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2026年05月10日 07:00
<ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ 3日目◇9日◇茨城GC西コース(茨城県)◇6718ヤード・パー72>ツアー通算4勝の河本結が、初のメジャー優勝へトータル3オーバーの2位タイで最終日に向かう。平均ストロークは今季ワーストの『79.7424』。2011年「日本女子オープン」第3ラウンド以来となる“全員オーバーパー”というタフな一日を、「どうしても力が入っちゃうから、力を抜いて」ということを心がけ、なんとか上位を維持した。 【ライブフォト】河本結はフィニッシュで両太モモはピタッ! 「ストレスは大きかった」という心境は隠さない。それでも涼しげな表情でプレーする姿が印象的だ。前半の5番でバーディが先行。だが、その後は、どれだけ耐えても13番までに4つスコアを落とした。そんななか、58度を握りグリーン右手前から15ヤードの3打目アプローチを直接決めた14番パー4では力強いガッツポーズも披露。「13番でティショットがラフに落ちて、そこがディボットだった。バンカー越えの寄らないところ。アンラッキーの後にラッキーが来たから“よっしゃ!”って感じでした」。思わず感情があふれ出した。2メートルのバーディパットを外した10番を「キー」に挙げる。「流れを切ってしまった」。最終18番のダブルボギーも悔やむが、それでも踏みとどまった。後半に見たスコアボードで、他の選手も苦しんでいることを事実として把握。「ピン位置も相まって、めちゃめちゃ難しかったです。まさにムービングデーでしたね」。選手たちの誰にとっても長い一日だった。最終日最終組のひとりとして、首位に立つ福山恵梨との1打差を追う。「ここまでワクワクするのはひさしぶりな感じ。優勝争いのワクワクというよりは、このコースを攻略するワクワク。勝負ではなくゴルフをすることにワクワクしています」。ショットが安定していたことも手応えにつながる。胸の高鳴りを感じながら、目指している「年間女王」にも近づくビッグタイトル獲得へと向かっていく。(文・間宮輝憲) ワールドLサロンパスC リーダーボード ワールドLサロンパスC 最終日の組み合わせ 河本結 プロフィール&戦績 ≪写真≫クラブへのこだわりが強い河本結の14本を専門家が分析 〈連続写真〉『ヒジを高く上げたトップから頭を残して振る』 河本結のパワーフェードを打つコツ!
2026年05月11日 05:00
◆女子プロゴルフツアー 今季メジャー初戦 報知新聞社後援 ワールドレディスサロンパスカップ 最終日(10日、茨城GC西C=6718ヤード、パー72)
1打差2位から出た河本結(27)=リコー=が、1イーグル、4バーディー、4ボギーの70をマークし、通算1オーバーの逆転で、自身初のメジャー制覇を達成した。昨年10月以来の通算5勝目。1998年度生まれの“黄金世代”のメジャー優勝は5人目(畑岡奈紗、原英莉花、勝みなみ、渋野日向子)。会場で見守った母・美由紀さんへ、母の日に最高のプレゼントを届けた。目標の年間女王へ、弾みをつける大きな1勝となった。
1打リードで迎えた18番。河本の魂を乗せた一打がピンに向かって寄っていった。残り180ヤードから6アイアンを握った第2打をピン右1メートルに刺して決着をつけた。先にホールアウトしプレーオフに備えていた鈴木愛は、練習をやめた。難なく沈めて連続バーディー締め。「頭も心もフル回転させて戦った4日間だった。難しいセッティングで本当に本当に本当に疲れた」。強い勝ち方でもぎ取った、メジャー1勝だった。
3オーバーで迎えた15番。5組前の鈴木が同じ3オーバーで先にホールアウトしたことを知ったが、まったく動じなかった。「大人になった。成長を感じることができた」と自画自賛したのは17番パー5。左ラフからの第2打はピンまで240ヤードだった。以前の河本なら、ユーティリティーでグリーン近くまで運ぶことを選んだ。ピン位置は奧めで風はフォロー。「ラフからのアプローチは難しくなる」と判断。7アイアンで刻み、86ヤードの3打目を30センチにからめて抜け出した。
