2024年07月02日 15:15
「ボクシング・10回戦」(7月7日、両国国技館) WBA世界スーパーフライ級王者・井岡一翔(35)=志成=とIBF王者フェルナンド・マルティネス(32)=アルゼンチン=の統一戦のセミファイナルでウィーラウット・ヌーレ(タイ)と対戦するWBA世界バンタム級2位の堤聖也(28)=角海老宝石=が2日、東京・江古田のDANGANジムで公開練習を行った。 ウィーラウットの映像を「20秒くらい見た」という堤は「しっかりリターンを返してきたり、ちゃんとボクシングができる選手」と、印象を説明。戦績4勝(2KO)1敗で今年4月、西岡伶英(川崎新田)に判定負けしている格下だが、「先週くらいから怖さとか恐怖心とか、いつものような緊張感を持って望むようにできてきた。こういう時は思いがけないハプニングが起きるから。切るかもしれないし、頭をもらって負傷ドローとか、そういう怖いことが起きるかもしれない。そういう不安を持ちながら、自分自身を詰めていくことができている」と油断はない。 「いいところを見せようとしてボクシングしちゃうと、あまりいいパフォーマンスはできない。ちゃんと組み立ててボクシングしたい。早く終わらせようとか考えると空回りすると思う。組み立てて考えるボクシングの面白い部分を見せていけたらと思います」と、落ち着いて試合への意気込みを語っていた。
2024年07月04日 16:52
1分間最強を決める格闘技イベント「BreakingDown(ブレイキングダウン)」の人気選手で、ラグビー系YouTuberのノッコン寺田が3日、自身のXを更新。韓国版のBDともいわれる「FIGHTER100」の日韓戦前日会見で大乱闘が繰り広げられた動画を投稿した。
韓国の元極道戦士、キム・ジェフンとともに会見に出席したノッコン。動画では日韓選手同士が大乱闘で怒声が飛び交い、騒然となる様子が収められ、ノッコンは「コイツらマジでイラつくわ 韓国に日本人連れていったら、むちゃくちゃ罵倒してくるしむちゃくちゃしてくる なんでコイツらってこんなんやねんマジイライラしてくる」と、つづった。
その後、ノッコンのYouTubeチャンネルで公開された詳細動画では、韓国の超危険人物と紹介された“ゴボウ社長”に挑発された醤油ニキがペットボトルを投げつけて大乱闘に発展。ゴボウ社長は関係者に抱えられた醤油ニキに背後から蹴りを見舞い、さらにいざこざに。醤油ニキは「お前潰すからな」と、吐き捨てていた。韓国からは“スケバンネキ”、“コリアンハンニバル”といった異名を持つ選手が登場した。
YouTubeのコメント欄では「日本人のほうが態度悪くてほんと恥ずかしい」、「これが日本人の代表だと思われると悲しいですね」と、日本側に批判的なコメントが相次いだ。ノッコンは自身のXで「むちゃくちゃ日本が批判されてるけど、韓国のやつらがずっとニヤニヤしながら明らかに俺たちをバカにした態度してたら、そら俺らも黙ってられへんと思わへんか」と、反論していた。
2024年07月04日 16:20
頸髄完全損傷でリハビリ中の帝王・郄山善廣(57)の支援大会「TAKAYAMANIA EMPIRE 3」(9月3日、後楽園ホール)のメインイベントとして、鈴木みのる(56)と柴田勝頼(44=AEW)のシングルマッチが決定した。
郄山は17年5月4日のDDT大阪大会の試合中、回転エビ固めを仕掛けた際に頸髄を損傷。プロレス界の有志による支援大会が2回開催されたが、2019年8月26日に後楽園で行われた「EMPIRE 2」を最後に、コロナ禍の影響で開催が見送られていた。
この日の会見には、郄山所属会社社長の石原真氏とみのるが出席。石原氏から「体の麻痺が以前よりよくなっているということは正直ない状態です。ですが、本人は元気です。現在も前向きにリハビリに進んでいる状況です。本人からは『頑張っている』とか、そういう言葉を使わないでくれと言われてます。普通に黙々とリハビリをやっていると伝えてくれと言われています」と郄山の現状が報告された。妻・奈津子さんの運転で外食や映画、江ノ島の海を見に行ったりしているが、長時間の外出はまだできていないという。
