©sports-topics.net 2026
2026年08月06日 18:26
J2のFC今治は7月22日、スペインのCDレガネスから22歳MF中井卓大が完全移籍で加入すると発表した。 ピピの愛称で知られる中井は、2014年に10歳でレアル・マドリーの下部組織に加入。22年にはレアル・マドリーBチームのカスティージャ(3部相当)に昇格した。その後はCFラージョ・マハダオンダ、SDアモレビエタ、ラージョ・カンタブリアへのレンタル移籍で経験を積み、25年6月にマドリーを退団。同年8月からはレガネスBでプレーしていた。 12年間を過ごしたスペインでのキャリアに一区切りをつけ、Jリーグに初挑戦。今回、日本で再スタートを切る中井に単独インタビューを実施した。全3回にわたるシリーズの第1回では、スペインでの経験を経て、日本でプレーする決断に至った背景などに迫る。 ――◆――◆―― 中井が今治への加入を決断するうえで、1つの大きな存在が、今年6月に今治の新指揮官に就任したアベル・モウレロ監督だ。 「初めはオファーというよりは、『室蘭キャンプに練習参加してみないか』とお話をいただきました。僕の中でも魅力的でしたし、もちろん、ずっと今治の存在は知っていました。元日本代表監督の岡田武史さんが会長を務めていることも知っていましたし、監督がスペイン人になったというニュースも見ました。 モウレロ監督が過去にアシスタントコーチとして在籍していたスペインのチームは、すべて良いサッカーをしていて、僕が好きな戦い方だったので、『面白いサッカーをするのかな』と思って行かせていただきました」 では、今夏に今治以外の選択肢はあったのだろうか。中井は自身を取り巻く状況とともに率直に答えた。 「正直、2、3年前に比べると選択肢は少なかったです。昨シーズンは12月に半月板の手術をして、4月の終盤ぐらいに復帰しました。10試合、450分ぐらいしか出ていなくて、復帰明けということもあって、ずっとスペインで結果を残せなかった状態でした。なので、オファーというよりは、『練習参加に来てくれないか』という話がありました。実際に今治も練習に参加してから決めました」 スペインを離れ、日本へ戻る決断。そこには以前から抱いていた思いがあったようだ。 「日本へ行くことに葛藤はなかったです。2、3年前ぐらいから『日本でプレーしたい』という思いがありました。今回、契約が満了し、代理人を日本のエージェントに変更してからは『Jリーグに挑戦したい』という話をしていました。カテゴリーに関係なく、とりあえず僕のプレーをみんなに見てもらいたい気持ちもありました。 それに、Jリーグから海外に行っている選手も多いです。僕はスペインで3部までしかプレーできなくて、そこから2部、1部へのステップアップが難しいと感じていたので、日本から海外に行っている人たちを見て、『僕も一度、日本に帰って活躍して、また海外に戻りたい』と思っていました。そういうところも含めて、ずっと日本でやりたかったです」 日本での再スタートも望んでいた中井。「日本人の方々は『ピピ』という存在を知ってくれていたかもしれないですけれど、どういうプレーをするのか知らないと思います」と口にしたうえで、自身のストロングポイントを語ってくれた。 「視野の広さとパスの正確さです。あと、いろんなチームに行きましたけれど、ファーストコントロールやトラップの部分では、『スペインでも優れているな』と思いました。真ん中の選手は、ボールを受ける前に首を振って周りの状態を見ることも大事です。そのうえで、僕はトラップとパスの正確さが人より優れていると思っています」 一方で、さらなる成長に向けて取り組むべき課題も明かした。 「身体は別に弱くないですし、当たられてもそんなに負けないです。ただ、体力面のフィジカルでは、もう少し頑張らないといけない。ずっと守備が問題と言っていましたけれど、守備は僕の中でそれほど課題ではないです。『良いプレーをどれだけ90分、なんなら120分続けられるか』というのが今の僕の課題です。これを克服できれば、本当にトップに行けるのかなと思っています」 スペインでの経験を武器に、まずは今治で自身の価値を証明することから始まる。 取材・文●保坂悠輝(サッカーダイジェストWeb編集部) 【画像】サムライ旋風続く!期待の逸材&屈指の実力者が次々に!2026年夏に海外で新天地を求めた日本人選手たち
