2024年07月02日 18:30
音楽とサッカーの出会い⁉―― サッカー日本代表の応援ソングを作るアーティストのGAKU-MCさん。無類のサッカー好きで、学生プレイヤーでもあった彼が、この競技にのめり込み、離れ、そして今またサッカー界に欠かせない存在になったその軌跡。6回目を迎えた日比谷音楽祭に毎年出演を続け、会期中にフットボールに関するさまざまな発信も行なっているGAKU-MC氏に、サッカーと自身のキャリアやウカスカジーの活動についてインタビュー。 音楽プロデューサーで、ベーシストの亀田誠治氏が実行委員長を務める音楽イベント。「日比谷音楽祭 2024」は6月に開催され、世代を超えて誰もが楽しめる「フリーでボーダーレス」をコンセプトに掲げる音楽祭の運営を目的としたクラウドファンディングを行なっています。(日比谷音楽祭2024のクラウドファンディングは7月3日まで受付中) ©日比谷音楽祭実行委員会 現在はウカスカジーとして2014年に発表し、『勝利の笑みを君と』がサッカー日本代表の応援ソングとしても使われているGAKU-MCさんだが、これまでには「サッカーにそっぽを向かれてしまった苦しい時期もあった」という。 ――今ではサッカーに関するさまざまな発信や制作活動を行っているGAKU-MCさんも、サッカーとの距離を取っている時期があったそうですね。 そうなんです。高校のサッカー部でレギュラーが取れずに挫折を経験しまして、それと同じ頃に出会ったラップという音楽に傾倒していくことになりました。 自分が苦しい時期に出会ったラップは、僕のことを高めていってくれるような存在でもありましたけど、一方ではサッカーに微笑んでもらえなかった高校時代の苦い思い出を長い間引きずっていて、「サッカーなんて絶対に見ない」と心に決めて、関係する情報をシャットアウトしていた時期もありました。 対外的には「ラップが好きでサッカーをやめた」と話していましたけど、その言葉が自分には言い訳のように聞こえることがあって、悶々とした思いでした。EAST END×YURIの成功の裏で……。GAKU-MCが抱えていた挫折感 GAKU-MCさんは1990年にEAST ENDを結成。(当時はMC GAKU名義)1994年には友人で東京パフォーマンスドールの市井由理さんと組んだEAST END×YURI名義で発表した『DA.YO.NE』がヒップホップ界の初のミリオンセラーを記録。翌年はヒップホップグループとしては初の紅白歌合戦出場を果たし、セカンドシングルの『MAICCA〜まいっか』が新語・流行語大賞に選ばれるなど、社会を席巻した。 かたや同時期の1993年には日本初のプロサッカーリーグのJリーグが開幕して大ブームに……。ジーコやリトバルスキーといった世界的名選手の来日や、さまざまな関連商品が発売なども話題を呼んだが……。当時のことを振り返ってもらった。 ――GAKU-MCさんが活躍の場を広げた時期を同じくして、Jリーグが開幕しました。当時の印象を聞かせてください。 この頃から徐々にミュージシャンとしてスポットライトを浴びる機会は増えていきましたけど、それでもまだサッカーへの複雑な思いを抱えていました。当時は朝まで飲みながらクラブで過ごすような不健康な生活を送っていましたけど、それでも意図的に自分の生活からサッカーを排除するようなところがあって、サッカーの試合もほとんど見ていなかったような気がします。 ――1993年の日本代表はいわゆる「ドーハの悲劇」によって、あとわずかなところで日本がアメリカW杯出場を逃してしまいました。 ニュースなどで、カズさん(三浦知良、現アトレチコ鈴鹿クラブ)、ゴンさん(中山雅史、現アスルクラロ沼津監督)、ラモス(瑠偉)さんがうなだれている様子は見ていたんですけど……。その時はまだ“サッカー嫌い”でしたから、全力で代表チームを応援するような気持ちになれない時期でした。 ――サッカーへの思いが蘇ったのはいつ頃ですか? アトランタ五輪が行われた1996年の夏です。ふとテレビを見ると日本代表対ブラジル代表の試合がたまたま流れていて。「絶対に勝てるわけがないだろうな……」と思って見ていたら、伊東輝悦選手(現、沼津)の得点が決まり、そのまま1対0でブラジルから大金星を収めたんです。その時の感動的な試合を見ていたら、これまでのサッカーが嫌いな自分が「ダサくてカッコ悪い」ように感じられて……。そこから再びサッカーのスイッチが入りまして、その後は南アフリカ大会を除いて現地のゴール裏に出向き、日本代表に声援を送るまでになりました。 ――初出場で3連敗に終わったフランスW杯(1998年)から、目覚ましい成長を遂げてきたサッカー日本代表の現状をどのように捉えていますか? 『ジョホールバルの歓喜』(1997年)を経てフランス大会に初めて出場した時と比べたら、すごい速度で成長しているように感じます。日本サッカー界が成長していく姿を間近で見られていることが僕としてもすごく嬉しいですし、残念ながら僕はプロサッカー選手にはなれませんでしたけど、僕自身も好きなサッカーがそばにある人生はやっぱり素敵だなと思います。 GAKU-MCが惹かれるワールドカップの魅力 ――昨年はDJダイノジさんとW杯の魅力を発信するトークショーを日比谷音楽祭で実施されました。たびたび現地観戦をされているGAKU-MCさんにとって、ワールドカップの魅力はどのような点にありますか? 先ほどもお話しした通り、日本が出場したW杯のうち、フランス大会と南アフリカ大会以外は現地で観戦しているんですけど、僕は冷静にW杯について考えてみると「“サッカーに特化した世界運動会”なのかな?」と思っているんです。 ロシアW杯(2018年)の時に、ベルギーに逆転負けをした悔しい翌日に現地のサウナに入っていると、たまたまやってきたロシアの方が「日本の試合はめちゃくちゃ良かった!」と声をかけてきて、日本代表のサッカーを延々と褒めてくれたことがあるんです。 現地に行くと、そのような感じで、自国代表の頑張りを世界各国の皆さんに認めてもらえるような環境があって、そこから新たな交流が生まれる。その様子はまるで「運動会で息子が活躍して父親が褒められるような感じだな」と……。 