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2026年05月10日 18:03
◆女子プロゴルフツアー 今季メジャー初戦 報知新聞社後援 ワールドレディスサロンパスカップ 最終日(10日、茨城GC西C=6718ヤード、パー72) 1打差2位から出た桑木志帆(大和ハウス工業)は2バーディー、4ボギーの74と落とし、通算5オーバーで4位となり、24年のJLPGAツアー選手権リコー杯以来のメジャー制覇はならなかった。「前半にバーディーが取れず、波に乗れなかった」と逆転Vを逃し、唇をかんだ。 4番でグリーン右からのアプローチを寄せられずボギー先行。6番でも落とし、首位との差が広がった。後半に入るタイミングで「パーを重ねてタイミングが合えば、バーディーが来るかな」とチャンスを待ったが、伸ばしきれず。同組の河本結(リコー)がスコアを伸ばしながらも焦りはなかった。それでも「最後は気持ちが切れてしまった。悔しかった」と肩を落とした。 前週のNTTドコモビジネスレディスに続き2週連続で4位。2年ぶりの優勝に近づいている雰囲気はあるが「まだまだ改善点がいっぱい」と伸びしろたっぷりだと話した。「パッティングでプレッシャーがかかると、タッチ(距離感)が出なくなってしまう。マネジメントの部分だったり、凡ミスを無くすことが目標」と今後に向けて話した。 悔しさはありながらも、難セッティングで4位に入り、ホールアウト後は笑顔を見せた。「メジャーで上位で、(最終日)最終組で戦えたのは久々。また優勝も見えてきた。気持ちは前向き。来週からしっかり結果を残せるように頑張りたい」。上位フィニッシュも向上心を忘れず、次週以降の優勝を見据えた。
2026年05月10日 19:57
◆女子プロゴルフツアー 今季メジャー初戦 報知新聞社後援 ワールドレディスサロンパスカップ 最終日(10日、茨城GC西C=6718ヤード、パー72)
1打差2位からスタートした河本結(リコー)が1イーグル、4バーディー、4ボギーの70で回り、通算1オーバー。逆転で初のメジャー制覇を達成した。昨年10月のスタンレーレディスホンダ以来のツアー通算5勝目。1998年度生まれの「黄金世代」では畑岡奈紗、原英莉花、渋野日向子、勝みなみに続く5人目の国内メジャーVとなった。優勝賞金3000万円を獲得した。
優勝会見では「あんまりメジャー勝ったという実感はなくて、とにかく本当に目の前の一打に集中してプレーしたので、やっと4日間が終わったという感じの方が強いです。勝ててうれしいなと思います」と喜びを語った。
◆河本に聞く
―優勝がかかる中で気をつけたことは。
「本当に4日間、何も変わらずプレーしたんですけど、やっぱり4日目になって後半疲れてきてちょっとショットが乱れていたので、そこを何とか自分の気持ちでカバーしながらプレーしました」
―「勝ちたい気持ちは勝手に出てくる」と話していた。最終日に向けて、出てきましたか。
「全然出てこなくて。なんか変なんですけど、やるべきことをしたら勝つっていう感じでは思ってて、あんまり勝ちたいっていうのはなかったです。とにかくこの球をどこに打つか、どう歩くかっていう感じだったので、気づいたら終わってたような感覚ではありますね。勝つイメージが湧いてたって感じでした。昨日の夜にウェアを3種類ぐらい悩んだ時に、コレって思ったんです。これを着てトロフィーを持ってる自分がすごくイメージできたので、その時に思いました。そこからはもう力みはなかったです。きっとそうなるだろうな、みたいな感覚だったかな」
―母の日に優勝した。
「プレー前はすごく、母の日だから優勝を届けたいなと思っていたんですけど、試合に入ったらとにかく目の前の自分のゴルフにすごく集中していました」
―トレードマークのリボンはピンク色。母の日仕様ですか。
「このワールドレディスサロンパスカップの色が緑とピンクなので、そのイメージを意識してウェアをコーディネートしたので、ピンクは母の日仕様を意識して取り入れたカラーではあります」
―最近、お母さんにかけられた言葉でうれしかったことは。
「試合期間中に『しっかりしなさい』みたいな、けっこう圧をかけてくるタイプなんで(笑い)。そういう厳しめの愛ある言葉をたくさんもらえます。すごく私の家族は仲がいいと思ってますし、本当に生まれ変わっても、お母さんがまた私のお母さんでいてほしい」
