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“技術力”“主導権を握る”フロンターレ流を色濃く継承し、サッカースクールを立ち上げた車屋紳太郎が試行錯誤しながら描く新たな夢

2026年07月06日 18:42

 惜しまれながら2025年限り、33歳で現役を引退した車屋紳太郎。川崎フロンターレ一筋を貫いてきた男が、その川崎を離れ、同郷の岩下和弘らと協力してサッカースクール「MONOLITH SOCCER SCHOOL(モノリスサッカースクール)」を立ち上げた背景にはどんな想いがあったのか。第2の挑戦に邁進する車屋の今の想いに迫ったインタビューである。(第2回/全2回) ――◆――◆―― 「一番は息子たちの影響が大きいです。息子たちのサッカーをよく観に行っていて、一緒にボールも蹴るなかで、サッカーを教えてみたい、そういう仕事をしてみたい、という気持ちが5年くらい前からですかね、芽生えたんです。元々、子どもが好きだったということもありました。  それこそフロンターレに残り、育成面でお手伝いをさせていただく、ありがたいお話もありました。ただ、フロンターレにいると、どうしてもクラブに頼ってしまうことが多い。だからこそ、クラブには感謝しながら、自分でイチから挑戦してみるのも面白いんじゃないかと考えたんです。  それに今のフロンターレには素晴らしい才能を持った子たちが集まり、それこそ地域から選抜された子たちがプロの夢を追いかけていて、一緒に上を目指す活動はすごくやりがいがあると感じました。ただ、僕自身、小さい頃からエリートと呼ばれる世界で生きてきたわけではなく、そういう子って地域にたくさんいると思うんですね。  だから、僕らが初めたスクールには、初めてボールを蹴りますっていう子にも来てもらいたいですし、フロンターレのセレクションに残念ながら受からなかった子などを含め、それでもサッカーを続けたいという子たちと、サッカーの楽しさを見つけられる場にできれば良いなと考えています。サッカーを続けていれば、エリートと呼ばれる選手を追い抜く瞬間はあるでしょうし、可能性は誰にでも広がっています。そういう面で少しでも自分が力になれたらと感じています」    目指すのは、フロンターレで培ってきた技術、考え方を還元する場であり、サッカーの楽しさを誰もが一緒になって感じられる場である。 「(フロンターレや筑波大で指導を受けた)風間(八宏)さんから教わった技術論や考え方は僕のなかでかなり大きく、もちろん練習メニューは自分で考えなきゃいけないですが、風間さんの下で勉強させてもらった“止める・蹴る”など技術力を活かしたサッカー論は活かしたいですね。  やっぱり僕もそうでしたが、子どもの時って『ボールを離したくない』『誰にも渡したくない』という想いがあるはずなんですよ。ただ、ずっとピッチでボールを持ち続けるのは不可能であって、歳を経るごとに勝つためのいろんな戦い方も学んでいきます。それでも、僕は子どもの頃の“ボールが大事”っていう気持ちは忘れて欲しくないんです。フロンターレが目指すのも、ボールを握り、主導権を持ち続けるサッカーであり、個人的にはやっぱりそういうスタイルが好きなんですよね」  スピードと技術を活かして左SBやCBとして活躍した車屋にとって、正確な縦パス、積極的な攻撃参加、得点に絡むプレーなど、培ってきたサッカー論はまさに“フロンターレ流”と言える。 「自分たちが主導権を持ち続けることは、正直、引いて守る戦い方などに比べ難易度が高いです。技術も追及し続けなくてはいけません。でも、僕はそこから目を逸らしちゃいけないと思っています。もちろん先ほど話したように、100パーセント、試合すべてで自分たちがボールを持つことは不可能ですが、限りなくそれに近づける努力はできるはずです。それを諦めるのは僕は逃げのように感じるんです。だから、まずはサッカーの楽しさを一緒に探しながら、僕が学んできたボールを大切にする意識、技術の重要性などを子どもたちに伝えていけるスクールにしたいと思っています。 1 2 次へ

  • サッカー
  • メッシが今大会2度目のPK失敗。エジプト戦で同点弾のチャンスを逃す【W杯】

    2026年07月08日 01:28
     現地7月7日に開催された北中米ワールドカップのラウンド16で、アルゼンチン代表とエジプト代表が対戦している。  立ち上がりからボールを握られる展開となったエジプト。それでも15分にワンチャンスをものにする。ショートコーナーの流れからアチアのアーリークロスにイブラヒムが反応。豪快なヘディングシュートを叩き込んで先制点を奪った。    一方、アルゼンチン21分にPKのチャンスを迎える。しかしリオネル・メッシのキックは相手GKにストップされ、同点弾とはならず。メッシは今大会2度目のPK失敗となった。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部 【画像】美女がずらり!! 上田綺世、谷口彰悟、長友佑都、柴崎岳…新旧日本代表を支える“女優&モデル妻たち”を一挙紹介!  

