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2026年07月16日 05:00
「中日6−5阪神」(15日、バンテリンドーム) 劣勢でも諦めない姿勢は見せた。阪神・佐藤輝明内野手が終盤に快音を連発。敗戦の中で、虎の4番が意地を見せた。 「勝ちたかったですけど、いろいろついてないこともありました。明日また頑張ります」 反撃ムードをさらに盛り上げた。4点を追う八回、無死満塁の絶好機。吉田に対し、初球から積極的にスイングを仕掛けた。鋭い打球は右前への適時打。試合前の時点で防御率0点台と抜群の安定感を誇っていた左腕を攻略した。大歓声の中、一塁ベース上で何度も手をたたいて喜び、仲間を鼓舞した。 この適時打で6年連続となるシーズン60打点に到達。これは大山以来、球団史上4人目。生え抜きの左打者に限ると、初めてのことだ。ルーキーイヤーから、ポイントゲッターとしての役割を果たしていることを数字が物語っている。 これで終わらない。1点ビハインドの九回には、2死一塁の土壇場で、相手守護神の松山から、追いこまれながらも変化球に食らいつき、右前打を放った。2試合連続マルチ安打とし、チャンスを演出した。 試合終盤での強さが際立っている。今季は4打席目以降での打率が・427。チームの勝敗に直結する場面で結果を残していることが分かる。その要因は修正能力の高さ。年々自分の打撃を理解しているのはもちろん、日々の研究を怠っていない。 試合前の打撃練習で撮影した映像は、その場や練習後に欠かさずチェック。試合での打席の映像も振り返り、現状の把握や、課題改善につなげている。 大逆転には一歩届かず、連勝は3でストップ。2位・巨人とのゲーム差は1に縮まった。それでも佐藤輝を中心に、チームとして簡単には終わらない粘り強さは見せた。 夏の大型連戦は、まだまだ始まったばかり。頼れる主砲は、気持ち新たに全力で目の前の一戦に挑んでいく。 ◆新人からは初 佐藤輝が、連続シーズン60打点以上を6年に伸ばした。阪神では藤村富10年、金本7年、大山7年に次ぎ4人目で、新人年からは初となった。連続という条件を外すと、6度以上は球団8人目。
2026年07月16日 07:10
ホワイトソックスとは2年3400万ドルの契約を結んでいる
ホワイトソックスの村上宗隆内野手が14日(日本時間15日)、オールスター前に行われるレッドカーペットに参加した。その後、報道陣の取材に応じたスラッガーが所属球団への愛着を口にすると、米メディアが一斉に報道。シカゴファンからは「頼むから契約延長してくれ!」との願いが寄せられた。
レッドカーペットを終えて練習着に着替えた村上には報道陣が殺到。その中で、ホワイトソックス入団を選んだ決断は改めてどう思うかと問いかけられた。村上は「もう最高の選択だったと思ってますし、僕たちは勝つ集団なので。これからももっともっと勝てるように頑張りたいなと思ってます」と話した。続けて今後も長くホワイトソックスにいたいかと聞かれると、「もちろん、はい」と即答した。
昨オフのFA市場でトップクラスの評価を受けていた村上だが、三振の多さや確実性などを懸念されてなかなか契約が決まらなかった。その中で、3年連続で100敗以上と低迷が続いているホワイトソックスと2年3400万ドル(約55億円)で契約に合意した。金額の低さもさることながら、“弱小球団”への移籍に驚く声も少なくなかった。
しかし、村上は開幕から自慢のパワーを発揮してアーチを量産。呼応するように若手の多い打線が躍動し、ここ数年の低迷を払拭する前半戦を過ごしている。村上が実際にホワイトソックスと長期契約を結ぶかは不明だが、“前向き”な発言にシカゴ市民は感動を隠しきれなかったようだ。SNS上では歓喜の声が多数寄せられた。
「よっしゃあああ! 彼にいくらでも積め!」
「頼むから契約延長してくれ!」
「大人の対応だね、ムネ!ファンはみんな君と長期契約を結びたがっているよ」
「絶対にシカゴから逃がすな」
「言い値でいいから金を払え! 彼は生涯ホワイトソックスにいるべき選手だ」
