2024年03月28日 19:00
僅か1分だけではあったが、ドイツの神童と期待される19歳のドルトムント所属FWユウスファ・ムココは2022ワールドカップ・カタール大会の日本代表戦に途中出場を果たした。ドイツ代表はこの日本戦を1−2で落としていて、得点が必要となったドイツは次々とアタッカーを投入。その1人がムココだったわけだ。 10代でワールドカップを経験したムココが次に狙うは、当然ながら今夏のEURO2024だ。ただ、今季のムココはドルトムントで思うようにプレイタイムを確保できていない。 ここまでリーグ戦では344分間のプレイで3ゴールに留まっていて、ドイツ代表からも声はかかっていない。あのワールドカップでの日本戦が最後の出場だ。それでも独『ran』によると、ムココはまだEURO2024出場を諦めていない。何とかドルトムントでアピールし、代表へ滑り込みたい考えだ。 「どの選手もそれを目指していると思うし、最終的にはクラブでパフォーマンスを発揮しないとね。ワールドカップの前には誰も僕がメンバーに入るとは予想していなかったけど、僕はそこにいた」 ドイツ代表ではカイ・ハフェルツを最前線で起用するパターンに加え、ムココと同じドルトムントでプレイするニクラス・フュルクルクも控えている。ムココにとっては難しい状況だが、19歳の神童は終盤に何かを見せられるか。
2024年04月28日 01:06
プレミアリーグ第35節が27日に行われ、ルートン・タウンは敵地でウルヴァーハンプトン(ウルブス)と対戦した。
ここまで6勝7分21敗で勝ち点「25」の積み上げにとどまり、現在は18位に甘んじているルートン・タウン。プレミアリーグ昇格初年度の今シーズンは残留争いに巻き込まれており、残留圏内の17位ノッティンガム・フォレストとは勝ち点が「1」離れている。3試合ぶりの白星を目指す今節は、現在プレミアリーグで6試合未勝利(2分4敗)のウルブスと敵地で激突。ルートン・タウンに所属する橋岡大樹は右ウイングバックのポジションで先発に名を連ねた。
試合の立ち上がり直後はルートン・タウンがフィニッシュまで持ち込むシーンを作る。6分、ロス・バークリーがペナルティエリア手前から放った強烈なミドルシュートはGKジョゼ・サがビッグセーブ。13分には右サイド高い位置を取った橋岡のクロスボールから、ボックス中央でカールトン・モリスがヘディングで合わせるも、シュートは威力がなくGKジョゼ・サに処理された。
序盤はルートン・タウンの時間が続いたものの、時間の経過とともにウルブスが試合を優位に進める。21分にはマリオ・レミナからのスルーパスで背後のスペースへ飛び出したファン・ヒチャンが、ボックス右から右足で狙ったものの、今度はGKトーマス・カミンスキがゴールを許さなかった。
このままスコアレスで前半も終盤に突入したが、39分にスコアが動いた。ウルブスはGKジョゼ・サの放ったパントキックから、マテウス・クーニャが抜け出そうとするも、ここはリース・バークが体を張って突破を許さない。それでも、粘りを見せたクーニャがボールを残し、敵陣中央から左へ繋ぐと、フリーで前を向いたファン・ヒチャンがボックス左へ侵入。縦突破を匂わせてからの切り返しでテデン・メンギをかわすと、右足で橋岡の股下を通すシュートを沈めた。韓国代表FWの一撃で、ウルブスが1点をリードでしてハーフタイムに突入している。
後半に入ると立ち上がりの50分、ウルブスは右コーナーキックを獲得。ショートで繋ぎ、タイミングをずらしてからレミナが右足でクロスボールを放り込むと、フリーでファーサイドへ飛び込んだトチがダイビングヘッドを叩き込む。ウルブスが後半の早い時間帯に、セットプレーからリードを広げる一発を決めた。
ルートン・タウンは残留のためには最低でも勝ち点が欲しい状況だったが、2点ビハインドとなってからもなかなか決定機を作ることはできない。それでも、終盤に差し掛かった80分、左サイド高い位置で味方のミスキックを拾ったアルフィ・ダウティーが中央へ持ち運んでからクロスボールを送ると、バークが頭で落とし、最後はモリスがボレーシュートを叩き込む。モリスは今季プレミアリーグでの得点数を「10」に乗せた。
