2024年03月28日 08:00
「(期待と不安)両方ありますけど、本当にしっかり自分のやることを準備して開幕を迎えたいと思います」。 ロッテの安田尚憲は3月29日の日本ハム(ZOZOマリン)との開幕戦に向けて現在の心境についてこのように語った。 春季キャンプの取材では練習試合、オープン戦に向け「自分の中でいけるというものを練習試合の中で見つけて、やっていけたらなと思います」と話していたが、オープン戦を終えた現在、「いける部分もありますし、まだまだ修正していかないといけないところもある。そこはシーズン戦っていく中で当然出てくることなので、両方見つかったのかなと思います」と話した。 また今季、好不調の波を小さくするために春季キャンプでは「今年はアナリストの方とたくさん話をしながら、データ的なところも頭に入れてやっていきたい」と話していたが、そこについても「話し合いながら取り組んでいけたと思います」と、データをうまく活用しながらできているようだ。 今年、安田の打撃を見ていると、バットを短く持って打っているように見える。「今年に入ってからずっと1本分短く持っています。練習の時からずっと短く持っているわけではないですけど、いろんな幅、パターンを広げながらやっています」というのが理由だ。 オープン戦は3月17日の楽天戦の第2打席にライト前に安打を放ったのを最後に15打席無安打で終えたが、シーズン開幕に向けて打撃の状態は「練習の中ではいい感じなので、開幕にはしっかり入っていけるのではないかなと思います」と、頼もしい言葉を返ってきた。 7年目のシーズンが明日いよいよ始まるが、今季に向け「数字は特には決めていないですけど、自分のもってるものを全て出せたらと思います」と決意。今季は長年守ってきたサードだけでなく、中村奨吾がサードにコンバートされたことで、一塁の守備にも練習試合では守っている。27日にZOZOマリンスタジアムで行われた投内連携では一塁に入った。その一塁にも、DeNA時代に本塁打王と打点王に輝いた実績のあるネフタリ・ソトが加入。これまでもポジションを争うライバルはいたが、今年のライバルは例年に比べると、より強力になった。 安田は「ライバルではありますので、しっかりと勝てるように争いで勝ち取れるように。しっかりアピールできたらなと思います」とキッパリ。 「チームにとっても、個人にとっても良い1年にできるようにやっていきたいと思います」。今季こそレギュラーに定着して、チームを引っ張る存在になる。 取材・文=岩下雄太
2024年04月28日 18:34
中日 0 − 0 広島
<5回戦・バンテリンドーム>
広島は今季3度目の引き分け。延長12回でのスコアレスドローは今季2度目となった。
先発の九里は立ち上がりから安定感抜群。0−0のまま迎えた6回は一死二塁のピンチを招いたが、3番・カリステ、4番・中田をいずれも遊ゴロに仕留めゼロを刻んだ。中日先発・郄橋宏と投手戦を演じ7回4安打無失点の力投を見せるも、打線の援護を得られず今季初勝利はお預け。それでも2試合連続の無失点投球で、試合前時点で4.05だった防御率は3.21まで良化した。
延長10回は4番手・矢崎、11回は5番手・森浦がサヨナラのピンチで踏ん張るなど、救援陣も粘り強く無失点リレー。しかし、攻撃陣はバント失敗などの拙攻も響き、完封負けと降雨コールド引き分けも含めた無得点試合は、今季早くも7度目となった。
2024年04月28日 18:16
◆ リーグトップタイの5本塁打
ロッテのグレゴリー・ポランコが28日の楽天戦、本塁打を含む2安打2打点の活躍で勝利に貢献した。
ポランコは0−0の3回二死一、二塁の第2打席、楽天先発・瀧中瞭太が投じた初球のストレートを「積極的にいく事だけ考えたで!先制点になった良かったわ!」と、ライト前に弾き返す先制の適時打。
さらに5−1の5回一死走者なしの第3打席、楽天2番手・松田啄磨が1ボールから投じた2球目のストレートを振り抜くと、「昨日、荻野先生(荻野貴司外野手)からストライクだけ、思いきり打ちなさい!とアドバイスをもらったので、甘く入ってきたカットボールをいいスイングで打つことが出来たで!パワー!」と、打球はマリーンズファンの待つライトスタンド上段に突き刺す一発となった。
