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2026年07月10日 18:06
女子プロレス「スターダム」のなつぽい(30)が10日、都内でスパーク・ラッシュ(Sareee&彩羽匠)と王座奪取へ向けた猛特訓を行った。 なつぽいは18日の大田区大会で、チャンピオン・朱里とのIWGP女子王座戦に挑む。 この日は同タイトル元王者のSareeeと、朱里との対戦経験がある彩羽の指導のもと、徹底的な朱里対策を敢行。強烈な打撃技への対応や自身のコンビネーション技を磨いたほか、ぽいロックからぽいクラッチ(変型羽根折り固めでのフォール技)へつなぐ必殺の新ムーブを完成させた。 合同練習はなつぽいからの直訴だった。「IWGP挑戦となったら、先輩であるSareeeから言葉をもらいたかったし、匠さんにも蹴りのスペシャリストとして練習を見ていただきたいと思った」。2人とのトレーニングを終え「相手をどう動かしてるのか、どう追い込んでいるのかっていうところをすごい学べた」と確かな手ごたえを口にした。 親友でもあるSareeeからは「めっちゃ気持ちが強いし、本気になったら怖い。IWGPに挑戦と聞いたときはびっくりしたが、うれしかった。IWGPは強さの象徴のベルト。絶対取ってほしい」と熱いエールが。彩羽からも「結構良い対策はしたので、あとは気持ち。(なつぽいは)プロレスとちゃんと向き合っているんだなと強く思ったし、勝てる想像ができた」と太鼓判を押された。 大一番を控える本人も「自分の強みを持ちながらも相手の土俵でも戦えるんだというところで、心身ともに揺るがしていきたい」とひるむ気配はない。「2025年が自分の中で落ちた年だった。今はエンジンがかかっていて、もやもやを全部吐き出せる最高の場所がやってきた。もう今やるしかない」。団体トップタイトル獲得へ、闘志は最高潮に達している。
2026年07月12日 10:00
【プロレス蔵出し写真館】「14歳のとき以来の坊主頭だよ」。坊主頭にしたわけを聞かれたアントニオ猪木はそう告白した。
今から40年前の1986年(昭和61年)5月21日、新日本プロレスの「IWGPチャンピオンS」が茨城・日立市池の川中央体育館で行われた。
遅めに会場に到着した猪木は、なぜか帽子(新日プロのグッズ)をかぶっていた。ん? 帽子?。そう思うほど猪木の帽子姿は非常にレアだった。
猪木が笑顔で帽子を取ると、坊主頭が現れたのだ(写真)。
坊主頭にした理由を聞かれるのが面倒だったのか、猪木はトレーニングウェアになると、会場隣の陸上競技場へ向かいランニングを開始した。直線距離をダッシュして入念に走り込む。何投かヤリ投げも披露した。
リングに上がると藤原喜明と軽めのスパーリング。山田恵一や松田納らを指導し、合同練習に参加していたUWFの安生洋二の補助を受けて柔軟を行った。その後、第1試合から休憩時間になるまでウエートトレに没頭した。
さて、猪木の頭を見たレスラーの反応も、いったい何があったのか?というもの。高田伸彦(後の延彦)はあっけにとられ、前田日明は「あれま!ス、スゴイ」と扉の外からのぞき見する。
「ホワッツ・ハプン・イノーキ?」。ディック・マードックがブラック・キャットをつかまえ事情聴取。マスクド・スーパースター、ケリー・フォン・エリック、アンドレ・ザ・ジャイアントも猪木のイガグリ頭に困惑していた。
セミファイナルでクラウス・ワラスを延髄斬りで下した猪木は、試合後マスコミに囲まれ、坊主頭にした理由を語り始めた。
冒頭のセリフを発した後、「実はやられちゃったんだよ。フォーカスに。それで男のケジメの意味で坊主にした。やましいところはまったくないんだけど、オレじゃなく周りの人に迷惑をかけることになったからね。不覚だよ」と苦笑い。
