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2026年06月07日 17:49
<ヨネックスレディス 最終日◇7日◇ヨネックスカントリークラブ(新潟県)◇6483ヤード・パー72> 初日から首位を走ってきた吉田鈴が「71」とスコアを伸ばし、トータル8アンダーでツアー初優勝を飾った。4度目の受験で合格とプロテストには時間がかかったが、そこから2年でツアー優勝者の仲間入り。姉の優利はツアー4勝を挙げており、史上4組目の姉妹Vとなった。 【写真】優勝副賞はスポーティな走りが魅力なこのクルマ 1打リードで迎えた18番パー5。吉田は残り84ヤードの3打目を1メートルにつけて優勝を決定づけた。バーディパットを沈めると笑顔でキャディとハイタッチ。続けて両手を上げて歓声に応えた。「いろんなことがこみあげてくるのかと思っていたんですけど、意外と冷静でしたね。最後まで気を抜けない展開でやり切ったという気持ちが大きかったです」。念願の初優勝にも涙はなかった。 どんな兄弟、姉妹にも多かれ少なかれあることかもしれないが、姉と比較されることには幼いころから複雑な思いがあった。「姉は早くからナショナルチームに入って、日本女子アマや日本ジュニアで優勝したエリートコース。周りから“お姉ちゃんはこう打ってたよ”と言われることがあって、それ自体あまりいいこととは思っていませんでした」。サポートを受けるクラブメーカーも進学先も常に姉とは違う選択をしてきた。 「比べられるのは仕方がない」としつつも「姉と同じ体ではないのに同じスイングをするのは違うと思うし、それでは背中しか追えないと思っていました。姉のコピーではなく、自分のブランドを確立することが大事だと思っています」。優勝会見では長年抱えていたであろう思いを打ち明けた。 1打差の2位に終わった2週前の「ブリヂストンレディス」など、今季は何度も優勝争いを演じてきた。「(4月末の)ドコモビジネスレディスでパターを替えてから一気に変わったと思っています。今季は全体的にレベルが上がっていると思うし、スコアの作り方が分かってきました」。着実に階段を上がってつかんだ優勝だけに言葉からは自信が伝わってきた。 今後の目標を問われると「何歳までに海外メジャーに行きたいとか、そういうのはいくつかあるんですけど、自分にプレッシャーがかかってくるから周りには言わないようにしています。それに向けて逆算して、今年はここまで体をどうしてとか、トラックマンの数字をこうしなきゃいけないということは考えながらやっています」。初優勝は通過点。吉田鈴というブランドを確立すべく、次の目標、さらにはその先の大きな目標に向かって走り続ける。(文・田中宏治) ヨネックスレディス 最終成績 吉田鈴 プロフィール&成績 史上4組目の姉妹Vを達成した優利&鈴がドレス姿でツーショット 畑岡奈紗がV争い 全米女子OPリーダーボード 渋野日向子はショット、パットともに苦戦 失速のムービングサタデーも「まだ18ホールある」
2026年06月07日 17:49
<ヨネックスレディス 最終日◇7日◇ヨネックスカントリークラブ(新潟県)◇6483ヤード・パー72> 初日から首位を走ってきた吉田鈴が「71」とスコアを伸ばし、トータル8アンダーでツアー初優勝を飾った。4度目の受験で合格とプロテストには時間がかかったが、そこから2年でツアー優勝者の仲間入り。姉の優利はツアー4勝を挙げており、史上4組目の姉妹Vとなった。
【写真】優勝副賞はスポーティな走りが魅力なこのクルマ
1打リードで迎えた18番パー5。吉田は残り84ヤードの3打目を1メートルにつけて優勝を決定づけた。バーディパットを沈めると笑顔でキャディとハイタッチ。続けて両手を上げて歓声に応えた。「いろんなことがこみあげてくるのかと思っていたんですけど、意外と冷静でしたね。最後まで気を抜けない展開でやり切ったという気持ちが大きかったです」。念願の初優勝にも涙はなかった。 どんな兄弟、姉妹にも多かれ少なかれあることかもしれないが、姉と比較されることには幼いころから複雑な思いがあった。「姉は早くからナショナルチームに入って、日本女子アマや日本ジュニアで優勝したエリートコース。