「ムネ、もう結婚してくれ!」
「現時点で契約延長するとなったら、一体いくらぐらいになるんだろう?」
「フロントはシュワーバー級(5年1億5000万ドル/約243億円)の大型契約をさっさと提示するべきだ」
「何が何でもシカゴに引き留めてくれ! 彼の望む額をいくらでも払え!」
村上はバイロン・バクストン外野手(ツインズ)の代替選手としてオールスターゲームに出場。9回の球宴初打席は三振に終わったが、ホームランダービーに参戦するなど、スター選手が揃う球宴で存在感を示した。(Full-Count編集部)
2026年07月16日 06:50
巨人がヤクルトに8−2で快勝。15日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』では、2打席連続で本塁打を放った巨人・ダルベックに注目が集まった。
相手先発・奥川恭伸から2打席連続でアーチを描いた。第2打席では浮いたスライダーを左翼スタンドへ運ぶと、第3打席では外角のストレートを逆方向の右翼スタンドへ。それぞれ異なる球種、コースを捉えた一発で存在感を示した。
解説を務めた谷沢健一氏は「引っ張るときは両肩に力が入る。両肩の力を抜くには、ストレートを待ちながら変化球にも対応し、自分の反応で打てることが大事。今日の2本のホームランはそういう待ち方ができていた」と称賛。直球を意識しながらも変化球に対応できる打席での準備と反応の良さに言及し、ダルベックの対応力の高さを評価していた。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2026』
2026年07月16日 06:40
15日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で解説を務めた辻発彦氏が、プロ初先発となった阪神・今朝丸裕喜について言及した。
高卒2年目の今朝丸は、この日がプロ初先発。毎回走者を背負う苦しい投球となったが、3回までは1失点と粘りを見せた。しかし4回、福永裕基に適時二塁打を浴びると、さらにボスラーに2ランを許すなど打ち込まれ、この回3失点。結局、4回4失点で降板となった。
この日の投球に辻氏は「楽しみな投手。角度があって将来性を感じる」と高く評価。「今日は変化球が浮いて打たれてしまったが、まだまだこれからの投手なので」と語り、ほろ苦いデビューとなった右腕の今後の成長に期待を寄せた。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2026』
2026年07月16日 06:30
◆ アクシデントも…7回2失点の力投に高木氏「戻ってきたような感じ」
楽天・前田健太が15日、オリックス戦に先発登板。
2026年07月16日 06:20
◆ 手痛いミスが重なり4連敗…高木氏「もったいない試合だった」
ロッテは15日、西武と対戦し3−7で敗れた。7回裏、無死一塁で投前への犠打をカスティーヨが悪送球。続けて三塁線への犠打を安田尚憲が悪送球し、ピンチが拡大。その後逆転を許した。
勝負所で手痛い失策が重なり、4連敗を喫したロッテ。15日放送のフジテレビONE『プロ野球ニュース2026』のMC・高木豊氏が「逆転を許したロッテの守備がちょっともったいなかった」と語ると、解説の辻発彦氏は「最初の犠打の時も二塁手がちょっと入り遅れて、(2つ目の犠打の時も)三塁手が投げなかった。偽投みたいになって、セーフになってしまった」と分析。高木氏は「(投手は)やっぱり引いちゃいますよね、暴投したりしてね。そりゃあ気持ちは分からないではない」と心境を推察し「ちょっともったいない試合だった」と総括した。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2026』
2026年07月16日 06:10
◆ 意地見せた2ラン&猛打賞!辻氏「プロ野球選手はこれができるんですよ」
