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2026年07月08日 08:00
「広島4−3ヤクルト」(7日、マツダスタジアム) 広島が今季3度目のサヨナラ勝ち。坂倉将吾捕手(28)が1点を追う九回無死一塁で、キハダから逆転サヨナラの9号2ランを右翼席に運んだ。2017年の七夕には、5点ビハインドの九回に当時現役だった新井貴浩監督の逆転3ランなどでヤクルトに劇的勝利。ファンの間で語り継がれる“伝説”をほうふつとさせる白星を飾った。以下は、新井監督の主な一問一答。 ◇ ◇ −坂倉が決めた。 「見事なホームランだったね」 −外角攻めの後、内角に投じられた球を見逃さなかった。 「あそこは追い込まれていたし、最後は変化球かな?よく反応したと思います。あれだけ良い真っすぐがある中で、本当に素晴らしいホームランだったと思います」 −塁上では辰見も揺さぶった。 「タツの足も相手バッテリーにプレッシャーがかかったと思います」 −七夕の劇的勝利は17年を思い出す。 「あの時は誰が打ったの?」 −新井監督です。 「あの選手もまあまあ良いバッターだったね」 −五回の好機では秋山を代打で起用。 「あそこもチャンスだったし、チャンスだったらあらかじめ、行くと言っていたので」 −中崎の状態は。 「肩の裏の違和感ということでチェックしに行っている。病院に」
2026年07月08日 09:12
ロブレスキーは今季リーグ2位タイの10勝
メジャーリーグ機構は7日(日本時間8日)、今月14日(同15日)にフィラデルフィアで行われるオールスター戦の代替出場選手を発表した。ナ・リーグの投手ではジェイコブ・ミジオロウスキー(ブルワーズ)らが出場辞退し、新たに3人が招集されたが、「奪われた」「あり得ない」と招集されなかったドジャース左腕に同情の声が寄せられた。
この日、出場辞退が決まった投手は、ミジオロウスキーのほかにポール・スキーンズ(パイレーツ)、マックス・メイヤー(マーリンズ)の3人。代わって選ばれたのがブラクストン・アシュクラフト(パイレーツ)、ヘスス・ルザルド(フィリーズ)、ライリー・オブライエン(カージナルス)だった。
アシュクラフトは9勝&防御率3.24、地元開催となるルザルドも7勝&防御率3.75、救援投手のオブライエンは防御率3点台ながらリーグ最多22セーブを記録している。いずれも好投手ではあるが、ファンが主張したのは、ドジャースのジャスティン・ロブレスキーが選ばれるべきだったのでは、という点だ。
ロブレスキーは開幕から安定した成績を残し、10勝はナ・リーグ2位タイ、防御率2.80は同8位をマーク。十分にオールスター級の成績を残しているが、代替選手としても選ばれなかった。これに対し米ファンは怒り心頭の様子だ。
「ロブレスキーがいないなんて狂ってる」
「ルザルドよりウィーラーとロブレスキーの方が上なのに反逆罪レベル」
「アシュクラフトとルザルドをロブレスキーとグリフィンより選ぶなんて狡猾」
「ロブレスキーは強奪された!」
「ロブレスキーが無視された」
「彼らよりロブレスキーの方が相応しいはず」。
ロブレスキーは今回選出されなかったが、ドジャースからは大谷翔平投手や山本由伸投手が大舞台の切符を手にしている。(Full-Count編集部)
2026年07月08日 09:00
高校野球シーズン限定でカープの選手に高校時代を振り返ってもらう新企画がスタート。第1回は、茨城県の霞ケ浦高校で3年間を過ごした遠藤淳志投手(27)。今季、リリーフとして新境地を切り開いている右腕の原点に迫った。
中学時代は軟式野球部に所属し、全く無名の投手だった。そんな右腕に声をかけたのが茨城の名門・霞ケ浦だった。プロへの道を切り開いた3年間。充実の期間かと思われたが、遠藤は意外にも高校時代を振り返り、「あまり良い思い出はないですね…」と苦笑いを浮かべた。
入寮後、本格的な集団生活が始まった。朝は6時に起床し、すぐさま着替えてグラウンドへ直行。朝一番からポール間走10本を含むハードなランメニューが課され、授業が終われば20時ごろまで練習。高校1年時の夏にチームは甲子園に出場するも、遠藤はベンチ外で、「一塁側のアルプススタンドでファウルボール捕ってました」。憧れの場所をスタンドから見つめながら、静かに闘志を燃やしていた。
