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2022年07月02日 09:00
1日にニッポン放送で放送された広島−巨人戦(RCCラジオの制作)で解説を務めた天谷宗一郎氏が、広島の中村健人について言及した。 天谷氏は中村について「キャンプからずっと見てきて打席に入る前にしっかりプランを立てて入れる選手だなという印象を受けますね。球種は確認できないですけども、アウトコースを狙っていくのであれば、おもいきって踏み込んでいけるバッター」と分析した。 3−1の4回二死三塁の第2打席、1ボールから2球目のインコースのツーシームを見逃すと、天谷氏は「ツーシーム系の膝下に曲がってくるストライクではあったんですけど、1打席目は今のボールを積極的に振っていっているんですよね。2アウト三塁ということで相当狙い球を絞っているんじゃないかというのがわかりますよね」と解説。 続くインコースの球も見逃しボール。「今の見送り方を見ていても、ある程度インコースにきても我慢するぞ、そこからどうアプローチしていこうか伝わってきますよね」と評価した。結局、この打席は四球を選んだ。(提供:Veryカープ!RCCカープナイター)
2024年04月27日 09:00
○ DeNA 7 − 2 巨人 ●
<4回戦・横浜スタジアム>
26日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター DeNA−巨人』で解説を務めた大矢明彦氏が、DeNA・桑原将志について言及した。
今季初めて1番でスタメン出場した桑原は0−0の3回無死走者なしの第2打席、巨人先発・戸郷翔征が1ストライクから投じたストレートをライト前に弾き返し、佐野恵太の内野ゴロの間に生還。1−2の8回無死走者なしの第4打席は、西舘勇陽が1ボール2ストライクからの4球目のストレートをセンター前に運び、佐野の同点打につなげた。
大矢氏は「桑原が状態が良くなると無理に打たなくなる。最初のヒットもライト方向に素直に打ち返して、今のもピッチャー返し。無理しないで基本的なバッティングができましたよね。自分で引っ掛けてボール球に止まらないバッターになっちゃうタイプ。素直に打っている間は率を上げていくと思いますね」と話した。
(ニッポン放送ショウアップナイター)
2024年04月27日 08:57
NY在住のイアン・ゴンザレスさんがキャッチ
■ブルージェイズ ー ドジャース(日本時間27日・トロント)
ドジャース・大谷翔平投手は26日(日本時間27日)、敵地・ブルージェイズ戦で今季7号を放った。「2番・指名打者」で出場し、大ブーイングの中、右翼スタンドへアーチをかけた。キャッチしたイアン・ゴンザレスさんは「初めてだよ」と感慨深げだった。
昨年12月、ブルージェイズ入りの誤報が流れたこともあり、大ブーイングが浴びせられた初回1死の第1打席。バシットの3球目の内角へのスライダーを引っ張り、右翼スタンドまで届けた。デーブ・ロバーツ監督の持つ球団日本生まれ選手最多ホームランに並んだ。
米ニューヨーク在住のゴンザレスさんは仕事でトロントに来ていた。右翼ブルペン後ろで見ていたところボールをキャッチ。「明日帰る予定だったんだ」と明かした。「尋常じゃないよ。昨日、僕はオオタニのHRボールをキャッチすると冗談を言っていたんだよ。そしたら僕のところに飛んできたんだ。もしかしたら、そうなる運命だったかもね」と笑顔だった。(川村虎大 / Kodai Kawamura)
2024年04月27日 08:48
大谷はブルージェイズ戦の第1打席で対空時間の長い7号を放った
■ブルージェイズ ー ドジャース(日本時間27日・トロント)
ドジャースの大谷翔平投手は26日(日本時間27日)、敵地で行われたブルージェイズ戦に「2番・指名打者」で出場し、初回の第1打席で3試合ぶり7号ソロを放った。打球速度96.1マイル(約154.7キロ)の“低速弾”に地元の実況は「what!?(なんだって!?)」と驚きを隠せなかった。
