2024年04月16日 05:30
パットは距離感と方向性のどっちが大事か?その答えは両方!タッチが合っても意図しない方向に 打ち出してしまったらカップインしない。 ショートパットはしっかりカップに向かって、ロングパットはきちんと狙ったラインに乗せるパッティングのテクニックをツアープロに学ぼう! 緊張やプレッシャーにも強い!背中全体を「1枚の板」にして打つ! 背骨を中心に「1枚の板」を動かすと手を使わずに打てる ここぞという場面では、緊張感が高まりプレッシャーを受けますよね。すると、体が動かなくなり、手を使ってしまうので、プッシュやヒッカケのミスが突然出たり、インパクトがゆるんでミドルからロングパットがショートしがちになってしまいます。 長方形の板をイメージ 構えるときに背中を意識し、肩から尾てい骨までの長方形の板をイメージする 「ロングパットのタッチも安定します!」(山田) 私はこのミスを防ぐために、アドレスで背中を意識します。背中全体を「1枚の板」だとイメージし、背中の大きい筋肉を使って打つ。背骨を中心にその板を動かせば、ボールを強く正確にヒットできる。安定したストロークで打てますよ。 本番に強いストローク 緊張したりプレッシャーを受けたりする場面ほど、背中の大きい筋肉を動かせば、ボールを強く正確に打てる 緊張すると手打ちになる 体がまったく動かなくなり、手だけでボールを打ってしまう。するとフェース面や軌道がブレて、あらゆるミスが出る いかがでしたか? このレッスンを参考に、ミスを減らしていきましょう。 山田 彩歩 ●やまだ・さほ/1998年生まれ、北海道出身。157㎝。21年にプロテスト合格。23年シーズンはレギュラーツアー6試合、ステップアップツアー15試合に出場し、ECCレディス11位。趣味はドライブと野球観戦。フリー。 構成=小山俊正 写真=田中宏幸、相田克己
2024年04月29日 14:59
男子ゴルフ米国ツアーのダブルス戦、チューリヒクラシック・オブ・ニューオーリンズ(Zurich Classic of New Orleans 2024)は28日、ルイジアナ(Louisiana)州アボンデール(Avondale)のTPCルイジアナ(TPC Louisiana、パー72)で最終日が行われ、ロリー・マキロイ(Rory McIlroy、北アイルランド)/シェーン・ローリー(Shane Lowry、アイルランド)組がプレーオフを制して優勝を飾った。
フォアサム(二人が交互にショットを打つ)形式で行われた最終日はまず、首位と7打差から出たチャド・レイミー(Chad Ramey、米国)/マーティン・トレーナー(Martin Trainer、フランス)組がスコア「63」をマークして9ストローク伸ばし、暫定トップでホールアウトした。
これによって通算25アンダーが目標となった終盤の各グループにはかなりのプレッシャーがかかり、五輪のアイルランド代表やライダーカップ(Ryder Cup)の欧州選抜でともにプレーしているマキロイ/ローリー組だけがそのスコアに到達した。
その後、ホールアウトから3時間を経て18番ホールでのプレーオフに臨んだレイミー/トレーナー組は、その影響が表れているように見えた。トレーナーのティーショットがフェアウエーのバンカー奥に落ちると、レイミーの第2打はフックし、トレーナーのチップショットもショート。レイミーのグリーン外からのパットも外れた。
これにより同組は最高でもパーという状況になる中、マキロイ/ローリー組はローリーのアプローチがグリーン脇のバンカーに捕まったが、マキロイがそこから安全にグリーンオンし、バーディーと優勝の機会が生まれた。
それでも、このところパットに苦しんでいるというローリーが約2.1メートルのバーディーパットを外し、レイミー/トレーナー組にも次のホールへ勝負を持ち越すチャンスが転がり込んだが、トレーナーがこのパットを外し、優勝を明け渡した。
これでマキロイは米ツアー25勝目、ローリーは2019年の全英オープン(The 148th Open Championship)以来となる同3勝目を挙げている。
■関連記事
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2024年04月29日 11:33
女子プロゴルファー・小祝さくらの公式スタッフインスタグラムが29日、新規投稿され、バーベキューで特大の貝を網焼きにし、周囲に振る舞う姿がアップされた。
軍手を装着し、大きな貝を手に満面の笑みを浮かべる小祝。スタッフは「みんなに貝を焼いてくれる小祝さん」とつづり、バーベキューで自ら焼役を務めて周囲に振る舞った模様だ。