今でも記憶に焼き付いているのが、通称「3・2・1」と呼ばれるランニングメニュー。学校付近に広がるどこまでも続く田んぼ道で短い休憩を挟みながら、3キロ、2キロ、1キロの順で走るメニューを数セット繰り返す。2年の冬には、後日インフルエンザと判明するほどの高熱と体調不良に襲われながらも、執念で食らいついた。「もちろん体力もついたんですけど、一番はメンタルが鍛えられましたね」。己の限界と向き合う孤独な道路で、折れない心が培われた。
そんな過酷な日々の中にも、高校生らしい青春の1ページがあった。「今だから言えるんですけど」と明かしたのが、夜の体育館を貸し切って行ったバレーボール。「ネットも自分たちで組み立てて遊んでました」と本気の遊びでリフレッシュ。仲間たちと笑い合った時間が最高の息抜きとなっていた。
最も深く胸に刻まれている試合がある。3年夏の茨城大会決勝・土浦日大との一戦だ。甲子園への切符をかけた大一番は、延長十五回までもつれる激闘。遠藤は投手と一塁を何度も交代しながら、腕を振り続けたが最後は決勝点を献上し、9−10で敗戦。試合後は「10月ぐらいまで肩が痛かったです」と数カ月痛みに悩まされるほどの死闘だった。
高校時代は聖地のマウンドに届かなかったが、後悔はない。「本当にたくさんのことを学んだ3年間でしたね。霞ケ浦でよかったと思います」と遠藤。取材中は高校時代を思い出しながら何度も「懐かしいな〜」と笑みを浮かべた。今季は中継ぎとしてフル回転中。高校時代の3年間が礎となっていることは間違いない。
2026年07月08日 09:00
ロッテの奥村頼人は5月10日の巨人二軍戦で、二軍公式戦デビューを飾ると、ここまで4試合・4回を投げて、2被安打、4奪三振、3与四球、防御率2.25の成績を残す。
初登板となった5月10日の巨人二軍戦、3−3の6回にマウンドに上がり、先頭の山瀬慎之助を2ストライクから4球目の120キロチェンジアップで空振り三振。続く郡拓也にストレートをレフト前に弾き返され、湯浅大に10球粘られた末に四球を与えてしまったが、三塚琉生を1ストライクから2球目のスライダーで二併に仕留め、二軍公式戦初登板は、1回・18球を投げ、1被安打、1奪三振、1与四球、無失点に抑えた。
「まずは第一歩を踏み出すことができたと思うので、大きな怪我なくここまで来れたので、そこは良かったと思います」と振り返り、同日の変化球については「高校の時は変化球をあまり投げていなかったので、真っ直ぐはもちろんなんですけど、真っ直ぐだけじゃダメだと思います。変化球だったりを磨いていかないといけない。そういう意味では空振りが取れたというのは一つ自信になったと思います」と話した。
高校時代から磨いてきたストレートに関しては、「ファウルは取れるんですけど、空振りを取れないので、まだまだ磨いていかないといけないなと思います」と、納得がいっていなかった。
2度目の登板となった5月27日の中日二軍戦は、一軍の本拠地・ZOZOマリンスタジアムのマウンド。「初めて投げたのと、ナイターも久しぶりだったので、戸惑いましたけどしっかり自分を取り戻して投げることができました。2三振取れたのでそこは良かったんじゃないかなと思います」と、2つの三振を奪うなど、1回・13球を投げ、0被安打、2奪三振、1与四球、無失点と堂々の投球を見せた。
3度目の登板となった6月7日のヤクルト二軍戦は、2−4の5回に登板し、一死走者なしから橋本星哉に四球を与えると、松本直樹に適時二塁打を浴び、プロ初失点を喫した。それでも、澤井廉を三ゴロ、西村瑠伊斗を二ゴロに打ち取り、1回を1失点にまとめた。
6月17日のオイシックス戦は、「その前の登板があまり良くなかったので、結構課題を見つけて、課題を修正した結果良くなったという感じですね」と、走者がいない場面でもクイック気味で投げた。1回・15球を投げたが、そのうち12球がストレートと力で押すピッチングで無失点に抑えた。
7月5日のロッテ浦和球場でのブルペンでは、ノーワインドアップで投げたり、クイックで投げたりと色々なフォームで投げ込んでいた。その理由について訊くと、「自分の課題に取り組む中で、そのフォームが最適解に近いかなと思っています。今はあのフォームで出力も高まってきるので、バランスを取りにながら投げているという感じですね」と説明した。
