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3日間で18会場へ。浦和レッズの選手たちが街に出た理由

2026年06月30日 18:59

 6月6日(土)、明治安田J1百年構想リーグが閉幕したが、その直後の3日間、浦和レッズの選手たちがホームタウン各地へ足を運んだ。さいたま市内の小学校、保育園、警察署、赤十字……計20会場を巡った集中ホームタウン活動は、クラブが積み重ねてきた“地域との関係”の現在地を映し出す。なぜ今、レッズは街へ出るのか。その背景と歩みに追った。  9日(火)、「さいたま市立中尾小学校」を訪問したGK吉田舜(藤枝MYFCへの完全移籍を発表)、MF和田武士は、まず1年生4クラスの各教室を回り、この春入学した児童たちへの入学祝いを贈呈。最後のクラスでは予定外のパフォーマンスも飛び出し、和田がリフティングを、吉田がキャッチングを披露するなどして喝采を浴びた。その後、全学年の教室の前を歩き児童たちに挨拶。当初は児童たちが教室の中から手を振って、それに二人が廊下から応える、という形が想定されていたが、ほとんどの児童が廊下に出て選手を待ち、その人垣の中を通りながらハイタッチを交わすという光景が続いた。  中尾小学校に続いて向かった「南浦和たいよう保育園」では、近くにある姉妹園の「おおぞら保育園」の園児たちと合わせて20数人の年長児と交流した。2人がリフティングとキャッチングを披露したあと、選手1人に対して3人の園児がボール奪取にチャレンジするというゲームを行った。さらに園児が2組に分かれて吉田と和田がそれぞれ加わり、ボールを使ったリレー競争を行うなど、大歓声の中で訪問を終えた。  自身も5歳の男の子がいる吉田は「『おはようございます』と言ったら大きな声で返してくれるところは、小学1年生も保育園の年長さんも変わらず、可愛いですね。うちの子も園ではあんな感じなのかな、と思いました」。和田は「保育園の子たちとのボールの奪い合いでは、だいぶアグレッシブに取りに来てくれました。良い選手が眠っているんじゃないでしょうか。小学校では、かなりレッズを好きそうな子がいたので、試合を観に来てほしいなと思いました」と、それぞれこの日の感想を語っていた。  また10日には、GK佐藤瑠星(モンテディオ山形へ育成型期限付き移籍を発表)とFW肥田野蓮治が「1日浦和警察署長」を務めた。制服姿でJR浦和駅東口に立ち、「特殊詐欺防止キャンペーン」の啓発活動として、警察庁推奨「特殊詐欺対策アプリ」のインストール方法が掲載されたチラシなどの啓発グッズを2人が配り始めると、用意された500セットはすぐになくなった。  ホームタウン活動への参加が初めての肥田野は「浦和の街の方々と一体になってこういう活動ができるのは、サッカー以外でもパワーをもらえるような良い経験になりました」と語り、ホームタウン活動への参加経験がある佐藤は「地域の方々と交流できるのは自分自身の活力になりますし、こうしたキャンペーンを通して、特殊詐欺防止への関心を高めてもらうとともに、サッカーにも興味を持ってもらえたらと思うのですごく良い活動ができたと思う」と語っていた。  他に、日本赤十字社埼玉県支部を訪れたDF荻原拓也とDF田中義峯が、AED(自動体外式除細動器)を用いた救急法体験をはじめ、災害発生時に活用される臨時救護所(エアーテント)の設営体験を行うなど、在籍選手の半数以上が、さいたま市内の小学校や保育園、区役所や警察署、消防署など、3日間で20会場を訪れた。これほど集中した活動は初めてだった。  浦和レッズには、地元の自治体や公共団体、行政機関、あるいは協力関係のある団体からの要請が数多くあり、クラブも積極的に選手を派遣する意向だが、今年は特別大会の終了まで連戦が続いたこともあり、すべての要請には応えきれていなかった。そこでチームがオフに入ったのを機に、この3日間に集中して選手がホームタウン活動に参加したというわけだ。一方で、この期間にはホームタウン活動以外にも、パートナー企業への挨拶回りなど、選手が分かれて各種対外活動を行った。 2006年、商店会回りが変えたクラブの意識  浦和レッズに「ホームタウン部」ができたのは2000年。J2に降格したことを機に設けられた。かつては地域のイベントなどに選手の派遣要請があった際、現在ほど多くの選手が地域活動に参加する機会はなかった。それはセキュリティー上の問題などが理由だと言われていたが、クラブが積極的に地域へ出ていくという発想自体が、まだ十分に浸透していなかった時代でもあった。  しかし、レッズ誕生10年を過ぎたころから徐々に変化が表れた。初めてタイトル(Jリーグヤマザキナビスコカップ優勝)を獲得した2003年、優勝賞金の一部でさいたま市内の小学校にボールを寄贈したのを皮切りに、タイトルを獲るたびに、中学校、保育園・幼稚園などへと広げながら、サポートへのお礼を形として表すようになった。