周りから“お姉ちゃんはこう打ってたよ”と言われることがあって、それ自体あまりいいこととは思っていませんでした」。サポートを受けるクラブメーカーも進学先も常に姉とは違う選択をしてきた。 「比べられるのは仕方がない」としつつも「姉と同じ体ではないのに同じスイングをするのは違うと思うし、それでは背中しか追えないと思っていました。姉のコピーではなく、自分のブランドを確立することが大事だと思っています」。優勝会見では長年抱えていたであろう思いを打ち明けた。 1打差の2位に終わった2週前の「ブリヂストンレディス」など、今季は何度も優勝争いを演じてきた。「(4月末の)ドコモビジネスレディスでパターを替えてから一気に変わったと思っています。今季は全体的にレベルが上がっていると思うし、スコアの作り方が分かってきました」。着実に階段を上がってつかんだ優勝だけに言葉からは自信が伝わってきた。 今後の目標を問われると「何歳までに海外メジャーに行きたいとか、そういうのはいくつかあるんですけど、自分にプレッシャーがかかってくるから周りには言わないようにしています。それに向けて逆算して、今年はここまで体をどうしてとか、トラックマンの数字をこうしなきゃいけないということは考えながらやっています」。初優勝は通過点。吉田鈴というブランドを確立すべく、次の目標、さらにはその先の大きな目標に向かって走り続ける。(文・田中宏治)
ヨネックスレディス 最終成績
吉田鈴 プロフィール&成績
史上4組目の姉妹Vを達成した優利&鈴がドレス姿でツーショット
畑岡奈紗がV争い 全米女子OPリーダーボード
渋野日向子はショット、パットともに苦戦 失速のムービングサタデーも「まだ18ホールある」
2026年06月07日 17:41
◆男子プロゴルフツアー メジャー第2戦 BMW日本ツアー選手権森ビル杯 最終日(7日、茨城・宍戸ヒルズCC西C=7464ヤード、パー71)
最終ラウンドが行われ、45歳ベテランの岩田寛(JCRファーマ)がメジャー2勝目を挙げた。3打差3位から逆転し、片岡尚之、コ・タイチ(香港)との3人によるプレーオフを1ホールで制して大会最年長優勝。ツアー通算8勝目となり、40代で6勝目をマークした。賞金3000万円を獲得した。
岩田は優勝会見で「うれしい。もっと飛ばしたいし、もっとうまくなりたい。結婚したい(笑い)」と冗談交じりに語り、周囲の爆笑を誘った。
◆岩田に聞く
―このコースで大会2勝目を挙げたのはツアー初。
「2回優勝した人がいないと初日に聞いた。その気持ち、分かる〜と思った。つらいですもん。難しい」
―優勝した瞬間の気持ちは。
「やっと終わった〜みたいな感じです。今は本当におなかがすいた。ラウンド中は食べないので。食べたいのは、しょうが焼きです」
―4番のボギーで首位と最大6打差。その後、同組の片岡尚之と出利葉太一郎らが失速していった。
「2人をめちゃ応援してた。ナオ(片岡)が8番でOBを打った時は『助かれ!』と思ってたし、出利葉くんが9番でセカンドを池に入れちゃって、とりあえず応援してた」
―後半で気持ちの変化は。
「前半は本当にひどくて、結果ばっかり考えちゃってミスばかりするんです。今に集中しよう、これ以上ボギー打ちたくない…と思ってたら、上位が崩れてきて、12番のセカンドで後悔してることがあったので、13番からそうならないように回ってた」
―POでウィニングパットを決めてガッツポーズを見せた。
「これ、入ったら(ガッツポーズが)出ちゃいそう…と思ってた。やりたくなかったです。あの写真、載せてほしくない(笑い)」
―40代で6勝目を挙げた。
「藤田(寛之)さん、ジャンボ(尾崎将司)さん、海外ではB・J・シンさん。40代になってからいっぱい勝っている人もいるので、まだまだかなと思う」
―45歳を迎え、日常生活で心がけていることは。
「いっぱいあります。お菓子が大好きだけど、食べないようにするとか。(お菓子は)永遠に食べられるので、なるべく減らしてます。本当は毎日ラーメンを食べたい。今は多くて週1回かな。油ものや揚げ物をあまり取らないように、できる範囲でやってます。コロナ中から気をつけるようになった」
―筋トレは。
「筋トレもしてます。重いものばかりではなく、パワーやスピード上げる、ケガしないためのTRなどやってます」