具体的に課題について「根本的な出力が大前提で課題ではあるんですけど、その中でアベレージとかを上げていかないといけないと思います」と話す。「あとはコントロール。毎試合四球を出している傾向にあるので、(カウント)23になったり苦しいカウントになる傾向が多い。思ったところに投げられるように。元々持ち味はコントロールとテンポでもあるので、そこを失わないように。もう一度自分の良さを活かせるように取り組んでいます」と続けた。
5月19日に取材した時にストレートは「ファウルは取れるんですけど、空振りを取れないので、まだまだ磨いていかないと」と話していた中で、5月27日の中日二軍戦では、1−3の8回一死二塁でロドリゲスを1ボール2ストライクから143キロの高めストレートで空振り三振、1−3の8回二死二塁で中村奈一輝を2ストライクから3球目の高め146キロストレートで空振り三振に仕留めた。
現在のストレートについて「まっすぐは良くはなってきていて、数値的にも上がってはきてはいる。あとは数値だけではなくて、バッターと対戦して反応だったり、空振りも取れていると思うので、この間の試合でも空振り三振を取れたりしていたので、その辺は良くはなっていると思います」と自己分析。「まだまだ満足はしていないというか、これくらいじゃまだまだと思うので、もっともっとレベルアップしていかないといけないなと思います」と、さらなる向上を誓った。
変化球も5月27日の中日二軍戦、1−3の8回一死二塁でロドリゲスに1ボール1ストライクから投じた3球目のインコース見逃し126キロスライダーが良かった。「変化球も良くはなってきているんですけど、あくまで真っ直ぐを磨いて変化球を混ぜながら、あくまで真っ直ぐを軸にしながら投げていかないと思っています。まっすぐが良ければ変化球も良くなるタイプだと思っているので、しっかりそこは合わせながらやっていければなと思います」
二軍公式戦4試合に登板して、安定した投球披露している。「まずはイニングごとにしっかり打ち取っていって、結果的として三振であったり、いい結果になると思います。四球が一番もったいないと思うので、そこは出さないように。出さないようにというか、四球を出るには理由があって、その理由は自分の中でもなんとなくわかっているので、その理由をなくしていって、そうすれば原因はなくなると思います。そこをしっかりやっていきたいと思います」。自身の武器を磨き、課題を克服し、プロ野球選手としての土台を作っていく。
取材・文=岩下雄太
2026年07月08日 08:00
「広島4−3ヤクルト」(7日、マツダスタジアム)
劇的な広島逆転サヨナラ劇の裏には秋山翔吾外野手の価値ある一打があった。
2026年07月08日 08:00
「広島4−3ヤクルト」(7日、マツダスタジアム)
広島が今季3度目のサヨナラ勝ち。坂倉将吾捕手(28)が1点を追う九回無死一塁で、キハダから逆転サヨナラの9号2ランを右翼席に運んだ。2017年の七夕には、5点ビハインドの九回に当時現役だった新井貴浩監督の逆転3ランなどでヤクルトに劇的勝利。ファンの間で語り継がれる“伝説”をほうふつとさせる白星を飾った。以下は、新井監督の主な一問一答。
◇ ◇
−坂倉が決めた。
「見事なホームランだったね」
−外角攻めの後、内角に投じられた球を見逃さなかった。
「あそこは追い込まれていたし、最後は変化球かな?よく反応したと思います。あれだけ良い真っすぐがある中で、本当に素晴らしいホームランだったと思います」
−塁上では辰見も揺さぶった。
「タツの足も相手バッテリーにプレッシャーがかかったと思います」
−七夕の劇的勝利は17年を思い出す。
「あの時は誰が打ったの?」
−新井監督です。
「あの選手もまあまあ良いバッターだったね」
−五回の好機では秋山を代打で起用。
「あそこもチャンスだったし、チャンスだったらあらかじめ、行くと言っていたので」
−中崎の状態は。
「肩の裏の違和感ということでチェックしに行っている。病院に」
2026年07月08日 08:00
「巨人4−3阪神」(7日、東京ドーム)
阪神は敗れて首位陥落したが六回、佐藤輝明内野手が2点適時二塁打で一時逆転した。デイリースポーツ評論家の糸井嘉男氏は「今季の『佐藤輝明』のレベルの高さを象徴」と高く評価した。
◇ ◇