前回のカタール大会は街が本当に小さかったこともあり、各国のサポーターが同じエリアに飲みに出かけるんですけど、僕らがドイツ戦の勝利後に飲み屋街に出向くと、街中のサポーターが僕らを褒めてくれるんです。 まだ最終予選を勝ち抜かなければなりませんが、2年後の北中米W杯でもゴール裏に出向いて、みんなと一緒に戦っていきたいですし、各国のサポーターとの交流や新たな発見があればいいと思っています。今から楽しみです。 ――U-23代表はパリ五輪を目前に控え、W杯出場を懸けたアジア最終予選の組み合わせも決まりました。GAKU-MCさんが注目している選手はいらっしゃいますか? そうですね。もちろん皆さんを応援していますが、あえて名前を挙げるのなら、藤田譲瑠チマ選手(シント=トロイデンVV)です。「俺がやってやる!」という強い気持ちが画面越しにも感じられるので見ていて応援したくなりますし、彼のような若手選手がいたら「きっと日本サッカー界の未来も明るいんじゃないか?」と思えるくらいに可能性を感じているんです。 藤田選手がプレーするボランチは、遠藤航選手をはじめとする素晴らしい選手の揃うポジションですけど、パリ五輪が終わったら、おそらくフル代表の招集候補にも挙がってくると思いますし、活躍を楽しみにしています。 ――日本サッカー界の未来に期待することを聞かせてください。 藤田選手以外にも、20代前半の若さで堂々としたプレーをする選手がたくさんいますから、おそらく近い将来にバロンドールを獲得する日本人選手が出てくると思いますし、そうなると日本のW杯優勝も現実的なものになってくるでしょう。 フランスW杯(1998年)の後、中田英寿さんがセリエA のペルージャ(イタリア)に行った時も驚愕しましたけど、今は遠藤航選手がリバプールのレギュラーとして活躍していて、当時とは比べものにならないくらい日本のサッカーもレベルが上がったように感じますから、願わくば「俺が飛行機に乗って現地で応援出来るうちに、優勝を成し遂げてくれたらな……」と思っています。不便な状況だからこそ音楽の魅力が引き出される ©日比谷音楽祭実行委員会 ――日比谷音楽祭2024のステージを振り返ってのご感想をお願いします。 おかげさまでいい天気に恵まれ、音楽を楽しむには非常に適していた環境でしたし、「たくさんの人に来てくださって良かったな」と思っています。 ――今年は新しく設けられたHIDAMARI(日比谷公園 健康広場)でのパフォーマンスでした。これまでとの違いを感じられた点はありますか? そうですね。今回のステージは日比谷公園の一番端に位置していて、おそらくわざわざ足を運んでいただかないと、なかなか辿り着きにくいロケーションだったのではないかと思いますが、そのぶん僕も非常にやりやすい状況で演奏させてもらうことができましたし、会場の熱狂にもつながったのかなと思っています。 ――GAKU-MCさんは1回目の2019年から日比谷音楽祭へのご出演を続けられていますが、初めてオファーを受けたときのことを聞かせて下さい。 亀田さんとの付き合いが長いので、詳しい状況を覚えているわけではありませんが、音楽祭を開催する前に、彼らしい言葉で「さまざまな層の皆さんに“本当の素晴らしい音楽”を届けるようなコンサートをやるつもりだから、ぜひ宜しくね」と言っていただいたことを覚えています。 ――以前、亀田さんから「ニューヨークのセントラルパークで見たフリーコンサートの光景が日比谷音楽祭を始めるきっかけになった」とお伺いししましたが、GAKU-MCさんはキャリアに影響を与えたイベントは何かありますか? そうですね。やはり2005年に始まり、僕も1回目から出演させていただいているapbank fes なくして、僕の音楽人生を語ることはできません。 フェスが掲げる「サステナブル」を軸にしたコンセプトや、そこに集まった若いスタッフの皆さんがみんなで必死になってイベントを作り上げていく様子もそうですし、本番に向けて何度もリハーサルを重ねながら物事を突き詰めていく姿勢など、さまざまなことを学ばせてもらいました。 僕らミュージシャンはもともと音楽が好きで、音楽を始めているんですけど、「そもそも何のために音楽をやっているのか?」を突き詰めていくと、その深層には「世の中の役に立ちたい」とか「良い方向に社会を変えていきたい」とか、「自分だけではなく、周囲にいる方やファンの皆さんにもより良い暮らしをしてもらいたい」という思いがあって、それらが音楽活動のモチベーションになっていることに気付かされたんです。 そしてapbank fesが始まった頃に、僕自身のライフステージにも変化があって。結婚して子供が産まれたくらいの時期に、「子供達が大人になった時に、彼らはどんな暮らしをしているんだろう?」とか、「“パパたちの世代のせいで、私たちがこんな暮らしをするようになってしまった”と言われたら嫌だな……」と考えたりして、僕なりにさまざまな問題に向き合った思い出が記憶に残っています。 ――野外フェスやキャンピングカーでのライブなど、自然に出向いてのパフォーマンスに積極的な印象を受けるのですが、どのような思いがあるのでしょうか? 単純に僕自身が楽しいことをしたり、笑いながらたくさんの人々が集まってくる雰囲気が好きなことも理由の一つですが、時代が進むにつれて科学が進歩し、だんだん生活は便利になる一方で、外で寝泊まりながら音楽を演奏するような、不安定で不便な状況がかえって音楽の魅力を引き出すように感じることもあることに気付かされて。家やスタジオなどの安定して音が出せる環境では味わえないようなサウンドを野外フェスティバルやキャンピングカーでライブでは追い求めているのかもしれません。 ーー日比谷音楽祭では異なるジャンルで活躍するミュージシャンの共演が毎年注目を集めていますが、GAKU-MCさんのパフォーマンスや音楽制作にどのような影響を与えていますか? 今回で言うと、僕の出番の前に同じステージに立ったMONGOL800のキヨサクくんのパフォーマンスがとにかく素晴らしかった。