そこには、「地域に支えられているクラブだからこそ、成果を地域に還元する責任がある」という考え方があった。こうした意識の変化は、地域との接点づくりにも表れていく。イベントなどに派遣される選手の顔ぶれも変わり、主力選手が参加する機会も増えていった。  そして2006年に大きな転換点が生まれた。当時のレッズは人気絶頂と言っていい時期で、ホームゲームのチケットはほぼ完売、埼スタには毎試合5万人台後半の入場者があった。ホームゲームでのスタジアムは熱狂に包まれ、クラブは順調に成長しているように見えた。  しかし、その一方でクラブにはある危機感が芽生えていた。ホームタウンである浦和の街は同じ熱狂に包まれているのだろうか――。旧浦和市の中心部にあった浦和駒場スタジアムから、市の最東端である埼玉スタジアムに本拠地を移した結果、入場者数は2倍、3倍に増えたが、その反面、試合後にスタジアムの熱が街に広がって行く機会は激減した。  スタジアムだけでなく、浦和の街全体からも期待されるクラブでありたい。そういう思いから2006年の秋に、クラブスタッフ全員が手分けして旧浦和市内の全商店会を回った。顔を出してポスターを渡すだけでなく、商店会長らとじっくり話をし、クラブへの要望や不満などを聞いて、そのレポートを集約した。  その結果、スタジアムでの熱狂とは対照的に、街のレッズ色が以前ほど感じられなくなっていることが浮かび上がった。これではいけない――。このことがその後のホームタウン活動の方向性を考える上で大きな契機になった。チームの勝利を大きく後押しする、満員の熱狂的なスタジアム。それに満足せず、ホームタウン全体を巻き込んでいきたい。それには、自分たちから浦和の街に出て行かなければならない。こうした考えは、その後のホームタウン活動の根底にある発想として受け継がれてきた。これがクラブの意識として現在も定着している。 「ゼロからイチへ」。ホームタウン本部の現在地  レッズの歴史を見ると、初期の最優先課題は「強くなる」「タイトルを獲る」ことであり、地域との関係はさほど重視されていなかった。浦和が持っていたサッカーとの親和性に甘えていた部分もあっただろう。  しかし時代は変わっている。レッズのホームタウンには年々新しい市民が生まれている。「サッカーのまち」という浦和のキャッチフレーズは、かつて高校サッカーで浦和の高校が何度も全国を制覇したという、浦和の人たちの誇りから生まれた自然な感覚だった。しかし、その歴史を知る人は徐々に少なくなってきており、「サッカーのまち浦和」とは浦和レッズの存在を指す言葉だと思っている若者も多い。  そしてクラブ自体が変わっている。ホームタウンに住む人で、一度もレッズの試合を見たことがない人、レッズに興味がない人が少なくないことに危機感を覚え、「待ち」「受身」ではなく、アクティブな活動を日々行っている。  クラブには現在、7人体制の「ホームタウン本部」がある。スタッフがホームタウンの人々と向き合い、その中で地域の人たちがやりたいこと、必要なことを聞き出して、一緒に課題を解決していくという活動が同本部の大枠だ。あるスタッフは言う。「自分たちの大きな役割の一つは、浦和レッズを知ってもらうこと。この地域の方々に、まずレッズという存在を知ってもらい、少しでも意識してもらう。いわば『ゼロからイチにする』ような、最初の段階を担うのがホームタウン本部だと思っています」  例えば、ホームタウン内の小学校(特別支援学校を含む)58校を対象とした新1年生と卒業生への記念品贈呈は、毎年の恒例事業になっているが、記念品は宅配便ではなくスタッフが手分けして配る。その際には、お祝いの言葉を伝えながら、各校の現状を聞いて自分たちにできることはないか模索する。そういう直のコミュニケーションを大事にしている。  薬師寺智之ホームタウン本部長は語る。「今回のように、3日間集中して選手がホームタウンへ出向く取り組みは、クラブとして初めての挑戦でした。いろいろな議論はありましたが、レッズは本来どうあるべきかという原点に立ち返り、レッズを知ってもらうきっかけづくりという意味でも、さらに選手に自分たちがいろいろな人に支えられているんだということを直に感じてもらう機会をつくるという意味でも、今回の取り組みは大事なものでした。浦和レッズはこの街のサッカークラブです。クラブの先輩たちがさまざまなものを築いてきた、そのバトンをもらって我々ホームタウン本部は活動しています。私たち自身が、もっともっと街の中に溶け込み、地域の方々と一緒に歩んでいきたいと思っています。今回の3日間は自分たちの力が試される良い機会でもあったと思っています」   レッズのホームタウン活動は、他クラブの先を進んでいるとは言えない。しかし、着実に前進している。今回の集中活動は、その実証であり、新たなスタート地点になったはずだ。  取材・文=清尾 淳

