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ロッテ・藤原が先頭打者本塁打「連敗中ですし、きょうはなんとか取れるように」今季2本目

2026年07月20日 17:41

 「ロッテ−ソフトバンク」(20日、ZOZOマリンスタジアム)  ロッテが藤原の先頭打者本塁打で先制した。  初回、ソフトバンク先発・大関に対し、カウント1−0からの2球目、外角直球を右中間に運ぶ5号ソロとした。  「打ったのは真っすぐです。連敗中ですし今日はなんとか取れるようにと思っているので、まず先制することができて良かったです」とコメントした。  藤原の先頭打者本塁打は4日のソフトバンク戦(ペイペイ)以来今季2本目。

  • 野球
  • 広島・ファビアン 2戦連続先制弾 驚異の長打力「一日一日、取り組んでいる成果」7月14安打中7本がアーチ

    2026年07月21日 08:00
     「巨人3−1広島」(20日、東京ドーム)  広島はサンドロ・ファビアン外野手のバットが、連日の真夏日に負けじと熱を帯びてきた。打った瞬間に確信する豪快な一発を放ち、今季初となる2試合連続本塁打をマーク。上昇する気温とともに一気にギアを上げている助っ人は、「コンタクトする意識だけだったので、それが結果につながって良かった」と、汗を拭い、手応えを口にした。  初回2死で迎えた第1打席だ。今季初対戦の井上の投じた初球130キロフォークを完璧に捉えた。打球は左翼席上段に一直線。「ホームランを狙っていたわけではないが、良いコンタクトをできるように心がけた」と納得の表情で振り返った。  勢いは止まらない。八回にも中前打を放ち、2試合連続のマルチ安打を記録した。昨季は打率・149と苦しんだ7月だが、今季は打率・286と大変身。加えて14安打中7本が本塁打という驚異の長打力を誇る。「毎日の練習の成果が出ている。一日一日、取り組んでいる成果」と、地道な努力が実を結んできている。  新井監督も「いいホームランだった」と主砲の一発を絶賛。同じく好調を維持するモンテロとともに、「2人とも振れているので、彼らの前に走者を置きたいという形」と、現状打破へのキーマンに指名した。打線を力強くけん引する頼もしいドミニカンが、チームを押し上げる。

  • 【解説】阪神は劣勢の展開をいかに逆転勝ちにつなげられるか 大竹は2点台の防御率をたたえたい

    2026年07月21日 08:00
     「阪神0−7DeNA」(20日、甲子園球場)  阪神は3安打完封負け。先発の大竹耕太郎は六回途中1失点。3番手以降のアンダーソン・セベリーノと津田淳哉がともに3失点。打線が強力なだけにデイリースポーツ評論家の井川慶氏は、ビハインドで起用する投手の重要性を説いた。   ◇  ◇  阪神としては先に1点を取られた中、その展開をキープしたかったところで、終盤に失点が重なりました。この日は完封負けでしたが、打線自体は強力ですし、僅差であれば十分に終盤の逆転を計算できます。そう考えると劣勢時に投げる投手が重要となります。  この日は八回のセベリーノ投手、九回の津田投手がそれぞれ3失点でした。昨年との比較で言うと、今は工藤投手が勝ちパターンに入り、この日無失点の木下投手も居場所を確立しつつある状況。そういった中でこの日の八回、九回のような展開というのは、まだ居場所が定まっていない投手にとってはチャンスの場でもあります。前半戦も残り5試合。8月、9月の大事な戦いに向け、劣勢での登板で存在感を示す投手が出てくると、チームにとっても大きいと思います。  先発の大竹投手は敗れはしたものの、やりたいことをやれているように見えて、良い投球でした。勝ち星は打線との兼ね合いもあることで、まだ3勝という見方ではなく、僕としては2点台の防御率をたたえたいですし、今後も大事な先発投手の一人であることに変わりはないです。

