第3日は計13発(11人)の「池ポチャ」があった。その一方で、最終日には鈴木愛が50度のウェッジで今大会唯一のホールインワンを達成した。  「選手の技術をたくさん見せてもらうことができて、私自身すごく感動しましたし、刺激をもらいました。ウェッジでのフルショットではなく、わざとヘッドスピードを落としてボールを運ぶようなコントロールショットでしっかりとスピンをコントロールしている選手を多く見ました。そういう選手は飛ばし屋ではないことが多く、ゴルフの魅力を再認識できました。今回のチャレンジングな試みが、今後のセッティングにつながるような良い経験になりました。今後もメリハリを利かせたセッティングを考えていきたいです。選手の14本のクラブの技術を引き出すことはもちろん、選手が今持っている技の引き出しを、お客さんに一つでも多く見せられるようなセッティングを考えていきたいです。すごく良い経験をさせてもらいました」  熱戦の裏側には、13年のワールドレディスサロンパスカップ覇者でもある茂木セッティング担当の絶妙な「演出」があった。

  • 韓国の17歳アマがメジャーで“飛ばし1位”を記録 300y超えの秘訣は?「幼い頃から…」

    2026年05月10日 17:26
    <ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ 最終日◇10日◇茨城GC西コース(茨城県)◇6718ヤード・パー72>今大会4日間で平均飛距離278.5ヤードを記録。韓国の17歳アマチュア、オ・スミンが2位に14.375ヤード差をつけ、堂々のドライビングディスタンス1位に輝いた。 【写真】シャフトのしなりがエグい… 17歳はアイアンも規格外だった 初日は平均279ヤードをマークし、17番で311ヤードを記録した2日目は平均292ヤードを計測。さらに、1番で301ヤードを放った3日目も282.5ヤードと安定していた。最終日は平均260.5ヤードとやや落としたものの、最後まで“飛ばし屋”ぶりを印象づけた。173センチの長身から繰り出される迫力あるショット。飛距離の秘訣は「幼い頃から飛距離を出したいと願いながら一生懸命練習してきた」と明かすように、ジュニア時代から“振る”ことを徹底してきた。「ドライバーで強く打つ」ことはもちろん、「軽いクラブでも強く打つ」練習を繰り返し、飛距離を磨いてきた。それでも「何よりも一番効果があるなと思うのは、練習ラウンドや試合でいかに強く振るか、ということ。それが自分の力になっている」。実戦の中でも同じ意識を貫いてきたことが、現在の武器につながっている。初日から2日目まで2位タイをキープし、上位で決勝ラウンドに進出。しかし、3日目に「87」と崩れると、最終日も「81」とスコアを落とし、トータル21オーバー・58位で大会を終えた。「ちょっと辛かった」と、好スタートを切っていただけに悔しさをにじませた。今季の課題に挙げているのは、プレー中のメンタルコントロール。この4日間もミスをした際の気持ちを「きっちり管理できなかった」と振り返り、「今後の課題」と前を向いた。憧れはミンジー・リー(オーストラリア)やネリー・コルダ(米国)。最大の目標は「ゴルフといえば“オ・スミン”と名前が残るような選手になりたい」と掲げ、世界的な選手への憧れを口にした。現時点で日本ツアーの出場予定はないものの、「機会があればぜひ出場したい」と再来日にも意欲。将来の活躍から目が離せない。(文・高木彩音) ワールドLサロンパスC 最終結果 オ・スミン プロフィール&成績 なぜ最長337ヤードも飛ぶ? 162のドラコン女子は右手を“ヨコから”握っていた 韓国の17歳飛ばし屋が仰天の2オン「圧倒的に強い選手になりたい」 米国女子ツアー リーダーボード