2026年08月06日 19:50
悲しいニュースが舞い込んできた。
アフリカメディア『africanews』は現地8月6日、「ウガンダサッカー界のスター、デビッド・オウォリが強盗被害で死亡」と見出しを打った記事を掲載。ウガンダの首都カンパラの自宅近くで強盗とみられる襲撃を受けて亡くなったと伝え、次のように報じている。
「27歳のオウォリは、SCヴィラ(ウガンダの国内クラブ)でキャプテンを務め、ウガンダ代表としてもプレーしていた。報道によれば、携帯電話などの貴重品を奪おうとした犯人に抵抗したことで重傷を負ったとされる。その後、病院に搬送されたが、回復することなく死亡した。警察は捜査を開始しており、犯人の特定を進めているという」
同メディアは「オウォリの死はウガンダ国内に大きな衝撃を与え、チームメートやファン、政治指導者らが、国内で最も尊敬されるサッカー選手の一人だった彼に追悼の意を表した」と説明。さらに、「SCヴィラはオウォリを『リーダーであり、兄弟であり、友人だった』と称え、ウガンダサッカー連盟(FUFA)も、ピッチ内外での彼の大きな影響力を称賛した」と紹介している。
あまりに早い別れだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
【記事】「すごい額だったんで」日本代表主力が衝撃告白!3月にまさかの“サウジ移籍”を決断→反対された人物を明かす「絶対にやめて」
2026年08月06日 19:40
エジプト代表のモハメド・サラー獲得を発表したトルコのトラブゾンスポル。
一時は同リーグのベシクタシュ行きの可能性が報じられていたが、契約はまとまらず。その隙にトラブゾンスポルがサラーの獲得を決めた。
サラーはプレミアリーグのリヴァプールで長く活躍したWG。得点力のあるサイドアタッカーであり、ゴールの量産が期待される。
『Spor Depor』によると、トラブゾンスポルはさらなる前線の強化を目指しており、サウジ・プロリーグのアル・ヒラルに所属するウルグアイ代表FWダルウィン・ヌニェスの獲得に関心を寄せているようだ。
ポルトガルのベンフィカで評価を高めたストライカーで、2022年にリヴァプールに移籍。サラーと共闘し、2025年に現所属のアル・ヒラルに加入している。
移籍後は順調に出場機会を増やしていたが、2月にカリム・ベンゼマがチームに加わり、ヌニェスのプレイタイムは激減している。
MLS行きも噂されたヌニェスだが、トルコに移籍してサラーと再会することになるのだろうか。
2026年08月06日 19:40
エジプト代表FWモハメド・サラーの新天地での年俸が明らかになり、その金額と世界ランキングの“意外な順位”を英紙『The Sun』が驚きをもって報じた。
2025-26シーズン限りでリバプールを退団した34歳のサラーは、トルコの強豪トラブゾンスポルへ加入。現地では空港に大勢のサポーターが詰めかけるなど、スターの到着は大きな歓迎を受けた。
『The Sun』は「なんてことだ! モハメド・サラーの驚異的な年俸がトラブゾンスポルへの移籍後に明らかになり、世界のトップスター選手たちとの比較も明らかに」と見出しを打ち、その待遇を詳報。トルコメディアの情報として、基本給1460万ポンド(約31億円)に加え、430万ポンド(約9億円)のボーナスが設定されており、総額では週給36万3000ポンド(約7700万円)超になると伝えている。
さらに、トルコではクラブ側が選手の納税義務を負担するため、サラーはその大半を手にすることになるという。「リバプール時代と同様に高額な報酬を受け取り続けられるように、魅力的な条件が提示された」とした。
しかし、これほどの高額契約にもかかわらず、世界の高給取りランキングでは「意外にも低い順位」だったという。
