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2026年08月06日 20:32
全日本プロレスは6日、85歳で亡くなった元NWA王者でレジェンドのドリー・ファンク・ジュニアさんの追悼式を9日後楽園大会で実施すると発表した。当日は献花台も設置する。 団体によると、追悼式は午前11時10分から、リング上で行う。献花台は会場ロビーに設置する。なお、「献花以外のお供え(食品、アルコール類、飲料など)はお断りさせていただきますのでご了承ください」としている。 ドリーさんは弟・テリーさん(故人)とのタッグ「ザ・ファンクス」として絶大な人気を博し、70年〜80年代に王道マットで活躍。2013年10月からは全日本の王座の管理、認定を行うPWFの4代目会長に就任していた。
2026年08月06日 22:53
「プロレス・新日本」(6日、後楽園ホール)
真夏の祭典「G1クライマックス」Aブロック公式戦が行われ、ボルチン・オレッグ(33)がIWGPヘビー級王者の辻陽太(32)を撃破する衝撃の番狂わせを起こした。ボルチンは5勝目(2敗)で勝ち点10とし、KONOSUKE TAKESHITA(竹下幸之介)に並んで首位タイ。辻は3敗目(4勝)を喫した。
モンスター覚醒の瞬間を目撃した1494人札止めの観客から「ボルチン」コールがやまなかった。序盤は辻の再三のボディー攻めに苦しんだが、ボルチンは持ち前の怪力で何度も王者を軽々と投げ捨てた。20分を超える激闘となったが、終盤もパワーは無尽蔵で、辻の必殺技・ファイヤーブラスターを抱えて止めると、餅つきパワーボムを連発。さらに、カミカゼを耐えようとする辻を肩に担いだままコーナーに登ると雪崩式のラストカミカゼで沈め、24分35秒で衝撃の3カウントを奪った。
殊勲星に会場が沸く中、マイクを握ったボルチンは辻を呼び止めると「お前は本当に男だね。最強の男、新日本の男だ。俺も負けないように、あなたについて行くよ。新日本、もっと強くなるよ。お前のおかげだ」と最敬礼した上で、「今日勝ったのは1人(の力)じゃないから。モンスターになったのは、あなた(辻)のおかげもあるけど、(ファンの)皆さんのおかげ。プロレスの戦いで、俺が最強の選手になりたいから。これからG1優勝します!」と力強く宣言した。
カザフスタン出身で、レスリングでは日本の強豪・山梨学院大で腕を磨き、アジア選手権優勝の経歴を持つ。東京五輪出場は叶わずに新日本に入門し、23年4月のプロレスデビューから4年目で、G1初制覇を狙う元レスリングエリートの怪物は「自分は今年は辻がMVPだと思っているから。本当にめっちゃ強いし、頑張っているし、自分たちも頑張らなきゃいけないと思う。プロレスはどれだけ体がしんどくて、どれだけ人間は弱くても、ファンのおかげで強くなって、モンスターになって、自分のいいところが100%以上出せる。それがプロレスにしかないところだから」と実感を込めた。
敗れた辻も「チャンピオンとして情けないとともに頼もしいぜ、ボルチン・オレッグ。うれしいぜ。後藤には『1人で背負うな』って言われたけど、俺はハナから1人で背負えるなんて、ひと言も言ったことがない。この新日本のレスラーみんなで新たな黄金時代をつくるんだ。俺たちならできる」と、覚醒したモンスターに目を細めた。
2026年08月06日 22:00
「プロレス・新日本」(6日、後楽園ホール)
NEVER無差別級王者のウルフアロン(30)はタッグマッチで、8日の横浜武道館大会で行われる「G1クライマックス」Bブロック公式戦で対戦する成田蓮(28)と前哨戦を行ったが、パートナーの松本達哉(25)が成田のクロス式膝十字固めで仕留められ、苦杯を喫した。