“エース”の一撃でルートン・タウンが1点を返したものの、反撃はここまで。試合はこのままタイムアップを迎え、ルートン・タウンはこれで3連敗を喫した。橋岡は66分にルーク・ベリーとの交代でピッチを後にしている。一方、ウルブスはプレミアリーグ7試合ぶりの白星を飾った。
次節、ルートン・タウンは5月3日にホームでエヴァートンと、ウルブスは4日に敵地でマンチェスター・シティと、それぞれ対戦する。
【スコア】
ウルヴァーハンプトン 2−1 ルートン・タウン
【得点者】
1−0 39分 ファン・ヒチャン(ウルヴァーハンプトン)
2−0 50分 トチ(ウルヴァーハンプトン)
2−1 80分 カールトン・モリス(ルートン・タウン)
【ハイライト動画】橋岡先発のルートンは今節も勝利ならず
2024年04月28日 01:04
プレミアリーグ第35節が27日に行われ、マンチェスター・ユナイテッドとバーンリーが対戦した。
マンチェスター・ユナイテッドは24日、第29節延期分でシェフィールド・ユナイテッドとの撃ち合いを4−2で制しており、プレミアリーグでの未勝利試合数は「4」で止まった。その直前、21日にはFAカップ準決勝で2部のコヴェントリーとPK戦までもつれ込む激闘を戦いながら、勝利して2シーズン連続の決勝進出が決定。今節はプレミアリーグ2連勝、公式戦3連勝を懸けて『オールド・トラフォード』にバーンリーを迎える。
バーンリーはここまで5勝8分21敗の成績で勝ち点「23」の積み上げにとどまり、降格圏の19位に沈んでいる。残留圏内の17位ノッティンガム・フォレストとは勝ち点「3」差。この試合も含めた残り4試合では可能な限り多くの勝ち点を掴みたい。
マンチェスター・ユナイテッドはブルーノ・フェルナンデス、コビー・メイヌー、ラスムス・ホイルンドらがスターティングメンバー入り。一方、バーンリーはダラ・オシェイ、ヤコブ・ブルーン・ラーセン、ウィルソン・オドベールらが先発に名を連ねた。
試合は立ち上がりからマンチェスター・ユナイテッドが敵陣へ押し込む時間が続き、アントニー、クリスティアン・エリクセン、アレハンドロ・ガルナチョらが際どいシーンを作る。19分にはボックス左深い位置へ入ったエリクセンの折り返しから、ホイルンドがボールを落とし、最後は走り込んできたB・フェルナンデスが左足を振り抜く。シュートは左ポストに嫌われた。
バーンリーとしては敵地で難しい試合展開を強いられたが、序盤の時間帯を無失点で凌ぎ切ると、時間の経過とともに徐々にチャンスの数を増やす。27分にはボックス手前左寄りの位置からオドベールが放ったミドルシュートが枠を捉えるも、ここはGKアンドレ・オナナに弾き出される。34分にはセットプレーから、ボックス右でクリアボールを拾ったジョシュ・カレンがボレーシュートを放つと、ゴール手前でライル・フォスターが頭でコースを変える。これは決まったかと思われたが、またもGKオナナが立ちはだかった。
前半の終盤は完全にバーンリーのペースで試合が進んだものの、GKオナナの好セーブもあって得点は生まれず、スコアレスで後半へ折り返す。後半に入るとマンチェスター・ユナイテッドは、ガルナチョとアントニーという両ウイングがよりゴールへの圧力を強め、自らシュートへ持ち込むシーンを増やしたが、ゴールネットを揺らすことはできずに終盤へ突入していく。
拮抗した試合は意外な形で動いた。79分、バーンリーは自陣でのビルドアップのシーンでミスが発生。サンデル・ベルゲからのバックパスをアントニーが狙っており、インターセプトしてから一気にスピードアップ。ボックス内まで持ち込み、背後から寄せられながらも左足を振り抜き、ゴール右下へ流し込んだ。個人として苦しいシーズンを過ごしていたアントニーに、今季プレミアリーグでの初ゴールが生まれ、マンチェスター・ユナイテッドが均衡を破った。