昨季のメルセデスランキングは自己最高の3位だった。それに対して「40%ほど満足している自分」が許せなかった。「ほぼスライスだった」という球筋を捕まったフェードに変えた。さらに左ピンに対してドローで攻めていけるスイングに取り組んだ。歩行時の軸への意識、食生活の改善にも着手。SNSとも距離を置き、ゴルフとの向き合い方を変えた。
以前は勝利への強い欲が判断を邪魔することがあったが、今は違う。目の前の一打に全集中を捧げた。「勝ちたいというより、勝つイメージが湧いていた」。9日夜に最終日のウェアを選んでいた時だった。「これだ」。大会のイメージカラーの緑とピンクが入った上下を即決。「これを着てトロフィーを持っている自分がすごくイメージできた」。その通り、最高の笑顔で記念撮影に収まった。
母の日の最高のプレゼントになった。18番グリーンを降りると、涙目の美由紀さんと抱き合った。「一番のあこがれで、大好きな尊敬する母のように、強くたくましくかわいくなれるように日々成長していきたい」と誓いをたてた。「ゴルフが彼氏と思って過ごしている。それが楽しいし、その生き方でいいのかな」。27歳の今、ライフプランの最優先事項は年間女王取りだ。(高木 恵)
◆河本に聞く
―どんなことを考えてスタート?
「目の前の一打をどこに運ぶか、どういう風にショットを打つかを考えていた。とにかくこの4日間一生懸命頑張って疲れたので、今日は全身にサロンパスを貼って寝たいと思う」
―2打目を刻んでバーディーとした17番の攻め方。要因は?
「年月。戦い方を覚えた。昔はファイターだった。やるぞ、いけいけどんどんみたいな。痛い思いもいい思いもたくさんした。今はそういう自分じゃなくて、冷静。いろんな想定ができる」
―3年シードを獲得した。米ツアー再挑戦は?
「今は年間女王を取ることが頭にある。それを取ったらまた考えるかもしれないけど、今はまずそこ」
◆通算オーバーパー優勝 1988年のツアー制度施行後では今大会と同じ茨城GC西Cで、23年サロンパスカップの吉田優利(1オーバー)以来、49例目。最大スコア優勝は、01年日本女子オープン優勝・島袋美幸の14オーバー。
2026年05月10日 22:06
◆女子プロゴルフツアー 今季メジャー初戦 報知新聞社後援 ワールドレディスサロンパスカップ 最終日(10日、茨城GC西C=6718ヤード、パー72)
昨季下部ツアー賞金女王でプロ2年目の大久保柚季(加賀電子)がバーディーなし、3ボギーの75と落としたが、通算7オーバーで自己最高の6位に入った。
首位と2打差の4位で出た大久保は「1つか2つ伸ばしたい思いで回ったけど、パットがショートしたり、チャンスにつく回数も少なかった」。6番でボギーをたたき、バーディーを奪えないまま前半を折り返した。
後半の10番で6メートルのバーディーパットを決められず。「1日目、2日目ならコロンと入ってるけど、右に切れたりした。今日はそういう日かなと思った」。その後も12、13番で連続ボギーをたたき、75と落とした。
2日目で69をマークして単独首位に立ったが、強風が吹き荒れた3日目に81をたたいて4位後退。最終日もスコアを大きく落としたが、初のトップ10入りを果たした。メジャー仕様の難コースで、4日間のパーオン率は全体1位(56・94%)とショット精度が光った。
22歳の新星は「この1週間ですごい成長できた。難しいセッティングの中で予選2日間をアンダーで回れて、まだ入ったことがないトップ10に入れた。満足感はあります」と笑顔。「一日通して回ってみて、まだまだ優勝するには早いなと思ったけど、今年中には1勝したい」と野望を口にした。
2026年05月10日 19:57
◆女子プロゴルフツアー 今季メジャー初戦 報知新聞社後援 ワールドレディスサロンパスカップ 最終日(10日、茨城GC西C=6718ヤード、パー72)