なんと、給与とボーナスのみを対象としたランキングで、サラーは世界32位。税制上のメリットを考慮すれば実質的な価値はさらに高くなるものの、サウジアラビアでプレーする多くのスター選手も同様の恩恵を受けているため、順位は大きく変わらないとしている。
ランキング上位は、アル・ナスルのクリスティアーノ・ロナウドとアル・ヒラルのカリム・ベンゼマが圧倒。続いてキリアン・エムバペ、アーリング・ハーランド、サディオ・マネ、カリドゥ・クリバリらが名を連ね、ヴィニシウス・ジュニオール、ジャマル・ムシアラ、セルゲイ・ミリンコビッチ=サビッチ、イバン・トニーらもトップ10入りを果たしている。
サラーには以前からサウジアラビア移籍の噂が絶えず、リバプールは2023年にアル・イテハドからの1億5000万ポンド(約320億円)のオファーを拒否。総額5億ポンド(約1000億円)規模の契約案まで報じられたこともあった。
同紙は、それでもサラーはサウジアラビアではなく「トルコで旅を続けるようだ」と記事を締めくくっている。
世界の年棒ランキングトップ10は以下のとおり。
1. クリスティアーノ・ロナウド:2億1190万ポンド
2. カリム・ベンゼマ:1億2920万ポンド
3. キリアン・エムバペ:6050万ポンド
4. アーリング・ハーランド:4500万ポンド
5. サディオ・マネ:4220万ポンド
6. カリドゥ・クリバリ:3660万ポンド
7. ヴィニシウス・ジュニオール:3160万ポンド
8. ジャマル・ムシアラ:2980万ポンド
9. セルゲイ・ミリンコビッチ=サビッチ:2690万ポンド
10. イバン・トニー:2690万ポンド
――――
32. モハメド・サラー:1890万ポンド
※給与とボーナスの合計額
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
【動画】「見たことがない…」トルコ到着のサラーが目にした“衝撃の光景”
2026年08月06日 19:25
コートジボワール代表FWヤン・ディオマンデのレアル・マドリード移籍が決定的となった。
2026年08月06日 19:20
ライプツィヒに所属するコートジボワール代表FWヤン・ディオマンデの獲得が濃厚となったレアル・マドリード。移籍金は1億4000万ユーロ、総額で255億円となる。
19歳と若い選手だが、その実力は折り紙付き。両サイドでプレイ可能な柔軟性を持っており、来季さらなる飛躍に期待が集まる。
そんなレアルは中盤の補強も目指しており、ターゲットはマンチェスター・シティのロドリだ。
スペイン出身のMFで、シティに移籍する2019年まではレアルのライバルであるアトレティコ・マドリードでプレイしていた。加入後から継続してパフォーマンスを向上させており、2024年度にバロンドールを受賞。翌年には大怪我を負うも、時間をかけて徐々に回復。今夏行われたW杯ではスペイン代表を優勝に導き、個人としては大会MVPを獲得した。
所属するシティとの契約は今季限りとなっており、クラブからは新契約が提示されている。しかし、本人の希望はスペインへの復帰とレアルへの移籍だ。
移籍市場に精通しているエクレム・コヌル氏によると、レアルは今夏ロドリ獲得のため5000万ユーロのオファーを用意しているが、シティは8000万ユーロの移籍金を要求しているという。その差額は3000万ユーロ、シティはこれを引き下げるつもりはなく、レアルもまたこれ以上の増額したオファーは検討していない。
『The Athletic』によると、バルセロナもロドリの獲得に関心を示しているようだ。すでにロドリ陣営と接触しており、移籍について話し合ったとのこと。
スペイン代表で素晴らしいパフォーマンスを披露したこともあり、ラ・リーガの2強から関心が寄せられているロドリだが、新シーズンはどこでプレイするのだろうか。
2026年08月06日 19:10
レアル・マドリードがライプツィヒのヤン・ディオマンデ獲得を決めたようだ。
『The Athletic』によると、両クラブ間での交渉は長期間行われ、移籍金総額1億4000万ユーロ、日本円にして約255億円で合意に達したようだ。