ウルフは極悪軍団「ハウス・オブ・トーチャー(HOT)」を率いる成田と2月の大阪大会、6月の大阪大会と2度シングルで対戦しており、1勝1敗。約2カ月ぶりの手合わせとなったこの日は、いきなり入場から奇襲を受け、ガウン姿のままパイプ椅子攻撃を食らった。波乱含みの展開となったが、久々の成田とのマッチアップでは迫力を増した逆水平チョップを打ち込み、滞空時間の長いブレーンバスターでたたきつけた。ディック東郷は豪快なパワースラムでKOし、成田を三角絞めで捕らえかけたもののサミングで逃げられ、さらに金的攻撃を食らって流れを分断された。
久々の極悪殺法に苦しめられたウルフは股間を押さえながら引き上げると、「おい、相変わらず汚い戦い方だな」と憤りを隠せない様子。中華街からほど近い横浜武道館で行われる2日後の大一番に向けて、「2カ月ぶりの成田蓮とのシングルマッチで、テメエのことをぐちゃぐちゃにして、シューマイにしてやるよ」と“珍予告”を残した。
2026年08月06日 21:58
新日本プロレス真夏の祭典「G1クライマックス」6日後楽園大会のAブロック公式戦で、鷹木信悟(43)が昨年度覇者のKONOSUKE TAKESHITA(竹下幸之介=31)との激闘を制し、4勝目を挙げた。
序盤から打撃合戦を展開すると、竹下を場外に連れ出し、鉄柱にぶつけて痛めつけた。リングに戻っても、エルボードロップ、セントーンをお見舞いした。さらに、ロープに捕らえてヒザ蹴りを連続で打ち込むなど、攻め立てた。
一方、ブレーンバスターは竹下に切り返され、逆に決められた。さらに場外マットにDDTで突き刺されてしまう。リングでも、コーナーに追い込まれてバックエルボー、ヘッドバッドなどを容赦なく浴びせられた。
その後も、一進一退の攻防を繰り広げた。竹下からは掟破りのMADE IN JAPANを決められたが、鷹木も負けじとレイジングファイヤーをさく裂させた。粘る竹下からはエルボー、ツバメ返しと技を重ねられたが、パンピングボンバーで形勢逆転。最後はラスト・オブ・ザ・ドラゴンで竹下を沈め、3カウントを奪った。
試合後「どんな勝利よりも、今日の勝ちは気持ちがいいな!」と勝利に酔った。2025年1月4日の東京ドーム大会、同年7月の「G1クライマックス」での敗北を根に持ち「これでいよいよ、鷹木信悟の2026年が開幕だ」と遅すぎる年明けを宣言。さらに、9日高崎大会で激突するYuto―Iceには「俺は真夏でもコーヒーは必ずホットなんだ。お前もアイスを名乗ってるかもしれねえけど、めちゃくちゃ熱い、ホットなアイスで来い!」と要求していた。
2026年08月06日 21:30
新日本プロレス真夏の祭典「G1クライマックス」6日後楽園大会のAブロック公式戦で、IWGPヘビー級王者の辻陽太(32)がSTRONG無差別級王者のボルチン・オレッグ(33)に3敗目を喫した。
2026年08月06日 21:11
新日本プロレス真夏の祭典「G1クライマックス」6日後楽園大会のAブロック公式戦で、SANADA(38)がYuto―Ice(29)を下し、3勝目を挙げた。
Iceから「一番最初に見たプロレスラー」、「今でも唯一無二の存在」とラブコールを受け、全日本時代の青パンツコスチュームで試合に臨んだ。ゴングと同時に、両者は激しい攻防を繰り広げた。SANADAは低空ドロップキック、ドロップキックと技を重ねていく。Iceからの串刺しニーからのカバーをキックアウトし、サッカーボールキックも足を捕らえて阻止した。ヒザへのドロップキック、マジックスクリューをさく裂させ、ドラゴンスリーパーで絞め上げた。
