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2026年07月10日 06:00
「広島0−1ヤクルト」(9日、マツダスタジアム) 最後まで1本は生まれなかった。広島が球団史上初の継投によるノーヒットノーランを食らった。ノーヒットノーランをされるのは2004年10月4日・阪神戦(広島市民)で井川慶に許して以来22年ぶり。2戦連続サヨナラ勝利からの屈辱的な1敗となった。それでも新井貴浩監督(49)は切り替えを強調し、次戦に目を向けた。 打てば球団史上初の快挙、凡退すれば球団史上初の屈辱。球場に詰めかけたファンは固唾(かたず)をのんで最後の勝負を見つめた。1点追う九回2死二、三塁。球団初となる3戦連続サヨナラ勝利の懸かった場面で、「何とか打ちたい気持ちだけだった」という代打・菊池は空振り三振。無安打で一打逆転の好機まではつくったが、球団初の継投でのノーヒットノーラン献上となった。 新井監督は「また明日に備えたい」と気持ちを切り替えた。攻撃陣は相手先発・ウォルターズに苦戦。四死球と失策で計3人の走者を出すも、初対戦の右腕に7回無安打無失点に封じ込められた。八回はリランソ、九回はキハダに抑えられ、外国人投手3人のリレーにやられた。 制球面で課題があるとされていたウォルターズだが、この日はストライクゾーンを積極的に突いてきた。「もうちょっと荒れるかなと思ったけど、今日は荒れているのが(ストライク)ゾーンの中に来ていた。逆に絞りづらさがあったと思う」と指揮官。戦前の見立てとは違う投球スタイルを前にして、各打者が後手に回る形になった。 四回の攻撃が始まる前には野手陣がベンチ前で円陣をつくるなど、打開への手は尽くしたが、事態は好転せず。二回の好機で凡退するなど、3打数無安打に終わった持丸は「相手の術中にハマってしまった」と振り返り、「(ウォルターズは)ストライク率が少ないということがあった中で、かなりの確率でゾーンに乗っけてきていた。想定外ではないけど、みんなの頭になかったのかなと思う」と打線全体を見渡した。 これでチームの連勝は2でストップ。前日までの2戦連続サヨナラ勝利からの無安打敗戦となり、開幕カード以来の3連勝はまたしてもお預けとなった。 一方でノーノーを食らったにもかかわらず、最後は一打逆転サヨナラの場面まで持っていけたのは、投手陣の奮闘があってこそ。新井監督は「今日も踏ん張ってくれた。なんとか追いついて、追い越したかったけど。また明日に備えたい」と前を向いた。 1番打者として変化球を仕留めきれずに3打数無安打だった名原は「真っすぐが強い中で(自分に)変化球が使われたのは、ナメられていない証拠。ここからが本当の勝負」と力を込めた。どんな負けでも1敗は1敗。悔しさを肥やしにして、次なる戦いに臨む。
2026年07月10日 08:00
「巨人2−10阪神」(9日、東京ドーム)
阪神が宿敵・巨人に大勝で2連勝として17日ぶりに単独首位に立った。腰部の張りからの復帰先発となった伊原陵人投手が5回1/3を4安打1失点で89日ぶりの3勝目。初回1死満塁で泉口の左犠飛で先制点を献上したが、二回以降はテンポ良く好投。打線は0−1の二回に前川が決勝となる逆転5号2ランを放つと三回に佐藤輝、大山の連続タイムリーで3点を加えるなど大量リードを奪った。デイリースポーツ評論家の井川慶氏は伊原について「右打者の内角へのボールを起点にできていたことが大きかった」と称賛した。
◇ ◇
1軍では4月以来と久々のマウンドになった伊原投手ですが、しっかりと投げられていたと思います。6月27日のファーム・巨人戦での投球も見させてもらいましたが、その試合に続いて良かったのは、カットボールやスライダーによる右打者の内角、左打者の外角への制球です。
ここのゾーンへのボールが、この日の投球の中での起点にできていたことが大きかったなと。少し苦しんだとしても、そのゾーンへのボールは間違わなかったですし、梅野捕手も大事なところでしっかりと使って打ち取っていました。そういう意味では、使えるボールを見極めて軸にするという配球も光りましたね。
