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【Buffaloes Inside】2軍運営担当からスコアラー転身1年目のオリックス・上野響平さん。「ちょっとでもチームのプラスになることを考えています」と首位争いに貢献

2026年05月22日 06:40

 オリックスのOBで、2024年オフに現役を引退した上野響平さんが今季、2軍の運営担当からスコアラーに転身し、首位争いを繰り広げるチームの勝利に貢献している。  「1年で担当を変わるとは思っていなかったのですが、いずれチームに近いところに戻りたいと思っていました。ちょっとでもチームにとってヒントや引き出しになることを伝えたいと考えてやっています」。スコアラーに転身しシーズン2カ月を過ぎた上野さんが、1年目の取り組みを説明した。  上野さんは大阪府出身。京都国際高では守備範囲の広さと強肩で知られた内野手で、2019年ドラフト3位で日本ハムに入団した。3年目の2022年4月の楽天戦(札幌ドーム)で初安打(左翼線二塁打)を放つなどしたが、オフに戦力外通告を受け、オリックスに育成契約で入団。移籍1年目の23年は、2軍戦で自己最多の80試合に出場するなど多くのチャンスをもらったが、支配下をつかむことはできず24年オフに退団した。  しかし、25年1月から球団事業本部事業運営部スタジアム運営グループに配属され、2軍の運営に携わることに。上司の岡村義和さん、丸毛謙一さんとスポンサーとの交渉にあたったり、地方での試合開催に向けて自治体などと事前協議をしたりするなど、現役時代には知る由もなかった運営の裏舞台を知ることに。「開催地の関係者とは半年前から打ち合わせをして、1か月ごとに定例会議も開きます。開催するために多くの人がかかわっているから、ゲームが成り立っているんです。選手目線では『なんで不便な地方で開催するの』と思うかもしれませんが、今後、1軍でやっていくためにはこういうことも経験しておかなくてはいけませんし、地方のお客さんを1軍につなげる意味もあるんです」。選手はみんな協力的だが、選手を輝かせる裏方を経験することでプロ野球の奥深さもわかるようになった。  1年を通して2軍の試合運営を勉強した上野さんは、昨年末にプロ入りしてから何度目かの転身を迫られた。球団本部管理部スコアラーグループへの異動だった。今村文昭グループ長以下8人の体制で、2月にOBでDeNAや楽天で打撃コーチを務めた高須洋介さんが入団するまで、内野手出身はベンチ入りする今村グループ長だけ。「内野手の目線で見て欲しい」という球団の要請が、わずか1年での配置転換になったようだ。  今年1月から異動し、2月の春季キャンプの第2クールから「先乗り」として他チームの視察が始まった。5月中旬まではロッテを担当、試合をみて集めた打者のデータを分析し、対戦直前のミーティングで自チームのバッテリーに伝えるのが主な仕事だ。ナイター終了後、帰ったホテルの自室でで資料をまとめる日々。「初めは今までの生活でないくらい、寝ていませんでしたね(笑)。やることは決まっているのですが、なるべく多くの情報を(チームに)提供したいと思うから、どうしても遅くまでかかってしまいます。自分が(十分に分析できていないなどと)不安要素を持ちたくないんです。それじゃ、(正確に)伝えることはできないんで」  心がけていることがある。元プロ野球選手、内野手としての感性だ。「今、どの打者がどういう状況なのかは、誰が見てもわかることです。でも、(ネット裏の)一番近くで見ているからわかることが、少なからずあるんです」。例えば、データでは内角を安打している打者と出ていても、外角球にも対応する場合もある。「そういう時もありましたよ、と伝えれば、ちょっと違う配球をする場合もあります。ちょっとでもバッテリーの人が、楽になるというか、(配球を)考える時間が短くなればいいなと思ってやっています」という。相手チームの攻撃面の作戦を細かく伝えることができるのも、内野手の視点があるからだ。  上野さんの仕事ぶりについて、今村グループ長は「どこまで掘り下げていくかというのを自分で決めなくてはいけない職業なんで難しいと思いますが、本当によくやってくれています。もう何年もやっている人と変わらない仕事ぶりです」と評価する。  「でも、やっぱり深堀りしちゃうんですね。これでOKという答えがないから終わりがないんです。追いかければ追いかけるだけ、追いかけられちゃうんで。でも、調子のいい(相手)バッターをちゃんと抑えてくれるとうれしいですね」。データと自身の感性を融合させた資料が、チームに役立つことに喜びを感じながら、今日も全国の球場を行脚する。 取材・文=北野正樹

