2024年03月29日 22:56
プロ野球は29日、セ、パ両リーグで開幕し、巨人は4―0でセ・リーグ連覇がかかる阪神を破り、阿部監督の初陣を白星で飾った。 巨人4−0阪神(セ・リーグ=29日)――巨人は五回、梶谷の2ランなどで3点を先取し、八回に丸の適時打で加点。先発・戸郷ら4投手が、阿部監督の初陣で零封リレーを見せた。阪神は打線がつながらず。 ◇ ヤクルト7−4中日(セ・リーグ=29日)――ヤクルトがシーソーゲームを制した。1点を追う八回にサンタナの適時打や西川の2点三塁打などで一挙5点を奪って逃げ切った。中日は3度のリードを守れず。 ◇ DeNA4−3広島(セ・リーグ=29日)――DeNAは5年ぶりの開幕戦勝利。三回、度会隆輝(ENEOS)の3ランで追いつき、八回に代打・大和の犠飛で勝ち越した。広島は六回以降、無安打と打線が沈黙。
2024年04月28日 23:19
ヤクルトや大リーグなどで活躍した五十嵐亮太氏が27日放送のフジテレビ系「ジャンクSPORTS」に出演。プロ野球の1軍ベンチ入り人数の制限を知らず、赤面する場面があった。
この日は「先発投手VSリリーフ投手」とのテーマで球界のレジェンド達が舌戦を展開した。日米通算381セーブをマークした“ハマの大魔神”こと佐々木主浩氏が「僕らは毎日ベンチ入るし、いつ投げる分からないし。先発は1日投げたら、上がりがあるじゃないですか」と先発陣に噛みついた。
これに五十嵐氏も追随。先発投手は中6日での登板が通例であることに、「月に4回しか投げないんですよ。彼らは試合をロッカーで見てるんですよ、ぼーっと。で、途中で帰るんですよ。ベンチで声出せよ!」と息巻いた。
すると、50歳まで現役だった通算219勝を誇る元中日の山本昌氏が「五十嵐さん、ルール知ってる?25人(当時)しかベンチ入れないんですよ」と、人数制限があることから投げる予定のない先発投手はベンチに入れないと説明。「あっ、そうなんですか!?」と五十嵐氏が答えると、先発陣から「知らないのかい!」「今ごろ?」と一斉にツッコまれた。
それでも「入れないことはなくはないですか?」と食い下がる五十嵐氏だったが、「入っちゃダメ!」との大合唱に「(発言は)カットでお願いします…」と恥ずかしそうにしていた。
2024年04月28日 22:33
ソフトバンク3―2西武(パ・リーグ=28日)――ソフトバンクが2日連続のサヨナラ勝ち。
5連勝で貯金10。延長十二回、二死満塁からの捕逸が決勝点となった。西武は好投した隅田を打線が援護できなかった。
◇
ロッテ10−1楽天(パ・リーグ=28日)――ロッテは三回、ポランコの先制打など4連続適時打で5点を先行。今季最多の10得点で、連敗を7で止めた。楽天は打線が5安打に抑えられ、3連勝ならず。
◇
オリックス5−4日本ハム(パ・リーグ=28日)――オリックスが接戦を制した。七回に代打・宗の適時打で追いつき、八回に若月の犠飛で勝ち越した。日本ハムは1安打に終わり、失点に絡んだ失策も響いた。
2024年04月28日 22:32
上沢直之のメジャー昇格が決定
レッドソックス傘下3Aウースターでプレーしていた上沢直之投手のメジャー昇格が28日、決まった。球団が発表した。上沢は今季3Aで3試合に登板し、2勝1敗、防御率4.80の成績だった。
30歳の上沢は1月11日(日本時間12日)に日本ハムからポスティングシステムを利用してレイズとマイナー契約。招待選手としてメジャーキャンプに参加していたが、開幕直前に金銭トレードでレッドソックスに移籍し、活躍の場を求めていた。
レッドソックスは開幕前にルーカス・ジオリト投手が離脱。開幕後にはニック・ピベッタ投手、ギャレット・ウィットロック投手、さらに有望株のブライアン・ベロ投手の先発陣が続々と戦列を離れていた。開幕を3Aでスタートして昇格を目指していた上沢にチャンスが巡ってきた。(Full-Count編集部)
2024年04月28日 20:56
巨人6―2DeNA(セ・リーグ=28日)――巨人は六回に丸、佐々木俊輔(日立製作所)の連続二塁打で勝ち越し、八回に吉川の適時打などで加点した。
2024年04月28日 20:32
35歳のピラー、DFAの「兆しはあった」
