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2026年07月20日 12:47
「高校野球沖縄大会・決勝、沖縄尚学4−3エナジック」(20日、沖縄セルラースタジアム那覇) 昨夏の甲子園を制した沖縄尚学が逆転でエナジックを下し、2年連続12度目の出場を決めた。1948年の小倉以来、78年ぶり史上7校目となる夏連覇への挑戦権をつかんだ。 試合は1点を先制されながらも動じなかった。直後に敵失で同点に追いつくと、六回に秋江が勝ち越しの適時二塁打。七回には2個の押し出し四死球で突き放した。 先発の久高が5回1失点でしっかりと試合を作ると、昨夏の甲子園決勝で先発し、快投を見せた新垣が六回からリリーフして3回1/3を1失点。九回1死からマウンドに上がった高校日本代表左腕の末吉が3連打を浴びて1点差に迫られたが、リードを守り切った。 2死一、二塁から高めのスライダーで空振り三振を奪うと、末吉は左手を突き上げてガッツポーズ。左腕を中心に歓喜の輪ができた。整列後はエナジックの選手達と抱き合い、健闘をたたえあった。 沖縄尚学は昨年、2年生だった末吉&新垣の活躍で夏の頂点へと駆け上がった。最上級生となり、センバツでは帝京に敗れて夏春連覇を逃したが、78年ぶりとなる夏連覇へ、沖縄尚学が聖地に戻ってくる。
2026年07月21日 07:30
◆ 白球つれづれ2026・第29回
“広島界隈”が、何やら騒がしい。
ペナントレースは、セリーグの下位に低迷して、見どころが多いわけではない。しかしプレー以外のところでマスコミを賑わせている
今月17日、球団は矢野雅哉選手の出場選手登録を抹消した。
昨年末、羽月隆太郎選手が通称「ゾンビたばこ」と言われる禁止薬物を使用したとして逮捕された。その後、同選手の契約を解除してその後も調査するとしていた。
しかし、その過程で羽月元選手から「他にも選手で使用者はいた」との発言があり、今月に入ると一部週刊誌で、ゾンビたばこの売人とされ人物と矢野選手らが同席する写真が流失。球団で調査に当たっている鈴木清明球団本部長は「売人と呼ばれる人と密室にいることに強い疑念を抱く」と説明。しかし、薬物使用については「確認できていない」として、ペナルティーではないとしているが、問題の写真には他にも主力選手らも映っている。とても説明責任を果たしたとは言えない。
そんな体たらくに合わせるように、今月14、15日にマツダスタジアムで開催された対DeNA戦では、二日続けて3万人収容の同球場が2万人割れを記録して、ファン離れが話題を呼ぶ。
続く17日からの阪神戦では阪神・前川右京選手が死球を受けて、左肩甲骨を骨折して抹消。翌日にも佐藤輝明選手への厳しい内角攻めに藤川球児監督が激高。広島の新井貴浩監督が謝罪するなど一触触発の険悪な空気が流れている。正直なところ、もはや野球以前の状態に追い込まれている。
2年連続Bクラスからの脱出を図るカープは、この春、チームの体質改善を図るべく思い切った若返り策に活路を見出そうとした。
キャンプ、オープン戦では2年目の佐々木泰選手を四番に起用。同じくドラフト1位で入団した平川蓮選手を一番打者として抜擢も狙った。
秋山翔吾、野間駿祥選手らベテラン勢に代えて若いパワーで活路を見出したいところだったが、期待の若手も相次ぐ故障で計画は頓挫。投手陣を見ても昨年までクローザーを任されていた栗林良吏投手が先発転向したら、抑えが不在になる。先発ローテーションの柱として投げて来た森下暢仁投手も成績が上がらず、目下無期限の二軍調整中。これでは最下位まで見えて来る大ピンチも致し方ない。
かつての赤ヘルには、魅力的なスターがたくさんいた。黒田博樹や鈴木誠也は海を渡り、丸佳浩や西川龍馬、九里亜蓮らは他球団に移っていった。FA、マネーゲームの時代。資金力に乏しい地方球団の悲しさだが、そのたびにこれまでの広島は生き延びて来た。ドラフトで森下や栗林を上位指名して、足りない分は12球団一と言われた圧倒的な練習量で若手を育てて来た。
かつて長嶋茂雄監督時代の巨人は広島遠征があると、若手を広島の二軍練習場に見学に行かせたことがある。高校野球の広島商業、広陵高校らを筆頭に野球熱が盛んで、目の肥えたファンが多いから、不振の時に広島のネオン街に出たら叱られる。それほど猛練習は当たり前だった。もう一度、原点に立ち返って強いころの赤ヘルを取り戻すしかない。