1打差2位からスタートした河本結(リコー)が1イーグル、4バーディー、4ボギーの70で回り、通算1オーバー。逆転で初のメジャー制覇を達成した。昨年10月のスタンレーレディスホンダ以来のツアー通算5勝目。1998年度生まれの「黄金世代」では畑岡奈紗、原英莉花、渋野日向子、勝みなみに続く5人目の国内メジャーVとなった。優勝賞金3000万円を獲得した。
優勝会見では「あんまりメジャー勝ったという実感はなくて、とにかく本当に目の前の一打に集中してプレーしたので、やっと4日間が終わったという感じの方が強いです。勝ててうれしいなと思います」と喜びを語った。
◆河本に聞く
―優勝がかかる中で気をつけたことは。
「本当に4日間、何も変わらずプレーしたんですけど、やっぱり4日目になって後半疲れてきてちょっとショットが乱れていたので、そこを何とか自分の気持ちでカバーしながらプレーしました」
―「勝ちたい気持ちは勝手に出てくる」と話していた。最終日に向けて、出てきましたか。
「全然出てこなくて。なんか変なんですけど、やるべきことをしたら勝つっていう感じでは思ってて、あんまり勝ちたいっていうのはなかったです。とにかくこの球をどこに打つか、どう歩くかっていう感じだったので、気づいたら終わってたような感覚ではありますね。勝つイメージが湧いてたって感じでした。昨日の夜にウェアを3種類ぐらい悩んだ時に、コレって思ったんです。これを着てトロフィーを持ってる自分がすごくイメージできたので、その時に思いました。そこからはもう力みはなかったです。きっとそうなるだろうな、みたいな感覚だったかな」
―母の日に優勝した。
「プレー前はすごく、母の日だから優勝を届けたいなと思っていたんですけど、試合に入ったらとにかく目の前の自分のゴルフにすごく集中していました」
―トレードマークのリボンはピンク色。母の日仕様ですか。
「このワールドレディスサロンパスカップの色が緑とピンクなので、そのイメージを意識してウェアをコーディネートしたので、ピンクは母の日仕様を意識して取り入れたカラーではあります」
―最近、お母さんにかけられた言葉でうれしかったことは。
「試合期間中に『しっかりしなさい』みたいな、けっこう圧をかけてくるタイプなんで(笑い)。そういう厳しめの愛ある言葉をたくさんもらえます。すごく私の家族は仲がいいと思ってますし、本当に生まれ変わっても、お母さんがまた私のお母さんでいてほしい」
―母はどんな存在か。
「お母さんっていう感覚はなくて、友達みたいな感じ。ミユキちゃんって呼んでるし、プライベートのこともゴルフのことも相談します。自分がもし子供ができた時に、そういうふうに過ごせるようになりたいと思うので、尊敬してるし、憧れの母かなと思います」
―同世代の選手も結婚や出産など増えている中、自身のライフプランについて考えたり、焦りを感じたりすることは。
「焦りしかないです(笑い)。こんなストイックだし、自分に厳しく生きているので、自分が尊敬できる人でないと嫌なので。大丈夫かなって心配になるんですけど、とにかく年間女王を取るっていうのが自分のライフプランの中で一番大きな目標なので、まずはそこに行くために、とにかく何が最善かを考えて、ゴルフと向き合って過ごしている毎日っていう感じです」
―何歳まで第一線で戦いたいか、どんな選手人生を送りたいか。
「いま28歳だから、あと5年、6年、7年くらいは最前線でできるんじゃないかなって思ってます。最前線で。あとはその時に出会ったり、結婚があったりわからないですけど、今は全然読めないので。とにかくゴルフが彼氏って思って過ごしているので、それが楽しいですし、その生き方でいいのかなって思って過ごしています」
―この優勝で3年間の複数年シードを得た。再び米ツアーに挑戦したい気持ちは。
「いや、今は年間女王を取ることが頭にあるので、それを取ったらまた考えるかもしれないですけど、今は、まずはそこかなと思います」
2026年05月10日 18:42
