2024年03月28日 10:00
巨人のルーグネッド・オドーア(30)の電撃退団で浮かび上がる外国人選手の取り扱い。もはやアンタッチャブルの存在ではない。 開幕を目前に控えてオドーアが退団した。MLBでの178本塁打実績を期待され入団したが、日本の野球にはなじめずオープン戦12試合で打率・176、0本塁打、0打点。2軍降格を通告されたもののこれを固辞し、米国帰国を希望する本人の意向を最終的に巨人サイドが受け入れる形となった。 過去、MLBでの実績面だけを考慮し、ウワサされた素行面に目をつぶってトラブルに発展した例もあった。1960年代にヤンキースで活躍し、1973年にヤクルトに入団した故ジョー・ペピトーンがそうだろう。デビュー戦では4番を打ったがその後は無断欠場や仮病、途中帰国などのトラブルのオンパレード。球団は対応に苦慮していた途中解除できないという条件付きの2年契約を結んでいたために残留させ、2年目を迎えた。ところがオープン戦に入っても来日せず、そのまま開幕前に任意引退。それでも年俸をそっくり手にしている。 また、日本時代のプレーを目の当たりしたが、ダイエー(現ソフトバンク)のケビン・ミッチェル(62)や阪神のとマイク・グリーンウェル(60)の存在も話題だった。ジャイアンツ時代の1989年、メジャーでMVPを獲得したというミッチェルは、MLB通算220本塁打を引っさげて1995年にダイエーに入団。開幕戦では満塁本塁打を放つ衝撃的なデビューを果たしたが4月下旬には“病気”を理由に途中帰国した。再来日こそしたが8月に入り2度目の無断帰国をし、球団から即刻解雇されている。 1997年、レッドソックスの生え抜きスター選手として阪神に入団したグリーンウェルは、当時の球団史上最高額となる推定年俸3億円超という破格の条件だったが、春季キャンプの時点で一時帰国。開幕後の4月下旬にはチームに合流したが5月11日の巨人戦で足に自打球を受け、右足の甲を骨折。骨折は野球をやめた方がいいという「神のお告げ」だったと言い出して、5月16日には帰国している また、2016年に楽天に加入したジョニー・ゴームズ(43)もメジャー通算162本塁打の触れ込みだったが、わずか18試合の出場で打率・169、1本塁打と散々な結果で同年5月6日のい球団が退団を発表している。 球団は新外国人を戦力と思って獲得している。実際に彼らの出来不出来がペナント・レースの行方を左右することもある。そんな選手が途中でいなくなるのは、チームにとってこれ以上にない誤算だ。場合によっては慌てて緊急補強に踏み切らなくてはいけなくもなる。そのため、球団によっては前年までNPBで実績を残した“中古”の外国人選手に手を出すか、若い外国籍の選手と育成契約を結び、NPB仕様に仕上げようとする。 実績ある選手ほど問題児が多いとまではいわない。だが、MLBの実績ですべてに目をつぶる必要はない。今回の巨人の決断は、けっして間違っていない。もはや新外国人選手は、別格の存在ではない。(デイリースポーツ・今野良彦)
2024年04月28日 16:42
東京駅に大谷翔平のグッズショップが期間限定で登場している
空前の“大谷ブーム”が勢いを増している。スポーツ関連グッズなどの制作を手掛ける「株式会社スペースエイジ」は、ドジャース・大谷翔平投手や愛犬であるデコピンのオリジナルグッズを4月26日から5月9日まで東京駅で発売している。その人気は凄まじく、販売担当者の宮野翔多さんによると想定の10倍以上のファンが訪れているという。
同社は普段よりECサイトで大谷Tシャツを販売しているが、期間限定で東京駅でも店頭販売を開始。大谷や愛犬のデコピンがデザインされた9種類のTシャツや、マグカップ、ステッカーなどが店頭に並んだ。さらに、東京駅舎を背景にした期間限定の東京駅コラボデザインが登場し、人気を集めている。
想像以上の人気に営業の予定変更を余儀なくされている。午前10時に開店し午後8時30分まで販売する予定だったが、この日はゴールデンウイークの初日ということもあり、開店予定の3時間前となる7時から整理券を求め、長蛇の列ができた。販売担当者の宮野さんは、「早めに準備しようと7時半に来たのですが、その時点で50人くらいの列ができていてビックリしました。想定の10倍はいましたね。明日以降はもっと早く準備しないといけなさそうです」と、想定をはるかに超える人気ぶりに驚きを隠せない様子だった。
