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2024年04月15日 18:04
大相撲の元横綱で、プロレス・格闘技でも活躍した曙太郎さん(享年54)の告別式が15日、都内で営まれた。格闘関係者など約100人が参列し、新日本プロレスのミスターこと永田裕志(55)も訪れ、元横綱のプロレスラーとしての実力を認めた。 曙さんは2017年から急性心不全により、入院生活を続けていた。永田は「長く入院されていたので、元気かなと思いつつも、なかなか会えなかった。ずっと大変だっただろうし、これで楽になれたのかな。ゆっくりおやすみくださいという気持ちです」と故人をしのんだ。 元横綱は03年大みそかのボブサップ戦でK―1デビューを果たしたが、1ラウンドKO負け。その後はプロレスにも本格参戦し、07年の新日本「G1クライマックス」で永田と対戦。永田の自主興行ではタッグを組んだ。 「最初はちょっとやったら息が上がって、すごく疲れてコーナーで休んでいた。だんだん(プロレスに)慣れてきて、体もレスラーっぽく締まってきた。1発、1発のタックルからのエルボードロップの連係が速くて、根っからのプロレスラーだったと思う。いきなりK―1とかに行かないで、プロレスに来たら良かったなと思うんですけどね」と笑顔でレスラー・曙の力量を明かした。 ハワイ出身の明るい人柄で、多くの人から愛された。「横綱の知名度はすごかった。K―1の大みそかで負けようが何をしようが、全国どこに行ってもお年寄りからお子さままでみんな集まってきた。『曙さん写真、撮ってください!』って。人がすごくても、優しかった。腰も低かったですね」と振り返り、早すぎる別れを惜しんだ。
2024年04月30日 06:00
日本相撲協会は30日、大相撲夏場所(5月12日初日、両国国技館)の新番付を発表した。
大関琴ノ若(佐渡ケ嶽)が横綱だった祖父のしこ名である琴桜に改名。新十両では塚原(春日野)改め栃大海に。元十両の三段目輝鵬(伊勢ケ浜)は入門時の川副に戻った。
改名力士は15人。序二段では伊藤改め翔大夢(しょうたいむ=錣山)らが新たなしこ名となった。
2024年04月30日 06:00
日本相撲協会は30日、大相撲夏場所(5月12日初日、両国国技館)の新番付を発表した。
元大関の朝乃山(高砂)が2021年秋場所以来3年ぶりの三役となる再小結に。新入幕から2場所連続で11勝を挙げた大の里(二所ノ関)は、新小結に昇進した。初土俵から所要6場所での新三役は、同5場所の逸ノ城に次ぐ2位のスピード記録となる。
欧勝馬(鳴戸)と時疾風(時津風)が新入幕。水戸龍(錦戸)、友風(二所ノ関)、宝富士(伊勢ケ浜)が再入幕を果たした。
妙義龍(境川)は18年初場所以来6年ぶり、遠藤(追手風)は16年春場所以来8年ぶりに十両に降下した。
〈大相撲夏場所 幕内番付〉
【横綱】照ノ富士
【大関】豊昇龍、琴ノ若改め琴桜、貴景勝、霧島
【関脇】若元春、阿炎
【小結】朝乃山、大の里
【前頭1】熱海富士、大栄翔
【前頭2】、平戸海、豪ノ山
【前頭3】高安、翔猿
【前頭4】王鵬、宇良
【前頭5】阿武咲、明生
【前頭6】尊富士、翠富士
【前頭7】錦木、御嶽海
【前頭8】隆の勝、琴勝峰
【前頭9】玉鷲、正代
【前頭10】湘南乃海、金峰山
【前頭11】佐田の海、北勝富士
【前頭12】一山本、錦富士
【前頭13】水戸龍、美ノ海
【前頭14】竜電、欧勝馬
【前頭15】時疾風、狼雅
【前頭16】友風、宝富士
【前頭17】剣翔
2024年04月30日 06:00
獣神サンダー・ライガーが気になる話題やプロレス観を語る「獣神激論」。今回はゴールデンウイーク恒例の「レスリングどんたく」(5月3、4日、福岡国際センター)を占う。初日はIWGP GLOBALヘビー級王者ニック・ネメス(43)に棚橋弘至(47)が挑戦。2日目はIWGP世界ヘビー級王者ジョン・モクスリー(38=AEW)に成田蓮(26)が挑む。ベルト奪回がかかる2大王座戦を、獣神はどう見るのか――。
【ライガーが語る獣神激論(37)】福岡大会初日のメインは、棚橋選手がGLOBAL王者のネメスに挑戦しますね。やはり最大のポイントは、4月に予定されていた王座戦がケガで延期になった棚橋選手のコンディション。先日も唐津でのイベントで一緒になったんですけど、体を急いで仕上げている感じはありましたね。