ゴルフ場では見られない意外な姿に、ファンからは「ワイルドだろ〜」「さくらちゃんが焼くとめっちゃ美味しそうに見えるよ」「すげえ可愛い」と反響の声が多く挙がった。また誕生日会と竹田麗央の祝勝会を兼ねたパーティーの様子もアップされ、ピカチュウのケーキ持った小祝とフルーツ盛りだくさんのケーキを手に笑みを浮かべる竹田。小祝がオリックスのTシャツを着ていたことから「オリ姫?」と指摘するファンもいた。
2024年04月29日 10:14
◆米女子プロゴルフツアー JMイーグルLA選手権 最終日(28日、米カリフォルニア州・ウィルシャーCC=6258ヤード、パー71)
最終ラウンドが行われ、6打差21位から出た西郷真央(島津製作所)が6バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの69で回り、通算3アンダーで日本勢最上位の8位に入った。2差6位からスタートした畑岡奈紗(アビームコンサルティング)はバーディーを奪えず、74と崩れて2アンダーの13位に終わった。
古江彩佳(富士通)は2つ落として、1アンダーの25位。2週連続予選通過の渋野日向子(サントリー)は71で回り、7オーバーで73位だった。ハナ・グリーン(オーストラリア)が12アンダーで大会連覇を果たした。
2024年04月29日 09:00
寒い季節に出がち! 出るとスコアが崩れてしまう!
この冬しっかり直したい!”チーピン病”対策レッスン 「左から左に曲がる」はじつはスライサーに出やすいミス
左に出て左に曲がる引っかけ球、通称「チーピン」はコントロール不能な球でOBになりやすい最悪のミスショット。
2024年04月29日 08:00
ドライバーはミスヒットが多く、曲がるほど飛距離も落ちるクラブです。芯を外さないためには、軸がズレないスイングが重要。頭を動かさないレッスンをクレイジー先生が解説します。 「頭を動かさなければ」どんなに長くてもミートできる!
大きく振りながらミートするポイントはふたつ。ひとつめは、軸は左でも右でもなく「真ん中1軸」です。これは振り子と同じ。頭を固定したセンター軸で振り子運動を行なえば、どんなに長いシャフトの先のヘッドも入射角と最下点は必ず安定します。
そのために大事なのがふたつめのポイントで、軸は不動の真ん中でもスイングの支点は左ワキ。左ワキを締めて腕、シャフト、ヘッドまでを1本にして動く、振ることを意識してください。前出で説明した「クラブを積極的に大きく動かす」と頭の位置がズレやすくなりますが、クレイジー理論では頭を動かさないことが必須条件。体重移動も腰や肩も回す必要はありません。左ワキを締めてヘッドまでを1本にして振るイメージをもてば、頭の位置と軸がキープできるのでミート率は簡単に上がります! 軸がズレない、傾かなければボール位置に自然に戻ってくる
グリップエンドを支点に振り子運動を行なったときに、ヘッドがつねに一定の位置を通るのは、軸と支点が固定されているから(写真左)。ゴルフスイングに置き換えれば、軸が動いたり傾いたりすると、ヘッド軌道は不安定になり、ボール位置からズレてしまう(×)。 左ワキからヘッドまでがワンピース
ヘッドを低く、遠く、高く動かすと大きく振れるが、そのときに“左ワキからヘッドまでを1本”にして、左ワキを支点に振ると頭の位置がズレにくくなる。「実際はヘッドの重みや勢いでコックが入り、左ワキからヘッドまでは完全な1本にはなりませんが“1直線で動かす”は終始イメージしてください」(クレイジー) 左ヒザを伸ばしてカカト体重でインパクト
クレイジー理論でもうひとつ大事な頭の固定の仕方が「左ヒザを伸ばして打つ」動き。左ヒザを伸ばしてカカトに体重を乗せることで、左の壁ができて頭が固定される 。これは地面反力(地面を蹴る動き)の正しい使い方にもなる。
軸も1本、クラブと腕も1本デス
いかがでしたか。クレイジー先生のレッスンをぜひ試してみてください。
レッスン=FUNKY CRAZY Haru
●ファンキー・クレイジー・ハル/的確でわかりやすいレッスンに定評がある人気コーチ。YouTubeチャンネル「FUNKYCRAZY GOLF★HALチャン(ネル)」は登録者数6万人を超え、ほぼ毎日配信中。
写真=相田克己
協力=取手桜が丘ゴルフクラブ(アコーディア・ゴルフ)
2024年04月29日 07:00
今月はツアープロがオフシーズンに取り組む〝スイング強化〞のための練習法を紹介。
開幕までに、もっと飛距離を伸ばす、もっと方向性を上げるためのドリルは、アマチュアにも効果大!