―昨年12月に死去したジャンボ尾崎さんとの思い出は。
「いっぱいある。アプローチをしていたら『お前、女の子みたいな打ち方してんな』と言われた。褒められたのは、ジャンボさんと回ってた時に紫色のスパイクを履いていたら『お前、いい靴履いてるじゃないか』と言われました。カリスマです」
―この優勝で、50歳を迎える2031年まで5年シードを得た。
「もっと飛ばしたいし、もっとうまくなりたい。結婚したい(笑い)」
―日本開催の米ツアー、ベイカレント・クラシック・レクサスの出場権を得た。
「PGAツアーが日本でやる試合。日本選手も(優勝の)ワンチャンス、あると思う。久々に会える日本選手もいるので、楽しみです」
2026年06月07日 17:22
◆女子プロゴルフツアー ヨネックスレディス最終日(7日、新潟・ヨネックスCC=6483ヤード、パー72)
2位に3打差の首位からスタートした吉田鈴(りん、大東建託)は、3バーディー、2ボギーの71で回り、通算8アンダーで念願のツアー初優勝を飾った。日本女子ツアー通算4勝の優利(エプソン)を姉に持つ22歳の人気女子プロが新潟でうれしい1勝を手にした。姉・福嶋晃子と妹・浩子、姉・堀奈津佳と妹・琴音、姉・岩井明愛(あきえ)と妹・千怜(ちさと)に続いてツアー史上4組目の姉妹優勝となった。
2打差の3位は木戸愛(めぐみ、日本ケアサプライ)、政田夢乃(なないろ生命)、倉林紅(こう、サーフビバレッジ)の3人。
首位と3打差の2位からスタートした36歳の木戸は最終組のひとつ前でプレー。16番まで4バーディー、1ボギーとスコアを3つ伸ばし、吉田鈴と1打差の2位に迫った。2012年7月のサマンサタバサレディース以来、ツアー史上最長ブランクとなる14年ぶりの優勝に向けて好プレーを続けていたが、17番パー4で、フェアウェーからの第2打を右に曲げて、ダブルボギー。痛恨のセカンドOBとなった。
18番パー5では意地のバーディーフィニッシュ。終わってみれば、17番のセカンドOBの分の2打だけ、吉田鈴に及ばずに2位惜敗。「17番は悔しさもありますが、18番でバーディーを取れて、また来週、頑張りたいです」と木戸は、爽やかに戦いを振り返った。
22歳の時に勝った2012年7月のサマンサタバサレディース以来、14年ぶりの優勝まで、あと一歩だった。1988年のツアー制度施行後としては最長ブランク優勝記録は金田久美子の11年189日(2011年4月24日・フジサンケイレディス〜2022年10月30日・樋口久子・三菱電機レディス)。ツアー制度施行前としても、デビー・マッシーの13年1日(1977年11月3日・LPGA美津濃ジャパンクラシック〜1990年11月4日・マツダジャパンクラシック)を超える。歴史的な快挙に2打だけ届かなかった。
父は、いぶし銀のプロレスラーとして活躍した木戸修(きど・おさむ)さん。一瞬にして相手を押さえつける「キドクラッチ」でファンを魅了した名プロレスラーは2023年12月、73歳で亡くなった。木戸さんは生前、娘の運転手も兼ねて、たびたび会場を訪れ、陰から応援していた。父が亡くなった時、木戸は「私にとっての木戸修は、優しい父親でもあり、偉大な先輩アスリートでもあり、尊敬し、父の娘であることを誇りに思っております」とコメントした。
木戸は、尊敬する父と同じくファイティングポーズを崩すことは決してない。
「ホールアウトした時『必ず次につなげるぞ』と思いました。今週の経験も必ず『よかった』にしたいです。まだまだ試合が続くので、しっかり気持ちを切り替えて練習して頑張りたいと思います」と実感を込めて話した。
2026年06月07日 17:14
◆女子プロゴルフツアー ヨネックスレディス最終日(7日、新潟・ヨネックスCC=6483ヤード、パー72)
2位に3打差の首位からスタートした吉田鈴(りん、大東建託)は、3バーディー、2ボギーの71で回り、通算8アンダーで念願のツアー初優勝を飾った。
2026年06月07日 17:11
<ヨネックスレディス 最終日◇7日◇ヨネックスカントリークラブ(新潟県)◇6483ヤード・パー72>初優勝を挙げた2012年7月の「サマンサタバサレディース」から14年遠ざかる勝利を目指す36歳の木戸愛は、終盤まで首位の吉田鈴を1打差で追いかけていた。しかし、17番パー4で“悪夢”に襲われた。