  • 野球
  • ドジャース・大谷翔平、適時二塁打含む2出塁2打点で大勝貢献 CY賞右腕スキーンズ降板後に1イニング10得点

    2026年06月10日 11:00
    ● パイレーツ 3−12 ドジャース ○ <現地時間6月9日 PNCパーク>  ロサンゼルス・ドジャースが敵地カード初戦に2桁得点の大勝。大谷翔平投手(31)は「1番・指名打者」で先発出場し、3試合連続安打を記録した。  大谷は昨季ナ・リーグのサイ・ヤング賞右腕スキーンズと対決。初回の第1打席はカウント1-1から低めのスプリットで二ゴロに打ち取られ、3回表の第2打席はカウント1-2から高めボールゾーンのフォーシームで空振り三振。5回表の第3打席はカウント0-2から外角ボールゾーンのチェンジアップに手を出し、一ゴロに倒れた。  同点の7回表、2番手右腕ドテルから無死一、三塁を好機を作って大谷の第4打席を迎えると、捕手デービスの三塁牽制が走者ダルトン・ラッシングに直撃し、ボールが転々とする間に勝ち越しのホームイン。なおも無死二塁、カウント2-2から大谷が外角98.6マイル(約158.7キロ)のフォーシームを左中間に弾き返し、適時二塁打で4点目を挙げた。  さらに、ドジャースは2番アンディ・パヘスが15号2ランを放つと、無死満塁とチャンスを続けて7番ライアン・ウォードの適時打まで打者9人が連続出塁。再び一死満塁の好機だった第5打席の大谷は3番手右腕ビドワから押し出し四球を選んだ。2番パヘスも右犠飛、3番フレディ・フリーマンは通算2500安打となる中前適時打と畳みかけ、1イニング10得点の猛攻を締め括った。  大谷は大差のついた8回表に代打が送られ、4打数1安打、2打点、1四球、1三振という内容。今季成績は打率.301、11本塁打、37打点、OPS.938となっている。

  • ブルージェイズが逆転サヨナラ勝利 新人バレンズエラの殊勲打で本拠地大熱狂 岡本和真は7戦ぶり長打

    2026年06月10日 10:45
    ○ ブルージェイズ 3x−2 フィリーズ ● <現地時間6月9日 ロジャース・センター>  トロント・ブルージェイズが本拠地カード2戦目で劇的な逆転サヨナラ勝利。岡本和真内野手(29)は「7番・三塁」でフル出場し、3打数1安打を記録した。  5年連続2桁勝利の先発右腕ウィーラーと対峙した岡本は2回裏の第1打席、カウント3-1から甘く入ったシンカーを捉え、右翼フェンス直撃の二塁打。得点には繋がらなかったものの、7試合ぶりの長打を記録した。  ブルージェイズは2週間ぶりの復帰を果たした先発右腕ディラン・シースが初回に先制こそ許したものの、6回11奪三振の好投。6回裏には4番ヘスス・サンチェスの7号ソロで追いついたが、9回表に今季防御率0点台の守護神ルイ・バーランドが勝ち越し点を献上した。  それでも9回裏、今度はフィリーズの守護神デュランから連打で無死一、三塁の好機を作ると、暴投で2対2の同点に。さらに、6番ブランドン・バレンズエラが99.9マイル(約160.8キロ)のフォーシームを左中間に弾き返し、劇的なサヨナラ勝利を収めた。