ベースの移籍金が1億2500万ユーロとなり、ここに1500万ユーロのボーナスが付くことになる。ディオマンデの古巣であるレガネスはライプツィヒ放出時に再売却条項を契約に盛り込んでおり、今回の一部の移籍金を受け取ることに。
以前ディオマンデはリーグ1のパリ・サンジェルマン行きを希望していたが、時間が経つにつれてレアルへと希望を変更し、今回の合意に至った。
19歳のディオマンデのポジションはWG。右利きだが、両サイドでプレイ可能なアタッカーであり、主に左サイドでプレイするヴィニシウス・ジュニオールの存在を考えると、レアルでの主戦場は右サイドとなりそうだ。
ヴィニシウスの残留が濃厚となり、そこにディオマンデも加わるレアル。キリアン・ムバッペも在籍していることから、来季はこのトリオが3トップを組むことになるのだろうか。
2026年08月06日 19:08
現地8月5日、スコットランドの強豪レンジャーズはドイツ2部のハノーファーに所属する横田大祐を完全移籍で獲得したと発表した。契約期間は2029年までの3年間で、1年間の延長オプションが付く。
26歳の日本人MFは昨季、ブンデスリーガ2部で30試合に出場し、5ゴールをマークしている。
レンジャーズ専門メディア『Rangers News』によれば、そんな横田をドイツ人のサッカーアナリストであるライク・クライン氏が分析。プレーを次のように高評価する。
「横田はドリブルとパスの両方に優れているため、ウイングからの創造性不足を補う上で間違いなく役立つだろう。これは彼の最大の武器であり、昨シーズンはチームのためにチャンスを作り出す上で非常に頼りになる存在だった」
また小柄な横田だが、クライン氏は体格だけに注目するのは、本質を見誤ることになると主張した。
「体格面に関して言えば、確かに横田は小柄なウインガーで、デュエルにおいて確実にボールをキープできるだけのフィジカルを備えていない。しかし彼のスタミナと運動量は昨シーズン、チームの大きな強みだった。彼の外見から想像されるほど守備面での弱点はない」
新天地でどのような活躍を見せてくれるか期待したい。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
美女がずらり!! 上田綺世、谷口彰悟、長友佑都、柴崎岳…新旧日本代表を支える“女優&モデル妻たち”を一挙紹介!
2026年08月06日 19:03
開幕が目前に迫っているサッカー・アルビレックス新潟。
2026年08月06日 19:00
ブラジル・リオデジャネイロの象徴的なスタジアム、マラカナンで撮影されたある家族の姿が、サッカーファンの間で話題になっている。
スタンドで試合を観戦していた夫婦。しかし、ただ仲良く試合を見守っていたわけではなかった。
理由は、応援するクラブが違ったからだ。
妻はフルミネンセのサポーター、夫はヴァスコ・ダ・ガマのサポーター。互いにリオを本拠地とするこの名門2クラブの対決は「クラシコ・ドス・ジガンテス(巨人のダービー)」と呼ばれ、ブラジル屈指のライバル関係にある。
両者は試合中にもかかわらず、サッカー談義がヒートアップ。スタンドで熱い論争を繰り広げる姿がSNSで拡散された。
そして、多くのファンの注目を集めたのは、2人の間に座っていた息子だった。
少年が着ていたユニフォームは、なんとフルミネンセとヴァスコの“半分ずつ”。父と母、それぞれの愛するクラブを組み合わせた特別仕様のシャツだった。
この光景にSNSでは、
「これぞブラジルサッカー」
「最高の家族」
「息子が一番の勝者」
「将来どちらを選ぶのか楽しみ」
といった反応が寄せられている。
なお、この日の試合はヴァスコ・ダ・ガマがフルミネンセを3-1で下して勝利。マラカナンで行われたリオのダービーはヴァスコに軍配が上がった。
Ella es de Fluminense, él es de Vasco y SE PUSIERON A DISCUTIR DE FÚTBOL EN LA PLATEA, mientras se jugaba el partido en el Maracanã.
