2024年04月16日 21:37
「楽天6−2オリックス」(16日、楽天モバイルパーク) オリックスは今季初の3連勝とはならず、楽天に敗れた。 楽天キラーの田嶋がまさかのKOだ。2点の援護点をもらった初回。上空から雨が降り注ぐ悪天候の中でマウンドに上がった左腕だが、小郷、村林をいきなり連続四球。続く浅村に左中間へ同点とされる2点適時二塁打を許した。 その後、1死三塁で阿部の打球が三塁へ。西野が本塁に悪送球し、勝ち越し点を許してしまった。二回、三回にも1失点ずつし、先発投手今季最短の3回7安打5失点(自責4)で降板した。 中嶋監督は「先制後、(先頭打者の四球が)全てでしょ。完全にチームのリズムを狂わせたというか」と苦言。「本当にリズムを作っていかないといけないところを、そういう形でやってしまったというのは、田嶋に関しては大いに反省してもらわないといけないでしょうし」と語気を強めた。
2024年04月30日 08:00
「広島(降雨中止)阪神」(29日、マツダスタジアム)
阪神は広島とのカード初戦が雨天中止となった。西勇が先発予定だったが、岡田監督はスライド登板をさせず先発ローテを再編させる方針を明かした。一問一答は以下。
−雨天中止に
「しゃあないよ。雨でも慣れとったけどな」
−西勇は
「西はあれや、(次カードの)巨人戦にいかすよ。もう、あしたあさっては普通通りにいくよ。ローテーション通りに」
−門別はブルペンに戻る
「いやいや、いまの予定ではだから、大竹を(5月6日からの)広島にあてようと思って。広島も嫌がっとるしな、大竹を。だから、今度の広島も折り返しになるからな、このメンバーがな。中6でいくとな。だからちょうど、大竹もちょっとな間隔あけてもええわと思って。詰めるんちゃうんやから。まあ、西はいつでもいけるからな。西は巨人にもいいし。だから西は巨人戦にいくよ。大竹をちょっとずらそうかなってな」
−門別も巨人戦
「門別はそら普通通りいくよ。そんなんわ」
−金曜が門別で土曜が西勇
「そらそうやん。(5月3日は)長嶋茂雄デーやのに、そら門別いかんと」
−岩崎、ゲラはこのまま流動的に
「おお、そんなすぐにカチッとはめる必要もないしな」
−ゲラは思った以上に応えてくれている
「思った通りにやってるよな」
2024年04月30日 07:36
球団発表…大谷は同社の広告モデルを務めている
ドジャースは29日(日本時間30日)、化粧品メーカー「コーセー」と複数年のパートナーシップ契約を結んだと発表した。本拠地・ドジャースタジアムのビジョンなどに広告が掲載される。
大谷は2023年から同社のブランド「コスメデコルテ」の広告モデルに起用されている。3月には東京・表参道などに期間限定のポップアップストアがオープンするなど、大谷が登場する広告が多数掲載されていた。
ドジャースは「ドジャースと株式会社コーセー・コーポレーションは複数年契約を発表しました。この契約に伴い、コーセーのメッセージをシーズンを通じてドジャー・ビジョン(バックスクリーン)で目立つよう紹介します」と発表した。
ドジャースのロン・ローゼンCMO(チーフマーケティングオフィサー)「コーセーとドジャースはお互いのブランド・アイデンティティを新たな市場に拡大する機会を提供します。この旅に乗り出すにあたって、コーセーに心からの感謝の意を表明します」とコメントした。
同日には伊藤園が「お〜いお茶」の広告に大谷を起用する契約を結んだと発表。22日(同23日)にはドジャースは100円ショップ大手のダイソー(株式会社大創産業)と複数年契約を結んだと発表するなど、連日チームと大谷が日本企業と契約を結んでいる。(Full-Count編集部)
2024年04月30日 07:30
キャッチボールを行う大谷翔平の側で、アイアトン通訳が“壁”に
ドジャース・大谷翔平投手の新相棒の“献身的な姿”が注目されている。キャッチボールを行う大谷を守る様子に、ファンは「用心棒して、大忙し」などとコメントしている。
25日(日本時間26日)にナショナルズパークの外野で大谷が約20メートルの距離でキャッチボール。その脇でキャッチャーミットをはめた新通訳のウィル・アイアトン氏の姿があった。
チームが打撃練習中だったこともあり、真剣な表情で大谷を打球から守っていた。自身の頭上を越える当たりには、しっかりと後方の大谷に声をかけ、注意を呼びかけていた。