一方、Iceからは打撃の応酬の末にAmbition(正拳突き)を叩き込まれ、ブレーンバスターを決められてしまう。デッドフォールを狙っても、キックでダウン状態に陥った。しかし、Cruella(シングルドロップキック)はレフェリーに激突させて阻止した。そこへ極悪軍団「ハウス・オブ・トーチャー(H.O.T)」の金丸義信が登場し、Iceをウイスキーミストで妨害した。金丸からの援護を受けたSANADAは、ギターショットでIceをダウンさせ、自らもリングに大の字になってダブルダウンを演出。その後、レフェリーのダブルダウンカウント8で起き上がり、KO勝利を収めた。
試合後「最初に見た試合が真田聖也(旧リングネーム)って、ずいぶん俺も遠くまで来た感じが。身体もボロボロになったし…」と物思いにふけった。その上で「年を重ねるごとに人に必要とされるのが難しくなってきて。ただ、Yuto―Iceはなんか電波を感じた。ただ、俺と戦うときは考えろ。感じるな」と健闘をたたえていた。
2026年08月06日 21:00
新日本プロレス真夏の祭典「G1クライマックス」6日後楽園大会のAブロック公式戦で、グレート―O―カーンがジェイク・リー(37)との「ユナイテッド・エンパイア(UE)」同門対決に敗れ負け越しが決定した。
ともに4敗とブロック突破へ厳しい状況で迎えた同門対決は、何とも不完全燃焼の結果となった。ジェイクの入場と同時にイスで襲い掛かろうとしたオーカーンは、ロープを利した急所攻撃で先制。ところがジェイクはファウルカップを装着していたためダメージはなく、逆に急所攻撃を浴びてしまう。
怒り心頭のオーカーンは再びイスを持ち出し、レフェリーの死角からフルスイングするがジェイクに回避される。ノーダメージのはずのジェイクがここですかさずダウンすると、オーカーンがイスを持った状態でレフェリーが立ち上がる。オーカーンはイスで殴打したと勘違いされ、反則負けを宣告された。
これでオーカーンはブロック突破の可能性が消滅した。わずか1分47秒の終戦に激怒し、決着後のリング上でジェイクにイス攻撃を加えようとすると、ジェイコブ・オースティン・ヤングが仲裁に登場。バックステージでは3人でクラウンズアップのポーズを取り分裂の危機だけは免れたものの、G1という大会に限れば大きなインパクトを残せないまま早期敗退となってしまった。
2026年08月06日 20:49
新日本プロレス真夏の祭典「G1クライマックス」6日後楽園大会のAブロック公式戦で、後藤洋央紀(47)が大岩陵平(27)に痛恨の5敗目を喫した。
序盤から大岩の執ようなヘッドロック攻めに苦戦を強いられた。THE GRIP(ローリングラリアート)は阻止して裏GTR、ラリアートで反撃に転じたのも束の間、大岩はスキあらばヘッドロックを狙ってくる。
このままでは終われない後藤は牛殺しからミドルキック、GTWで勝負に出たが、GTRは決めることができない。最後はヘッドバットからのビッグロック(ヘッドロック)で無念のギブアップ負けとなった。
これで後藤は負け越しが決まり、ブロック突破の可能性が消滅。長州力の持つ最年長優勝記録(44歳8か月)の更新もお預けとなった。
バックステージでは「力じゃねえよ。あいつの気持ちが、このG1にかける思いが、ほんの少しだけ上回った」と完敗を認めつつ「これで終わりじゃねえぞ。俺のG1クライマックス、ここからが後藤洋央紀の見せどころだ」と豪語。残り公式戦も全力ファイトでベテランの意地を示すつもりだ。
2026年08月06日 20:32
全日本プロレスは6日、85歳で亡くなった元NWA王者でレジェンドのドリー・ファンク・ジュニアさんの追悼式を9日後楽園大会で実施すると発表した。
2026年08月06日 19:09
新日本プロレス6日後楽園大会の試合前に、85歳で死去したドリー・ファンク・ジュニアさんの追悼10カウントゴングが行われた。
この日、試合前の会場ビジョンに現役時代の写真が映し出され、元レフェリーのタイガー服部さんが遺影を持ち、棚橋弘至社長とともにリングに上がった。