【写真】前夜祭で木戸愛が披露した美脚フォト
残り141ヤードの2打目。左足下がりのライから7番アイアンで放ったショットが、その元凶だ。「左からの風が強くて難しいロケーションのなか、いいスイングができなかったのが悔しかった」。この一打は大きく右へ出て、OBゾーンに消えた。暫定球でプレーを再開するも、痛恨のダブルボギーに。「ハーフショットっぽくラインを出そうと思ったら、(タイミングが)早かった」。ここで優勝争いから後退した。「前半はいいゴルフができていた」。その言葉の通り、3打差の2位タイから出てフロントナインでは3つのバーディを積み上げた。しかし終盤の失速。「後半にバーディをもっと積み重ねていけるような選手になれるよう練習します」。それでも最終18番はバーディで締めくくり、力強いガッツポーズも繰り出した。1988年のツアー制度施行後、最長ブランク優勝記録は金田久美子が持つ11年189日(2011年4月24日フジサンケイレディス〜22年10月30日樋口久子・三菱電機レディス)。木戸が優勝すれば、それを超える記録になる。19年にシードを喪失してから、一度は低迷期を過ごしたが、23年シーズン終了後にジャンボこと尾崎将司さんに弟子入りし復調。昨年、シードにも返り咲いた。この日は風にも翻ろうされたが、クラブを振る姿は力強さを増している。「(17番は)しっかりイメージはできていたけど、いいスイングができなかっただけ。また練習します」。敗れはしたものの、4月の「KKT杯バンテリンレディス」の3位を上回る今季最高の2位を記録。昨年12月に亡くなった師匠に、吉報を届ける日も近そうだ。
ヨネックスレディス 最終成績
木戸愛 プロフィール&成績
史上4組目の姉妹Vを達成した優利&鈴がドレス姿でツーショット
畑岡奈紗がV争い 全米女子OPリーダーボード
渋野日向子はショット、パットともに苦戦 失速のムービングサタデーも「まだ18ホールある」
2026年06月07日 17:11
<PIM Ladies Tournament 事前情報(1日競技)箱根湖畔ゴルフコース(6,230ヤード・パー72)>今大会が今季ネクヒロ5試合目となる小池愛莉は8期生だったジャンボアカデミーから卒業後、今年から程ヶ谷カントリー倶楽部でキャディバイトに励みながら新たな環境に身を置いてテスト合格を目指している。
JLPGAツアーでも新たなヒロインが誕生!
3月31日に惜しまれながら閉校したジャンボアカデミーでは尾崎将司さんの「とにかく振れ」の号令の元、ロングゲームを中心に磨いてきた。「(アカデミーに)入ったときはそこまで飛ぶ方ではなかったが、15ヤードは伸びて今は飛距離にも自信がある」と手応えを得た一方で、ショートゲームに課題を抱えていた。アカデミー卒業後は、程ヶ谷CCの充実した練習環境を土台に小技を磨く日々過ごしている。そんな飛距離を武器に短い番手でのアプローチショットでピンを狙う小池のプレースタイルを支えるのは、提供を受けるキャロウェイのボール「クロムツアーX」だ。「打感が硬めなのが好きでXを使っています。飛距離も出て風に強いのでアゲインストでも負けない。スピンもめっちゃ入ります」。アプローチはコロがしも使うが、基本はスピンでギュッと止めたい派。「ジャンボさんもスピンで止めるアプローチを打っていてかっこいいなと思っていた」と好みも師匠譲りで、それを実現するスピン性能がキャロウェイのボールにはある。生まれも拠点のゴルフ場も神奈川。父で元プロ野球選手の小池正晃さん(現・中日コーチ)の経営する焼肉店「GYU屋52」も保土ヶ谷で繁盛中の小池にとっては、ネクヒロでは数少ないド地元での一戦となる。「ウリは牛タンです!ぜひ食べにきてください!」お店のアピールしながらも、「前半からバーディを重ねて、伸ばし合いについていきたい」と意気込み十分に初優勝を狙う。※マイナビ ネクストヒロインゴルフツアー(共催:株式会社マイナビ、株式会社ALBA、株式会社ALBA TV)は「将来有望な若手女子ゴルファーに真剣勝負の機会を提供して大きく羽ばたいてもらいたい」という思いから2019年に開始。26年は過去最多の18試合を予定。出場選手はポイントランキング、前回大会成績上位者、主催者推薦、QTランク、ファン投票などにより決められる。