この様子にSNS上にはファンから「素晴らしい通訳ですからね」「データ分析して、通訳して、用心棒して、大忙し」「翔平さんをどうかよろしく」といったコメントが寄せられてた。
大谷は、この日のキャッチボール後はグラウンドにとどまり、フリー打撃の打球を処理。外野手用のグラブを着用し、キャッチしたボールは下手投げで返球していた。(Full-Count編集部)
2024年04月30日 07:20
カナダ・トロントで日本メディアにクリームパンが配られた
ブルージェイズの菊池雄星投手の妻で、元フリーアナウンサーの瑠美夫人が28日(日本時間29日)のドジャース戦で、日本メディアへ日本の製パン企業が作った菓子パンを差し入れ。
2024年04月30日 07:10
今季からエンゼルスに加入していた
エンゼルスは29日(日本時間30日)、アーロン・ヒックス外野手をDFA(事実上の戦力外)としたことを発表した。代わってデービス・ダニエル投手を昇格させた。
34歳のヒックスは、ヤンキース時代の2018年には27本塁打をマーク。同年オフにヤンキースと7年7000万ドル(約110億円)の契約を結んだが、その後成績は下降し、2023年開幕後にFAとなった。その後はオリオールズに移籍し、打率.275、7本塁打31打点をマークしてリーグ優勝に貢献した。
今季からは、大谷翔平投手が抜けた打線を補強するために、エンゼルスが獲得。スプリングトレーニングでは19試合に出場して打率.313、2本塁打6打点、OPS.973と結果を残していたが、シーズンでは打率.140、1本塁打5打点に終わっていた。
またエンゼルスは昨日メジャーデビューしたザック・クリストファク投手をオプション降格させ、コール・タッカー内野手とメジャー契約を結んだ。(Full-Count編集部)
2024年04月30日 07:10
◆ 「しっかり守らないとね」
DeNAが中日に11-1と一方的にやられ、借金も4まで膨らんだ。この日先発したアンドレ・ジャクソンは4回5失点KO。後を継いだ森唯斗も中日打線の勢いに飲まれ、2回6失点と精彩を欠いた。打線も中日先発の松葉貴大の前に1点を返すのがやっとの状態で、あっさりと完投を許してしまった。
またこの日も昨季ゴールデン・グラブ賞を獲得した桑原将志のサードへの送球が暴投となり、ボールが3塁ベンチ前を転々とする間エラーで1点献上。その他にも中田翔のライト前にふらふらと上がった打球に対し、度会隆輝がダイビングしながらもボールを逸らすなど、不味いプレーも散見された。
守備の乱れに対し、29日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』でMCを務めた館山昌平氏は「やっぱり取れるアウトが取れないというとこですよね。ベースカバーのところであったり、あとは度会選手の判断ミスであったりといったところが、ちょっともったいなかったなと思うんですけど」と苦言。
また解説者の平松政次氏も「度会の守備は、非常に難しいところだろうと思うんだけどもね」とENEOSからプロでも後輩をかばいながらも「しっかり守らないとね。もう本当に失点につながるんでね」とOBとして修正を求めた。
今シーズンは、ワースト2位タイの阪神とヤクルトのエラー数12を6つも上回る18を記録してしまっているDeNA。失点も105とミスに直結している現実もあるだけに、早期の対策が必要になってくる。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』
2024年04月30日 07:10
オリックス・芦田丈飛、覚悟の「この1年で最後」から入団の真相
プロの厳しさと、先入観で判断しないことを教わった。オリックスに育成ドラフト4位で入団した芦田丈飛投手は、元ロッテで活躍した清田育宏氏から大きな教訓を得た。清田氏とは1年間、独立リーグのルートインBCリーグ・埼玉武蔵ヒートベアーズで同じユニホームを着た。
「はじめは、自分(清田氏)の最後の野球生活を過ごすためにヒートベアーズへ来られたと思っていたのですが、野球に取り組む姿勢を見て考えを改めました」。芦田は清田氏本人に詫びるかのように、反省の言葉を口にした。
千葉英和高-国士舘大-社会人・オールフロンティアを経てBC埼玉に入団した芦田が、そう思っても仕方がない部分もあった。清田氏は東洋大-NTT東日本を経て、2009年にドラフト4位でロッテに入団。2015年には主に「1番・右翼」で130試合に出場し、打率.317(リーグ4位)、15本塁打、67打点、15盗塁でベストナイン、ゴールデン・グラブ賞に輝き、2016年には侍ジャパンに選出された巧打の外野手だった。