El hijo de la pareja en el medio con la CAMISETA PARTIDA es espectacular.
JAJAJA, INCREÍBLE ESCENA. pic.twitter.com/SbAAZR6G08— Ataque Futbolero (@AtaqueFutbolero) August 6, 2026
2026年08月06日 18:53
インテル・マイアミのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが、リーグスカップの初戦で見事な2ゴールでチームを勝利に導いた。
先のFIFAワールドカップ2026では無念の準優勝に終わったメッシ。それでも、短い休暇を経て所属クラブでのプレーを再開すると、現地時間5日に行われたリーグスカップのグループステージ第1節でメキシコのアトレティコ・デ・サン・ルイスとの試合に先発出場した。
試合は前半立ち上がりに先制を許す厳しい展開となったが、11分にエースが魅せる。左サイド深くでノア・アレンが上げた低弾道の高速クロスをゴール前に飛び込んだメッシが左足ダイレクトで合わせ、すぐさま同点に追いつく。
これで流れが変わると、テラスコ・セゴビアのゴールで逆転まで持ち込んだインテル・マイアミ。さらに、前半終了間際の44分には再び背番号10。ペナルティアーク付近で起点を作ったメッシがボックス左のミカエルに預けてゴール前に入り込むと、リターンの折り返しをきっちり密集で収めて左足シュートを決め切った。
その後、前半アディショナルタイムにも4点目を奪ったインテル・マイアミは後半に1点を返されたものの、メッシの見事な活躍によって4ー2の快勝。リーグスカップを白星でスタートした。
【ハイライト動画】メッシがさすがの2ゴール!
2026年08月06日 18:32
どこの国にも、ファンから圧倒的な支持を集める選手がいる一方で、実力は申し分ないにもかかわらず、なぜか人気が伸びない選手もいる。 海外の選手であれば、プレー内容だけで好き嫌いが分かれることが多い。しかし、自国のスターともなれば、人柄や私生活まで日常的に報じられるため、ファンはプレーヤーとしてだけでなく、一人の人間としても評価を下す。 ブラジルのフットボール史を振り返れば、国民的人気を誇ったのはペレ、ガリンシャ、ロマーリオ、ロナウジーニョ、そしてネイマールあたりだろう。 一方で、名手でありながら爆発的な人気には至らなかった選手として、リバウド、カカ、そしてヴィニシウスの名前が挙がる。 ペレが愛された理由は説明するまでもない。史上最高の選手の一人としてブラジルの誇りとなり、恋多き人生を送りながらも大きなスキャンダルとは無縁だった。 ガリンシャは超絶技巧を誇る右ウイング。執拗に縦突破を仕掛け続ける姿はコミカルでもあり、「大衆の喜び」と称された。 ロマーリオはとにかく勝負強かった。自己中心的で周囲との軋轢も絶えなかったが、ブラジル人は優等生より、どこかアウトロー的な魅力を持つ選手を好む傾向がある。 ロナウジーニョは、シャペウや空中エラシコ、背中トラップなど、誰も思いつかないようなプレーを次々に披露し、人々を魅了した。 ネイマールもまた、卓越したテクニックと創造性に加え、陽気で茶目っ気のあるキャラクターが愛された。
その一方で、リバウドは卓越した技術を備えながら、素朴な風貌と寡黙な性格もあって、国民的人気という点ではやや物足りなかった。
カカも世界最高峰のMFだったが、裕福な家庭に育った「良家のおぼっちゃん」というイメージがつきまとった。端正な容姿で女性人気は高かったものの、そのことが男性ファンの反感や嫉妬を招いた面もあった。
そして、ヴィニシウスである。
貧しい家庭で育ち、名門フラメンゴで頭角を現わすと、18歳でレアル・マドリーへ移籍。当初は決定力不足を指摘されたが、自費でトレーナーや栄養士、専属コックを雇い、努力を積み重ねて世界屈指のアタッカーへと成長した。