  • ド軍の“40分間”に敵地沈黙「終わらない…」 急展開にファン困惑も「急にお祭りやん」

    2026年06月10日 10:33
    ドジャース打線が7回に猛攻 【MLB】パイレーツ ー ドジャース(日本時間10日・ピッツバーグ)  大雨をきっかけに、投手戦が一方的な展開へと変わった。ドジャースは9日(日本時間10日)、敵地でパイレーツと対戦。同点で迎えた7回、一挙10点をあげて勝ち越した。ファンは「急にお祭りやん」「まさかだね」と急展開に驚きを隠せなかったようだ。  6回、同点に追いついたドジャース打線が、7回にパイレーツ救援陣を攻略した。ラッシングとフリーランドの連打でチャンスをつくると、相手守備陣のミスで1点を勝ち越し。直後に1番の大谷翔平が適時二塁打を放ち追加点をあげた。以降も打線がつながり、パヘスの15号2ラン、フリーマンの通算2500安打となる適時打などで一挙10点をあげる猛攻をみせた。  このイニング、大谷を含めて5人の打者が2度打席に入る事態に。ファンは「もう下がっても良いんじゃ…」「終わらないんだが…」「これほどまでとは」「投手交代してから流れが完全にドジャースになりましたね」「試合が変わっちゃったね」とコメントを寄せていた。  6回裏の大雨直後の猛攻。7回表だけで15回打席がまわり、7安打4四球で10得点。40分近くドジャースの攻撃が続き、パイレーツファンは沈黙するしかなかった。(Full-Count編集部)

  • 大商大・今秋ドラフト候補の春山が特大1号2ラン 左翼席の中段上部にズドン バット放り投げ大歓声

    2026年06月10日 10:21
     「全日本大学野球選手権・2回戦、東日本国際大−大商大」(10日、神宮球場)  今秋ドラフト候補の大商大・春山陽登外野手(4年・敦賀気比)が特大の今大会1号2ランを放った。

  • SNSで発見された村上宗隆 突然流れた情報に日本人「あれ?」、判明した“ひと時”

    2026年06月10日 10:11
    インスタグラムで明らかになった村上の“休息”  ひと時のリフレッシュになっただろうか。怪我で離脱しているホワイトソックスの村上宗隆内野手が、プライベートな時間を楽しんだようだ。26歳主砲が訪れたショップのSNS投稿で明らかになった。  シカゴのヴィンテージクローズ専門店「Layers Chicago」は7日(日本時間8日)、村上が訪れたことをインスタグラムで報告。村上は、白の半袖ポロシャツにグレー系の短パン姿で、現地の男性と写真に収まっている。  投稿を見たファンは「アレ? 村上さん」「ショッピングですか?」「あ! 宗くん」「村上宗隆を宜しくね」と反応していた。村上は5月29日(同30日)のタイガース戦で右太もも裏を負傷し、負傷者リスト(IL)入り。4〜6週間の離脱が見込まれている。  メジャー復帰に向けて懸命にリハビリに励むなか、ひと時の休息になったのかもしれない。ファンはグラウンドで躍動する村上の姿を楽しみに待っている。(Full-Count編集部)

  • 阪神 椎葉が2軍に合流 9日は3被弾など2回5失点と乱調

    2026年06月10日 10:09
     阪神の椎葉剛投手が10日、SGLスタジアムのファーム残留練習に合流した。  椎葉は9日のソフトバンク戦(みずほペイペイ)に2番手で登板も3被弾するなど、2回6安打5失点と苦しい投球になっていた。