ネクヒロ第8戦 リーダーボード
倉林夏は連勝ならずチグハグ30位タイも…「トントトン」の新ボールスピン性能にご満悦【マイナビ ネクヒロ第7戦】
早川夏未に届いた吉報 ネクスジェンの新兵器ひっさげネクヒロから全米へ【マイナビ ネクヒロ第7戦】
22歳・吉田鈴が逃げ切りでツアー初優勝 史上4組目の姉妹V
45歳・岩田寛がメジャー2勝目 三つ巴のプレーオフ制す「緊張で気持ち悪い」
2026年06月07日 16:52
◆女子プロゴルフツアー ヨネックスレディス最終日(7日、新潟・ヨネックスCC=6483ヤード、パー72)
2位に3打差の首位からスタートした吉田鈴(りん、大東建託)は、3バーディー、2ボギーの71で回り、通算8アンダーで念願のツアー初優勝を飾った。一時は1打差3位に後退したが、すぐに再逆転。日本女子ツアー通算4勝の優利(エプソン)を姉に持つ22歳の人気女子プロが新潟でうれしい1勝を手にした。
2打差の3位は木戸愛(めぐみ、日本ケアサプライ)、政田夢乃(なないろ生命)、倉林紅(こう、サーフビバレッジ)の3人。
※※※※※※※※※※※※
姉・福嶋晃子と妹・浩子、姉・堀奈津佳と妹・琴音、姉・岩井明愛(あきえ)と妹・千怜(ちさと)に続いてツアー史上4組目の姉妹優勝。大きな話題となることに吉田鈴は冷静に受け止めていた。
「姉と比べられることは仕方ありません。でも、それは他人の評価。私自身は姉のコピーはしたくなかった。自分のブランドを確立したい」
凜とした表情で言い切った。
姉は、2000年4月17日生まれで現在、26歳。2004年2月21日生まれで現在22歳の吉田鈴は3学年年下。「姉は日本女子アマで優勝し、プロテストにも一発で合格してエリートコースでした。『姉はこうだったね』とか言われることは、内心、良くは思っていませんでした。例えば『同じ体ではないのに、何で同じスイングをしなければいけないの?』と思っていました」
エリートコースの姉に対し、妹はアマチュア時代に大きなタイトルを取ることはできず、プロテストも合格するまで4回を要した。「プロになるまでに時間がかかりましたが、今、その時間は良い時間だったと感じます。自分で答えを出すことが好きでした」と冷静に話す。
現在、優利は米女子ツアーで戦い、今週も全米女子オープンに出場中(第3日終了時点で53位)。日本ツアーで吉田姉妹が同じ試合に出場した時も行動を共にすることは少ないが、決して、姉妹の仲が悪いわけではない。
「姉に反発心みたいものはありません。今朝も姉からメッセージがありました。『がんばれ』という一言とスタンプでした。いつも通りです」と笑顔で楽しそうに話した。
戦いを終えた後、吉田鈴のサインを求めて、約200人が約100メートルの長蛇の列をつくった。ひとりひとりに丁寧に対応し、人気のトッププロとしての存在感を改めて示した。
自身の言葉通り「吉田鈴」のブランドは確立している。(竹内 達朗)
2026年06月07日 16:22
◆男子プロゴルフツアー メジャー第2戦 BMW日本ツアー選手権森ビル杯 最終日(7日、茨城・宍戸ヒルズCC西C=7464ヤード、パー71)
最終ラウンド(R)が行われ、1打差2位で出た25歳の出利葉(いでりは)太一郎(フリー)は4バーディー、6ボギー、1ダブルボギーの75と崩し、通算4アンダーの6位で終えた。
2026年06月07日 16:02
<全米女子オープン 3日目◇6日◇リビエラCC(カリフォルニア州)◇6889ヤード・パー72>午前と午後で風が強弱を繰り返す難コンディションの中でも、畑岡奈紗は「大きく崩れることなくできている」と3日間の戦いを振り返り、首位と2打差で迎える最終日へ静かに視線を向けた。
【連続写真】畑岡はまるで“サスペンション” 強さの秘密は足にあった