  • 鈴木愛、ホールインワンに絶叫「ギャ〜!」 53位で予選通過→2位「劇的にジャンプアップできた」

    2026年05月10日 17:05
    ◆女子プロゴルフツアー 今季メジャー初戦 報知新聞社後援 ワールドレディスサロンパスカップ 最終日(10日、茨城GC西C=6718ヤード、パー72)  ツアー22勝の鈴木愛(セールスフォース)が11位で出て2イーグル、3バーディー、2ボギーでこの日ベストの67をマークし、通算3オーバーで2位に入った。  最終日のバックナインに猛チャージした。  首位と6打差の11位で出た鈴木は12、13番で連続バーディーで迎えた15番。ツアー史上最短の98ヤードに設定されたパー3(実測89ヤード)で50度ウェッジを振り、ホールインワンを達成した。「(打球が)トントンと跳ねて『あ、いいとこかな』と思ったら消えたので、『ギャ〜ッ!』みたいな感じだった」と笑顔で振り返った。  直後の16番でボギーをたたいた後の17番パー5。残り239ヤードから3ウッドで2オンに成功し、11メートルをねじ込んでイーグルを奪った。15番はホールインワン賞200万円、17番はイーグル賞100万円(複数均等割り)が設定され、臨時ボーナスをゲット。「今まで頑張ってきたご褒美が15番と17番で取れた。おいしいものでも食べようかなと思います」と語った。  首位の河本結(リコー)と1打差の2位でホールアウト。ショットやパター練習などを約1時間行い、河本が優勝した知らせが届いた。プレーオフに突入する可能性を「プレーオフだけは嫌だなと思ってたから、モヤモヤしてた。1時間は長い…。早く帰りたかった」と苦笑いを見せた。  初日は74で29位で発進。2日目は最終18番でバーディーを奪い、カットラインの6オーバーに乗せて53位でギリギリ予選を通過した。強風が吹き荒れた3日目は最少スコアの74をマークし、11位に浮上。この日も全体ベストの67をたたき出して2位でフィニッシュ。2017、19年賞金女王の実力を見せつけた。  鈴木は「予選は本当にギリギリ(通過)だったので、劇的にジャンプアップできた。ここまで上がってこられるとは思ってなかったので、すごく成長した2日間だった。ドライバーとアプローチがすごく良かった」と自画自賛した。  次週は昨年4位のSky・RKBレディス、6月には海外メジャーの全米女子オープンが控える。鈴木は「来週も得意な試合だし、いい状態で全米を迎えられたら」と今後を見据えた。(星野 浩司)

  • 宮里藍さんが大会総括「難しいセッティングだからこそ、最後はしびれる展開に」 勝者河本結のマネジメント力を絶賛

    2026年05月10日 16:58
    ◆女子プロゴルフツアー 今季メジャー初戦 報知新聞社後援 ワールドレディスサロンパスカップ 最終日(10日、茨城GC西C=6718ヤード、パー72)  元世界ランク1位の宮里藍さんが大会を総括した。

  • 史上最短98Y(実測89Y)パー3で最終日は池ポチャなし 平均スコアは2・74で最も易しいホールに

    2026年05月10日 16:35
    ◆女子プロゴルフツアー 今季メジャー初戦 報知新聞社後援 ワールドレディスサロンパスカップ 最終日(10日、茨城GC西C=6718ヤード、パー72)  今大会の大きな見所は、ツアー史上最短の98ヤードに設定された15番パー3だった。第3日は、グリーン手前から9ヤード、左端から3ヤード(実測値93ヤード)の難しい位置に設定され、さらに、強風が吹き荒れたこともあり、計13発(11人)の「池ポチャ」があった。  最終日のピン位置はグリーン手前7ヤード、右端から4ヤード(実測値89ヤード)。最終日は、選手が対応し、風も穏やかだったこともあり、池ポチャした選手はいなかった。平均スコアも2・7424で、18ホール中、最も易しいホールとなった。鈴木愛(セールスフォース)は50度のウェッジで今大会唯一のホールインワンを達成。特別協賛の久光製薬提供の特別賞金200万円をゲットした。  今年は2023年以来、3年ぶりの西コース開催。160ヤードだった15番パー3は62ヤードも短くなり、ツアー史上最短の98ヤードに。ティーエリアと2段グリーンの間には大きな池が広がる。グリーン手前は傾斜になっており、芝は短く刈り込まれている。アマチュアのように直接の池ポチャは、プロではあり得ないが、ピン位置が2段グリーンの下に設定された場合、バックスピンで池に落ちる危険がある。  赤杭(くい)の場合、ボールが落ちた地点からピンに近づかない地点で2クラブ長以内から第3打を打てるが、今大会の15番の池は黄色杭のため、打ち直しの第3打は、ティーエリアが最善策となる。池に落とした場合、ボギーでしのぐことは難しく、ダブルボギー以上を覚悟しなければならない。  第1日のピンポジションは手前から6ヤードの難しい位置(実測値は91ヤード)に設定され、池ポチャが連発。7人が池にボールを落とした。平均スコアはパーを超える3・1833(難度は18ホール中13番目)となった。  第2日のピンポジションは手前から18ヤード、奥から10ヤード(実測102ヤード)。2段グリーンの上に設定されたため、易しいホールとなり、平均スコアはパーを下回る2・9244(難度は18ホール中16番目)となった。  第3日のピンポジションは、グリーン手前から9ヤード、左端から3ヤード(実測値93ヤード)。第1日と同様に難しい位置で、さらに、強風が吹き荒れるタフな状況となり、13発の池ポチャがあった。今季1勝でメルセデスポイントランク2位の若手実力者の菅楓華(ニトリ)は2発も池ポチャして「7」の大たたきを喫した。平均スコアはパーを超える3・3939(難度は18ホール中13番目)となった。  日本女子プロゴルフ協会の茂木宏美コースセッティング担当は「ウェッジの短いクラブで、スピンコントロールの技術が求められます」と解説。スピンコントロールに成功すればバーディーチャンスとなり、失敗すれば池ポチャ…。ホールインワンもあれば、7の大たたきもあり。100ヤードもない超ショートホールは新たな名物ホールとなった。