―母はどんな存在か。
「お母さんっていう感覚はなくて、友達みたいな感じ。ミユキちゃんって呼んでるし、プライベートのこともゴルフのことも相談します。自分がもし子供ができた時に、そういうふうに過ごせるようになりたいと思うので、尊敬してるし、憧れの母かなと思います」
―同世代の選手も結婚や出産など増えている中、自身のライフプランについて考えたり、焦りを感じたりすることは。
「焦りしかないです(笑い)。こんなストイックだし、自分に厳しく生きているので、自分が尊敬できる人でないと嫌なので。大丈夫かなって心配になるんですけど、とにかく年間女王を取るっていうのが自分のライフプランの中で一番大きな目標なので、まずはそこに行くために、とにかく何が最善かを考えて、ゴルフと向き合って過ごしている毎日っていう感じです」
―何歳まで第一線で戦いたいか、どんな選手人生を送りたいか。
「いま28歳だから、あと5年、6年、7年くらいは最前線でできるんじゃないかなって思ってます。最前線で。あとはその時に出会ったり、結婚があったりわからないですけど、今は全然読めないので。とにかくゴルフが彼氏って思って過ごしているので、それが楽しいですし、その生き方でいいのかなって思って過ごしています」
―この優勝で3年間の複数年シードを得た。再び米ツアーに挑戦したい気持ちは。
「いや、今は年間女王を取ることが頭にあるので、それを取ったらまた考えるかもしれないですけど、今は、まずはそこかなと思います」
2026年05月10日 18:42
◆女子プロゴルフツアー 今季メジャー初戦 報知新聞社後援 ワールドレディスサロンパスカップ 最終日(10日、茨城GC西C=6718ヤード、パー72)
4打差8位から出た吉田鈴(大東建託)は2バーディー、4ボギー、1ダブルボギーの76と落とし、通算10オーバーの11位だった。前半に1つ伸ばすも、後半は「41」とスコアを落とし、「バックナインが思うようにいかなかった」と振り返った。
1番で3メートルを沈めてバーディー発進。3番パー5でも伸ばした。だが11番では第2打をグリーン奥に外し、次のショットもグリーンに乗せることができなかった。続く4打目は強く入ってしまい、カップを大きくオーバー。痛恨のダブルボギーで流れを崩した。最終日は悔しい結果となったが、「3日間いいプレーできた。ちょっとずつ成長してるんじゃないかな」と手応えの残る大会となった。東コースで行われた昨年大会は予選落ち。今年は上位争いを繰り広げ「去年よりはマネジメント力は上がっている」と1年前からの成長を感じていると話す。
第3ラウンドは強風が吹き荒れ、15年ぶりに全選手がオーバーパーをたたくほどタフなコンディションに。優勝スコアも1オーバーと3年ぶりのオーバーパー決着に。自身も4日間のパーオン率が48・61%となったように、多くの選手がグリーンを狙うショットに苦戦。「いいショット(だと思った一打)がいいショットにならなかった。来年以降も経験には残る。ミスはしたが、経験になると思うしかない」と今後につながる1週間になったと振り返った。
次週はSkyRKBレディス(15〜17日、福岡)に出場。3日間大会なこともあり、コースへ入るのを遅くして臨むという。「バックナインでスイングが思うようにいかない部分があった。ちゃんと休んで、しっかりトレーニングして、スイングのずれているところを直して、また一からプレーできるように」と体を一時休め、フレッシュな状態で初優勝を目指す。
2026年05月10日 18:19
◆女子プロゴルフツアー 今季メジャー初戦 報知新聞社後援 ワールドレディスサロンパスカップ 最終日(10日、茨城GC西C=6718ヤード、パー72)
1打差2位からスタートした河本結(リコー)が1イーグル、4バーディー、4ボギーの70で回り、通算1オーバー。逆転で初のメジャー制覇を達成した。2打差の2位は鈴木愛(セールスフォース)だった。
首位でスタートした福山恵梨(松辰)は2バーディー、5ボギー、1ダブルボギーの77と苦しみ、通算7オーバーの6位に終わった。プロ16年目の33歳は、悲願のツアー初優勝に6打及ばなかったが「メジャーを満喫できました」と爽やかに話した。