単に球を打つだけなく、目的をもった練習で春までにスイングを大きくレベルアップさせよう! 3つのステップを踏んでから同じ感覚でドライバーを打つ 腰の高さの振り幅からスタート!
僕が高校生のころからやっているのが「小さい振り幅で目いっぱい飛ばす」という練習です。まずはショートアイアンを使用し、腰の高さの振り幅で最大の飛距離を出す。これにより、ムダな動きが取り除かれ、体が効率よく動きます。
次は、その体の動きを必要最小限にしたまま、肩の高さの振り幅に。そして最後にフルスイングを行なう。この3つのステップが重要で、これができたら同じ感覚でドライバーを打ちます。以前の僕はオーバースイングでしたが、今はコンパクトなトップになり、ミート率が向上。飛距離だけでなく方向性もよくなりました。 「この練習のおかげでオーバースイングが直りドライバーの精度がよくなりました」(大岩) どのような振り幅でも、手と体の同調性を高めて、体の正面で球をとらえる 振り幅を手先で調節すると、手が体から外れやすくなるので注意しよう Step1 腰の高さ バックスイングは腰の右側、フォローは腰の左側の高さ。この振り幅のなかで最大の飛距離を出す Step2 肩の高さ 体の動きを必要最小限にしたまま、右肩から左肩の高さに振り、球を目いっぱい飛ばす Step3 フルスイング クラブの遠心力で手が高く上がるだけで、体の動きは肩の高さのスイングとほぼ同じ
いかがでしたか? 「小さい振り幅で目いっぱい飛ばす」ことを意識して練習してみましょう!
大岩龍一
●おおいわ・りゅういち/1997年生まれ、千葉県出身。182㎝、92㎏。21年に初シードを獲得。翌年は4度のベスト10入りを記録し、賞金ランキング28位。23年シーズンはハナ銀行インビテーショナル8位。フリー。
構成=小山俊正、鈴木康介
写真=田中宏幸、相田克己
2024年04月29日 06:25
◆男子プロゴルフツアー ISPSハンダ 欧州・日本トーナメント 最終日(28日、静岡・太平洋C御殿場C=7262ヤード、パー70)
3打差8位から出た、所属契約を結ぶ大会ホストプロの桂川有人(25)=国際スポーツ振興協会=が7バーディー、ボギーなしの63をマークし、通算17アンダーで逆転優勝を飾った。日本勢の欧州制覇は青木功、松山英樹、久常涼、星野陸也、中島啓太に続く6人目となった。昨季は米下部ツアーに挑戦したが、シード権を獲得できずに日本で再出発。10月までの今季残りを含めて3季分の欧州シード権を勝ち取り、再び世界に打って出る。
* * * *
桂川の勝利は、少し早い母の日の贈り物になった。観戦に訪れた亜紀さん(44)に感謝の思いを届け、「初めて母の前で勝てたのでうれしい」。一段と優しい表情になった。母子家庭で育った。中学卒業後にフィリピンへのゴルフ留学を決断したのは、苦しい経済事情を知っていたから。知人の紹介で、日本と比べてお金がかからない土地へ渡り、鍛錬を積んだ。
亜紀さんは愛知の自宅から、日帰りで応援に駆けつけた。「初優勝のときはテレビの前でウルウルしていたけど、今日は平気でした」と笑顔で見届けた。「昔からとても優しい子」で、契約しているウェアの女性ものをわざわざ購入してプレゼントしてくれるなど、いつもさりげなく気遣ってくれる。「私から見ても、遠い届かない所にいってしまったような不思議な気持ち」。息子の雄姿を横目に、喜びに浸った。(高木 恵)
2024年04月29日 06:15
◆男子プロゴルフツアー ISPSハンダ 欧州・日本トーナメント 最終日(28日、静岡・太平洋C御殿場C=7262ヤード、パー70)
3打差8位から出た、所属契約を結ぶ大会ホストプロの桂川有人(25)=国際スポーツ振興協会=が7バーディー、ボギーなしの63をマークし、通算17アンダーで逆転優勝を飾った。
2024年04月29日 06:00
プロゴルファーの安田祐香がInstagramを更新。愛用のコスメを公開いたしました。 「流石ビューティーゴルファー」ファンも魅了する安田プロのコスメとは?
