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2026年07月20日 18:04
「高校野球奈良大会・3回戦、奈良大付9−6智弁学園」(20日、さとやくスタジアム) 今春センバツ準優勝・智弁学園の杉本真滉投手(3年)と奈良大付の新城楓雅投手(3年)のプロ注目投手対決となった。ネット裏にはNPB9球団のスカウト陣も集結した。 両投手とも苦しい投球となった。新城は初回に味方の失策、連打で先制点を献上。そこから暴投や四死球など制球が定まらず、さらに3点を失った。 4点のリードをもらった杉本も、二回に奈良大付打線につかまり、4失点した。新城は同点の四回に守備の乱れなどもあり2点の勝ち越しを許した。杉本は五回にも1失点。智弁学園が1点リードで六回に入った。 しかし、七回、マウンドに上がろうとした杉本は異変を訴えベンチ裏へ下がり、試合が中断した。ただ、しばらくした後、マウンドに戻り、問題ない様子で投球を再開した。その後、右翼へ同点ソロを浴びた。 八回には3点を勝ち越され3回戦敗退となった。
2026年07月21日 10:22
「2番・右翼」で先発出場
【MLB】カブス ー ツインズ(日本時間21日・シカゴ)
カブス・鈴木誠也外野手は20日(日本時間21日)、本拠地で行われたタイガース戦に「2番・右翼」で先発出場。後半戦初アーチとなる今季16号を放った。豪快弾に本拠地は大歓声に包まれた。
8試合連続安打と好調の鈴木が、この日も快音を響かせた。3回の第2打席、1死一塁から右腕ジャック・フラハティがカウント0-1から投じた甘いフォーシームを振り抜いた。飛距離419フィート(約127.7メートル)、打球速度105マイル(約169キロ)、角度31度の一発が右中間スタンドに着弾した。
9日(同10日)のオリオールズ戦以来、7試合ぶりの一発。7月4本目のアーチで連続試合安打も9に伸ばした。
鈴木は1日(同2日)のパドレス戦で3ランを放ち、メジャー通算100号を達成。日本人選手の100本塁打は、大谷翔平投手(298本)、松井秀喜(175本)、イチロー(117本)に次ぐ偉業。右打者では初の快挙となった。
3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の準々決勝、ベネズエラ戦で右膝を負傷。開幕には間に合わなかったが、4月10日(同11日)に復帰し活躍を続けてきた。試合前時点で83試合に出場して打率.273、15本塁打、48打点、OPS.826の成績を残していた。(Full-Count編集部)
2026年07月21日 10:00
20日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース2026』に出演した片岡篤史氏が、今季限りで現役引退を表明したロッテ・角中勝也について言及した。
片岡氏は「タイトルも獲った素晴らしい選手。ベースに近いところに立ってノーステップで、体の開きを我慢して打っている選手だった。独立リーグから叩き上げでタイトルを獲った。独自のノーステップで打つ打ち方はバッティングの基本だと思う。セカンドゴロでのファーストまで全力疾走を見るとまだできそうな気がしますけど、本人の決断ですから。本人しか引き際はわかりませんから、十分やり切ったということじゃないですかね」と労った。
角中は06年大学生・社会人ドラフト7巡目でロッテに入団し、12年にレギュラーを掴むと同年首位打者のタイトルを獲得。13年にはWBC日本代表にも選出された。16年に2度目の首位打者、最多安打のタイトルを獲得し、長年マリーンズ打線を引っ張ってきた。20日のソフトバンク戦では『8番・指名打者』で先発出場し4打数0安打2三振、今季はここまで9試合に出場して、打率.067だった。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2026』
2026年07月21日 08:00
「巨人3−1広島」(20日、東京ドーム)