あとは勝敗のポイントとして、伊原投手は初回に1点を失ってもそのまま最少失点で切り抜けました。逆に則本投手は三回に1失点後、なおも大山選手に2点適時打を許しました。追加点を与えるかどうかというところで、両投手の明暗が分かれる結果となりましたし、そう考えると大山選手の一打は、試合の流れを考えた上でも非常に価値あるものでした。
2026年07月10日 08:00
「巨人2−10阪神」(9日、東京ドーム)
阪神が宿敵・巨人に大勝で2連勝として17日ぶりに単独首位に立った。腰部の張りからの復帰先発となった伊原陵人投手が5回1/3を4安打1失点で89日ぶりの3勝目。初回1死満塁で泉口の左犠飛で先制点を献上したが、二回以降はテンポ良く好投。打線は0−1の二回に前川が決勝となる逆転5号2ランを放つと三回に佐藤輝、大山の連続タイムリーで3点を加えるなど大量リード。8-1の六回には森下がリーグ独走となる2試合連発の22号を左中間へ放った。
◇ ◇
伊原には独自の思考方法がある。昨季は4月に初勝利。序盤からとんとん拍子で勝ち星を重ね、先発ローテに定着したが、6月8日に挙げた5勝目を最後に6連敗と勝ち星から遠ざかった。
長いトンネルに入ったような感覚。それでも左腕は決して折れなかった。「勝ちたいなとは思っていました。でも気持ちを引きずるとかはないですね」と強い気持ちを持って練習に取り組んだ。不調に陥っても、何かを変えようとはしない。あえて、そのままの自分で勝負に挑み続ける。
学生時代はそうではなかった。「昔は打たれたら落ち込んでいましたけど、今はその日だけですね。次に持ち越しても、起きてしまったことは変わらない。しっかり反省して、忘れず記憶に置いて、次に向かうという感じです」。社会人時代に培われた精神力が今に生きている。結果が出なくてもじたばたしない。「いつか必ず結果は出る」と自らを信じ続けるのが左腕のスタイルだ。
今回も故障というトンネルを抜け、再びマウンドへ戻ってきた伊原。強い気持ちを持ち続けたからこそ、また輝ける。(デイリースポーツ・河西俊輔)
2026年07月10日 07:30
ホワイトソックス傘下がインスタグラムで伝えた村上の姿
ホワイトソックス・村上宗隆内野手の“最新ショット”が話題を呼んでいる。村上は7日(日本時間8日)から傘下3Aシャーロットで試合出場を続けており、メジャー復帰も間近。期待が高まるなか、ファンは実戦復帰した村上のユニホーム姿に「すごく似合ってる」「イケてるね」と注目していた。
3Aシャーロットは公式インスタグラムで村上の姿を公開した。ベンチからグラウンドに飛び出るシーンが収められているが、それ以上に目を引いたのが球団担当者の“本音”。「みんなは(どう思ってるか)分からないけど、私たちはナイツのユニホーム姿のムネの大ファンだよ……(とはいえ、彼をホワイトソックスに戻そうとしているところだけどね)」とユニホーム姿に惚れていることを明かした。
白と黒が基調となるホワイトソックスのユニホームと違い、3Aシャーロットは水色と白がベースとなる。それだけに見慣れないファンも多かったようだ。投稿のコメント欄には「ムネのナイツユニ、買うしかないかも」「イカしてるな」「ナイツのユニホームでもオーラがあるな」「なんてかっこいいんだ」「これは売れそう」「準備万端だね」などの声が寄せられていた。
村上は5月下旬までに20本塁打、41打点とリーグ屈指の成績を残していたが、右太もも裏を痛めて戦線離脱。主砲を襲ったアクシデントはチームにとっても大きな痛手になると思われていた。しかしホワイトソックスは前評判を覆す躍動を続け、8日(同9日)時点でア・リーグ中地区首位。村上の復帰で、チームの勢いをさらに加速しそうな気配だ。(Full-Count編集部)
2026年07月10日 07:20