  • ミラン、ラツィオ所属DFを移籍金55億円で獲得合意…レアルにも移籍金の50%が渡ることに

    2026年07月08日 00:46
     ミランはラツィオに所属するスペイン人DFマリオ・ヒラの獲得で合意に達したようだ。7日、イタリアメディア『スカイスポーツ』が報じている。  報道によると、ミランは移籍金3000万ユーロ(約55億円)でヒラを獲得することでラツィオとクラブ間合意。また、ヒラがかつて所属していたレアル・マドリードが今後の移籍金の50パーセントを受け取る条項があったため、今回の移籍金の半分はレアル・マドリードへ支払われることになる。なお、ヒラ本人とは年俸500万ユーロ(約9億円)の5年契約を締結したという。  同メディアは、ミランが7月2日から電撃的な動きを見せ、ヒラを獲得したと報道。ヒラの契約は2027年までと残り1年に突入していたが、ラツィオは要求額の3000万ユーロを譲らず。ミランは当初、固定の2500万ユーロ(約46億円)に加えボーナス200万ユーロ(約3億円)でオファーしたようだが、最終的にミランがオファーの額を引き上げたことが伝えられている。  現在25歳のヒラは、2018年にレアル・マドリードの育成組織に加入し、2022年4月にはトップチームデビューを飾った。2022年夏にラツィオへ活躍の場を移すと、2023−24シーズン途中からスタメンセンターバックの座を奪取。直近2シーズンはリーグ戦30試合以上に出場し、クラブ通算120試合出場2ゴールをマークした。

  • ドイツ3部からフランス1部へステップアップ! MF水多海斗が瀬古歩夢とチームメイトに

    2026年07月07日 23:49
     ル・アーヴル(フランス1部)は7日、MF水多海斗を獲得したことを発表。契約期間は2029年6月30日までとなり、背番号は17を着用する。  2000年4月8日生まれの水多は、前橋育英高校卒業後にドイツ5部のシュトラーレンに加入。2シーズンプレーした後、マインツのセカンドチームとビーレフェルトで着実に経験を積むと、2025年1月ドイツ3部のRWエッセンに移籍。2025−26シーズンは左ウイングとトップ下を中心に公式戦41試合出場で9ゴール12アシストをマークした。2025−26シーズン限りでRWエッセンとの契約が満了となった水多だが、大きなステップアップを遂げ、フランス1部リーグのル・アーヴルに加入することが決定した。  ル・アーヴルには日本代表DF瀬古歩夢が昨シーズンから所属。2023−24シーズンからリーグ・アンを戦い、2025−26シーズンは7勝14分13敗の14位でフィニッシュを果たし、3季続けてのトップリーグ残留を掴んでいる。

  • シティでは絶対的な右SBとして4000分プレイするも…… ポルトガル代表にマテウス・ヌネスの姿なし。大会通じてプレイタイムはわずか1分

    2026年07月07日 23:40
    2026W杯ベスト16、ポルトガル対スペインの一戦は、0-1でラ・ロハの勝利に終わった。

  • トナーリ、ファン・ヘッケら実力者の獲得が続くトッテナム 気になる財政状況は?

    2026年07月07日 23:10
    今夏の移籍市場ではプレミアリーグのトッテナムが積極的な動きを見せている。7月に入ったばかりだが、すでにサンドロ・トナーリ、マテウス・フェルナンデス、ヤン・ポール・ファン・ヘッケ、マルコス・セネシ、アンドリュー・ロバートン、マルティン・ドゥブラフカの6選手を獲得している。 DFとMFの選手が中心で、一部報道によると、次はボーンマスのイーライ・ジュニア・クルピ、マンチェスター・シティのサビーニョといった前線の選手をターゲットにしているようだ。 そんな積極的なトッテナムだが、気になるのは支出と収入のバランスだ。昨季はリーグ17位に終わったことで、新シーズンは欧州カップ戦に参加する権利がなく、その分の収入を得ることはできない。 『The Athletic』によると、今夏大型補強を行っているものの、プレミアリーグのPSR「収益性と持続可能性に関する規則」や新シーズンから導入されるSCRといった財務規則に違反する可能性は低いという。 トッテナムはこれまで収入に対し、支出を抑える取り組みを継続的に行っており、24-25シーズンの総収入のうち人件費に充てられた金額はわずか45%だった。他ではこの割合が60%にも上るクラブが存在するともいわれている。 新シーズンは欧州カップ戦での収入を失うことになるが、24-25シーズンはELの優勝賞金、スタジアム収入を除いたとしても5億2000万ポンドの収益があり、これはBIG6を除く他のプレミアクラブと比べ、1億ポンド以上高いものとなっている。トッテナムはサッカー以外でもスタジアムを活用しており、24-25シーズンはそういったイベントで3250万ポンドの収益を得ている。 ただ、そのサイクルは選手の給与が他のBIG6と比べて低く、移籍金を抑えていた場合だ。今夏のような補強が続けば、そのサイクルも継続できない。そのため、今夏の補強の成果はいち早く出す必要がある。