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  • “メッシの後継者”と期待された神童の現在地 最年少記録を次々打ち立てた逸材は輝けぬままバルサを離れることに

    2026年07月01日 22:30
    モナコは30日、バルセロナからアンス・ファティを完全移籍で獲得したと発表。昨年に期限付き移籍で加わった際に付帯されていた買取オプションを行使する形で加入が決まった。 ファティは2012年にFCバルセロナの下部組織ラ・マシアに加入すると、その類まれな得点感覚と突破力で頭角を現した。2019年には16歳でトップチームデビューを飾り、クラブ史上最年少得点記録やUEFAチャンピオンズリーグ最年少得点記録を樹立するなど、一躍世界屈指の若手タレントとして脚光を浴びた。リオネル・メッシが退団した後にはクラブの象徴である背番号10も託され、“メッシの後継者”として大きな期待を背負う存在となった。 しかし、その輝かしいキャリアは度重なる負傷によって大きく狂わされることになる。2020年に負った膝の重傷をきっかけに長期離脱を余儀なくされ、その後も故障に悩まされ続けた。復活を目指してプレミアリーグのブライトンへのレンタル移籍も経験したが、本来の輝きを取り戻すには至らず、バルセロナでの定位置奪還は叶わなかった。 それでも、2025-26シーズンにレンタル移籍したモナコで再び才能の片鱗を見せる。リーグ・アンを中心に公式戦30試合で12ゴールを記録し、攻撃陣の主力として存在感を発揮。この活躍を受け、モナコは約1100万ユーロの移籍金を支払って完全移籍での獲得を決断した。バルセロナは将来の移籍に関する条項を保持したまま、13年間在籍した“かつての神童”との別れを選択した。 16歳で世界を驚かせ、“メッシの後継者”と呼ばれたアンス・ファティ。バルセロナでその期待に応え切ることはできなかったが、23歳となった今、新天地モナコでキャリア再生への道を歩み始めている。

  • 「自分の責任」「クリアすれば…」失点関与で号泣した日本代表MF、胸中を吐露【W杯】

    2026年07月01日 21:42
    [北中米W杯ラウンド32]日本 1−2 ブラジル/6月29日/ヒューストン・スタジアム  日本代表は現地6月29日、北中米ワールドカップのラウンド32で最多優勝国のブラジルと対戦。29分に佐野海舟のゴールで先制するも、56分に追いつかれて迎えた後半アディショナルタイムに被弾し、1−2で逆転負けを喫した。  試合後、自陣でボールを奪うも、その後にロストし、最後の失点のきっかけを作るかたちとなってしまったMFの田中碧はピッチに倒れ込んで号泣。取材対応もできないほどの状態だった。  一夜明け、取材に応じた田中は意気消沈した様子で、こう絞り出した。 「悔しいと申し訳ないというのは、ずっとあるというか、それは昨日だろうが今日だろうが、これから先ずっと変わらないだろうなというふうに思いますし。シンプルに自分の力がまだまだ足りなかっただけだと思うので。もっとやらなくちゃいけないんだなという、シンプルに力が足りないんだなというのは感じました」    自ら奪ったボールであり、そもそも失点はチームの問題であり、一人の選手が責任を負うべきではない。だが、27歳のMFは「あの時間帯に失点したというのが、自分としてはすごく責任を感じた」という。 「ゼロで進めるのができなかったのは自分の責任ではあるんで、全部自分で受け止めてますし、受け入れていますし、まだまだ自分の力が足りなかったというだけなんで。そこだけだなっていうのは思います」  そして、「もちろんクリアすればよかったなとは思います。でもつなげれば、それでもう一回クリアしてくれればよかったなというふうにも思いますし。でも、別に誰のせいでもなく自分の責任ではあるんで。サッカーである以上、自分で取り返さなきゃいけないなというふうに思います」と責任を背負いこんだ。  チュニジア戦、スウェーデン戦での田中の奮闘ぶりは誰もが認めるところ。顔を上げて、日本に帰国してほしい。 取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部/現地特派) 【画像】日本代表のブラジル戦出場16選手&監督の採点を一挙紹介!最高点は圧巻先制弾のボランチ、34歳CBと驚異の運動量だったFWも7点台