広島はサンドロ・ファビアン外野手のバットが、連日の真夏日に負けじと熱を帯びてきた。打った瞬間に確信する豪快な一発を放ち、今季初となる2試合連続本塁打をマーク。上昇する気温とともに一気にギアを上げている助っ人は、「コンタクトする意識だけだったので、それが結果につながって良かった」と、汗を拭い、手応えを口にした。
初回2死で迎えた第1打席だ。今季初対戦の井上の投じた初球130キロフォークを完璧に捉えた。打球は左翼席上段に一直線。「ホームランを狙っていたわけではないが、良いコンタクトをできるように心がけた」と納得の表情で振り返った。
勢いは止まらない。八回にも中前打を放ち、2試合連続のマルチ安打を記録した。昨季は打率・149と苦しんだ7月だが、今季は打率・286と大変身。加えて14安打中7本が本塁打という驚異の長打力を誇る。「毎日の練習の成果が出ている。一日一日、取り組んでいる成果」と、地道な努力が実を結んできている。
新井監督も「いいホームランだった」と主砲の一発を絶賛。同じく好調を維持するモンテロとともに、「2人とも振れているので、彼らの前に走者を置きたいという形」と、現状打破へのキーマンに指名した。打線を力強くけん引する頼もしいドミニカンが、チームを押し上げる。
2026年07月21日 08:00
「阪神0−7DeNA」(20日、甲子園球場)
阪神は3安打完封負け。
2026年07月21日 07:30
◆ 白球つれづれ2026・第29回
“広島界隈”が、何やら騒がしい。
ペナントレースは、セリーグの下位に低迷して、見どころが多いわけではない。しかしプレー以外のところでマスコミを賑わせている
今月17日、球団は矢野雅哉選手の出場選手登録を抹消した。
昨年末、羽月隆太郎選手が通称「ゾンビたばこ」と言われる禁止薬物を使用したとして逮捕された。その後、同選手の契約を解除してその後も調査するとしていた。
しかし、その過程で羽月元選手から「他にも選手で使用者はいた」との発言があり、今月に入ると一部週刊誌で、ゾンビたばこの売人とされ人物と矢野選手らが同席する写真が流失。球団で調査に当たっている鈴木清明球団本部長は「売人と呼ばれる人と密室にいることに強い疑念を抱く」と説明。しかし、薬物使用については「確認できていない」として、ペナルティーではないとしているが、問題の写真には他にも主力選手らも映っている。とても説明責任を果たしたとは言えない。
そんな体たらくに合わせるように、今月14、15日にマツダスタジアムで開催された対DeNA戦では、二日続けて3万人収容の同球場が2万人割れを記録して、ファン離れが話題を呼ぶ。
続く17日からの阪神戦では阪神・前川右京選手が死球を受けて、左肩甲骨を骨折して抹消。翌日にも佐藤輝明選手への厳しい内角攻めに藤川球児監督が激高。広島の新井貴浩監督が謝罪するなど一触触発の険悪な空気が流れている。正直なところ、もはや野球以前の状態に追い込まれている。
2年連続Bクラスからの脱出を図るカープは、この春、チームの体質改善を図るべく思い切った若返り策に活路を見出そうとした。
キャンプ、オープン戦では2年目の佐々木泰選手を四番に起用。同じくドラフト1位で入団した平川蓮選手を一番打者として抜擢も狙った。
秋山翔吾、野間駿祥選手らベテラン勢に代えて若いパワーで活路を見出したいところだったが、期待の若手も相次ぐ故障で計画は頓挫。投手陣を見ても昨年までクローザーを任されていた栗林良吏投手が先発転向したら、抑えが不在になる。先発ローテーションの柱として投げて来た森下暢仁投手も成績が上がらず、目下無期限の二軍調整中。これでは最下位まで見えて来る大ピンチも致し方ない。
かつての赤ヘルには、魅力的なスターがたくさんいた。黒田博樹や鈴木誠也は海を渡り、丸佳浩や西川龍馬、九里亜蓮らは他球団に移っていった。FA、マネーゲームの時代。資金力に乏しい地方球団の悲しさだが、そのたびにこれまでの広島は生き延びて来た。ドラフトで森下や栗林を上位指名して、足りない分は12球団一と言われた圧倒的な練習量で若手を育てて来た。
かつて長嶋茂雄監督時代の巨人は広島遠征があると、若手を広島の二軍練習場に見学に行かせたことがある。高校野球の広島商業、広陵高校らを筆頭に野球熱が盛んで、目の肥えたファンが多いから、不振の時に広島のネオン街に出たら叱られる。それほど猛練習は当たり前だった。もう一度、原点に立ち返って強いころの赤ヘルを取り戻すしかない。