この経歴と実績を考えれば、国民的英雄となっていても不思議ではない。しかし、現実はそうなっていない。先のワールドカップでもグループステージで4得点を挙げたにもかかわらず、人気が爆発的に高まることはなかった。
理由の一つは、そのプレースタイルにあるのだろう。スピードとパワーを武器とし、技術も申し分ないが、ロナウジーニョやネイマールのように、観客を驚嘆させる創造性を前面に押し出すタイプではない。加えて、性格も比較的寡黙で、ネイマールのような華やかさは感じさせない。
人種差別反対の活動を続ける姿勢は国内メディアから高く評価されている。しかし、そのことが一般大衆からの圧倒的な支持へと結び付いているわけでもない。
筆者は、こうした評価は決して公平ではないと思っている。それでも、国ごとに「愛されるスター像」が存在するのも事実だ。ヴィニシウスは、少なくとも現時点ではブラジル人が最も好むタイプのスターではないのだろう。
もっとも、この評価が一変する可能性はある。ワールドカップで圧倒的な活躍を見せ、セレソンを世界一へ導いた時だ。
メッシも現在ではアルゼンチンの英雄だが、ワールドカップやコパ・アメリカで優勝を逃し続けていた時代には、国内で激しい批判を浴びていた。
ヴィニシウスは、ワールドカップ制覇を果たせずキャリア晩年を迎えたネイマールの道を歩むのか。それとも、悲願の世界一によって国民的英雄となったメッシと同じ道をたどるのか。その答えが明らかになるのは、4年後である。
文●沢田啓明
【著者プロフィール】
1986年にブラジル・サンパウロへ移り住み、以後、ブラジルと南米のフットボールを追い続けている。日本のフットボール専門誌、スポーツ紙、一般紙、ウェブサイトなどに寄稿しており、著書に『マラカナンの悲劇』、『情熱のブラジルサッカー』などがある。1955年、山口県出身。 「すごい額だったんで」日本代表主力が衝撃告白!3月にまさかの“サウジ移籍”を決断→反対された人物を明かす「絶対にやめて」
2026年08月06日 18:30
バルセロナのスペイン代表FWフェラン・トーレスが、パリ・サンジェルマン(PSG)への移籍を受け入れたようだ。
2026年08月06日 18:26
マンチェスター・シティに所属するスペイン代表MFロドリの獲得に向けてバルセロナが動き出したようだ。移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏が報じている。
ジョゼップ・グアルディオラ監督からエンツォ・マレスカ監督への監督交代やここ数年の黄金期を牽引した主力の移籍も相次ぎ、新たな時代へ向かうマンチェスター・C。
そんななか、今夏の移籍市場で去就が注目されているのが、チームの心臓を担う30歳MFだ。
マンチェスター・Cとスペイン代表でのプレーを通じてほぼ獲得可能な主要タイトルを手にしてきたロドリは、クラブとの現行契約が2027年とあと1年残っているものの、このタイミングで新たな挑戦を決断する可能性が取りざたされている。
マンチェスター・Cに関しては主力の慰留を考えているが、流出の可能性に備えてリールのモロッコ代表MFアイユーブ・ブアディの獲得をほぼ決定的なモノとしており、選手の意向と適切なオファーが届いた際には売却を検討するとみられる。
そのロドリに対しては数週間前からレアル・マドリードが獲得の動きを見せており、個人間での接触に加え、クラブ間においても5000万ユーロ(約92億円)から最大6000万ユーロ(約110億円)のオファーを準備していると言われる。
ただ、マンチェスター・C側は、獲得レースに他のクラブも参入しつつあると判断し、即座に話を進めることには同意せず。より高額な移籍金を得ようとする動きを見せた中、ここにバルセロナが参戦したようだ。
バルセロナは、ロドリの移籍の可能性を巡り、同選手の代理人側およびマンチェスター・Cの双方とすでに接触。移籍金に関してはライバルと同額程度の金額を支払う意思があるという。