彼は“UKULELE GYPSY”(ウクレレジプシー)という名義でウクレレを演奏していたんですけど、ウクレレののんびりした音を聞いていると、だんだん気持ちが穏やかになってきて、僕自身は「ガンガンと盛り上げていこう!」と思っていたんですけど、ウクレレの音に引っ張られるような感覚がありました。 でも、色々なミュージシャンの良い影響を感じとることもこのようなフェスティバルの 魅力の一部ですし、自分の予想しなかった一面を見つけられて、楽しいステージになりました。森保監督は盛り上げ上手で元気をもらえる方©日比谷音楽祭実行委員会 ――日比谷音楽祭では、サッカー日本代表の森保一監督と亀田誠治さんを交えた3者対談も実現しました。 それぞれ音楽業界を牽引するトッププロデューサーと、W杯の大きな舞台を経験されている監督という立場のお二人が、初対面のせいかとにかく緊張している様子が印象的で、僕は微笑ましく見守っていました。 ーーお二人ともマネジメントに携わるポジションでご活躍されている方ですが、GAKU-MCさんが感じるお二人の共通点はありますか? 二人とも場を盛り上げるのが上手で、周囲にすごくいい影響を与えて下さいますし、一緒にいて元気をもらえる。活躍する場所は違いますけど、そのようなところがお二人の共通点かもしれません。お二人と接した時に気づいたのが、目の前にいる方をお名前で呼んでくださることが多いなと思っていて。些細なことかもしれませんが、お二人から自分のことを名前で呼んでもらえたら、やっぱり嬉しい気持ちになるでしょうし、例え辛いことがあったとしても、リーダーのために頑張れるような気がする。動画の中でもお話させてもらいましたが、ぜひマネジメントに苦労されているビジネスマンや、部下と上司に挟まれて辛い思いをされている中間管理職の方に見ていただけたらなと思っています。 ――日比谷音楽祭では、7月3日までクラウドファンディングを実施しています。思いに共感していただける皆さんへのメッセージをお願い致します。 亀田実行委員長をはじめ、音楽祭を運営されているメンバーの皆さんが持っている「とにかく良質なものを無料で見てもらいたい」とか「多くの方に本物の音楽を知ってほしい」という思いに共感するところがあって、僕も毎年日比谷音楽祭に参加させていただいています。 素晴らしい音楽との出会いによって、人はさらに豊かな人生を歩むことができるようになると僕は思っていますが、そのきっかけとなる日比谷音楽祭の活動を支えるためには皆さんによるご支援が欠かせません。ぜひ、日比谷音楽祭を続けていくために、クラウドファンディングにご賛同いただけたら嬉しいなと思います。 ――最後になりますが、今後の活動への意気込みやファンの皆さんへのメッセージをお願い致します。 7月からは弾き語りツアー『独ガク2024』が始まります。ソロデビュー25周年の幕開けは、キャンピングカーに機材を詰め込んで一人で全国8ヶ所を回るのですが、その中ではたくさんの挑戦をさせてもらう予定です。「ツアー中に100キロ走破する」と公言したので、目標達成に向けて頑張りたいと思いますし、行く先々でサッカーを楽しみつつも、良いライブにしていけたらと思っていますので、ご来場される皆さんは楽しみにしていてください。
2024年07月04日 21:08
浦和レッズは7月6日、J1第22節で湘南ベルマーレと浦和駒場スタジアムで対戦する。この一戦に先立ち、クラブの公式YouTubeがMF伊藤敦樹のインタビューを公開した。
浦和出身で幼少期から駒場に通っていたという伊藤は、同スタジアムの印象を次のように語っている。
「紙吹雪のイメージが強い。たぶん勝った試合だと思うが、一番印象に残っている。よく行っていた場所で、試合を観に行くだけではなく、遊び場所としても行っていた。浦和の街にあるし、自分にとって身近な場所だった」
【動画】浦和MF伊藤敦樹が語った駒場での思い出
地元での試合に向けて、「いま浦和でサッカーをしている子供たちに夢を与えて、浦和をサッカーの街と認識してもらうために、レッズが強いチームでいなければいけないと思うので頑張りたい」と意気込んだ。
対戦相手の湘南にも、浦和出身で古巣戦となる山田直輝や岡本拓也が在籍している。ピッチ上で、様々な想いがぶつかり合うゲームとなりそうだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年07月04日 21:01
Jリーグは4日、今夏開催される「明治安田Jリーグワールドチャレンジ2024 powered by docomo」に出場するトッテナムおよびニューカッスルのアカデミーチームと、Jリーグ選抜U−15のエキシビジョンマッチを開催することを発表した。
今回のエキシビションマッチは、サッカーの水準向上と国際社会との親善および交流を目的として実施される。本2試合については、公益財団法人日本サッカー協会(JFA)との協働の末にチーム編成を行い、Jリーグ選抜U−15にはJクラブのアカデミーから計40名(26クラブ)の選手が選出されている。
なお、監督はJFAユース育成ダイレクターの城和憲氏が務める。また、JリーグOBで特任理事の、かつて浦和レッズ、清水エスパルス、北海道コンサドーレ札幌、FC琉球で活躍した小野伸二氏、川崎フロンターレで活躍した中村憲剛氏もコーチングスタッフを務めることが決まっている。
本試合の観戦チケット、放映情報等は決定次第発表される予定だ。
開催概要は下記の通り。
【Jリーグインターナショナルシリーズ2024 アカデミーマッチ】
■試合日程
▼Jリーグ選抜U−15 vs トッテナムU−15
開催日:7月26日(金)
キックオフ時刻:19:30
スタジアム:味の素フィールド西が丘
▼Jリーグ選抜U−15 vs ニューカッスルU−15
開催日:8月2日(金)
キックオフ時刻:19:00
スタジアム:秩父宮ラグビー場
■Jリーグ選抜U−15メンバー
▼Jリーグ選抜U−15 vs トッテナムU−15
MF 守谷春輝(モリヤ ハルキ) 北海道コンサドーレ札幌U−15
GK 大下幸誠(オオシタ コウセイ) 鹿島アントラーズつくばジュニアユース
DF 倉橋幸暉(クラハシ コウキ) 鹿島アントラーズジュニアユース