この本塁打がポランコにとって今季5本目。セデーニョ(オリックス)、山川穂高(ソフトバンク)と並びリーグトップとなった。
ポランコは開幕前の取材で「できるだけ健康でいってホームランが出るような体を作っている」と話していたが、ここまでリーグトップタイの5本のアーチを描いているのもそのあたりが関係しているのだろうかーー。
「もちろん体がしっかり鍛えられていれば、調整していれば力もついてきますし、力がついていくということは自分の自信にも繋がるので、ホームランを打つのは簡単じゃないので、しっかり体から整えて、ここまで調整してきました」。
◆ 好スタート
昨季は本塁打王を獲得したとはいえ、4月終了時点で打率.132、1本塁打、5打点とスロースタート。5月に5本塁打、15打点を放つと、6月は2本塁打だったものの、月間打率.348をマーク。7月以降は18本のアーチを描き、7月16日の楽天戦、8月23日のソフトバンク戦では1試合3本塁打を放ち、最終的には26本塁打を記録したように、夏場以降に尻上がりに調子を上げていった。
今季は4月16日の西武戦終了時点で打率.304をマークするなど、28日終了時点で打率.261、5本塁打、11打点と、打率、本塁打、打点ともに昨季の今頃を大きく上回る数字だ。
開幕から好スタートを切った要因にポランコは、「しっかりと毎日練習していることと、打撃コーチが助けてくれることが好調を続けている要因の1つかなと思います」と説明した。
1974年以来となる勝率1位でリーグ優勝するためには、ポランコの“パワー”は必要不可欠。この先、もっと調子を上げ、チームの勝利に導く一打を数多くはなって欲しいところだ。
取材・文=岩下雄太
2024年04月28日 18:15
試合前のスタメン発表で大谷がコールされると大ブーイングが発生した
ドジャース・大谷翔平投手が26日(日本時間27日)の敵地・ブルージェイズ戦で浴びた大ブーイングの様子が改めて注目されている。試合前のスタメン発表で、敵軍ファンがとった行動が、日米ファンの間で「気に入ったよ」などと話題になっている。
カナダメディア「ザ・スコア」が公式X(旧ツイッター)に「オオタニの名前が初めてアナウンスされた後、ブルージェイズファンは彼にブーイングした」とコメントをつけて動画を投稿。スタメン発表で1番打者のムーキー・ベッツ内野手のアナウンスが終わり、2番の大谷がコールされた瞬間に盛大なブーイングが発生していた。
静寂から一転、ブーイングとなった瞬間に米ファンは「私はこの試合に来ていたけど、これは予想していなかった」「気に入ったよ」「その後何があったの?」などと反応。日本のファンも「それだけ来て欲しかったって証だよね」「人気ある〜」「ブーイングするの楽しそうだな」「全力のブーイングwww」「まあ勝手に期待しちゃっただけやねんけどな」と興味を示していた。
大谷は昨オフ、一部米メディアによって、ブルージェイズと契約するためにトロントへ向かったと報じられた。結局は誤報だったが、一連の流れがあってブルージェイズのファンは大谷にブーイングを浴びせていた。
異様な雰囲気の中、大谷は7号ソロを放った。翌27日(同28日)の同カードでも、やはりブーイングの中で岩手・花巻東高の先輩、菊池雄星投手から自己最速を更新する打球速度119.2マイル(約192キロ)の適時打を放っていた。(Full-Count編集部)
2024年04月28日 18:05
「ロッテ10−1楽天」(28日、ZOZOマリンスタジアム)
ロッテ・小島和哉投手(27)が7回108球を5安打1失点、無四球。
2024年04月28日 18:01
「DeNA2−6巨人」(28日、横浜スタジアム)
巨人は打線が機能して快勝し、2連勝。14試合ぶりに4得点以上をマークし、“3点の壁”を破った。連続3得点以下の球団ワースト記録を13試合で止めた。これでチームは2カード連続の勝ち越しとなった。
打線の大幅変更がズバリと当たった。今季初めて1番に丸、3番に吉川起用。その丸は六回2死二塁から丸中間に勝ち越しの適時二塁打。八回にも5点目となる右犠飛を放った。吉川も初回にチャンスメークする二塁打を放てば、八回には適時二塁打でダメ押しの6点目をたたき出した。
阿部監督は打線改造に「ヘッドコーチの提案があったので、僕も同意して決めたんですけど、いい働きをしてくれたなと思います」と振り返った。
