2023年03月26日 20:47
[ルヴァン杯・第2節] 川崎0−0湘南/3月26日/等々力陸上競技場 脇坂泰斗は涙ながらに“恩人”との記憶を辿った。 川崎は3月26日、ルヴァンカップのグループステージ第2節で湘南と対戦し、0−0のドロー。この試合は、これまで長きにわたりクラブを支えてきた庄子春男エグゼクティブアドバイザーにとって、最後の公式戦となった。 庄子氏は1980年、富士通株式会社に入社。その後、川崎の前身となる富士通サッカー部のプロ化に携わった後、2011年から取締役強化本部長を務め、2021年からはエグゼクティブアドバイザーに就任。そして3月31日限りでの退任が発表された。 湘南戦の後、ユース出身の脇坂は涙を流しながらいままでの感謝を口にした。 「自分はユースから昇格できなかったんですけど、その面談のときに、ただ昇格できないと言うのは簡単ですけど、『4年後に見送りだ』と言ってくれた。その言葉でどれだけ前向きになれたか。 その言葉を信じて(大学の)4年間を頑張ってきて、4年後にトップに上げてくれた。プロ1年目で試合に出れなかった時も、僕はすごく焦っていたんですけど、前向きな声を常にかけてくれました。恩は数えきれないくらいあるので、せめて今日、勝って終わりたかったです」 しきりに「本当に悔しい」と試合結果を悔やんだ背番号14は最後に、涙をこらえながら、「庄子さんに限らず、地域の方やサポーターと繋がっているというのがフロンターレ。自分たちはそういう方々のサポートがあることを感謝しながら、こんなところで終わるチームではないので、もっともっと大きなクラブにできるように頑張りたいと思います」と力強く語った。取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)【PHOTO】ルヴァンカップ全大会のMVP受賞者を一挙振り返り!(1992〜2022)
2024年04月26日 21:25
現地4月25日に開催されたエールディビジ第31節で、上田綺世が所属するフェイエノールトは、ゴアヘッドと敵地で対戦。3−1で勝利した。
この一戦で10試合ぶりの先発出場を果たした上田が、今季3ゴール目を奪った。2−1で迎えた69分、カルフィン・ステンフスのスルーパスに抜け出した日本代表FWが、ボックス内で冷静に右足を振り抜いてネットを揺らした。
【動画】相手のミスを見逃さず! ヘーレンフェーン戦での上田綺世の千金弾
試合後にアルネ・スロット監督は、上田の活躍を次のように称えた。クラブの公式サイトが伝えている。
「今夜のアヤセは、自分の役割を十分に果たしたと思う。彼は今日の試合で何度もゴールに迫っていた。だからこそ、あのゴールを決められたのは、彼にとっても素晴らしいことだ」
久々のスタメンに抜擢された25歳のストライカーが、目に見える結果で指揮官の期待に応えた。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年04月26日 21:00
KONAMIは26日、公式モバイルゲーム『Jリーグクラブチャンピオンシップ』において、「ゴールデンキャンペーン」が開始されたことをアナウンスした。
このキャンペーンでは、JリーグのJ1・J2全40クラブから11選手ずつ総勢440名が、2024シーズンのJリーグデータで「レギュラーカード2024」として登場!