MF 小笠原央(オガサワラ ヒロ) 鹿島アントラーズジュニアユース
FW 滝澤周生(タキサワ シュウ) 鹿島アントラーズジュニアユース
FW 高木瑛人(タカキ エイト) 鹿島アントラーズジュニアユース
MF 和田武士(ワダ タケシ) 浦和レッズジュニアユース
DF 熊田佳斗(クマダ ヨシト) 大宮アルディージャU15
DF 相馬陸人(ソウマ リクト) FC東京U−15むさし
DF 草野陸(クサノ リク) 横浜F・マリノスジュニアユース
MF 笹川峻太郎(ササガワ シュンタロウ) ジェフユナイテッド千葉U−15
MF 田中琉磨(タナカ ルウマ) 松本山雅FCU−15
MF 小枝朔太郎(コエダ サクタロウ) ジュビロ磐田U−15
MF 齋藤太陽(サイトウ タイヨウ) 名古屋グランパスU−15
GK 川中碧音(カワナカ アオト) セレッソ大阪西U−15
DF エゼモクェチメヅェ海(エゼモクェ チメヅェ カイ) セレッソ大阪西U−15
FW 永添功樹(ナガソエ コウキ) セレッソ大阪U−15
FW 高橋成海(タカハシ ナルミ) 徳島ヴォルティスユース
DF 石田慶次(イシダ ケイジ) アビスパ福岡U−15
DF 品川維風(シナガワ イブキ) アビスパ福岡U−15
監督 城和憲(ジョウ カズノリ) JFAユース育成ダイレクター
コーチ 小野伸二(オノ シンジ) Jリーグ特任理事
コーチ 中村憲剛(ナカムラ ケンゴ) Jリーグ特任理事
コーチ 小池直文(コイケ ナオフミ) Jリーグ育成部/JFAエリートユースAチューター
コーチ 黄川田賢司(キカワダ ケンジ) Jリーグ育成部/JFAエリートユースAチューター
GKコーチ 阿部伸行(アベ ノブユキ) FC東京
トレーナー 久保翔太(クボ ショウタ) 日本スポーツ協会アスレティックトレーナー
主務 守田弘史(モリタ コウジ) Jリーグ育成部
▼Jリーグ選抜U−15 vs ニューカッスルU−15
FW 菊池瑠生(キクチ ルイ) 北海道コンサドーレ札幌U−15
GK 佐々木翔大(ササキ ショウダイ) ブラウブリッツ秋田U−15
DF 石野悠翔(イシノ ユウト) ベガルタ仙台ジュニアユース
DF 松坂碧生(マツザカ アオイ) 浦和レッズジュニアユース
DF 奥村翔(オクムラ ショウ) 柏レイソルU−15
MF 仙石新(センゴク アラタ) サガン鳥栖U−15
DF 原田爽潤(ハラダ ソウル) 東京ヴェルディジュニアユース
FW 尾家英元(オカ ヒデモト) 東京ヴェルディジュニアユース
DF 今廣遥碧(イマヒロ ルイ) 川崎フロンターレU−15生田
MF 土井聖也(ドイ マサヤ) 横浜FCジュニアユース
DF 藤谷琉(フジタニ ルイ) ツエーゲン金沢U−15
FW 八色隼人(ヤイロ ハヤト) 名古屋グランパスU−15
DF 岡元侑大(オカモト ウタ) ガンバ大阪ジュニアユース
MF 藤本祥輝(フジモト ヨシキ) ガンバ大阪ジュニアユース
DF 長谷川貴也(ハセガワ タカヤ) セレッソ大阪西U−15
MF 岡崎葵(オカザキ アオイ) セレッソ大阪西U−15
GK 木全皓志郎(キマタ コウシロウ) ヴィッセル神戸U−15
MF 正法地有(ショウホウジ ユウ) サンフレッチェ広島F.Cジュニアユース
FW 友永英汰(トモナガ エイタ) 大分トリニータU−15
MF 川内健(カワウチ タケル) ロアッソ熊本ジュニアユース
監督 城和憲(ジョウ カズノリ) JFAユース育成ダイレクター
コーチ 中村憲剛(ナカムラ ケンゴ) Jリーグ特任理事
コーチ 小池直文(コイケ ナオフミ) Jリーグ育成部/JFAエリートユースAチューター
コーチ 黄川田賢司(キカワダ ケンジ) Jリーグ育成部/JFAエリートユースAチューター
GKコーチ 木村真(キムラ マコト) 柏レイソル
トレーナー 内田靖之(ウチダ ヤスユキ) 関西医療大学
主務 守田弘史(モリタ コウジ) Jリーグ育成部
2024年07月04日 21:00
5日からいよいよ準々決勝が始まるEURO2024。
好カード目白押しの激闘を前に、今大会ここまでの試合で目に付いた、adidas、Nike、Pumaという3大メーカー以外のスパイクを履いている選手をピックアップする。ハリー・ケイン(イングランド)
FW/バイエルン・ミュンヘン所属
着用スパイク:スケッチャーズ SKX_01 ロー
まずは“スリーライオンズ”のエースストライカー。ハリー・ケインは、スケッチャーズのサッカースパイクを履いていることで知られる。
今大会でも『SKX_01 ロー』を着用。ここからの爆発が期待される。アントニオ・リュディガー(ドイツ)
DF/レアル・マドリー所属
着用スパイク:アンダーアーマー マグネティコ エリート 3
ラ・リーガ、CLに続く栄冠を狙うアントニオ・リュディガー。今大会では、耳なし芳一を思わせるグラフィックの『マグネティコ 3』を着用している。
ヒール部分にゴールドで入れられた「★★★☆」は、ドイツが歴代最多となる4度目のEURO優勝を目指していることを表すとみられる。フェルミン・ロペス(スペイン)
MF/バルセロナ所属
着用スパイク:アンダーアーマー シャドウ エリート 2
パリ五輪にも出場することが決まったスペインの若手注目株、フェルミン・ロペスが履いている『シャドウ 2』は、アウトソールにカーボンを使用したスピード・アジリティ重視モデル。ブカヨ・サカ(イングランド)
FW/アーセナル所属
着用スパイク:ニューバランス フューロン v7+ プロ
ブカヨ・サカはラウンド16のスロバキア戦、負傷したキーラン・トリッピアに代わり左サイドバックも務めた。『フューロン v7+』を駆る22歳は今後の起用法にも注目が集まる。エベレチ・エゼ(イングランド)
MF/クリスタル・パレス所属
着用スパイク:ニューバランス フューロン v7+ プロ
利他的なプレーを得意とする“10番”、エレベチ・エゼも同じく『フューロン v7+』を着用。新シーズンはクリスタル・パレスで鎌田大地のチームメイトになる予定(移籍しなければ)。ユライ・クツカ(スロバキア)
MF/スロヴァン・ブラチスラヴァ所属