僕はあまり言いたくないけど、年齢的なものや古傷はあるしね。現役の時を振り返ると、47歳にもなったら、やっぱり疲れが取れなくなるんです。回復力が落ちてくる。これまで棚橋選手がたどってきた道って、いばらの道だったと思うんです。最近はやっぱりケガが目立つし、キャリアだけでカバーできない部分が大きくなってくるんじゃないかな。
対するネメスからしたら、新日本でタイトルマッチをするだけでもステータス。そんな中で世界的に知名度のある棚橋弘至相手の防衛戦だから、これまで新日本で戦ってきた試合の中で一番の気合の入り方で来るのは間違いないだろうね。頑張ってほしいけど、棚橋選手にとっては厳しい戦いになると思ってます。
2日目はモクスリーと成田選手のIWGP世界王座戦。体力的にもキャリア的にもモクスリーの方が上をいってると思うし、優位だと思う。もちろん成田選手にしてみれば、ここで名のある王者を食ってやろうって思いが絶対にあると思うんで、どうなるかですね。
ただ、成田選手は「ハウス・オブ・トーチャー(H.O.T)」に加入せず、個人的にはまっすぐ成長してほしかったんだよね。鈴木(みのる)とストロングスタイルを追い求めたまま来た方が…いらん回り道をしてしまってるんじゃないかなって思いますね。
それまでの成田選手って、すべては「強くなりたい」っていう素直な思いで行動していたと思う。なかなかできることじゃないし、見ている方にも気持ちが伝わっていたのに、H.O.Tじゃ180度違う。急がば回れって言葉もあるけど、成田選手の色じゃないと思うんだよね。
しかも今回は、15年ぶりに団体最高峰王座が他団体所属選手に流出してしまっている状況だから。やっぱりIWGPは新日本の軸だから、これを取られた、しかも内藤(哲也)選手が取られたのはショックが大きいよ。
一発勝負という意味では、何をしでかすか分からない怖さが成田選手にはある。ただ一点、無駄かもしれないけどH.O.Tのセコンド陣の介入がないことを祈りたいね。だって、もしそれでベルトを成田選手が取ったとしても、ファンは「新日本にベルトが戻ってきた、よくやった」とはならないよ。
この試合の勝者には5月11日(日本時間12日)の米カリフォルニア大会で海野(翔太)選手が挑戦することもすでに決まっている。若い選手に光が当たって、景色が変わって、そこに賛否両論あるのは当たり前だと思う。成田選手にも海野にも挑戦が早すぎるって声もあるかもしれないね。
でも(オカダ)カズチカと棚橋選手がやった時も「まだ早い」って声はあった。実際にはベルトを取って時代を築いたじゃないですか。誰がどう時代を築くのかはわからないし、彼らも頭を使って練習していると思う。外野がどうこう言う問題じゃないよ。
そしてやっぱり至宝と言われてるIWGPは、新日本にドーンと構えていてほしいなと。流出してしまったベルトを誰が取り返すのか。これは今後の新日本にとって、すごく大事なポイントになると思うよ。
2024年04月30日 05:00
新日本プロレス29日の鹿児島大会で、IWGPジュニアヘビー級王者のSHO(34)がDOUKI(32)の挑戦を退け、2度目の防衛に成功した。
2024年04月29日 23:07
「RIZIN.46」(29日、有明アリーナ)
榊原信行CEOは終了後の総括で、この日の試合前の映像でも言及されたRIZINバンタム級王者・朝倉海(30)=ジャパントップチーム=のUFC参戦の可能性について「前向きに話は進めています」と話した。
榊原氏は「RIZINの現王者である朝倉海をUFCに送り込むものなので、当然、UFCにRIZINの王者として送り出す以上は、それなりの扱いをしてもらわなくちゃいけない。RIZINの王者だった海がUFCに挑戦して、日本人初のUFCのベルトを巻くような、そんなサクセスストーリーにつなげられるようなことに、うまく僕らはUFCサイドと調整がつくといいなというふうに思っています。これが一つのトリガーになって、UFCを通じてRIZINのプレゼンスを高めることにつながっていけばいいなと」と、海のUFC挑戦の意義を説明した。