  • ド軍逆転のきっかけに!? 試合中に“思わぬ来訪者”…展開激変「すげーことになってる」

    2026年06月10日 09:47
    6回裏のパイレーツ攻撃中に突如… 【MLB】パイレーツ ー ドジャース(日本時間10日・ピッツバーグ)  同点に追い付いた直後、スタジアムに思わぬ“敵”が訪れた。ドジャースは9日(日本時間10日)、敵地でパイレーツと対戦。6回途中から突如雨が降り始め、あっという間に中継でも分かるほどの大雨に。ファンは「すげーことになってる」「やるの?」と騒然となった。  6回裏、パイレーツの攻撃中に天候が激変。ポツリポツリと雨が降り始めると、一気に激しさを増して豪雨となった。スタンドの観客はすぐさま避難。雨の影響もあってなのか、ドジャース先発のラウアーは2死を奪い89球を投げたタイミングで交代となった。2番手にはクラインがあがった。  大雨は短時間で止み、左翼方向には虹も確認できた。思わぬ“来訪者”に「まじかよ」「大雨すごかったww」「こんな状況でも試合続けるんだね」「中断しないのね」などのコメントがSNS上に寄せられていた。  突然すぎた雨が去った7回表、ドジャースは大谷翔平投手が適時二塁打、アンディ・パヘス外野手が本塁打を放つなど4点を勝ち越し。ドジャースにとっては恵みの雨になったのかもしれない。(Full-Count編集部)

  • ド軍野手が炎上「絶対やっちゃいかん」 “露骨な妨害”にファン酷評「いらんことすんな」

    2026年06月10日 09:20
    ラッシングの走塁にファンから批判が殺到 【MLB】パイレーツ ー ドジャース(日本時間10日・ピッツバーグ)  1点を争う好ゲームに水を差すプレーに批判が殺到した。

  • 広島・佐々木に望むものは…早く試合を決められる選手になってほしい〜安仁屋宗八氏が攻守に注文

    2026年06月10日 09:00
     「西武4−3広島」(9日、ベルーナドーム)  広島が3本塁打によるリードを守れず、5投手による継投の末、サヨナラ負けとなった。デイリースポーツ評論家の安仁屋宗八氏は、広島バッテリーの配球に注文をつける一方で、期待される佐々木には攻守にわたってハッパをかけた。  ◇ ◇  最後の1球は実にもったいない配球だった。一死満塁で長谷川に対し、カウント2−2から甘く入った変化球を流し打たれてサヨナラになった場面。あそこは内角への直球を選択するべきだったと思う。  中崎はその直前にもフォークを投げてボールになったが、3球目に内角へ素晴らしい球を決めていたのだから、それと同じ球が有効だったのではないか。  追い込まれた打者というのは当てにくるもの。変化球はバットをちょこんと出すだけでヒットになりやすい。内角の速い球はしっかり振らないと前へ飛ばない。  満塁という状況から死球は避ける必要があるのだが、持丸のリードを含めて気持ちの上で逃げたという印象を受けてしまったね。  そこへ至るまでの展開を考えると、珍しく3発(ファビアン、平川、坂倉)で3点をリードしてもらったのだから、床田はもう少し粘らないといけない。  この試合は左打者への内角があまり決まらなかった。初回の滝沢への死球が気になったのか。源田に粘り負けして2四球を与えたが、外角球はカットされやすいからね。それも含めてバッテリーにはいい教訓になったかもしれない。  結果的に4点目で試合が決まったわけだが、広島としては3−3の同点で迎えた七回に、その4点目が入るチャンスがあった。  一死一塁から持丸に送りバントをさせて佐々木のバットにかけたところだ。五回に右越えの二塁打を放っていたので期待していたが、平凡な右飛に倒れてチャンスを生かせなかった。  佐々木には、ああいうところで打てる勝負強い打者になってもらいたいね。何しろ開幕で4番を任されたほどの選手なんだから。  守備に関しても物足りなさがある。二回の三ゴロは三遊間への当たりだったが、グラブに収めきれずにエラー。何も難しい打球ではなかった。  五回は二死一、三塁から古賀の打球をグラブに当てながら捕球できず、適時打にしてしまった。速い打球で反応するだけでも難しかっただろうけど、こういう打球を処理できるようになれば、レギュラーも近づくはず。  五回の守備で打球を止めていれば、七回の打席で1本出していれば、チームは勝っていたかもしれない。佐々木には早くチームを勝たせる選手になってほしい。ベンチもそう思っているはずだ。