  • インテル、37歳MFムヒタリアンとの契約延長を発表! 一時は現役引退の噂も2027年まで更新

    2026年07月01日 21:37
     インテルは1日、元アルメニア代表MFヘンリク・ムヒタリアンと2027年6月30日まで契約を更新したことを発表した。  1989年1月21日生まれのムヒタリアンは、ウクライナの名門シャフタールでブレイクを果たすと、その後はドルトムント、マンチェスター・ユナイテッド、アーセナルでプレー。2022年夏にローマからインテルへの完全移籍を果たし、ここまで公式戦通算187試合出場12ゴール21アシストを記録。2025−26シーズンも39試合に出場し、セリエA制覇とコッパ・イタリア優勝の2冠達成に貢献している。  従来の契約は2026年6月30日までとなっており、現役引退の可能性を取り沙汰されたが、クラブは1年間の契約延長に合意。ミラノの地で現役を続行することが決定した。  なお、インテルは先月30日に元スイス代表GKヤン・ゾマー、イタリア代表DFマッテオ・ダルミアン、イタリア代表DFフランチェスコ・アチェルビ、オランダ代表DFステファン・デ・フライの4選手の退団を発表。契約満了に伴い、4選手がミラノを離れることが決まったが、ムヒタリアンはもう1シーズン、ネッラズーリのユニフォームを身にまとうことになった。

  • アーセナル、W杯でアシスト量産のMFギマランイスに関心か…約119億円の口頭オファーは拒否?

    2026年07月01日 19:48
     アーセナルがニューカッスルに所属するブラジル代表MFブルーノ・ギマランイスに関心を寄せているようだ。

  • スキークロス・須貝龍選手「夢中になって追い求めて」地元で児童に講演【新潟・胎内市】

    2026年07月01日 19:34
    ミラノ・コルティナ冬季オリンピックのスキークロスに出場した須貝龍選手が、地元・胎内市の小学校で講演しました。 須貝選手は、2月のミラノ・コルティナオリンピック直前の大ケガから奇跡的な復活を果たして出場。1回戦で敗れたものの力強い滑りを見せました。地元の胎内小学校で開いた講演会では、250人ほどの児童を前に好きなことに情熱を傾ける大切さを語りました。 ■スキークロス 須貝龍選手 「僕自身は努力という言葉はあまり好きではないが、情熱を持つとか夢中になるというのがすごく好きな言葉です。」 講演後は、児童の質問に丁寧に答えました。 ■小学4年生 「スキーですごい人に会えてうれしかった。」 ■小学3年生 「これからも大会とかで優勝してほしい。」 ■スキークロス 須貝龍選手 「何か夢中になって、それを追い求めて楽しく生活ができるようなきっかけになったらうれしい。」 今後は、リハビリを継続しながらトレーニングを積み、実戦への本格復帰を目指します。

  • 「準々決勝レベルの試合だった」イングランド代表指揮官が“日本対ブラジル”に言及。「両チームの実力を考えれば…」【W杯】

    2026年07月01日 19:31
     イングランド代表を率いるトーマス・トゥヘル監督が、日本代表とブラジル代表の一戦に言及した。アメリカの大手メディア『ESPN』が伝えた。  今大会の決勝トーナメント初戦では、ドイツとオランダがそれぞれパラグアイ、モロッコにPK戦で敗戦。強豪ブラジルは日本を相手に先制される展開となり、試合終了間際90+5分の逆転弾で2−1と勝利を収めた。  こうした接戦が続く状況について、トゥヘル監督は「ワールドカップでは何が起こるかわからないという考え方は、ノックアウト方式の本質」と切り出し、日本対ブラジルにも触れた。 「オランダ対モロッコはワールドカップの準々決勝か準決勝のようなもの。ブラジル対日本も、両チームの実力を考えれば、どんな大会であっても少なくとも準々決勝レベルの試合だった」    さらに、「ワールドカップの決勝トーナメントを見ていて分かったことがある」として、ロスタイムに勝敗を左右するゴールが相次いでいる点を挙げ、「僅差の勝負はある意味、気持ちを落ち着かせる効果がある」とコメント。「我々は過度な期待を抱かないようにしなければならない」と語った。  また、「今大会は守備が非常に堅いチームが多く、相手の守備ラインを突破するのは非常に困難だ」と分析。「失うものが何もない相手と対戦するとなると、なおさらだ」と説明し、「こうした状況は心を落ち着かせ、現状を受け入れ、明日に全力を尽くすのに役立つ」と前を向いた。  なおイングランドは現地7月1日、アトランタ・スタジアムでDRコンゴとベスト16進出を懸けて対戦する。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部 【画像】日本代表のブラジル戦出場16選手&監督の採点を一挙紹介!最高点は圧巻先制弾のボランチ、34歳CBと驚異の運動量だったFWも7点台