「フォーカスされる」と流行語まで作られた「FOCUS」は、張り込み取材で芸能人などの密会写真や硬派ネタまで写真をメインにした写真週刊誌で、当時、公称発行部数200万部といわれた。模倣した雑誌も発行され、現在も残っている「フライデー」と「フォーカス」の頭文字を取って私生活を撮られることを「FFされる」とも言われた。
猪木は3日前の18日、千葉・東金大会終了後に六本木の美人ホステスのマンションを訪問し、マンションから出てきたところを激写されていた。
見出しは――アントニオ猪木「密会」の夜 六本木ホステスと熱愛タッグ・マッチ!?――
猪木は 「(夫人の倍賞美津子に)電話で話したけど、別に気にしていないですよ」と語ったが、翌87年10月に離婚している。
ところで、坊主になりケジメをつけた猪木は、不倫話を払拭する活躍を見せる。6月17日の愛知県体育館で腕固めでアンドレから初のギブアップを奪い、6月19日、両国国技館でのIWGP優勝戦ではディック・マードックにジャーマンを披露し、延髄斬りを決めて優勝を果たした。
当時、猪木の付け人だった蝶野正洋は「オレが知ってるのは、猪木さんとマサ(斎藤)さんの大阪城(ホール=87年3月26日)。あの時、大阪のホテルに女性がいた気配があった。でもその人は後から奥さんになった人じゃないかな…(翌89年6月に一般女性と結婚し、離婚)」
「でも86年87年って猪木さん、もう不倫、遊びが一番ひどい時じゃないですか。その時期遊んでますよね。遊びたい盛りの40、45くらいでしょ(※43歳)。かなり乱れてましたね(笑い)。そういうスキャンダルもありで、離婚もしてるんですよね」(蝶野)
まさに猪木も英雄色を好むだったのか…とはいえ、見た人すべてを驚かせた猪木の坊主頭は意外と似合っていた(敬称略)。
2026年07月12日 10:00
【昭和〜平成スター列伝】“世界の16文”ジャイアント馬場が海外修行中の1964年2月だけで当時の3大タイトル(NWA、WWWF、WWA)に連続挑戦した偉業は前回、前々回に触れた。今週は最後を飾った2月28日(日本時間29日)ロサンゼルスで“銀髪鬼”フレッド・ブラッシーに挑んだWWAヘビー級王座戦について書きたい。
ニューヨークでブルーノ・サンマルチノのWWWF王座に挑戦(17日)した後、馬場は西海岸へ転戦。WWAで大暴れした後に王座挑戦を実現させた。本紙は1面で詳細を報じている。
「1本目は馬場の16文キック2発が肩にさく裂。ブラッシーはお得意のスタイルで早くも“ギブアップ”のゼスチャー。馬場はブラッシーの髪をつかむとリング中央へ。反動でブラッシーが同体で倒れた。馬場は後頭部を打って苦しんでいる。ブラッシーは宙に舞い上がって、馬場のノド元に必殺のニードロップを連発。先制のフォールを奪った(30分45秒)。2本目は馬場が逆襲し空手チョップの“脳天唐竹割り”。噛みつきを逃れてスリーパーホールドの猛攻。時計の針は10時半を回った。20分を過ぎるとグロッギーのブラッシーを腰投げで叩きつけた。ダウンしたところへ145キロの豪快な肉弾重爆撃を叩きつけてフォールして1―1のタイに(20分8秒)。3本目、残る時間はあと10分。馬場は空手チョップを12連発。タックルでブラッシーをエプロンに追い出した。髪をつかんで鉄柱にガンガン叩きつける。この猛攻にブラッシーは血を吐いて場外に落ちて失神。レフェリーはカウントを取り始めるがカウント14まで来たときに“時間切れ終了”(61分)のゴング。しかし興奮した大観衆の歓声でリング上では聞き取れず、レフェリーは馬場の右手を高々と上げた。観衆は“新英雄”の誕生にわいた。しかしリングサイドのコミッショナーが“時間切れ引き分け”の判定であることをアピール。あと6秒あればカウント20のKO勝ちだった。馬場は“魔の6秒”に泣いた」(抜粋)