地元では、早くも新井監督の後任に金本知憲や野村謙二郎氏らOBの名前が取りざたされていると言う。「真夏のストーブ」にしても少し早すぎる。
日米を問わず、球団の経営スタイルも大きく変わりつつある。
広島で言えば、長くオーナーを務める松田一族の情熱で支えてきたが、これからはさらに多角的な視点を持った、長期的な施策が求められる。弱小球団なら、なおの事、どこに巨額の投資をして、どこを削り強化を実らせるか。
このオフにはエースの床田寛樹投手や主砲の坂倉奨悟選手までFAを迎える。今こそ、広島の真価を問われる時期が来ている。
出すべき膿は出して、解体的な出直しをファンも求めているはずだ。
文=荒川和夫(あらかわ・かずお)
2026年07月21日 07:20
20日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース2026』に出演した池田親興氏が、同日のロッテ戦に勝利したソフトバンクのリリーフ陣について言及した。
この日はセットアッパーの松本裕樹、守護神・杉山一樹が2連投中だったため、ベンチ外。試合前から2人を欠くことがわかっていた中での戦いとなったが、4−3の6回途中にヘルナンデスが登板し無失点に抑えると、7回に登板した鈴木豪太も1イニングを危なげなく3人で片付けた。8回に登板したオスナがソトに一発を打たれ同点に追いつかれたが、5−4の9回は津森宥紀がストレート中心のピッチングでねじ伏せ、リードを守り切った。
池田氏は「(松本・杉山は)登板が続いていましたから、思い切って時々休ませることもあるんですけど、ヘルナンデスも休養十分という感じ。津森も状態が良いし、鈴木も非常に良い。救援防御率が1位だと頷けるような数字をしっかり出してくれている。自分の仕事をして繋いでいく」と振り返った。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2026』
2026年07月21日 07:10
20日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース2026』に出演した片岡篤史氏と池田親興氏が、同日の広島戦で決勝の3点適時二塁打を放った巨人・笹原操希について言及した。
片岡氏は「非常に広角に打てますし、長打力もある。若い選手が試合を左右する場面、試合を決める場面で打ったことが、ジャイアンツが順位を上げてきているところだと思う。懐が深いですし、軸もブレない。そういう点では、これからが楽しみな選手ですね」と期待を寄せた。
池田氏も「ボールに対する対応力が素晴らしい。潮目を知っているというか、集中力がすごいと思いますね。活躍が期待できる選手ですね」と評価した。
笹原は2試合連続マルチ安打をマークするなど、ここまで15試合に出場して、打率.295、2本塁打、9打点とアピールしている。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2026』
2026年07月21日 06:50
「今日ここまでヒットを打てていなかったんですが、センター方向に意識して、それが良い結果に繋がりました」。
2026年07月21日 06:40
20日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース2026』に出演した池田親興氏と片岡篤史氏が、同日のヤクルト戦で2勝目を挙げた中日・郄橋宏斗について言及した。
4月26日のヤクルト戦で今季初勝利挙げたのを最後に白星から遠ざかっていた高橋は、ヤクルト打線を8回・95球を投げ、3被安打、8奪三振、1与四球、2失点に抑え、2勝目を手にした。
池田氏は「2ヶ月なんで勝ってなかったのかな。ストレートはいうことないですし、ストレートがあるからスプリットも効く。2点取られましたけど、決して悪かったわけではない。勝てていないのが本当に不思議なくらい」と驚いた様子。