  • 「プレミアリーグに韓国人0人で、日本人10人が現実になるかも」佐野海舟にアーセナル関心ら日本代表戦士の英移籍噂続出! 隣国メディアは嘆き節「両国のサッカー界に極端な差」

    2026年07月01日 19:30
    日本代表選手たちのプレミアリーグ移籍の噂が相次ぐなか、韓国メディアが日本サッカー界の“プレミア移籍ラッシュ”に羨望と危機感を抱いているようだ。 韓国『ネイトスポーツ』は、マインツに所属する日本代表MF佐野海舟の去就に注目。ドイツ紙『Bild』が今年3月に「マインツは佐野の移籍金として最大6000万ユーロを要求している」と報じたことを紹介したうえで、プレミアリーグの強豪アーセナルが同選手の獲得に動いていると伝えている。 同メディアは、アーセナルがすでにデクラン・ライスやマルティン・スビメンディといったトップレベルのセントラルMFを擁しているにもかかわらず、「そのうえで佐野を加える計画だ」と構想を描いていると報道。2024年に鹿島アントラーズからマインツへ移籍した25歳が、ブンデスリーガ1年目から全34試合に出場して成功を収めたことを高く評価している。 そして、『ネイトスポーツ』が特に注目したのが、プレミアリーグにおける日本人選手と韓国人選手の勢力図だ。 記事では、「佐野がプレミアリーグへ移籍した場合、2026-27シーズンにはプレミアリーグにおける韓国人選手と日本人選手の数が正反対の状況になる見通しだ」と指摘。韓国代表FWファン・ヒチャンが所属するウォルヴァーハンプトンが2部降格となった一方で、ブレントフォードのキム・ジスやトッテナムのヤン・ミンヒョクも来季の立場が不透明であることを紹介し、「プレミアリーグから韓国人選手が消える可能性」に警鐘を鳴らしている。 対照的に、プレミアでプレイする可能性のある日本人選手の名前は次々と挙げられた。三笘薫(ブライトン)、田中碧(リーズ・ユナイテッド)、遠藤航(リバプール)、鎌田大地(クリスタル・パレス)に加え、コヴェントリーの昇格によってプレミアリーグデビューを果たす見込みの坂元達裕にも注目。さらに佐野のほか、「GK鈴木彩艶、FW上田綺世、DF伊藤洋輝らもイングランドのクラブから関心を集めている」と伝えている。 そのうえで、「近い将来、プレミアリーグには韓国人選手が1人もいない一方で、日本人選手が10人となる現実を迎えるかもしれない」と分析。「両国のサッカー界が極端な差を見せる見通しだ」と、危機感をあらわにした。 かつてはパク・チソンやソン・フンミンを筆頭に、アジア人選手のプレミアリーグ挑戦をリードしてきた韓国サッカー。しかし現在は、日本代表選手たちが欧州5大リーグ、特にプレミアリーグでその存在感を急速に拡大している。

  • 「誇っていいんじゃないかな」「煽ってるのか」ドイツ、オランダに並んで…FIFAの投稿に日本のファンが反応!「強豪国と肩を並べる高みに到達した」【W杯】

    2026年07月01日 19:30
     現地6月29日に開催された北中米ワールドカップ(W杯)のラウンド32で森保一監督が率いる日本代表が強豪ブラジル代表とヒューストン・スタジアムで対戦。