  • ディバラのローマ残留が決定的に 契約延長交渉が最終段階

    2026年07月07日 22:20
    ローマが進めている主力選手3人との契約延長交渉が、大きな前進を見せている。 イタリア紙『Corriere dello Sport』によると、パウロ・ディバラ、ロレンツォ・ペッレグリーニ、ゼキ・チェリクの3選手について、新契約締結に向けた話し合いが最終段階に入っているという。 ローマは7月13日に新シーズンへ向けた始動を予定しており、それまでに3人との契約更新を正式発表することを目標としているようだ。 その中でも注目を集めるのがディバラだ。 同紙によれば、ディバラとの交渉は合意目前まで進んでおり、契約延長は最終調整の段階に入っている。今週の金曜日から土曜日の間にローマに到着し、月曜日のチーム合流に向けた準備を行う予定だ。 ディバラは当初、クラブから提示された1年間の契約延長案に対して、条件面で慎重な姿勢を見せていた。しかし、現在、合意へ近づいている。 新契約は年俸約300万ユーロに加え、出場数やゴール数に応じたボーナスが設定される見込み。契約期間は1年間で、クラブ側がさらに1年延長できるオプションも含まれると報じられている。 ディバラは昨シーズン、怪我によって出場試合数は激減したものの、終盤に復帰するとチャンスを量産。セリエA最終節での3位浮上によるUEFAチャンピオンズリーグ出場権獲得に大きく貢献した。 ジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督も、ディバラの残留を強く望んでいた。攻撃の中心として、テクニックと創造性を備えたラ・ホヤ(宝石)の存在を新シーズンでも重要視しているようだ。

  • 浦和DF荻原拓也、海外クラブ移籍に向けチームを離脱を発表

    2026年07月07日 20:54
     浦和レッズは7日、DF荻原拓也が海外クラブへの移籍を前提とした手続きと準備のため、チームを離脱することを発表した。  クラブの発表によると、今後については正式に決定され次第、伝えられる。  現在26歳の荻原は、浦和の下部組織出身で2018年にトップチームデビューを飾った。その後、アルビレックス新潟と京都サンガF.C.へのレンタル移籍を経験。2024年1月からの1年間はクロアチアの名門ディナモ・ザグレブでプレー。再び浦和に復帰し、J1百年構想リーグでは9試合に出場した。

  • ボルシアMG2年目の町野修斗、勝負のシーズンへ…独メディアが見解「重要な存在と証明をする必要がある」

    2026年07月07日 20:31
     ドイツメディア『キッカー』は6日、ボルシアMGに所属する日本代表FW町野修斗の同クラブ2年目での躍進に期待した。

  • ソシエダ、マタラッツォ監督と2028年までの契約延長を発表! 就任初年度で国王杯制覇をもたらす

    2026年07月07日 19:38
     レアル・ソシエダは7日、ペッレグリーノ・マタラッツォ監督と2028年6月30日まで契約延長したことを発表した。  契約延長に際し、同指揮官はクラブの公式サイトを通じて、以下のようにコメントを残している。 「これまでの仕事に満足しており、これからが楽しみだ。ギプスコアの人たち、選手たち、クラブ関係者とはとても良い関係を築いている。彼らとの価値観は合っていると思う」 「高い要求やハードルが設定されていても、全く問題ない。我々はプレッシャーのかかる状況下でも、いいパフォーマンスを発揮できると思っている。新シーズンの開幕を心待ちにしているし、最高の結果を出すために毎日を厳しく取り組みたい」  現在48歳のマタラッツォ監督は、昨年12月にレアル・ソシエダの指揮官に就任。セルヒオ・フランシスコ前監督の後任として指揮を執ると、公式戦9戦無敗をマークするなど、チームを立て直す。シーズン終盤戦は失速したものの、コパ・デル・レイ決勝でアトレティコ・マドリードを下し、通算4度目の優勝をもたらした。従来の契約は2027年までだったが、1年の更新を果たした。