  • 荒木優奈 3差3位に悔し涙止まらず 「めっちゃ悔しいです。後半下手すぎて…」 次週のホステス大会へ「結果で恩返しするのが一番」

    2026年05月10日 16:17
    ◆女子プロゴルフツアー 今季メジャー初戦 報知新聞社後援 ワールドレディスサロンパスカップ 最終日(10日、茨城GC西C=6718ヤード、パー72)  2打差4位から出た荒木優奈(Sky)は2バーディー、2ボギーの72と伸ばせず、通算4オーバーで3打差の3位となった。一時は首位に並ぶも16番で痛恨のボギー。メジャー初優勝はお預けとなり「めっちゃ悔しいです。後半下手すぎて…」と悔し涙を流した。  2打差逆転を目指したこの日。3番パー5で3打目をピン右2・5メートルに運び、バーディー先行。4番はグリーン左手前のバンカーからの3打目を寄せられず落とすも、5番パー5でバウンスバック。2オンを狙った一打はグリーン左のラフへ。続く第3打をグリーンに乗せることができなかったが、チップインバーディーでスコアを伸ばした。  首位と1打差で後半に向かうと13番で4メートル、14番で1・5メートルのパーパットをねじ込むなど、粘り強いプレーを見せた。だが、首位に並んで迎えた16番。第2打をショートサイドのバンカーを打ち込んだ。「うわっ」とミスショットに肩を落とした。3打目でもグリーンに乗らず。勝負所でスコアを落とし、惜敗した。  優勝すれば3年シードが得られるメジャー大会。かける思いは大きかったからこそ、3打差届かず「勝ちたかった。近いところに(優勝が)あったから、余計に悔しい」と涙が止まらなかった。それでも、ルーキーイヤーの昨年は4つのメジャーで3試合でトップ10入り。「意外に難しいセッティングもできるじゃん」と自信を深めた。「去年3つトップ10に入ったから、今年も外れたくなかった。トップ10に入れたのは良かった」とメジャー自己最高の3位には納得している部分もあると話した。  次週のSkyRKBレディス(15〜17日、福岡)は所属先が大会特別協賛となっており、ホステスプロとして臨む。「来週はピンを攻めるゴルフができると思う。思い切ってプレーしたい。ホステスなので、結果で恩返しするのが一番。しっかり頑張りたい」と涙をぬぐい気持ちを切り替えた。