待望の今シーズン仕様の選手たち。その能力は当然昨シーズンのパフォーマンスを受けたものとなっている。
そこで気になるのは、選手の能力値の変化。とくに能力がアップした選手だろう。2023→2024で最も能力値が上がった選手トップ5は以下の通りだ。
●平河悠(FC町田ゼルビア)
56→89(+33)
●マリウス・ホイブラーテン(浦和レッズ)
62→93(+31)
●紺野和也(アビスパ福岡)
57→88(+31)
●河野貴志(ブラウブリッツ秋田)
55→86(+31)
●森海渡(横浜FC)
55→86(+31)
一番能力が上昇したのは、2・3月のKONAMI月間MVPに輝き、現在はU-23日本代表としてパリ五輪予選を戦っている平河悠。また、J1のマリウス・ホイブラーテンと紺野和也、J2の河野貴志と森海渡が平河に次ぐ能力アップとなった。
ほかにも「G85以上ガチャ券」などが手に入る「Jクラゴールデンログインボーナス」や「お気に入りクラブG85以上レギュラー2024ガチャ券」などが手に入る「レギュラー2024登場11連ガチャ」。
さらには、新スタジアムが話題を集めているサンフレッチェ広島の豪華特典付きホームゲーム観戦権が当たるプレゼントキャンペーンも開催されている。
2024年Jリーグ、欧州から見た市場価値が最も高い日本人9人
今年の大型連休はJリーグとともに、新シーズン仕様になった『Jクラ』でもサッカーを楽しもう。
2024年04月26日 20:53
アーセナルが中盤の獲得候補として複数選手の動向を注視しているようだ。25日、『ミラー』や『イブニング・スタンダード』など複数のイギリスメディアが伝えている。
昨年夏には総額2億ポンド(約392億円)以上を投じ、スペイン代表GKダビド・ラヤ(ブレントフォードからレンタル)、オランダ代表DFユリエン・ティンバー、イングランド代表MFデクラン・ライス、ドイツ代表FWカイ・ハフェルツを獲得したアーセナル。新戦力の適応もあり、プレミアリーグでは1試合消化の少ないマンチェスター・シティを抑えて暫定首位に立ち、20年ぶりの優勝への期待も高まっている。
しかし、7シーズンぶりに参戦したチャンピオンズリーグ(CL)では、準々決勝でバイエルンに敗れてベスト8敗退。敵地でのセカンドレグは、スコアこそ0−1だったものの、90分間を通してなかなか決定機を作り出せなかった。オーナーグループである「クロエンケ・スポーツ&エンターテイメント(KSE)」はこの敗戦を受け、スカッドの大幅な強化が必要であると認識しており、今夏も昨年と同様に積極補強に乗り出す可能性が高いと報じられている。
要補強ポジションの一つと見られているのが中盤だ。6月末に契約満了を迎えるイタリア代表MFジョルジーニョと、現行契約が2025年6月末までとなっているガーナ代表MFトーマス・パルティの去就は依然として不透明。イギリスメディア『アスレティック』のデイビッド・オーンスタイン記者は、ジョルジーニョとトーマスのうち、少なくとも1人が今シーズン終了後にアーセナルを退団する可能性が高いと伝えている。
こうしたなか、アーセナルはかねてからレアル・ソシエダ所属のスペイン代表MFマルティン・スビメンディの動向を注視。しかし、バルセロナやバイエルンも関心を寄せているほか、選手本人が移籍に消極的であることから、クラブ内では今夏の移籍市場での獲得が困難との見方が広まっているようだ。それを踏まえ、アーセナルはニューカッスル所属のブラジル代表MFブルーノ・ギマランイスとアストン・ヴィラ所属のブラジル代表MFドウグラス・ルイスへのオファー提示も検討しているという。
ギマランイスとD・ルイスは、いずれも所属クラブで中心選手として活躍しており、今夏の移籍市場での獲得は容易ではないと報じられている。アーセナルとしては、代替候補の選定も進めているものの、スビメンディを含めた3人のうち少なくとも1人を獲得したいと考えているようだ。
一方で、かねてから噂されているストライカーの補強については、ドイツ代表FWカイ・ハフェルツがセンターフォワード(CF)で存在感を発揮していることから、今夏の最優先事項ではなくなったとの報道もなされている。
2024年04月26日 20:53
清水エスパルスは4月26日、FW郡司璃来がマジョルカ(スペイン)のBチームに練習参加することを発表した。
2024年04月26日 20:40