王座奪取こそならなかったが、偉業を打ち立てた馬場は4月に凱旋帰国。力道山亡き後の日本プロレス界のトップに君臨することになる。
約半年間の海外修行で馬場は数億円を稼いだとされる。後年馬場は「あの時は稼いだ。NYでは3800ドル(当時の日本円で約137万円。現在の価値では約4万ドル=640万円)だった。当時のチャレンジャーとしては、俺の知っている限り最高のギャランティーですよ。ロスで2試合タイトル戦をやって1試合5000ドルだった」と語っている。和田京平名誉レフェリーは「馬場さんはあの時の俺はNFLの選手より稼いでいたんだってよく言っていた。少なくても4〜5億は稼いでいたんじゃないかな」と述懐する。現在のNFLの選手の平均年俸は約5億円とされており、当時の馬場は半年間で現在の10億円の価値は稼いだとも推測できる。当時の“世界の16文”はすべてにおいてスケールが違ったのである。 (敬称略)
2026年07月12日 09:15
◆新日本プロレス「G1 CLIMAX 36」(11日、米国イリノイ州シカゴ・NOW ARENA)
新日本プロレスは11日(日本時間・12日)、米シカゴのNOW Arenaで真夏の最強戦士決定戦「G1 CLIMAX 36」開幕戦を行った。
1991年の第1回大会から今年で36年連続で開催される大会は、歴史と伝統、興行の規模…あらゆる側面から見て世界のプロレス団体で随一のリーグ戦になる。
今年はAブロック10名、Bブロック10名。合計20名が出場。各ブロック上位2名が8月15日の両国国技館での決勝トーナメントに進出し8月16日の両国国技館での決勝戦で最強戦士が決まる。
開幕戦の第1試合でBブロックにエントリーしたNEVER無差別級王者・ウルフアロンがHENAREと初対戦した。
今年1・4東京ドームでデビューした柔道金メダルのウルフは、6・23後楽園ホールでの出場者決定戦でYOSHI‐HASHIを破りG1初参戦を自力で獲得した。
デビュー以来、米国で初めての試合となった一戦でウルフは、これまでのTシャツ姿からノースリーブのフード付きジャケットで花道に登場。さらに黒のショートタイツからバックに「狼」が描かれたシルバーのタイツ、リングシューズも黒から同色へモデルチェンジした。注目の初対決で場外戦でHENARの鉄柱攻撃で追い込まれた。さらにセントーンなどで劣勢に立たされたがラリアット、ブレーンバスターで逆襲。激しい打撃戦に発展しウルフが投げ技の連発で攻勢に出た。さらにパワースラムで投げきった。しかしHENAREの打撃にひるんだが、リバースアングルスラムでHENAREを破り、「G1」&「米国」初勝利を飾った。
次の公式戦は、7・19札幌市の北海道立総合体育センター 北海きたえーるで海野翔太と対戦する。8・8横浜武道館での「H.O.T」成田蓮を除きすべて初の一騎打ちとなるG1。1か月あまりの過酷な大会。ウルフの熱い夏がスタートした。
2026年07月12日 08:34
新日本プロレスを中継するテレビ朝日系「ワールドプロレスリング」(土曜・深夜1時)は11日、7・7後楽園ホールで行われた「タイガーマスク 引退記念試合」を放送した。
2026年07月12日 08:00
「大相撲名古屋場所」(12日初日、IGアリーナ)
大相撲名古屋場所は12日にIGアリーナで初日を迎える。左肩痛で2場所連続休場中の横綱大の里(26)=二所ノ関、右太もも裏損傷のため夏場所2日目から途中休場した横綱豊昇龍(27)=立浪=がそろって出場するほか、大関霧島(音羽山)の綱とりも注目される。デイリースポーツ評論家で元横綱武蔵丸の武蔵川親方が展望した。