地元では、早くも新井監督の後任に金本知憲や野村謙二郎氏らOBの名前が取りざたされていると言う。「真夏のストーブ」にしても少し早すぎる。
日米を問わず、球団の経営スタイルも大きく変わりつつある。
広島で言えば、長くオーナーを務める松田一族の情熱で支えてきたが、これからはさらに多角的な視点を持った、長期的な施策が求められる。弱小球団なら、なおの事、どこに巨額の投資をして、どこを削り強化を実らせるか。
このオフにはエースの床田寛樹投手や主砲の坂倉奨悟選手までFAを迎える。今こそ、広島の真価を問われる時期が来ている。
出すべき膿は出して、解体的な出直しをファンも求めているはずだ。
文=荒川和夫(あらかわ・かずお)
2026年07月21日 07:20
20日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース2026』に出演した池田親興氏が、同日のロッテ戦に勝利したソフトバンクのリリーフ陣について言及した。
この日はセットアッパーの松本裕樹、守護神・杉山一樹が2連投中だったため、ベンチ外。試合前から2人を欠くことがわかっていた中での戦いとなったが、4−3の6回途中にヘルナンデスが登板し無失点に抑えると、7回に登板した鈴木豪太も1イニングを危なげなく3人で片付けた。8回に登板したオスナがソトに一発を打たれ同点に追いつかれたが、5−4の9回は津森宥紀がストレート中心のピッチングでねじ伏せ、リードを守り切った。
池田氏は「(松本・杉山は)登板が続いていましたから、思い切って時々休ませることもあるんですけど、ヘルナンデスも休養十分という感じ。津森も状態が良いし、鈴木も非常に良い。救援防御率が1位だと頷けるような数字をしっかり出してくれている。自分の仕事をして繋いでいく」と振り返った。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2026』
2026年07月21日 07:10
20日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース2026』に出演した片岡篤史氏と池田親興氏が、同日の広島戦で決勝の3点適時二塁打を放った巨人・笹原操希について言及した。
片岡氏は「非常に広角に打てますし、長打力もある。若い選手が試合を左右する場面、試合を決める場面で打ったことが、ジャイアンツが順位を上げてきているところだと思う。懐が深いですし、軸もブレない。そういう点では、これからが楽しみな選手ですね」と期待を寄せた。
池田氏も「ボールに対する対応力が素晴らしい。潮目を知っているというか、集中力がすごいと思いますね。活躍が期待できる選手ですね」と評価した。
笹原は2試合連続マルチ安打をマークするなど、ここまで15試合に出場して、打率.295、2本塁打、9打点とアピールしている。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2026』
2026年07月21日 06:50
「今日ここまでヒットを打てていなかったんですが、センター方向に意識して、それが良い結果に繋がりました」。
2026年07月21日 06:40
20日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース2026』に出演した池田親興氏と片岡篤史氏が、同日のヤクルト戦で2勝目を挙げた中日・郄橋宏斗について言及した。
4月26日のヤクルト戦で今季初勝利挙げたのを最後に白星から遠ざかっていた高橋は、ヤクルト打線を8回・95球を投げ、3被安打、8奪三振、1与四球、2失点に抑え、2勝目を手にした。
池田氏は「2ヶ月なんで勝ってなかったのかな。ストレートはいうことないですし、ストレートがあるからスプリットも効く。2点取られましたけど、決して悪かったわけではない。勝てていないのが本当に不思議なくらい」と驚いた様子。
片岡氏は「シュート回転することが課題だったと思うんですけど、課題の左バッターに対して非常に良かったと思う。今日のような投球が続けば、勝ててくる。ドラゴンズは高橋が勝たないことには上にいかない。きっかけになるような今日の投球だった気がしますね」と次回以降の登板に期待した。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2026』