同大会のポスターには「帝王降臨」の文字もあるが、郄山の来場に関しては「体調(次第)じゃないですかね。本人はいつでも来たいという気持ちは常々あるのですけど、今ここでお約束はできないです」(石原氏)と説明された。
大会は全5試合とトークショーが行われる。メインでは2017年3月の新日本尼崎大会以来となるみのると柴田とのシングルマッチが実現。みのるは「メインベントに関しては、俺がぜひ郄山に見せたい試合だし、見てほしい試合だし、郄山に俺と柴田の試合を見せつけたいというのが一番大きな点かなと。郄山に『どうだ、俺元気だろ』って自慢してやろうと思います」と盟友への思いをのぞかせつつ「俺と柴田のシングルマッチをやるしかないんだろうなというちょっと運命めいた気はしてます。すげえプロレスをやらなければいけないなという」と闘志を燃やした。
5年ぶり3回目の支援大会へ向けみのるは「哀れんでほしくてこういうことを発表してるわけじゃないし、かわいそうだなと思ってほしくていろいろ言っているわけではない。みんなの声で郄山に生きる活力を与えたくてやっているので」と強調。「プロレスファン、郄山ファンの人たちに言いたいのは『俺の力で郄山を立ち上がらせてあげよう』、『俺の気持ちで郄山に生きる元気を与えてあげよう』、『郄山VSドン・フライですごい勇気をもらったからちょっと返そう』、『郄山VS小橋(建太)で感動したからちょっと返そう』、そんな気持ちでいい」と支援を呼びかけていた。
2024年07月04日 16:08
「ボクシング・10回戦」(20日、両国国技館)
WBA世界バンタム級4位のジョナサン・ロドリゲス(25)=米国=と初の10回戦で対戦するWBA7位、WBO10位の那須川天心(25)=帝拳=が4日、都内の帝拳ジムで公開練習を行い、シャドー2ラウンド、ミット打ち3ラウンド、スパーリング2ラウンドを披露した。
1月以来の試合となる天心だが、「心技体全て整えてきた自信もありますし、やるべきことを一日一日大切に作り込んできたという自負があるので、そこを今回の試合で見ていただければうれしい。一個一個できないことをできるように納得できるまでやっているので、ひたすら成長しているというの(実感)は毎日毎日ありますね。どのパンチでも当てれば倒れる、そこの精度を挙げてきたので、1、2、3(戦目)と、どんどんどんどんスタイルもパンチの質も変わってきているので、ホントにガラッと進化して、ちょっと那須川天心もうそろそろヤバいなって思ってもらえる試合になるかな」と、その間の練習の成果をアピール。
初の10回戦にも「(イメージは)できていますね。しっかりと10ラウンドやっても、これだったら12(ラウンド)行っても大丈夫じゃないって思ってもらえるような仕上がりはできています」と、適応に自信を見せた。
この日のスパーリング相手は昨年8月に西田凌佑(27)=六島=とIBF世界バンタム級王座次期挑戦者決定戦を争った現WBO3位、IBF4位のクリスチャン・ヒメネス(24)=メキシコ=。もう1人のWBCスーパーバンタム級19位のヘスス・アレチガ(24)=同=ともども天心のスパーリングパートナーを務めてきた。
天心は「めちゃくちゃ強くて、今までにない、試合以上の経験ができている。トレーナーや選手にスパーの方が試合よりずっときついよと言われていてたんですけど、今までは正直ちょっとナメてたんですけど、本当だなと。どの距離もできるので、距離感だったり間合い、プレッシャーのかけ方とかなかなか読ませてくれないところが常にあるので。いろいろ変えてやってくるので非常に勉強になります」と、強者とのスパーリングに手応え十分。
「パンチはいつもよりもらう機会も増えた気もしたんですけど、けっこう俺打たれ強いなって思いましたね」と、思わぬ収穫もあったという。