◇ ◇
休場明けの横綱二人が千秋楽まで出て、最後まで優勝を争ってほしい。出るからには勝つしかないからね。
大の里はパリ公演に参加したということは、左肩はもう大丈夫だ。左で上手だったり、いろいろ考えているように聞くけれど、大きく変える必要はない。体格を生かして、当たって前に出ることだけ意識するべきだ。自分の相撲を取れば勝てるはずだよ。
右太もも裏を痛めていた豊昇龍も、パリ公演に出たのだから、体は大丈夫だ。一丁押し(相手を押し切る稽古)をしていたと聞いたが、足の状態を確認したのだろう。体は大きくないから、受けてはならない。投げとか押しとか深く考える必要はない。先に攻めることだよ。
霧島は終盤戦に弱い。おそらくスタミナが切れてしまうからだろう。序盤から長い相撲を避けて、早い決着で勝っていくことが大事になるよ。ただ、先場所12勝の準優勝で綱とりになるのは、ちょっと甘いと思うな。甘く昇進させてしまうと、上がってから苦労することになる。
かど番の琴桜はこのところずっと攻めが遅い。最近の状況から大関から落ちてしまうと厳しいよな。最初から飛ばして、序盤に勝ちを重ねることが大事だ。開き直ってとにかく勝ち越してほしい。関脇に番付を落とした安青錦も同じように、最初から飛ばしてほしい。そうすれば10勝して大関復帰が見えてくる。
名古屋は暑いし、取ってみないと調子は分からない。おいしいものを食べて元気になることが大事だよ。僕はウナギがおいしかったなあ。
2026年07月12日 06:00
全日本プロレスの青柳亮生(26)が、人気絶頂の安齊勇馬(27)に対抗意識を燃やしている。
ライジングHAYATOとのタッグチーム「アツハヤ」でアジアタッグベルトを保持している亮生は、初防衛戦(19日、後楽園)で、安齊、小藤将太組と激突する。11日横浜大会で行われた前哨戦では、小藤の奮闘に一時、劣勢を強いられた。しかし、最後は亮生が押さえ込みで技ありの3カウントを奪い、防衛に弾みをつけた。
挑戦者組を「(安齊、小藤)どっちも顔がカッコいいですよね」と褒めちぎり「インディからメジャーになったというか。手の届かないところに行ってしまった」と遠くを見つめる。しかし、さわやかな後輩タッグを評価する一方で「オレたちアツハヤも、さわやかって言われてる。世代交代にはまだ早いんじゃないかな」と対抗意識も見せた。
恋愛リアリティーショーへの出演を機に火が付いた安齊人気はすさまじく、女性誌や映画界から引っ張りだこ。団体としても、7月の全興行が完売するなど上り調子だ。リング外でも精力的に活動する安齊の姿に「正直、芸能活動も夢見てますね」と羨望をにじませる。さらには「芸能の仕事が舞い込んでくるなら、安斎とタッグを組みたいですね」と、よこしまな思いも口にした。
快調な歩みを続ける後輩を前に、経験豊富な先輩として立ちはだかる。「顔もいいし、人気もある。『お前ら、いいモノ持ってるかもしれないけど残念でした』って言わないといけない」と経験の差を叩き込むつもりだ。「先輩風を吹かせて、ボコボコにしてやりますよ」と言い放ち、防衛を誓った。
2026年07月12日 06:00
手厳しい言葉の真意は――。新生ゼロワンのシングルリーグ戦「火祭り2026」(11日、TOKYO SQUARE in Itabashi)のBブロックで、中嶋勝彦(38)が大日本プロレスの橋本大地(34)を破り、2勝目を挙げた。