  • 迷路にはまり込んだ広島の苦悩【白球つれづれ】

    2026年07月21日 07:30
    ◆ 白球つれづれ2026・第29回 “広島界隈”が、何やら騒がしい。  ペナントレースは、セリーグの下位に低迷して、見どころが多いわけではない。しかしプレー以外のところでマスコミを賑わせている  今月17日、球団は矢野雅哉選手の出場選手登録を抹消した。  昨年末、羽月隆太郎選手が通称「ゾンビたばこ」と言われる禁止薬物を使用したとして逮捕された。その後、同選手の契約を解除してその後も調査するとしていた。  しかし、その過程で羽月元選手から「他にも選手で使用者はいた」との発言があり、今月に入ると一部週刊誌で、ゾンビたばこの売人とされ人物と矢野選手らが同席する写真が流失。球団で調査に当たっている鈴木清明球団本部長は「売人と呼ばれる人と密室にいることに強い疑念を抱く」と説明。しかし、薬物使用については「確認できていない」として、ペナルティーではないとしているが、問題の写真には他にも主力選手らも映っている。とても説明責任を果たしたとは言えない。  そんな体たらくに合わせるように、今月14、15日にマツダスタジアムで開催された対DeNA戦では、二日続けて3万人収容の同球場が2万人割れを記録して、ファン離れが話題を呼ぶ。  続く17日からの阪神戦では阪神・前川右京選手が死球を受けて、左肩甲骨を骨折して抹消。翌日にも佐藤輝明選手への厳しい内角攻めに藤川球児監督が激高。広島の新井貴浩監督が謝罪するなど一触触発の険悪な空気が流れている。正直なところ、もはや野球以前の状態に追い込まれている。  2年連続Bクラスからの脱出を図るカープは、この春、チームの体質改善を図るべく思い切った若返り策に活路を見出そうとした。  キャンプ、オープン戦では2年目の佐々木泰選手を四番に起用。同じくドラフト1位で入団した平川蓮選手を一番打者として抜擢も狙った。  秋山翔吾、野間駿祥選手らベテラン勢に代えて若いパワーで活路を見出したいところだったが、期待の若手も相次ぐ故障で計画は頓挫。投手陣を見ても昨年までクローザーを任されていた栗林良吏投手が先発転向したら、抑えが不在になる。先発ローテーションの柱として投げて来た森下暢仁投手も成績が上がらず、目下無期限の二軍調整中。これでは最下位まで見えて来る大ピンチも致し方ない。  かつての赤ヘルには、魅力的なスターがたくさんいた。黒田博樹や鈴木誠也は海を渡り、丸佳浩や西川龍馬、九里亜蓮らは他球団に移っていった。FA、マネーゲームの時代。資金力に乏しい地方球団の悲しさだが、そのたびにこれまでの広島は生き延びて来た。ドラフトで森下や栗林を上位指名して、足りない分は12球団一と言われた圧倒的な練習量で若手を育てて来た。  かつて長嶋茂雄監督時代の巨人は広島遠征があると、若手を広島の二軍練習場に見学に行かせたことがある。高校野球の広島商業、広陵高校らを筆頭に野球熱が盛んで、目の肥えたファンが多いから、不振の時に広島のネオン街に出たら叱られる。それほど猛練習は当たり前だった。もう一度、原点に立ち返って強いころの赤ヘルを取り戻すしかない。  地元では、早くも新井監督の後任に金本知憲や野村謙二郎氏らOBの名前が取りざたされていると言う。「真夏のストーブ」にしても少し早すぎる。  日米を問わず、球団の経営スタイルも大きく変わりつつある。  広島で言えば、長くオーナーを務める松田一族の情熱で支えてきたが、これからはさらに多角的な視点を持った、長期的な施策が求められる。弱小球団なら、なおの事、どこに巨額の投資をして、どこを削り強化を実らせるか。  このオフにはエースの床田寛樹投手や主砲の坂倉奨悟選手までFAを迎える。今こそ、広島の真価を問われる時期が来ている。  出すべき膿は出して、解体的な出直しをファンも求めているはずだ。 文=荒川和夫(あらかわ・かずお)

  • 【ソフトバンク】松本裕、杉山がベンチ外も接戦制す! 池田氏「救援防御率1位だと頷ける」

    2026年07月21日 07:20
     20日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース2026』に出演した池田親興氏が、同日のロッテ戦に勝利したソフトバンクのリリーフ陣について言及した。