大谷は昨年12月、一部米メディアによってブルージェイズと契約するためにトロントへ向かったと報じられた。誤報と判明しドジャースと契約合意したため、敵地のファンは大ブーイング。異様な雰囲気の中、バシットの3球目を捉えた。内角へのスライダーを引っ張り、右翼スタンド一直線。打球速度96.1マイル(約154.7キロ)、飛距離360フィート(約109.7メートル)、角度37度だった。
この一発に地元メディアも驚愕。地元放送局「スポーツネット・ロサンゼルス」の実況のスティーブン・ネルソン氏が「高く舞った打球、右翼後方へ、ショウヘイ in トロント!」と絶叫。解説のエリック・キャロス氏は「打球速度は100マイル(約160.9キロ)を下回っていたね」と続けた。
これにはネルソン氏も「what!?(何だって!?)」と驚き、キャロス氏は「ワシントンで我々が見た一発とは、確実にすごく異なるものだった」とも語った。
大谷の本塁打といえば“爆速”が代名詞。23日(同24日)、敵地・ナショナルズ戦で放った今季6号は打球速度は118.7マイル(約191キロ)で、飛距離は450フィート(約137.2メートル)を計測。スタットキャスト計測開始の2015年以降でドジャースでの最速弾を記録したばかりだった。(Full-Count編集部)
2024年04月27日 08:41
試合前の時点でトップは二塁打のみも、安打、長打率、OPSで再浮上した
■ブルージェイズ ー ドジャース(日本時間27日・トロント)
ドジャースの大谷翔平投手が、メジャー4冠へ一気に再浮上した。
2024年04月27日 08:30
西武・長谷川信哉は中堅の守備数値で12球団断トツ
西武はここまで8勝14敗で最下位。苦しい戦いが続く中で、若手も台頭している。その1人が4年目21歳の長谷川信哉外野手だ。打撃は苦戦中だが、守備で圧倒的な数値を叩き出している。(成績や数字は全て25日時点)
長谷川は4月16日に1軍登録され、8試合に出場。打撃は打率.143(21打数3安打)だが、守備が光る。セイバーメトリクスの観点からプロ野球の分析を行う株式会社DELTAのデータによると、守備全般での貢献を表す指標「UZR」の中堅で12球団3位の1.9(50イニング以上)をマークしている。
これが1000イニング当たりの守備貢献だと37.0、1200イニング当たりでは44.5に跳ね上がる。いずれも12球団断トツで、2位はヤクルト・塩見泰隆外野手でそれぞれ23.3と27.9。長谷川の数値が抜きん出ていることが分かる。
敦賀気比高から2020年育成ドラフト2位で入団。2022年7月に支配下昇格し、昨年は59試合で打率.222(180打数40安打)、4本塁打をマークした。430イニングで中堅を守ったが、UZRはどれもマイナス数値だった。
驚速の進化を遂げる21歳にファンも期待。「西武の希望」「守備いいよね」「あとはバッティング」「早くレギュラー獲って」「期待しかない」「このまま覚醒してほしい」「センター担える逸材」とSNSにはコメントが寄せられている。今後の飛躍が期待される。(Full-Count編集部 データ提供:DELTA)
データ提供:DELTA
2011年設立。セイバーメトリクスを用いた分析を得意とするアナリストによる組織。書籍『プロ野球を統計学と客観分析で考える デルタ・ベースボール・リポート1〜3』(水曜社刊)、電子書籍『セイバーメトリクス・マガジン1・2』(DELTA刊)、メールマガジン『1.02 Weekly Report』などを通じ野球界への提言を行っている。集計・算出した守備指標UZRや総合評価指標WARなどのスタッツ、アナリストによる分析記事を公開する『1.02 Essence of Baseball』も運営する。
2024年04月27日 08:20
50メートルを6秒6で走破、女子代表では不動の1番打者として活躍
女子野球界きってのスピードスター、読売ジャイアンツの田中美羽外野手は小学生の頃、将来の話になると決まって言っていたことがある。
「とりあえず、私、ビッグな女になるね!」