初出場Vへ向けて突っ走るが、この日は大地の父でゼロワン創始者の破壊王こと故橋本真也さん(享年40)の命日だった。221人満員の観衆は大地へ声援を送ったが、中嶋は奮闘する破壊王2世を貫禄で退け、試合後には「橋本大地、何やってんだ!」と手厳しい言葉を浴びせた。父の命日に劇的勝利を期待していた観衆からも、何と「よくぞ、言ってくれた!」の声も飛んだ。
きつい言葉を発した真意は何か。試合後の中嶋を直撃すると「意味はみんなが思ってることと一緒ですよ。そのまんまですよ、何やってんだと」と、苦笑いする。大地とは新人の頃に戦って以来の一騎打ちだというものの、橋本さんとの因縁はある。21年前の7月、師匠の佐々木健介&北斗晶夫妻とともに、中嶋も橋本さんの葬儀に参列したという。
葬儀で橋本さんの乗った車はテーマ曲「爆勝宣言」が流れる中、駆けつけたファンから涙の橋本コールで送り出された。中嶋は「あの時の『爆勝宣言』の音が今でも鮮明に残っている」といい、橋本さんについても「歴史が証明している。俺はタイムリーで見ていないけれど、歴史を学べばわかる人」と話すほど偉大さを理解している。
それだけに言わざるを得なかった。中嶋は「橋本さんの遺志を引き継いでやったのか。本人は別の道を選んだのか。その話はわからないけれど、ファンは橋本真也という陰をそこから見たいと思うんだよね。それは自然とね、彼本人が望んでいなくても。俺はそういうことだと思う。直接、橋本大地に言える立場ではないけれど、プロレスラーの先輩として言った。何やってんだと」と、熱い口調で思いを語った。
2011年3月にデビューしてから15年破壊王2世の看板を背負って戦ってきた大地に、15歳でデビューしてキャリア23年になった先輩が浴びせた言葉。その真意をどう受け止めるのだろうか。
2026年07月12日 06:00
◇プロボクシング ▽東洋太平洋クルーザー級タイトルマッチ10回戦(11日、大阪・大和アリーナ)
東洋太平洋クルーザー級タイトルマッチが行われ、同級4位で挑戦者の但馬ブランドン・ミツロ(31)=TMK=が、王者・ムヘタル・マイヘムト(31)=中国=に5回1分39秒でKO勝ちし、新王者となった。
2026年07月12日 05:00
ボクシングの元世界2階級王者でWBA世界フェザー級3位の亀田和毅(34)=TMK=が11日、今秋に米国で同級王者ブランドン・フィゲロア(29)=米国=に挑戦すると発表した。
TMKジムの主催興行でリングに上がり「次戦の世界タイトルマッチが決まりました。アメリカでフィゲロアに挑戦します」と両陣営の対戦合意を伝えた。日時などは後日発表する。「必ず倒して、日本で防衛戦。日本人対決に持っていきたい」と宣言。井上尚弥(大橋)が進出を計画するフェザー級での王座奪取を誓った。
2026年07月12日 05:00
「大相撲名古屋場所」(12日初日、IGアリーナ)
大関霧島(音羽山)が11日、名古屋市内の部屋で四股、すり足などで汗を流した。高いレベルでの優勝を条件に、綱とりに挑む。
初日を前に「プレッシャーを自分にかけないように。楽しくいきたい」と穏やかに語った。目標は全勝。「毎場所の目標。横綱になる、と言うのとは違う」と語った。師匠の音羽山親方(元横綱鶴竜)は「雑音を消して相撲に集中すること」と心構えを説いた。
2026年07月12日 05:00
米国・WWEに12年在籍していた大物ベテラン選手が、サプライズ復帰を果たした。
10日(日本時間11日)のスマックダウン(オクラホマ州オクラホマシティー)では、US王者トリック・ウィリアムズが、カーメロ・ヘイズとノンタイトルで対戦した。カーメロが勝てばウィリアムズへの挑戦権を得る条件が付いたが、人気実力とも急上昇の2人だけに激戦となり、カーメロがとどめのナッシングバットネット(ダイビングレッグドロップ)を決めようとコーナーに上がった。