  • ナポリがトップレベルを維持するために大規模スタジアムが必要!? 会長が改革の必要性を強調 「今こそ動く必要がある」

    2026年07月07日 19:30
    ナポリのアウレリオ・デ・ラウレンティス会長が、クラブの将来に向けたスタジアム整備の重要性を訴えた。伊紙『Corriere dello Sport』が伝えている。 新ユニフォーム発表会に出席したデ・ラウレンティス会長は、ワールドカップ開催中に米国のスタジアムを視察した経験を振り返り、ナポリが今後も国内外で競争力を保つためには、収益基盤の強化が必要だと強調した。 「ミランやインテルが18億ユーロ規模のスタジアムを建設し、ローマも同程度の投資を行えば、(我々は)4〜5年後には十分な収入を得られなくなり、競争力を保つことが難しくなる」 デ・ラウレンティス会長はそう語り、ナポリが国内トップレベルで戦い続けるためには、スタジアムを含めた経営基盤の強化が不可欠だと強調した。 現在のナポリは、インテルやミラン、ユヴェントスと比べて売上規模で劣る状況にある。会長は「自分の財務能力で努力してきた」としながらも、クラブの成長には新たな収益源となる施設が必要だと訴えた。 本拠地スタディオ・ディエゴ・アルマンド・マラドーナについては、改修の可能性にも言及。一方で、改修によって十分な収益を生み出せない場合には、新スタジアム建設も選択肢になるとの考えを示した。 ナポリの本拠地問題について、ナポリ市のガエターノ・マンフレディ市長も「欧州の大都市にふさわしいスタジアムを望んでいる」とコメント。ただし、1億ユーロを超える規模の投資は公的資金ではなく、民間による投資が必要になるとの認識を示している。 また、デ・ラウレンティス会長は今夏の補強についても言及。「現在47人の選手がおり、まず25人を整理しなければならない」と語り、大幅な人員整理を優先する考えを明かした。 新監督マッシミリアーノ・アッレグリについては「クラブの考えを理解してくれる監督で、うまくやっていける」と期待を寄せた。 セリエAで再び頂点を狙うナポリにとって、ピッチ上の強化だけでなく、クラブの収益力を高める環境づくりも重要な課題となっている。

  • J1岡山にとって“ビッグな補強”。新10番が語る移籍の理由「自分のサッカーの価値観とも一致」

    2026年07月07日 19:30
     争奪戦になったと報道されていたナ・サンホが、町田から岡山へ完全移籍することを決め、7月5日から岡山の練習に参加している。  4年前のカタールW杯に韓国代表として出場し、24年から町田でプレー。25年に天皇杯を制し、今年はACLEでファイナルに出場したチームの10番として活躍してきた実績を誇る選手が加わり、J1で2年目の2026-27シーズンで岡山がさらに成長を遂げていく期待は大きく高まっている。  岡山がよく獲得できたな、というのが多くの人々の正直な感想だろう。そして、この移籍については、多くの人々が関連性を感じるのが李漢宰の存在だろう。  選手としても町田で7年間プレーした李漢宰は、25年シーズンをもって町田の強化担当を退任し、26年から岡山の強化部副部長として働いている。その李漢宰に今回の移籍について直撃すると、「正々堂々と獲得に向けてチャレンジしました」と言い、ナ・サンホの獲得に動いた経緯を明らかにしてくれた。 「チーム状況も踏まえて、前線の選手をいろいろ調査してきたなかで、候補の1人にナ・サンホが挙がってきた。僕はもちろんナ・サンホの実力を町田にいる時から十分に承知していたし、岡山が今後もう一つ、上の水準に行くためには、彼のように1人で完結できる力を持つ選手が必要だと思っていた。  しかも彼は日本に長くいて、日本のサッカーも十分に理解しているし、町田のサッカーをしているから岡山のサッカーに適応するのも難しくないんじゃないか。そういうことをいろいろ踏まえたうえで、本当に今回はいろんなタイミングも合致したので、ぜひチャレンジさせてほしいと。それで森井社長、山田フットボールダイレクターにも背中を押していただいて、獲得に動いてきました」    この移籍を成立させられたことは、戦力アップのみならずクラブの価値も大きく高めることにもつながった。李漢宰は力を込めて続ける。 「チームとしてもビッグな補強になったと思いますし、クラブにとっても今後の大きな財産になると思います。代表にも入るナ・サンホのような選手が加入してくれたことで、これから代表に名を連ねるような選手にも興味を持ってもらえるキッカケになると思うし、僕はもうあとは、彼がここで活躍するのを全力でサポートするだけです」  ナ・サンホは岡山への移籍を決めた理由をこう語った。 「今回の移籍にハンジェさんが直接的に影響したわけではないですけど、もし岡山に行ったら、またハンジェさんが良くしてくれるだろうなとは思っていました。一番の決め手になったのは、何よりも岡山が他のチームより自分のことを必要としてくれた。そのことに感動したからです。  岡山のサッカーは自分のサッカーの価値観とも一致していますし、町田では自分の中でプレー時間が足りないと感じていたので、岡山で確実にプレーできる保証はないんですけど、岡山で新しいチャレンジをしたいという気持ちで決めました」  今年8月に30歳になるナ・サンホには、まだサッカー選手として追いかけていきたい夢もある。 「岡山で良い成績を残すことがまず大きな目標ですし、ワールドカップに出場することは、サッカー選手であればみんなが抱く夢。自分は22年のカタール・ワールドカップに出場しているからこそ今回、出場できなかったことは残念でしたし、次の大会を目ざしたい。近い目標として、来年1月にアジアカップに出場できるようにチャレンジしていきたい」  岡山はさらなる高みを目ざして挑戦を続けるため、ナ・サンホが必要だった。その熱意に動かされたナ・サンホは、岡山でも10番を背負って夢を追いかける。 取材・文●寺田弘幸 【画像】日向坂や乃木坂の人気メンバー、ゆうちゃみ、加護亜依ら豪華タレント陣が来場、Jリーグのスタジアムに華を添えるゲストを特集  