この日はパーオン率56%にとどまったものの、ショートゲームがスコアを支えた。「アプローチでセーブできるところもあった。そこが我慢できたところ」と、11番ではチップインバーディを披露するなど、要所でのリカバリーが光った。一方でティショットの安定性には課題も残る。「少しタイミングが合わなくて右に行ってしまうところがあった」と振り返り、初日から80%台の高水準をマークしてきたフェアウェイキープ率も、この日は64%に低下。「その辺を修正して頑張れたら」と、最後のピースをはめるべくラウンド後も球を打ち込む。慣れないキクユ芝、ポアナ芝のグリーン、長いホールが続くリビエラ。それでも「組み立てとしては大きく崩れることなくできている」と、自己評価も高い。今大会でメジャー41回目の挑戦となるが、大舞台での緊張は今も消えない。だが、その向き合い方は変わりつつあり、「少し緊張しているくらいの方が集中できる」と、このプレッシャーもどこか心地が良い。「全米女子オープン」ではこれまで悔しい思いを重ねてきた。2021年大会では笹生優花とのプレーオフで敗れ、2023年大会では単独首位で最終日を迎えながらも頂点には届かなかった。米ツアー参戦も今年で10年の節目。「どんな状況でも諦めず、自分のベストを尽くすこと」をモットーに、悲願のメジャー制覇へ最後の18ホールに挑む。(文・齊藤啓介)
全米女子オープン リーダーボード
畑岡奈紗 プロフィール&成績
日本勢は何時から? 最終日のスタート時間一覧
世界ランク6位が『ライの改善』で2罰打 2ホール後に通告
初優勝者が誕生 国内女子ツアーの最終結果
2026年06月07日 16:02
◆男子プロゴルフツアー メジャー第2戦 BMW日本ツアー選手権森ビル杯 最終日(7日、茨城・宍戸ヒルズCC西C=7464ヤード、パー71)
最終ラウンドが行われ、片岡尚之(ACN)は2位と1打差の単独首位で出て3バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの72で通算8アンダー。岩田寛、タイチ・コー(香港)とのプレーオフ1ホール目でバーディーを奪った岩田に敗れ、昨年の日本オープンに続くメジャーVは逃した。
2番でボギーが先行したが、5番、6番で2連続バーディー。だが、8番パー4でティーショットを右に曲げてOBとし、ダブルボギーで後退した。同じ最終組の出利葉(いでりは)太一郎(フリー)と競り合う中、同組の岩田に15番で逆転される展開に。それでも、16番パー3でピンそば約80センチに寄せるスーパーショットでバーディーを奪って首位に並んだ。
身長171センチと大柄ではない片岡が「新・飛ばし屋」に変身した。平均飛距離は昨季が284・78ヤードで全体65位だったが、今年は298・76ヤードで13位と急上昇。4月に初出場して予選落ちた海外メジャーのマスターズ出場後に「飛距離が全然足りない」と痛感し、全力で振る練習の反復で成果が出た。平均パットで20―21年と昨年1位に輝いたパット巧者は、ツアー屈指の飛距離という新たな武器を手にして3勝目を目指していく。
片岡はプレーオフ後取材に応じた。「寛さんがすごかったです。最終日は自分が不甲斐ないゴルフだったんですけど、寛さんは僕の中でスタートする前から絶対争う相手になるなというのは確信していたので、最初は打っていたんですけど、多分どこかで来るなと思ったら、ちゃんとスイッチ入って追いつかれてしまって、16番でバーディー獲って、17 番 、18 番でいいセーブができたので、それでプレーオフまで持ち込めたのはすごい自分の中で自信になった部分ではありますけど、最後バーディーを獲れなかったのは悔しいですね。
(PO1ホール目のパットのラインは)めちゃくちゃ微妙で、スライスでは読んでいたんですけど、左打ったら抜けそうだなくらいで、(狙いは)左ふちくらいで打ったんですけど、思った以上にスライスしましたけど、最後狙ったところ打てたんで良かったです。
(正規の 18番)セカンドもすごくいいところに出せて、僕の予想だと寛さんはバーディー獲っちゃうんじゃないかなという予想だったんで、チップインくらいの気持ちで3 打目打ちました。
(国内ツアーは試合が空く)ちょっと悔しいんで、リフレッシュできるからちょうどいいかなと、次はJPC(ジャパン・プレーヤーズチャンピオンシップ、7月2日開幕・栃木)もありますし、全英オープンもあるので、そこに向けてしっかり調整したいなと思います」