首位攻防戦にふさわしい一進一退の好試合でした。そんな中で、六回のテルの適時二塁打は今季の「佐藤輝明」のレベルの高さを象徴するようなバッティングでした。
高梨投手との通算対戦成績は試合前時点で9打数1安打、5三振でしたが、数字は関係ありませんでした。カウント1−2と追い込まれましたが、2球続いた外角スライダーを我慢してフルカウントに持ち込みました。
バッテリーが勝負球に選択したのは外角スライダー。3球同じボールを続けました。高梨投手にとっても悪いボールではありませんでしたが、少し内側に入りました。
引っ張りの意識があれば間違いなく打てないボールでしたが、逆方向へ力感なく打てているところが今季のテルの持ち味です。自分のバッティングだけではなく、チームのことを考えた4番のバッティングでした。
高橋投手の開幕からの連勝は10で止まりましたが、この試合も要所を抑えたナイスピッチングでした。巨人打線も打ち崩そうと挑んできたところもありますし、七回の坂本選手の適時打は見送ればボールだったかもしれないコースをまさに執念で打った一打でした。
2026年07月08日 07:23
延長11回にラッシングがサヨナラ打
【MLB】ドジャース 8ー7 ロッキーズ(日本時間7日・ロサンゼルス)
ドジャースは6日(日本時間7日)、本拠地のロッキーズ戦で延長11回に劇的なサヨナラを飾った。試合を決めたのはダルトン・ラッシング捕手。勝利後のグラウンドインタビューでは、歓喜のシャワーを浴びたが、その横で“危機回避”した人物が話題を呼んでいる。
試合は、大谷翔平投手が3回に逆転2ランを放つなどドジャースが優位に進めていたが、3点リードの9回にタナー・スコット投手がまさかの3失点で同点に追い付かれた。今季初の延長戦に突入し、10回は先に勝ち越されるもすぐに追い付くと、延長11回1死二、三塁からラッシングが前進守備の間を抜く中前打を放って勝利した。
試合後、地元放送局「スポーツネットLA」のヒーローインタビューには殊勲の25歳が登場した。「綺麗な勝ち方じゃなかったけど、私たちは難局を切り抜けたよ! いい勝利だったし、いい気分だよ。長い試合のように感じた!」などと満面の笑みを浮かべ、美人レポーターとして知られるキルステン・ワトソンさんのインタビューを受けた。
すると、ラッシングの後ろに忍び寄る影があった。アレックス・コール外野手だ。アイスボックスを持って中身を頭から浴びせかける“手荒い祝福”。場内は大盛り上がりだった。一方で話題を集めたのがワトソンさんだ。コールの接近を察知してラッシングのもとを離れ、自身が祝福の“被害”を受けることを見事に回避した。
ファンからは「ワトソンさん慣れているね笑」「気配を察し逃げるワトソンさん」「ワトソン『もう2度と浴びたくないの!』」「ワトソンさん流石ですw」と笑いが広がった。これまで何度も“シャワー”を見てきたワトソンさんだが、2024年8月に大谷が「40-40」を達成した際には巻き添えをくらう場面もあり、“成長”ぶりに注目されたのかもしれない。(Full-Count編集部)
2026年07月08日 07:00
「巨人4−3阪神」(7日、東京ドーム)
阪神は敗れて首位陥落。
2026年07月08日 06:50
阪神・郄橋遥人の開幕から続いていた無敗記録がついに途切れた。7日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』では、郄橋の投球内容について解説陣が言及した。
6回まで1失点と試合をつくっていたが、7回に二死満塁から巨人の坂本勇人に走者一掃の二塁打を浴び、降板。7回途中4失点で試合を終えた。この投球について、齊藤明雄氏は「ここ数試合はランナーを出してから粘り切れていない印象がある。ボールのキレにも疲れが見えてきていて、状態があまり良くないのかなという失点の仕方だった」と指摘。疲労の影響が投球内容に表れているとの見方を示した。
また、笘篠賢治氏も「ボールのキレは彼らしくない。それでも試合はきっちり作るというのがここ2、3試合の投球」と評価した一方で、「疲れを考慮すると、どこかで登板を一度飛ばして休ませる判断を早めにしておいた方がいいかもしれない」と疲労の影響に言及し、コンディション面への配慮が必要との考えを述べた。