  • 「真のスターを獲得した」「君の実力を見せつけてくれ」19歳サムライがラ・リーガ9位の名門に加入! 現地ファンの期待大

    2026年07月07日 19:12
     スペイン1部のバレンシアは7月7日、J1のFC東京と佐藤龍之介の移籍について合意したと発表。

  • 107日でチェルシーを去ったロシニアー氏、新天地が決定…1部2年目に挑むパリFCの監督に就任

    2026年07月07日 18:49
     パリFCは7日、リアム・ロシニアー氏が新監督に就任することを発表した。  クラブからの発表によると、契約期間は2028年6月30日までの2年間。2026−27シーズンに向けたトップチームの始動日である7月9日より、正式に監督に就任するという。  イングランド・ロンドン出身のロシニアー氏は、1984年7月9日生まれの現在41歳。現役時代はハル・シティを筆頭に、イングランド国内の各クラブで活躍し、現役最後のクラブとなったブライトンで、指導者としての第一歩を踏み出した。同クラブではU−23チームのコーチを務め、その後在籍したダービー・カウンティではトップチームのアシスタントコーチだけでなく、2022−23シーズンに暫定監督も経験。2022年11月、ハル・シティで正式監督に就任すると、2024年夏からはストラスブールを指揮し、クラブにカンファレンスリーグ(ECL)出場権をもたらした。  2026年1月には、エンツォ・マレスカ元監督(現:マンチェスター・シティ)の後任としてチェルシーに迎え入れられ、2032年夏までの5年半契約を締結。就任当初こそ、チャンピオンズリーグ(CL)を含めて5連勝を飾るなど悪くない滑り出しだったが、3月11日に行われたCL・決勝トーナメント1回戦(ラウンド16)・ファーストレグのパリ・サンジェルマン戦からは、公式戦8試合を1勝7敗で終えるなど、徐々にチームは深刻な不調に陥った。1912年11月以来となるリーグ戦5試合無得点の5連敗を喫し、今年4月22日には解任が発表。在任期間はわずか107日だった。  そんなロシニアー氏は、チェルシーの監督解任後はフリーの状態が続いていたが、新天地はパリFCに決まった。パリFCは2024−25シーズンのリーグ・ドゥを2位で終え、46年ぶりのリーグ・アン昇格を果たした。迎えた2025−26シーズンは、リーグ・アンを11位で終えており、新シーズンは1部での戦いの2年目をスタートさせる。  2025−26シーズン、パリFCは46年ぶり昇格の立役者となったステファン・ジリ監督の下でシーズンをスタートさせたものの、残留争いに巻き込まれていた今年2月に解任を決断。その後はアントワーヌ・コンブアレ監督が上昇へ導き、残留を決めていたが、パリFCは「今シーズン終了後、関係者全員による協議の結果、クラブの歴史に新たな章を開くため、コンブアレ監督との契約を終了することが決定された」と明かしている。  パリFCのスポーツディレクターを務めるマルコ・ネッペ氏、クラブのオーナーであるアントワーヌ・アルノー氏は、それぞれ次のような言葉で、ロシニアー監督の就任を歓迎した。 「リアム・ロシニアーは、我々が求めていた資質のすべてを備えています。彼は現代的かつ水準の高い監督であり、個々の選手とチーム全体の育成能力で定評があります。戦術的な面はもちろんのこと、特に彼のマネジメント能力と、明確なビジョンのもとにチームをまとめ上げる力に感銘を受けました。彼にはパリFCで成功するための資質がすべて備わっていると確信しており、彼の新たなキャリアにおける成功を心から願っています」(マルコ・ネッペ氏) 「私と家族は、リアムがフランスのリーグに戻ってきてくれることを大変嬉しく思っています。彼のプレースタイルや、若い選手たちで構成されたチームで築き上げてきたものに、私は常に感銘を受けてきました。スポーツディレクターのマルコ・ネッペと緊密に連携しながら、彼は数日後にトレーニングを再開する男子トップチームをまとめてくれるでしょう。多くの選手が熱意を示しており、私たちも同じ気持ちです。彼は、パリFCをリーグ・アンに定着させ、プレー面でもリーグ順位でも毎年成長していくという、私たちが目指すプロジェクトを完璧に体現してくれる存在です」(アントワーヌ・アルノー氏) 【動画】パリFCの本拠地で話しているのは… "𝐂'𝐞𝐬𝐭 𝐮𝐧 𝐩𝐫𝐨𝐣𝐞𝐭 𝐟𝐚𝐧𝐭𝐚𝐬𝐭𝐢𝐪𝐮𝐞"🎙️ Liam Rosenior a livré ses premiers mots en tant qu'entraîneur principal du Paris FC. 🆕 pic.twitter.com/6qpOjflKfg— Paris FC (@ParisFC) July 7, 2026