9日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース2026』ではセ・リーグの上半期投手成績を振り返り、防御率、勝利数、勝率でトップの阪神・郄橋遥人をピックアップ。
2026年07月10日 07:10
9日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース2026』ではセ・リーグの上半期投手成績を振り返った。解説の佐伯貴弘はDeNA・石田裕太郎をピックアップ。佐伯氏は「なかなか勝ちがつかず、どちらかといえば負けが付きがちなんですけど、投げる試合きちんと試合を作っている。すこし乱れた試合もありましたが次の試合はきちんと整えるといった彼の心の部分の強さがすごく良いピッチャーだなと思います。前回の試合も打たれたヒットは厳しい球だったので、打ったバッターが素晴らしかったと思います」と話し、坂口智隆氏は「試合中でも修正できるようになった選手、自分の得意な球を活かすための配球を考えて投げているなと伝わる投手なので。もっと勝っててもおかしくないですし、内容のいい試合が続いているイメージですね」と分析した。
また坂口氏はヤクルト・山野太一をピックアップ。坂口氏は「今年のスワローズの勝ち頭ですよね。防御率も素晴らしいですし、元々変化球を投げたりといった部分で器用な選手でしたが、手が遅れてきてストレートはバッターが早く感じていると思います。ストライクゾーンにある程度の球を集めれたら、絶対勝てるなと思っていたので今年の成績はすごくうれしいですね」と称賛。番組MCの野村弘樹氏は「昨年ももっとやれると思いながら苦労していて、今年開幕からここまでこの防御率と勝ち星ですからね。見事だなと思いますし、自信もって投げれるようになったのかなと。いいボール持っているんだけど狙い過ぎて、フォアボールがあったり苦しんだりしているイメージだったのが今年はゾーンに投げ込めているじゃないですか。そこが彼にとって自信につながったのかなと。これからもそんなシーズンにしてほしいですね」と期待を込めた。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2026』
2026年07月10日 06:54
5月29日以来となる戦線復帰の見込み
日本の早朝にビッグニュースが飛び込んだ。ホワイトソックス・村上宗隆内野手が戦列に復帰するというニュースを、米メディアが一斉に報じた。5月29日(日本時間30日)以来となる待望の戦線復帰に圧倒的な注目が集まっている。
MLB公式のホワイトソックス番記者のスコット・マーキン氏が9日(同10日)、「ムラカミが金曜日に正式にILから復帰する」と自身のX(旧ツイッター)で伝えると、MLB公式Xも同記者の話として即座に反応して速報した。
また、地元放送局「シカゴ・スポーツネットワーク」のレポーターを務めるブルック・フレッチャーさんは、「ベナブル監督が明日シカゴで村上がチームに合流する見込みであることを認めた」とXで伝えた。同局の番組「White Sox on CHSN」の公式X(旧ツイッター)も「ムネが帰ってきた! ムネタカ・ムラカミ明日夜の試合でホワイトソックスの先発ラインナップに復帰する見込みであることが分かりました!」と報じている。
ヤクルトから2年3400万ドル(約55億円)でメジャーに移籍した村上は、開幕から3試合連発を放つなど持ち前のパワーを発揮。3・4月は月間11本塁打の活躍を見せた。その後も日本人&球団最長タイの5試合連発などアーチを量産し、5月はア・リーグ月間最優秀新人賞を受賞。リーグ最速で20号の大台に到達した。
しかし5月29日(同30日)のタイガース戦で、ニゴロを打って一塁を駆け抜けた際に右足を負傷。同箇所の肉離れのためにメジャー移籍後初の負傷者リストに入った。ウィル・ベナブル監督によると、戦線復帰まで4〜6週間の見通しとされた。米野球専門メディア「Just Baseball」の公式Xが「故障の時点ではア・リーグの本塁打数1位に並んでいた」と回顧するように、離脱するまではトップに立つほどの活躍を見せていた。(Full-Count編集部)