ホワイトソックスからDFA(事実上の戦力外通告)となったばかりのケビン・ピラー外野手が、米ポッドキャスト「Foul Territory」に出演した。司会のスコット・ブラウン氏が「DFAされたばかりで出演してくれました。ありがとう。選手目線の声が大事なのでね。今の気分は? 大丈夫?」と尋ねると「ああ、大丈夫さ」と答えた。
続けて「今、暗いクローゼットの中で隠れている。いや、実際には、球場から自宅に送らなきゃいけない荷物を積んだ車の中にいるんだけどね」とジョークを飛ばした。
ピラーは26日(日本時間27日)にメジャー契約を解除されたばかりで「DFAは今朝に知った。少し前から、兆しはあった。この世界に入って長いと、自分でGMになった気分で考えることがある」と言及した。
35歳のピラーは今季17試合に出場して打率.160、1本塁打、4打点の成績だった。「(外野手の)トミー(ファム)と僕は共存できればよかったけれど、自分は(DFAされる)兆しがあった。(DFAは)いつも自分じゃないことを願うが、朝GMから電話が入るときは、機嫌を伺うものではない。その電話の結末はなんとなく分かる」と言及。厳しい現実について語っていた。(Full-Count編集部)
2024年04月28日 20:30
「阪神4−3ヤクルト」(28日、甲子園球場)
高津ヤクルトが、またしても1点に泣いた。
先発・小沢が苦しみながらも5回2失点で踏ん張り、六回から継投勝負に入ったが、最後は甲子園の風に泣く痛恨の逆転負け。カード負け越しとなり、今季は9勝14敗1分で借金5になった。
ここまで接戦を競り負け続けている。1点差ゲームで終わった試合は、この日を含めて2勝6敗。均衡した紙一重の試合を今季は落とす試合が多く、27日の同戦もこの日同様に1点差で惜敗。6敗のうち、4敗が阪神戦での結果だ。
試合後の高津監督は「(接戦に敗れる時は)大体同じような感じなんですよ。そこで勝ちきれるか、負けてしまうかっていうのはね。やっぱり昨年チャンピオンのタイガースとのちっちゃな差が、おっきな結果になっているんじゃないかなと思います」と唇をかんだ。
現在は勝ちパターンを担ってきた清水、田口が2軍再調整中とブルペンの台所事情は厳しくもある。それでも高津監督は「こういうところを乗り越えていかないと先は見えてこないでしょうね」と厳しい言葉で、奮起を願った。
2024年04月28日 19:55
トロントメディアから大きなブーイングを浴びた大谷翔平
ドジャース・大谷翔平投手は26日(日本時間27日)からのブルージェイズ戦で大ブーイングを浴びた。昨オフに大谷の移籍先最終候補と言われていたこともあり、敵地のファンは好戦的だった。3連戦が始まる前、ブルージェイズの地元紙「トロント・スター」のグレガー・チゾム記者は「ファンはおそらくショウヘイにやつ当たりするでしょう」と笑いながら予想していた。
大谷を逃した代償は大きかった。トロント初打席の26日(同27日)の第1打席。大谷は右翼席に7号ソロを放った。満員の観客からの大ブーイングは一瞬静まり返った。唖然とした後、再度大きなブーイングを浴びせたが、口笛を鳴らすファンもおり、盛り上がっている様子だった。
昨オフ、ブルージェイズは大谷の移籍先の最終候補とされていた。実際に大谷もブルージェイズのマイナー施設を訪問。さらに、一部米メディアによって、大谷がブルージェイズと契約するためにトロントへ向かったと報じられることもあった。
チゾム記者は実際にはドジャースを予想していたという。自身の紙面では「オオタニがジェイズをもてあそんだ」と見出しを付けて記事化したが、それはあくまで期待の裏返し。「ドジャースの方がマイナーがより充実しているので、より明るい未来が待っています」「彼が間違ったことをしていないのは明らかです」と本音も語る。Xデー前日の誤報騒動…チゾム記者もBジェイズ入り確信「その時初めて現実に」
とはいえ、大谷がドジャースと契約合意をする前日の誤報では、さすがにチゾム記者もブルージェイズ入りが実現するのだと感じたという。「そうする(ブルージェイズと再び会う)唯一の理由は契約をするからだと私は思っていました。その時初めて、私はこれが現実になるのだと、割と思ったりもしました」と苦笑いする。
大谷自身も「僕がブルージェイズファンだったら、ブーイングをしていると思います」と理解していたように、チゾム記者もファンのブーイングは「彼らには(大谷を獲得する)チャンスがあると思っていたファンがたくさんいましたからね」と納得する。