  • 山根視来×黒川圭介対談。メッシらとのマッチアップ、チャーター機での移動、異なる気候、スタジアムの雰囲気...アメリカ・MLSの特長とは?

    2026年07月07日 18:40
     ワールドカップの熱戦が繰り広げられているアメリカ。その国内リーグであるMLSで挑戦を続けているのが、日本代表としてもプレーした山根視来(ロサンゼルス・ギャラクシー/32歳)と、今冬に初の海外挑戦として渡米した黒川圭介(DCユナイテッド/29歳)だ。ともにSBとして異国の地で戦い続けるふたりの特別対談の後編である(第2回/全2回)。 ――◆――◆―― ――改めてMLSで得られたことはどうでしょう? 黒川 スピーディなプレーもそうですけど、自分のストロングを出せるリーグなのかなと以前から感じていて、そこは伸ばせています。それこそ、今話したように、うちのチームは守備も前から行くスタイルで、狙いどころを定めて潰しにいくので、恐らくJリーグ時代よりインターセプトの回数も増えているはずです。そういうところで自分の良さをより出せていると感じます。 山根 圭介はクオリティが高く、それに加えてフィジカルにも優れた選手だということは分かっていたから、活躍できるだろうなとは感じていて。こっちのウイングやサイドハーフの選手は良し悪しあるけど、守備意識が高い選手は限られている。だからサイドバックは広いスペースをひとりで守る局面が多く、フィジカルに長けた圭介のような選手には合っているのかなと。 ――MLSのスタジアムの雰囲気はどうですか? 黒川 スタジアムによって異なりますが、自分たちのスタジアムは観客席も近くすごく雰囲気が良いです。ただ試合によってはお客さんが少ない試合もあって...。ここ数年、低迷している影響もあるのかなと思います。 山根 やっぱりエンターテインメントの国というか、盛り上げ方は上手いけど、お客さんの数は順位に直結する感じだよね(山根の所属するロサンゼルス・ギャラクシーとロサンゼルスFC(LAFC)の23年7月のダービーには歴代最多の8万2110人がつめかけ、今シーズンの開幕戦、リオネル・メッシ、ルイス・スアレスらを擁するインテル・マイアミとソン・フンミン、ウーゴ・ロリスらを擁するLAFCのゲームはリーグ歴代2位の7万5673人が来場)。俺らも今季苦戦しているので難しい雰囲気です(苦笑)。  あと、ギャラクシーは、CONCAFチャンピオンズカップ(北中米のナンバーワンチームを決める大会。アジアで言うACL)にも出場していてメキシコのチームとも対戦するけど、メキシコの人たちは本当に熱い。LAにもメキシコの人は多く住んでいて、俺らのホームなのにアウェーのような空気になっちゃう時も(苦笑)。 黒川 ギャラクシーってアウェーの試合のサポーターってどんな感じですか? 山根 一角にいる感じだよね。アメリカは広大だからサポーターの方もアウェーにはなかなか来られないのが現実だと思う。 黒川 そうですよね、そこもJリーグと異なるところですよね。でもオースティンのスタジアムなどは雰囲気がありました。 山根 今シーズンはLAFCとの試合はある?(MLSは東西のカンファレンスに分かれて戦うが、交流戦のようにカンファレンスの壁を越えた対戦も行なわれる) 黒川 多分僕らのホームでの試合だったと思います。 山根 俺らギャラクシーとはダービーだからっていうのもあるけど、LAFCのサポーターがMLSで一番熱狂的なんじゃないかな。盛り上がりすぎると、モノが飛んできたりもするから(苦笑)。あとアトランタも人が入っていて良いスタジアムと聞くよね。 黒川 アトランタはめちゃくちゃ良いスタジアムでした。お客さんの熱も高かったです。ただ、ワールドカップ仕様で人工芝の上に天然芝を乗せている形で、当時は滑りやすかったりピッチ状況が少し難しい面がありました。でも、どのスタジアムも僕にとっては新鮮で、やっぱり楽しいです。 山根 どこも設備が整っていて、綺麗だよね。それにピッチの脇にレストランやテーブル席があったり、ゴール裏でバーベキューをやっている人がいたり、試合入場の際にはお客さんがいるラウンジの前を通ったり、楽しめる仕掛けもかなり多くて、ああいうのは良いよね。   ――国内でも時差があるなど移動は大変そうですが、そのあたりはどうでしょうか? 黒川 移動は基本、チャーター機で、飛行機の横までバスで行って乗り込むだけなので、ノーストレスです。非常に恵まれています。 山根 ギャラクシーは西海岸でも一番左側で、所属するウエスタン・カンファレンス内でも、東のほうまで移動しなくてはいけない。逆に(黒川所属のD.C.ユナイテッドらがいる)イースタン・カンファレンスは、比較的、クラブが固まっている印象があるかな。アメリカの人口もイーストのほうが多いはず。逆に国を半分に割った際の真ん中あたりは人口が少ないから、ギャラクシーは移動で苦労している面も。 黒川 僕は今のところフライトは1時間から1時間半が基本で、長くても3、4時間です。空港に着いてからはバス移動ですが、Jリーグでは飛行機に乗るまでに待ち時間があったりもしたので、そこはすごく楽ですね。 山根 それはめちゃくちゃ良いよね。 ――選手ファーストと言いますか。 黒川 MLSではどのチームもそうなんだと思います。 山根 そうだね、コロナ禍でそういう形に変わったとは言っていたけど、そういう面では選手として楽をさせてもらっているよね。 ――気候はどうでしょう? 山根 自分の場合は気候の変化に苦しんだ部分はありました。それこそロサンゼルスって年間通じて過ごしやすい気候で、住むには素晴らしい場所なんです。でもその涼しい場所から暑いテキサスや、標高の高いコロラドなどに行くと、身体が慣れていなくて難しい部分があって。移動してすぐ試合というケースも少なくないので。一方でD.C.は夏、暑くなると聞いているので、逆に普段から身体を慣らすという面では良いのかもしれない。 黒川 気候の話とは少し異なりますが、D.C.ってご存じの通りアメリカの首都で、街もすごく綺麗なんです。ただ、練習場は離れた場所、それこそ繁華街から車で1時間ほどの場所にあり、ホームスタジアムにも自分の車で行きますが、渋滞が起こりやすい。なのでスタジアムには1時間半ぐらいかかる形で、それは少し大変な部分かもしれません。   ――先日はメッシらが所属するマイアミとも戦った黒川選手ですが、対戦したなかで印象に残った選手はいましたか? 黒川 いっぱいいましたが、アトランタの(ミゲル・)アルミロン(今回のW杯にもパラグアイ代表の10番として出場)は改めて良い選手だなと思いましたね。思っていた以上にスピードもあって印象に残っています。 山根 メッシはどうだった? 黒川 うーん、なんて言ったら良いか難しく、試合によっても異なるのでしょうが、運動量は多くないという印象ではありました。 山根 めちゃくちゃ上手いし、俺もマッチアップした時に驚かされるプレーもあったけど、真ん中にどんといる感じだよね。 黒川 そうですね、あまり動かず、でも、タイミングを見つけてボールを引き出して、技術力は高くてやっぱり巧かったですね。 山根 なるほどね、そのマイアミは昨年の王者だけど、個人的には今年はLAFCも強いと思う。うちはワールドカップ明けの一発目にそのLAFCとのダービーがあるから頑張らなくちゃいけないけど、前線にはこっちに来て驚かされ、自分が何度もマッチアップしてきたウイングの(デニス・)ブアンガ(ガボン代表)がいるし、ソン・フンミンもいる。 黒川 前線は強力ですよね。 ――ただそうした個の強い選手とのマッチアップを求めて山根選手もMLS移籍を決めたわけですよね。 山根 そうですね、自分もそういう一対一の強度、強力な相手をひとりで止め切る力などを伸ばさなきゃいけないとずっと思ってやってきたので、色々試行錯誤しながら良い経験を積めています。 黒川 僕も先ほど話したように自分の持ち味を出して、より力を養いたいと考えていますが、今のチームは筋トレの時間が、練習前、練習後、試合前日など非常に長くて、そういう面でも少しずつ、異なる世界を目にすることができ、成長できていると感じます。 ――海外生活で一番困ったことはなんでしょう? 黒川 思った通りにいかないことが多かったです。2度、3度と念を押さないとやってもらえないこともあって。