  • 抜群の存在感を発揮するロッテ・小川、友杉の“二遊間コンビ”

    2026年06月10日 09:00
     ロッテの小川龍成、友杉篤輝の“二遊間コンビ”は、チームに欠かせない存在になっている。  今季に入ってから1番・小川、2番・友杉の並びはあったが、9日の中日戦は今季初めて1番ショート・友杉、2番セカンド・小川の打順で出場した。0−0の初回先頭の友杉が、中日先発・マラーが投じた初球のストレートを、三塁線を破る二塁打で出塁すると、2番・小川も初球、武器とする三塁に絶妙のセーフティバントでチャンスを広げ、3番・西川史礁のセカンドゴロの間に、三塁走者の友杉が先制のホームを踏んだ。  1−1の6回は9番・郄部瑛斗がセンター前安打で出塁すると、続く友杉はマラーの初球、一塁線にファウル、2球目にピッチャー横にセーフティバントを決め、郄部を二塁に進める。小川がマラーの初球を捉え、ライト前安打でチャンスを広げ、西川のライト前適時打に繋げた。一塁走者の小川は西川のライト前安打で三塁に進み、佐藤都志也のセンターへのフライでタッチアップ。ヘッドスライディングで欲しかった3点目をもぎ取った。  守っても、3−1の8回先頭の岡林勇希が放ったセカンドへの高いバウンドのゴロを、小川がうまく合わせすばやく一塁に送球。一塁・池田来翔にも助けられ、一塁アウトにした。ショートの友杉も3−1の8回二死満塁で、サノーが放った三遊間のゴロをスライディングキャッチし素早く立ちあがって一塁に送球してアウトにする超スーパープレー。  小川、友杉の躍動も、間違いなくチームの勝利に大きく貢献した。 ◆ 欠かせないコンビ  昨季のオールスター以降からセカンド・小川、ショート・友杉の二遊間コンビが増え、小川は7月20日から守備についた試合は41試合連続無失策、友杉は8月21日の楽天戦から32試合連続無失策でシーズンを終えた。  今季の開幕はセカンド・池田、ショート・小川で迎えたが、4月の後半からはセカンド・小川、ショート・友杉の二遊間コンビが板についてきた。  攻撃面でも7番・友杉、9番・小川がチャンスを作り上位に繋げることも多かったが、上位を打つことの多かった藤原恭大が故障で離脱して以降は小川が1番や2番の打順に定着。友杉も2番の打順で出場する機会が増え、5月22日の楽天戦から5月31日の阪神戦にかけて9試合連続で『1番・小川、2番・友杉』の並びで出場した。  友杉に5月29日の取材で小川との二遊間コンビ、打っても1、2番で出場している中で、阿吽の呼吸などあるのか訊くと、「どうですかね、いろんな声をかけてくださるのでやりやすさはあります」と明かした。  一方の小川は「(阿吽の呼吸は)あんまり意識したことはないですけど、違和感なくできているのは、あっているのかなと思っています。いい感じでできているかなと思います」と話した。  5月27日の広島戦、0−2の5回一死一塁で森翔平のバスターで打ったセカンドベース付近のゴロをセカンド・小川が逆シングルで捕球して、グラブトスでセカンドベースカバーに入った友杉にトスし、4−6−3の併殺完成させた場面は“阿吽の呼吸”のようにも見えた。  小川は「そうですね、長い期間ずっと二遊間組んでいるので、(友杉)篤輝もやっぱりああいうトスが来ると予測できていると思うので、そこはお互いいい感じでできていると思います」と教えてくれた。  小川と友杉の二遊間は守備範囲が広く、安打性のあたりを何本もアウトにし投手陣を助けている。守備だけでなく、打っても小川がリーグ3位の打率.296、友杉もリーグ8位の.284をマークする。友杉、小川に攻守に大きな波がなくプレーできれば、かなり気は早いが、ベストナイン、ゴールデン・グラブ賞の同時受賞も期待が持てる。そのくらい小川、友杉の2人はマリーンズファンをワクワクさせている。 取材・文=岩下雄太