ただ、大谷争奪戦に参加したことにより、大きな問題も。総額7億ドル(約1107億円)に達した争奪戦に参加したことにより、ファンの期待値は当然高くなる。「彼らは球界史上でも屈指の選手の市場に足を踏み入れ、そして最終的にはオオタニを獲得できなかっただけでなく、オフシーズンに何人か狙っていた選手を取り損ねたわけですから」。今後もFA戦線に参戦しないと、さらにファンの不満は高まってくる。
「ファンにとってはフラストレーションが今後もあることでしょう」。大谷争奪戦に参戦したことの代償が尾を引くことになりそうだ。(川村虎大 / Kodai Kawamura)
2024年04月28日 19:25
「中日0−0広島」(28日、バンテリンドーム)
広島は投手陣が奮闘を見せ、延長十二回引き分けに持ち込んだ。
2024年04月28日 19:23
エンゼルス・レンドン「考え得るすべての感情が沸き起こった」
左ハムストリングを負傷し、21日(日本時間22日)に10日間の負傷者リスト(IL)に入っていたエンゼルスのアンソニー・レンドン内野手が「間違いなく10日間では戻れない」と話していると、米スポーツ局「ESPN」が報じている。
レンドンは20日(同21日)、敵地・レッズ戦で内野安打を放った際に足を痛めて途中交代。21日(同22日)に10日間の負傷者リスト(IL)に入っていた。ナショナルズ時代の2019年に打点王に輝き、7年2億4500万ドル(約388億円)でエンゼルス入りしたが、毎シーズン怪我に悩まされている。
今回も長期離脱となる見込みで「もう4年もこれ(負傷離脱)が続いている。だから数日間は憤り、悔しさ、怒り、考え得るすべての感情が沸き起こった」と話している。「野球を毎回奪われるからだ、そうだろう? 勝ちたい、出場したい。出場し続けられるよう最善を尽くしているのに、何もうまくいかないように思える」と目線を下げた。
レンドンは今季ここまで19試合に出場し、打率.267、0本塁打、3打点。開幕から1番で起用され、21打数無安打と苦しんでいた。エンゼルス移籍後は2021年に出場した58試合が最多。毎年、怪我に苦しんでおり、不甲斐ないシーズンを過ごしている。(Full-Count編集部)
2024年04月28日 19:08
大谷翔平が挙げない“個人名”
ドジャース・大谷翔平投手の“配慮”について、米国でも注目を集めている。米有力地方紙「ワシントン・ポスト」では「日常は変われどグラウンド上での優位性は変わらず」と報じている。
同紙によれば、大谷が24日(日本時間25日)、敵地・ナショナルズ戦前の囲み取材中に「新しい通訳が素晴らしいんじゃないですか」と笑顔で話すと“新相棒”のウィル・アイアトン通訳がこれを訳した。効果的に質問をかわしたが、違う記者が「水原氏の裏切りとされる行為は心情的にどうだったか」と尋ねた。
大谷は「まだ調査自体は続いているので、全部が終わったというわけではないですし。失った、それ以上にでも、チームメート、チームもそうですけど、この件でサポートしてもらっている人がたくさんいるので。むしろそちらの方がありがたいな。そう感じる部分が多いかと思います」と答え、個人名を挙げることは避けた。
同紙では「大谷が個人名は避けたい、今はレギュラーシーズンの最中なので、雑音になるようなことは作りたくない」というような内容のことを話したとしている。大谷は個人名を挙げることによって、その選手が“次なる質問”を受けると理解しており、名前を出さないのは大谷なりの“配慮”ということだと、同紙は言及していた。(Full-Count編集部)
2024年04月28日 19:07
「ウエスタン、ソフトバンク8−5阪神」(28日、タマホームスタジアム筑後)
阪神2軍は終盤に追い上げを見せるも、2連敗となった。先発の鈴木は立ち上がりから制球に苦しみ、2回3安打6四球3失点で降板した。
三回無死一、二塁から2番手で登板した育成ドラフト1位・松原(日本海L・富山)は3回1安打無失点と好投した。しかし1点差に迫った七回に登板した湯浅が1回4安打2四球5失点とリードを広げられてしまった。
それでも打線は八回に1点を挙げると、九回はドラフト3位・山田(仙台育英)の内野安打から2点と粘りを見せた。山田はプロ初の3安打を記録した。
和田2軍監督の一問一答は次の通り。
