2024年03月28日 18:00
メジャーリーグの2024年シーズンは、すでに韓国で開幕。アメリカ本土でも今週末にレギュラーシーズンの火蓋が切って落とされる。この回では大谷翔平の移籍で日本人選手が不在となったア・リーグ西地区の展望と順位予想を行いたい。 【2023・AL西地区順位表】 1位 アストロズ(90勝72敗) 2位 レンジャーズ(90勝72敗) 3位 マリナーズ(88勝74敗) 4位 エンゼルス(73勝89敗) 5位 アスレチックス(50勝112敗) ▼ 予想1位:ヒューストン・アストロズ 2017年以降の直近7シーズンで2度の世界一を誇る強豪。昨季は最終日に地区優勝を決めるなど、苦しいシーズンを送った。名将ダスティ・ベイカーが勇退したが、ベンチコーチのジョー・エスパーダ監督が内部昇格。チーム事情に精通しているだけに大きな不安はない。 長年チームを支えたマイケル・ブラントリーが引退。好リードで投手陣を引っ張った捕手のマーティン・マルドナドもチームを去った。それでもホセ・アルテューベからヨルダン・アルバレス、アレックス・ブレグマン、カイル・タッカーへと続く上位打線は相手投手陣にとって脅威のままだろう。 一方の投手陣だが、先発ローテーションは昨季と同じほぼメンツ。41歳のジャスティン・バーランダーは肩の故障で開幕に間に合わない見通しだが、新加入のジョシュ・ヘイダーを中心にブルペン陣がアシストしてくれるだろう。 ▼ 予想2位:テキサス・レンジャーズ 昨季はアストロズとマリナーズとの三つ巴でシーズン終盤に突入。勝てば地区優勝という状況で最終試合を迎えたが、マリナーズに完封負けを喫し、アストロズに優勝をさらわれた。それでもポストシーズンで快進撃を続け、初の世界一を達成。今季は8年ぶり地区優勝も視野に入る。 昨季リーグトップの得点を叩き出した打線は、コリー・シーガーを中心に抜け目がない。ポストシーズンでも活躍した21歳のエバン・カーターが更なる成長を遂げれば、手の付けられないチーム史上屈指の強力打線が完成する。 昨季のチーム防御率はリーグ10位と苦しんだ。4人が2桁勝利を挙げたが、絶対的なエースはいない。昨季途中に移籍してきたマックス・シャーザーはオフに腰を手術。ジェイコブ・デグロームも2度目のトミージョン手術を受け今季中の復帰は微妙な状況だ。救世主は現れるか。 ▼ 予想3位:シアトル・マリナーズ レンジャーズがワールドシリーズを制したため、地区で唯一世界一を知らないチームとなってしまった。シーズン終盤に失速するのが恒例行事と化しているが、今季も自慢の投手力を武器にアストロズとレンジャーズに食らいついていきたいところ。 23歳の3年目フリオ・ロドリゲスが順調にエリートへの階段を駆け上がっている。今季は40本塁打&40盗塁も視野に入る。レンジャーズから移籍のミッチ・ガーバーが思惑通りの活躍を見せれば、アストロズと遜色のない打線が完成する。 大幅にメンバーが入れ替わった打線に対して、昨季リーグトップの防御率3.74をマークした投手陣はほぼ同じ陣容。計40勝を挙げた先発3本柱は今季も同等の活躍が見込めるだろう。剛腕マット・ブラッシュが絶対的な守護神に君臨すれば、優勝も夢ではない。 ▼ 予想4位:ロサンゼルス・エンゼルス 大谷翔平が同じロサンゼルスのドジャースに移籍。7年ぶりに日本人選手不在で開幕を迎える。昨季こそシーズン途中までポストシーズン争いに加わっていたが、後半に急失速。2015年以来の勝ち越しは今季も厳しいか。 大谷が抜けた穴を埋めることは不可能だろう。昨季は82試合の出場に終わったマイク・トラウトがフルシーズン働けたとしても、得点力をリーグ平均に引き上げるのがやっとか。ただし、ミッキー・モニアックら楽しみな若手もそろいつつあり、数年後に花が咲いてもおかしくない。 打線以上に厳しい状況にあるのが投手陣だ。昨季10勝の大谷が唯一の2桁勝利投手だった。7勝したグリフィン・キャニングあたりが大化けでもしない限り、リーグ12位だった昨季の防御率4.64を上回ることは難しいだろう。 ▼ 予想5位:オークランド・アスレチックス 昨季はオークランドに移転した1968年以降でワーストとなる勝率.(309)に終わった。オフに目立った補強もなく、ラスベガスへの移転を前にオークランドでの最終年となりそうな今季も100敗を避けるのは難しい状況だ。 チームで唯一規定打席に達したブレント・ルッカ―が打線の中心。昨季は30本塁打を放ち、オールスターゲームにも選出され、二塁打を1本放った。昨季14本塁打のセス・ブラウンの巻き返しが期待される。 投手陣の惨状は打線以上に深刻。前半戦終了時のチーム防御率は6点台だったが、最終的に5.48でシーズンを終えた。それでもチームの勝ち頭がシーズン途中に移籍した藤浪晋太郎だったのはさすがにいただけない(5勝、JP.シアーズと同数)。 ◆ まとめ 今季もアストロズとレンジャーズによる争いか。マリナーズも3年連続で勝ち越しており、逆転のチャンスはあるが、シーズン途中の戦力補強は必須だろう。エンゼルスとアスレチックスは引き続き我慢のシーズンとなる。
2024年04月27日 18:33
大谷翔平はブルージェイズ戦で7号ソロを放ち取材に応じた
■ドジャース 12ー2 ブルージェイズ(日本時間27日・トロント)
ドジャース・大谷翔平投手が26日(日本時間27日)の敵地・ブルージェイズ戦後に、取材対応で披露したビジュアルにファンが注目している。やや伸びた髪が濡れた状態で話す様子に、SNS上では「濡れ髪sexy男前」などと悶絶する声があがっている。
大谷は初回の第1打席で7号の先制ソロを放ち、12-2の大勝に貢献。試合後には黒のTシャツ姿で囲み取材に対応した。このとき大谷はシャワーを浴びた後だったのか髪は濡れたままで、垂らした前髪は右目を覆っていた。
この容姿にファンは大喜び。SNS上には「濡れ髪sexy男前」「黒と髪の毛たまらん」「内容が入ってこないくらい男前」と興奮気味のコメントが寄せられていた。
大谷の今季7号は打球速度96.1マイル(約154.7キロ)、飛距離360フィート(約109.7メートル)、角度37度だった。球速は“自己最遅”だった。
昨オフには一部米メディアによって、大谷がブルージェイズと契約するためにトロントへ向かったと報じられた。結局誤報だったが、“因縁”の対決として注目されていた。敵地のファンからはブーイングが飛び、異様な雰囲気のなかで放ったアーチだった。(Full-Count編集部)
2024年04月27日 18:32
「阪神5−4ヤクルト」(27日、甲子園球場)
阪神が逆転でヤクルトとの接戦を制し、再び貯金を今季最多タイの「4」とした。3、4月の勝ち越しを確定。五回に近本が逆転2ラン、先発・大竹は今季3勝目。デイリースポーツ評論家・藤田平氏は七回のピンチでリードを守る直球中心の投球を見せた2番手・桐敷を評価した。
◇ ◇
七回に先発・大竹が3連打されるなどした後、1死満塁で桐敷がマウンドへ上がった。この時点でタイガースのリードは2点だ。
桐敷は、まず中村を追い込んでからストレートで空振り三振に抑えた。続く青木に対してはフルカウントからの直球がボールトとなり押し出し四球。1点差とされるのだが問題ない。無理に勝負して、タイムリーを許せば、一気に同点とされる可能性もあるためだ。
それならば際どい所を攻めて、その結果、押し出しとなっても構わない。そして最後は赤羽を直球で空振り三振。桐敷のストレート勝負が光ったイニングだったといえる。
一方、先発の大竹は二回、二走・サンタナに三盗を許した。大竹はサンタナへ視線を送ることもなくノーマークのように映った。
『外国人選手は走ってこない』という先入観があったのかもしれない。しかし、例えば投球前にランナーを見るだけでも効果がある。視線を送ることで走者の足を『目で抑える』ことも必要だ。
タイガースは昨年日本一となったこともあり、他球団からのマークが厳しくなる。この日のようにスキを突かれる攻撃を仕掛けられ続けるだろう。これから首位争いを演じる中で『細かい野球』は欠かせない。チームとして、相手に対するアンテナを張ることが大事になってくる。
2024年04月27日 18:29
「日本ハム9−0オリックス」(27日、エスコンフィールド)