◆女子プロゴルフツアー 今季メジャー初戦 報知新聞社後援 ワールドレディスサロンパスカップ 最終日(10日、茨城GC西C=6718ヤード、パー72)
4打差8位から出た吉田鈴(大東建託)は2バーディー、4ボギー、1ダブルボギーの76と落とし、通算10オーバーの11位だった。
2026年05月10日 18:19
◆女子プロゴルフツアー 今季メジャー初戦 報知新聞社後援 ワールドレディスサロンパスカップ 最終日(10日、茨城GC西C=6718ヤード、パー72)
1打差2位からスタートした河本結(リコー)が1イーグル、4バーディー、4ボギーの70で回り、通算1オーバー。逆転で初のメジャー制覇を達成した。2打差の2位は鈴木愛(セールスフォース)だった。
首位でスタートした福山恵梨(松辰)は2バーディー、5ボギー、1ダブルボギーの77と苦しみ、通算7オーバーの6位に終わった。プロ16年目の33歳は、悲願のツアー初優勝に6打及ばなかったが「メジャーを満喫できました」と爽やかに話した。
福山が勝利への流れを逃したのは6番パー5だった。2位の河本を1打リードして迎えたロングホール。河本は第2打をグリーン左まで運び、第3打でチップインイーグルを決めた。一方、福山は右バンカーからの第3打をグリーンオーバー。第4打をショートさせ、パー5で痛恨のボギー。たった1ホールで河本に3打の差をつけられ、逆転を許し、その後は差が開いた。
河本、桑木志帆(大和ハウス工業)の優勝経験者と回った最終組について福山は「やっぱり緊張感もあって、みんな、いいゴルフをしていて、楽しかったです」と、すがすがしく語った。
プロ16年目の33歳。下部のステップアップツアーでは5勝を挙げているが、レギュラーツアーは未勝利でシード権を獲得したこともない。「今年、頑張れなかったら、もう、ないかもしれない」と不退転の決意で今シーズンに臨んでいる。今回はメジャーでの金星を逃したが、意欲が衰えることなく、むしろ、みなぎる。「優勝争いの位置でプレーすることができて、いい経験になりました。また、次こういう機会があれば、しっかり勝ちたい、と思いますので、頑張りたいです」と前向きに話した。
2026年05月10日 18:10
<ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ 最終日◇10日◇茨城GC西コース(茨城県)◇6718ヤード・パー72>残り1メートルのウイニングパットを決める直前、河本結の母・美由紀さんは涙を拭った手を合わせ、祈るようにグリーン上を見つめていた。娘が両手を挙げて喜ぶ姿を見届けると、すぐに「やったー」と歓喜。そしてアテストに向かう時、親子はかたい抱擁を交わした。この時、娘から思いを込めた「ありがとう」の言葉。それを聞くと、母は涙をこらえることができなかった。
【写真】飛ばし屋の弟・河本力も駆けつけました
今年の母の日は、河本家にとって特別な一日になった。ただ、そこにたどり着く道のりは、決して楽なものではない。5番パー5では、58度で打ったピン横11ヤードからの3打目アプローチを直接決めてイーグルを奪い、大歓声を浴びたが、その後は、後続を突き放しながらも、15番のホールインワンなど2イーグルを奪い猛追してきた鈴木愛らと並ぶ時間も過ごした。ただ、27歳になった河本は「人のスコアを意識することはなかった。自分がどうアンダーパーであがるかを考えていました」と冷静だ。「すごく大人になった」と振り返るシーンがある。それがトータル3オーバーの首位タイで迎えた17番パー5。残り86ヤードから58度で打った3打目を30センチにつけ、勝ち越しに成功したホールだ。このスーパーショットはコースを沸かせたが、本人はそこにつながるセカンドショットに価値を見出した。「残り230ヤードくらいで、木があって、UTで打てばグリーン近くまではいける。ただ(無理に狙って)ラフからの3打目になるとフォローが吹いて難しい。だからフェアウェイに刻んだ。若い頃なら絶対にガンガンいってました。