  • 巨人、若手野手が躍動 片岡氏「ジャイアンツが順位を上げてきているところ」

    2026年07月21日 07:10
     20日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース2026』に出演した片岡篤史氏と池田親興氏が、同日の広島戦で決勝の3点適時二塁打を放った巨人・笹原操希について言及した。  片岡氏は「非常に広角に打てますし、長打力もある。若い選手が試合を左右する場面、試合を決める場面で打ったことが、ジャイアンツが順位を上げてきているところだと思う。懐が深いですし、軸もブレない。そういう点では、これからが楽しみな選手ですね」と期待を寄せた。  池田氏も「ボールに対する対応力が素晴らしい。潮目を知っているというか、集中力がすごいと思いますね。活躍が期待できる選手ですね」と評価した。  笹原は2試合連続マルチ安打をマークするなど、ここまで15試合に出場して、打率.295、2本塁打、9打点とアピールしている。 ☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2026』

  • ロッテ・ソト「チームに貢献していきたい」6月以降は6本塁打

    2026年07月21日 06:50
     「今日ここまでヒットを打てていなかったんですが、センター方向に意識して、それが良い結果に繋がりました」。  ロッテのネフタリ・ソトが20日のソフトバンク戦、一時同点となる本塁打を放った。  3打席目まで空振り三振、三ゴロ、遊ゴロと無安打だったが、3−4の8回無死走者なしの第4打席、オスナが1ボールから投じた2球目のカットボールを捉えた打球は、マリーンズファンの待つライトスタンドに飛び込んだ。これがソトにとってDeNA時代からあわせて9年連続二桁本塁打となった。 ◆ 6月以降に6本塁打  ソトは5月まで放った本塁打は4本だったが、6月以降は6本の本塁打を放つ。6月12日からの古巣・DeNAとの3連戦では、8打数4安打、3本塁打、3打点の大暴れ。1戦目に1−2の4回一死走者なしの第2打席、「ゾーンに対してアグレッシブに行こうと思っていました。最近バッティングも調子良く来ているので感じ良く打つことができました。もちろんベイスターズの選手も知っていますがベイスターズ戦だからとかではなく他のチームと対戦している時と同じように自分の仕事をするだけだと思っています」と入江大生が投じた初球の152キロストレートを左中間ラグーン席に一発。この本塁打でNPB12球団本塁打を達成した。  2戦目の6月13日のDeNA戦でNPB通算1000試合出場を達成し、6月14日の試合では0−0の2回無死走者なしの第1打席、「良いピッチャーなので甘い球が来たらアグレッシブに行こうと思っていました。しっかりボールの見極めも出来ましたし、良い形で打ててホームランになってくれて良かったです」と尾形崇斗が2ボール2ストライクから投じた6球目の156キロストレートを左中間スタンドに運ぶ本塁打を放つと、5−2の7回一死走者なしの第4打席、伊勢大夢が2ボール2ストライクから投じた5球目の149キロストレートをバックスクリーン左にこの日2本目となる本塁打。  栗原健太打撃コーチはソトについて「もともとソトの場合は、ホームラン、長打を打つコツみたいなものが、感覚的なものはありますからね。DeNA戦で2本出たじゃないですか、ああいうのが出ると感覚が出てくるので、継続して出ているんじゃないですかね」と分析する。  ソトに求められるのは勝負所の一打もそうだが、期待されるのは長打、そして20日のソフトバンク戦のような場面での一発。栗原コーチは「彼の場合は求めているところがそこなので、いいところで出てくれたらいいなと思っています」と期待した。  ソトはバッティングもそうだが、今季から外国人選手では1998年のフリオ・フランコ以来28年ぶりにチームキャプテンを務め、チームを引っ張ることも期待される。特にロッテは選手会長が高卒7年目の横山陸人が務めるなど、野手も藤原恭大、山口航輝、西川史礁といった若い20代の選手が多く一軍でプレーしており、経験のあるソトの存在は大きい。ソトは「基本的には聞かれたことに答えているだけですね。野球のことでもそれ以外のことを若い子達に聞かれたらなんでも答えてあげようと姿勢ですね」と、後輩たちから相談が来れば、いつでも相談に乗る姿勢だ。  現在首位・ソフトバンクと13ゲーム差の5位。3位・日本ハムまでも7ゲームとリーグ優勝、CSに向けて、とにかく勝ち続けるしかない。そのためには、ソトが例年得意にする夏にチームを勝利に導く一打を数多く打ってもらうことが必要だ。「自分の仕事をしっかりして、チームメイトともしっかり声がけをしてチームに貢献していきたいと思います」。 (ネフタリ・ソト選手通訳=阿久津英之通訳) 取材・文=岩下雄太