2026年07月21日 06:30
20日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース2026』に出演した片岡篤史氏が、オリックスに敗れた日本ハムの初回の守備について言及した。
日本ハムは初回一死走者なしから渡部遼人のショートゴロをショート・水野達稀が一塁へ悪送球で出塁を許すと、西川龍馬の左安で一、三塁とピンチが広がり、太田椋の打席中にパスボールで先制を許した。さらに、宗佑磨にも適時打を浴び、初回に2点を失った。打線もオリックス投手陣を打ち崩せず、0−3の完封負け。日本ハムの失策は60となった。
片岡氏は「今シーズン日本ハムエラーが非常に多いんですね。今日のゲームというのは水野君ですね、打者が渡部君ということもあって足が速かった。ワンステップ入れても問題なかった。パスボールも、13時プレイボール、最近のデーゲームは14時が普通なんですけど、1時間早いだけに立ち上がりをピッチャーだけでなく野手も気にしないといけない試合開始時間。準備ができていたのかなという内容になりましたよね」と振り返った。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2026』
2026年07月21日 06:20
20日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース2026』に出演した片岡篤史氏が同日の中日戦に敗れたヤクルトについて言及した。
片岡氏は「個人的にもチームにも波がある。宮本が出て意地を見せましたけど、レギュラーという選手が今年の場合はいなかった。ここまで全力でやってきたと思うんですよ。暑くなってきて、全体的に状態が悪くなってきた」と指摘。
「こういう時こそ、今年はどちらかといえばバントをせずに選手の動きを活かす野球をされてきたと思うんですけど、ちょっとここで選手を動かしたり、作戦で選手をカバーするような野球もありかなと思います」と自身の見解を述べた。
ヤクルトは最大11あった貯金が底をつき、6連敗で今季ワーストの借金4に膨れ上がった。これで4位・DeNAとのゲーム差も2と、苦しい戦いが続いている。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2026』
2026年07月21日 06:10
20日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース2026』に出演した片岡篤史氏が阪神のリリーフ陣について言及した。
2026年07月21日 06:00
「阪神0−7DeNA」(20日、甲子園球場)
阪神は3安打完封負け。先発の大竹耕太郎は六回途中1失点で7敗目。巨人に同率首位で並ばれた。試合後、藤川球児監督の主な一問一答は以下の通り。
◇ ◇
−先発・大竹は登板間隔が空いた中、調整してきたことを発揮した。
「そうですね。再調整して、いい状態に戻してきてくれた。良かったと思います」
−相手の新外国人・エンカーナシオンには警戒が必要か。
「どの選手も警戒が必要です。それよりは攻めていかなければね」
−移動試合で9連戦最後のカード。踏ん張りどころか。
「それはお互いさまですからね。それよりも、相手投手に上回られたというところはありますよね」
−中野がスタメンを外れ、福島、高寺を起用。
「コンディション的なところは言える範囲がありますから、その辺は、その日、その日になってくるだろうし、とにかく出た選手がプレーをするわけで、そこでいい活躍をする必要があるわけですから。それはおのおのが、プロとして考えるところじゃないでしょうかね」
2026年07月21日 06:00
「巨人3−1広島」(20日、東京ドーム)
広島が今季84試合目にして、自力優勝の可能性が消滅した。初回に1点を先制するも追加点を奪えず、六回に先発の床田寛樹投手(31)が逆転を許して2連敗。チームは開幕カードでの3連勝以降、3連勝以上は一度もなく、低空飛行が続く。借金も今季ワーストタイとなる14。それでも新井貴浩監督(49)は前を向き、一戦必勝の姿勢を貫いた。