当時を振り返りながら「そんな勢いだったんです。生意気にも」と愛嬌たっぷりに笑う。さらには「小学6年生の時には、欲張りなんですけど、アスリートとアナウンサーの二刀流をするって言って、卒業アルバムには野球のユニホーム姿でアナウンサーっぽいポーズを取る写真が載っているんです」と恥ずかしそうに明かすが、小学校卒業から14年、侍ジャパン女子代表の1番打者としても活躍する田中はビッグに描いた将来と違わぬ道を歩んでいる。
6歳から野球を始め、中学では女子硬式野球チームのオール京急に所属。横浜隼人高の女子野球部を経て、日本大に進学後は女子硬式野球チームのアサヒトラストでプレーした。2020年に埼玉西武ライオンズ・レディースへ移籍。3シーズンを過ごした後、2023年に同年から本格始動した読売ジャイアンツの一員となり、2シーズン目を迎える。
とにかく野球が大好き。50メートルを6秒6で駆け抜ける快足で、ずっと白球を追っていたい。だから、少しでも成長できるように日々の努力は惜しまないし、試合に出るためだったらポジション変更も厭わない。思わず口をついた「できます!」の言葉から始まった外野のキャリア
西武でプレーした2021年のある日、練習試合の前に新谷博監督から声を掛けられた。
「外野できるか?」
正直に言うと、ほとんど経験はなかった。だが、田中の口をついたのは「できます!」の言葉だった。
「ずっと内野で勝負していたんですけど、チームとして内野手がほぼ決まっていた。でも、自分も試合に出たかったので『できます!』って言っちゃいました。そうしたら『じゃあ、レフト守れ』って言われて、『うわっ、どうしよう』と(笑)」
ポジショニングも不慣れなまま、打球の飛び方だけをイメージしながら、その日はなんとか守り切った。「とにかく試合に出てアピールしないと何の意味もない」と、そこから内野の練習に加え、外野の勉強を始めた。当初は内野へのこだわりもあったが、「外野で時間を長く費やせば費やすほど、好きになってきたんです。奥深さというか、魅力を感じるポジションなんですよね」と楽しそうに話す。
「守備範囲が広いので、最初の数歩でボールが捕れるか捕れないかが決まってしまう。あと、女子野球に関して言えば、ライトゴロが発生することもある。ヒット性の打球を自分でアウトに変えられるワクワク、ゾクゾク感があるんです」
2018年に初めて代表入りした「第8回 WBSC女子野球ワールドカップ」では二塁を任されたが、5年ぶりに選出された2023年「第9回 WBSC女子野球ワールドカップ・グループB」では不動の1番打者として左翼を守った。「内外野どちらでも守れることが自分の武器にもなった。特に短期決戦の世界大会では生きると思います」。出場メンバーに選出された今年7月の「W杯ファイナルステージ」では、スピードとユーティリティ性を存分に生かしながら大会7連覇を目指す。女子野球を広めるため「できることは全部やってみたい」
女子野球の魅力を多くの人に伝えたい。読売ジャイアンツや女子代表チームでプレーする姿を見た子どもたちが「野球、面白そう」と競技を始めるきっかけになればうれしいが、選手ではなくても「女子野球に関わりたい」「女子野球を観に行ってみよう」と思う人を1人でも多く増やしたい。そのためにはどうしたらいいのか。頭の中は「やりたいこと」で溢れる。
「試合で良いプレーをして認知度が高まるなら最高ですけど、女子野球はまだまだマイナー競技。どうやったら知ってもらえるのかを学びながら、自分からもっと動きたいですね。野球教室や子どもたちと触れ合う機会には喜んで参加したいですし、SNSもしっかり使っていきたい。できることは全部やってみたいです!」
近年、高校や大学レベルでは女子野球チームが増えた。特に女子高校野球では夏の全国大会決勝戦が甲子園で開催されるようになった。「うれしいですよね。うれしい半面、いいな〜って(笑)」と羨ましさを隠さないが、もっと自分が羨むような環境を次世代のために整えていきたいとも話す。