あそこで7番アイアンで刻めたのは、今週のコースに向いていたマネジメントだし、いいメンタル状態でした。デビューしてから何年もやってきたことが、身になってるんだなと思えた。成長を感じられたのがうれしかった」そんな“成長”した姿を、これまで一番近くで支えてくれた人の目にも焼き付けることができた。河本にとって母は「尊敬している憧れ」の存在。「お母さんという感覚がなくて、友達みたい。美由紀ちゃんって呼んでるし、ゴルフの話もすれば、プライベートのことも相談する。自分に子供ができた時にも、そうやって過ごせるようになりたい」。そんな最愛の母だが、ゴルフへの助言は厳しい。「『死ぬほどパターの練習をしろ』とか言われます」。もちろんそれが「そう言ってくれる人が近くにいないとダメだし、言い続けて欲しいです」という "愛ある言葉”なのは理解している。2020年から米国で戦ったが、翌年に撤退するという挫折も味わった。そこからは日本でシードが取れない時期も続いた。母はこの時期を思い出すと、「何もしてあげることができず、つらかった」と言葉を詰まらせる。時に厳しい言葉を送るが、こんな想いも胸に秘めている。「そんなにストイックにしなくても、もう少し緩めてもいいんじゃないか」。その努力がメジャー優勝という、大きな実になったことも知っている。河本が今、目指しているのは「年間女王」。そのためにメンタルトレーニングから歩く姿勢など、“これだ”と思うものは自分の生活に取り入れ、節制することもいとわない。「準備でしか差が出ない」というのが今、大事にしていること。試合中の食事は、オフにアスリートフードマイスターの資格を取得したマネジャーによって作られたものを摂り続けている。「夏バテするので、そこで(これまでとは)変わると信じてます」。女王になるためには、1年間通じての活躍が不可欠だ。「裕福な家庭ではないなか、私と弟(プロゴルファーの力)がゴルフをするため、貯金を崩しながらやってくれた。感謝しています。母が強いので、そのタフなメンタルは受け継いだと思っている。生まれ変わっても、私の母でいてほしい。大好き。愛してる」今回の優勝で3年間の複数年シードを手に入れたが、米国再挑戦について聞かれても「今は年間女王になることしか考えていない。それを達成したら考えるかも」と覚悟を決めている。メジャー優勝で400ptを獲得し、メルセデス・ランキングは5位まで浮上した。母は「最高の娘です」という言葉を送る。これからも大事な家族の支えを受けながら、目標に向かって“ストイック”に邁進していく。(文・間宮輝憲)
ワールドLサロンパスC 最終結果
河本結 プロフィール&成績
【写真】ショーパン姿がまぶしい! 河本結のJK時代
【河本きょうだい対談】「足して2で割りたい(笑)」お互いにうらやむ“最強の武器”は?
米国女子ツアー リーダーボード
2026年05月10日 18:03
◆女子プロゴルフツアー 今季メジャー初戦 報知新聞社後援 ワールドレディスサロンパスカップ 最終日(10日、茨城GC西C=6718ヤード、パー72)
1打差2位から出た桑木志帆(大和ハウス工業)は2バーディー、4ボギーの74と落とし、通算5オーバーで4位となり、24年のJLPGAツアー選手権リコー杯以来のメジャー制覇はならなかった。「前半にバーディーが取れず、波に乗れなかった」と逆転Vを逃し、唇をかんだ。
4番でグリーン右からのアプローチを寄せられずボギー先行。6番でも落とし、首位との差が広がった。後半に入るタイミングで「パーを重ねてタイミングが合えば、バーディーが来るかな」とチャンスを待ったが、伸ばしきれず。同組の河本結(リコー)がスコアを伸ばしながらも焦りはなかった。それでも「最後は気持ちが切れてしまった。悔しかった」と肩を落とした。
前週のNTTドコモビジネスレディスに続き2週連続で4位。2年ぶりの優勝に近づいている雰囲気はあるが「まだまだ改善点がいっぱい」と伸びしろたっぷりだと話した。「パッティングでプレッシャーがかかると、タッチ(距離感)が出なくなってしまう。マネジメントの部分だったり、凡ミスを無くすことが目標」と今後に向けて話した。