開幕から波に乗ることは一度もなく、この日を迎えてしまった。同率首位を走る阪神、巨人との差が11・5ゲームに拡大し、自力優勝の可能性が消えた。新井監督は「一戦一戦、大切に戦うだけ」と強調した。
7月20日の自力V消滅は、くしくも昨季と同じ日となった。異なるのは借金の数だ。順位はともに5位だが、昨季は借金6だったのに対して今季は14。消化試合数に差はあるものの、倍以上の負け越しを喫しており、厳しい戦いぶりがうかがえる。
試合は初回にファビアンの一発で先制するも追加点が遠く、徐々に重苦しい展開に。そして先発の床田は相手打線が3巡目に入った六回に捉えられ始め、2死満塁から笹原に走者一掃の適時二塁打を浴びた。
「ランナーをためてドカンと打たれると試合が決まってしまう」と登板前に警戒していた左腕。先頭打者と四球に細心の注意を払ってマウンドに立っていたが、六回は先頭から連打された。1死から坂本に四球を与えて満塁となり、決定的な一打を食らってしまった。
意識はあっても、止めることはできなかった。新井監督は「あそこでもうひと踏ん張りというところだった」と語り、6回8安打3失点で4敗目となった床田自身は「『粘り切れなかった』という感じですかね」と肩を落とした。
打線は逆転を許した直後の七回に2死満塁の好機をつくった。しかし、名原が右飛に倒れて無得点。「甘いところに来た真っすぐを振りにいけた中で、ミスショットをした」と悔しさを爆発させながら、バットを地面にたたきつけた。
“気合と根性”を前面に押し出し、リードオフマンとして奮闘する若武者は「これだけ試合に出させてもらっているので、もう『経験』とか言っている場合じゃない」と若手であることを言い訳にはしない。「あそこで1点でも取れていたら、試合の流れも違ったと思うし、流れを切ったことは間違いない。ひたすら練習するしかない」と唇をかみしめた。
次なる戦いはまたすぐにやってくる。どんな状況でも闘志を燃やし、勝利だけを追い求める。
2026年07月21日 06:00
巨人3−1広島(セ・リーグ=20日)――巨人が逆転勝ち。
1点を追う六回、笹原の3点二塁打で試合をひっくり返した。7回1失点の井上が自己最多の9勝目。広島はソロで先行した後、打線が沈黙した。
◇
壁を一つ越えた。7回1失点で自己最多の9勝目を手にした巨人の井上は「粘り強く投げることができた」と充実感をにじませた。
一回は細かな制球を欠き、ファビアンに左翼へのソロを浴びる不安な立ち上がり。二回も連打でピンチを作った。それでも、「投げ急がず、ゆっくり間合いを使って打者と勝負する」と焦ることはない。四回に捕手の岸田が負傷交代する不測の事態があっても、ペースを乱すことはなかった。
マウンド上での「脱完璧主義」が安定感を生んでいる。4勝(8敗)と伸び悩んだ昨季までは、痛打された直後にボール球が続いたり、失投を恐れて腕が振れなくなったりと、飛躍を阻む要因となっていた。
今季は、「100点」を追い求めなくなったという。致命傷にならないコースにボールがずれるのはOKと考えれば、心は軽くなる。球団のデータアナリストは「ベストを追い求めて自分を苦しめるのでなく、80点のベターを重ねて『最悪』のミスを避けられるようになった」と指摘する。
その象徴が、2点リードの七回、二死満塁の場面だろう。「とにかく長打を打たれないように。四球でもOKという気持ちで攻めよう」と外角いっぱいの直球で名原を右飛に仕留めた。球が甘くなるリスクを避け、最高の結果を引き出した。
チームの9連戦勝ち越しを決め、阪神と同率首位に再浮上させる勝利に導いた。さらなる躍進へと期待は膨らむが、本人は「とにかく試合を作ることを意識して投げている」。もちろん上を目指しつつ、いい意味で力が抜けている。(井上敬雄)
2026年07月21日 05:01
「阪神0−7DeNA」(20日、甲子園球場)
緩急を使った投球を徹底し、相手打線を苦しめた。
2026年07月21日 05:01
「阪神0−7DeNA」(20日、甲子園球場)
甲子園で勝ってくれ〜。阪神は今季5度目の零敗を喫し、巨人に同率で首位に並ばれた。前日、脇腹付近に死球を受けた大山悠輔
内野手(31)が2安打と奮闘もチームは散発3安打。9連戦最後のカード初戦に敗れ、今季の甲子園通算成績は18勝19敗1分けに。セ・リーグ本拠地球場で唯一の負け越しとなった。前半戦残り5試合、聖地で「ウル虎」大暴れする猛虎を見せてくれ。