福山が勝利への流れを逃したのは6番パー5だった。2位の河本を1打リードして迎えたロングホール。河本は第2打をグリーン左まで運び、第3打でチップインイーグルを決めた。一方、福山は右バンカーからの第3打をグリーンオーバー。第4打をショートさせ、パー5で痛恨のボギー。たった1ホールで河本に3打の差をつけられ、逆転を許し、その後は差が開いた。
河本、桑木志帆(大和ハウス工業)の優勝経験者と回った最終組について福山は「やっぱり緊張感もあって、みんな、いいゴルフをしていて、楽しかったです」と、すがすがしく語った。
プロ16年目の33歳。下部のステップアップツアーでは5勝を挙げているが、レギュラーツアーは未勝利でシード権を獲得したこともない。「今年、頑張れなかったら、もう、ないかもしれない」と不退転の決意で今シーズンに臨んでいる。今回はメジャーでの金星を逃したが、意欲が衰えることなく、むしろ、みなぎる。「優勝争いの位置でプレーすることができて、いい経験になりました。また、次こういう機会があれば、しっかり勝ちたい、と思いますので、頑張りたいです」と前向きに話した。
2026年05月10日 18:10
<ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ 最終日◇10日◇茨城GC西コース(茨城県)◇6718ヤード・パー72>残り1メートルのウイニングパットを決める直前、河本結の母・美由紀さんは涙を拭った手を合わせ、祈るようにグリーン上を見つめていた。
2026年05月10日 18:03
◆女子プロゴルフツアー 今季メジャー初戦 報知新聞社後援 ワールドレディスサロンパスカップ 最終日(10日、茨城GC西C=6718ヤード、パー72)
1打差2位から出た桑木志帆(大和ハウス工業)は2バーディー、4ボギーの74と落とし、通算5オーバーで4位となり、24年のJLPGAツアー選手権リコー杯以来のメジャー制覇はならなかった。「前半にバーディーが取れず、波に乗れなかった」と逆転Vを逃し、唇をかんだ。
4番でグリーン右からのアプローチを寄せられずボギー先行。6番でも落とし、首位との差が広がった。後半に入るタイミングで「パーを重ねてタイミングが合えば、バーディーが来るかな」とチャンスを待ったが、伸ばしきれず。同組の河本結(リコー)がスコアを伸ばしながらも焦りはなかった。それでも「最後は気持ちが切れてしまった。悔しかった」と肩を落とした。
前週のNTTドコモビジネスレディスに続き2週連続で4位。2年ぶりの優勝に近づいている雰囲気はあるが「まだまだ改善点がいっぱい」と伸びしろたっぷりだと話した。「パッティングでプレッシャーがかかると、タッチ(距離感)が出なくなってしまう。マネジメントの部分だったり、凡ミスを無くすことが目標」と今後に向けて話した。
悔しさはありながらも、難セッティングで4位に入り、ホールアウト後は笑顔を見せた。「メジャーで上位で、(最終日)最終組で戦えたのは久々。また優勝も見えてきた。気持ちは前向き。来週からしっかり結果を残せるように頑張りたい」。上位フィニッシュも向上心を忘れず、次週以降の優勝を見据えた。
2026年05月10日 17:44
◆女子プロゴルフツアー 今季メジャー初戦 報知新聞社後援 ワールドレディスサロンパスカップ 最終日(10日、茨城GC西C=6718ヤード、パー72)
1打差2位からスタートした河本結(リコー)が1イーグル、4バーディー、4ボギーの70で回り、通算1オーバー。逆転で初のメジャー制覇を達成した。最終18番パー4で第2打をピン右1メートルにつけるスーパーショットでバーディーを決めた。昨年10月のスタンレーレディスホンダ以来のツアー通算5勝目。2打差の2位は鈴木愛(セールスフォース)だった。
大会を主催する日本女子プロゴルフ協会の茂木宏美コースセッティング担当が大会を総括した。
難コースで優勝した河本に対しては最大限の賛辞を贈った。
「お見事でした。18番の最後の第2打は、あのようなショットを打ってほしかったので、あの位置(手前から19ヤードのセンター)にピンを切りました。距離が長かったと思いますが、180ヤード近くあったと思いますが、球の高さ、強さ、落とし場所、全てが完璧でした。素晴らしいプレーを見せてもらって、優勝、本当におめでとうございます」