  • 中日・橋宏斗、4月26日以来に勝利して以来の白星!池田親興氏「勝てていないのが本当に不思議」

    2026年07月21日 06:40
     20日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース2026』に出演した池田親興氏と片岡篤史氏が、同日のヤクルト戦で2勝目を挙げた中日・郄橋宏斗について言及した。  4月26日のヤクルト戦で今季初勝利挙げたのを最後に白星から遠ざかっていた高橋は、ヤクルト打線を8回・95球を投げ、3被安打、8奪三振、1与四球、2失点に抑え、2勝目を手にした。  池田氏は「2ヶ月なんで勝ってなかったのかな。ストレートはいうことないですし、ストレートがあるからスプリットも効く。2点取られましたけど、決して悪かったわけではない。勝てていないのが本当に不思議なくらい」と驚いた様子。  片岡氏は「シュート回転することが課題だったと思うんですけど、課題の左バッターに対して非常に良かったと思う。今日のような投球が続けば、勝ててくる。ドラゴンズは高橋が勝たないことには上にいかない。きっかけになるような今日の投球だった気がしますね」と次回以降の登板に期待した。 ☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2026』

  • リーグワーストのチーム60失策の日本ハム、初回ミスから失点 片岡氏「準備ができていたのかな」

    2026年07月21日 06:30
     20日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース2026』に出演した片岡篤史氏が、オリックスに敗れた日本ハムの初回の守備について言及した。

  • ヤクルト、6連敗で借金4 片岡篤史氏「作戦で選手をカバーするような野球もありかな」

    2026年07月21日 06:20
     20日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース2026』に出演した片岡篤史氏が同日の中日戦に敗れたヤクルトについて言及した。  片岡氏は「個人的にもチームにも波がある。宮本が出て意地を見せましたけど、レギュラーという選手が今年の場合はいなかった。ここまで全力でやってきたと思うんですよ。暑くなってきて、全体的に状態が悪くなってきた」と指摘。  「こういう時こそ、今年はどちらかといえばバントをせずに選手の動きを活かす野球をされてきたと思うんですけど、ちょっとここで選手を動かしたり、作戦で選手をカバーするような野球もありかなと思います」と自身の見解を述べた。  ヤクルトは最大11あった貯金が底をつき、6連敗で今季ワーストの借金4に膨れ上がった。これで4位・DeNAとのゲーム差も2と、苦しい戦いが続いている。 ☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2026』

  • 首位・阪神の不安要素のリリーフ陣 片岡氏「出てきてほしい投手がたくさんいる」、「なかなか出てきてくれない状態」

    2026年07月21日 06:10
     20日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース2026』に出演した片岡篤史氏が阪神のリリーフ陣について言及した。  阪神は同日のDeNA戦、木下里都が1回1/3を投げ無失点に抑えたが、セベリーノが1回3失点、津田淳哉も1回3失点と打ち込まれ、0−7で敗れた。  片岡氏は阪神のリリーフ陣について「今シーズン石井がいない。及川が昨年のような状態じゃない。津田、セベリーノが打ち込まれている。9連戦中、勝ちパターン、負けパターンの投手の使い方になってくると思うんですけど、今シーズンは投手の見極め、出てきてほしい投手がたくさんいると思う。期待はしているんですけど、なかなか出てきてくれない状態のように見えますね」と指摘。  今後の戦いに向けて片岡氏は「(リリーフ陣の整備が)これからのポイントになってくるんじゃないかなと思いますね」と話した。 ☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2026』