−最後追い上げられたのはよかった。
「最後まで気持ちは出てたし、ここ数試合しっかり守ってっていうところができて、負けてても締まったゲームはできてたんだけど、今日はスロー(イング)のミスが三つ出てしまったんで、そこらへんは反省点として、鳴尾浜に帰ってから再度。日々やってるんだけど、やっててもそういう、ゲームになると出てしまうっていうのは、まだまだ本当の力はついてないと思うんでね、これは再度しっかり練習していかないといけない」
−先発の鈴木は制球に苦しんだ。
「いつも通りっちゃいつも通りなんだけどね。そのいつも通りからなんとか乗り越えて、ワンステップ上にいってほしいんだけどね。まだ打たれるか抑えるかっていうところよりも、ストライクが入るかどうかっていうね。自分でもそうだと思うけど、そこと戦ってるから、それじゃあバッターと勝負できないよな。だからこのコントロールっていうところは。やっぱりね、自分で乗り越えていかないとね、いけないところなんで。ただ、鈴木だけじゃなくて、やっぱり今日の試合でも余計なフォアボールっていうか無駄なフォアボールが多いよね。打たれて打たれてっていうところに、フォアボールが絡んでくると、大量点になってしまうんで。もちろん気を付けて、打たれまいとしていきながらのフォアボールなんだけど、特にランナーいない時のね、フォアボールっていうところが、非常に今日なんかポイントになって響いてきてしまってるんでね。そこらへんはやっぱり反省点だね」
−松原は昨日に引き続き、いい投球。
「こういう勝負どころでもそうだし、昨日のね、勝負どころでもそうだし、ロングもできるだけの体力もついてきてるし。球は非常にいいし、気持ちも乗ってるんでね。これは続けていってほしい」
−湯浅は3試合連続で失点が続いている。
「球がいかないことで、本人も苦しんでると思うし。ちょっと首をかしげながら投げてるような感じなんでね。ここを乗り越えていかないといけないところなんで。今日含めて3回ぐらい本来のピッチングができてないんでね。これは投げながら修正していくしかないと思うんでね。それがブルペンなのか、試合なのか別として。今ね、本人も苦しいかもしれないけどね、なんとか乗り越えていけるようにコーチと一緒にやっていくしかないよね」
−気持ちの部分か。
「両方だろうな。やっぱり球がいかないから気持ちも乗ってこないだろうし。今、どこが悪いっていうか全体がね。いろんなところを。だからどこかが直ればね、全部が直っていくのかもしれないし、原因が2つ、3つあるかもしれないし。そういうところをね、ピッチングコーチとも一緒にやっぱり取り組んでいかないと。いい時期もあったわけで、これが一つの壁だと思うから、しっかり乗り越えていかないとね」
−山田がプロ初3安打。
「やっぱり新人だし、高卒ルーキーだし、今、試合もずっと出続けて、3試合連続ではスタメンでいかさないようにはしてるんだけど。最初のピークというか、ちょっと疲れてきて、バットも振れてなかったりするんだけど。体力的なところではね、もちろん休むという手もあるんだけど、やっぱりスタミナをつけるためには、ある程度試合出てね、出ながら、技術も身につけていかないといけないと思うんで。誰もが通る道だと思うんでね、ここはやっぱり頑張らせますよ」
−井上が八回から一塁守備に。
「まあまあ試合の流れもあるし、今日も最後、栄枝だけっていうね。もう総力戦になってしまったんでね。というところもあるし、やっぱり広大の場合ね、ファーストもできた方が幅も広がるしね。これからそういうこともありうるっていうことで、今日はファーストに入りました」
−これからも状況によっては一塁を守ることも。
「うん、あると思う」
−明日の先発は。
「明日は茨木」
2024年04月28日 19:00
「ソフトバンク3−2西武」(28日、みずほペイペイドーム)
ソフトバンクが延長十二回2死満塁で、相手の捕逸でサヨナラ勝ちを収めた。
2024年04月28日 19:00
先発が苦しみながらもゲームを作り、難攻不落のサブマリンをじわじわと攻め込みマウンドから引きずり降ろす。しかし絶好の場面で決められなかったことが、今日の試合の明暗を分けた。