このままマンチェスター・ユナイテッドが逃げ切るかに思われたが、残留が懸かったバーンリーも粘りを見せる。87分、ボックス手前右寄りの位置からヨーハン・ベルク・グズムンドソンが左足でクロスボールを放り込むと、アーロン・ワン・ビサカのクリアボールが真上に上がり、カゼミーロが頭でGKへ下げようとする。しかし、このボールが短くなると、遅れて飛び出したGKオナナがゼキ・アムドゥニを倒してしまう。このプレーに対して、主審はOFR(オンフィールドレビュー)を経てPKを宣告。バーンリーがPKを獲得すると、ファウルを貰ったアムドゥニ自身がゴール右下ヘ流し込んだ。
試合終盤に同点弾を喰らったマンチェスター・ユナイテッドは、ここからスコット・マクトミネイ、アントニー、カゼミーロらがゴールに迫ったものの、勝ち越しゴールを挙げることはできずにタイムアップ。マンチェスター・ユナイテッドは公式戦5試合無敗となった一方で、勝ち点「3」を積み上げることはできず。一方、バーンリーは連勝こそ飾れなかったが、敵地から貴重な勝ち点「1」を持ち帰ることに成功した。
次節、マンチェスター・ユナイテッドは5月6日、敵地でクリスタル・パレスと対戦する。一方、バーンリーは4日にニューカッスルをホームに迎える。
【スコア】
マンチェスター・ユナイテッド 1−1 バーンリー
【得点者】
1−0 79分 アントニー(マンチェスター・ユナイテッド)
1−1 87分 ゼキ・アムドゥニ(PK/バーンリー)
2024年04月28日 00:54
4月27日に開催されたプレミアリーグ第35節で、降格圏の18位に沈むルートンは、12位のウォルバーハンプトンと敵地で対戦。橋岡大樹は右ウイングバックで2試合ぶりに先発した。
鋭い出足を見せたルートンは開始6分、バークリーがペナルティエリア手前で右足を一閃。強烈なシュートを枠に飛ばすが、GKジョゼ・サの好守に遭う。
さらに13分には、橋岡のクロスにモリスがヘッドで合わせるも、上手くミートできず。力ないシュートをジョゼ・サに難なくキャッチされる。
21分にはスルーパス1本でファン・ヒチャンに抜け出され、ペナルティエリア内からシュートを浴びたものの、頼れる守護神カミンスキが決定機を防ぐ。
ただ39分、リーグ戦10ゴールを挙げている韓国代表FWに再びエリア内に侵入されると、深い切り返しからのシュートで被弾。ブロックに入ったメンギの足に当たった後、橋岡の股を抜け、ゴールに吸い込まれた。
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0−1で折り返すと、後半開始直後の50分にデザインされたショートコーナーから、トティにヘッドで叩き込まれ、あっさりリードを広げられる。
プレミアリーグ残留へ、最低でも勝点1を持ち帰りたいルートンは、まずは1点を返したいところだが、勢いに乗るウルブス相手になかなかチャンスを作れない。
状況の打開を目ざし、66分に最初の選手交代で橋岡とクラークを下げ、ウッドローとベリーを送り込む。すると、80分にCKの流れからモリスの豪快なボレー弾が生まれ、ようやく1点を返す。
しかし反撃はここまでで、6分のアディショナルタイムを含めて同点弾までは奪えず。1−2で競り負け、3連敗を喫した。
翌日にマンチェスター・シティと今節を戦う、勝点1差で17位のノッティンガム・フォレスをかわし、降格圏脱出とはならなかった。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年04月28日 00:36
現地4月27日開催のブンデスリーガ第31節で、堂安律を擁するフライブルクがヴォルフスブルクとホームで対戦した。
2024年04月28日 00:10
25日にリーグ・アン第29節でロリアンと対戦したパリ・サンジェルマンは、FWキリアン・ムバッペとウスマン・デンベレが2ゴールずつを決めて4-1の快勝を収めた。
ムバッペの得点量産は見慣れたものだが、注目すべきはデンベレだろう。バルセロナから加わったデンベレは、今季ここまでリーグ戦で9アシストを記録しており、右サイドからのチャンスメイク力が絶賛されてきた。
しかし、得点力には課題があった。今季前半戦の得点は11月のモナコ戦で決めた1点だけで、得点力向上が課題となっていたのだ。
それが今回のロリアン戦の2ゴールに加え、今月は古巣バルセロナとのチャンピオンズリーグ準々決勝でも1stレグ、2ndレグで1ゴールずつを記録。古巣バルセロナに対して強烈な2発となり、重要なところで決定的働きを見せている。