悔しさはありながらも、難セッティングで4位に入り、ホールアウト後は笑顔を見せた。「メジャーで上位で、(最終日)最終組で戦えたのは久々。また優勝も見えてきた。気持ちは前向き。来週からしっかり結果を残せるように頑張りたい」。上位フィニッシュも向上心を忘れず、次週以降の優勝を見据えた。
2026年05月10日 17:44
◆女子プロゴルフツアー 今季メジャー初戦 報知新聞社後援 ワールドレディスサロンパスカップ 最終日(10日、茨城GC西C=6718ヤード、パー72)
1打差2位からスタートした河本結(リコー)が1イーグル、4バーディー、4ボギーの70で回り、通算1オーバー。
2026年05月10日 17:26
<ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ 最終日◇10日◇茨城GC西コース(茨城県)◇6718ヤード・パー72>今大会4日間で平均飛距離278.5ヤードを記録。韓国の17歳アマチュア、オ・スミンが2位に14.375ヤード差をつけ、堂々のドライビングディスタンス1位に輝いた。
【写真】シャフトのしなりがエグい… 17歳はアイアンも規格外だった
初日は平均279ヤードをマークし、17番で311ヤードを記録した2日目は平均292ヤードを計測。さらに、1番で301ヤードを放った3日目も282.5ヤードと安定していた。最終日は平均260.5ヤードとやや落としたものの、最後まで“飛ばし屋”ぶりを印象づけた。173センチの長身から繰り出される迫力あるショット。飛距離の秘訣は「幼い頃から飛距離を出したいと願いながら一生懸命練習してきた」と明かすように、ジュニア時代から“振る”ことを徹底してきた。「ドライバーで強く打つ」ことはもちろん、「軽いクラブでも強く打つ」練習を繰り返し、飛距離を磨いてきた。それでも「何よりも一番効果があるなと思うのは、練習ラウンドや試合でいかに強く振るか、ということ。それが自分の力になっている」。実戦の中でも同じ意識を貫いてきたことが、現在の武器につながっている。初日から2日目まで2位タイをキープし、上位で決勝ラウンドに進出。しかし、3日目に「87」と崩れると、最終日も「81」とスコアを落とし、トータル21オーバー・58位で大会を終えた。「ちょっと辛かった」と、好スタートを切っていただけに悔しさをにじませた。今季の課題に挙げているのは、プレー中のメンタルコントロール。この4日間もミスをした際の気持ちを「きっちり管理できなかった」と振り返り、「今後の課題」と前を向いた。憧れはミンジー・リー(オーストラリア)やネリー・コルダ(米国)。最大の目標は「ゴルフといえば“オ・スミン”と名前が残るような選手になりたい」と掲げ、世界的な選手への憧れを口にした。現時点で日本ツアーの出場予定はないものの、「機会があればぜひ出場したい」と再来日にも意欲。将来の活躍から目が離せない。(文・高木彩音)
ワールドLサロンパスC 最終結果
オ・スミン プロフィール&成績
なぜ最長337ヤードも飛ぶ? 162のドラコン女子は右手を“ヨコから”握っていた
韓国の17歳飛ばし屋が仰天の2オン「圧倒的に強い選手になりたい」
米国女子ツアー リーダーボード
2026年05月10日 17:05
◆女子プロゴルフツアー 今季メジャー初戦 報知新聞社後援 ワールドレディスサロンパスカップ 最終日(10日、茨城GC西C=6718ヤード、パー72)
ツアー22勝の鈴木愛(セールスフォース)が11位で出て2イーグル、3バーディー、2ボギーでこの日ベストの67をマークし、通算3オーバーで2位に入った。
最終日のバックナインに猛チャージした。
首位と6打差の11位で出た鈴木は12、13番で連続バーディーで迎えた15番。ツアー史上最短の98ヤードに設定されたパー3(実測89ヤード)で50度ウェッジを振り、ホールインワンを達成した。「(打球が)トントンと跳ねて『あ、いいとこかな』と思ったら消えたので、『ギャ〜ッ!』みたいな感じだった」と笑顔で振り返った。