さらに整理券を配った後も人の波は途絶えない。「開店前の合計は150人くらい待っていたと思います」と増え続ける状況に目を丸くした。販売開始から2時間も経たないうちにほとんどのグッズは完売。1番人気のデコピンのイラストが描かれた青色のTシャツは、15分ほどで売り切れた。
まさかの売れ行きに急遽、明日販売予定だった分のTシャツも追加するほどの大盛況だった。しかし「購入点数の制限もしていないので、買えない人が続出していまして。追加製造もしたいのですが、祝日が続いて工場も止まってしまうので、どうすればいいのか……」とうれしい悩みに頭を抱えた。
13時をすぎても整理券を求めるファンは増え続けた。列に並んだ70代の女性は「野球は詳しくないのですが、大谷選手は大好きで。Tシャツが欲しかったんですが、残念ですね」と語った。60代男性は「友人の分も買おうと思ってきましたが、難しそうですね……。実力も人気も想像を超えて、ついて行けません(笑)。またリベンジしに来ます」と驚きつつも、大谷の人気には納得の表情だった。デコピンの登場から結婚まで、話題が尽きない大スターはプレー以外でもファンの心を掴み続けている。(木村竜也 / Tatsuya Kimura)
2024年04月28日 16:24
中日―広島(28日=セ・リーグ)――オープン戦で制球難が続き、開幕から二軍調整だった中日の高橋宏が今季初登板で先発し、7回を3安打、無失点。
150キロ台の速球を軸に、スプリットにキレがあり、5三振を奪った。味方の援護がなく今季初勝利はつかめなかったが、21歳の右腕が次回の登板に期待を抱かせる投球を見せた。
2024年04月28日 16:17
ロッテ10―1楽天(パ・リーグ=28日)――ロッテのポランコが、ビッグイニングの火付け役となった。
三回二死一、二塁、「積極的にいく事だけ考えた」と捉えた打球は、先制の右前適時打となった。チームは試合前の時点で7連敗中で、いずれも3得点以下と攻撃力不足にあえいでいた。打線を活気づける一打から、4連続適時打で一挙5得点。五回には右越えのソロを放ち、主砲として役割を果たした。
2024年04月28日 16:16
「DeNA−巨人」(28日、横浜スタジアム)
巨人が“3点の壁”を破り、14試合ぶりに4得点をマークした。
2024年04月28日 16:09
阪神―ヤクルト(セ・リーグ=28日)――阪神のスタメンには、今季初めて佐藤輝の名前がなかった。
代わりに6番三塁に入ったのがベテランの糸原。早速訪れた二回の好機、1ボール2ストライクから低めの変化球に食らいついた。中前へ落とす先制打で今季初先発の起用に応え、「何とかしたかった。追い込まれても自分らしい打撃ができた」と語った。
2024年04月28日 15:59
「DeNA−巨人」(28日、横浜スタジアム)
ソフトバンクからトレードで巨人に移籍した高橋礼投手が先発。4回1/3を1安打7四球2失点でマウンドを降りた。
サブマリンは三回まで無安打投球。ただ四回以降に徐々に制球が乱れ始めた。2−0の四回は2四球などで無死満塁から楠本の二ゴロの間に1失点し、さらに関根の二ゴロで2失点目を喫し同点とされた。五回は1死後に3者連続四球で満塁のピンチを招くと阿部監督が降板を決断した。2番手の掘田が牧を三ゴロ併殺打に抑えて失点は許さなかった。
高橋礼は試合前の時点で4試合に登板し、2勝0敗、防御率0・38と抜群の安定感を誇っていた。
2024年04月28日 15:55
大谷翔平の“幻フライト”をボードで表現
■ドジャース 4ー2 ブルージェイズ(日本時間28日・トロント)
ドジャースの大谷翔平投手は27日(日本時間28日)、敵地で行われたブルージェイズ戦に「2番・指名打者」で出場し、5打数1安打1打点だった。2回に岩手・花巻東高の先輩、菊池雄星投手から打球速度が自己最速となる119.2マイル(約192キロ)の適時打を放ったが、この日も大ブーイングの中、打席に立った。
ブーイングの理由は“誤報”が関わっている可能性がある。ドジャースの情報を伝える地元メディア「ドジャース・ネーション」は、ファンが掲げていたボードに注目した。
ボードに書かれているのは「2023年12月8日 ごめんね、ちょっと空想の世界にひたってみた」の文字と、ジェット機と大谷の顔をコラージュしたイラストだった。
「SNA」と「YYZ」のアルファベットも並んだ。オレンジ・カウンティのジョン・ウェイン空港と、トロントのピアソン空港のコードで、一部報道で大谷が乗ったとされた飛行機がオレンジ・カウンティからトロントへ向かっていることを意味しており“幻のフライト”をもじっていた。