「決勝まで行けば、甲子園で試合ができる。明確に達成したい目標があると、選手一人一人が『もっと上手になりたい』『もっと練習しよう』と能動的に取り組めるので、すごく良い環境になってきたと思います。私たちは子どもたちが野球を続けたい、ジャイアンツのユニホームを着てプレーをしたい、と思えるような環境をもっと作っていきたいと思うし、そのためにプレーし続けていきたいと思います」祖父から受け継いだ野球愛、ジャイアンツで手渡された背番号は…
溢れる野球愛は祖父譲りだという。祖父は大のジャイアンツ党で、田中家のテレビには常に巨人戦が流れていた。「ジャイアンツが勝つと機嫌が良いし、負けそうになると負ける姿は見たくないとテレビを消してしまう(笑)。東京ドームにもいつも祖父が連れていってくれました」。おかげで田中家は全員ジャイアンツファン。それでも「祖父はいつも応援してくれて、ライオンズに入った時も喜んでくれたんです。いつかジャイアンツにも女子チームができて、あのユニホームを着られたらいいねって言いながら」。そして今、田中が身にまとうのは紛れもない、読売ジャイアンツのユニホームだ。
「ジャイアンツに女子チームができる少し前に祖父は亡くなりました。祖父の願いもあったし、私の中に強い思い入れもあったので、女子チームができると聞いた時、トライアウトに挑戦することにしたんです。運良く合格して移籍が決まり、宮本(和知)監督からいただいた背番号が8番。実は祖父が原辰徳前監督の大ファンだったんです。なんだかすごい巡り合わせだなって。祖父の想いもこもっていると思うので、私にとってすごく思い入れのあるユニホームになっています」
背番号8のついたジャイアンツのユニホームを着てプレーする姿を、祖父に直接見てもらうことはできなかった。しかし、「私の姿をきっと見ていてくれると思います。応援もしてくれているけど、不甲斐ないプレーをしたら怒ってくれているんじゃないかなって思うんです」と、その存在を近くに感じている。
15年ほど前にタイムトラベルし、小学生の田中に「将来、背番号8のついたジャイアンツのユニホームを着るようになるんだよ」と伝えても「そんなこと、あるわけない」と笑い飛ばされるかもしれない。ただ、事実は小説よりも奇なり。読売ジャイアンツの8番を背負いながら“ビッグな女”への道を歩み続ける現実がここにある。(佐藤直子 / Naoko Sato)
2024年04月27日 08:11
昨オフに大谷獲得に失敗した敵地のファンに大ブーイングを浴びる中で一発
■ブルージェイズ ー ドジャース(日本時間27日・トロント)
ドジャースの大谷翔平投手は26日(日本時間27日)、敵地で行われたブルージェイズ戦に「2番・指名打者」で出場し、初回の第1打席で3試合ぶり7号ソロを放った。昨オフに大谷獲得に失敗した敵地のファンに大ブーイングを浴びる中、デーブ・ロバーツ監督の持つ球団日本生まれ選手最多ホームランに並んだ。
昨年12月、一部米メディアによってブルージェイズと契約するためにトロントへ向かったと報じられた。誤報と判明しドジャースと契約合意したため、敵地のファンは大ブーイング。異様な雰囲気の中、バシットの3球目を捉えた。内角へのスライダーを引っ張り、右翼スタンド一直線。打球速度96.1マイル(約154.7キロ)、飛距離360フィート(約109.7メートル)、角度37度だった。
この一発で今季40安打とし、同僚のムーキー・ベッツと並んでメジャー最多タイに再浮上。長打率.700、OPS1.124はメジャー単独トップとなった。25日(同26日)の敵地・ナショナルズ戦では4打数無安打で小休止。しかし、3試合ぶりの一発で5戦3発と量産体制。大谷のバットがいよいよ止まらなくなってきた。(Full-Count編集部)
2024年04月27日 08:10
大谷翔平の“速すぎる”ランニングが「漫画に見える」
ドジャース・大谷翔平投手の“速すぎる走塁”が話題になっている。
2024年04月27日 08:08
敵地ブルージェイズ戦に「2番・指名打者」で出場した
■ブルージェイズ ー ドジャース(日本時間27日・トロント)