安田プロは「KOSÉ様の『薬用雪肌精』が3月1日に初のリニューアルを行いました!」と自身がスポンサー契約しているKOSÉの製品についてコメントしました。
安田プロは商品に対して「これまで『雪肌精』長く使用してきましたが、今回、美白と肌あれ防止に効能があるパワーアップをしたそうで私も早速使ってみたいです!」と綴りました。
写真では「薬用雪肌精」のビジュアルも公開。白いシャツを着た、安田プロの笑顔がまぶしい仕上がりとなっています。最後に「梅田駅や新宿駅等で私も出演した広告が掲出されていますので、お近くの方はぜひチェックしてみてください」とコメントして、文章を締めた安田プロ。
この投稿にファンからは「広告見にいきます♪」というコメントが多数寄せられました。また「流石ビューティーゴルファー」「普通にモデルやん」「雪肌精、使ってます」といった声も見られました。
いかがでしたか? ぜひ安田プロのツアーでの活躍をチェックしてみてくださいね!
【参考】
※oo_______yuka/Instagram
2024年04月29日 05:55
◆女子プロゴルフツアー パナソニックオープン 最終日(28日、千葉・浜野GC=6669ヤード、パー72)
首位タイで出た本格参戦3年目の天本ハルカ(25)=フリー=が7バーディー、1ボギーの66で、大会記録の通算19アンダーでツアー初優勝。プロテストに4度失敗した苦労人が1998年度生まれ「黄金世代」で15人目の優勝者となった。今季9試合目で全体1位のトップ10入り7回。得意のショットと、高校時代から師事する2001、03年賞金王の伊澤利光(56)とオフに磨いた小技で急成長を遂げた。尾関彩美悠(あみゆ、20)=JFEスチール=ら3人が2打差2位だった。
天本を女手一つで育てた母・結子さんは18ホールで付いて見守り「家族2人で、二人三脚でここまで来た。早いうちに勝ちたい、と本人も言っていたので本当に勝てて良かったです」とうれしそうに晴れ姿を見つめた。母によると娘の性格は「まじめ。遊びもそんなに行かずにゴルフ、ゴルフという感じ。プロテストが終わってやっと(ツアー生活が)スタートして、この3年間、本当に生活が楽しいようです」と目を細めた。母は仕事をしているため、幼少時には週末に祖父の家で過ごすことが多く、ゴルフ中継で宮里藍のプレーを見て「ゴルフがやりたい」と始めたという。天本は「私はプロテストに通る前も長かった。優勝という大きな結果につながり、最後あがって母のうれしい顔が見られてホッとしている」と感慨深げに話した。(岩原 正幸)
2024年04月29日 05:45
◆女子プロゴルフツアー パナソニックオープン 最終日(28日、千葉・浜野GC=6669ヤード、パー72)
首位タイで出た本格参戦3年目の天本ハルカ(25)=フリー=が7バーディー、1ボギーの66で、大会記録の通算19アンダーでツアー初優勝。プロテストに4度失敗した苦労人が1998年度生まれ「黄金世代」で15人目の優勝者となった。今季9試合目で全体1位のトップ10入り7回。得意のショットと、高校時代から師事する2001、03年賞金王の伊澤利光(56)とオフに磨いた小技で急成長を遂げた。尾関彩美悠(あみゆ、20)=JFEスチール=ら3人が2打差2位だった。
夏日の混戦を抜け出し、格好良く初優勝を決めた。18番パー3。天本は第1打を右のバンカーに入れたが、最後は2・5メートルのパーパットを沈めた。何度も右拳を揺らし「なかなか実感が湧かず、フワフワしているけどうれしい」と喜んだ。
通算79戦目で自身初の最終日最終組。3人が並ぶ首位で出て3番で一歩抜け出すと、8番から怒とうの5連続バーディーを奪った。一時は4打差。13番ボギーなどで後続に1打差に詰め寄られた17番で2メートルを決め、突き放した。「ひと安心した。(18番のパットは)すっきりした気持ちでラインも見えていた。自信になった」と息詰まる終盤を回想した。