個人間での条件の違いは不明ではあるものの、現時点でその去就に関しては残留の可能性を含め、ロドリ自身に委ねられる状況だ。
現在30歳のロドリはビジャレアルとアトレティコ・マドリードを経て、2019年夏にマンチェスター・シティへ完全移籍加入。チームの“心臓”としてここまで公式戦通算298試合出場28ゴール32アシストという成績を残し、チャンピオンズリーグ(CL)初制覇やプレミアリーグ4連覇に大きく貢献している。また、FIFAワールドカップ2026では優勝したスペイン代表を主将として支え、大会MVPに輝いた。
2026年08月06日 18:26
J2のFC今治は7月22日、スペインのCDレガネスから22歳MF中井卓大が完全移籍で加入すると発表した。
ピピの愛称で知られる中井は、2014年に10歳でレアル・マドリーの下部組織に加入。22年にはレアル・マドリーBチームのカスティージャ(3部相当)に昇格した。その後はCFラージョ・マハダオンダ、SDアモレビエタ、ラージョ・カンタブリアへのレンタル移籍で経験を積み、25年6月にマドリーを退団。同年8月からはレガネスBでプレーしていた。
12年間を過ごしたスペインでのキャリアに一区切りをつけ、Jリーグに初挑戦。今回、日本で再スタートを切る中井に単独インタビューを実施した。全3回にわたるシリーズの第1回では、スペインでの経験を経て、日本でプレーする決断に至った背景などに迫る。
――◆――◆――
中井が今治への加入を決断するうえで、1つの大きな存在が、今年6月に今治の新指揮官に就任したアベル・モウレロ監督だ。
「初めはオファーというよりは、『室蘭キャンプに練習参加してみないか』とお話をいただきました。僕の中でも魅力的でしたし、もちろん、ずっと今治の存在は知っていました。元日本代表監督の岡田武史さんが会長を務めていることも知っていましたし、監督がスペイン人になったというニュースも見ました。
モウレロ監督が過去にアシスタントコーチとして在籍していたスペインのチームは、すべて良いサッカーをしていて、僕が好きな戦い方だったので、『面白いサッカーをするのかな』と思って行かせていただきました」
では、今夏に今治以外の選択肢はあったのだろうか。中井は自身を取り巻く状況とともに率直に答えた。
「正直、2、3年前に比べると選択肢は少なかったです。昨シーズンは12月に半月板の手術をして、4月の終盤ぐらいに復帰しました。10試合、450分ぐらいしか出ていなくて、復帰明けということもあって、ずっとスペインで結果を残せなかった状態でした。なので、オファーというよりは、『練習参加に来てくれないか』という話がありました。実際に今治も練習に参加してから決めました」
スペインを離れ、日本へ戻る決断。そこには以前から抱いていた思いがあったようだ。
「日本へ行くことに葛藤はなかったです。2、3年前ぐらいから『日本でプレーしたい』という思いがありました。今回、契約が満了し、代理人を日本のエージェントに変更してからは『Jリーグに挑戦したい』という話をしていました。カテゴリーに関係なく、とりあえず僕のプレーをみんなに見てもらいたい気持ちもありました。
それに、Jリーグから海外に行っている選手も多いです。僕はスペインで3部までしかプレーできなくて、そこから2部、1部へのステップアップが難しいと感じていたので、日本から海外に行っている人たちを見て、『僕も一度、日本に帰って活躍して、また海外に戻りたい』と思っていました。そういうところも含めて、ずっと日本でやりたかったです」
日本での再スタートも望んでいた中井。「日本人の方々は『ピピ』という存在を知ってくれていたかもしれないですけれど、どういうプレーをするのか知らないと思います」と口にしたうえで、自身のストロングポイントを語ってくれた。