  • 「将来的に見たときにどうなのか」冨安健洋が語る日本代表の課題【W杯】

    2026年07月01日 19:20
     北中米ワールドカップの決勝トーナメント1回戦でブラジルに敗れた日本代表。試合翌日、冨安健洋は日本サッカーが世界の頂点を目指すために必要なものについて、自身の考えを語った。  森保ジャパンは組織的な守備と献身的なハードワークを武器に世界と渡り合ってきた。一方で、冨安は世界トップとの差として「個」の力を挙げる。 「やっぱり個で負担する部分を、悪く言うとですけど、個で負担する部分を数で対処しないといけないチームというか、まだそのレベルなんで。もちろん世界のトップトップのクラブや国を見てみると、そんなことはないわけで」  その一方で、日本らしさを否定するつもりはないという。 「日本サッカーは味方を助ける動きだとか、ちょっとずつ気を使ってみたいな。もちろん本当にいい面だと思いますし、そこがポジティブに働くことのほうが多い。でも、それが将来的に見たときにどうなのか。ベストなのはそこをミックスすること。日本だけにしかない良さもありますし、それをプラスできればいいのかなって思います」    そして、最終的には一人ひとりの成長こそが日本代表を前進させると強調した。 「結局それも個の成長につながるんですけど。個の成長があれば、わざわざそういう状況を作らなくていいですし。1人で対処できたり、1人で突破できたり、個で圧倒することができれば、必要な時に日本人が持っているメンタリティや日本サッカーの良さをプラスすればいい」  敗戦直後にもかかわらず、自らの反省だけでなく、日本サッカー全体の課題にも言及した冨安。その言葉からは、「組織力」に加えて「個」の質を高めることこそが、世界の壁を越えるための鍵だという強い思いがにじんでいた。 取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長/現地特派) 【画像】美女がずらり!! 上田綺世、谷口彰悟、長友佑都、柴崎岳…新旧日本代表を支える“女優&モデル妻たち”を一挙紹介!

  • ラッシュフォードに今夏マンU残留の可能性?…サマーフィル獲得交渉への影響必至か

    2026年07月01日 18:50
     イングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードは、今夏マンチェスター・ユナイテッドに残留する可能性があるようだ。6月30日、移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏が伝えている。  生え抜きの10番として活躍し、クラブ通算で公式戦426試合出場138ゴール79アシストという成績を残しているラッシュフォード。ルベン・アモリム前監督の構想から外れたことで、昨年冬にアストン・ヴィラ、夏にはバルセロナへレンタル移籍。2025−26シーズンは公式戦49試合に出場し14ゴール14アシストをマークしたが、バルセロナは3000万ユーロ(約56億円)という金額に難色を示し、買い取りオプションを行使しなかった。  保有元のマンチェスター・ユナイテッドへ復帰するラッシュフォードは、当初今夏の退団が濃厚と見られていたが、状況に変化があった模様。ロマーノ氏によると、クラブと選手側との間で友好的な話し合いが行われたとのこと。いかなる決定も下されていないが、両者の信頼再構築に向けた重要なプロセスと見られており、ラッシュフォード自身もマイケル・キャリック監督のもとでプレシーズンに臨むことに前向きだという。  仮にラッシュフォードが残留となった場合、クラブの今夏の補強戦略にも大きな影響を与えることとなる。イギリスメディア『スカイスポーツ』は、マンチェスター・ユナイテッドがウェストハムに所属するオランダ代表FWクリセンシオ・サマーフィルに関心を寄せているものの、実際にオファーを提示するか否かはラッシュフォードの去就次第であると報じている。  なお、バルセロナが再びラッシュフォードの獲得に動く可能性も否定はできないが、マンチェスター・ユナイテッドは“再レンタル”を容認しない構えだという。