着用スパイク:ミズノ モレリア ネオ 4 β JAPAN
今大会、スタにスラフ・ロボツカ、オンドレイ・ドゥダと組んだ中盤が話題を呼んだユライ・クツカは、2022年からのミズノユーザー。『モレリア ネオ 4 β』は天然皮革とニット素材が融合した海外で人気のモデルだ。アーダーム・ナジ(ハンガリー)
MF/スペツィア
着用スパイク:ミズノ モレリア ネオ 4 β JAPAN
アーダーム・ナジもミズノの『モレリア ネオ 4 β』を着用。ナジは前回大会出場時、Nikeの『ティエンポ レジェンド 8 エリート』を履いていたので、天然皮革のスパイクが好きで乗り換えたのかもしれない。
アントニン・バラーク(チェコ)
MF/フィオレンティーナ
着用スパイク:パントフォラドーロ スーペルレッゲーラ 2.0
最後は前回大会と同様、激レアメーカー「パントフォラドーロ(Pantofola d'Oro)」のスパイクで参戦したアントニン・バラーク。
中島翔哉にマラドーナも!ミズノを履いた世界の「代表10番たち」
着用する『スーペルレッゲーラ 2.0』は、イタリアのアスコリで19世紀に創業した彼らのアイデンティティが凝縮されたカンガルー皮革の一足となっている。
2024年07月04日 20:30
イングランドの実質2部であるチャンピオンシップのハル・シティに所属するジェイデン・フィロジェネ(22)はプレミアリーグのクラブへの移籍を希望しているようだ。
2024年07月04日 20:19
マンチェスター・ユナイテッドは4日、現在男子トップチームを率いるエリック・テン・ハフ監督との契約を、2026年6月30日まで延長したことを発表した。
2023−24シーズンが終了した段階で、マンチェスター・ユナイテッドの新監督候補には、チェルシーを去ったマウリシオ・ポチェッティーノ氏、バイエルンを去ったトーマス・トゥヘル氏、ブレントフォードの監督を務めるトーマス・フランク氏、かつてマンチェスター・ユナイテッドでアシスタントコーチやスカウトを務め、現在はイプスウィッチで指揮を執るキーラン・マッケンナ氏、そしてEURO2024を戦うイングランド代表のガレス・サウスゲート氏などの名前が挙がっていた。テン・ハフ監督については今夏退任の噂も取り沙汰されていたが、今回の公式発表により、来季も続投することが決定した。
イギリスメディア『スカイスポーツ』によると、従来のマンチェスター・ユナイテッドとテン・ハフ監督の契約は、2025年6月30日までとなっており、この契約には1年間の延長オプションも付随していたという。公式に明かされているわけではないものの、今回の契約延長は、この延長オプションを行使した形だと見られている。
現在54歳のテン・ハフ監督は、現役時代に母国のトゥウェンテやユトレヒトなどで活躍。現役引退後は指導者に転身し、古巣のトゥウェンテのユースチームでキャリアをスタートさせると、その後はPSVのトップチームでアシスタントコーチを務めただけでなく、バイエルンのセカンドチーム、ユトレヒトのトップチームなどで監督を歴任してきた。
2017年12月からはオランダの名門であるアヤックスの監督に就任。2018−19シーズンは国内2冠とチャンピオンズリーグ(CL)準決勝進出を達成するなど、通算3度のエールディヴィジ優勝と2度のKNVBベーカー(カップ戦)優勝へ導き、ヨハン・クライフ・スハール(オランダスーパーカップ)のタイトルももたらした。
2022年夏にはマンチェスター・ユナイテッドの監督に就任した。就任初年度となった2022−23シーズンはプレミアリーグを3位で終え、クラブに2シーズンぶりのCL出場権をもたらしただけでなく、カラバオ・カップ(EFLカップ)を制し、6シーズンぶりにタイトルも獲得。2年目の2023−24シーズンは、FAカップ決勝で宿敵のマンチェスター・シティを破り、8シーズンぶりにFAカップのトロフィーを掲げたが、プレミアリーグではなかなか上位進出を果たせず、最終的には8位でフィニッシュ。1992−93シーズンのプレミアリーグ創設以降、クラブの最低順位を更新するという屈辱のシーズンを過ごしていた。
契約延長に際し、テン・ハフ監督はクラブを通してコメントを発表。就任してからの2年間をポジティブに捉えたものの、名門復活のためにはまだまだやるべきことがあると主張し、来季以降に向けて意気込みを綴った。
「このクラブで仕事を継続することに合意できて、とても嬉しく思っている。この2年間を振り返ると、2つのトロフィーを獲得し、私が就任した時よりも進歩した例を数多く見ることができる。私自身は、誇りを持ってこの2年間を振り返ることができる」
「しかし、マンチェスター・ユナイテッドに期待されるレベル、つまりイングランドとヨーロッパのタイトルに挑戦するレベルに到達するためには、まだ多くのハードワークが必要だということも明確にしなければならない。クラブとの話し合いの中で、我々はその目標に到達するためのビジョンで完全に一致することができた。今は、我々全員がその旅を共にすることで結束している」
また、今夏新たにスポーツ・ディレクター(SD)に就任したダン・アシュワース氏もクラブを通してコメントを発表。テン・ハフ監督との契約延長に至った背景に言及しつつ、来季以降のチームに期待を寄せた。
「過去2シーズンに2つのトロフィーを獲得したことで、エリックは欧州サッカー界で最も安定し、成功を収めた監督の一人としての記録をさらに強固なものにした」
「このクラブの昨シーズンを振り返った結果、改善すべき点が浮き彫りになったが、同時にエリックこそ、基準と結果を向上させるため、チームを託すべき最高のパートナーであるという明確な結論に達した。この選手とスタッフのグループは、すでにトップレベルで戦い、勝利する能力があることを示している。これからは、より一貫した姿勢でその能力を体現する必要がある」
「強化されたフットボール・リーダーシップ・チームが揃った今、我々はエリックと手を取り合い、このクラブに対して、我々が抱いている共通の野望を達成することを楽しみにしている」
【ハイライト動画】FAカップ決勝の振り返りはこちらから!