片岡氏は「シュート回転することが課題だったと思うんですけど、課題の左バッターに対して非常に良かったと思う。今日のような投球が続けば、勝ててくる。ドラゴンズは高橋が勝たないことには上にいかない。きっかけになるような今日の投球だった気がしますね」と次回以降の登板に期待した。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2026』
2026年07月21日 06:30
20日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース2026』に出演した片岡篤史氏が、オリックスに敗れた日本ハムの初回の守備について言及した。
日本ハムは初回一死走者なしから渡部遼人のショートゴロをショート・水野達稀が一塁へ悪送球で出塁を許すと、西川龍馬の左安で一、三塁とピンチが広がり、太田椋の打席中にパスボールで先制を許した。さらに、宗佑磨にも適時打を浴び、初回に2点を失った。打線もオリックス投手陣を打ち崩せず、0−3の完封負け。日本ハムの失策は60となった。
片岡氏は「今シーズン日本ハムエラーが非常に多いんですね。今日のゲームというのは水野君ですね、打者が渡部君ということもあって足が速かった。ワンステップ入れても問題なかった。パスボールも、13時プレイボール、最近のデーゲームは14時が普通なんですけど、1時間早いだけに立ち上がりをピッチャーだけでなく野手も気にしないといけない試合開始時間。準備ができていたのかなという内容になりましたよね」と振り返った。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2026』
2026年07月21日 06:20
20日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース2026』に出演した片岡篤史氏が同日の中日戦に敗れたヤクルトについて言及した。
片岡氏は「個人的にもチームにも波がある。宮本が出て意地を見せましたけど、レギュラーという選手が今年の場合はいなかった。ここまで全力でやってきたと思うんですよ。暑くなってきて、全体的に状態が悪くなってきた」と指摘。
「こういう時こそ、今年はどちらかといえばバントをせずに選手の動きを活かす野球をされてきたと思うんですけど、ちょっとここで選手を動かしたり、作戦で選手をカバーするような野球もありかなと思います」と自身の見解を述べた。
ヤクルトは最大11あった貯金が底をつき、6連敗で今季ワーストの借金4に膨れ上がった。これで4位・DeNAとのゲーム差も2と、苦しい戦いが続いている。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2026』
2026年07月21日 06:10
20日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース2026』に出演した片岡篤史氏が阪神のリリーフ陣について言及した。
2026年07月21日 06:00
「阪神0−7DeNA」(20日、甲子園球場)
阪神は3安打完封負け。先発の大竹耕太郎は六回途中1失点で7敗目。巨人に同率首位で並ばれた。試合後、藤川球児監督の主な一問一答は以下の通り。
◇ ◇
−先発・大竹は登板間隔が空いた中、調整してきたことを発揮した。
「そうですね。再調整して、いい状態に戻してきてくれた。良かったと思います」
−相手の新外国人・エンカーナシオンには警戒が必要か。
「どの選手も警戒が必要です。それよりは攻めていかなければね」
−移動試合で9連戦最後のカード。踏ん張りどころか。
「それはお互いさまですからね。それよりも、相手投手に上回られたというところはありますよね」
−中野がスタメンを外れ、福島、高寺を起用。
「コンディション的なところは言える範囲がありますから、その辺は、その日、その日になってくるだろうし、とにかく出た選手がプレーをするわけで、そこでいい活躍をする必要があるわけですから。それはおのおのが、プロとして考えるところじゃないでしょうかね」
2026年07月21日 06:00