ドジャース・大谷翔平投手は26日(日本時間27日)、敵地・ブルージェイズ戦に「2番・指名打者」で出場する。敵軍は昨年12月にFAとなっていた大谷の移籍先最終候補と言われていた。初回1死の第1打席に立つと、トロントのファンから大きなブーイングが上がるなか、いきなり右越えの本塁打を放った。
大谷は昨年12月にドジャースと10年総額7億ドル(約1099億円)で契約合意。ブルージェイズは移籍先の最終候補まで残っていたとされ、契約合意の前日には、一部米メディアによって大谷がブルージェイズと契約するためにトロントへ向かったと誤報が流れた。
24日(同25日)の取材で大谷は「実際に話もさせてもらいましたし。本当に素晴らしい球団」「行くこと自体はすごく楽しみだし、そこでプレーすることも楽しみにしてますね」と話していた。(Full-Count編集部)
2024年04月27日 08:00
○ DeNA 7 − 2 巨人 ●
<4回戦・横浜スタジアム>
26日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター DeNA−巨人』で解説を務めた大矢明彦氏が、巨人の下位打線について言及した。
1−1の5回一死走者なしで7番・萩尾匡也がフェンス直撃の二塁打を放つと、続く吉川尚輝の右安でチャンスを広げ、9番・戸郷翔征のスクイズで同点に追いついた。
大矢氏は「本当に攻撃をするぞするぞ!走塁もそうですけど、特に下位打線のところがものすごく積極的ですね。今日はジャイアンツの攻撃の心意気を感じますね」と解説。
1−1の7回も一死走者なしから萩尾のセンターフェンス直撃の三塁打でチャンスを作り、吉川がライト前に適時打で勝ち越し。大矢氏は「下位打線が大活躍ですね」と目を細めた。
得点に繋がらなかったが、3回も先頭の萩尾が四球、吉川尚輝は右飛に倒れるも、吉川の打席中に何度も一塁走者がスタートを切るなど揺さぶった。大矢氏は「プレッシャーをかけていますよね。ジャイアンツは2球目にヒットエンドランかけたのでね。作戦も注意しながら東が投げてこなければならなくなった。一つのアウトも無駄にしないと言う感じですよね」と話した。
9番・戸郷翔征がスリーバント失敗、1番・門脇誠の打席中に一塁走者・萩尾が二塁盗塁失敗で無得点。大矢氏は「7番の出塁からでしたけど、すごく仕掛けが多かったですね。攻撃が積極的」と評価していた。
(ニッポン放送ショウアップナイター)
2024年04月27日 08:00
広島のドラフト1位・常広羽也斗投手(22)=青学大=が26日、マツダスタジアムで3度目のシート打撃に登板し、圧巻の投球を示した。ネット裏から松田元オーナー(73)が視察する中、打者8人と対戦して安打性の打球はわずか1本。最速は151キロを計測した上に5奪三振を奪った。早ければ5月6日からのウエスタン・阪神3連戦(由宇)での実戦デビューが有力。ドラ1右腕がいよいよ、ベールを脱ぐ。
これから主戦場となる舞台で、周囲の期待をさらに高めた。腕をしならせ、常広が勢い良く白球を投げ込んでいく。直球には威力が宿り、変化球も鋭く打者の手元で変化した。打者と勝負するテーマを掲げ「クリアできたかな」と汗を拭った。
“本拠地初登板”で、味方打者をきりきり舞いさせた。先頭のシャイナーに右前打を許すも、その後は圧巻の内容。中村貴をフォークで空振り三振を奪った際には、中村貴が「エグっ」と声を上げるほどの落差があった。
2セット目はシャイナーらから3者連続三振を奪うなど計5奪三振。最速151キロでカーブ、フォーク、スライダー、チェンジアップと全球種を投げた。「右打者のアウトコースから外れるような直球が最近多くて」という傾向を踏まえ、修正に注力。「きょうは、はっきりしたボール球が少なかったのは良かった」と収穫を持ち帰った。
今後は状態面に問題がなければ、5月6日からのウエスタン・阪神3連戦(由宇)で実戦デビューする見込み。調整のペースが上がらず、キャンプ終了後から3軍で調整を続けたが、今月17日に初のシート打撃に登板。一歩ずつ前進してきた。