2024年07月04日 20:05
ラツィオに所属していた鎌田大地のクリスタル・パレス移籍が決まった。
プレミアリーグでプレーする日本人選手はこれまでにも何人かいたが、地元のダービーマッチでの日本人対決は過去になかったはずだ。しかし今回、パレスに加入した鎌田とブライトンでプレーする三笘薫の2人がそれを実現させようとしている。
パレスとブライトンのダービーは、マンチェスターやマージーサイド、ノースロンドンのダービーほど世界的に有名ではないかもしれないが、イングランドのサッカーファンには、両クラブのファンの間に小さくない敵意があることで知られている。
この2チームの対戦は“M23ダービー”あるいは“A23ダービー”として知られており、ロンドンとブライトンを結ぶ高速道路にちなんで名付けられた。このライバル関係は、1970年から80年代にかけて両チームの間で行なわれた物議を醸す試合に遡り、その対立は現在も続いている。
近年のプレミアでは、観客同士のトラブルはあまりない。これは、警備が非常にしっかりしており、クラブがトラブル対策に投資しなければならないからだ。また、CCTVのおかげで、フーリガンも特定できるようになった。それでも、群衆のトラブルが発生した際、それがパレス対ブライトンの試合だったという話は珍しくない。両クラブの試合のキックオフ時間は、トラブルのリスクを減らすために非常に慎重に決められている。
【動画】鎌田がアニメで登場!パレスが公開したウェルカムムービー
両クラブの本拠地は43マイル(約70km)も離れているのだから、ライバル関係を築くには遠すぎると思うだろうが、単に距離の問題ではない。
例年、両チームは同じような成績を残しているため、互いの順位に関わる重要な試合で頻繁に対戦していることも起因していると思う。昇格争いや残留争いは、トップリーグで優勝することよりもはるかにストレスがかかる。彼らの未来が懸かっているのだから。これがファン同士の緊張を生んだ。
昨シーズンの初め頃、私はブライトンのアウェーでのマンチェスター・ユナイテッド戦を取材に行く際に、ロンドンからマンチェスターまで電車で移動していた。電車内はブライトンファンで満員になっていて、彼らはずっと歌っていた。しかし、彼らはブライトンやユナイテッドについて歌うのではなく、パレスに対する嫌悪感を歌にしていたのだ。その光景を見て、いかにパレスが嫌いなのかが伝わってきた。
三笘はすでにこのM23ダービーに出場した経験があるが、もちろん鎌田にとっては初めてだ。ぜひこの日本人対決に注目してほしい。
文●スティーブ・マッケンジー(サッカーダイジェスト・ヨーロッパ)
著者プロフィール
スティーブ・マッケンジー/1968年6月7日、ロンドン生まれ。ウェストハムとサウサンプトンのユースでプレー経験がある。とりわけウェストハムへの思い入れが強く、ユース時代からのサポーター。スコットランド代表のファンでもある。大学時代はサッカーの奨学生として米国で学び、1989年のNCAA(全米大学体育協会)主催の大会で優勝した。現在はエディターとして幅広く活動。05年には『サッカーダイジェスト』の英語版を英国で出版した。
2024年07月04日 20:00
Jリーグ史上最強のチーム鹿島アントラーズを率いた石井正忠監督は、昨年11月23日にタイ代表指揮官に就任した。
1999年にアカデミーのコーチから指導者キャリアを始め、2017年5月まで常勝軍団鹿島を約19年支え続けた。
Jリーグ、天皇杯、ルヴァン杯を制覇し、2016年に開催されたクラブワールドカップではJリーグクラブ史上最高成績となる準優勝へ導いた。
2021年からタイ1部ブリーラム・ユナイテッドの指揮を執り、2年連続で国内三冠(リーグ、協会オープンカップ、リーグカップ)を達成して前人未到の金字塔を打ち立てた。8月13日にタイ代表のテクニカルディレクター(TD)へと就任するも、9月18日に退任した。
紆余曲折を経てタイ代表に指揮官に就任した石井監督をQolyがインタビューを実施。
第4弾は大宮アルディージャ監督時代、無所属期間に勤めていた意外な職業、サポーターから気づかされた経験について語った。
※諸事情により1年前に取材した内容を掲載いたします。
(取材日2023年6月15日)古巣から突然のオファー
―-大宮アルディージャの監督に就任した経緯を教えてください。
最初に大宮へ行ったときは、リーグ戦(J1)がもう残り3試合でオファーを受けました。J1に残留したい想いで大宮はそういう決断をしたと。だからその3試合にまず指揮を執ってもらいたいということでした。だから本当に突然でびっくりしました。もともと大宮はNTT関東というところから始まっていて、僕は(現役選手時代に)NTT関東にいましたから。そこから「クラブを助けてほしい」というお願いがあって、応えたいと思ってオファーを受けたんです。苦しんだ大宮時代
――大宮はJ2に降格してしまいましたが、翌シーズンはJ1参入プレーオフで敗退。苦しい時期が続きました…。
まずJ2で戦うことが初めてでした。J2にどんなクラブがあるのかもまったく分からなかった。そこで最初につまずいたんですね…。だからそこが後々まで響いてしまった。それは経験のなさがあったと思いますね。1年でJ1に復帰するという想いでやったんですけど、そこが達成できなくて本当に悔しくて…。1年で復帰できなかったので、自分から「辞めます」とクラブに話しました。
――苦しい時期を過ごされた中、大宮で得た経験や知見はありましたか。
それは先ほど言った「J2での戦い方」がJ1とは違うと強く思いました。それは何かというと、J2は自分たちの良さを出して戦うというより、相手のストロングを消して戦うチームが多かった。そこはかなり戸惑った部分でした。そこをもうちょっと分かっていれば、違う戦い方ができたんじゃないかとすごく反省していますね。
――リーグが変わることによって当然状況は変わります。タイではつまずくことなく成功され続けています。環境の適用力や、選手やチームの特性・特徴を見抜く部分は大宮で培われたのでしょうか。
それもあります。最初はサムットプラーカーン・シティというタイ1部リーグでも中位にいたチームにいました。そこでも難しさは感じました。でも適応することは大宮時代に、しっかりリーグを見て、分析して戦わないといけないと学びましたよね。家族のために給食センターへ転職!