2-2で迎えた5回、ここまで被安打6、与四球3と毎回ランナーを出しながらも2失点で踏ん張っていた大貫晋一がこの日初めて3者凡退に抑えるも、三浦監督は先頭で打席の回ってきた大貫に代打を送る決断。この仕掛けこそ実らなかったが、積極策で巨人先発の高橋礼にプレッシャーをかけると、その後1番から3番の上位打線トリオが全員フォアボールを選び1死満塁の大チャンスを作る。
押せ押せムードの中、阿部監督もたまらずピッチャーを堀田賢慎に代えるが、打席に迎えるは不動の4番・キャプテン牧秀悟。流れは完全にベイスターズへ来ていたが、結果は最悪のサードゴロダブルプレーとなり、勝利の女神は一塁側ベンチに背を向けた。
するとその流れのまま、6回には2点を勝ち越され、終わってみれば2-6のスコアで完敗を喫した。
試合後三浦監督は先発の大貫に「ほぼほぼランナーを背負いながら、よくなんとか踏ん張った感じでしたけどね。球数もちょっと多かったですし、あそこまでかなと」と及第点評価。
攻撃陣については「タイムリーは出なかったですけど、フォアボールは取りながら最低限でっていうところで、追いつくまではよかったですけどね」としながらも「そのあとですよね、1本出ていれば変わったのかなと思います」と昨日に続いての決定力不足を悔やんだ。また牧に関しては「もちろん相手もあることですけど、4番を任せてるわけですからね。打てなかったらしょうがないのかなっていうところ。その前はしっかりとチャンス作ってしてくれますしね」と責めることはなかった。
しかし6回のピンチを引き取り、さらに回跨ぎで無失点と好投した石川達也に「しっかりとねどんな場面でも、今日も丁寧に投げてましたしね。ボールは全体的にちょっと高かったですけども、その中で緩急も使いながら、しっかり全部してくれてますね」とし、今季初登板の最速156キロをマークした中川虎大にも「ファームの方からいいって情報状を聞いていまして、今日みたいな中でもあれだけ強いボールで、ゾーンの中で攻めてくれてますからね。あれを続けてほしいなと思います」と若いピッチャーに光明を見出していた。
ゴールデンウィーク最初のカードを負け越してしまった三浦ベイスターズ。「集中して明日の試合に臨めるように。今日の反省はしっかりしながらですけども、また明日も試合が続きますから」との言葉通り、ロードでの立て直しに期待したい。
写真・取材・文 / 萩原孝弘
2024年04月28日 18:50
「ロッテ10−1楽天」(28日、ZOZOマリンスタジアム)
ロッテは15安打10得点を挙げ、連敗をストップ。吉井理人監督(59)は「8番・安田が良いい働きをしてくれた」と、ぎっくり腰から27日に復帰したばかりの安田の活躍をたたえた。
0−0の三回、戦闘で打席に立った安田の右前打を皮切りに打線がつながった。2死一、二塁からポランコが右前適時打を放つと、その後も連続適時打で一挙5得点を挙げた。
ビッグイニングの起点となった安田は、六回にも右中間二塁打を放った。「復帰して1本出てほっとした。ここ(1軍)に戻ってこられてよかった。ランナーがいる場面でしっかり返せるように。長打も出たので、2ベースとかホームランがもっと増えていくように頑張っていけたら」と話した。
2024年04月28日 18:45
「阪神4−3ヤクルト」(28日、甲子園球場)
ヤクルトが甲子園の風に泣き、痛恨の逆転負け。七回の攻防に対して、高津監督や松元外野守備走塁コーチが責任を背負った。
ワンプレーに泣いた。1点リードで迎えた七回だ。2死走者なしから、大西が連打を浴びてピンチを背負った。ここで阪神の4番・大山を迎え、松元外野守備走塁コーチは「一塁ランナーをかえさない守備位置をとった」と逆転を阻止するために外野手の守備位置を後ろに下げたという。
すると、大山の打球は高々と舞い上がった左翼方向への飛球になった。甲子園の風に押し戻される形になり、左翼・サンタナ、中堅・西川、遊撃・長岡が3人で追ったが、最後はサンタナが捕球しきれなかった。痛恨の形で逆転の適時打を浴びて、試合はそのまま敗れた。
試合後の高津監督は「7回の表裏はちょっといろんなことがあって、僕の采配ミスもあったかなと思いますね」と責任を背負い、「(サンタナは)守る方も決してうまいとは言えないですけども、全力で頑張ってくれていると思います」とかばった。
また松元コーチも「僕の指示が深すぎた。僕が内野のコーチにも指示を出さなかったのも1つの反省です。内野守備に『外野が下がっていますよ』っていう一声が足りなかった」と反省の言葉が尽きなかった。