2026年07月10日 06:50
9日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース2026』でセ・リーグの上半期の打撃個人成績を振り返った。佐藤輝明においては打率、打点、安打数、出塁率でリーグトップ。森下翔太が本塁打数リーグトップと阪神のチームの強さを体現している。解説の坂口智隆氏は「佐藤選手や森下選手にとって、チーム内で打撃1位2位を争えることはチームにとっては幸せなことですし、チームの選手が2人になんとか回そうとすることで自分の役割を全うできますし、2人の凄み、存在感が増してくるのかなと思います」と好調が続く打席に言及した。
同じく解説の佐伯貴弘氏は「打点3位には大山選手もいるので、(森下、佐藤の)2人で終らないんですよ…。今、12球団できちんとクリーンナップが形成されているのは、阪神くらいじゃないですかね」と話した。
また番組MCの野村弘樹氏はDeNAの勝又温史をピックアップ。野村氏は「まだ規定打席には届いていないんですけど、規定打席に乗れば.320くらいなのであと1か月くらいでいきそうな雰囲気なんですよね。そうなってくると面白い存在ですし、勝又選手が1番に入ったことで得点力が上がったので」とコメント。
佐伯氏は「今まで見てきた1番バッターとはタイプが違うと思うんですよね。がむしゃらにピッチャーに向かっていく姿勢、がむしゃらに先の塁を取る姿勢。こういうのって見ていてワクワクしますよね。こういう選手がなんとかレギュラーを取ってほしい。エンカーナシオン選手が来たりで今までレギュラーだった選手がベンチにいたり、今のベイスターズはこういった争いが必要だと思います。今まで与えられていた、といったようなところから奪い合うというのが、今はいいのかな思います。なにより1番は、怪我には注意して準備とケアをとにかくきちんと行ってほしいです」と期待を込めた。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2026』
2026年07月10日 06:40
9日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース2026』に出演した坂口智隆氏が、同日の中日戦の6回裏の攻撃でDeNA・度会隆輝の走塁について及した。
2026年07月10日 06:30
9日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース2026』に出演した佐伯貴弘氏と坂口智隆氏が、継投による“ノーヒットノーラン”の最後を締めたヤクルト・キハダについて言及した。
先発・ウォルターズが7回無安打・2与四死球・無失点、リランソが8回の1イニングを危なげなく3人で片付け、広島打線を8回までノーヒットに抑えたまま、1−0の9回へ。9回はもちろん守護神・キハダがマウンドに上がる。
そのキハダは先頭の名原典彦にいきなり四球を与えてしまう。続く勝田成に送られ、ファビアンの遊ゴロで代走の辰見鴻之介を三塁に進められてしまった。一打同点のピンチで坂倉将吾に四球で一、三塁。さらに、菊池涼介の打席中に一塁走者の代走・久保修に二塁盗塁を決められ、二、三塁と一打サヨナラのピンチに。それでも、菊池を2ボール2ストライクから高めのストレートで空振り三振に仕留め、継投によるノーヒットノーランを達成した。
佐伯氏は「バッター目線でいうと、それぞれのピッチャーが荒れていると的は絞りにくいんですよ。四球で出ると球場が湧くじゃないですか。球場の雰囲気が変わるので、何か行けそうな気がするんですけど、最後菊池選手の三振を見てもらってもわかるようにまっすぐ一点張りで行っているんですけど、ボール球を振ってしまう。精神的なものの調整はバッターは難しい」と打者目線で解説。