「指導者の方、トレーナーの方に付きっきりで、面倒を見てもらっていた。上(1軍)で結果を出すことで、感謝の気持ちを伝えられると思う。まずはしっかり、2軍で結果を出すことを考えている」と実感を込めながら今後を見据えた常広。即戦力ルーキーが力強い一歩を踏み出していく。
2024年04月27日 07:48
敵地・ブルージェイズ戦に「2番・指名打者」で出場する
■ブルージェイズ ー ドジャース(日本時間27日・トロント)
ドジャースの大谷翔平投手の素顔をデーブ・ロバーツ監督が明かした。
2024年04月27日 07:40
オリックス・紅林、相棒の宮城に「お願い……!」
ゴミ箱に頭を突っ込み、苦悩に“別れ”を告げた。オリックスの紅林弘太郎内野手が24日の西武戦(京セラドーム)で自身4度目のサヨナラ打を放ち、ヘルメットを脱いで歓喜のシャワーを浴びた。苦笑いで「高校時代以来ですね」とさする丸刈り頭を、スタジアムの全員に見せつけた。
3-3と同点の延長10回2死二、三塁。果敢にバットを振り抜き、打球は左翼線へ。気迫の一振りで暗雲を切り裂いた。11日楽天戦以来、チーム今季2度目のサヨナラ劇場の主役は、またしても紅林だった。ナインから手荒い“祝福”を受け、ユニホームはびしょびしょに。一塁側ベンチ前では、中嶋聡監督から「愛の頭突き」をプレゼントされた。
指揮官が両手で包み込んだ丸刈り頭は、13日の日本ハム戦で3失策を犯したことがきっかけで生まれた。「僕はズルズルと引きずってしまうタイプなので、1つの切り替え方法として考えました」。同期入団で仲良しコンビの宮城大弥投手にバリカンを手渡し「お願い……!」と頼み込んだ。
失意の丸刈りは試合中から決めていた。「3つ目のエラーをしてしまってくらいから『やばいな……。ちょっと1回、切り替えよう』と思っていました。宮城に(バリカンを)お願いしたら、乗り気でした(笑)」。3ミリの長さにアタッチメントを設定し、親友に優しく剃ってもらった。
長髪をなびかせていた紅林は「お風呂は楽になりましたね。3ミリになったので、すぐに(髪が)乾きます。心境は……。切り替えられたので、良い方向に。いじられまくってますよ!」と照れ笑顔を見せた。誰も教えてくれない…独自の不振脱却方法
細めた目の奥には、確固たる信念がある。丸刈りを担当した宮城からバリカンが戻ってくると、内緒でもう1度だけ整えた。ベンチ裏の風呂場にある“ゴミ箱”に頭を突っ込み、自分でバリカンを走らせていた。同僚の太田椋内野手は、その姿を目撃し「たしか、中嶋監督がお風呂に入っていたタイミングだったんですけど……。最後、自分で整えてましたよ」と驚いた。
太田によれば「あの試合後、僕がウエートルームでトレーニングをしていたら、紅林が急に『あかんわ! 気合が入ってないわ!』って言い出して、髪を刈り出したんです。何を考えているのか、本当にわからないですね」とのこと。その後も「切り替えるなら丸刈りです! 打てますよ!」と周囲に笑みをもたらしている。
髪を刈った後は太田と宮城の3人で食事に出かけ、他愛もない話で盛り上がった。時には自身のプレーを反省。悩みをバッサリと流し切った。自称「サマーカット」になった紅林は、一気に状態が向上。髪を刈ってからは10試合で35打数13安打の打率.371を記録。13日時点で.175だった打率は.267にまで上昇した。
“相棒”の宮城が、かつて丸刈りを披露していたことには「いやぁ……。もう、あれ、何年前でしたっけ? 2、3年前? あんまり覚えてないですね」とニコリ。ただ、紅林には「大切な1枚」がある。2022年4月21日のソフトバンク戦で自身初のサヨナラ打を放った時にプレゼントされた写真を、球団寮を退寮する際まで自室に飾り、士気を高めていた。
「どんなに苦しい時でも、僕たちは前を向いて。チームみんなで4連覇を目指してやっていくしかない」。全ての神経を研ぎ澄ませて締めくくった“Xゲーム”。そこには誰も教えてくれない、不振脱却の方法があった。(真柴健 / Ken Mashiba)
2024年04月27日 07:36
◆ 楽天戦に先発!