その上で「そのバランスを取りながら、ホントに早いタイミングでいろんな発表ができるんじゃないかなと思います。UFCのマッチメーカーとわれわれと協調して話をして、海はRIZINの成長とともに駆け上がってきた選手でもあるので、そこに後ろ足で砂を掛けるような形では彼も行きたくないというのもあるし、うまいスイートスポットを見つけられるような最終調整だと思います。皆の期待を裏切らずに、常にチャレンジを続ける朝倉海を見てもらえるんじゃないかなと思います」と、ポジティブな結論が出ることを示唆していた。
2024年04月29日 22:33
「RIZIN.46」(29日、有明アリーナ)
メインイベントのRIZINフェザー級タイトルマッチは、第5代王者の鈴木千裕(24)=クロスポイント吉祥寺=が大ベテランの金原正徳(41)=リバーサルジム立川ALPHA=の挑戦を1回KOで退け、初防衛に成功した。
試合後に会見した鈴木は「一つ時代が変わったのかなと思います」と感慨を述べ、試合のポイントとして、自身のカーフキック、金原の腕ひしぎ十字固めを防いだこと、そして「ボディーが効いて動きが止まって(金原の)目つきが変わったんで、行きました」という3点を挙げた。
金原については「やっぱすごいっすね、圧とか。読み合いの戦いがちょっと長かったかな」と、ベテランならではのオーラや圧力などを感じたといい、「金原さんから、リング上でしか分からないことを学んだ」と明かした。
次の目標としては「ベルト賭けろよ、ピットブル!奪いに行きます」と、昨年7月にKOしている米ベラトールのフェザー級王者パトリシオ・ピットブルのベルトに設定した。ピットブルからは、次の相手は自分だという連絡があったという。
一方、敗れた金原は「ガードの上から打たれて来てしまって、グラグラ来てしまって、止められてしまった。負けるべくして負けた、そんな感じですかね」と、ガードの上からでもパンチを効かされていたと告白。序盤にテイクダウンを仕かけたが寝技に持ち込めず、「自分が望んでた展開で、うまくは組めたんですけど、そこ(テイクダウンを切られた)で歯車が狂って。後手に回ってしまった」と振り返った。
今後について聞かれると「それ言われると、もう(現役は)いいかなってなっちゃいますけど、所英男にまだ言うなって言われたので」と話し、長期休暇を取ってから判断するとした金原。鈴木には「俺に勝ったんだから(日本の格闘技界を)背負ってもらわないとね!困りますよ」と、メッセージを送っていた。
2024年04月29日 22:30
新日本プロレス29日の鹿児島大会で、「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」の高橋ヒロム(34)、BUSHI(41)組がIWGPジュニアタッグ王者のクラーク・コナーズ(30)、ドリラ・モロニー(27)組に敗れベルト奪取はならなかった。
ジュニアヘビー級のトップ選手に君臨するヒロムだが、ジュニアタッグのベルトにだけは縁がなかった。この日は序盤から集中砲火を浴びて苦しい戦いを強いられたが、これを切り抜けると反撃開始。BUSHIがコナーズをファブルで捕獲すると、ヒロムもモロニーをDで締め上げる。
さらにヒロムがモロニーにTIME BOMB 1・5を決めると、孤立したコナーズに狙いを定めて勝負に出る。しかしBUSHIがMXをカウンターのスピアーで迎撃されると、モロニーのドリラキラーでマットに突き刺され大ダメージを負ってしまう。
何とかヒロムも救出に入るが、コナーズのNо Chaserを浴びて再び分断されてしまう。最後はBUSHIが王者組の合体技Full Clipで3カウントを奪われた。
またしてもジュニアタッグ王座に手が届かなかったヒロムと、ダメージの深いBUSHIは揃ってノーコメントで会場をあとに。ジュニアの祭典「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」(5月11日、千葉で開幕)に弾みをつけることはできなかった。
2024年04月29日 22:01
「RIZIN.46」(29日、有明アリーナ)
レスリングのリオデジャネイロ五輪銀メダリストの太田忍が、元RIZINフェザー級王者で、バンタム級初戦に挑んだ牛久絢太郎と対戦し、判定3−0で完勝した。
2024年04月29日 21:41
「RIZIN.46」(29日、有明アリーナ)
日韓対抗戦は日本が2勝1敗で勝ち越したが、大将戦は元パンクラスバンタム級王者の中島太一(35)=ロータス世田谷=がキム・スーチョル(32)=韓国=に2回6秒、パンチからのパウンドでKO負けした。