河本の優勝スコアは通算1オーバー。4日間トータルの平均スコアは76・0054。強風が吹き荒れた第3日は79・7424まで落ち込んだ。
「この難しいセッティングの中、耐え抜いて、最後の最後は本当にいいプレーを見せてくれたと思います。強風となった第3日は本当に難しかったと思うので、ギリギリのところで、全選手が精いっぱい、パーで耐えたり、ボギーで耐えたりしていました」
今大会の大きな見所はツアー史上最短の98ヤードに設定された15番パー3だった。今年は2023年以来、3年ぶりの西コース開催。160ヤードだった15番パー3は62ヤードも短くなり、ツアー史上最短の98ヤードに。ティーエリアと2段グリーンの間には大きな池が広がる。グリーン手前は傾斜になっており、芝は短く刈り込まれた。アマチュアのような直接の池ポチャはプロではあり得ないが、ピン位置が2段グリーンの下に設定された場合、バックスピンで池に落ちる危険があり、強風が吹いた第3日は計13発(11人)の「池ポチャ」があった。その一方で、最終日には鈴木愛が50度のウェッジで今大会唯一のホールインワンを達成した。
「選手の技術をたくさん見せてもらうことができて、私自身すごく感動しましたし、刺激をもらいました。ウェッジでのフルショットではなく、わざとヘッドスピードを落としてボールを運ぶようなコントロールショットでしっかりとスピンをコントロールしている選手を多く見ました。そういう選手は飛ばし屋ではないことが多く、ゴルフの魅力を再認識できました。今回のチャレンジングな試みが、今後のセッティングにつながるような良い経験になりました。今後もメリハリを利かせたセッティングを考えていきたいです。選手の14本のクラブの技術を引き出すことはもちろん、選手が今持っている技の引き出しを、お客さんに一つでも多く見せられるようなセッティングを考えていきたいです。すごく良い経験をさせてもらいました」
熱戦の裏側には、13年のワールドレディスサロンパスカップ覇者でもある茂木セッティング担当の絶妙な「演出」があった。
2026年05月10日 17:26
<ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ 最終日◇10日◇茨城GC西コース(茨城県)◇6718ヤード・パー72>今大会4日間で平均飛距離278.5ヤードを記録。韓国の17歳アマチュア、オ・スミンが2位に14.375ヤード差をつけ、堂々のドライビングディスタンス1位に輝いた。
【写真】シャフトのしなりがエグい… 17歳はアイアンも規格外だった
初日は平均279ヤードをマークし、17番で311ヤードを記録した2日目は平均292ヤードを計測。さらに、1番で301ヤードを放った3日目も282.5ヤードと安定していた。最終日は平均260.5ヤードとやや落としたものの、最後まで“飛ばし屋”ぶりを印象づけた。173センチの長身から繰り出される迫力あるショット。飛距離の秘訣は「幼い頃から飛距離を出したいと願いながら一生懸命練習してきた」と明かすように、ジュニア時代から“振る”ことを徹底してきた。「ドライバーで強く打つ」ことはもちろん、「軽いクラブでも強く打つ」練習を繰り返し、飛距離を磨いてきた。それでも「何よりも一番効果があるなと思うのは、練習ラウンドや試合でいかに強く振るか、ということ。それが自分の力になっている」。実戦の中でも同じ意識を貫いてきたことが、現在の武器につながっている。初日から2日目まで2位タイをキープし、上位で決勝ラウンドに進出。しかし、3日目に「87」と崩れると、最終日も「81」とスコアを落とし、トータル21オーバー・58位で大会を終えた。「ちょっと辛かった」と、好スタートを切っていただけに悔しさをにじませた。今季の課題に挙げているのは、プレー中のメンタルコントロール。この4日間もミスをした際の気持ちを「きっちり管理できなかった」と振り返り、「今後の課題」と前を向いた。憧れはミンジー・リー(オーストラリア)やネリー・コルダ(米国)。最大の目標は「ゴルフといえば“オ・スミン”と名前が残るような選手になりたい」と掲げ、世界的な選手への憧れを口にした。現時点で日本ツアーの出場予定はないものの、「機会があればぜひ出場したい」と再来日にも意欲。将来の活躍から目が離せない。(文・高木彩音)
ワールドLサロンパスC 最終結果