――大宮を退任されたあと、1年間休養を取られました。なぜこのタイミングに休養したのでしょうか。
いままでプロ選手としてやってきて、すぐアントラーズでコーチとして雇ってもらいました。またコーチもずっと長い間やっていて、監督になって、さらに家族との時間もなくなってということをずっと続けてきた。
ちょうどその年に娘が小学校6年生でした。これから中学校、高校と部活に入ったら家族との時間が本当になくなるなと思いました。なので、その1年は1回サッカーから離れた環境で、家族との時間を作ることが1番の理由ですね。
――鹿嶋市の給食センターの調理員をされていたとお聞きしました。給食センターではどのような仕事をされていましたか。
僕は(給食センターの)会社の社員になりました。実際に野菜を切ったり、料理を作る仕事はパートの方がメインでやります。調理をしたことは少ないんですけど、僕はそれをサポートする社員でした。
給食センターに勤めた理由は、「娘との時間を取るために1番どの職業がいいか?」と考えたときに、学校関係の仕事をすると娘とスケジュールが一緒になるからです。だからやってみようかなと思ったんですね。もともと僕の実家が日本料理屋で、料理も結構できるから興味はありました。それで思い切ってチャレンジしてみました。
――給食センターですと、夏休みや冬休みもスケジュールが合いますよね。
そうなんですよ(笑)。あと仕事の終わりが早いです。朝は早いんですけど、終わるのも3時ぐらいに大体終わります。例えば近所の子供と一緒にサッカーしたりとかもできるので、そういうのも含めて、時間を取るために給食センターに就職しました。
――給食センターから得た経験で、いまも生かせていることはございますか。
安全、安心に給食を作らなきゃいけないので、すごく衛生面がしっかりしています。あとグループワークが連動していてすごいんですよ。そういうところの仕事の細かさと、グループでしっかり仕事をやっていく部分。給食センターの現場リーダーの方が女性だったんですけど、その方がいろんなグループをまとめいく。組織をうまく動かすために何をしていたのかをよく見ていました。そこはサッカーと一緒で、勉強になりましたね。
――栄養学の面では学びはありましたか。
そこはそんなにですね。もともと体育大学を出ていて、そういう知識は少しはあったので。そこの部分ではないですけど、小学生は好き嫌いがあったりするじゃないですか、野菜が嫌いだったりね。好きなメニューのときには食べ残しが少ないんだけど、苦手なメニューなら残る量が多いことも。そういうのを見ていると、小学生年代の栄養指導は、もっとあってもいいかなと思いました。川崎であったサポーターとの出会い
――給食センターで働いている間は、年間パスを購入して鹿島を観戦していたと聞きました。お客さんの視点で得た学びはありましたか。
僕は鹿島に限らず、川崎フロンターレやガンバ大阪にも行っていたんですよ。サポーターの方々は、どれだけの想いで試合を見に来ているのか。何となく分かっていましたけど、実際に自分でやってみるのとでは違うじゃないですか。チケットを取って、電車を乗り継いでスタジアムで観戦するとか。自分で体験したくてやってみたんですよ。
だから鹿島スタジアムだったら、(自宅から)あっという間、すぐじゃないですか。でも、フロンターレに行ったときは雨の日で、最寄り駅でタクシーを待っている列がすごかった。川崎のサポーターが待っている中、僕も並んでいましたけど、「これ試合時間に間に合わないぞ」となったんですよ。
だからちょっと前の方で並んでいる川崎のユニフォームを着ている若いお兄ちゃんの近くに行って、「ちょっと一緒に乗せてよ」と言いました(笑)。同じタクシーに乗せてもらって「俺がお金払うから」と言ってね。それで一緒にスタジアムへ行ったんですよ。
そうしたら川崎のサポーターの子は、タクシーに乗ってちょっとしたときに「もしかして石井さんですか?」と気づかれて、「そうなんですけど」と言いました(笑)。
こうやって「サポーターの方がどんな感じでスタジアムに行っているのかを体験したくて一緒に乗せてもらったんだよ」と話をしたら、「僕らは年間シートを買って毎試合来ています」とね。
その子は川崎が本当に好きで「楽しいですよ。こういうのは」と話をしてもらうと、サポーターはどういう気持ちで見に行っているかが分かるじゃないですか。だからそういうことを体験したくて、やりましたね。
――その川崎サポーターさんが滅茶苦茶うらやましいです(笑)。
羨ましかったかどうかは分からないですけど(笑)。
――鹿島といえば、サポーターグループの「インファイト」の熱い応援が有名です。一緒に応援してインファイトはどうでしたか。
僕もJリーグが始まった当時から選手としていましたから、応援していただいているという気持ちはすごくありました。
それこそジーコスピリットじゃないですけど、ジーコさんは「あの人たちが自分たちの試合のチケットを買って、それがお前らの給料になっているんだから、彼らを愛さなきゃいけない。例えばサインしてくださいと言われたら、写真を撮ってくださいと言われたら、しっかり丁寧に対応しなきゃいけないんだよ」と、ずっと言われてきました。
ただただ、それを僕は実践しているだけです。だからそれはいまでもやっています。サムットプラーカーンに入ってからも、ブリーラムに行ってからも、ずっとそれは続けてやっています。
――石井さんにとってサポーター、選手を含めて鹿島はどのような存在ですか。
Jリーグの理想形を最初に実現させてくれたクラブだと思っているんですよね。だからJリーグの先頭に立って、いつまでも進んでいかなきゃいけないクラブだと思っています。クラブもサポーターもね。だからそういう存在でいなきゃいけないクラブだと思っていますね。
2024年07月04日 19:39
フットボールの母国イングランドに、またひとり日本代表戦士が上陸した。
2024年07月04日 19:30
スペイン代表DFマルク・ククレジャは代表で共闘するアスレティック・ビルバオ所属のFWニコ・ウィリアムズをチェルシーへ勧誘しているようだ。スペイン『SPORT』が伝えている。
「私は彼にチェルシーへ来るように言いました。全ては彼次第ですが、彼はとても若く、経験も豊富なので、素晴らしい選手になると思います」
ククレジャからチェルシーへ来るよう勧誘されたニコ・ウィリアムズだが、23-24シーズンはラ・リーガ31試合に出場し、5ゴール11アシストを記録。またコパ・デル・レイではクラブの優勝にも大きく貢献し、充実の一年を過ごしていた。
そんなニコ・ウィリアムズは現在、EURO2024に参戦中。ラウンド8まで勝ち進んでいるスペイン代表では目覚ましい活躍を見せており、大会を通して更に自身の価値を高める形に。成長著しい21歳の同選手にはこれまでにバルセロナやプレミアリーグの複数のクラブが獲得に関心を持っているようだ。
争奪戦が予想されるニコ・ウィリアムズだが、ククレジャの勧誘を受けてチェルシー行きを決断するのだろうか。今後の動向から目が離せない。
2024年07月04日 19:00