会見場に現れた中島だが、ショックの大きさがありあり。今後のことは考えられないとし、「7月に第2子が生まれるので、まずはすごくサポートしてくれた妻のサポートを、2人目が生まれるまで頑張ります」と、うつむいて止まらない涙を拭きながら語り、「すみません」と陳謝して会見場を後にした。
本大会はABEMA PPVにて視聴できる。
2024年04月29日 21:12
「RIZIN.46」(29日、有明アリーナ)
RIZINフェザー級王座戦が行われ、王者鈴木千裕は挑戦者の金原正徳との初防衛戦に挑み、圧巻の1ラウンド4分20秒TKO勝利を決めた。
7月28日の「超RIZIN3」で平本蓮戦を控える朝倉未来が実況席でゲスト解説を務め、対戦に意欲をみせた。圧巻の勝利に「これだけ結果出してる。すごい強いチャンピオンなんじゃないですか」と語ると、対戦のイメージを問われ「今、すごいできました。やりたいです。平本戦で強さをみせつけたい。その後に発言権あるのかなと思うので。今日の2人とか、その辺のランカー、クレベルみたいな選手と大みそかにやって、ベルトに近づけたらなと思いますけど」と、キッパリ。「100点満点の試合だったんじゃないですか、鈴木選手からしたら。まあマイクは30点だったですけど。その辺を何とかすればもっと人気が出る。僕が人気出してあげますよ。試合して」と、不敵に語った。
2024年04月29日 21:11
新日本プロレス29日の鹿児島大会で、IWGPジュニアヘビー級王者のSHO(34)がDOUKI(32)の挑戦を退け2度目の防衛に成功した。
因縁深い「ハウス・オブ・トーチャー(H.O.T)」と「Just 5 Guys」にそれぞれ属する両雄の王座戦は、文字通りの大乱戦となった。SHOがジャベに捕らえられていると、H.O.Tから金丸義信とディック東郷が介入。放送席でゲスト解説を務めていたタイチを手錠で拘束する。さらにレフェリーとDOUKIが衝突してしまい、あっという間に無法空間が作られた。
J5Gからも上村優也とTAKAみちのくが救出に訪れるが、H.O.TからはEVILと高橋裕二郎が加勢し数的優位を保ち続ける。
それでもJ5Gは手錠を外したタイチがH.O.Tを蹴散らし、20分過ぎになってようやく再びの王者と挑戦者の一騎打ち状態に。SHOは鉄パイプ式を利した土遁の術から摩利支天を浴びて窮地に陥る。
さらにDOUKIの必殺技スープレックス・デ・ラ・ルナを浴びて万事休すかと思われたその瞬間、金丸が場外からレフェリーの足を引いてカウント妨害。金丸がDOUKIによって排除されると今度は成田蓮が現れ、排除しても排除してもH.O.Tのセコンドがいなくならない。
成田はDOUKIを改造プッシュアップバーで殴打すると、必殺のダブルクロスでKO。グロッギー状態のSHOをDOIKIにカバーさせると、場外にいたレフェリーをリングに戻して3カウントを叩かせた。
手段を選ばず、仲間の力を借りて何とかベルトを守り抜いたSHOは「余裕すぎるやろ。俺、強すぎて困るわ。こんなもん、公開スパーリング以下じゃこら…」とダウンしながらマイクアピール。バックステージでは「スーパージュニア、今年は俺のチャンピオン優勝決まったな。DOUKI、お前は一生泥水すすってればいいんや」と「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」(5月11日、千葉で開幕)の制覇を予告した。
さらに5月4日福岡国際センター大会でIWGP世界ヘビー級王者ジョン・モクスリーへの挑戦を控えている成田も「次は俺だよ。H.O.Tが腐った新日本プロレスを変えてやるよ」と豪語。自称最高権力者・EVIL率いるH.O.Tが、ヘビーとジュニア両階級の最高峰王座を強奪してしまうのか――。
2024年04月29日 21:02
「RIZIN.46」(29日、有明アリーナ)
RIZINフェザー級王座戦が行われ、王者鈴木千裕は挑戦者の金原正徳との初防衛戦に挑み、圧巻の1ラウンド4分20秒TKO勝利を決めた。
2024年04月29日 20:34
「RIZIN.46」(29日、有明アリーナ)
レスリングのリオデジャネイロ五輪銀メダリストの太田忍が、元RIZINフェザー級王者で、バンタム級初戦に挑んだ牛久絢太郎と対戦し、判定3−0で完勝した。