試合のテーマを「倒しに行くと倒せなくなると思っていて。全てタイミングで決まるなと思っているので。自分の世界で相手を飲み込む。テーマは『場を支配する』ですね」と設定。「全部対応できるようにというか、相手も高い世界ランカーなので、1個対応できていないところがあると穴を突かれて、そこばかり狙ってくるので、それがないように、全てツギハギがない、水の流れのようにやっていくことを意識していますね。流れですね。相手の嫌なところを突いていく。場を支配する、それに尽きるかなと思っています」と、説明を加えていた。
この日は左目下にあざを作っていた天心。スパーリングでパンチをガードした際、自分のグローブがぶつかったといい、「めちゃくちゃ重い自分のパンチをもらってしまって。顔で売ってるんで、さすがに困りますね。せっかくの顔が台無しですよね。すぐ消えると思いますけど、試合当日(まで残ったら)、最悪メークしてきれいに迎えます」と、天心節をさく裂させていた。
2024年07月04日 15:47
頸髄完全損傷でリハビリ中の帝王・郄山善廣(57)の支援大会「TAKAYAMANIA EMPIRE 3」(9月3日、後楽園ホール)のメインイベントとして、鈴木みのる(56)と柴田勝頼(44=AEW)のシングルマッチが決定した。
2024年07月04日 15:02
頸髄(けいずい)完全損傷の大ケガとの不屈の闘いを続けているプロレスラー・郄山善廣(57)を支援する大会「TAKAYAMANIA(タカヤマニア)EMPIRE3」(9月3日、東京・後楽園ホール)の発表会見が4日、都内で行われた。
郄山は2017年5月4日のDDT大阪・豊中大会でのリング上の事故で負った負傷のリハビリ中で「TAKAYAMANIA」の開催は2019年8月26日の「EMPIRE2」以来5年ぶりとなる。
この日の会見では、郄山の所属事務所の石原真社長がまず郄山の現状について、「首から下が動かない体の麻痺(まひ)が以前より良くなっているということはありませんが、本人は黙々とリハビリを続けています」と報告。「本人は『1か所、何かがつながれば、すごくいい感じがする。何かが変わる感じがする。そういう体の感触だ』と言っております」と明かした。
また、郄山が介護士の資格を取った妻・奈津子さんの運転のもと「映画を観に行ったり、外食したり、海が見たいと江ノ島に行ったりしています」と映画「ゴジラ―1.0」や「アイアンクロー」を劇場に観に行ったことも報告した。
さらに会見に同席した郄山にとって盟友的存在の鈴木みのる(56)は「相変わらず口は悪いです。大体、俺と話すると、レスラーの誰かの悪口、『だから、あいつはしょっぺえんだよ』とか話してます。プロレスも動画で楽しめるようになったみたいだから」と面会した際の様子を明かした。
「俺は郄山を哀れんでほしくて、こういうことを発表してるんじゃない。みんなの声で郄山に生きる活力を与えたくてやっている。かわいそうだなでなく、俺の力で郄山に立ち上がる勇気を与えてやろう。力をもらえたのを返そうと。大体、あんなに口悪かったら、全然、かわいそうじゃないですよ。弱気な言葉は全く聞いてないですね。それが俺にとっては希望の一部になってます」と鈴木。
会見では、9月3日の「TAKAYAMANIA3」の開催詳細も発表された。
全5試合が行われ、メインイベントでは、鈴木が現在、AEW所属の柴田勝頼とシングルマッチで対戦する。特別ゲストには、武藤敬司さん、山崎一夫さん、小橋健太さん、高木三四郎という郄山さんゆかりのレスラーが参戦。武藤さん参加のトークショーも行われる。
エキシビジョンマッチ以外では、2017年のリング上で負った頭部硬膜下血腫の大ケガ以来初の日本マットでの試合となる柴田は「9月3日、 メインで鈴木選手とのシングルマッチを務めさせていただくことになりました。大変、光栄かつ郄山さんのために試合で協力できる機会が訪れたこと、そして日本で試合ができる場所を与えて下さったことに感謝の気持ちでいっぱいです。決して医学では説明できないエネルギーがプロレスのリングには存在するのです。そのエネルギーをリングの上から、郄山さんの細胞にしっかり届くようなプロレスをして、少しでもいい刺激になれるように気合を入れて戦います」とコメントを寄せた。