  • Fはまさに“死の組”…日本は逃げ場がなかった。アルゼンチンは全く逆。信じられないぐらいだ(笑)。ブラジル国内で話題だよ【ブラジル人記者の視点】

    2026年07月01日 18:32
     北中米ワールドカップはグループステージが終わり、ノックアウトステージがスタート。残念ながら日本は、ラウンド32でブラジルに1−2で逆転負けし、敗退となった。  そして今、大きな注目を集めているのが、F組の過酷な運命だ。日本、オランダ、スウェーデン、チュニジアが入った同組は、その競争力の高さから“死の組”と称されてきたなか、ここ2日間のうちに別の意味で“死の組”となってしまった。  というのも、F組2位の日本に加え、F組1位のオランダはモロッコ、F組3位(グループステージ全体の3位ランキング2位で突破)のスウェーデンはフランスに敗北。同組から勝ち上がったチームが、揃って一発目で屈指の難敵と相対した末に、姿を消すこととなってしまったからだ。  日本サッカーを長く取材するブラジル人記者、チアゴ・ボンテンポ氏は、F組の国々はたとえ何位で突破しようと、非常に厳しい立場にあったと指摘する。 「ラウンド32で当たる選択肢の中では多分、モロッコが一番良かった相手だと思うけど...他の選択肢はブラジルとフランスだからね。日本が1位、2位、3位、どの順位で終わっても、格上との対戦相手から逃げ場がなかった。グループの抽選の運があまり良くなかったね。アルゼンチンとは全く逆だ」    そう、ボンテンポ記者の母国ブラジルの宿敵、アルゼンチンは対戦相手にかなり恵まれている。まず当たるのは、初出場のカーボベルデ。快進撃を起こし、勢いに乗っているとはいえ、相当な実力差がある。  さらに、ベスト4までに当たる可能性がある国は、オーストラリア、エジプト、スイス、アルジェリア、コロンビア、ガーナ。そもそもアルゼンチンは前回王者であり、基本的に相手は全て格下であるにしても、F組勢の境遇とはえらい違いだ。  その幸運ぶりはブラジル国内で話題になっているという。 「『アルゼンチンの運が良すぎる』と言われている。アメリカもすごく良かった。ちゃんと試合をやったらベスト8ぐらいになれる。そしてアルゼンチンはもっと、信じられないぐらいの組合わせになっているね(笑)」  日本の試合の中継で解説を務めた本田圭佑は、ブラジル戦後にこう言い放った。 「外野から言わせてもらいますと、正直、(日本の)くじ運は悪いっすよ。どう考えても、違うくじ運だったら良かったというのはある。タラレバで、僕の立場だからこういう言葉も許されると思って言いますけど」  タラレバを言ってもしょうがないことは分かっている。ただ、40歳のレジェンドと全くの同意見だ。 取材・文●有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部) 【画像】美女がずらり!! 上田綺世、谷口彰悟、長友佑都、柴崎岳…新旧日本代表を支える“女優&モデル妻たち”を一挙紹介!

  • 「フツーに凄くね?」「楽しみだ」ラ・リーガ通算121試合出場の実力派GK、横浜FM正式加入決定にファン期待感!「豊富な経験は心強い」

    2026年07月01日 18:13
     横浜F・マリノスは7月1日、スペインのジローナからの完全移籍加入が内定していたGKルベン・ブランコの正式加入を発表した。

  • W杯でも躍動のバルコラ、PSGの評価額は約250億円以上?…アーセナルが関心強化か

    2026年07月01日 18:12
     パリ・サンジェルマン(PSG)はフランス代表FWブラッドリー・バルコラに巨額の値札をつけているようだ。6月30日、スポーツ専門メディア『アスレティック』が伝えている。  現在23歳のバルコラはリヨンの下部組織出身で2021−22シーズンにトップチームデビューを飾り、2023年夏からはPSGでプレー。ここまで公式戦通算152試合出場39ゴール37アシストという成績を残し、チャンピオンズリーグ(CL)連覇など数々のタイトル獲得に貢献しているほか、現在開催中のFIFAワールドカップ2026ではここまで4試合で2ゴール1アシストをマークしている。  そんなバルコラだが、2025−26シーズンのCL決勝など重要な試合でベンチスタートが続いている現状に少なからずフラストレーションを抱えており、PSGとの契約延長交渉は数カ月間に渡り停滞している模様。ともに今夏の移籍市場でのアタッカー補強を目指しているアーセナルとリヴァプールから関心が寄せられ、その去就には注目が集まっている。  PSGとしてはバルコラを安売りするつもりはなく、マンチェスター・シティがイングランド代表MFエリオット・アンダーソン獲得に際してノッティンガム・フォレストに支払う見込みの1億1600万ポンド(約250億円)を大きく上回る価値があると見ているようだ。報道によると、ポルトガル代表FWゴンサロ・ラモスが推定総額7000万ユーロ(約130億円)でミランへ完全移籍したことでバルコラ売却を急ぐ必要がなくなり、強気の価格設定が可能になったという。  一方、イギリスメディア『BBC』によると、アーセナルはバルコラが獲得可能であると考えており、関心を強める見通しだという。プレミアリーグ王者はイングランド代表MFモーガン・ロジャーズをトップターゲットとしているが、アストン・ヴィラの要求額が1億3000万ポンド(約280億円)に上る可能性があることから、バルコラを代替候補として注視しているようだ。  なお、PSGはライプツィヒからコートジボワール代表FWヤン・ディオマンデを獲得するべく動いている模様。ディオマンデ獲得交渉の行方は同じポジションを主戦場としているバルコラの去就に大きな影響を与えることとなりそうだ。