今季の郄橋は登板間隔を調整しながらローテーションを守っているが、開幕から先発ローテーションを回るのはプロ入り後初めて。それでも解説陣から休養の必要性を指摘する声が上がるなど、シーズン終盤を見据えた今後の起用法にも注目が集まりそうだ。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2026』
2026年07月08日 06:40
広島がヤクルトにサヨナラ勝利を収めた。7日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』では、坂倉将吾がサヨナラの逆転2ランを放った場面に注目が集まった。
1点を追う9回無死一塁で、広島は代走・辰見鴻之介を起用。対してヤクルトバッテリーは辰見の俊足を警戒し、複数回の牽制を挟むなど徹底マーク。しかし、打者の坂倉が8球目のスライダーを見事に捉え、ライトスタンドへサヨナラの一発を叩き込んで試合を決めた。
この場面で笘篠賢治氏が注目したのが代走の辰見。「打者一本に集中させなかった辰見の足。5回ほど牽制を挟むなど警戒していた。簡単にゾーンに投げさせず、早めに勝負をさせなかったことが坂倉の一本に結びついた」とコメント。辰見の足で、ヤクルトバッテリーの意識を散らしたことがこの一発につながったとの見方を示した。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2026』
2026年07月08日 06:40
2016年7月8日、甲子園球場――。あれから、ちょうど10年が経った。
阪神の藤浪晋太郎は広島戦で161球を投げ切った。3回までに5失点。それでも当時の金本知憲監督は交代を告げず、22歳の若きエースに最後までマウンドを託した。
試合後、金本監督は「今日は何球投げようが、何点取られようが最後まで投げさせるつもりだった」「(エースとしての)責任は感じてほしい。感じないといけないと思う」と采配の意図を説明。藤浪に自覚を促す狙いだったことを率直に語っている。
その一方で、この登板は「懲罰采配」と受け止められ、大きな議論を呼んだ。そして10年が過ぎた今でも、「あの161球が藤浪を壊した」という声は少なくない。
ところが、データを振り返ると話はそう単純ではない。
161球を投げた2016年シーズン、藤浪はこの試合前まで14試合に登板し、防御率は3点台前半。与四球率は前年より悪化していたものの、150キロを超える直球の威力や奪三振能力は依然としてリーグ屈指だった。
少なくとも、161球を投げた直後に一気に成績が崩れたわけではない。
シーズン全体では26試合に登板し、防御率3.25、169イニング。奪三振率も9.37と高い数字を残しており、「161球を境に壊れた」と断定できるデータは見当たらない。
むしろ、本格的な異変が表面化したのは翌2017年だった。
与四球率はさらに悪化し、死球の頻度も急増。ストライクゾーンで勝負できず、自ら苦しい投球を招く場面が増えていく。フォーム修正を繰り返すたびに、本来のダイナミックな投球との距離は少しずつ広がっていった。
もちろん、あの161球が全く無関係だったと言い切ることもできない。
22歳という発展途上の投手にとって、あの日の肉体的、精神的な負荷は決して小さくなかったはずだ。
藤浪自身も後年、この試合をたびたび振り返っている。2024年にスポーツ総合誌『Number』のインタビューでは、「トラウマではない」と前置きした上で、「あの試合は首脳陣が自分をどう見ていたかを象徴していた」と回想した。
さらに、元阪神の北條史也氏のYouTubeチャンネルでは、「もしあの試合で一生投げられない体になっていたらどうしていたのか」「見世物、さらし者のように感じた」と、当時の率直な心境を明かしている。
一方で、金本監督にも明確な考えがあった。
金本監督は当時、「普通にやっておけば、もう10勝していてもおかしくない投手(※当時は4勝止まり)」と藤浪の能力を高く評価していた。期待が大きかったからこそ、あえて厳しい形で責任を求めた。そんな指揮官なりの親心も、あの采配にはあったのだろう。
当時すでに、先発投手を100球前後で交代させる考え方は日本でも広まりつつあった。そんな中、22歳の投手に161球を託す采配は、当時でもファンの批判を集めた。