今夏にはEURO2024が控えているが、フランス代表でもデンベレとムバッペは重要戦力だろう。このデュオがPSGでも機能しているのは心強い。
仏『Foot Mercato』によると、デンベレも得点を奪えていることへの手応えを口にしている。
「ゴールを決めるのは良いことだ。もっとゴールを求められているから、嬉しかったよ。まだ大事な試合が控えているし、これからもゴールを決めていきたい」
PSGのチームメイトであるミラン・シュクリニアルもデンベレ&ムバッペのコンビを絶賛する。
「現時点でチームには世界最高の選手が2人(ムバッペとデンベレ)いる。彼らは世界最高の2人だよ」
大事なシーズン終盤にデンベレ&ムバッペのコンビが躍動しているのは頼もしく、CL制覇には2人のフル稼働が欠かせない。個人技で仕掛けられる両名の存在は対戦相手の脅威であり、PSG悲願の欧州制覇へカギを握るコンビだ。
2024年04月28日 00:00
近年ヨーロッパに進出する日本人選手は増加の一途を辿っており、それに従って「ヨーロッパから日本に帰ってきて現役を続ける選手」も増えている。
今回は『Planet Football』から「まだ日本でプレーしていることが信じられない忘れ去られた5名の選手」をご紹介する。
イングランド方面からはこのような選手たちがJリーグで現役を続けていることに驚きがあるようだ。香川真司
所属クラブ:セレッソ大阪
イングランド・プレミアリーグでは2シーズンしかプレーしなかったものの、オールド・トラッフォードではカルトヒーロー的な人気があった香川真司。マンチェスター・ユナイテッドでのデビューシーズンでリーグ制覇を経験し、いくつかの記憶に残る瞬間を生み出した。
そして彼が最もよく知られているのはボルシア・ドルトムントでのプレーであり、2度の在籍期間で200試合以上に出場。ユルゲン・クロップ監督が率いる黄金期のメンバーであることに加えて、ダービーマッチに強かったことでファンから高い人気を誇った。
現在は35歳となっているが、ドイツへと渡る前に所属していたセレッソ大阪で現役を続けており、まだその魔法も失われてはいない。バフェティンビ・ゴミス
所属クラブ:川崎フロンターレ
4つ足の猛獣を模したユニークなゴールパフォーマンスで懐かしく記憶されているフランス代表FWのバフェティンビ・ゴミス。スウォンジー・シティやリヨン、サンテティエンヌでエースとして活躍したヒーローだ。
トルコやサウジアラビアでのプレーを経て、昨年Jリーグの川崎フロンターレと2025年までの契約を結び、日本へと渡った。
38歳になったゴミスはまだ日本でゴールを決めることができていないが、いずれあの象徴的なゴールパフォーマンスが見られるはずだ。宮市亮
所属クラブ:横浜F・マリノス
2011年にアーセナルへと加入した際、アーセン・ヴェンゲル監督は「彼は世界中の多くのクラブを魅了する才能を持っている」と話した。そのキャリアは怪我によって妨げられたが、純粋なるスピードの優秀さは誰が見ても明らかだった。
イングランド・プレミアリーグではわずか7試合で退団することになったが、ドイツ2部のザンクト・パウリで復活の兆しを見せ、そしてJリーグでキャリアを軌道に乗せることができた。
日本代表に復帰した2022年に再び前十字靭帯を損傷してしまったが、昨年見事に復帰を果たした。彼がうまくやっているのを見るのは嬉しいことである。長友佑都
所属クラブ:FC東京
イタリア・セリエAの名門インテルで9シーズンに渡ってプレーし、200試合以上に出場してきた長友佑都。不運にもクラブが低迷していたためにタイトルは1つしか獲得できなかった。
ただその後トルコリーグの強豪ガラタサライで多くのトロフィーを獲得し、フランス・リーグアンのマルセイユを経て日本へと戻っていった。
そして彼は37歳にしてまだ力強いプレーを見せており、先日は日本代表にも選出されていた。FC東京でもピッチ内外で欠かせない存在に。武藤嘉紀
所属クラブ:ヴィッセル神戸
Jリーグ開幕!今年こそ日本代表に選ばれるべき5名