  • 岡本和真に判明した「3/30」 “逃した”14号に本拠地騒然…6月に入り復調の兆し

    2026年06月10日 08:55
    「7番・三塁」で先発出場 【MLB】Bジェイズ ー フィリーズ(日本時間10日・トロント)  ブルージェイズの岡本和真内野手は9日(日本時間10日)、本拠地のフィリーズ戦に「7番・三塁」で先発出場。第1打席で右翼フェイス直撃の二塁打を放った。メジャ30球場のうち3球場では本塁打となる会心の一打に本拠地は騒然となった。  2回2死で迎えた第1打席、岡本は5球目のシンカーを捉えて逆方向に大飛球を放った。高々と舞い上がった打球は僅かにスタンドに届かず、フェンス直撃の二塁打に。飛距離は354フィート(約107メートル)だった。  1日(同2日)の敵地・ブレーブス戦以来の一発は逃したが、6月に入り11本目の安打。6日(同7日)の同戦から3試合連続マルチ安打をマークするなど、復調の兆しを見せつつある。  岡本が記録している13本塁打、37打点はチームトップ。巨人から移籍1年目でブルージェイズ打線を引っ張っている。(Full-Count編集部)

  • 明かされた村上宗隆の近況 復帰見立てに変更なし、GMが回復ぶりを報告「とても順調」

    2026年06月10日 08:10
    ゲッツGMが明かす村上の状況…米記者が報じた  右太もも裏負傷のため負傷者リスト(IL)入りしたホワイトソックスの村上宗隆内野手の“最新情報”が明らかになった。

  • 広島・末包 逆襲へ30歳元気いっぱい「がむしゃらに、前向きに」 春季Cから2軍も打球角度アップへ一振不乱

    2026年06月10日 08:00
     広島の末包昇大外野手(30)が、逆襲への牙を研いでいる。春季キャンプから2軍暮らしが続く中、飽くなき向上心でバットを振り込む。加えて豊富な経験を若鯉たちに還元し、後進の成長の一翼も担う姿は頼もしい。「がむしゃら」という言葉を胸に、自身の課題と向き合いながら汗を流している。  黙々とバットを振る。5月27日に30歳を迎えた末包は、若鯉に負けじと元気いっぱい。春季キャンプから2軍暮らし。「悔しさ?もちろんあります。しっかりと結果を出すためにやっている」。若手が次々と1軍に昇格していく中、自身の長所に磨きをかけている。  「がむしゃらに、前向きに」を胸に、練習に打ち込む。現在は打球に角度を付けることが課題だ。始動時に右肩が少し突っ込むことで左肩も開いてしまっていたフォームを修正している。  「捉えたときに打球がライナー性になることが多い。打球は速いけどゴロになるから、単打になる。もっとバットに球を乗せる。(右肩の動きを修正すれば)角度がついて長打になる」  ファームでは44試合で打率・224、4本塁打、16打点(9日現在)。打球方向は左翼側が多いが、修正中のフォームが固まれば、「逆方向にも飛ぶと思う」と、自身の調子のバロメーターでもある右翼側への打球も増えてくると自覚する。自分の長所を最大限に生かすため一心不乱にバットを振っている。  自身のレベルアップを図りつつ、若手の成長を後押しすることも忘れない。守備時に外野からの中継プレーのとき、内野手がカットマンとして、どこにポジションを取るかなど豊富な1軍経験に基づいた「生きたアドバイス」を送っている。  「矢野とかが1軍へ上がってから、外野との中継プレーが少し崩れてしまっている。どうしてそのポジションにいるの?というのがある。やっぱり、連係は大事。『キクさん(菊池)だったらこう動くよ』とか、伝えています」  体の状態は良い。開幕から2カ月余りが経過し、トレーニングの成果もあって筋肉量が増えたという。測定した跳躍の数値も「格段に良くなっている」と手応えがある。  「技術と合わせて、良いパフォーマンスを出せれば。僕には他の選手とは違う長所がある。それをしっかり出していきたい」。逆襲の準備は整いつつある。大砲はがむしゃらに1軍を目指す。  ◇末包昇大(すえかね・しょうた)1996年5月27日生まれ。香川県出身。外野手。身長188センチ、体重108キロ。右投げ右打ち。高松商では1年秋からレギュラーとなり、3年夏には4番を務める。東洋大を経て大阪ガスに進み、社会人3年目の21年日本選手権では、チームを日本一に導くとともに打撃賞を受賞した。同年度のドラフト6位で広島に入団。