第1ラウンド、序盤から太田が組みに行って、終始上から攻め続けた。第2ラウンドも太田がグラップリングで圧倒。牛久は我慢の展開を強いられた。牛久は太田の投げに乗じてバックを取り、チャンスを作ったが、決めきれなかった。第3ラウンドも序盤から太田が一気に押し込み、終始優勢な状況で試合を終えた。
勝利が決まると、リング場で歓喜のバク宙を披露した。インタビューでは「まだまだ上を目指して頑張りたいと思います。メーンを早くみたいので、今日はこれぐらいで終わろうと思います」と、語った。
本大会はABEMA PPVにて視聴できる。
2024年04月29日 20:02
迷える黒虎に新たな助っ人が現れた。女子プロレス「スターダム」のゴールデンウイークツアーが29日、広島・福山(広島県立ふくやま産業交流館ビッグ・ローズ)で開幕し、スターライト・キッドが「コズミック・エンジェルズ(CA)」の中野たむとタッグを結成した。
27日横浜大会で大江戸隊から追放され、制裁を受けていたキッドを救出したのが中野だった。2人は、大江戸隊の刀羅ナツコ&琉悪夏とタッグマッチで激突。キッドにとって因縁の相手だ。
試合中、中野のキックが誤爆しレフェリーが不在となると、大江戸隊はやりたい放題。キッドは集中砲火を浴びた。ブラックボックスを乗せた上に琉悪夏から冷凍庫爆弾をくらうと、刀羅のラリアートが命中。代わりのレフェリーが入ったところで、ダウン状態のキッドが2日前までパートナーだった琉悪夏に3カウントを奪われた。
試合後も大江戸隊に痛めつけられるキッドを中野が体を張って守るが、猛攻を防ぎきれない。そこに現れたのがアイコン岩谷麻優だ。極悪軍を排除し、マイクで「キッド、大江戸隊抜けたんだ。キッドが戻ってくる場所って、STARSじゃないの?」と問いかけた。
2021年6月にキッドは岩谷率いるSTARSを離れて大江戸隊に移ったが、ユニット対抗戦で負けたことによる強制移動だった。だが、キッドが返答しないことを見るや岩谷は「まあ、いいや。どうするか選ぶのはキッド自身。だけどさ、こんな機会ないから岩谷麻優の地元、山口凱旋で、久しぶりに3人で組んでみない?」と、5月3日山口大会(KDDI維新ホール)での岩谷、中野、キッド組のトリオ結成を提案。「日にちがあるから、そこまでに答えを出してください」と言い残し、リングを後にした。
無所属となったキッドは、中野率いるCA入りを決めたわけではない。この日も中野から差し出された手を握り返すことはなく「全然、それどころじゃないし…」と声を絞り出すのがやっと。大江戸隊追放によるショックと驚きで、いまだ心が揺れている様子だ。
そんな黒虎に中野は「どこを選ぶかは、きっちゃん(=キッド)が選べばいいと思う。岩谷とたむとキッド、組んでみるものいいかなと思うけど、たむはずっと前からきっちゃんに言ってたからね。それにきっちゃんは踊れるんだし。きっちゃんが選べばいいと思うよ」と優しく語りかけたが…。CAかSTARSか、それとも――。キッドの決断に注目が集まる。
2024年04月29日 19:57
「RIZIN.46」(29日、有明アリーナ)
“ブラックパンサー”ベイノア(28)=極真会館=と井上雄策(35)=リバーサルジム川口リディプス/マジェスティック=との71・0契約5分3回戦は、見合う展開が続いて客席からブーイングが飛んだが、ベイノアが判定勝ちした。
ブーイングを浴びたベイノアは「この前の神戸でも(ブーイングが)ありましたけど、日本が変わっちゃったのか?僕が変わっちゃったのか?プロレスならありますが、あんまり日本でなくないですか?」と、日本の観客の“米国化”に困惑。
試合が膠着(こうちゃく)した理由を「お互い警戒してたのがあるんじゃないですかね。決定率の高さもありますし」と述べ、「本当にブーイングがあったか半信半疑なんですけど。低い音がとどろいてましたね、有明アリーナに」と苦笑いした。
米国の名門AKAで修行した成果を見せられなかったが、「今回は出さずに温存したということにしておきましょうか。全部伸びてます。アメリカに行く前の僕なら今日、勝ってないと思います」と強調。タイトルマッチという目標に向けて「(挑戦の条件は)ここから6戦全勝ですかね。来年末、そこに向けてやっていこうと思います」と話していた。