番組MCの野村弘樹氏は「ピッチャー目線でいうと、先頭に四球を与えると嫌な予感の方が強い」と話すと、すかさず佐伯氏が「いけるぞ、いけるぞと先頭バッターでは感じるんですけど、次のバッターが続いていけるかと言うのも出てくる」とコメント。
坂口氏は「先頭四球と言ってもスワローズの調子が良かったのは間違いなく、キハダ投手が最後締めてくれるところだと思う。苦しい中で疲れがあるんですけど、四球もある程度言い方を変えれば、チームとしては想定しているところだと思う。少し負けとか逆転が続いた中で、今日この状態で抑えられたのは大きいと思いますね」と振り返った。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2026』
2026年07月10日 06:20
9日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース2026』に出演した佐伯貴弘氏が中日・岡林勇希について言及した。
中日は同日のDeNA戦に2−3の8回にサノーの2ランで逆転し、4−3の逆転勝ちで連敗を3で止めた。その中で、岡林は1番打者として3回に内野安打を放ったが、DeNAとの3連戦はこの1本のみで、13打数1安打だった。
佐伯氏は「3連戦でヒット1本。彼が機能しないと、ドラゴンズは打線にならない。もうちょっと岡林選手も頑張ってもらいたいと思いますね」と奮起を促した。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2026』
2026年07月10日 06:10
9日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース2026』に出演した坂口智隆氏と佐伯貴弘氏が、中日・サノーに逆転本塁打を浴びたDeNAバッテリーについて言及した。
3−2の8回にマウンドに上がった中川虎大は先頭の高橋周平にライトへ二塁打を打たれると、中川と松尾汐恩のバッテリーは続くサノーの初球、真ん中のストレートでストライクを奪う。2球目も同じコースにストレートを投じるも、これを左中間スタンドに放り込まれ逆転を許した。
坂口氏は「ここで今日の試合初球やられるケースがあって、2球目も同じところに構えるんですよね。ピッチャーとキャッチャーの共同作業、配球は結果論なので間違いとかないとは思うんですけど、間違いなくもっともっと厳しく攻めないと。よりボール気味に投げるのか、高さを意識するのか、はっきり欲しかった場面かなと思いますね」と指摘。
佐伯氏は「昨日も非常にインハイの厳しい球を体を回転させて打っている。松尾選手の配球の意図は坂口さんがおっしゃるように正解、不正解はない。松尾選手の意図を中川選手が指先まで伝えきれなかった1球になりましたよね」と振り返った。
番組MCの野村弘樹氏は「セットアッパー、勝ちパターンで投げるピッチャーで何を一番警戒しなければいけないかといえば長打。長打の打てるサノーに対しての警戒心ですよね。真っ直ぐを投げるなとは言わないですけど、ここでの失投は痛いですよね。悔いが残る1球だったように感じましたね」と苦言を呈した。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2026』
2026年07月10日 06:00
「広島0−1ヤクルト」(9日、マツダスタジアム)
最後まで1本は生まれなかった。
2026年07月10日 05:01
「巨人2−10阪神」(9日、東京ドーム)
阪神・前川らしい、スピンの利いた打球が右中間へグングンと伸びていった。スタンドインを見送ると小さく拳を握る。「点が欲しいなと思っていたので打てて良かった」。決勝の5号逆転2ラン。点を取られた後の一発で試合を決めた。