ここで身長2メートルはあろうかという巨体の男がエプロンに上がり、カーメロの左手首をつかんだ。巨人は2024年11月に退団したバロン・コービン(41)だ。そのまま左腕を引っ張り、カーメロをロープに叩きつけた。
さらに倒れていたウィリアムズに馬乗りになり、パンチのラッシュ。続けて、カーメロを引きずり起こして抱え上げ、エンドオブデイズ(変型フェースクラッシャー)でマットに打ちつけた。ウィリアムズにもエンドオブデイズをさく裂させてKOすると、雄たけびを上げた。
コービンがリングサイドにあったUS王座のベルトを手にリングに戻ると、観衆から「ホーリー・シット!(超スゲー!)」の大チャントが沸き起こる。自身もかつて巻いたベルトを見つめたコービンは、KOした王者ウィリアムズの胸に落とし、不敵な表情でリングを下りた。異様な歓声からもわかるように、インパクト大の復帰となった。
コービンは米プロフットボールNFLを経て、12年8月にWWEに加入。NXTで実績を残し、16年4月の祭典「レッスルマニア32」でメインロースターに昇格した。最高峰王座こそ奪えなかったものの、17年10月にはUS王座を獲得。同年の「マネー・イン・ザ・バンク」ラダー戦優勝、19年の「キング・オブ・ザ・リング」トーナメントVなど、シングルのビッグタイトルで存在感を示した。
24年に契約満了で退団するまで12年の長きにわたり、世界最大団体で活躍したベテラン。加えて現在はブラジリアン柔術を習得した。近年は柔術の試合にも出場し、国際連盟主催の大会で優勝を飾っている。
最後の試合は24年8月。1年11か月ぶりに進化した姿で戻ってきた男爵はウィリアムズ、カーメロら期待の若手を相手にどんな暴れっぷりを見せるのか。
この日のスマックダウンは「ABEMA」にて放送された。
2026年07月11日 22:15
新生ゼロワンで伝統のシングルリーグ戦「火祭り2026」(11日、東京・TOKYO SQUARE in Itabashi)が行われ、連覇を狙う伝説の不死鳥ハヤブサが痛すぎる1敗を喫した。
2026年07月11日 21:55
7月11日は破壊王のニックネームで一時代を築いた故橋本真也さん(享年40)の命日。橋本さんの長男で大日本プロレスの橋本大地(34)が、父が創設したリングに上がった。
新生ゼロワンのシングルリーグ戦「火祭り2026」(11日、東京・TOKYO SQUARE in ITABASHI)にBブロックで参戦中の大地はこの日、優勝候補の一人、中嶋勝彦と対戦した。同リーグ戦は橋本さんが旧ゼロワンの社長だった2001年から始まり、今年で26回目を迎えた伝統のリーグ戦だ。
破壊王イズムが詰まったリーグ戦だけに、入場テーマ曲は父が一時期使っていた知る人ぞ知る「闘魂伝承」に変更して覚悟を示した。これに221人満員の観衆も、序盤から大地コールで背中を押す。大地は手四つの体勢からローキックを打ち合い、ドラゴンスクリューで吹っ飛ばす。さら左ヒザに強烈なサッカーボールキックをぶち込んで、場外に落とした。なおも左ヒザに集中攻撃を加え、中嶋にダメージを与えていった。
中嶋の反撃にもスーパーキック、コーナーへの串刺しニーを見舞ってペースを譲らない。さらに父をほうふつとさせる重爆キックを連打。中嶋とのミドルキックを打ち合いとなるが、再びドラゴンスクリューで左ヒザを狙っていく。
一進一退の攻防となり、大地は裏投げから、左ヒザを決めてのSTFで勝負をかける。さらにパイルドライバーから父の必殺技・DDTにいくが、これをかわされバーティカルスパイクで叩きつけられた。だが、ここは踏ん張って、カウント2で切り返す。会場は再び大地コールが起きるが、中嶋から闘魂のこもったビンタを浴びせられ、ノーザンライトボムで沈められた。