直後の16番でボギーをたたいた後の17番パー5。残り239ヤードから3ウッドで2オンに成功し、11メートルをねじ込んでイーグルを奪った。15番はホールインワン賞200万円、17番はイーグル賞100万円(複数均等割り)が設定され、臨時ボーナスをゲット。「今まで頑張ってきたご褒美が15番と17番で取れた。おいしいものでも食べようかなと思います」と語った。
首位の河本結(リコー)と1打差の2位でホールアウト。ショットやパター練習などを約1時間行い、河本が優勝した知らせが届いた。プレーオフに突入する可能性を「プレーオフだけは嫌だなと思ってたから、モヤモヤしてた。1時間は長い…。早く帰りたかった」と苦笑いを見せた。
初日は74で29位で発進。2日目は最終18番でバーディーを奪い、カットラインの6オーバーに乗せて53位でギリギリ予選を通過した。強風が吹き荒れた3日目は最少スコアの74をマークし、11位に浮上。この日も全体ベストの67をたたき出して2位でフィニッシュ。2017、19年賞金女王の実力を見せつけた。
鈴木は「予選は本当にギリギリ(通過)だったので、劇的にジャンプアップできた。ここまで上がってこられるとは思ってなかったので、すごく成長した2日間だった。ドライバーとアプローチがすごく良かった」と自画自賛した。
次週は昨年4位のSky・RKBレディス、6月には海外メジャーの全米女子オープンが控える。鈴木は「来週も得意な試合だし、いい状態で全米を迎えられたら」と今後を見据えた。(星野 浩司)
2026年05月10日 16:58
◆女子プロゴルフツアー 今季メジャー初戦 報知新聞社後援 ワールドレディスサロンパスカップ 最終日(10日、茨城GC西C=6718ヤード、パー72)
元世界ランク1位の宮里藍さんが大会を総括した。河本結(リコー)が通算1オーバーで優勝。オーバーパー決着となるタフな条件となり「見ていて疲れるぐらい力が入りました」とコメント。伸ばし合いが多い日本ツアーだが、「メジャーだからこそのセッティング。こういう試合があってもいいな」とメジャーらしい難セッティングは納得だと話した。「これだけ難しいセッティングだからこそ、最後はあれだけしびれる展開になった。河本選手はすごかった」と優勝者をたたえた。
9日の第3ラウンドは終始、強風が吹き荒れる一日となった。平均スコアは79・74とタフな条件となった。「疲弊するような内容だったと思うんですけど、風ばかりはコントロールできない。それはみんな同じコンディションですし、大変だったと思う。でも、それも含めて最後まで自分をブラさずにプレーできていたのはすごい」とプレーした66人をたたえた。
優勝した河本に対しては「4日間通して、本当にマネジメントをすごい徹底している印象があった。手前から、というのを徹していて、それをブレずにやっている」とメジャー仕様の硬くて速いグリーンに合わせたマネジメント力を評価した。この日の後半は、ショットのタイミングがぶれる場面もあったが、終盤の17、18番で連続バーディーを奪い、勝負を決定づけた。「勝負どころでしっかり寄せられる力が素晴らしかった」と絶賛した。
2026年05月10日 16:35
◆女子プロゴルフツアー 今季メジャー初戦 報知新聞社後援 ワールドレディスサロンパスカップ 最終日(10日、茨城GC西C=6718ヤード、パー72)
今大会の大きな見所は、ツアー史上最短の98ヤードに設定された15番パー3だった。
2026年05月10日 16:17
◆女子プロゴルフツアー 今季メジャー初戦 報知新聞社後援 ワールドレディスサロンパスカップ 最終日(10日、茨城GC西C=6718ヤード、パー72)
2打差4位から出た荒木優奈(Sky)は2バーディー、2ボギーの72と伸ばせず、通算4オーバーで3打差の3位となった。一時は首位に並ぶも16番で痛恨のボギー。メジャー初優勝はお預けとなり「めっちゃ悔しいです。後半下手すぎて…」と悔し涙を流した。