シント・トロイデンに所属し今季限りでの引退を表明した元日本代表FWの岡崎慎司や、ヴィッセル神戸に所属する元日本代表FW武藤嘉紀が過去に所属したマインツのスタジアム近くで約500キログラムの爆弾が見つかったようだ。26日『beINスポーツ』などが報じた。
報道によると、爆弾はスタジアム近くの大学の拡張工事の現場で発見され、第二次世界大戦でアメリカ軍が残した不発弾と見られるという。当局は4600人の近隣住民を避難させたうえで爆発物を処理し、28日にマインツのホームで開催されるブンデスリーガ第31節のケルン戦は予定通り行われる見込みだと説明されている。
なお、同スタジアム近くでは15日にも小型の焼夷弾が発見されており、この爆弾は住民に危害を及ぼすことなく安全に処理された。
2024年04月26日 20:40
ガラタサライに所属するアルゼンチン人FWマウロ・イカルディが、妻のワンダ・ナラさんの新曲PVに出演した。25日、アルゼンチンメディアの『トド・ノティシアス』などが報じた。
現在31歳のイカルディは昨季、パリ・サンジェルマン(PSG)からレンタル移籍でガラタサライに加入し、公式戦出場26試合で23ゴール8アシストと躍動。チームを2018 - 2019シーズン以来のスュペル・リグ(トルコ1部リーグ)優勝へと導き、トルコの地で“復活”を果たした。そして、ガラタサライへの完全移籍を果たした今季はこれまで公式戦42試合に出場し27ゴール11アシストを記録しており、スュペル・リグで首位を走るチームを牽引している。
そんな点取り屋イカルディが、昨年11月に音楽デビューを果たし既に3曲リリースしている妻ワンダ・ナラさんが25日にリリースした新曲『Amor Verdadero(真実の愛)』のプロモーションビデオ(PV)に参加した。
ワンダ・ナラさんはこれまで、イカルディの代理人、自らのコスメ・ファッションブランドの展開、さらにモデルやテレビ番組の司会など多岐に渡り活動。イカルディの元同僚で「先輩」にあたる前夫のマキシ・ロペス氏との婚約期間中にイカルディとの交際を開始したことや、歯に衣着せぬ発言などで騒動を巻き起こしたこともあった。
イカルディの浮気疑惑などにより、2021年から3年連続3回訪れた破局危機をも乗り越えた夫婦だったが、2023年7月、更なる危機に襲われる。ワンダ・ナラさんが体調に異変を感じ緊急入院。しばらくのあいだ病名は伏せられていたが、その後、ワンダ・ナラさん本人から病名は白血病であることが発表された。
妻の病気を知ったイカルディは看病に専念するため引退することを妻に示唆。最終的にイカルディは選手としてプレーを継続することになったが、ワンダ・ナラさんがより良い治療を受けられる病院を自ら探すなどしたという。そして今回、ワンダ・ナラさんは夫イカルディに愛を捧げる新曲をリリースした。
なお、PVの最後ではイカルディとワンダ・ナラさんの間に生まれたふたりの娘フランチェスカさんとイサベラさんも出演し歌も披露。娘からイカルディに対し「パパのことが好きだよ」という言葉が贈られている。
【動画リンク】マウロ・イカルディが登場するワンダ・ナラさんの最新曲PVへのリンク
2024年04月26日 20:40
アメリカ・MLSのインテル・マイアミへ渡り、ここまで23試合の出場で20ゴール10アシストとさすがの活躍を見せるFWリオネル・メッシ。あっさりとMLSを支配しており、36歳を迎えた今でもMLSで圧巻のパフォーマンスだ。
MLS各クラブのDFたちはメッシへの対応に手を焼いていて、メッシにとってMLSのレベルは簡単すぎるかもしれない。かつてビジャレアルなどで活躍したFWジュゼッペ・ロッシは、メッシなら80歳でもMLS最高の選手になれると絶賛する。
「フィールド上の彼を見れば、80歳になってもMLSで最高の選手であり続けるだろうね。彼は史上最高の選手だと思うし、誰もが彼のプレイを見るのが好きだ」
「C・ロナウドとの違いで言うと、彼らは両方ともゲームに異なるものをもたらせる。ポジショニングも違うし、プレイスタイルも違う。ロナウドはウイングから地球上最高の9番に成長した。彼にとって重要なのはゴールを決めることだ。対してメッシはゴールスコアラーの面もあるけど、彼はもっと技巧派だ。好みの問題だけど、そこが個人的にメッシを支持する理由だよ」(『DAZN』より)。
今のところメッシはリーグ戦で得点ランク2位につけていて、MLS得点王も狙えるだろう。アメリカのサッカーファンもまだまだメッシ劇場を楽しめそうで、メッシがどこまで数字を伸ばしてくるのか楽しみだ。
2024年04月26日 20:14