例えばアパートの契約も、この日時に契約をするって言っていたのに不在だったり、日本では考えられないことが当たり前のように起こるので、割り切る大切さも学びました。 山根 それは分かるな。俺は最初の頃、公共料金の手続きに行って、説明を理解し切れずに担当の人に怒られて、あれはショックだったな(笑)。 黒川 最初は本当、難しいですよね。   ――では改めて、今季のMLSには歴代最多の8人の日本人がプレーします。ワールドカップを経てMLSの注目度も高まるかもしれませんが、このリーグでプレーする意義はいかがでしょうか? 山根 一番良いのは、自分たちの誰かが日本代表に入ること。そうすることで、代表スタッフの人にもよりMLSを見てもらえると思いますし、若い選手にもJリーグを大事にしてもらいながらMLSへのルートが開かれるはずです。また今後は、ドラフトで入る選手やアカデミーから上がってくる選手も増え、環境も変わるかもしれません。現にアカデミーには日本人選手がいるという話を結構聞くようになっています。 黒川 そうですね、代表を目指すことは大事ですし、自分たちがどれだけ活躍できるかが大切だと思います。正直自分もここに来るまでMLSのことを深く理解できていなかったですが、日本人にとって良い選択肢になるリーグだと、僕らがプレーを通して伝えることができれば、良いのかなと思います。JリーグにはJリーグの素晴らしさがありつつ、実際、MLSはJリーグとは別物で、日本人の良さである技術面、戦術面を活かしつつ、選手としての能力をより引き上げられる場所だと思います。 山根 自分はMLSがヨーロッパのステップアップリーグに比べ、劣っているとは思いません。逆にMLSで試合に出られなかった選手が、ヨーロッパに行けば結果を残す場合もあります。例えば(ジェルダン・)シャキリは、シカゴでそこまで活躍できなかったですが、母国に戻った後、バーゼルではめちゃくちゃ結果を残している。そういうケースも実際あるので、MLSの見られ方も変えていければ良いですね。 黒川 ヨーロッパから来ても活躍できない選手もいますもんね。 山根 そうだね、そんなに簡単なリーグではないと思う。もしかしたら「MLSって、アメリカのサッカーって、あんまり人気ないんでしょ」っていうイメージがどうしてもあるかもしれないけど、そういう印象はせっかくここでプレーしているのだから変えていければなと。ただ、今上位チームにいる日本人は高丘(陽平/バンクーバー・ホワイトキャップス)だけだから俺らも頑張らないとね(笑)。 黒川 そうですね、ワールドカップの中断明けから、また頑張っていきたいです。 取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部) 【画像】個性あふれる独特なポージング! W杯戦士のFIFA公式ポートレートを一挙紹介!

  • 「アジアサッカー界で最も才能ある新星」バレンシアが佐藤龍之介の加入を正式発表! 2031年までの5年契約

    2026年07月07日 18:30
     ラ・リーガのバレンシアは現地7月7日、「FC東京と佐藤龍之介の移籍について合意に達した」と発表した。 「2031年までの今後5シーズンの契約を結び、クラブの男子トップチームのユニホームを着る初の日本人選手となる」  クラブの公式サイトで、19歳MFを以下のように紹介する。 「左サイドから内側へ切り込むプレー、右サイドでのプレー、あるいはインサイドのポジションで攻撃のプレーを加速させるなど、中盤の様々な役割をこなすことができる。その多才さ、スピード、連係能力、そして特に狭いスペースで相手を抜き去る技術的なスキルで際立っている」    これまでのキャリアにも触れ、「アジアサッカー界で最も才能ある新星の1人として、その地位を確立している」と評する。  期待の高さがうかがえる。日本代表にも名を連ねる逸材が、スペインで新たなスタートを切る。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部 【動画】佐藤龍之介、バレンシアのユニ着用でサムアップ!