会見では、この柴田の言葉を受けての郄山の「柴田の言葉を受けて、ますます期待が高まりました。オレが嫉妬してリング上に殴りに行きたくなるような試合を期待しています」との言葉も紹介された。
この言葉を受け、鈴木は「5年ぶりの大会がやっと形になり、対戦カードも決まりつつある。カードは郄山の意見が反映されているんだよ。メインは俺が郄山に見せたい、見せつけたいという試合。。郄山に俺、元気だろと見せつけたいんだ」と気合たっぷり。
相手の柴田については、「柴田のいるアメリカでの対戦の話もあったけど、今回、こういう形でリングに上がることになって、運命めいた気はしています。プロレスをやらなければいけないという感じですかね」ときっぱりと言うと、「柴田は死に損なって今も生きている。この試合は『生きる』がテーマになると思う。俺はそれがテーマでリングに上がっている。俺は命ががある限り生き続けたいと思ってるし、それは柴田も一緒だと思う」と続けた。
最後に大会当日の郄山自身の参加について、石原氏は「体調次第です。本人は来たいという気持ちはありますが、お約束はできない段階です」とだけ答えていた。(中村 健吾)
2024年07月04日 12:50
全日本プロレスは4日までに13日のエディオンアリーナ大阪第2競技場で世界タッグ王者「斉藤ブラザーズ」斉藤ジュン&斉藤レイが宮原健斗、青柳優馬と2度目の防衛戦を行うことを発表した。
このほど都内の事務所で斉藤ブラザーズと宮原、青柳が会見。阪神タイガースの「背番号1」森下翔太外野手のユニホームを身にまとい登場した宮原は「ワイが満場一致で最高の男、宮原健斗や」と関西弁であいさつした。
さらに2019年に大阪で上演されたスポーツミュージカル「energy〜笑う筋肉〜vol.2」に出演した時に「大阪に3か月、んどったんや。というわけで大阪に縁があるんや」と明かし「斉藤ブラザースはんよ。あんたらの人気は東北、仙台だけやろ」と断じ「大阪のみんなは、ワイのことが好きやねん。7月13日、大阪でこの世界タッグベルトいただきますわ。おおきに」と宣言。たどたどしい関西弁を貫く宮原に迎え撃つ斉藤レイは「ボッコボコにぶっ倒してやるぜ」と勝利を宣言した。
宮原は、阪神のユニホームを着た理由を「ワイはプロレス長くやってって大阪に育てられた部分があるんや。自然と出るもんや。今日、朝起きたら、この格好使用と思い、わかりやすく言えば大阪への愛やね」と説明したが、青柳は「知らんわ」と切り捨てた。
その後、斉藤ブラザーズは兄のジュンが6月29日の茨城・鹿嶋大会で見つけたという北海道メロンゼリーをほおばれば、弟のレイは大好物のエビスビールを飲み干した。ジュンは青柳にゼリーの食リポを強要したが青柳は「メロンが苦手なんだ」と苦笑し代わりにコーヒーゼリーで食リポを敢行。青柳は「コーヒーをゼリーにしたって感じか。あまりのうまさにDOOM!されちまったぜ」と斉藤ブラザーズの物まねでリポートした。
終始、挑戦者組がペースを握り和やかな笑いに包まれた会見だったが、言うまでもなく宮原&青柳は、王道マットで最高の実力者。最強の挑戦者にレイは「おちゃらけてるというか油断を誘っているかもしれねぇが、油断は1ミリもねぇな。きっちりぶっ倒してやりたい」と警戒。ジュンも「隙を見せたら何をしてくるかわからないから、背中見せないようにしたいな」と気持ちを引き締めていた。
◆7・13大阪大会全対戦カード(試合順未定)
▼三冠ヘビー級選手権
王者・安齊勇馬 vs 挑戦者・諏訪魔
▼世界タッグ選手権
王者組・斉藤ジュン、斉藤レイ vs 宮原健斗、青柳優馬
▼世界ジュニアヘビー級選手権
王者・ライジングHAYATO vs 土井成樹
▼2point5女子プロレス提供タッグマッチ
スペル・デルフィン、スーパーW vs 枚方兄さん、フライング・ペンギン
▼タッグマッチ
鈴木秀樹、佐藤光留 vs 田村男児、井上凌
▼8人タッグマッチ