丸の1番起用に「出塁率はいいので、経験もたくさんありますし、託したというところですね」と意図を説明。終わって見れば、12安打6得点の快勝に「いい形で追加点が取れていったのでよかったです」と話した。
2024年04月28日 17:51
「阪神4−3ヤクルト」(28日、甲子園球場)
阪神がヤクルトに連勝し、今季最多の貯金5とした。
1点を追う七回。2死一、二塁から大山が左翼前にポトリと落ちるラッキーな2点適時打。六回から2回無安打無失点の加治屋が今季2勝目を挙げた。
試合後はふたりがお立ち台に。ゴールデンウイークの子供祭りで、ファンクラブキッズ会員からの質問も受けた。
加治屋は小学4年生の女児から「今日の試合はドキドキしましたか?」と問われ、「毎回ドキドキしていて、今日もドキドキしましたが、勝てて嬉しいです」と笑顔で回答した。
続いて、大山には小学3年生の男児から「好きな昆虫は何ですか?僕はヘラクレスオオカブトが大好きです」とまさかの珍質問。甲子園は爆笑がわき起こり、大山も笑みを浮かべたが、しっかり考えた後に回答。「僕は蝶々が大好きです」とうなずくと、再び甲子園から爆笑が起こった。
チームの逆転勝利、お立ち台でのほっこりするやり取りもあり、甲子園を温かいムードが包み込んだ。
2024年04月28日 17:49
「ロッテ10−1楽天」(28日、ZOZOマリンスタジアム)
楽天は投手陣が今季初の2桁失点と崩壊。打線も元気がなく、今季初の3連勝を逃した。今江敏晃監督は「大量失点というのはこういう流れになる。逆にしてなければ詰めていけるところだった」と振り返った。
序盤で完全に主導権を握られた。0−0の三回、先発の滝中が2死一、二塁からポランコに先制の適時打を許すと、そこから止まらず4者連続タイムリー。一挙5点を失った。今江監督は「1イニング5点っていうのはね。取られ方も完全に打たれた形だった」と厳しい表情だった。
「これ以上はやれないと思った」と四回から継投に入るも、ロッテ打線の勢いを止めることができず大量失点。打線も大きなビハインドをはね返すことは難しかった。指揮官は「切り替えてしっかり戦って、なんとか勝ち越せるようにやっていきます」とカード勝ち越しを誓った。
2024年04月28日 17:48
「ソフトバンク3−2西武」(28日、みずほペイペイドーム)
ソフトバンクが2日連続のサヨナラ勝ちで連勝を「5」に伸ばした。
2024年04月28日 17:47
「ソフトバンク3−2西武」(28日、みずほペイペイドーム)
西武が2日連続で延長戦の末に敗れ、昨年6月15日の巨人戦から続く延長戦の連敗が「15」に伸びた。2リーグ制後のプロ野球ワーストをさらに更新した。
2−2の延長十二回2死満塁、打者・柳田の場面で、7番手・ヤンの4球目のスライダーを捕手の古市が捕逸し、三塁走者の生還を許した。
0−1の三回に先頭の外崎が右中間二塁打。1死三塁となり、源田の一ゴロ野選で同点とした。七回に1点を勝ち越されたが、直後の八回に1死満塁で佐藤龍の右犠飛で再び同点に追いつく意地を見せた。
2024年04月28日 17:43
大谷翔平は日本時間28日のブルージェイズ戦前に相手の監督と談笑した
■ドジャース 4ー2 ブルージェイズ(日本時間28日・トロント)
ドジャース・大谷翔平投手は27日(日本時間28日)、敵地・ブルージェイズ戦に出場。試合前には相手のジョン・シュナイダー監督にお馴染みの“クソガキ”を発動した様子で、ファンも「また何かやっている」と喜んでいる。
打撃ケージの横で大谷は、シュナイダー監督に左打者のモノマネを披露。お尻を突き出し、何やら泳がされながら、右手一本で打つような動き。しかも目を見開き、おどけた表情をみせていた。
大谷のおかしな動きにシュナイダー監督も顔を真っ赤にして笑っていた。SNS上でファンは「また何かやってる」「この顔」「敵監督にもモノマネやっとったんですかい」「何を披露してるんだか」「絶対ブルージェイズの選手の誰かでしょ」「また大喜利のネタ提供してくれてる」「ksgk(クソガキ)発動」と次々に反応していた。