日本ハムは15日、ソフトバンクとのカード2戦目を7−6で勝利した。昨日2打席連続チャンスで三振し、次の打席で代打を送られた野村佑希が、2点本塁打を含む3安打の活躍を見せた。
意地を示した野村に対し、15日放送のフジテレビONE『プロ野球ニュース2026』のMC・高木豊氏が「昨日は悔しかったと思いますよ。やり返しましたよ」と語ると、解説の辻発彦氏は「プロ野球選手はこれができるんですよ。翌日もまた試合だから、そういうチャンスをもらって試合に使ってくれているわけじゃないですか。そこでこういう結果を出す所がいいですね、男気があっていいね」と評価。高木氏は「よく切り替えてこの試合に臨みましたよね」と頷いた。
さらに辻氏が「すっごい本塁打ですよ」と称賛すると、もう1人の解説・谷沢健一氏も「早く払拭したいもんな」と、再びの”代打送りやがって打法”に笑顔を見せた。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2026』
2026年07月16日 06:00
「中日6−5阪神」(15日、バンテリンドーム)
首位・阪神は逆転負けで連勝ストップ。初回に森下翔太の適時二塁打で先制したが、プロ初先発の高卒2年目・今朝丸裕喜がボスラーに右越えソロを浴びるなど4回6安打4失点。4点差の八回に佐藤輝明、大山悠輔の連続適時打などで1点差としたが、あと一歩及ばなかった。試合後、藤川球児監督の主な一問一答は以下の通り。
◇ ◇
−今朝丸の投球は。
「1球というのがチームの勝ち負けを握りますから。これをいい経験として、もう一回大きくなっていくために、努力をたくさんしてもらいたいなと思いますね」
−2番手以降の投手。
「同じ失敗を繰り返してしまう選手もいますが、なんとか投手コーチと一緒に壁を破ってもらいたいし、コーチも必死になって見守ってね。どこかでポンと変わり身ができればいいですが。石黒はずっと同じような点数の取られ方をしているというのは、本人も分かっているだろうから」
−攻撃では近本を起点に一、三、八回に得点。
「ポンポンと取って、先発投手がポンッと打たれた後、少し静かになってしまいましたからね。終盤にかけてもう一つ流れを持ってくることができた。この辺りは明日以降、またいけるかなと思いますけどね。気持ちをしっかりとまた切り替えて、明日に臨みたいなと思います」
2026年07月16日 06:00
巨人8−2ヤクルト(セ・リーグ=15日)――巨人が12安打で大勝。
2026年07月16日 05:55
実況が強調した村上の貢献度
ホワイトソックスの村上宗隆内野手は14日(日本時間15日)、フィラデルフィアで開催されたオールスター戦に途中出場。9回先頭で迎えた球宴初打席は、米メディアからも注目を集めた。最弱球団と呼ばれたチームをけん引し、球宴の舞台に立った主砲を、放送席の実況も感慨深く見守った。
村上はスタメン出場を逃したが、7回の守備から出場。一塁手として待望での球宴デビューを果たした。9回は先頭で初打席を迎えたが、結果は空振り三振。メイソン・ミラー投手(パドレス)の剛速球を捉えることはできなかった。しかし快進撃を続けるホワイトソックスを象徴する存在になりつつある村上の姿に、ファンもメディアも胸を熱くした。
米放送局「FOXスポーツ」で実況を務めたジョー・デービス氏は、9回に村上が打席に入ると胸の内に秘めた思いを並べた。村上がホワイトソックスに今季加入したことに触れ「チームが今季好転したシーズンにおいて、彼がもたらした影響。3年連続100敗をしていましたが、彼はチームを活気づけました」と、低迷続きのチームを変えた“救世主”だと強調した。
称賛の言葉はそれだけで終わらなかった。「打撃だけでなく、彼の人柄もです。ファンは彼(の登場)に興奮しています。彼のユニホームやTシャツが飛ぶように売れています。日本のベーブ・ルースは向こうでシーズン56発を成し遂げています」と村上の影響力の大きさに言及。最後にもう一度「シカゴを蘇らせました」と力強く伝えた。
メジャー1年目で経験した特別な2日間は、村上だけでなく、活躍を見守るメディア担当者にとっても貴重な時間になったようだ。(Full-Count編集部)