  • 佐久間朱莉が意地の6位フィニッシュ「ちょっとは気持ち良く帰れる」 前日の「81」から復調

    2026年05月10日 16:08
    ◆女子プロゴルフツアー 今季メジャー初戦 報知新聞社後援 ワールドレディスサロンパスカップ 最終日(10日、茨城GC西C=6718ヤード、パー72)  24位から出た昨季年間女王の佐久間朱莉(大東建託)が4バーディー、1ボギーの69をマークし、通算7オーバーの6位で大会を終えた。「今日いいスコアを出せたので、ちょっとは気持ち良く帰れると思う」。9位で決勝ラウンドに進むも、強風が吹き荒れた前日の第3ラウンドで81をたたき後退。最後に意地を見せた。  グリーンが小さいうえに硬く、難しいセッティングが施されたメジャー大会。優勝争いから離れた位置からの最終日となったが「いけるところまで伸ばしていこうと。今週はグリーンに乗らないことが多いので、そこからのアプローチをしっかりして、耐えられるところはしっかり耐えていきたいということを1週間テーマにしてやっていた。今日は特にそれができた」と振り返った。  大会前に腰痛を発症し、痛み止めを服用しながらの4日間となった。「この取りたい大会にいいコンディションを持ってこられなかったので、そこはちょっと悔しい。今日はほとんど痛みがなかった。また来週以降も試合があるので、そこに向けて頑張りたい」と気持ちを切り替えた。

  • 地元期待の人気プロ金沢志奈は4位健闘「優勝を意識してプレーしました。応援が力になりました」

    2026年05月10日 15:49
    ◆女子プロゴルフツアー 今季メジャー初戦 報知新聞社後援 ワールドレディスサロンパスカップ 最終日(10日、茨城GC西C=6718ヤード、パー72)  1打差2位からスタートした河本結(リコー)が1イーグル、4バーディー、4ボギーの70で回り、通算1オーバー。

  • 河本結が母と弟の前で逆転でメジャー初優勝

    2026年05月10日 15:48
     「女子ゴルフ・ワールド・サロンパス・カップ・最終日」(10日、茨城GC西C=パー72)  今季国内女子ゴルフツアーのメジャー初戦。首位と1打差の3オーバーでスタートした河本結(27)=RICOH=が、逆転でのツアー5勝目、メジャー初制覇を果たした。  序盤は首位の福山恵梨と互角のスタート。ともに1打ずつ伸ばして迎えた5番パー5。福山はグリーン右手前のバンカーショットが、グリーンオーバーの“ホームラン”と苦戦。一方の河本は2打目をグリーン左のセミラフへ。そこから11ヤードのアプローチは、ラインを完璧に読んで、カップに吸い込まれた。  この日「スタート直前に間に合いました」という弟・力も見守る前での、チップインイーグル。この時点で河本は通算イーブンパー、このホールをボギーとした福山を逆転して、単独首位に立った。  しかし7、9番でいずれもアプローチが強めに入り、通算2オーバーで折り返す。  後半に入ると、崩れていった福山に代わり、鈴木愛が猛烈にスパート。12、13番で連続バーディー。さらには15番でホールインワン。ボギーを挟んで、17番でもイーグル。鈴木はこの日5アンダー、通算3オーバーという“クラブハウスリーダー”の形でホールアウトした。  河本も13、14番と連続ボギーで3オーバーとなったが、17番パー5、そして18番パーとしびれるところで、しっかりとチャンスにつけ、連続バーディーフィニッシュ。見守った力、そして母・美由紀さんが泣き笑いの表情で河本と抱き合って、勝利を喜び合った。  母の日の、最高のプレゼントに美由紀さんは「つらいときに近くにいても何もしてやれなかったのに、こうして目の前で優勝を見せてくれて、本当に幸せです」。力も「家族として、本当にうれしい。僕も全米予選で回って難しい、と思ったコース。メンタルも、技術も強いな」と姉をたたえていた。