しかし、コロナ禍に球団内規違反を行い、2021年にロッテから契約解除となった。2年ぶり現役復帰となった2023年3月のBC埼玉への入団会見では「もう1度、僕を応援してくださった方々にユニホーム姿を見せたいと思い、最後やらせてくださいとお願いしました」と語っていた。
清田氏は「1年間全力でやって、若い子の見本になれるように、そして若い子たちが今後プロに行けるように、僕も技術を教えたりしていきたいと思います」と続けたのだが、社会人野球を1年で辞め、プロ入りの夢を叶えるために1年限定で独立リーグに飛び込んできた芦田には、当時37歳の清田の後半の言葉は心に届かなかった。新人投手5人が同学年、清田氏は古巣の野手コーチ就任で「僕も頑張らなくては」
ところが、練習に合流した清田氏は芦田らに「僕は1年間、君たちに野球を教えるためにやってきた」と宣言。練習では常に先頭に立ち、若い選手らがアドバイスを求めると、自らプレーを見せて打球の処理などを示してくれた。大学途中で外野手に転向するまで投手だった清田氏は、投手陣にもアドバイス。ブルペンでは打席に立って球筋や球種を確認したうえで、打者心理も含めた助言は芦田らにとって貴重なものだったという。
当時23歳でチームの年長者だった芦田が、若手選手の模範になろうと守備練習の先頭に立ちベンチの最前列で声を出し続けたのは「この1年で最後」という覚悟の思いと、清田氏の姿勢に刺激を受けたからだった。
芦田は、2023年に38試合に登板。鋭く落ちるフォークを武器に39回1/3で38奪三振、防御率3.20。清田氏も41試合に出場し、打率.315、3本塁打、23打点でチームの南地区リーグ優勝に貢献した。
オリックスに育成指名され「プロに入れるなら育成でもいいと思っていた」という芦田に、清田氏は「育成で頑張ろうと思って入っても、支配下選手と一緒にプレーしていくことに満足してしまう選手が多い。周囲に流されず、自分を見失わないことが大切だよ」と、現状に満足することなく継続することの大切さを説いてくれた。
今年のオリックス新人12選手のうち、6人は社会人出身で投手5人はいずれも同学年。5位の高島泰都投手、6位の古田島成龍投手は開幕1軍入りを果たし、7位の権田琉成投手もオープン戦に登板している。芦田は「キャンプを一緒に過ごしたのでみんなの力はわかっていますから、3人が活躍すれば希望は見えます」。清田氏は今年3月20日、BC埼玉の野手コーチに就任した。「僕も頑張らなくては……とめちゃくちゃ思います」。恩返しをするためにも、支配下選手登録を目指す。(北野正樹 / Masaki Kitano)
2024年04月30日 07:00
◆ セ・リーグ単独トップの6号
中日がDeNAを投打に圧倒。
2024年04月30日 06:50
◆ 「12球団1と言っていいぐらいの破壊力になる」
ヤクルトが巨人相手に9-0と大勝した。この日は序盤からヤクルト打線が巨人先発のフォスター・グリフィンに襲いかかり、4回までで8得点と爆発。最終的には16安打9得点と打線の好調さが目を引いた。
その中でも3回に山田哲人がレフトへ、4回には村上宗隆がライトへと“チームの顔"のアーチ共演が見られたことに、29日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』でMCを務めた館山昌平氏は「チームの打撃成績がいいわけですけど、その中でもやっぱり今日はね、 山田選手と村上選手のアベックホームランですよ。やっぱりファンは待ち望んでたと思うんですよ」と言及。
解説を務めた笘篠賢治氏も「オープン戦の時にこの2人のアベックホームランがどれだけ見れるかってことを、言った覚えがあります。やっぱりこの2人が打ってくれると得点力が上がりますから。12球団1と言っていいぐらいの破壊力になりますからね」と打線の起爆剤になると説いた。
両ヤクルトOBも喜んだ今シーズン初のYM砲のアベックホームランは、ここまで打率.253、ホームラン17、得点102と全てリーグトップの燕打線が、さらに活発になるきっかけとなるかも知れない。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』