元日本代表FWの城彰二氏が4月26日、自身のYouTubeチャンネルに最新コンテンツを投稿。
2024年04月26日 20:10
アルゼチンメディアの『DSports』は25日、ブライトン所属のパラグアイ代表FWフリオ・エンシソが将来自分がプレーしたいクラブを語ったインタビューを報じた。
現在20歳のエンシソは2022年7月にパラグアイのリベルタからブライトンに加入。昨季は公式戦30試合に出場し7ゴール4アシストを記録し、チームのプレミアリーグ6位とヨーロッパリーグ(EL)出場権獲得に貢献した。今季はシーズン序盤に半月板を損傷し長期離脱を余儀なくされたことで公式戦10試合の出場に留まっているが、 U−23パラグアイ代表の一員として、すでに出場権を獲得しているパリオリンピック2024(パリ五輪)での活躍も期待されている。
そんなエンシソは、インタビューで「叔父など家族の影響でボカ・ジュニオルスが好きなんだ。良いレベルを維持しているうちに、ボカでプレーしてみたい」とアルゼンチン名門でのプレー願望を語った。
続けてエンシソは「ボカが好きな理由はサポーターだよ。彼らがどうサッカーと生きているか。自分の叔父がボカが好きなんだけど、ボカのサポーターのサッカーとの向き合い方は他と違うんだ。それで自分はボカのサポーターになった」とボカのサポーターに魅了されたと説明した。
さらにエンシソは、「(ブライトンの同僚でアルゼンチン代表DFの)バレンティン・バルコも『ボカのサポーターは信じられないくらい凄い。ピッチでプレーすると、サポーターが後ろから押してくれる感覚になる』って言ってた。それを自分も体感してみたいんだ」と語り、ボカ出身のバルコの体験談にも刺激を受けたことを明かした。
2024年04月26日 20:10
イタリアメディアの『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は26日、同メディアのジョージア語版の情報として、ナポリに所属するジョージア代表FWフヴィチャ・クヴァラツヘリアのバルセロナ行きの可能性を報じている。
現在23歳のクヴァラツヘリアは左右のウイング(WG)を主戦場とするプレーヤーで、母国のディナモ・トビリシの下部組織出身。2017年9月にトップチーム昇格を果たすと、その後はロシアのロコモティフ・モスクワやルビン・カザンなどを経て2022年夏にナポリへ加入した。昨シーズンは公式戦通算43試合の出場で14ゴール17アシストと躍動し、クラブの33年ぶり3度目のセリエA制覇に大きく貢献した。今季もこれまで41試合に出場し10ゴール8アシストを記録するなど主力として活躍している。
そんなクヴァラツヘリアを巡っては昨年11月30日に、スペイン紙『アス』やイタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が、同選手は将来的にレアル・マドリードでのプレーを希望していると実父や代理人のコメントとして報道していた。
しかし、『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は、バルセロナを率いるシャビ・エルナンデス監督が今季終了時の退任を撤回し来シーズンの残留を決断したことで、クヴァラツヘリアを高く評価するシャビ監督が同選手の獲得へ向けたアプローチを強めると説明している。
ナポリとの現行契約を2027年6月末まで残しているクヴァラツヘリアだが、同選手の代理人と、ナポリのアウレリオ・デ・ラウレンティス会長は来週に会談をする予定となっており、その際に代理人が移籍を求めるシナリオは現実的であると紹介している。
ラウレンティス会長はクヴァラツヘリアのナポリ残留を望んでおり、現在の年俸150万ユーロ(約2億5200万円)から大幅アップの400万ユーロ(約6億7300万円)を提示しているが、選手本人の希望は500万ユーロ(約8億4100万円)と開きが大きくなっている。また、ナポリが来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場権を逃す可能性が高いことなどから、クヴァラツヘリアのナポリ残留がかつてないほど疑問視されていると報じられている。
なお、ナポリはナイジェリア代表FWヴィクター・オシムヘンなど現状に不満を抱えた他の選手の売却の可能性も高く、来季に向け大きな変革が行われるかもしれないとしている。
2024年04月26日 20:00