  • 阪神3安打完封負け 藤川監督「相手投手に上回られた」 中野を先発から外し「出た選手がいい活躍をする必要がある」

    2026年07月21日 06:00
     「阪神0−7DeNA」(20日、甲子園球場)  阪神は3安打完封負け。先発の大竹耕太郎は六回途中1失点で7敗目。巨人に同率首位で並ばれた。試合後、藤川球児監督の主な一問一答は以下の通り。   ◇  ◇  −先発・大竹は登板間隔が空いた中、調整してきたことを発揮した。  「そうですね。再調整して、いい状態に戻してきてくれた。良かったと思います」  −相手の新外国人・エンカーナシオンには警戒が必要か。  「どの選手も警戒が必要です。それよりは攻めていかなければね」  −移動試合で9連戦最後のカード。踏ん張りどころか。  「それはお互いさまですからね。それよりも、相手投手に上回られたというところはありますよね」  −中野がスタメンを外れ、福島、高寺を起用。  「コンディション的なところは言える範囲がありますから、その辺は、その日、その日になってくるだろうし、とにかく出た選手がプレーをするわけで、そこでいい活躍をする必要があるわけですから。それはおのおのが、プロとして考えるところじゃないでしょうかね」

  • 広島 昨季と同じ日に自力V消滅 借金14は昨季の倍以上 新井監督「一戦一戦大切に戦うだけ」

    2026年07月21日 06:00
     「巨人3−1広島」(20日、東京ドーム)  広島が今季84試合目にして、自力優勝の可能性が消滅した。

  • 9勝の巨人・井上温大「脱完璧主義」が生む安定感、「とにかく長打を打たれないように」「四球でもOK」

    2026年07月21日 06:00
     巨人3−1広島(セ・リーグ=20日)――巨人が逆転勝ち。  1点を追う六回、笹原の3点二塁打で試合をひっくり返した。7回1失点の井上が自己最多の9勝目。広島はソロで先行した後、打線が沈黙した。 ◇  壁を一つ越えた。7回1失点で自己最多の9勝目を手にした巨人の井上は「粘り強く投げることができた」と充実感をにじませた。  一回は細かな制球を欠き、ファビアンに左翼へのソロを浴びる不安な立ち上がり。二回も連打でピンチを作った。それでも、「投げ急がず、ゆっくり間合いを使って打者と勝負する」と焦ることはない。四回に捕手の岸田が負傷交代する不測の事態があっても、ペースを乱すことはなかった。  マウンド上での「脱完璧主義」が安定感を生んでいる。4勝(8敗)と伸び悩んだ昨季までは、痛打された直後にボール球が続いたり、失投を恐れて腕が振れなくなったりと、飛躍を阻む要因となっていた。  今季は、「100点」を追い求めなくなったという。致命傷にならないコースにボールがずれるのはOKと考えれば、心は軽くなる。球団のデータアナリストは「ベストを追い求めて自分を苦しめるのでなく、80点のベターを重ねて『最悪』のミスを避けられるようになった」と指摘する。  その象徴が、2点リードの七回、二死満塁の場面だろう。「とにかく長打を打たれないように。四球でもOKという気持ちで攻めよう」と外角いっぱいの直球で名原を右飛に仕留めた。球が甘くなるリスクを避け、最高の結果を引き出した。  チームの9連戦勝ち越しを決め、阪神と同率首位に再浮上させる勝利に導いた。さらなる躍進へと期待は膨らむが、本人は「とにかく試合を作ることを意識して投げている」。もちろん上を目指しつつ、いい意味で力が抜けている。(井上敬雄)