2024年04月30日 06:40
敵地・Dバックス戦に「2番・DH」で出場
■Dバックス ー ドジャース(日本時間30日・アリゾナ)
ドジャース・大谷翔平投手は29日(日本時間30日)、敵地・ダイヤモンドバックス戦に「2番・指名打者」で出場する。3戦ぶり8号に期待がかかる。
前日28日(同29日)の敵地・ブルージェイズ戦では、大ブーイングの中、3試合ぶり無安打に終わった。4打数無安打で打率.336、OPS1.038。チームは連勝が6でストップした。
ダイヤモンドバックスの先発はトミー・ヘンリー投手。大谷との対戦成績は2打数1安打1本塁打1打点1四球。エンゼルス時代の昨年6月30日(同7月1日)に、自己最長493フィート(約150.3メートル)の一発を放っている。
26日(同27日)のブルージェイズ戦で今7号を放ち、沖縄生まれのデーブ・ロバーツ監督の持つ球団日本出身選手最多本塁打記録に並んだ。豪快な一発で記録更新なるか。(Full-Count編集部)
2024年04月30日 06:40
◆ セ・リーグトップの4勝目
ヤクルトが連勝中の巨人を投打に圧倒。9-0の大勝でカード初戦をモノにした。この日は先発したミゲル・ヤフーレの快投が光った。序盤から味方打線の援護をもらうと、5回に先頭の岡本和真にヒットを許すまでパーフェクトピッチングを披露。その後も安定感バツグンの投球で巨人打線を翻弄し、94球被安打3の内容で球団外国人史上初となる“マダックス"の偉業を達成した。
29日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で解説を務めた平松政次氏は「前回は良くなかったんですけども、今回はちゃんと調整してきましたね。私は初めて見たときから、このピッチャー絶対活躍すると言ってましたから」と自らの目は確かだったと再確認。この日MCを務めた館山昌平氏も「チェンジアップが非常にいいんですよね。150キロ超えるボールはないんですけども、 ストレートとの見分けがつかない、球速差が5キロぐらいしかないチェンジアップでバッターを打ち取っていくんですよ」と変化球の精度の良さに舌を巻いていた。
もう一人解説者・笘篠賢治氏は「右バッターの胸元にガッとくるようなストレートをうまく使いながら、ベース板をすごく広く使えている。そして自滅しないコントロールをしっかり持っている。すごく威圧感があるようには見えないんですよ。だから巨人からすると、打てそうで打てないっていうのがずっと続いてたと思いますね」と巨人打線を術中にハメた投球術を絶賛していた。
圧巻投球でセ・リーグトップの4勝目を挙げた右腕。頼もしい新戦力がヤクルトを引き上げていく。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』
2024年04月30日 06:30
◆ 「もう本当に凄いですよ」
ソフトバンクは29日、柳田悠岐が劇的なサヨナラ3ランを放ち今季最長の6連勝を飾った。
2024年04月30日 06:20
◆ 「すべてが詰まった良いプレーでした」
日本ハムは29日、オリックスとの試合(エスコンF)に1−0と勝利。両チーム合わせて7安打のみと手に汗握る投手戦となったこの試合で、日本ハム・田宮裕涼が守備で光った。
3回に、持ち前の“ゆあビーム”で渡部遼人の二盗を阻止。5回には無死一塁の場面で渡部の犠打が小フライになると、あえてワンバウンドで捕球をして一塁へ送球し、まず1アウト。このプレーでスタートが遅れた一塁走者・紅林弘太郎は一・二塁間で挟まれてタッチアウトとなった。
29日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』では、田宮のこの頭脳プレーが話題に。番組に出演した笘篠賢治氏は「非常に冷静でしたね。セカンドに投げたくなるんですけど、周りが見えているからこそ、あそこで一瞬間をおいて一塁でまずアウトを取ろうと考えることができてますよね。それと、ここ最近ですが1点差のゲームを守り切れているということが非常に自信になっていると思いますね」と冷静な判断を高評価した。
また同番組に出演した館山昌平氏は「9番打者にフォアボールを出した後だったんですよね。チームを救ったプレーでしたし、エスコンフィールドの天然芝の特性を活かして、しっかりと大事に捕球をしていますので、すべてが詰まった非常に良いプレーでした」とこちらも田宮のプレーを手放しで称賛した。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』