  • 河本結の弟・力「勝者にふさわしい勝ち方」 姉のメジャー制覇に喜び きょうだい年間王獲得へ「負けないように早く優勝」

    2026年05月10日 15:42
    ◆女子プロゴルフツアー 今季メジャー初戦 報知新聞社後援 ワールドレディスサロンパスカップ 最終日(10日、茨城GC西C=6718ヤード、パー72)  1打差2位で出た河本結(リコー)が1イーグル、4バーディー、4ボギーの70で回り、通算1オーバー。逆転で初のメジャー制覇を達成した。昨年10月のスタンレーレディスホンダ以来のツアー通算5勝目。目標に掲げる年間女王へ、弾みをつけた。1998年度生まれの「黄金世代」では畑岡奈紗、原英莉花、渋野日向子、勝みなみに続く5人目の国内メジャーVとなった。  男子ツアー2勝でプロゴルファーの力も応援に駆けつけた。この日朝に到着し、「グッドラック」とだけ声をかけて18ホール帯同。優勝が決まると笑顔で抱き合って喜びをわかちあった。「勝者にふさわしい勝ち方だった。最後のバーディーもしばらく忘れない。シンプルに家族としてうれしい」と姉のメジャー初制覇をたたえた。  5番パー5で残り220ヤードの第2打を3ウッドでグリーン左へ運び、チップインイーグルを奪うなど、見せ場を存分に作った姉。その姿を見て「余裕があるように見えた。いい選択ができていた。イーグルの3打目は神がかっていた」と大絶賛した。13、14番を連続で落とし、一時は3人が首位に並ぶ混戦模様に。その状況をリーダーボードで見ていた力は「彼女(結)自身もプレッシャーに感じていたと思う。でも、最後17、18番をバーディーなのはメンタルや技術が強い」と舌を巻いた。  自身は22年に2勝後、勝利からは遠ざかっている。姉のメジャー優勝を目の当たりにし、「メジャーを勝ってるかどうかで世間の評価は変わる。日本オープンに勝てばマスターズに出られる。すごく目指している。4年勝ててないので早く勝ちたい」と大きな刺激を受けた。次週は関西オープン(14〜17日、大阪)に出場。2週後には男子ツアーメジャー初戦の日本プロ選手権(21〜24日、滋賀)を控える。「ゴルフの状態はいい」と状態は上向き。同一年のきょうだいメジャー制覇へ自信をのぞかせた。2人が目標とする年間王へも「僕も負けないように早く優勝して、一緒に年間王を取れるように」と言葉に力を込めた。

  • 自己ワースト『81』の翌日に『69』 佐久間朱莉は“女王の威厳”守るトップ10入り

    2026年05月10日 15:38
    <ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ 最終日◇10日◇茨城GC西コース(茨城県)◇6718ヤード・パー72>平均ストロークが『79.7424』(+7.7424)だった第3ラウンドに、ツアー自己ワーストスコアとなる「81」を叩いた佐久間朱莉だが、最終日に“女王の威厳”を守った。 【写真】初メジャー制覇! 河本結の優勝賞金は? トータル10オーバーの24位タイからスタートする前に考えていたことは、「いけるところまで伸ばそう」。4つあるパー5のうち3つでバーディを奪うなど、チャンスを確実に沈めていった。4バーディ・1ボギーの「69」と、前日からスコアを大きく改善した。「今週はグリーンに乗らないことが多いので、そこからのアプローチでしっかり耐えるということをテーマにやってきて、きょうは特にそれを考えていました」。パーオン率は66.7%(12/18)だったが、「外すところも、そこまで激ムズな場所はなく、いいマネジメントでプレーできたのも良かった」と、好スコアの要因を分析する。ティが前に出されたパー5では、「取ってくださいという感じなのかな」と、その意図も汲み取りながらのプレー。一日で安定感を取り戻した。プロで初となる80台を出した前日は「とりあえず休もうと思って、おいしいご飯をいっぱい食べました」と、大戸屋のチキン南蛮定食で英気を養ったという。開幕前には腰痛でプロアマを棄権するアクシデントにも襲われたが、この日も痛み止めを服用しながら完走。ビッグタイトルを前に痛みが出たことについては「そこはちょっと悔しい」とも話すが、「だんだん腰の痛みもなくなっているし、また来週以降も試合があるので、そこに向けて頑張りたい」と、明るい材料も見いだせている。紆余曲折あった1週間もトータル7オーバー・6位タイでまとめた。今季9試合で6度目となるトップ10で、メルセデス・ランキング1位の座もガッチリ死守。来週は15日(金)に始まる「Sky RKBレディス」(福岡雷山GC/福岡県)に出場。再び今季2勝目を目指していく。(文・間宮輝憲) ワールドLサロンパスC 最終結果 佐久間朱莉 プロフィール&成績 〈連続写真〉左ツマ先に注目! 女王・佐久間朱莉のコンパクトトップ 【写真】女王のオーラ全開…佐久間朱莉がドレスアップ 米国女子ツアー リーダーボード