この日の試合前に、シュナイダー監督は米メディアの取材に対し「(大谷にあげた)ブルージェイズの帽子を返して」とジョークを飛ばしていた指揮官。この日、返してもらったかと問われると「ハハハハ、ノー、まだだよ(笑)。ただの冗談だったからね。まだ彼がどこかで持っていてくれればいいんだが。まだ彼には何年も(契約が)残っているからね。もしかしたらここにやってくるかもしれないし」と笑った。(Full-Count編集部)
2024年04月28日 17:43
「中日0−0広島」(28日、バンテリンドーム)
広島は6投手をつぎ込んだ必死のリレーで終盤再三のピンチをしのぎ、延長十二回引き分けに終わった。
打線は相手先発・高橋宏斗に対し、今季初めて4番に松山を起用するなど、1〜8番まで左打者を並べた打線で挑んだ。
しかし、力のある直球と落ちる球に苦しめられ、五回までわずか2安打。得点圏に走者を進めたのも三回の1度と、突破口をなかなか見いだせない。
七回は先頭・松山が右前打を放ち、この日初めて無死から走者を出すも、続く坂倉、宇草が三振に倒れ、得点につなげられなかった。
先発・九里は高橋に負けじと奮闘。三、五、六、七回と得点圏に走者を背負うも、決定打は許さず。7回4安打無失点の粘投で試合をつくった。打線の援護に恵まれず、今季初白星はつかめなかったが、開幕投手の意地を見せた。
救援陣も再三、サヨナラのピンチを招きながらも、無失点で踏ん張った。
2024年04月28日 17:38
中日 0 − 0 広島
<5回戦・バンテリンドーム>
中日は再三の好機を生かせず今季3度目の引き分け。
2024年04月28日 17:35
「中日0−0広島」(28日、バンテリンドーム)
中日にとって痛恨のスコアレスドローとなった。九回から3イニング連続でスコアリングポジションに走者を進めながら、最後までホームが遠かった。
八回まではつながりを欠き、二、三、五、六回と先頭打者を出しながら得点できず。六回1死二塁ではカリステ、中田が凡退した。九回2死一、二塁でも代打・山本に一本が出なかった。
延長に入っても、十回、代打・石川昂の左前打と2四球などで2死満塁としたが、代打・宇佐見が倒れた。続く十一回も1死満塁のサヨナラ機をつかみながら、石川昂、岡林が凡打に終わった。
今季初先発の高橋宏斗投手は7回を投げ3安打無失点の好投。打線の援護なく初勝利はお預けとなったが、先発の状態が下降気味なチームで明るい光が差し込んだ。
2024年04月28日 17:25
「阪神4−3ヤクルト」(28日、甲子園球場)
高津ヤクルトが痛恨の逆転負け。このカード負け越しで借金は5に膨れあがった。六回から中継ぎ勝負となったが、甲子園の風にも泣き、七回にマウンドに上がった大西がつかまった。
1点を追う四回だ。村上が四球で出塁すると、サンタナがフェンス直撃の適時二塁打を放って同点とした。さらに同点の五回だ。1死から丸山和、オスナが連打で好機を作り、またしてもサンタナが左前へ。勝ち越しに成功すると、続く山田も左前にはじき返して適時打で続いた。
投げては小沢が、苦しみながらも粘りの投球。二回には3連打で1点を失い、相手先発の才木に四球を出すなど2死満塁とピンチは続いたが、近本を左飛に打ち取って、最少失点で切り抜けた。また同点にしてもらった直後の四回には1死二、三塁のピンチを招くが、ここから連続三振。99球を要しながらも、5回6安打2失点、今季初勝利の権利を持って降板した。
だが、七回だ。3番手・大西が2死走者なしから中野、森下に連打を浴びると、4番・大山の打球は高々と上がった。これを左翼・サンタナ、中堅・西川、遊撃・長岡が追ったが、最後はサンタナが捕球しきれない。この一打で2人が生還してしまい、思わぬ形で逆転を許した。
昨季まで勝ちパターンを任されていた清水、田口が現在はそろって2軍再調整中。高津監督も「いろいろやりくりします」と話していたが、中継ぎ陣がリードを守れなかった。
2024年04月28日 17:24
○ ロッテ 10 − 1 楽天 ●
<5回戦・ZOZOマリン>
楽天は今季ワーストの10失点で大敗。今季初の3連勝とはならず、借金は再び「3」となった。
先発の瀧中は2回まで無失点も、3回は二死から4連続適時打を食らい一気に5点を失った。救援陣も失点を重ね今季ワーストを更新する10失点。3回7安打5失点の瀧中は今季初黒星を喫した。
打線も計5安打と振るわず、得点は内野ゴロの間による1点のみ。7連敗中だったロッテに大敗を喫し、そのロッテに同率4位で並ばれた。