大森北斗、羆嵐、サイラス、ジャック・ケネディ vs 黒潮 TOKYO ジャパン、立花誠吾、吉岡世起、MUSASHI
▼タッグマッチ
本田竜輝、綾部蓮 vs 芦野祥太郎、ボディガー
2024年07月04日 12:00
プロレス界の“レジェンド”藤波辰爾が主宰する「ドラディション」は4日、11月22日に後楽園ホールで「DRAGON EXPO 1978」を開催することを発表した。
「DRAGON EXPO」は2022年12月1日の代々木第2体育館で開催。この時は藤波のデビュー50周年記念大会でメインイベントで新日本プロレスの棚橋弘至と一騎打ちを行った。
2年ぶりの「EXPO」開催にドラディションは「どのような邂逅が実現するのか!?」と予告していた。
2024年07月04日 11:43
米国・AEWの「AEW DYNAMITE」が3日(日本時間4日)に放送され、AEWインターナショナル王者のウィル・オスプレイ(31)がダニエル・ガルシア(25)の挑戦を退け防衛に成功した。
2024年07月04日 11:18
米国・AEWの「AEW DYNAMITE」が3日(日本時間4日)に放送され、元新日本プロレスのレインメーカーオカダ・カズチカ(36)が大暴れした。
オカダが属する「ジ・エリート」は、金網に囲まれた2つのリングで戦うチーム対抗戦「ブラッド&ガッツ」(24日=同25日、テネシー州ナッシュビル)への出場が決定している。この日の大会でマーク・ブリスコが登場しチームAEWの1人目に名乗りを上げると、ジ・エリートのジャック・ペリーが急襲。この蛮行に対しカイル・オライリーがブリスコの救出に訪れた。
しかしその背後から姿を現したのがオカダだ。オライリーをリング中央に引き寄せると問答無用のレインメーカーでKO。悠然と登場したヤングバックス(マシュー&ニコラス)がブリスコにダメ押しのEVPトリガーを浴びせ、リング上を制圧した。オカダがコンチネンタル王座、ヤングバックスがAEW世界タッグ王座、ペリーがTNT王座と、それぞれのベルトを誇示すると会場は大ブーイングに包まれた。
さらにこの日の大会ではオーエン・ハート杯トーナメントの1回戦が行われ、ジ・エリートの用意したワイルドカードとしてハングマンアダム・ペイジが復帰。ジェフ・ジャレットを下し、ジェイ・ホワイトとの準決勝に進出した。
「ブラッド&ガッツ」は5対5で行われるため、ジ・エリートは1人メンバーが足りない状態。ヤングバックスは早速5人目のメンバーとしてペイジに声をかけた。しかし過去にヤングバックスによって謹慎させられた恨みを持つペイジは「俺は子どもでも操り人形でもない。もうジ・エリートじゃないんだ」と激高して掴みかかる場面も…。人間関係は複雑化の一途をたどっており、今後の展開から目が離せなくなりそうだ。
2024年07月04日 06:12
◆新日本プロレス「NEW JAPAN SOUL 2024」(3日、後楽園ホール)観衆1225
新日本プロレスは3日、後楽園ホールで「NEW JAPAN SOUL 2024」を開催した。
第4試合の「G1 CLIMAX 34」Bブロック出場者決定トーナメント準決勝で棚橋弘至がボルチン・オレッグと対戦。昨年まで「G1」22年連続出場の歴代最多記録を持っている棚橋だったが、オレッグのカミカゼに沈み「G1」出場を逃した。
試合後、オレッグは「本当に棚橋さん、ありがとうございました。これからも本当に頑張ります。今まで棚橋さんと矢野さんに勝ったから、絶対に次も勝たなきゃいけないし、『G1』優勝しないといけないと思う」と喜びを表した。
敗れた棚橋は、バックステージで大の字になり「夏、終わりました。マジか……。すげえ逸材だと思うよ、ボルチンは。クソォ……。『G1』、優勝する予定だったんだけど。そうか、そうだな……。クソォ……」とうめき、立ち上がると「明日から、明日から来年の『G1』の準備をしようか。俺が最速でスタート切るから」と見据えた。
この日の後楽園の結果で7・5東京武道館で行なわれるトーナメント決勝は、Aブロックがタイチvsオレッグ、BブロックがYOSHI―HASHIvsニューマンに決定した。