では、藤浪を苦しめた真の原因は161球だったのか。おそらく答えは、それほど単純ではない。
制球難の兆候はそれ以前から徐々に見え始めていた。フォームの試行錯誤、技術的な修正、精神的なプレッシャー、そして周囲からの期待――。さまざまな要素が積み重なり、長い苦闘へとつながっていった。
161球は「原因」だったと断じることも、「無関係だった」と切り捨てることもできない。ただ一つ言えるのは、あの日が藤浪晋太郎という稀代の才能、そして投手育成や球数管理のあり方について、球界全体が考える契機となったことだ。
文=八木遊(やぎ・ゆう)
2026年07月08日 06:30
◆ 「バットのヘッドをうまく使って打つ、全然力感なく…」
西武は7日、楽天と対戦し6−1で勝利した。
2026年07月08日 06:20
◆ 齊藤氏「気持ちの入った投球」真中氏「非常に安定感を増してきた」
ソフトバンク・上沢直之が7日、オリックス戦に先発登板。6回105球・5安打9奪三振無四球2失点で今季5勝目を挙げた。
7日放送のフジテレビONE『プロ野球ニュース2026』のMC・真中満氏が「右肘のコンディション不良から復帰3戦で2勝と、非常に安定感を増してきた。序盤ちょっと苦しかったが、しっかり試合を作った」と振り返ると、解説の齊藤明雄氏は「立ち上がりに点を取られて苦しかったと思うが、気持ちの入った投球をしたなという感じ。球もよく動くようになったのではないかと思う」と評価した。
もう1人の解説・笘篠賢治氏が「やはり連覇するためのキーマンではあると思うので、上沢が投げてチームが勝つという形が後半戦多くなれば、ぐっと近寄ってきますからね」と期待を込めると、真中氏も「頼もしい投手が戻ってきてくれましたよね」と頷いた。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2026』
2026年07月08日 06:10
◆ 真中氏「守備が得意ではないので、無理な所は任せるのも一つの作戦」
日本ハム・北山亘基が7日、ロッテ戦に先発登板。3回に満塁弾とソロ本塁打を浴び、4回はバント処理で2失策。3回0/3・60球、3安打3奪三振2四死球8失点(自責3)で降板した。
4月25日以来の黒星を喫した北山。7日放送のフジテレビONE『プロ野球ニュース2026』のMC・真中満氏が「ずっと負けていなかったが、今日は自身の失策もあって8失点で、連勝が7でストップした。ちょっともったいないプレーもありながら…」と振り返ると、解説の齊藤明雄氏は「球自体は悪くはなく、ちょっと高いくらいだったが、やはりバント処理の影響かなという感じがあった」と分析。失策の場面は「(1失策目は)打球に追い越されて慌てて投げてしまった。その後(の2失策目)はもう走者の足を考えてしまって、捕る前に投げる意識が強すぎたのかなという感じの2失策だった。もったいないですよね」と指摘した。
真中氏は「三塁手に声をかけて、積極的に行ってもらうというというのも作戦の一つだと思う。あまり守備が得意な北山ではないので、無理な所は任せたりするのも一つの作戦かもしれない」と語った。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2026』
2026年07月08日 06:00
「ファーム・西地区、阪神0−7広島」(7日、日鉄鋼板SGLスタジアム)
「左手首の骨折」で戦列を離れていた阪神・近本光司外野手(31)が「1番・DH」でスタメン出場。3打席に立ち、安打こそ出なかったものの手応えを口にした。以下、主な一問一答。
◇ ◇
−久しぶりの実戦での打席を振り返って。
「ボールをしっかり見ることができました。練習では分からないことも多いですし、実戦からでしか分からないものもあるんで」
−実戦の楽しさとは。
「この2カ月間やってきたことが良かったのか悪かったのか、今の自分に合うのかは分からないですけど、それをしっかり確認して。ダメだったら直しますし、良かったらそれを良くしていきますし、そういうことができるのが実戦の良いところかなと思います」
−実戦から遠のいたが、感覚のズレは。
「感じますよ(笑)。僕は結構、実戦が空くとダメなタイプ。それは人それぞれだし、タイミングが全てだと思うんで。今日もタイミングを意識しながら、楽しみながら打席に入ることができました」