所属選手もリングサイドに立ち、リングアナウンサーから経歴が紹介されると、故人の栄誉を称え追悼の10カウントがささげられた。また、入場曲「スピニング・トー・ホールド」が流れると、大きな拍手が巻き起こった。
ドリーさんは1963年にデビュー。弟のテリーさんとともにタッグチームを結成し、数々の功績を挙げた。また、指導者としてはスタン・ハンセン、タリー・ブランチャードらに加え、日本のジャンボ鶴田、天龍源一郎ら後のレジェンドも育て上げた。
2026年08月06日 16:00
【グレイシーハンターの真実 IQレスラー桜庭和志 実録 桜道(38)】2010年もいろいろありました。まずは5月29日の「DREAM.14」でハレック・グレイシー(ブラジル)戦です。アームロックを取れそうだったんですが、そのタイミングでハレックのズボンが脱げそうになるという、まさかのアクシデント。これで試合を止められて流れが切れてしまったりして、結果は判定負けでした。
だけど、僕としては良い技ができてうれしかったんです。実は俺の勝ちって思っていました。必殺のローキックができたからなんですよ。カーフキックとも違う場所をタイミングを見て狙うんですよ。この蹴りがヒットして、翌日スタッフにハレックの脚が大丈夫だったか尋ねたところ「松葉づえを突いて帰っていきました」と聞いて満足でした。
次の9月25日「DREAM.16」でのジェイソン・メイヘム・ミラー(米国)戦は初めて試合で落ちました。第一印象で「デケえな」と思いましたけど、体が柔らかかった。流れで足を取りにいこうかと思ったら上に乗られて肩固め。「あ、やべえな、どうしよう」って考えている間に落ちちゃったんですよね。その後、意識を取り戻してセコンドに「あれ? 試合終わった?」って聞いたら、そいつが目をそらしながら「桜庭さん、落ちました」って(笑い)。でも一つ言わせてください。僕、ギブアップしてないですから!
そして、この年一番の事件となったのが大みそかに戦ったマリウス・ザロムスキー(リトアニア)との対戦でした。この試合で右耳が取れちゃったんです…。最初、打撃の攻防になった後にザロムスキーが少し下がったから今だと思ってタックルに入ったんです。そのタックルを切ろうとしたザロムスキーの腰骨辺りがちょうど僕の右耳に当たったんです。すると、レフェリーが僕の耳を見ながら慌てて「ストップ! ストップ!」って言ったんです。
それで触ろうとしたら止められて…。タックルに入る前、ザロムスキーのパンチが僕の耳にかすって、ちょっと割れていたから「あー、取れたかー」と思ってマイクで「すいません、耳が取れちゃいました」って言ったんです(1ラウンド2分16秒TKO負け)。
試合後、病院に直行。実はスパーリングでも耳がしょっちゅう割れて痛かったんです。それがあまりに頻繁だったから、先生に「耳はもういらないんで、このまま取っちゃってください」って。だけど先生に「桜庭さん、耳はあった方がいいですよ」って諭されて…。それでも「いつも痛いからいらないです」っていうやりとりを30分。その結果「まず1回付けて、軟骨を削りましょう」と。それで薄くなった右耳が今もこうしてくっついています(笑い)。
2026年08月06日 14:56
1分間最強を決める格闘技イベント「BreakingDown(ブレイキングダウン)」に出場している久保達也が5日、自身のXを更新。交通事故にあったことを報告した。
「交通事故に遭いました。ブレイキングダウンどころじゃなくなりました。しばらく休みます。早く治して復活します」と綴り、顔中にガーゼが貼られた痛々しい姿などとともに投稿した。