  • 広島・新井監督 サヨナラ負け「西武の打線が振れている打者が多いので」連勝ストップも「(3本塁打)自信にしてもらいたい」

    2026年06月10日 08:00
     「西武4−3広島」(9日、ベルーナドーム)  広島が今季4度目のサヨナラ負け。連勝が2で止まった。ファビアン、ドラフト1位・平川のプロ1号、坂倉とソロ3発で序盤リードしたが、床田寛樹投手が5回7安打3失点降板。同点の九回、5番手で登板した中崎が失点した。以下は試合後、新井貴浩監督も主な一問一答。   ◇  ◇  −最後は中崎投手が失点した。  「振れている打者が多いからね」  −当たっている西武打線に対して、中継ぎ陣が無失点に抑えた。  「良い投球だったと思う。大雅(辻)も遠藤も高も」  −3−3の六回に辻を起用した。  「良いものを見せてくれているから。自信にしてもらいたい」  −西武の印象は。  「投手も数字に出ている。振れている打者が多いし、粘って粘って、いやらしい打者も多いので強いなと思います」  −その中で打線は3本塁打を放った。  「相手の投手も良い。本塁打を打てたことは自信にしてもらいたい」  −床田は粘り切れなかった。  「(床田)というより、西武の打線が振れている打者が多いので」

  • 広島・床田 3点リード帳消し5回3失点 悔いたのはけん制「ちゃんと投げていれば」「負けたのは、僕のせい」

    2026年06月10日 08:00
     「西武4−3広島」(9日、ベルーナドーム)  逆転負けの責任を背負った。広島・床田寛樹投手は「勝負どころで粘りきれなかった。3点も取ってくれたのに負けたのは、僕のせい」と唇をかんだ。リードを吐き出した五回の投球。悔しさだけが残った。  3−1で迎えたこの回、先頭・滝沢の三塁へのバント内野安打をきっかけにピンチを招く。2死一、三塁から古賀悠に左前適時打を許すと、渡部にも左前へ運ばれ、試合は振り出しに戻った。  悔やんだのは、相手の狙いを逆手に取れなかったことだった。許した2本の適時打は、いずれも内角球。「狙って打ってきてる感じはあった。コースを変えるなり、球種を変えるなり、それができればよかった」と振り返った。  その直前のプレーにも悔しさをにじませた。2死一、三塁で古賀悠を迎えた場面。一塁へのけん制が、わずかに浮いた。「(低めに)ちゃんと投げていれば多分、刺せた」。一走・長谷川の逆を突いたが、送球がそれたためセーフの判定。直後に適時打を浴びた。試合の分岐点だった。  101球を要し、5回7安打3失点でマウンドを降りた。「週の頭で5回しか投げられてない。中継ぎをいっぱい使ってしまって申し訳ない」。前週、チームは5試合中2試合で延長十二回を戦った。長い回を投げ抜くことを自身に課した左腕。次回登板で、この日の悔しさを晴らすしかない。