98年度生まれ、黄金世代で通算15人目のV。3月に臼井麗香(25)が勝ち「周りから『次は(今季好調の)ハルカの番だね』と言われ、重圧もあったと思う」と母・結子(ゆいこ)さん(54)はまな娘を思いやった。昨年までは5位が最高だった天本は「同世代に刺激をもらっていた。いつか追いつこう、追い抜こうと、まずは1勝できた」とかみ締めた。
21年11月。5度目のプロテスト挑戦でようやく合格した。「5回目で通らなかったらやめようと母とも約束していた。皆合格して、焦りもあった」と当時の心境を口にした。「テストの経験は今でも生きている。決して無駄ではなかった」。昨年は初シード。本格参戦3年目の今季はトップ10の常連にまで飛躍を遂げた。
オフは、高校時代からの師匠・伊澤=写真=の指導で30〜40ヤードのアプローチを磨いた。「勝てる選手だから。上を目指して頑張れ」と励まされ、「最高の教材」というレジェンドから学んだ。リカバリー率は昨季64・2%(ツアー29位)から71・7%の同5位まで改善し、パーセーブ率89・9%は今季堂々の3位。「もったいないミスが減り、安定してアンダーが出せている」と分析する。
国内メジャー初戦、ワールドレディスサロンパスカップ(5月2日開幕・茨城GC東C、報知新聞社後援)に向けては「明日(29日)から練習ラウンドして、しっかり準備したい」と言葉に力を込めた。「今季は複数回優勝目指して頑張りたい」。遅咲きの25歳は、メジャーの大舞台でもV争いに加わる。(岩原 正幸)
◆1998年度生まれの「黄金世代」
米ツアー6勝で日米11勝の畑岡奈紗、国内10勝の小祝さくら、同8勝の勝みなみ、日米7勝の渋野日向子、国内5勝の原英莉花ら。天本は、3月のアクサレディス宮崎を制した臼井麗香に続く15人目のツアー優勝者。優勝15人は国内ツアー最多の世代。今季は小祝(1勝)を含め3勝。
◆天本ハルカ(あまもと・はるか)
▽生まれ、サイズなど 1998年7月23日、福岡・太宰府市。25歳。162センチ、58キロ。家族は母。
▽ゴルフ歴 8歳から始め、通信制の福岡・第一学院高卒業。19年には全米女子オープンに予選会を突破して出場。21年11月のプロテストに5度目挑戦で合格。
▽ダンス 幼稚園から小6までストリートダンスを経験した。
▽師匠 男子ツアー通算16勝の伊澤利光。高校時代に福岡のインドアスタジオに入門したのがきっかけ。今季は3月のVポイント×ENEOS(鹿児島)に同行しており、指導を受けた。
▽登録名 本名は遥香で「覚えてもらいやすいから」と登録名をカタカナに変更した。
▽ショットメーカー 今季のパーオン率77・17%は2位。「もともとはショットが苦手だったが、米女子ツアーのプレーを見てイメージを高めた」。活躍度の指標となるメルセデス・ランクは5位。
2024年04月29日 05:00
「男子ゴルフ・ISPSハンダ欧州・日本トーナメント・最終日」(28日、太平洋C御殿場C=パー70)
欧州ツアーと日本ツアーの共催で大会は行われた。
2024年04月28日 23:43
ゴルフ・パナソニックオープンレディース最終日(28日・千葉浜野GC=6669ヤード、パー72)――首位から出た天本ハルカ(25)が7バーディー、1ボギーとスコアを伸ばして通算19アンダーとして初優勝を飾った。
2打差の2位は、蛭田みな美、岩井千怜、尾関彩美悠の3人。史上初となる初優勝からの3週連続優勝を狙った竹田麗央は16アンダーで5位だった。
天本はよく「遅れて来た黄金世代」と言われる。畑岡奈紗、勝みなみら1998年度生まれで15人目の優勝者となった。ただ、早くから国内外で華々しく活躍してきた同世代と比べると、その経歴は異色だ。