この日本人ストライカーはドイツ・ブンデスリーガのマインツ05で活躍したあと、イングランド・プレミアリーグのニューカッスル・ユナイテッドへと加入した。
そこではマンチェスター・ユナイテッド戦でゴールを決めるというインパクトを残したものの、あまりチャンスが与えられなかった。わずか727分しかプレーできず、退団に至った。
彼にとっては幸運なことに、チームの強化を進めたヴィッセル神戸が彼を引き入れ、キャリアを軌道に戻すことに成功している。
なお、その他にも酒井宏樹や酒井高徳、大迫勇也などが海外を経験してJリーグに戻って活躍しているが、イングランドの目線からはこの5名が印象的であるようだ。
2024年04月27日 23:51
現地4月27日開催のブンデスリーガ第31節で、堂安律を擁するフライブルクがヴォルフスブルクとホームで対戦している。
好調の堂安が3−5−2の右ウイングバックで先発に名を連ねたフライブルクは開始5分、ボックス内でグレゴリチュがシュートを放つも、クロスバーに当たる。
17分には右サイドから堂安がクロスを供給。ボールは敵DFに当たってポストに直撃し、惜しくもゴールにはならない。
【動画】ボルシアMG戦で華麗な連係から奪った堂安律の鮮烈弾
迎えた41分、右サイドを抜け出した堂安の折り返しがボルナウに当たってゴールに吸い込まれ、オウンゴールを誘発する。
このままホームチームが1点をリードして前半を終えている。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年04月27日 23:29
エースと指揮官の“衝突”で、現地は騒然となっている。
2024年04月27日 23:09
今季終盤まで、アーセナル、マンチェスター・シティ、リヴァプールの3チームで競っているプレミアリーグのタイトル争い。1試合消化の少ないマンチェスター・シティに勝ち点1差で暫定首位のアーセナルは、残り試合で1敗もできない。
そんなアーセナルは、今節同じノースロンドンにホームを構えるトッテナムと対戦する。宿敵とのノースロンドン・ダービーを前に、同クラブの指揮官ミケル・アルテタ監督は会見に臨み、怪我で離脱しているDFユリエン・ティンバーがこの試合で復帰の可能性があることを認めた。英『The Standard』が伝えている。
アルテタ監督「明日の練習後に決断を下さなければならないだろう。とても近い(復帰が)」とコメント。ティンバーのこの試合で復帰の可能性があることを認めた。
ティンバーは昨年8月のプレミアリーグ第1節ノッティンガム・フォレスト戦で膝を負傷し長期離脱していた。しかし、同選手はアーセナルのU−21チームで、22日に行われたプレミアリーグ2第17節延期分のブラックバーン戦に先発出場し、良いプレイを随所で見せゴールを決めたという。
トッテナム戦を含めアーセナルは残り4試合。昨季は終盤に息切れしシティとの優勝争いに負けてしまっただけに、ティンバーの復帰は心強い。同選手の復帰か否かは、ノースロンドン・ダービーの注目ポイントの1つだ。
2024年04月27日 22:58
ニューカッスルのエディ・ハウ監督が、同クラブに所属するブラジル代表MFブルーノ・ギマランイスについて語った。26日付けでイギリスメディア『BBC』が報じている。
2022年1月にリヨンからニューカッスルへ移籍したギマランイスは、瞬く間にチームの中心としての地位を確立すると、近年ではブラジル代表でも活躍を見せている。そんな同選手に関してはマンチェスター・シティやアーセナル、バルセロナなどの複数クラブが関心を寄せているとされ、現地では今夏の去就に注目が集まっているようだ。
しかし同選手をめぐるさまざまな移籍報道が飛び交っている状況に、ニューカッスルを率いるハウ監督は「我々は常に憶測をしてほしくない。それは選手にとっても私たちにとっても、健康的ではない」と苦言を呈した。そして「言うまでもなく彼を残したい。私は彼を中心にチームを構築したい」と自身の思いとギマランイスへの信頼をコメント。
さらに同監督は「彼の調子は非常に良く、非常に幸せで落ち着いている。忙しい夏を前にしているかもしれないが、今はチームを引っ張ってくれることを願っている。ただ、我々はコントロールできない部分でもある。様子を見てみよう」とも語った。