◆7・3後楽園全成績
▼第1試合 20分1本勝負
TAKAみちのく、○上村優也、SANADA、DOUKI(9分05秒、ダイビングクロスボディ→片エビ固め)本間朋晃●、真壁刀義、永田裕志、エル・デスペラード
▼第2試合 20分1本勝負
ティタン、高橋ヒロム、○辻陽太(5分45秒、反則)金丸義信、SHO、成田蓮●
▼第3試合 20分1本勝負
○BUSHI、ティタン、高橋ヒロム、辻陽太、鷹木信悟、内藤哲也(4分43秒、ファブル)ディック東郷●、金丸義信、SHO、高橋裕二郎、成田蓮、“キング・オブ・ダークネス”EVILグ・オブ・ダークネス”EVIL
▼第4試合 『G1 CLIMAX 34』Bブロック出場者決定トーナメント準決勝戦時間無制限1本勝負
○ボルチン・オレッグ(6分50秒、カミカゼ→エビ固め)棚橋弘至●
▼第5試合 同Aブロック出場者決定トーナメント準決勝戦時間無制限1本勝負
○カラム・ニューマン(14分38秒、オスカッター→片エビ固め)KENTA●
▼第6試合 同Bブロック出場者決定トーナメント準決勝戦時間無制限1本勝負
○タイチ(19分26秒、ブラックメフィスト→片エビ固め)TJP●
▼第7試合 同Aブロック出場者決定トーナメント準決勝戦時間無制限1本勝負
○YOSHI―HASHI(26分01秒、カルマ→片エビ固め)石井智宏●
2024年07月04日 06:00
マット界随一の偏屈者鈴木秀樹(44)が、全日本プロレスの暴走男諏訪魔(47)の公認代理人に就任したと発表した。今後は対戦を呼びかけてきた中嶋勝彦(36)側との交渉窓口になる。
1日のGLEAT東京ドームシティホール大会でLIDET・UWF世界王座を獲得した中嶋は、因縁の諏訪魔を次期挑戦者に指名。これを受けGLEATの鈴木裕之社長も、全日本側と交渉に入る方針を示している。
鈴木は「コホン。諏訪魔専務から依頼を受けて代理人になりましたScemo Suzuki(シェーモ・スズキ)です」と突然自己紹介するや、「今回の件は全日本も諏訪魔専務も対応しませんので、私に連絡してください」と言い出した。ちなみに「scemo」はイタリア語でバカという意味だ…。
さらに中嶋側には「交渉のテーブルに着くのは選手以外でお願いします。諏訪魔側はこの私、中嶋選手側は鈴木社長、黒幕S、黒幕Rの3人で。3回理由なくキャンセルしたら、この話はお断りしますので」と呼びかけた。交渉のカギとなるのは「お金次第」。鈴木と諏訪魔の取り分は9対1で、諏訪魔分はパートナーである鈴木と折半する契約だとか。つまりファイトマネーが100万円だとしたら、95万円が鈴木の取り分となる。
「何かありましたらシェーモ・スズキまで。24時間オープンしてますので」。悪魔仮面ケンドー・カシンとバカサバイバー青木真也も中嶋に絡んでおり、何やら厄介な人たちが集まってきた。
2024年07月04日 05:01
6場所ぶりに幕内復帰した若隆景(荒汐)が3日、名古屋市内の部屋で稽古し、出稽古に訪れた関脇霧島との申し合いに感慨をにじませた。
2024年07月04日 05:01
「ボクシング・WBC世界バンタム級タイトルマッチ」(20日、両国国技館)
アストロラビオの挑戦を受けて初防衛戦を行う中谷潤人(26)=M・T=が3日、合宿先の米国から羽田空港に帰国した。滞在中は大リーグ・ドジャースの試合を2度観戦。2戦目には大谷翔平の本塁打を見たといい「海外で活躍している日本人選手を見ると、僕も海外でいいパフォーマンスを出せる環境に身を置きたいと思った」と刺激になった様子。
今回の試合のテーマは「SKY IS THE LIMIT」で「無限の可能性を感じ取ってもらえる試合をしたい」と意気込んでいた。
2024年07月04日 05:00
まさかの結末に――。新日本プロレスの3日後楽園大会で「G1クライマックス」(20日、大阪で開幕)Bブロック出場者決定トーナメント準決勝が行われ、棚橋弘至(47)がボルチン・オレッグ(31)に敗れ、大会連続出場記録が「22」でストップ。予選敗退となったエースは本紙に胸中を明かし、珍しく悲壮感を漂わせた。