◆片岡 尚之(かたおか・なおゆき)1997年12月28日、北海道・江別市生まれ。28歳。2歳からゴルフを始める。札幌光星高2年時の2014年に北海道アマを16歳の最年少記録で制覇。同年日本ジュニアで北海道の選手として初優勝。東北福祉大4年時の19年にプロ宣言。21年ジャパンプレーヤーズチャンピオンシップ・サトウ食品で初優勝。25年日本オープンでメジャー初V。特技はダーツ。家族は妻、1男。171センチ、67キロ。
2026年06月07日 15:44
◆女子プロゴルフツアー ヨネックスレディス最終日(7日、新潟・ヨネックスCC=6483ヤード、パー72)
2位に3打差の首位からスタートした吉田鈴(りん、大東建託)は、3バーディー、2ボギーの71で回り、通算8アンダーで念願のツアー初優勝を飾った。一時は1打差3位に後退したが、すぐに再逆転。日本女子ツアー通算4勝の優利(エプソン)を姉に持つ22歳の人気女子プロが新潟でうれしい1勝を手にした。姉・福嶋晃子と妹・浩子、姉・堀奈津佳と妹・琴音、姉・岩井明愛(あきえ)と妹・千怜(ちさと)に続いてツアー史上4組目の姉妹優勝となった。
2打差の3位は木戸愛(めぐみ、日本ケアサプライ)、政田夢乃(なないろ生命)、倉林紅(こう、サーフビバレッジ)の3人。
最終18番で、吉田鈴は約1・5メートルのバーディーパットを沈め、初優勝を決めた。力強くガッツポーズをしたツアー屈指の人気女子プロの初優勝にギャラリーは沸きに沸いた。
その約10分後に同じ18番グリーンで行われた優勝インタビューも盛り上がった。
「本当にうれしいです。最後はキャディーさんと『バーディー取ろう』と話していました。15番から、1ホール、1ホールが長く感じましたが、最後まで攻めの姿勢を崩さずにプレーできました。プロになるまでに時間がかかりましたが、今、その時間は良い時間だったと感じます。家族はいつも、そばで支えてくれました。恩返しできてよかったです」
吉田鈴が爽やかな笑顔で、優勝への思いを明かすと、グリーンサイドからは「かわいい!」というファンの声が響いた。
同週開催の全米女子オープン(米カリフォルニア州リビエラCC)にメルセデスポイントランク首位の佐久間朱莉(しゅり、大東建託)、同2位の河本結(リコー)をはじめ、10位以内の選手のうち8人が参戦。ランク上位選手の多くが不在だったが、吉田鈴、木戸愛らの好プレーで、初夏の新潟の戦いは大盛況で幕を閉じた。
2026年06月07日 15:35
ゴルフのBMW日本ツアー選手権森ビルカップは7日、茨城県の宍戸ヒルズCC西(パー71)で最終ラウンドが行われ、岩田寛(45)が通算8アンダーで並んだ片岡尚之、許竜一(香港)とのプレーオフを制し、2024年の今大会に続くメジャー2勝目を飾った。
2026年06月07日 15:20
<BMW 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ 最終日◇7日◇宍戸ヒルズカントリークラブ 西コース(茨城県)◇決勝=7464ヤード・パー71>国内男子メジャーの最終ラウンドが終了した。トータル8アンダー・首位に並んだ岩田寛、片岡尚之、コー・タイチ(香港)がプレーオフ(18番パー4)に臨み、岩田に軍配が上がった。
【写真】BMWの高級SUVもゲット!
決着は1ホール目。岩田はティショットでフェアウェイ左を捉えると、2打目を手前2メートル弱へ。入れれば勝利というバーディパットをねじ込んでガッツポーズ。大ギャラリーからの拍手喝采を浴びた。2024年大会に続くメジャー2勝目、ツアー通算8勝目となった。優勝スピーチで率直な気持ちを聞かれた際には、「お腹が気持ち悪いです。緊張で」と早速の“岩田節”。「きょうは途中でもう勝てないと思って、キャディとふざけてたんです。途中から『もしかしたらあるかも』ってなって、しゃべらなくなりました」など軽妙なコメントでギャラリーの笑いを誘った。「正直、プレーオフの前の18番で『頑張れ』って言われたとき、泣きそうになったんですよ。泣きそうになるとグリーンのラインが見えないじゃないですか。これで負けたらギャラリーのせいにしようと思って。でも、優勝出来たので良かったです」と言ってはにかんだ。片岡は日本タイトル2冠、タイチはツアー初優勝がかかっていたが、目前で涙をのんだ。トータル7アンダー・4位に坂本雄介。トータル5アンダー・5位に佐藤大平、トータル4アンダー・6位タイには出利葉太一郎と勝俣陵が入った。48歳の近藤智弘はトータル3アンダー・8位タイ。昨年覇者の?川泰果はトータルイーブンパー・16位タイで4日間を終えた。賞金総額は1億5000万円。優勝した岩田は3000万円を獲得した。