オ・スミン プロフィール&成績
なぜ最長337ヤードも飛ぶ? 162のドラコン女子は右手を“ヨコから”握っていた
韓国の17歳飛ばし屋が仰天の2オン「圧倒的に強い選手になりたい」
米国女子ツアー リーダーボード
2026年05月10日 17:05
◆女子プロゴルフツアー 今季メジャー初戦 報知新聞社後援 ワールドレディスサロンパスカップ 最終日(10日、茨城GC西C=6718ヤード、パー72)
ツアー22勝の鈴木愛(セールスフォース)が11位で出て2イーグル、3バーディー、2ボギーでこの日ベストの67をマークし、通算3オーバーで2位に入った。
2026年05月10日 16:58
◆女子プロゴルフツアー 今季メジャー初戦 報知新聞社後援 ワールドレディスサロンパスカップ 最終日(10日、茨城GC西C=6718ヤード、パー72)
元世界ランク1位の宮里藍さんが大会を総括した。河本結(リコー)が通算1オーバーで優勝。オーバーパー決着となるタフな条件となり「見ていて疲れるぐらい力が入りました」とコメント。伸ばし合いが多い日本ツアーだが、「メジャーだからこそのセッティング。こういう試合があってもいいな」とメジャーらしい難セッティングは納得だと話した。「これだけ難しいセッティングだからこそ、最後はあれだけしびれる展開になった。河本選手はすごかった」と優勝者をたたえた。
9日の第3ラウンドは終始、強風が吹き荒れる一日となった。平均スコアは79・74とタフな条件となった。「疲弊するような内容だったと思うんですけど、風ばかりはコントロールできない。それはみんな同じコンディションですし、大変だったと思う。でも、それも含めて最後まで自分をブラさずにプレーできていたのはすごい」とプレーした66人をたたえた。
優勝した河本に対しては「4日間通して、本当にマネジメントをすごい徹底している印象があった。手前から、というのを徹していて、それをブレずにやっている」とメジャー仕様の硬くて速いグリーンに合わせたマネジメント力を評価した。この日の後半は、ショットのタイミングがぶれる場面もあったが、終盤の17、18番で連続バーディーを奪い、勝負を決定づけた。「勝負どころでしっかり寄せられる力が素晴らしかった」と絶賛した。
2026年05月10日 16:35
◆女子プロゴルフツアー 今季メジャー初戦 報知新聞社後援 ワールドレディスサロンパスカップ 最終日(10日、茨城GC西C=6718ヤード、パー72)
今大会の大きな見所は、ツアー史上最短の98ヤードに設定された15番パー3だった。第3日は、グリーン手前から9ヤード、左端から3ヤード(実測値93ヤード)の難しい位置に設定され、さらに、強風が吹き荒れたこともあり、計13発(11人)の「池ポチャ」があった。
最終日のピン位置はグリーン手前7ヤード、右端から4ヤード(実測値89ヤード)。最終日は、選手が対応し、風も穏やかだったこともあり、池ポチャした選手はいなかった。平均スコアも2・7424で、18ホール中、最も易しいホールとなった。鈴木愛(セールスフォース)は50度のウェッジで今大会唯一のホールインワンを達成。特別協賛の久光製薬提供の特別賞金200万円をゲットした。
今年は2023年以来、3年ぶりの西コース開催。160ヤードだった15番パー3は62ヤードも短くなり、ツアー史上最短の98ヤードに。ティーエリアと2段グリーンの間には大きな池が広がる。グリーン手前は傾斜になっており、芝は短く刈り込まれている。アマチュアのように直接の池ポチャは、プロではあり得ないが、ピン位置が2段グリーンの下に設定された場合、バックスピンで池に落ちる危険がある。
赤杭(くい)の場合、ボールが落ちた地点からピンに近づかない地点で2クラブ長以内から第3打を打てるが、今大会の15番の池は黄色杭のため、打ち直しの第3打は、ティーエリアが最善策となる。池に落とした場合、ボギーでしのぐことは難しく、ダブルボギー以上を覚悟しなければならない。
第1日のピンポジションは手前から6ヤードの難しい位置(実測値は91ヤード)に設定され、池ポチャが連発。7人が池にボールを落とした。平均スコアはパーを超える3・1833(難度は18ホール中13番目)となった。