  • 「世界で2番目」「完全に失敗しただけ」日本代表のF組に続いて…今大会で起こった悲劇にSNS沸騰!「あっという間に…」【W杯】

    2026年07月01日 18:06
     現地6月30日に開催された北中米ワールドカップのラウンド32で、E組を3位通過したエクアドル代表が開催国のメキシコと対戦。0−2の敗戦を喫して決勝トーナメント1回戦で敗退となった。  この試合の前には、E組1位通過のドイツが1−1で突入したPK戦の末にパラグアイに敗戦。2位通過のコートジボワールもノルウェーに1−2で敗れていたため、グループステージですでに姿を消しているキュラソーを含めて、これでE組の4か国すべての敗退が決定。日本のF組に続いて全組2番目の“全滅”となった。    この結果に対してSNS上では「E組までベスト32で全滅するとは」「あっという間に…」「世界で2番目の早さ」「E組も消えるのか」「E組が全滅第2号」「E組も全滅かー。あそこも激戦ブロックだったのに…」「完全に失敗しただけ」以下のような声があがっている。  厳しい結末となった。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部 【画像】日本代表のブラジル戦出場16選手&監督の採点を一挙紹介!最高点は圧巻先制弾のボランチ、34歳CBと驚異の運動量だったFWも7点台  

  • 「こんなトッテナムは見たことがない」マテウス・フェルナンデス獲得が決定的なスパーズ トナーリに続く積極的な姿勢にOBも興奮止まらず「優勝争いできない理由はない」

    2026年07月01日 17:30
    トッテナムが今夏の移籍市場で見せる積極姿勢に、クラブのレジェンドOBも興奮を隠せないようだ。 今夏ニューカッスルからイタリア代表MFサンドロ・トナーリ獲得を目指すスパーズは、ポルトガル代表MFマテウス・フェルナンデスの獲得でも合意に近づいていると報じられている。かつてトッテナムでもプレイしたジェイミー・レドナップ氏は、この大型補強路線を高く評価している。 英メディア『SkySportrs』によれば、レドナップ氏は「これはトッテナムのファンにとって素晴らしいニュースであり、大きな興奮を呼ぶだろう。なぜなら、これはこれまで見たことのないことだからだ。彼らは市場で本格的に動き出している。以前の経営陣では決してこのようなことはしなかった」と語り、クラブの変化に驚きを示した。 現在21歳のフェルナンデスは、ポルトガルが誇る次世代の司令塔候補だ。スポルティングCPのアカデミーで育ち、2023年にトップチームデビュー。その後はレンタル移籍を経て経験を積み、卓越したボールコントロール、運動量、そして試合を読む能力を武器に急成長を遂げる。2024-25シーズンにサウサンプトンへ加入してプレミアに上陸するといきなり主力として活躍し、今季はウェストハムでプレイ。そのパフォーマンスはプレミアリーグのビッグクラブからも注目を集めていた。 そんなフェルナンデスについて、レドナップ氏は「トナーリとフェルナンデスは、トッテナムの中盤が切望していたタイプの選手だ。これまでの中盤には、本当の意味で質の高い選手がいなかった。これまでは一生懸命働く選手ばかりだった」と評価。技術と創造性を兼ね備えた中盤の構築に期待を寄せている。 また、近年の低迷がクラブの補強方針を変えたとも分析した。 「理由はいくつかある。2度の残留争いはファンや経営陣にとって理想的なものではなかったし、もう我慢の限界だった。そしてアーセナルが優勝したことで、スパーズは恥をかかされたような気分になり、ようやく行動を起こさざるを得なくなった。今こそ行動を起こし、まともな選手を獲得し始めなければならないんだ」 さらにレドナップ氏は、来季のトッテナムが優勝争いに加わる可能性にまで言及した。 「来年は強豪チームになるだろうから、選手たちをうまく獲得できればいい。今のチームを見れば、来年優勝争いに加われない理由は何もない。彼らにとって素晴らしい移籍期間だった。これまでに見たこともないほど迅速に動いたし、私はフェルナンデスの大ファンだ。彼がポルトガル代表に選ばれなかったのは本当に残念だった」 最後には、「トッテナムにとって、これは素晴らしい補強になるだろう。あとは、この移籍を実現させるだけだ」と締めくくっている。長年、補強戦略への批判にさらされてきたトッテナム。しかし今夏は、そのイメージを一新するような積極補強を見せている。トナーリとフェルナンデス獲得が正式決定となれば、スパーズの新時代を象徴する移籍の一つになるかもしれない。