BMW 日本ゴルフツアー選手権 最終結果
岩田寛 プロフィール&成績
片岡尚之 プロフィール&成績
マスターズでハプニング! 片岡尚之が“クラブ池ポチャ”
畑岡奈紗がV争い 全米女子OPリーダーボード
2026年06月07日 15:19
◆男子プロゴルフツアー メジャー第2戦 BMW日本ツアー選手権森ビル杯 最終日(7日、茨城・宍戸ヒルズCC西C=7464ヤード、パー71)
最終ラウンドが行われ、45歳ベテランの岩田寛(JCRファーマ)がメジャー2勝目を挙げた。3打差3位から逆転し、片岡尚之、コ・タイチ(香港)との3人によるプレーオフを1ホールで制して大会最年長優勝。ツアー通算8勝目となり、40代で6勝目をマークした。賞金3000万円を獲得した。
岩田は表彰式で「38歳くらいからベテランとかいろいろ言われる。『昔はこうだった』とか。僕は過去と今の自分を比べたことがないので、衰えないとか思ったことがないです。毎日、全盛期です! これからも男子ゴルフツアーはまだまだ続きますので、応援よろしくお願いします」と呼びかけた。
◆岩田 寛(いわた・ひろし)1981年1月31日、仙台市生まれ。45歳。小3から野球に励み、シニア認定プロの父・光男さんの影響で14歳でゴルフを始める。仙台育英、東北福祉大卒業。2004年プロ転向。08年賞金ランク62位で初シード。14年フジサンケイクラシックでツアー初V。15年に米ツアーに参戦し、17年に国内復帰。24年BMW日本ツアー選手権森ビル杯でメジャー初優勝。178センチ、74キロ。
2026年06月07日 15:17
<ヨネックスレディス 最終日◇7日◇ヨネックスカントリークラブ(新潟県)◇6483ヤード・パー72>プロ2年目の吉田鈴が、トータル8アンダーでフィニッシュし待望のツアー初優勝を挙げた。3打差の首位から出ると、そのまま逃げ切り。通算4勝の姉・優利に続く勝利で、ツアー史上4組目の姉妹優勝を成し遂げた。
【写真】透明感あふれる吉田鈴 グリーン上の一コマ
最終日は、6番パー5でボギーが先に来る展開だった。それでもすぐさま7番でバウンスバック。さらに13番パー5でもバーディを奪った。終盤の17番では難しいアプローチを寄せきれず、2つ目のボギー。ここで4番からの4連続バーディで迫ってきたルーキーの倉林紅との差は1打まで縮まった。だが、最終18番は3打目を1メートルに寄せてバーディで締めくくった。ウイニングパットを決めた瞬間にこぼれてきたのは、涙ではなく笑顔。すぐに両手を挙げて新潟のファンの歓声に応えた。表彰式のスピーチでも、その表情は晴れやかだ。大会を主催するヨネックスをはじめ、コース、地元ギャラリーなどに感謝。日頃から声援を送ってくれるファンには、「優勝で恩返しできてすごくうれしい」と言葉を送った。最後は「まだまだ技術面でも足りないところばかりですが、もっともっと練習をして、女子ゴルフ界を盛り上げられる存在になれるように頑張ります」という誓いで締めた。2024年に4度目の挑戦でプロテストに合格。ルーキーイヤーだった昨年はメルセデス・ランキング51位に終わり、同50位までが得られるシード権をあと一歩のところで逃した。それでも前半戦出場権は確保。その資格で臨んだ今季は、4月の「富士フイルム・スタジオアリス女子オープン」で5位になり初のトップ5入りを果たした。さらに2週前の「ブリヂストンレディス」では、最後まで優勝争いを繰り広げ、自己最高位の2位に。初優勝の予感が漂うシーズンを過ごすなかでモノにしたチャンスだった。国内女子ツアーで過去に姉妹優勝を果たしたのは、福嶋晃子(24勝)&浩子(1勝)、堀奈津佳(2勝)&琴音(3勝)、岩井明愛(6勝)&千怜(8勝)の3組のみ。ここに吉田姉妹の名前を刻んだ。現在、米ツアーを主戦場にする姉のように、ここから2勝目、3勝目とさらなる勝利を手にしたい。
ヨネックスレディス 最終成績
吉田鈴 プロフィール&成績
史上4組目の姉妹Vを達成した優利&鈴がドレス姿でツーショット
畑岡奈紗がV争い 全米女子OPリーダーボード