2026年07月16日 05:00
デイリースポーツの記録担当がプロ野球のさまざまな記録をひもとく新企画「記録の向こう側」(随時掲載)がスタート。今回は外国人の最年長出場選手を取り上げる。
◇ ◇
64年に阪急(現オリックス)へ加わったダリル・スペンサーは「考える野球」を日本に持ち込んだ功労者だ。
来日1年目から36本塁打を放ち、野村克也の41本に次ぐパ2位に食い込んだ。翌65年も快調にアーチを重ね、野村とつばぜり合いを演じる。相手投手は敬遠策を多用したため、スペンサーはイライラを募らせた。そして10月3日、西京極での南海との直接対決で事件は起きた。敬遠に抗議するため、八回の打席でなんとバットを逆さまに持って出たのだ。この試合はテレビで全国中継されており、多くのファンをあぜんとさせた。
相手投手の球の握り方など癖を徹底して研究し、味方に伝えた。それを見て梶本隆夫、米田哲也、足立光宏もグラブでボールを隠すなど対応を始める。スペンサーの教えを受けた選手が移籍すると、チームメートに伝えていった。こうして、考える野球が日本球界に広まっていった。
68年限りでいったん退団したが、71年にコーチとして呼び戻された。ノックバットを振るうちに、突き出ていた腹も引っ込み始める。開幕前に選手兼任の契約をし直し、現役に復帰した。この年54試合で6本塁打、そして44歳となった72年に51試合に出場し4本塁打。今度は本当に引退した。(デイリースポーツ・高野 勲)
答え…スペンサー(阪急)44歳
2026年07月16日 05:00
「日本ハム7−6ソフトバンク」(15日、エスコンフィールド)
日本ハム・新庄剛志監督もグッタリと苦笑いするしかなかった。「簡単には勝たせてくれませんな」。4点リードの九回に1点差まで詰め寄られ、なお1死二、三塁のピンチをしのいでの逃げ切り。ソフトバンク戦の今季2勝目は、薄氷を踏む思いでもぎとった。一打逆転の場面で、最後は直球勝負で柳田を空振り三振。4年ぶりセーブの堀と進藤のバッテリーを「よく思い切っていってくれた。素晴らしかった」と称えた。
打線では雪辱に燃える男が仕事をした。前日は得点圏で2打席連続三振後、3度目の好機に代打を送られた野村佑希内野手が3安打3打点。三回に左翼線へ勝ち越し適時二塁打を放つと、塁上で両拳を握ってほえた。「昨日ちょっとムカついてたので、今日返せてよかったなと。ちょっとスッキリしました」と胸を張った。
七回には左翼2階席への特大2ラン。6月24日のロッテ戦(エスコン)でも、前日に代打を送られた悔しさで2打席連続弾を放っただけに、指揮官は「前回もそうでしたよね。この流れでいってみようか」と冗談めかしつつ「信じてました、今日は」と目尻を下げた。
ソフトバンク戦の連敗を3で止め、首位の王者と4ゲーム差に踏みとどまった。最後はヒヤヒヤだったが、新庄監督は「なんかいい流れが来て、もしかして相性の悪いソフトバンクさんに勝ち始めるかもしれない。こういう勝ち方になったから」とプラス思考。苦しみ抜いてつかんだ白星が分岐点になると信じて、大逆襲に転じる。
2026年07月16日 05:00
「中日6−5阪神」(15日、バンテリンドーム)
大敗を惜敗に変えた終盤の猛追で、起点になったのは阪神・近本光司外野手だった。
2026年07月16日 05:00
「ファーム・西地区、阪神1−14ソフトバンク」(15日、レクザムボールパーク丸亀)
三回表が終わらない。ソフトバンク打線にのまれていく先発の阪神・茨木秀俊投手。虎党からの「頑張れ、頑張れ!茨木!」コールがむなしく響く。茨木が三回表だけで12失点の大炎上。阪神にとって悪夢のような約40分間が、まだ日も暮れてきっていない丸亀に流れた。
午後6時30分ごろに始まった三回表がまさかこんなに長くなろうとは。この回先頭の1番・笹川から6打数連続安打の猛攻を食らい、1死も奪えぬまま6失点。その後、2点を追加され、なおも1死満塁で悪夢の総仕上げが待っていた。