プレミアリーグのウェストハム・ユナイテッドとキットサプライヤーのUmbroは3日、2024-25シーズンに向けた新ホームユニフォームを発表した。West Ham United 2024-25 Umbro Home
ウェストハム・ユナイテッド 2024-25 Umbro ホーム ユニフォーム
2024-25新ホームユニフォームは、一見してレトロと分かるクラシックなデザインを採用。クラレット(ディープレッド)とスカイブルーという従来の配色に変化はないが、ストライプをあしらった襟や袖口、そして近年では珍しい配色のエンブレムなど、今作は明らかに特別な雰囲気を醸し出す。
“特別な雰囲気”の理由は、背面に刻まれた「1964-1965」と優勝カップのようなデザインのアイコン。この新ユニフォームは、クラブ初の国際タイトル獲得となった1964-65シーズンのUEFAカップウィナーズカップ(CWC)優勝60周年を祝したものだ。
1963-64シーズンのFAカップを優勝したウェストハムは、欧州各国のカップ戦王者が集う64-65シーズンのCWCに出場。地元ウェンブリー・スタジアムで行われた決勝戦では、当時西ドイツの1860ミュンヘンを2-0で下して同大会初優勝を飾っている。
ウェストハムといえば2022-23シーズンのUEFAヨーロッパカンファレンスリーグ優勝が記憶に新しいが、これは64-65シーズンのCWC優勝以来の欧州タイトル獲得だった。
なお、新ユニフォームはCWC優勝当時のデザインをモチーフとしているが、エンブレムは1963年まで使用したデザインを復活させている。
CWC優勝60周年を記念した新ユニフォームのビジュアルは、地元に存在する1900年創業のカフェ「E.Pellicci(イー・ペリッチ)」にて撮影が行われた。レトロデザインのユニフォームに最適の撮影場所だ。
100周年の『UMBRO』が生み出したプレミアリーグ「90年代最高のユニフォーム」5選
サプライヤーUmbroの創業100周年シーズンに登場した欧州制覇60周年を祝う新ユニフォームは、クラブ公式オンラインストア他で販売を開始している。
2024年07月04日 18:50
チェルシーは今夏の移籍市場でウインガーの獲得に尽力している。
『football.london』によると、チェルシーは今夏、PSVに所属するベルギー代表FWヨハン・バカヨコの獲得を目指しているという。
PSVのU-18出身のバカヨコは、現在21歳で右ウイングを主戦場とする選手。2022年7月にトップチームに昇格を果たした同選手だが、2年目となった23-24シーズンはリーグ戦33試合に出場し、12ゴール9アシストを記録するなど大ブレイク。クラブでの定位置を確固たるものにし、現在開催中のEURO2024のベルギー代表にも選出されていた。
そんな成長著しいバカヨコの獲得に関心を示すのがチェルシー。同クラブは今夏の移籍市場でウインガーの獲得を優先事項として掲げており、これまでにクリスタル・パレス所属のマイケル・オリーセやアスレティック・ビルバオ所属のニコ・ウィリアムズをリストアップ。しかし、両者共に実現が難しいことを受けて、今回新たにバカヨコをリストアップしたようだ。
同メディアによると、バカヨコは今夏の移籍市場での退団が既定路線となっており、ステップアップの可能性が高いとのこと。チェルシーの他にも、アーセナルやリヴァプールといったプレミアリーグのビッグクラブも関心を示していると報道されているが、新天地はどのクラブになるのだろうか。
2024年07月04日 18:40
トッテナム・ホットスパーは今夏の新戦力として、リーズ・ユナイテッドからMFアーチー・グレイの獲得を正式発表した。
2024年07月04日 18:30
アーセナルは、ボローニャに所属するDFリッカルド・カラフィオーリの獲得交渉に向けた準備を始めているようだ。
2002年5月19日生まれのカラフィオーリは現在22歳。昨夏にチアゴ・モッタ監督(現:ユヴェントス)の下、ボローニャで大ブレイクを果たすと、目下行われているEURO2024にもイタリア代表として出場。チームはラウンド16敗退となったものの、プレーした3試合で好パフォーマンスを見せた同選手は、自身の評価を高めていた。
そんなカラフィオーリを巡っては、複数のメガクラブが関心を示していたが、アーセナルが本格的に動き出そうとしているようだ。移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏は、「アーセナルは、リッカルド・カラフィオーリの契約を巡って、選手側とクラブ側の双方に対する接触に向けたさらなる準備を進めている」と指摘。また、3年前のDF冨安健洋の獲得を境に、両者の関係は良好と併せて伝えている。
アーセナルは今夏、EURO2024でも活躍した新進気鋭のカラフィオーリ獲得に漕ぎ着けることができるのだろうか。
2024年07月04日 18:26
サンフレッチェ広島は7月4日、クラブの公式サイトでミヒャエル・スキッベ監督のコメントを掲載した。
現在J1で7位につける広島は5日、昨季王者で4位のヴィッセル神戸とホームで相まみえる。
2試合連続ドローのなか、スキッベ監督は、上位進出のために落とせない重要な一戦に向けてこう意気込む。
「どんな状況でも自分たちのやれるベストを尽くす。それはコーナーキックだろうが、カウンターだろうが、フリーキックだろうが、どういう状況だろうとベストのパフォーマンスを見せることが大事になります」
【PHOTO】サポーターが創り出す圧巻の光景で選手を後押し!Jリーグコレオグラフィー特集!
また、神戸で警戒すべきプレーヤーについては、「全員が良い選手ですが、その中でも大迫(勇也)と武藤(嘉紀)はJリーグの中でもズバ抜けたフォワードだと思っています。もちろん、その周りも良い選手たちばかりです」と語っている。
強力なタレントが揃う神戸を相手に、3戦ぶりの白星を挙げられるか。注目の一戦は5日の19時にキックオフ予定だ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年07月04日 18:12
日本サッカー協会は7月3日、パリ五輪に挑むU-23日本代表のメンバー18人とバックアップメンバー4人を発表した。
ドイツの大手紙『Bild』紙が驚きをもって報じたのが、ブレーメンのU-23チームに所属する佐藤恵允の選出だ。
「誰もリストに書いていなかった。ブレーメンの五輪サプライズ」と題した記事で、こう伝えている。
「ナビ・ケイタが母国ギニア代表としてオリンピックに出場するという事実は、多くのファンを驚かせた。しかし、数週間後にブレーメンで注目されることになる選手はそのMFだけではない。U-23日本代表のケイン・サトウだ」
【PHOTO】パリ五輪に挑むU-23日本代表18名とバックアップメンバー4人を一挙紹介!
記事は「少なくとも部外者にとって、選出は決して当然のことではなかった。結局、昨夏に明治大から来た左ウイングは(U-23チームが所属する)5部リーグでしか試合経験を積めなかった」と続けている。
ドイツではまだまだ無名の22歳の招集は、驚きを与えたようだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部