「巨人3−1広島」(20日、東京ドーム)
広島が今季84試合目にして、自力優勝の可能性が消滅した。初回に1点を先制するも追加点を奪えず、六回に先発の床田寛樹投手(31)が逆転を許して2連敗。チームは開幕カードでの3連勝以降、3連勝以上は一度もなく、低空飛行が続く。借金も今季ワーストタイとなる14。それでも新井貴浩監督(49)は前を向き、一戦必勝の姿勢を貫いた。
開幕から波に乗ることは一度もなく、この日を迎えてしまった。同率首位を走る阪神、巨人との差が11・5ゲームに拡大し、自力優勝の可能性が消えた。新井監督は「一戦一戦、大切に戦うだけ」と強調した。
7月20日の自力V消滅は、くしくも昨季と同じ日となった。異なるのは借金の数だ。順位はともに5位だが、昨季は借金6だったのに対して今季は14。消化試合数に差はあるものの、倍以上の負け越しを喫しており、厳しい戦いぶりがうかがえる。
試合は初回にファビアンの一発で先制するも追加点が遠く、徐々に重苦しい展開に。そして先発の床田は相手打線が3巡目に入った六回に捉えられ始め、2死満塁から笹原に走者一掃の適時二塁打を浴びた。
「ランナーをためてドカンと打たれると試合が決まってしまう」と登板前に警戒していた左腕。先頭打者と四球に細心の注意を払ってマウンドに立っていたが、六回は先頭から連打された。1死から坂本に四球を与えて満塁となり、決定的な一打を食らってしまった。
意識はあっても、止めることはできなかった。新井監督は「あそこでもうひと踏ん張りというところだった」と語り、6回8安打3失点で4敗目となった床田自身は「『粘り切れなかった』という感じですかね」と肩を落とした。
打線は逆転を許した直後の七回に2死満塁の好機をつくった。しかし、名原が右飛に倒れて無得点。「甘いところに来た真っすぐを振りにいけた中で、ミスショットをした」と悔しさを爆発させながら、バットを地面にたたきつけた。
“気合と根性”を前面に押し出し、リードオフマンとして奮闘する若武者は「これだけ試合に出させてもらっているので、もう『経験』とか言っている場合じゃない」と若手であることを言い訳にはしない。「あそこで1点でも取れていたら、試合の流れも違ったと思うし、流れを切ったことは間違いない。ひたすら練習するしかない」と唇をかみしめた。
次なる戦いはまたすぐにやってくる。どんな状況でも闘志を燃やし、勝利だけを追い求める。
2026年07月21日 06:00
巨人3−1広島(セ・リーグ=20日)――巨人が逆転勝ち。
1点を追う六回、笹原の3点二塁打で試合をひっくり返した。7回1失点の井上が自己最多の9勝目。広島はソロで先行した後、打線が沈黙した。
◇
壁を一つ越えた。7回1失点で自己最多の9勝目を手にした巨人の井上は「粘り強く投げることができた」と充実感をにじませた。
一回は細かな制球を欠き、ファビアンに左翼へのソロを浴びる不安な立ち上がり。二回も連打でピンチを作った。それでも、「投げ急がず、ゆっくり間合いを使って打者と勝負する」と焦ることはない。四回に捕手の岸田が負傷交代する不測の事態があっても、ペースを乱すことはなかった。
マウンド上での「脱完璧主義」が安定感を生んでいる。4勝(8敗)と伸び悩んだ昨季までは、痛打された直後にボール球が続いたり、失投を恐れて腕が振れなくなったりと、飛躍を阻む要因となっていた。
今季は、「100点」を追い求めなくなったという。致命傷にならないコースにボールがずれるのはOKと考えれば、心は軽くなる。球団のデータアナリストは「ベストを追い求めて自分を苦しめるのでなく、80点のベターを重ねて『最悪』のミスを避けられるようになった」と指摘する。
その象徴が、2点リードの七回、二死満塁の場面だろう。「とにかく長打を打たれないように。四球でもOKという気持ちで攻めよう」と外角いっぱいの直球で名原を右飛に仕留めた。球が甘くなるリスクを避け、最高の結果を引き出した。
チームの9連戦勝ち越しを決め、阪神と同率首位に再浮上させる勝利に導いた。さらなる躍進へと期待は膨らむが、本人は「とにかく試合を作ることを意識して投げている」。もちろん上を目指しつつ、いい意味で力が抜けている。(井上敬雄)