ここまで1勝1分けの3点と上々のスタートを切っていたが、大事な日を白星で飾れなかった。さらに、中嶋から「橋本大地! お前、わかってるな、今日は何の日かって。ただ、これだけ言っとく。橋本大地、何やってんだ!」と、きついひと言を浴びせられた。観衆からも「よくぞ、言ってくれた!」の声も飛んでいた。
それでも大地はバックステージで「あの野郎、好き勝手言いやがって。まあ、人がどう言おうがどう感じようが、もう慣れたからどうでもいい。俺は純粋に(試合を)やって楽しかった」と強気の姿勢を崩さない。父の命日に「闘魂伝承」を使ったことには「いろんなテーマが重なりあってのこと」と、多くは語らなかった。ただ、敗れはしたものの、好勝負だったのは間違いない。天国の破壊王は息子の試合をどう評したのか――。
2026年07月11日 21:45
プロボクシング世界2階級王者・亀田和毅(34)=TMK=が11日、大阪・吹田市内で行われた所属ジム興行でリングに上がってあいさつし、次戦でWBA世界フェザー級王者ブランドン・フィゲロア(米国)に敵地で挑戦する見通しを示した。関係者によると、両陣営が今秋の米国開催で大筋合意し、詳細を詰めているという。
同級3位の和毅はファンに向け「次戦で決まりました。日程(発表)は近々、会見します。必ずフィゲロアを倒して3階級制覇して日本人対決に持っていきたい」。フェザー級転向を見据える世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)との一戦を連想させた。
和毅は昨年5月、大阪でIBF世界同級王者・アンジェロ・レオ(米国)に判定負けし、3階級制覇に失敗。去就などが注目されていた。
2026年07月11日 20:26
「ボクシング・東洋太平洋クルーザー級タイトルマッチ」(11日、大和アリーナ)
前日本ヘビー級王者で東洋太平洋クルーザー級4位の但馬ブランドンミツロ(31)=TMK=が、5回1分39秒KOで、王者のムヘタル・マイヘムト(31)=中国=を破り、王座を奪取した。
クルーザー級(上限200ポンド=90・72キロ)は、ヘビー級とライトヘビー級の間(一部団体ではブリッジャー級、上限224ポンド=101・60キロを新設している)に置かれる階級。西島洋介山(96年10月獲得)、高橋良輔(06年12月獲得)に次ぎ、日本選手3人目となる同級の東洋太平洋王者となった。
昨年12月の前戦では約25キロの減量を決行し、自身プロキャリア最軽量となる94・8キロまで絞って初回KO勝ちと結果を出した但馬。今回はそこからさらに4キロ以上落として90・6キロで計量をクリア。効果はてきめんで立ち上がりから王者をスピードで圧倒。初回終了間際に右で先制のダウンを奪い、2回に左ボディーでダウンを追加。5回に左ボディーからジャブを顔面に当てて勝負を決めた。「欲しかったタイトルが手に入ってうれしい気持ちでいっぱい」と勝利をかみしめ、当面はクルーザー級で防衛戦をこなしていく考えを示した。
この日、婚約者で元東洋太平洋女子ミニマム級王者の千本瑞規(31)が「やり残したことをかなえるために戻ってきました。それは世界チャンピオンのタイトルです」と22年9月以来、4年ぶりに現役に復帰することを表明した。「刺激になった」と話す但馬。12月に予定される初防衛戦は千本の復帰戦も組まれて共演する方針。但馬は「軽量級が中心の日本ボクシング界で、王道ではない重量級と女子ボクシングで盛り上げていきたい」と意欲を燃やす。ともに東洋太平洋王座は獲得した。パートナーとともに世界を目指す。