第2日のピンポジションは手前から18ヤード、奥から10ヤード(実測102ヤード)。2段グリーンの上に設定されたため、易しいホールとなり、平均スコアはパーを下回る2・9244(難度は18ホール中16番目)となった。
第3日のピンポジションは、グリーン手前から9ヤード、左端から3ヤード(実測値93ヤード)。第1日と同様に難しい位置で、さらに、強風が吹き荒れるタフな状況となり、13発の池ポチャがあった。今季1勝でメルセデスポイントランク2位の若手実力者の菅楓華(ニトリ)は2発も池ポチャして「7」の大たたきを喫した。平均スコアはパーを超える3・3939(難度は18ホール中13番目)となった。
日本女子プロゴルフ協会の茂木宏美コースセッティング担当は「ウェッジの短いクラブで、スピンコントロールの技術が求められます」と解説。スピンコントロールに成功すればバーディーチャンスとなり、失敗すれば池ポチャ…。ホールインワンもあれば、7の大たたきもあり。100ヤードもない超ショートホールは新たな名物ホールとなった。
2026年05月10日 16:17
◆女子プロゴルフツアー 今季メジャー初戦 報知新聞社後援 ワールドレディスサロンパスカップ 最終日(10日、茨城GC西C=6718ヤード、パー72)
2打差4位から出た荒木優奈(Sky)は2バーディー、2ボギーの72と伸ばせず、通算4オーバーで3打差の3位となった。一時は首位に並ぶも16番で痛恨のボギー。メジャー初優勝はお預けとなり「めっちゃ悔しいです。後半下手すぎて…」と悔し涙を流した。
2打差逆転を目指したこの日。3番パー5で3打目をピン右2・5メートルに運び、バーディー先行。4番はグリーン左手前のバンカーからの3打目を寄せられず落とすも、5番パー5でバウンスバック。2オンを狙った一打はグリーン左のラフへ。続く第3打をグリーンに乗せることができなかったが、チップインバーディーでスコアを伸ばした。
首位と1打差で後半に向かうと13番で4メートル、14番で1・5メートルのパーパットをねじ込むなど、粘り強いプレーを見せた。だが、首位に並んで迎えた16番。第2打をショートサイドのバンカーを打ち込んだ。「うわっ」とミスショットに肩を落とした。3打目でもグリーンに乗らず。勝負所でスコアを落とし、惜敗した。
優勝すれば3年シードが得られるメジャー大会。かける思いは大きかったからこそ、3打差届かず「勝ちたかった。近いところに(優勝が)あったから、余計に悔しい」と涙が止まらなかった。それでも、ルーキーイヤーの昨年は4つのメジャーで3試合でトップ10入り。「意外に難しいセッティングもできるじゃん」と自信を深めた。「去年3つトップ10に入ったから、今年も外れたくなかった。トップ10に入れたのは良かった」とメジャー自己最高の3位には納得している部分もあると話した。
次週のSkyRKBレディス(15〜17日、福岡)は所属先が大会特別協賛となっており、ホステスプロとして臨む。「来週はピンを攻めるゴルフができると思う。思い切ってプレーしたい。ホステスなので、結果で恩返しするのが一番。しっかり頑張りたい」と涙をぬぐい気持ちを切り替えた。
2026年05月10日 16:08
◆女子プロゴルフツアー 今季メジャー初戦 報知新聞社後援 ワールドレディスサロンパスカップ 最終日(10日、茨城GC西C=6718ヤード、パー72)
24位から出た昨季年間女王の佐久間朱莉(大東建託)が4バーディー、1ボギーの69をマークし、通算7オーバーの6位で大会を終えた。
2026年05月10日 15:49
◆女子プロゴルフツアー 今季メジャー初戦 報知新聞社後援 ワールドレディスサロンパスカップ 最終日(10日、茨城GC西C=6718ヤード、パー72)
1打差2位からスタートした河本結(リコー)が1イーグル、4バーディー、4ボギーの70で回り、通算1オーバー。逆転で初のメジャー制覇を達成した。2打差の2位は鈴木愛(セールスフォース)だった。
首位と3打差の6位からスタートした金沢志奈(クレスコ)は、難コースで、3バーディー、3ボギーの72と踏ん張り、4打差の4位と健闘した。
「スタートから優勝を意識してプレーしました。勝ちたい大会のひとつなので。前半は良かった(2バーディーで34)ですが、後半に3つボギーを打ってしまったことが残念です」と冷静に一日を振り返った。