プロテストでつまずいた。失敗を重ね、3回目では「本当に通るかな」と不安になった。同世代の受験者がどんどん減っていく中、「私は私だ」と切り替え、スイングや体の使い方を徹底的に見直した。そして「通らなければやめよう」と臨んだ5回目でやっとパスした。
「その5年間で培ったものは大きい」という自負がある。オフの間にグリーン周りの技術を固めたという今季は、前戦までの8試合で10位以内が6試合。最終日の混戦の中、8番で7メートルを沈めて波に乗ると、そこから5連続バーディーで一気に抜け出した。
最後は「ラインが見えていた」という2メートル半のウィニングパットを、落ち着いて沈めた。「同世代に並ぶのはまだまだ。これから追いつき、追い越せるような選手になりたい」。遠回りした時間は、未来にもつながっている。(小石川弘幸)
竹田麗央「(3週連続優勝には)届かなかったけど、3日間悔いなくプレーできた。重圧はそんなになかった」
2024年04月28日 19:45
◆女子プロゴルフツアー パナソニックオープン 最終日(28日、千葉・浜野GC=6669ヤード、パー72)
首位タイから出た天本ハルカ(フリー)が7バーディー、1ボギーの66で回り、トーナメントレコードを更新する通算19アンダーでツアー初優勝を飾った。
3番でバーディーを先行させると、8番から12番まで5連続バーディーを奪った。その後、13番でボギーも17番のバーディーで突き放した。渋野日向子、畑岡奈紗、勝みなみ、小祝さくら、原英莉花らを擁する1998年度生まれ「黄金世代」では、3月の臼井麗香に続く15人目の初優勝者誕生となった。
蛭田みな美、岩井千怜(ちさと)、尾関彩美悠(あみゆ)の3人が2打差の17アンダー2位で並んだ。
初優勝から3週連続Vの史上初の快挙が懸かっていた竹田麗央(りお)は16アンダーで、河本結と並んで5位だった。
首位で出た佐久間朱莉は70で、15アンダーの7位となった。
天本ハルカ「なかなか優勝した実感がわかなくて、フワフワしているけど、一言うれしいです。(黄金世代としての優勝)まだまだ同世代にたくさんの選手がいる中で、私は3年目だけど、これからどんどん追いつけるような、追い越せるような選手になりたい。(母が初優勝を見守り)私はプロテストに通る前も長かった。優勝という大きな結果に結びついて、最後あがって母のうれしい顔が見られてホッとしている。(今後の目標)開幕戦から優勝を目指してやってきて、達成することができた。今シーズンはもっと上にいけるという気持ちをもって、複数回優勝を目指してこれからも頑張りたい」
2024年04月28日 17:50
◆男子プロゴルフツアー ISPSハンダ 欧州・日本トーナメント 最終日(28日、静岡・太平洋C御殿場C=7262ヤード、パー70)
3打差8位から出たホストプロの桂川有人(国際スポーツ振興協会)が7バーディー、ボギーなしの63をマークし、通算17アンダーで逆転優勝を飾った。
日本勢では青木功、松山英樹、久常涼、星野陸也、中島啓太に続く6人目の欧州ツアー制覇。同ツアーの今季残り試合と、来季から2026年までの2シーズンのシード権を獲得した。
串田雅実キャディーは桂川を一言で表すなら「漢(おとこ)」と言い切った。「有人はあれだけ謙虚で、背中で語るタイプ。魂レベルが高い、器がでかい。かっこいいし、リスペクトできる」と人間性をたたえた。
最終日の18ホールについて、「淡々と、いつも通り」のサポートを心がけた。優勝が決まると「ヨーロピアンツアーだからね。かっこいいよ。それにしてもパターがよく入ったなと」と笑顔がはじけた。
10番のティーグラウンドで「雅実さん、どう思います?」と聞かれた。「ドライバーで行っちゃえよ」と背中を押した。結果はバーディーで、単独首位に浮上した。串田さんは「少しは力になれたかな」と照れ笑いを浮かべた。