日本ハムが今季最多9得点、今季最多17安打で大勝。新庄監督は「きょうはファイターズをつくってくれた大社オーナーのためにも、なんとしても勝ちたかったんで。喜んでくれていると思います」。2005年4月27日に亡くなった初代オーナーの大社義規さんに捧げる勝利を喜んだ。
初回は1番の加藤豪が右前打で出塁。続く五十幡の遊ゴロはいったんは併殺と判定されたが、新庄監督のリクエストが成功して五十幡がセーフとなり一塁に残り、一挙4点を先取した。「あれセーフでしょ。普通にもう。コーチのサインをもらわなくても、すぐにリクエストにいきました」と振り返った指揮官は、「試合に出す子、出す子が、みんな結果を出してくれるので迷っちゃう」。グラウンドで大暴れする選手たちに目を細めた。
2024年04月27日 18:26
「ウエスタン、ソフトバンク5−2阪神」(27日、タマホームスタジアム筑後)
阪神2軍は六回に井上が和田から2ランを放ち、逆転。
2024年04月27日 18:24
「ロッテ1−4楽天」(27日、ZOZOマリンスタジアム)
ロッテのC・C・メルセデス投手が先発し、6回3安打無失点。「六回まで0点で抑えられてすごくうれしいよ。ランナーが出塁してもしっかり抑えることができたし、野手の方も良い仕事をしてくれて、とても良かったよ」と振り返った。
初回は三者凡退。その後は四回まで二塁を踏ませなかった。1−0の五回は、2死三塁のピンチを迎えたが、最後は小深田をカウント2−2から見逃し三振。六回は2三振を奪い三者凡退。力強くガッツポーズを決め、雄たけびを上げた。
二回からはボール先行となる場面が多かったが、粘りの投球を披露し無四球。今季最多の108球を投げ7奪三振を挙げた。
吉井監督は「あんまり調子は良さそうじゃなかったけど、粘って六回まで投げてくれた。カウントだけ見ていたら、いつものCCのカウントじゃなくて、ボールが多かったように見えた」と話した。
2024年04月27日 18:22
「ロッテ1−4楽天」(27日、ZOZOマリンスタジアム)
待ちに待った1勝だ。楽天・内星龍投手が自己最長7回を投げて1失点の好投。先発転向後初勝利を挙げた。右腕は「この試合を託されている部分があるので、しっかり仕事はできたというのはよかった」と笑顔で語った。
この日は、「ゾゾで投げる時はホップ成分ですごくいい数値が出ているので、武器である真っすぐがしっかり投げられた」と序盤からフライアウトを量産。21個のアウトの内、16個がフライとロッテ打線を押し込んだ。
なかなか援護がない中で「神様打ってください」と願った八回。打線がつながり一挙4点を奪い逆転。勝利投手の権利が舞い込んだ。ベンチでは満面の笑みを浮かべ、喜びをあらわにした。
昨年は中継ぎとしてプロ初登板から、ブレークし1年間ブルペンを支えた。そして今季は志願の先発転向。開幕から安定した投球を続けていたが、なかなか白星をつかめていなかった。今江監督は「内も粘りのピッチングをしてくれていたので、なんとか勝ちをつけられてよかった」と語った。
2024年04月27日 18:17
「ロッテ1−4楽天」(27日、ZOZOマリンスタジアム)
ロッテ・安田尚憲内野手(25)が、ぎっくり腰から復帰し「5番・三塁」でスタメン出場した。この日は4打数無安打と快音は生まれなかったが、吉井理人監督(59)は「彼が頑張ってくれないと、チームも多分よみがえらない。明日もスタメンでいくつもりなので、しっかりいってほしい」と奮起を求めた。
安田は2日にぎっくり腰のため、出場選手登録を抹消された。13日のイースタンリーグ・楽天戦で実戦復帰した。
この日の試合前練習では「チームに貢献できるように頑張っていきたい。(腰は)もう大丈夫です」と万全の様子だった。
2024年04月27日 18:13
「阪神5−4ヤクルト」(27日、甲子園球場)
接戦を制して3&4月の勝ち越しを決めた阪神の岡田彰布監督は1点リードの九回1死一、三塁の場面で内野が前進守備ではなく、併殺シフトを採ったことについて「常識よ」と語った。
2024年04月27日 18:08