今シーズンもレギュラーとして活躍するギマランイスは、ここまでリーグ戦33試合出場4ゴール6アシストを記録している。
2024年04月27日 22:25
27日、プレミアリーグ第35節ウェストハム対リヴァプールが行われた。
中5日のウェストハムと、中2日のリヴァプールが激突。前節ベンチスタートだった日本代表MF遠藤航は、スターティングメンバーに復帰した。
先制したのはホームのウェストハムだった。43分、左CKをショートコーナーでリスタートすると、MFモハメド・クドゥスがクロスを供給。中央で待っていたFWジャロッド・ボーウェンが叩きつけるヘディングシュートを放ち、ボールはGKアリソンの手を弾きながらゴールネットを揺らした。スコアは1−0でハーフタイムとなる。
1点を追いかけるリヴァプールは後半立ち上がり、FWルイス・ディアスからのパスをペナルティエリア内で受けたDFアンドリュー・ロバートソンがワントラップから左足でシュートを放ち、同点ゴールを記録した。勢いに乗るリヴァプールは65分、逆転に成功する。左CKからFWコーディ・ガクポが右足でシュートを放つと、ボールはDFアンジェロ・オグボンナに当たりゴールネットへと吸い込まれた。
逆転を許したウェストハムだが77分、右サイドでボールを持ったボーウェンが左足で柔らかいクロスを供給すると、中央で待っていたFWマイケル・アントニオがヘディングシュートを決めた。試合は2−2で再び同点となる。
その後の一点の行方に注目が集まったものの、結局どちらもゴールまでには至らず試合は終了。2−2の引き分けとなり、ウェストハムは直近の公式戦4戦未勝利、また優勝を争うリヴァプールにとっては2戦未勝利という痛い引き分けとなった。
なお、遠藤は途中交代でピッチを後にする79分までプレーした。
【スコア】
ウェストハム 2−2 リヴァプール
【得点者】
1−0 43分 ジャロッド・ボーウェン(ウェストハム)
1−1 48分 アンドリュー・ロバートソン(リヴァプール)
1−2 65分 オウンゴール(リヴァプール)
2−2 77分 マイケル・アントニオ(ウェストハム)
2024年04月27日 22:24
現地時間4月27日、プレミアリーグの第35節で遠藤航が所属する3位のリバプールは、8位のウェストハムと敵地で対戦した。
2024年04月27日 22:00
リヴァプールが、ユルゲン・クロップに代わる次期監督としてフェイエノールトのアルネ・スロットと合意に達したというニュースが報じられた。名将クロップのあとをどのように継ぐのか、大いに期待したいところである。
一方クロップの後釜として盛んに就任の噂が報じられたレヴァークーゼンのシャビ・アロンソは、来季もクラブに残留すると明言した。アロンソにはリヴァプールだけでなく、国内最大のクラブであるバイエルン・ミュンヘンからの誘いもあったとされるが、結局アロンソはどちらも選ぶことはなかった。どちらも古巣だけに就任の可能性は高いと思われたが、レヴァークーゼン残留を少々意外に思った人も少なくないだろう。
元リヴァプールのディートマー・ハマン氏は、この決断は正しかったと語った。英『Daily Mail』が伝えている。
「正しい選択をしたと思う。彼は何も証明する必要がない」
「アーセン・ヴェンゲルとサー・アレックス・ファーガソンが去ったあと、アーセナルとマンチェスター・ユナイテッドで何が起こったかを見てきたが、クロップのように成功し、愛されてきた監督のあとを追うのは不可能な仕事だと思う」
「バイエルン・ミュンヘンには現在クラブ内に多くの問題があるが、彼はドイツで最高のチームを自分で持っている。ヨーロッパリーグで優勝するチャンスがあり、もし彼ら(選手たち)が一緒にとどまれば、1人か2人を除けばほぼそうなると思うが、彼には来季のチャンピオンズリーグで好成績を収める大きなチャンスがある」
確かに、よりネームバリューのあるクラブへ移籍することだけが自分の価値を示す方法ではない。アロンソには前人未到のブンデスリーガ無敗優勝という偉業を成し遂げたチームがすでにあり、そのチームを率いてどれだけやれるかを示すことが最善の方法かもしれない。