「いつも通り、チームの勝利のためにいい仕事をすることと、つねにアグレッシブさを忘れずに攻めの投球をしていくことを心掛けてマウンドにあがります。チームの連敗を止め、チームの勝利に貢献できるように100%の力を出して頑張ります。熱い、熱い応援を宜しくお願いします」。
ロッテのメルセデスは今季初勝利を目指し14時からの楽天戦に先発する。今季はここまで3試合・17回を投げ、0勝0敗、防御率1.06。
前回登板の4月19日日本ハム戦は6回・83球を投げ、3安打、5奪三振、1失点の好投。3試合中2試合でクオリティ・スタート(6回3自責点以内)を達成しており、開幕からローテーションで投げる小島和哉、種市篤暉、佐々木朗希、西野勇士とともに、先発陣を引っ張る働きぶりだ。
ここまでの3試合をメルセデスは「チームの勝ちに貢献できるような投球することだけを意識して毎日必死にやっています」と振り返る。
◆ 「最少失点で抑えるだけ」
メルセデスは今季に向けて「体力の部分が自分にはまだまだ足りないと思っていたので、体力強化を努めてやってきました。また、(新たに)パワーと体力というところを意識して、このオフは調整してきました」と体力強化をメインに自主トレは励んできた。シーズンが開幕してからここまで、自主トレから取り組んできた体力強化の部分はしっかり出せているとのことだ。
開幕から安定した投球を見せるメルセデス。巨人時代を合わせると今季で日本でのプレーは8年目を迎える。巨人時代の19年にシーズン自己最多の8勝、投球回数も自己最多の120回1/3を投げたが、巨人時代を含めて2桁勝利は一度もなく、規定投球回到達も1度もない。マリーンズ移籍1年目の昨季はシーズン序盤に安定した投球を見せるも打線の援護に恵まれず、なかなか白星をあげることあることができなかったこともあり、22試合・116回1/3を投げ、4勝8敗、防御率3.33だった。
シーズン通して一軍で投げ抜くために、メルセデス自身、シーズン通してどういうプランで投げたいとか思い描いていることとかあるのだろうかーー。
「キャンプの時にもお話しした通り、少ない球数、失投を去年よりも少なくしたい。そういうのを続けていければ、いい結果が出ると信じています」。
また、投球面の準備の面で昨年から変えたことはあるのだろうかーー。
「去年よりも集中してやっています。去年よりもアグレッシブさを前面に出して投げていこうと思っています」。
現在チームは6連敗中と苦しい状況。「ここ3試合と同じような投球をしていけば、必ずチームに勝ちをもたらせると思いますし、このままもちろん最少失点で抑えることだけを僕は考えています」。14時から行われる楽天戦でもゲームを作り、チームの連敗を止めるとともに、自身の今季初勝利を手にしたい。
(メルセデス投手通訳=千葉ロッテマリーンズ・阿久津英之通訳)
取材・文=岩下雄太
2024年04月27日 07:30
4月はすでに5社と契約を締結
大谷翔平投手が生み出す経済効果が計り知れない。ドジャースは4月だけでに5社と契約を結ぶなど、衝撃の速度で日本企業が海を渡っている。
1日(日本時間2日)にはANA(全日本空輸)と複数年契約を締結。ロン・ローゼン副社長兼最高マーケティング責任者は「2024年シーズン以降もANAを企業パートナーとしてお迎えできることに興奮しています」とコメントしている。4日(同5日)には「TOYO TIRE(トーヨータイヤ)」がドジャースと複数年契約に合意。今後はバックネット裏や、ドジャースタジアムでのデジタル表記に広告が設置される方向で話が進んでいる。
8日(同9日)は、大手医薬品メーカーの興和と複数年のパートナーシップ契約を締結。本拠地の本塁後方などに広告を掲出し、7月22日(同23日)のジャイアンツ戦では「大谷ハット」を来場者に配布することになった。22日(同23日)は、100円ショップ大手のダイソー(株式会社大創産業)と複数年契約を結んだ。選手の取材時の背景に社名が登場し、本拠地とキャンプ地の球場で本塁後方に広告が掲載される。
そして、25日(同26日)は配管システム全般の販売を営む専門商社「日本管材センター」(本社・東京都)と複数年のパートナーシップ契約を結んだ。ドジャースタジアムや、アリゾナ州グレンデールのキャンプ地で広告を掲出する予定。相次いで日本企業が進出している。
地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」のビル・シャイキン記者が自身のX(旧ツイッター)に「シーズンがスタートしてから、ドジャースはおおよそ週に1回のペースで日本企業とのスポンサー契約を発表している」と綴るほどのペースだ。
ドジャースは今季から大谷と10年総額7億ドル(約1090億円)、山本由伸投手と12年総額3億2500万ドル(約506億円)で契約。まだまだ日本企業の進出はありそうだ。(Full-Count編集部)