5月のBD19・5では5・8キロ体重超過した相手に勝利し、実力を示していた久保。フォロワーとのやり取りの中では自転車で車に跳ねられたことを明かした。コメント欄などでは「事故とかマジかよ ゆっくり休め」、「命があってよかった」との声が寄せられていた。
2026年08月06日 12:10
米国・AEWの「AEW DYNAMITE」(メキシコシティ、アレナ・メヒコ)が5日(日本時間6日)に放送され、オカダ・カズチカ(38)が原点の地・メキシコに凱旋するも勝利を逃した。
2026年08月06日 12:08
プロレスリング・ノアは6日、10・25両国国技館大会と12・31横浜BUNTAI大会で新たな無料観戦キャンペーンの実施を発表した。
ノアは、これまでに小中学生の入場無料などを実施してきたが「この度、NOAHの戦いをまだ見たことがない方々にNOAHの熱い戦いをお届けするため”初めて観戦する方”に限り、無料でご観戦いただけるご招待キャンペーンを実施いたします」と告知し「『プロレスという言葉は知っているけど、実際に観たことはない』『NOAHが気になっているけど、なかなかきっかけがなかった』そういった方の初観戦を後押しする本キャンペーンを通じて、ぜひ初めてのNOAH観戦をお楽しみください!」と呼びかけた。
応募条件は「NOAHをこれまで観戦したことがない方(過去にチケット購入履歴、来場履歴がある方は本キャンペーンの対象外となります)」「ファンクラブサイト『NOAH’S ARK』の無料会員登録が必要となります」。
対象となる大会は「2026年10月25日(日) 両国国技館大会」と「2026年12月31日(木) 横浜BUNTAI大会」で「無料観戦はどちらか1大会のみとなります。お申込みは特設サイトをご確認ください」と告知していた。
さらに「先着順・定員制のため、予定枚数に達し次第受付を終了いたします」「お席につきましては、こちらで選定させていただきますことをご了承ください」と呼び掛けていた。
2026年08月06日 12:00
日米のプロレス界でトップレスラーとして活躍した元NWA世界ヘビー級王者のドリー・ファンク・ジュニアさんが4日、85歳で亡くなった。
ドリーさんは、弟のテリー・ファンクさんと共に父親でプロレスラーのドリー・ファンク・シニアさんの薫陶を受け大学卒業後にプロレスラーとなり、1963年1月にデビューした。
69年2月11日、フロリダ州タンパでジン・キニスキーを破り、当時、世界最高峰のタイトルだったNWA世界ヘビー級王座を28歳で獲得。73年5月24日にミズーリ州カンザスシティでハーリー・レイスに敗れるまで、4年3か月間にわたり防衛した。
初来日は69年11月の日本プロレスだった。12月2日に大阪府立体育会館でアントニオ猪木さんと60分フルタイムで防衛。翌日の3日には東京体育館でジャイアント馬場さんと同じく60分フルタイムで連続防衛し実力と驚異的なスタミナを日本のファンに見せつけた。
馬場さんが72年10月に全日本プロレスを旗揚げすると弟のテリーさんとの外国人レスラーを招聘(しょうへい)するブッカーも担当した。レスラーとしても看板選手として来日。テリーさんとの「ザ・ファンクス」は1977年12月15日に蔵前国技館で行われた「世界オープン・タッグ」最終戦でアブドーラ・ザ・ブッチャー、ザ・シークとの対戦でテリーさんがブッチャーのフォークで腕を刺されながら優勝し感動を呼んだ。
ドリーさん、そしてテリーさんとの兄弟タッグ「ザ・ファンクス」の闘いを華やかに盛り上げたのが入場テーマソング「スピニング・トー・ホールド」だった。
同曲を入場テーマに採用したのが当時、日本テレビが毎週土曜夜8時から中継していた「全日本プロレス中継」のディレクターだった梅垣進さんだった。
梅垣さんは、全日本プロレスの大会でミル・マスラカスの「スカイハイ」をはじめ、レスラーの入場時にテーマソングを流すことを手がけた。