「視野の広さとパスの正確さです。あと、いろんなチームに行きましたけれど、ファーストコントロールやトラップの部分では、『スペインでも優れているな』と思いました。真ん中の選手は、ボールを受ける前に首を振って周りの状態を見ることも大事です。そのうえで、僕はトラップとパスの正確さが人より優れていると思っています」
一方で、さらなる成長に向けて取り組むべき課題も明かした。
「身体は別に弱くないですし、当たられてもそんなに負けないです。ただ、体力面のフィジカルでは、もう少し頑張らないといけない。ずっと守備が問題と言っていましたけれど、守備は僕の中でそれほど課題ではないです。『良いプレーをどれだけ90分、なんなら120分続けられるか』というのが今の僕の課題です。これを克服できれば、本当にトップに行けるのかなと思っています」
スペインでの経験を武器に、まずは今治で自身の価値を証明することから始まる。
取材・文●保坂悠輝(サッカーダイジェストWeb編集部)
【画像】サムライ旋風続く!期待の逸材&屈指の実力者が次々に!2026年夏に海外で新天地を求めた日本人選手たち
2026年08月06日 18:17
韓国サッカー協会(KFA)が、ホン・ミョンボ前代表監督の選任過程において不当な関与があったという疑惑を巡り、警察による家宅捜索を受けたという。韓国メディア『スポーツ京郷』が報じている。
「捜索されるような犯罪だったのか」と、同メディアは問いかける。KFAも当惑しているという。
記事によれば、ソウル警察庁広域捜査団・金融犯罪捜査隊は、8月6日の午前9時、天安市のコリアフットボールパーク内に設置された協会事務所と、ソウル市鍾路区のサッカー会館に対して家宅捜索令状を執行した。
KFAは弁護士の立会いのもとで令状の内容を確認した後、警察による捜索を受け入れた。職員たちは警察の捜査に協力するため、その場を離れなければならなかった。
「警察は、2024年にホン・ミョンボ前監督が代表チームの指揮官として選任された過程で、当時のチョン・モンギュ会長およびイ・イムセン前技術総括理事らが不当に関与したかどうかを捜査している。警察は捜索の2日前にあたる4日、ホン・ミョンボ前監督をすでに被疑者の身分で召喚して調査しており、イ・イムセン前技術総括理事についても召喚・調査を終えている」
関係者の1人は記者との電話取材で、「家宅捜索を受けるのは今回が初めてだ」と嘆いたが、ある程度は予想されていた展開ではあったようだ。
先の北中米W杯で、韓国はグループステージで敗退。KFAの改革を求める声が高まっていた。チョン・モンギュ前会長は大会直前に辞意を表明したが、批判的な世論を沈静化させるには至らず。KFAの関係者は国会の聴聞会において、政界から激しい叱責を受けた。
「警察による今回の捜査は、その後続措置とみられる。しかし、協会がホン・ミョンボ前監督を選任する過程で手続き上の一部の不備はあったとしても、それを犯罪と見なすのは難しいという意見も少なくない。
実際に、警察は同一の容疑で2024年に一度、捜査に着手しながらも、2年間にわたって結論を出せずにいたため、今回も意義ある結果が出るかどうかは疑問視されている」
そう見立てる『スポーツ京郷』は、「しかし協会は、捜査の結果とは別に、無能な組織というイメージをしばらくの間、払拭することは難しくなった」と指摘。「スポーツ団体の中で最もグローバルな組織であるという評価は、すでに崩れ去っている」と論じる。
「ホン・ミョンボ前監督の選任とは無関係な職員たちの士気が、地に落ちているのは当然だ。協会は聴聞会の前後を通じて、国会議員室からの資料提出の要求が相次いでいることにより、本来の業務を十分に遂行できていない状況にあると伝えられている」
W杯での早すぎる敗退。それによる混乱で、韓国代表の次期監督もいまだ決まっていない。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
ついに「HERE WE GO!」 日本代表DF冨安健洋が鎌田所属クリスタル・パレスに正式加入へ!「48時間以内に契約」と移籍精通記者が報道