この光景を見たファンは「残酷だ」「『ザ・フライト』と『ザ・拒否』が私の誕生日に起きたことは決して理解できない」など、厳しい口調だった。(Full-Count編集部)
2024年04月28日 15:50
◆ フォーム固めに苦慮し開幕は二軍スタート
中日の郄橋宏斗投手(21)が28日、本拠地・バンテリンドームでの広島戦で今季初登板。
2024年04月28日 15:50
ソフトバンク―西武(パ・リーグ=28日)――ソフトバンクの甲斐が七回、今季1号となるソロ本塁打を放った。
好投を続けていた西武の先発隅田のフォークボールを泳ぎながらも拾い、左翼のテラス席に運んだ。「(東浜)巨さんが踏ん張っていた中で、何とかしたいという気持ちだけだった。最高の結果となって良かった」とコメントした。
2024年04月28日 15:49
「中日−広島」(28日、バンテリンドーム)
広島・九里亜蓮投手(32)が、7回4安打無失点の好投も、打線の援護に恵まれず、今季初白星とはならなかった。
二回は先頭の中田を四球で歩かせるも、細川を併殺打に打ち取る。三回は2死二塁のピンチを招くも、田中を遊ゴロに抑えた。
五回は先頭・上林にこの日2つ目の四球を与え、1死二塁とするも後続を断った。
六、七回も得点圏に走者を背負うも、あと1本を許さない粘りの投球で試合をつくった。八回の打席で代打・田村を送られ、降板となった。
今季は自身初の開幕投手を務めるも、ここまで0勝2敗と勝ちがなかった九里。この日も好投したが、白星をつかむことはできなかった。
2024年04月28日 15:46
日本ハム―オリックス(パ・リーグ=28日)――日本ハムのマルティネスが、2試合連続の適時打を放った。
1点リードの五回二死二塁、2ボール2ストライクから、低めの変化球を左翼線へ運んだ。四回の打席は無死満塁で回ってきたものの、2打席連続となる三振に倒れていた。適時打の直後にガッツポーズをみせた右打者は、「このチャンスは絶対に逃さないように、と思って打った」と振り返った。
2024年04月28日 15:42
「中日−広島」(28日、バンテリンドーム)
中日・高橋宏斗投手が7回を投げ3安打無失点の好投。
2024年04月28日 15:41
ロッテのポランコが28日、リーグトップタイに並ぶ第5号ソロを放った。
ポランコは5−1の6回一死走者なしの第3打席、楽天2番手・松田啄磨が1ボールから投じた2球目のストレートを振り抜くと、打球はマリーンズファンの待つライトスタンド上段に突き刺す一発となった。
ポランコは球団を通じて「昨日、荻野先生(荻野貴司外野手)からストライクだけ、思いきり打ちなさい!とアドバイスをもらったので、甘く入ってきたカットボールをいいスイングで打つことが出来たで!パワー!」とコメントした。
2024年04月28日 15:39
「日本ハム−オリックス」(28日、エスコンフィールド)
今季国内FA権を行使して広島から加入したオリックス・西川が、移籍後1号を放った。2−4の六回、先頭で右越えにソロを放った。
初球をフルスイングでとらえた打球は右翼ポールのわずかに外側を通過する大ファウル。カウント2−2からの6球目は見送ればボールというような高めのスライダー。西川はややタイミングを外されたようにも見えたが、巧みなバットコントロールでボールを芯でとらえ、今度は右翼ポールの内側を通過してフェンスを越えた。
実況アナウンサーが「今度はホームラン。西川龍馬、打ち直し。今度はポールの左でした」と叫ぶ見事なアーチには、SNSも驚嘆。「打ち方西川すぎるわ」「西川らしくて最高」「西川龍馬あのスイングでホームラン入るの????」「西川龍馬さんが西川龍馬してる」とコメントが相次ぎ、DAZNジャパンの公式Xも「天才たる所以」としてホームランの動画を投稿した。
2024年04月28日 15:29
「ロッテ−楽天」(28日、ZOZOマリンスタジアム)
ロッテは三回、打者一巡の猛攻で5点を先制。7連敗中のチームに、流れが来た。
0−0の三回、安田が復帰後初安打を放ち猛攻の火ぶたを切った。犠打、四球などで2死一、二塁とすると、ポランコが右前適時打を放ち、先制。ここから、ソト、角中、佐藤の連続適時打でさらに4点を奪った。
イニングに複数得点を奪ったのは19日の日本ハム戦以来。連敗の泥沼から抜け出せなかったが、ようやく打線がつながった。