未だ無敗を継続するレヴァークーゼンにて、今季大きく化けた選手の1人がバイエルンからレンタルで加わっていたDFヨシップ・スタニシッチだ。
24歳のスタニシッチは、当初レヴァークーゼンでもレギュラーではなかった。しかし中盤戦より出番が増え、3バックの一角に加えてウイングバックに入ることもあった。21日に行われた前節のドルトムント戦では後半アディショナルタイムにコーナーキックから同点ゴールを記録してチームの無敗継続に貢献しているが、今季は攻撃面のクオリティも飛躍的にアップしている。
これだけの活躍ぶりを見れば、所属元のバイエルンサポーターもスタニシッチを来季のチームに組み込みたいと考えていることだろう。独『sky Sport Germany』によると、スタニシッチもバイエルン側との話し合いがあることを認めている。
「すでに話し合いはある。バイエルンのプランに入っているとは言われたけど、現時点で僕の心はまだレヴァークーゼンにある。シーズンが終わるまではね」
バイエルンは来季トーマス・トゥヘルに代わる新指揮官を招聘する予定で、スタニシッチの序列も新指揮官のプラン次第ではある。サイドバックとして計算するにしても、今季のバイエルンではジョシュア・キミッヒやコンラッド・ライマーを回すなどいくつかのオプションがある。スタニシッチが絶対的戦力になれるかは分からない。
レヴァークーゼンでの活躍は見事だが、来季スタニシッチはどこでプレイすることになるのか。
2024年04月26日 20:00
日本代表MF鎌田大地が所属するイタリア1部ラツィオとキットサプライヤーのMizunoは26日、クラブのセリエA初優勝から50周年を記念した特別ユニフォームを発表した。
2024年04月26日 19:53
バイエルンの一部ファン・サポーターが、トーマス・トゥヘル監督の続投を希望しているようだ。25日、イギリスメディア『アスレティック』やドイツメディア『シュポルト1』などが伝えている。
3部のザールブリュッケンに敗れて早期敗退に終わったDFBポカールに続き、12連覇を目指したブンデスリーガでもタイトルを逃したバイエルン。シーズン序盤から不安定な戦いが続いていたなか、2月にはトゥヘル監督の契約を1年前倒しで解消することが発表された。現在は唯一優勝の可能性が残されたチャンピオンズリーグ(CL)の戦いに臨む傍ら、6月末で退任する指揮官の後任探しに着手している。
当初はレヴァークーゼンを初のマイスターシャーレ獲得に導いたシャビ・アロンソ監督を“トップターゲット”に据えていたものの、42歳のスペイン人指揮官は3月の会見で残留を明言。その後は、2021年夏から昨年3月までバイエルンの指揮を執っていたユリアン・ナーゲルスマン監督との交渉を進行していたものの、36歳の青年監督は現地時間19日にドイツ代表との契約を2026年まで延長したことが発表された。
その後、オーストリア代表を率いるラルフ・ラングニック監督が新指揮官候補に浮上。既に交渉の場が設けられたことが明らかになっているが、バイエルンのファン・サポーターの一部は今シーズン終了後の監督交代を望んでいないようだ。
オンライン署名サイト『Change.org』では、現地時間23日から「我々が望んでいるのはラングニックではなく、トゥヘルだ!」と題した署名活動がスタート。既に1万2千人を超える同意が集まっている。なお、嘆願書には「メディアによる否定的な報道や、負傷者に悩まされている状況にも関わらず、CL優勝経験者である彼はチームをCL準決勝まで導いた。(ウナイ・)エメリやラングニックといった候補者にも敬意を表すが、彼らとトゥヘルを並べることはできない」と記されており、アーセナルを破ってCL準決勝へ進出したことが、続投を希望する要因の一つとなっているようだ。
依然として白紙状態となっているバイエルンの新監督人事。果たしてクラブはどのような決断を下すのだろうか。
2024年04月26日 19:44
韓国サッカー界に激震をもたらした五輪予選敗退ショック。その余波は計り知れない。
現地4月25日、パリ五輪予選を兼ねたU-23アジアカップの準々決勝がカタール・ドーハで開催され、韓国はインドネシアと対戦。退場者が出て10人となりながらも追いつき、2対2で延長戦、PK戦にまでもつれ込んだが、これを10対11で落とす。韓国が五輪出場を逃すのは1984年のロサンゼルス大会以来40年ぶりで、連続出場記録は「9」で止まった。
【PHOTO】9頭身の超絶ボディ! 韓国チア界が誇る“女神”アン・ジヒョンの悩殺ショットを一挙チェック!