NEVER無差別級6人タッグ王座を保持するパートナー・ボルチンとの準決勝。左ヒザへの一点集中攻撃でペースを握ったが、最後はカミカゼを連発され痛恨の逆転負けを喫した。G1の最多連続出場記録は、キャリアわずか1年3か月の史上最強のヤングライオンによって止められてしまった。過去3度のG1優勝を誇るエースが、祭典の舞台に立つことすらかなわなかった。
試合直後のバックステージでは「明日から、来年のG1の準備をしようか。俺が最速でスタート切るから」と前を向いたが、大会後の取材で複雑な胸中を明かした。「(記録が)途切れちゃいましたね。世代の波というか、今日のボルチンが若き日の棚橋という…。やられてコメント出し終えた瞬間に、そういえば俺が先輩に勝った時、先輩はどんな気持ちだったんだろうと、やっと思えたというか」
昨年末に団体史上4人目の選手兼社長に就任した。多忙な生活がリング上に影響している可能性はないのか。棚橋はこの問いに対し「それはないです。そういう影響があるのであれば、僕は(社長業を)引き受けていないですから。単に他の選手が僕よりももっと練習をしている。そこの競い合いで負けたんだっていうね」と全面否定する。
とはいえ5月と6月の「ALL TOGETHER」2大会、6月30日(日本時間1日)のAEWとの合同興行「Forbidden Door」と大舞台で連敗が続いている。さらにここに来て最前線の象徴でもあるG1の舞台にもたどり着けなかった結果は重い。
「この現実を受け止めますよ。そして今後の身の振り方を考えます。僕が今回の負けをどうとらえて、どういう姿を見せるか。僕もまだちょっと混乱している段階なので。やっぱりね…意地もありますから。素直に受け入れられない、一レスラーの魂がまだ残っている。今回それに気づけたので、収穫があったと思わないと」と自身に言い聞かせるかのように言葉を紡いだ。
永田裕志、天山広吉ら第3世代も40代後半でG1を卒業してきた。若手の躍進により出場権を失った今回の棚橋も、大きな岐路に立たされていると言って過言ではない。長年にわたり団体をけん引してきたエースは、もう一度輝きを取り戻せるのか――。
2024年07月03日 21:43
新日本プロレス3日後楽園大会で「G1クライマックス」(20日、大阪で開幕)のAブロック出場者決定トーナメント準決勝が行われ、YOSHI―HASHI(42)が石井智宏(48)とのCHAOS同門対決を制し決勝戦(5日、東京武道館)に進出した。
今年のG1は出場選手20選手中18選手がすでに決定し、残る2枠を争うトーナメントが行われている。準決勝で実現したCHAOS同門対決は、互いに手の内を知り尽くす者同士の壮絶な肉弾戦となった。
一進一退の攻防が続いた20分過ぎ、YOSHI―HASHIは垂直落下式ブレーンバスターをDDTで切り返す。さらにラリアート、カナディアンデストロイヤーと猛攻を仕掛けたが、カルマをドラゴンスープレックスで切り返されて逆転を許した。
張り手に対し延髄斬りで応戦されると、強烈なラリアートを浴びてダウン。それでも垂直落下式ブレーンバスターを阻止してドラゴンスープレックスで投げ飛ばすとトラースキック連発して再逆転に成功する。頂狩(変型十字架固め)をカウント2で返す驚異の粘りを見せた石井を、最後はカルマで振り切った。
試合後のリング上でYOSHI―HASHIは「石井さん、ありがとうございました。あなたの存在があったから、俺は今こうしてこのリングに立っていると思います。だからこそ石井さん、次はG1クライマックスの公式戦で俺と戦いましょう」と盟友に呼びかけた。ともあれこれでG1出場に王手。決勝戦では新鋭カラム・ニューマンと激突する。「突きつけられた現実は、泣こうが、わめこうが、文句を言おうが変わらないけど、でも! これから先の未来は俺自身で必ず変えることができる。必ず変えてみせる」と、脱落危機からの復活を予告していた。