打席には4番・山川。フルカウントからの8球目を振り抜かれた。この回12失点目となるバックスクリーンへと飛び込む満塁弾。大盛り上がりの相手ベンチとは対照的に、茨木はぼうぜんとマウンドに立ち尽くした。
この惨状を「ふがいなさ過ぎや」と、あきれた表情で切り捨てたのは平田2軍監督だ。14日の同戦でも先発・桐敷が四回途中でKOされており、連日先発陣が打ち込まれる緊急事態。「調整法を一回検証しなければいかん」。2軍先発陣全体の問題として、指揮官は危機感を募らせた。
2026年07月16日 05:00
「中日6−5阪神」(15日、バンテリンドーム)
右翼へ高々と上がった飛球を悔しそうに苦笑いで見つめた。プロ初先発に抜てきされた阪神・今朝丸裕喜投手は4回6安打4失点。先発の役割は全うできず、初勝利はお預けとなったが、課題は明確だった。
「ボスラーのホームランが一番悔しい1球。1軍とファームの力の差がすごいなと感じました」
悪夢は1点リードの四回。1死一塁から福永に右中間二塁打で同点に追いつかれると、続くボスラーに2ランを許した。この回で降板となり、「4回で降りたのはまだまだ力不足」と反省の言葉を並べた。
初回は無安打で立ち上がるなど収穫もあった。「立ち上がりはいい形だったと思います」と手応え。全ての経験を自らの血肉としていく。
ここまで中継ぎとして2試合に登板してきた。3日の広島戦(甲子園)ではプロ初登板でロングリリーフを任され、3回2安打無失点と好投。9日の巨人戦(東京ド)の登板を経て、プロ初先発のチャンスをつかんだ。
藤川監督は被弾を振り返り、「寝られないでしょうね。今夜はね。自信もあっただろうけど、カウント不利で変化球を抜いて投げたらファームのレベルとかであれば外野フライ、このレベルでは当然スタンドまで持っていかれる」と、悔しさをバネに飛躍していくことを求めた。
今後は2軍再調整が濃厚となる今朝丸。「全体的にスキルアップしていきたい」とやる気は十分。この経験を力に変え、次戦に向けて鍛錬を積む。
2026年07月16日 05:00
「中日6−5阪神」(15日、バンテリンドーム)
劣勢でも諦めない姿勢は見せた。阪神・佐藤輝明内野手が終盤に快音を連発。敗戦の中で、虎の4番が意地を見せた。
「勝ちたかったですけど、いろいろついてないこともありました。明日また頑張ります」
反撃ムードをさらに盛り上げた。4点を追う八回、無死満塁の絶好機。吉田に対し、初球から積極的にスイングを仕掛けた。鋭い打球は右前への適時打。試合前の時点で防御率0点台と抜群の安定感を誇っていた左腕を攻略した。大歓声の中、一塁ベース上で何度も手をたたいて喜び、仲間を鼓舞した。
この適時打で6年連続となるシーズン60打点に到達。これは大山以来、球団史上4人目。生え抜きの左打者に限ると、初めてのことだ。ルーキーイヤーから、ポイントゲッターとしての役割を果たしていることを数字が物語っている。
これで終わらない。1点ビハインドの九回には、2死一塁の土壇場で、相手守護神の松山から、追いこまれながらも変化球に食らいつき、右前打を放った。2試合連続マルチ安打とし、チャンスを演出した。
試合終盤での強さが際立っている。今季は4打席目以降での打率が・427。チームの勝敗に直結する場面で結果を残していることが分かる。その要因は修正能力の高さ。年々自分の打撃を理解しているのはもちろん、日々の研究を怠っていない。
試合前の打撃練習で撮影した映像は、その場や練習後に欠かさずチェック。試合での打席の映像も振り返り、現状の把握や、課題改善につなげている。
大逆転には一歩届かず、連勝は3でストップ。2位・巨人とのゲーム差は1に縮まった。それでも佐藤輝を中心に、チームとして簡単には終わらない粘り強さは見せた。
夏の大型連戦は、まだまだ始まったばかり。頼れる主砲は、気持ち新たに全力で目の前の一戦に挑んでいく。
◆新人からは初 佐藤輝が、連続シーズン60打点以上を6年に伸ばした。阪神では藤村富10年、金本7年、大山7年に次ぎ4人目で、新人年からは初となった。連続という条件を外すと、6度以上は球団8人目。