地元、茨城出身の人気プロには多くのギャラリーが18ホールを追って応援した。昨年のソニー日本女子プロ選手権に続くメジャー2勝目はならなかったが、地元で存在感を発揮。「応援はとても力になりました。ありがとうございました」と金沢は、深く感謝した。
2026年05月10日 15:48
「女子ゴルフ・ワールド・サロンパス・カップ・最終日」(10日、茨城GC西C=パー72)
今季国内女子ゴルフツアーのメジャー初戦。首位と1打差の3オーバーでスタートした河本結(27)=RICOH=が、逆転でのツアー5勝目、メジャー初制覇を果たした。
序盤は首位の福山恵梨と互角のスタート。ともに1打ずつ伸ばして迎えた5番パー5。福山はグリーン右手前のバンカーショットが、グリーンオーバーの“ホームラン”と苦戦。一方の河本は2打目をグリーン左のセミラフへ。そこから11ヤードのアプローチは、ラインを完璧に読んで、カップに吸い込まれた。
この日「スタート直前に間に合いました」という弟・力も見守る前での、チップインイーグル。この時点で河本は通算イーブンパー、このホールをボギーとした福山を逆転して、単独首位に立った。
しかし7、9番でいずれもアプローチが強めに入り、通算2オーバーで折り返す。
後半に入ると、崩れていった福山に代わり、鈴木愛が猛烈にスパート。12、13番で連続バーディー。さらには15番でホールインワン。ボギーを挟んで、17番でもイーグル。鈴木はこの日5アンダー、通算3オーバーという“クラブハウスリーダー”の形でホールアウトした。
河本も13、14番と連続ボギーで3オーバーとなったが、17番パー5、そして18番パーとしびれるところで、しっかりとチャンスにつけ、連続バーディーフィニッシュ。見守った力、そして母・美由紀さんが泣き笑いの表情で河本と抱き合って、勝利を喜び合った。
母の日の、最高のプレゼントに美由紀さんは「つらいときに近くにいても何もしてやれなかったのに、こうして目の前で優勝を見せてくれて、本当に幸せです」。力も「家族として、本当にうれしい。僕も全米予選で回って難しい、と思ったコース。メンタルも、技術も強いな」と姉をたたえていた。
2026年05月10日 15:42
◆女子プロゴルフツアー 今季メジャー初戦 報知新聞社後援 ワールドレディスサロンパスカップ 最終日(10日、茨城GC西C=6718ヤード、パー72)
1打差2位で出た河本結(リコー)が1イーグル、4バーディー、4ボギーの70で回り、通算1オーバー。逆転で初のメジャー制覇を達成した。昨年10月のスタンレーレディスホンダ以来のツアー通算5勝目。目標に掲げる年間女王へ、弾みをつけた。1998年度生まれの「黄金世代」では畑岡奈紗、原英莉花、渋野日向子、勝みなみに続く5人目の国内メジャーVとなった。
男子ツアー2勝でプロゴルファーの力も応援に駆けつけた。この日朝に到着し、「グッドラック」とだけ声をかけて18ホール帯同。優勝が決まると笑顔で抱き合って喜びをわかちあった。「勝者にふさわしい勝ち方だった。最後のバーディーもしばらく忘れない。シンプルに家族としてうれしい」と姉のメジャー初制覇をたたえた。
5番パー5で残り220ヤードの第2打を3ウッドでグリーン左へ運び、チップインイーグルを奪うなど、見せ場を存分に作った姉。その姿を見て「余裕があるように見えた。いい選択ができていた。イーグルの3打目は神がかっていた」と大絶賛した。13、14番を連続で落とし、一時は3人が首位に並ぶ混戦模様に。その状況をリーダーボードで見ていた力は「彼女(結)自身もプレッシャーに感じていたと思う。でも、最後17、18番をバーディーなのはメンタルや技術が強い」と舌を巻いた。
自身は22年に2勝後、勝利からは遠ざかっている。姉のメジャー優勝を目の当たりにし、「メジャーを勝ってるかどうかで世間の評価は変わる。日本オープンに勝てばマスターズに出られる。すごく目指している。4年勝ててないので早く勝ちたい」と大きな刺激を受けた。次週は関西オープン(14〜17日、大阪)に出場。2週後には男子ツアーメジャー初戦の日本プロ選手権(21〜24日、滋賀)を控える。「ゴルフの状態はいい」と状態は上向き。同一年のきょうだいメジャー制覇へ自信をのぞかせた。2人が目標とする年間王へも「僕も負けないように早く優勝して、一緒に年間王を取れるように」と言葉に力を込めた。