「スピニング・トー・ホールド」は、ロックバンド「クリエイション」のリーダー、竹田和夫が作曲した。1977年発売のアルバム「ピュア・エレクトリック・ソウル」に「SPINNING TOE‐HOLD」として収録されている。
梅垣さんは「ファンからのはがきでこの曲を知りました。聞いてみると、ファンクスのイメージにピッタリだなと思いまして、そのまま使いました」と明かす。
「スピニング・トー・ホールド」が一気にファンの間で浸透し感動を呼んだシーンがある。
それが「世界オープン・タッグ」最終戦のブッチャー、シーク戦の試合後だった。テリーさんが腕をフォークに刺されながら優勝した表彰式。ドリーさんと肩を組んで感涙するリングを見てディレクターだった梅垣さんは、独断で「スピニング・トー・ホールド」を蔵前国技館の館内に流したのだ。
満員の観衆はテーマソングにのって手拍子し、テリーは雄たけびを上げて号泣した。梅垣さんは当時を振り返る。
「(プロデューサーの)原(章)さんに事前に言わなくて場内の雰囲気で僕が判断して原さんに黙って流しました。もしも、場内がしらけたら後で怒られたと思いますが、おかげさまでファンのみなさんが盛り上がってくれたから何も言われませんでした。ディレクターとしては黙って流したのは良くないことですが、盛り上がってくれて良かったです」
梅垣さんの独断で「スピニング・トー・ホールド」はプロレス史に残る伝説の名曲となった。
「入場の時にかかっていたテーマソングが試合後にかかったのはこの時が初めてでした。館内の盛り上がり、テリーの涙…様々な思い出があって今もすごく印象に残っています。当時のファンの方も印象に残っているシーンだと思います」
今は、日本でも海外でも試合後、勝利した選手のテーマソングを流すのが定着した。すべては、49年前の「スピニング・トー・ホールド」が出発だった。
「ファンクスは全日本にとって最大の功労者です。僕も大好きなレスラーでした」
大好きなドリーさんの試合で梅垣さんは「ファンクスでのタッグでの試合が一番、覚えている」と数多くの名勝負に思いをはせた。ドリーさんのシングルマッチで思い出深い一戦を明かした。
「シングルではオープン選手権の開幕戦で足立区体育館でブッチャーとシングルマッチをやったんですが、これをすごく覚えています」
75年12月6日の足立区体育館でのブッチャー戦を挙げた。この一戦は土曜夜8時から生中継だった。
「どうしてこの試合が印象に残っているを覚えているかというと、ドリーが場外でブッチャーへブレーンバスターをやったんです。あのブッチャーをブレーンバスターで投げた選手を見たことがなかったので本当にびっくりしました」
2023年8月23日にテリーさんは79歳で亡くなり、ドリーさんが逝った。「ザ・ファンクス」は、伝説となった。梅垣さんは哀悼の思いをささげた。
「ご苦労さまでした。ありがとうございます。天国で馬場さん、ジャンボ(鶴田さん)、テリーと楽しんでください」(福留 崇広)
2026年08月06日 09:49
2022年10月1日に亡くなった国民的プロレスラー、アントニオ猪木さん(享年79)の肖像権などを管理する猪木元気工場(IGF)は5日、名古屋栄三越で今月26日から9月7日まで「燃える闘魂 アントニオ猪木展」を開催することを発表した。
3階特設会場で行う展覧会では、猪木さんが試合で使用した希少な品々やライバルたちとの壮絶な激闘を物語る歴史的な写真パネルの数々などを展示する。入場は無料。
さらに29日には、8・15両国国技館で小島聡と引退試合を行う天山広吉が来場し「トーク&サイン会」を実施。また、「レジェンドレスラーイベント」とし武藤敬司(29日)、藤波辰爾(30日)、前田日明(9月5日)、初代タイガーマスク(9月6日)が来場する。