ファンのボルテージが高まることなく、ゲームセットの瞬間が訪れた。3連休最終日、4万2644人が詰めかけた甲子園に、六甲おろしは響かなかった。藤川監督は「ゲームが壊れてしまったのは本当に申し訳ないという悔しさはありますけど、その前に得点を取らなければ、お互いに後半はいいピッチャーが出てきますから。我慢はもちろんしているんですけどね」と、もどかしさを漂わせながら敗戦を受け止めた。
中野がベンチスタートとなり、2番に福島、高寺を6番に据えて臨んだが、相手先発・平良に苦戦を強いられた。二回は1死から安打と四球で一、二塁と攻めるも坂本、小幡が凡退。三回は2死からの四死球で一、二塁の好機を迎えたが、佐藤輝が中飛に倒れた。六回まで散発3安打。野手で安打を記録したのは大山のみで、七回以降は一人の走者も出せなかった。
平良とは5月8日以来2度目の顔合わせ。同戦では六回途中を1失点に封じられて白星を献上していた。再戦でリベンジを期したが連打も長打もなく、沈黙が続いた。投手陣も1点差の八回、本拠地初登板のセベリーノがエンカーナシオンに3ランを被弾。九回も津田が3点を失い、リードを広げられた。
零封負けは6月16日・西武戦以来5度目。昨年37勝25敗で貯金を12も作った甲子園で、今季は18勝19敗1分けと黒星が先行する。指揮官は「甲子園で最後まで可能性があるゲームを必ずやりたいし、やらなければいけない」と使命感を言葉に変えた。
チームは今季、同一リーグ5球団のビジター球場全てで勝率5割以上を記録する。一方、甲子園ではセ・リーグ本拠地唯一の負け越し。来月からの長期ロードを踏まえても、今月5試合を残すホームゲームで自分たちのスタイルを示したい。
巨人と同率首位に並ばれたが、21日の一戦に勝てば今9連戦の勝ち越しが決まる。「とにかく切り替えながらというか、明日またファンの皆さんにいい姿を見てもらえるように、しのいでいきたいなと思いますね」と視線を上げた藤川監督。甲子園に、ため息は似合わない。勝利を求め、黄色い人波を歓喜で揺らす。
◆唯一の負け越し 阪神は今季、甲子園での試合で18勝19敗1分け。セ・リーグ本拠地6球場中、唯一の借金1を抱えた。優勝した昨季は37勝25敗で、貯金12を重ねていた。なお今季の完封負けはセ・リーグ最少の5度目だが、5試合とも甲子園で喫している。
2026年07月21日 05:01
「ヤクルト2−4中日」(20日、神宮球場)
負の連鎖は止まらなかった。ヤクルトは競り負けて今季3度目の6連敗。剛腕・高橋宏に六回まで無得点に抑え込まれ、池山隆寛監督は「ストレートのコントロールが非常に良かった」。0−4の七回に宮本の二塁打と相手のミスも絡んで2点を奪ったが、その後、追加点は取れなかった。
貧打を解消したかった。攻撃陣のミーティングの実施方法を変更。これまではコーチと会議をしたスコアラーが練習中に選手に伝えていたが、選手を含めた全員で話し合う形にした。「一体感を持って戦うというところ」と指揮官。今後も試行錯誤は続ける構えだ。
3位のままだが4位・DeNAに2ゲーム差に肉薄された。「お客さんには申し訳ない。何とか勝ち試合を見せたい」と池山監督。チーム一丸で戦い、是が非でも失速をストップさせる。
2026年07月21日 05:01
「巨人3−1広島」(20日、東京ドーム)
二人でお立ち台から見る景色は格別だった。巨人はマウンド上で踏ん張った井上温大投手と、一振りで3点を生み出した笹原操希外野手が並んで立つ。「(井上と立てたことが)うれしいっす」。寮生の時から親交のある先輩左腕のキャリアハイとなる9勝目をお膳立てし、投打のヒーローでスポットライトを浴びた。
立ち上がりに先制ソロを許した井上だったが、二回のピンチを踏ん張って流れをつかんだ。「投げ急がないように」と自分自身に言い聞かせながら間合いを作る。踏ん張り続けた六回2死満塁から、笹原が走者一掃の適時二塁打で試合をひっくり返し、逃げ切った。
5日の中日戦も投打で主役になったが…。“すれ違った”まま、はや2週間がたとうとしていた。決勝弾で7勝目をプレゼントしてくれた笹原へ、井上は「打ってくれてありがとう」と名古屋駅でお弁当を購入。一方で笹原は「まだ(リクエストを)聞かれてもいない」とこの日に改めて催促だ。ほほ笑ましい行き違いも、二人にとっては原動力なのかもしれない。
これで阪神と並んで首位タイに浮上した。若き力が相乗効果を生み、チームをさらに上昇気流に乗せていく。