未だ途切れぬ無敗記録。アロンソとレヴァークーゼンはどこまで行けるだろうか。
2024年04月27日 21:27
フライブルクのMF堂安律は、1−1の引き分けに終わったブンデスリーガ30節のマインツ戦で右ウイングバックとしてフル出場。随所に好プレーを披露した。
互いに5バックでシステムがかみ合う分、堂安は相手の左ウイングバックのフィリップ・ムウェネとマッチアップ。ライン際で常にマークされている状況が続くために、「出し手からすると、少し近くに自分のマークがいるふうに見えたと思うんで、仕方ない」と受け入れていた。
「もう少しアクションのできるチャンスが欲しかったなと思いますけどね」と残念がったが、6分にはチーム最初のチャンスから先制ゴールを見事にアシストしただけではなく、チームのチャンスの多くに絡んでいる。
【動画】堂安がマインツ戦でピンポイントアシスト
30分にはヘディングでの競り合いで勝利すると、ボールを受けたキャプテンのクリスティアン・ギュンターがゴール前のミヒャエル・グレゴリチュにパス。左足のダイレクトシュートはマインツGKロビン・ツェントナーのファインセーブでゴールとはならなかったが、堂安は鋭い動きでビックチャンスを創出してみせた。
前節のダルムシュタット戦後には、クリスティアン・シュトライヒ監督が名指しで堂安を褒めていたことがドイツでも話題になっている。
「プレースタイルを変えた。守備で全く違う存在感を発揮してくれている。守備がうまくいくからオフェンスもうまくいっている。ボールが自分のサイドになくても気を抜くこともない。アウェー2試合で2得点はその報酬だよ」(シュトライヒ)
チームとしてのコレクティブさを大事にするシュトライヒは、普段から特定の選手を褒めるケースはあまりない。メディアから「今日あの選手はよかったのではないか?」などと尋ねられても、「よかった。だが彼だけがよかったのではない。〇〇もよかった。チームとしてよかった」と返す。
そんなシュトライヒがかなり具体的に堂安のことを褒めたのだから、その評価はよほどのことなのだ。
マインツ戦後にその点について、堂安本人に尋ねてみた。
「彼が今のプレー強度であったりとか、最後のクオリティの質とかをかなり要求してくれた結果、今こうして成長できていると思うんで。彼をがっかりさせないようにラスト4試合やっていけたらなと思います」(堂安)
ストイックに成長と向き合う堂安と、妥協なくサッカーと向き合うことを要求するシュトライヒ監督。守備面でさらにたくましく、パワフルな競り合いを見せ、ボール奪取後の勢いが増し、攻撃でも決定機に顔を出す頻度が増えてきている。
守備への時間が増えると攻撃で力を発揮できないという言い訳をしない。ハードワークが自然なものとなり、アクションへのタイムロスがどんどん少なくなってきているところも注目点だ。
「もう監督とは話してなくても自分を信頼してくれてる感じはある。特にサッカーの話はあんまりせず、何かプライベートの軽い話くらいですかね」
以心伝心できている関係性が、なんとも素敵ではないだろうか。
取材・文●中野吉之伴
2024年04月27日 21:02
トッテナムのアンジェ・ポステコグルー監督がリーグ戦についてコメントした。26日付けでイギリスメディア『BBC』が報じている。
暫定ながら5位につけるトッテナムは28日、ホームで第35節アーセナル戦を迎える。“ノース・ロンドン・ダービー”と位置付けられるビッグゲームを前に、チームを率いるポステコグルー監督は「我々はこのような試合でホームでの重要性を理解し、また最大のダービーで最大のライバルに勝たせないことが重要であると認識している」とコメント。また「私はファンがどのように感じ、何が重要だと思うかを決めるつもりはない。ただその結果の重要性を理解しているんだ」と意気込みを示した。
本拠地『トッテナム・ホットスパー・スタジアム』では今シーズン、リヴァプールとマンチェスター・ユナイテッドを相手に勝利を収めているトッテナム。今節は、現在優勝争いを繰り広げているアーセナルを相手にどのような戦いを見せるのだろうか。