2024年04月30日 06:10
◆ 「吉井監督が我慢をしたかもしれないですけど…」
ロッテは29日、楽天との試合(ZOZOマリン)に6−8と逆転負け。先発の種市篤暉が6回途中5失点と誤算だった。
序盤に4点の援護を貰った種市だったが、勝ち投手の権利を得て迎えた6回に、1番・小郷裕哉に右前適時打を打たれ1点差に詰められる。続く2番・村林一輝は見三振に抑えるも、3番・浅村栄斗に四球を与え一死満塁となったところで、吉井監督から交代を告げられた。
後を継いだリリーフ陣も楽天打線の勢いを止めることができず逆転負け。種市は6回途中121球、6安打7四球、5失点と試合を作ることができなかった。
29日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』では、種市の交代のタイミングについて話題に。番組に出演した笘篠賢治氏は「6回ですけど、ロッテの継投がちょっと遅れたと思うんですよ…」と話を切り出すと、
続けて「もちろん、種市がこれから育っていく、本物になっていくために吉井監督が我慢をしたかもしれないですし、この試合では澤村がベンチを外れていた事も理由の1つなのかもしれないですけど、フォアボールが出た時点で早めに継投してあげた方が、後ろの投手もピンチでマウンドに上がらず、もっと楽だったと思うんですよね…。種市もフォアボールが絡んだり自ら自滅してしまった形で勝ち星を逃してしまいましたよね…」とロッテベンチの継投の遅れについて指摘した。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』
2024年04月30日 06:00
広島・野間峻祥外野手(31)が29日、天敵・村上攻略へ闘志を燃やした。この日、予定されていた阪神戦は雨天中止。仕切り直しとなる30日の同戦は相手先発が村上に決まった。相手右腕には昨季からCSファイナルSを含めて4連敗中だが、野間自身は現在打率リーグ2位で得点圏打率は同トップ。頼れる男が難敵を打ち崩す突破口を切り開く。
大型連休中のマツダスタジアム初戦は、降り続いた雨に遮られた。勝率5割からの貯金生活へ、重要な阪神戦。室内練習場で汗を流した野間は30日の相手先発・村上に対し「いい投手なので少ないチャンスになると思いますし、そこでいい結果が出るように」と攻略に意欲をのぞかせた。
村上との今季初対戦は9日、甲子園での一戦。野間は「1番・中堅」で先発出場したが3打数無安打に封じられた。「あの日は(村上が)コーナーコーナーにしっかり投げ切っていた」と印象を振り返った。
結果的に同戦でチームは相手右腕に7回2安打無失点に封じられ、白星を献上した。村上には昨年7月28日からCSファイナルS初戦を含めて4連敗中。黒星を喫した4試合全てクオリティースタート(6回以上自責点3以下)を許している。難敵だと肌で感じているからこそ「本当、1球に集中して入らないといけないのかなと思う。その中で球数を投げさせられるように」と粘り強さも押し出して、必死に食らい付いていく。
打ち崩すことが簡単ではない相手だが、野間自身も負けていない。ここまで打率はリーグ2位の・307で得点圏打率は同トップの・500。上位打線を担う好調な男が攻略の突破口を切り開けば、勝機は見いだせる。
チャンスでの高打率には「たまたま、というのもある」と意に介さず「その中で最低限いい結果を出せるように、しっかり頭の中を整理して、いいアプローチができたら」と流れを自軍に呼び込む快音を響かせることにフォーカスした。
出色の働きぶりを新井監督も認めている。「出塁もできるし、つなぐこともできて得点圏でもいい仕事をしてくれる。球数を投げさせることもできるし、(そういう選手は)なかなかいない」と称賛を惜しまない。
積極的に仕掛けつつ、粘って四球も選べる打撃の多彩さも持ち味。「本人に自信がないとできないと思う。今はどのチームも点を取るのに苦労している状況だけど、そういった中であれだけの打撃ができるのは他チームを見ても少ないと思う。それぐらい、こちらにとっては頼りになる選手」と攻撃陣に欠かせない存在だと強調した。
「一打でも多くチームの勝利に貢献できるように」と野間。天敵撃破の足掛かりをつくり、チームを上位浮上へと導く。