日本ハム9―0オリックス(パ・リーグ=27日)――日本ハムの郡司が、大型連休初日の試合で存在感を示した。
2点リードの一回一死二、三塁から中前へ2点適時打を放ち、「エース(伊藤)に楽に投げてもらいたかったので、初回から援護できてよかった」と喜んだ。
試合中には幼少期の思い出などを語るインタビュー映像が球場内の大型画面に流れ、子どもたちへのメッセージでは「好きなことをやっていけば僕みたいな『いい大人』になれると思う」と笑いも誘いながら「今を精いっぱい楽しんでほしい」と呼びかけた。三塁守備でも好捕で伊藤を助けるなど、子どもたちが憧れるようなプレーをみせた。
2024年04月27日 18:06
「ロッテ1−4楽天」(27日、ZOZOマリンスタジアム)
ロッテは逆転負けで7連敗。1−0の八回、沢村が4連打を浴びて3失点し逆転を許した。吉井理人監督(59)は「もしかしたら、点数が取れていないので何とか抑えなくちゃと思い過ぎたのかなと思った。もうちょっと大胆にいけるように、こちらからも促していきたい」と話した。
得点は、0−0の三回、無死二、三塁でポランコが放った中犠飛のみに終わった。指揮官は「いろいろ戦術は考えているので、しっかり考えて、選手は混乱しないようにしっかり明確な指示を出してやっていきたい」。次戦こそ、連敗をストップする。
2024年04月27日 18:05
ソフトバンク2―1西武(パ・リーグ=27日)――西武の金子侑が三回、ソフトバンク先発のモイネロの速球を左翼のテラス席に運び、先制のソロ。
昨季は本塁打がなく、「しっかり捉えることができた。久しぶりなので興奮した」とコメント。
プロ12年目のベテランがしっかり仕事をした。
2024年04月27日 18:02
「DeNA1−2巨人」(27日、横浜スタジアム)
巨人の阿部慎之助監督は継投で逃げ切り「みんな頑張ってますね」と目を細めた。
2024年04月27日 17:59
「ロッテ1−4楽天」(27日、ZOZOマリンスタジアム)
苦しんだ男が試合を決めた。楽天・島内宏明外野手が決勝の適時打を放ち、チームを連勝に導いた。
八回、同点に追いつき、なおも1死二、三塁のチャンス。ロッテ・沢村の変化球にタイミングを外されたが、食らいつき右翼フェンス直撃の2点適時三塁打を放った。
中軸で起用されることが多い中で、これが自身今季69打席目にして初のタイムリーだった。「ここまで打ててないとちょっと感じるものもあるので、人生で初めて緊張した打席だった」と振り返り「安堵感とかそういう気持ちが強かった。成長できたかな」と語った。
今江監督は「彼の復調はずっと待っていた。島内の一本は大きい。これを機に、明日からもっともっと打ってくれると信じてます」と話した。
2024年04月27日 17:57
「阪神5−4ヤクルト」(27日、甲子園球場)
ヤクルトの塩見泰隆外野手が、初回に先頭打者本塁打を放った直後に途中交代。試合後の高津監督は「腰が固まったような感じになったみたい」と説明した。
予兆は試合前練習時からあったという。高津監督は「練習の時から違和感があったみたい」とし、「行けますとは言ったんだけど、辞めさせました」と続けた。病院には行っておらず、試合中もベンチに姿があり、試合後には「そんなに大したことではないと思うので、大丈夫だと思います」と話し、選手らと同じバスに乗り込んだ。
今後については様子を見ながらの起用になる予定で、指揮官も「相手も嫌がる1番バッターだとは思うんだけども、うーん。怪我が多いのがね。大事にならないことを祈ってますよ」と話した。
不動のリードオフマンとして、連覇時は打線をけん引。昨季は何度もケガで離脱し、チームも低迷した。
2024年04月27日 17:55
広島6―4中日(27日=セ・リーグ)――広島の宇草が二回に先制の3号2ラン。
「同学年の森下が(先発で)投げているので、勝ちをつけられるように」。制球に苦しむ中日先発・梅津の高めの速球をとらえ、右翼席へ突き刺した。
広島は今月初旬の中日3連戦で3試合連続の零封負けを喫しており、宇草の一発は中日戦の今季チーム初得点になった。