2打差逆転を目指したこの日。3番パー5で3打目をピン右2・5メートルに運び、バーディー先行。4番はグリーン左手前のバンカーからの3打目を寄せられず落とすも、5番パー5でバウンスバック。2オンを狙った一打はグリーン左のラフへ。続く第3打をグリーンに乗せることができなかったが、チップインバーディーでスコアを伸ばした。
首位と1打差で後半に向かうと13番で4メートル、14番で1・5メートルのパーパットをねじ込むなど、粘り強いプレーを見せた。だが、首位に並んで迎えた16番。第2打をショートサイドのバンカーを打ち込んだ。「うわっ」とミスショットに肩を落とした。3打目でもグリーンに乗らず。勝負所でスコアを落とし、惜敗した。
優勝すれば3年シードが得られるメジャー大会。かける思いは大きかったからこそ、3打差届かず「勝ちたかった。近いところに(優勝が)あったから、余計に悔しい」と涙が止まらなかった。それでも、ルーキーイヤーの昨年は4つのメジャーで3試合でトップ10入り。「意外に難しいセッティングもできるじゃん」と自信を深めた。「去年3つトップ10に入ったから、今年も外れたくなかった。トップ10に入れたのは良かった」とメジャー自己最高の3位には納得している部分もあると話した。
次週のSkyRKBレディス(15〜17日、福岡)は所属先が大会特別協賛となっており、ホステスプロとして臨む。「来週はピンを攻めるゴルフができると思う。思い切ってプレーしたい。ホステスなので、結果で恩返しするのが一番。しっかり頑張りたい」と涙をぬぐい気持ちを切り替えた。
2026年05月10日 16:08
◆女子プロゴルフツアー 今季メジャー初戦 報知新聞社後援 ワールドレディスサロンパスカップ 最終日(10日、茨城GC西C=6718ヤード、パー72)
24位から出た昨季年間女王の佐久間朱莉(大東建託)が4バーディー、1ボギーの69をマークし、通算7オーバーの6位で大会を終えた。「今日いいスコアを出せたので、ちょっとは気持ち良く帰れると思う」。9位で決勝ラウンドに進むも、強風が吹き荒れた前日の第3ラウンドで81をたたき後退。最後に意地を見せた。
グリーンが小さいうえに硬く、難しいセッティングが施されたメジャー大会。優勝争いから離れた位置からの最終日となったが「いけるところまで伸ばしていこうと。今週はグリーンに乗らないことが多いので、そこからのアプローチをしっかりして、耐えられるところはしっかり耐えていきたいということを1週間テーマにしてやっていた。今日は特にそれができた」と振り返った。
大会前に腰痛を発症し、痛み止めを服用しながらの4日間となった。「この取りたい大会にいいコンディションを持ってこられなかったので、そこはちょっと悔しい。今日はほとんど痛みがなかった。また来週以降も試合があるので、そこに向けて頑張りたい」と気持ちを切り替えた。
2026年05月10日 15:49
◆女子プロゴルフツアー 今季メジャー初戦 報知新聞社後援 ワールドレディスサロンパスカップ 最終日(10日、茨城GC西C=6718ヤード、パー72)
1打差2位からスタートした河本結(リコー)が1イーグル、4バーディー、4ボギーの70で回り、通算1オーバー。逆転で初のメジャー制覇を達成した。2打差の2位は鈴木愛(セールスフォース)だった。
首位と3打差の6位からスタートした金沢志奈(クレスコ)は、難コースで、3バーディー、3ボギーの72と踏ん張り、4打差の4位と健闘した。
「スタートから優勝を意識してプレーしました。勝ちたい大会のひとつなので。前半は良かった(2バーディーで34)ですが、後半に3つボギーを打ってしまったことが残念です」と冷静に一日を振り返った。
地元、茨城出身の人気プロには多くのギャラリーが18ホールを追って応援した。昨年のソニー日本女子プロ選手権に続くメジャー2勝目はならなかったが、地元で存在感を発揮。「応援はとても力になりました。ありがとうございました」と金沢は、深く感謝した。