国内のファンやメディアから猛批判を受けるなか、大韓サッカー協会(KFA)が「五輪サッカー本大会に進めなかった点について」と題した謝罪文を公式HP上で発表した。「本日行なわれたU-23アジアカップの準々決勝で敗れ、パリ五輪の本大会に進めなかったことについて、ファン、選手、そして国民の皆様に深くお詫び申し上げます」と記した。
さらに「コーチングスタッフも選手も連続五輪出場を目ざしてベストを尽くしましたが、残念ながら目標を達成することができませんでした」と伝え、「サッカー代表チームを育成・支援する大韓サッカー協会に全責任があることは十分承知しており、あらためて頭を下げてお詫び申し上げます。今後、選手や指導者の育成、代表チームの運営体制を精査し、今日のような失敗が二度と繰り返されないよう、改善策を探っていきます」と続く。
そして最後に「当面の課題である代表監督人事を成功させ、現在進行中の2026年北中米ワールドカップ・アジア予選で好ゲームを披露し、国民に喜びをもたらすことができるよう最善を尽くします」と約した。
今年3月にU-23代表監督を務めたファン・ソンホン氏をA代表の暫定監督に指名。最終予選前の大事な時期に準備不足を招いたとの批判もあり、ユルゲン・クリンマン前代表監督の人事に絡んだチョン・モンギュ会長がまるで責任を取っていない点など、KFAを巡る非難は後を絶たない状況となっている。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年04月26日 19:35
まさかの敗退劇に韓国サッカー界が揺れている。
現地4月25日、パリ五輪予選を兼ねたU-23アジアカップの準々決勝がカタール・ドーハで開催され、韓国はインドネシアと対戦。退場者が出て10人となりながらも追いつき、2対2で延長戦、PK戦にまでもつれ込んだが、これを10対11で落としてしまう。韓国が五輪出場を逃すのは40年ぶりで、連続出場記録は「9」で止まった。
【PHOTO】9頭身の超絶ボディ! 韓国チア界が誇る“女神”アン・ジヒョンの悩殺ショットを一挙チェック!
当然、韓国のファンやメディアからは怒りの声が続出。やはりチームを率いたファン・ソンホン監督を糾弾する向きが強く、元韓国代表のレジェンドは窮地に立たされている。韓国メディア『イーデイリー』は「1994年に裏切り者となったファン・ソンホンは、2024年にふたたび裏切り者となった」と題した記事を掲載している。
同メディアは「これだけ波瀾万丈のキャリアを歩んだレジェンドもいないだろう」と指摘しつつ、ファン・ソンホン監督の足跡を紹介。1994年アメリカ・ワールドカップで韓国代表は“悲願の初勝利”を目ざした。グループリーグ第3戦となったボリビア戦は過去最大のチャンスだったが、ここで決定機をことごとく外したのが26歳のエースだったファン・ソンホン氏。試合は0−0で終了し、帰国後の同氏を待っていたのは途轍もないバッシングだったという。
それでも、セレッソ大阪や柏レイソルでも活躍したストライカーは8年後にリベンジを果たす。2002年日韓ワールドカップでは母国をベスト4に導く原動力となり、不動の名声を掴んだ。
『イーデイリー』は「ファン・ソンホンは英雄のまま現役を引退し、指導者となってからも順風満帆だった。浦項スティラーズでの手腕が評価され、最高の韓国人監督のひとりと称えられる。そして五輪代表監督に抜擢されたのだ」と説明したうえで、「昨年の杭州アジア大会で金メダルを獲得するなど盤石だったが、今回の大失態は韓国サッカー史に消えない汚点を残した。相手は明らかに格下で負けたことのないインドネシア。衝撃であり、悲劇であり、惨事である」と断じた。
さらに『イーデイリー』は「屈辱的敗退の理由はいくつかあるが、監督が責任を回避することはできない。1994年のワールドカップから30年後、彼はまたしても韓国サッカー界の裏切り者となったのだ。まさに不運の伝説。韓国サッカー界でこれほどの不幸に見舞われたレジェンドはいない」と評した。
ファン・ソンホン監督は今年3月、暫定的にA代表の監督を務めた。更迭されたユルゲン・クリンスマン前監督の穴を埋め、ワールドカップ予選を戦うチームを救うべく承諾したが、五輪代表にとっては最終予選を前にしたきわめて重要な時期でもあった。
この点について『イーデイリー』は「強欲だったと言わざるを得ない。大事な合宿で不在となり、西アジアのチームを視察する機会も逸した。多くの専門家は理不尽だと異を唱えたものの、ファン・ソンホンが聞く耳を持たなかったのだ。結果的にA代表の暫定指揮は毒となった。誰のせいにもできない。なぜなら彼自身が選択したことなのだから」と論じている。
最後に同メディアは「30年前は名誉を挽回するまでに8年を要したが、今回も時間がかかりそうだ。裏切り者から英雄に戻る道を、彼はいかにして模索するのだろうか」との一文で締めくくっている。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部