  • 阪神・大竹「初回から出せた」前回登板から修正5回2/3を1失点 自己最悪タイ7敗目も前向き「次の試合でいい投球を」

    2026年07月21日 05:01
     「阪神0−7DeNA」(20日、甲子園球場)  緩急を使った投球を徹底し、相手打線を苦しめた。先発した阪神・大竹耕太郎投手は5回2/3を5安打1失点。自己ワーストに並ぶ7敗目を喫したが、先発の責務は果たし、この登板を前向きに捉えた。  初回の入りから普段と意識が違った。「前回、三回で変わってしまった。良い意味で危機感というかそういったものが初回からピッチングに出せた」。先頭・勝又を安打で出塁させたが、牧を見逃し三振。佐野とエンカーナシオンをゴロに仕留めた。3日の広島戦(甲子園)では3回8安打5失点で敗戦。序盤をゼロに抑えて反省を投球に反映させた。  四回はエンカーナシオンへの2球目に89キロスローボール。5球目に139キロ直球で左飛とした。球速差は50キロ。独自の投球術が光った。「全体的に緩急を使いながらできた。前回はそういう余裕もなかったので意識してやった点の一つ」と手応えをにじませた。  両軍無得点の五回には宮下に右翼ポール際への本塁打を浴び、均衡を破られた。「ホームランでの失点は悔やまれます」と唇をかんだが、「何かを悲観してやる必要もない。次の試合でいい投球をできるように」と大竹らしくポジティブに次戦を見据えた。「結局1点も取られなければ負けることもない。投げている試合で(チームが)勝っているのが少ないっていうところはしっかり受け止めて前を向いてやっていくしかない」。失意の登板から中16日。変わり身を果たし、マウンドへ戻ってきた。

  • 阪神 セ唯一本拠地負け越し 散発3安打6・16以来の0封負けで巨人と同率首位に 藤川監督「明日またいい姿を」

    2026年07月21日 05:01
     「阪神0−7DeNA」(20日、甲子園球場)  甲子園で勝ってくれ〜。阪神は今季5度目の零敗を喫し、巨人に同率で首位に並ばれた。前日、脇腹付近に死球を受けた大山悠輔 内野手(31)が2安打と奮闘もチームは散発3安打。9連戦最後のカード初戦に敗れ、今季の甲子園通算成績は18勝19敗1分けに。セ・リーグ本拠地球場で唯一の負け越しとなった。前半戦残り5試合、聖地で「ウル虎」大暴れする猛虎を見せてくれ。  ファンのボルテージが高まることなく、ゲームセットの瞬間が訪れた。3連休最終日、4万2644人が詰めかけた甲子園に、六甲おろしは響かなかった。藤川監督は「ゲームが壊れてしまったのは本当に申し訳ないという悔しさはありますけど、その前に得点を取らなければ、お互いに後半はいいピッチャーが出てきますから。我慢はもちろんしているんですけどね」と、もどかしさを漂わせながら敗戦を受け止めた。  中野がベンチスタートとなり、2番に福島、高寺を6番に据えて臨んだが、相手先発・平良に苦戦を強いられた。二回は1死から安打と四球で一、二塁と攻めるも坂本、小幡が凡退。三回は2死からの四死球で一、二塁の好機を迎えたが、佐藤輝が中飛に倒れた。六回まで散発3安打。野手で安打を記録したのは大山のみで、七回以降は一人の走者も出せなかった。  平良とは5月8日以来2度目の顔合わせ。同戦では六回途中を1失点に封じられて白星を献上していた。再戦でリベンジを期したが連打も長打もなく、沈黙が続いた。投手陣も1点差の八回、本拠地初登板のセベリーノがエンカーナシオンに3ランを被弾。九回も津田が3点を失い、リードを広げられた。  零封負けは6月16日・西武戦以来5度目。昨年37勝25敗で貯金を12も作った甲子園で、今季は18勝19敗1分けと黒星が先行する。指揮官は「甲子園で最後まで可能性があるゲームを必ずやりたいし、やらなければいけない」と使命感を言葉に変えた。  チームは今季、同一リーグ5球団のビジター球場全てで勝率5割以上を記録する。一方、甲子園ではセ・リーグ本拠地唯一の負け越し。来月からの長期ロードを踏まえても、今月5試合を残すホームゲームで自分たちのスタイルを示したい。  巨人と同率首位に並ばれたが、21日の一戦に勝てば今9連戦の勝ち越しが決まる。「とにかく切り替えながらというか、明日またファンの皆さんにいい姿を見てもらえるように、しのいでいきたいなと思いますね」と視線を上げた藤川監督。甲子園に、ため息は似合わない。勝利を求め、黄色い人波を歓喜で揺らす。  ◆唯一の負け越し 阪神は今季、甲子園での試合で18勝19敗1分け。セ・リーグ本拠地6球場中、唯一の借金1を抱えた。優勝した昨季は37勝25敗で、貯金12を重ねていた。なお今季の完封負けはセ・リーグ最少の5度目だが、5試合とも甲子園で喫している。