高校の先輩・伊原が1点を先制された直後の二回1死一塁。則本の146キロ外角直球を捉えた。打った瞬間に確信のアーチ。黄色に染まった左翼席が揺れ、オレンジ一色の右翼席へ飛び込んだ。今季自己最長の飛距離124・4メートル弾。「いいポイントで打てている」と5戦4発の要因を自己分析した。
2024年は岡田監督の下、116試合に出場。どっしりと6番に座り、持ち前の勝負強さで4本塁打を放った。しかし、昨季は69試合の出場に減少。1本塁打にとどまった。今季は開幕を2軍でスタートさせ、4月7日に昇格も5月18日には抹消となった。
そして6月6日に再昇格。その数日前、復調の予兆があった。同3日のファーム・ソフトバンク戦で3ラン。「昨日、今日の練習で“もしかしたら”というヒントがあった」。もがき、苦しんだ先に見えた一筋の光。平田2軍監督も「24年にペイペイドームで満塁本塁打を打った時の、あのスピンのかかった角度。あれが彼の持ち味」と評した、追い求め続けた打撃だった。
全て右翼席へ
5試合で4本。それも全て右翼席に引っ張っている。努力の結晶が本来の持ち味を取り戻させた。ただ一切、慢心はない。「いつ崩れるか分からないので、最善の準備をしていきたい」。飛躍、ブレークという言葉はもういらない。左翼の定位置確保へ、ひたむきに鍛錬を重ねるだけだ。
藤川監督も「前川が機能することで、打線が長くなりますので」と評価した。プロ5年目でキャリアハイの5本塁打。これも通過点に過ぎない。「今日の試合は終わったので、明日も準備をして頑張ります」と前川。ここから真価を問われることは分かっている。
2026年07月10日 05:01
「巨人2−10阪神」(9日、東京ドーム)
連日の活躍で虎党を盛り上げた。阪神・大山が2安打4打点でチームの大量得点をけん引。敵地での3連戦を勝ち越して、軽い足取りで球場を引き揚げた。
「しっかり全員で追加点を取れた。最終的に勝つことができて良かった」
三回、佐藤輝の適時打で2点差とし、なおも2死二、三塁。則本の外角低め147キロの直球を捉えて、中前へ痛烈な2点適時打。一塁ベース上でポンッと手をたたき、ガッツポーズでさらにチームの勢いを加速させた。
五回は再び無死二、三塁のチャンスで打席へ。今度はフォークを中前へはじき返して再び2点適時打を放ち、2試合連続の2安打を記録した。チームは12安打10得点の大勝となったが、「何点あってもいいと思うし、取れる時にしっかり取ることが後々大事になる」と表情を緩めることなく話した。
これで7月の6試合は22打数7安打で打率・318と夏に強い大山らしい数字を残している。さらに48打点は佐藤輝、森下に続く単独3位となった。
巨人との大事な一戦で躍動した主砲。それでも浮足立つことはない。「明日から甲子園に行くので、また反省と準備をして明日に向かいたい」と次戦を見据えた。
2026年07月10日 05:01
「巨人2−10阪神」(9日、東京ドーム)
伝統の一戦で勝ち越しを決めた試合後、阪神・藤川監督は「ホッとしています」と口を開いた。1勝1敗で迎えた第3戦。終わってみれば12安打10得点の大勝も、序盤は揺れ動く試合展開でもあった。「もうひと押し、ふた押しが」と語ったのは前夜。指揮官の注文にナインが結果で応えてみせた。
カギは6番打者が握った。ここまで固定しきれなかった打順に5戦連続で前川を起用。1点を失った直後の二回、2ランで試合をひっくり返した。この5試合で4本塁打の活躍。「前川が機能することで打線が長くなる。熊谷も非常にいい状態でありましたので」と6、7番を勝因に挙げる。
「昨日のゲームからつながりますけど、取れるところできっちり取りにいくというところを、全体としてすごく束になってかかってくれました」
隙を見せなかった攻撃を称賛し、大量リードの終盤には門別、津田、今朝丸と若い投手を起用。超満員の敵地で経験を積ませた。単独首位に再浮上。前半戦の勝負どころで勝ち切ったが「まだターニングポイントは今じゃない。明日からスワローズとの試合もありますからね」と前を向く。混セを抜け出すべく、引き締めて連勝街道を走る。