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2024年03月28日 19:46
日本の野球クラブである読売ジャイアンツとラ・リーガに所属するビジャレアルが、異業種交流を行ったようだ。 ビジャレアルのカンテラ(下部組織)は、欧州フットボール界で高い評価を受けている。これまでに、ブルーノ・ソリアーノ、マヌ・トリゲロス、ジェラール・モレノ、パウ・トーレスらを輩出。また、初優勝を果たすことになる、2020−21シーズンのヨーロッパリーグ・決勝戦マンチェスター・ユナイテッド戦のスタメンには、5人のカンテラーノが並んでいた。ヴィラ=レアルの街の人口は約5万人。そんな小さな街のクラブで育った選手たちが、欧州随一の名門を倒して、戴冠を成し遂げているのだ。 レポートによると、ビジャレアルに来訪したのは、読売ジャイアンツの片岡保幸コーチと他2名。本拠地『エスタディオ・デ・ラ・セラミカ』や練習場、さらに同練習場に併設された最先端のクラブハウス(選手寮、教室、自習室、レジャースペースなど)を視察。また、アカデミーディレクターのルイス・アルナウ氏やフベニルA(U−19)でアナリストを務めるアレハンドロ・ロドリゲス氏らに面会するとともに、各年代のトレーニングセッション、選手とコーチ間で行われる個別ミーディングも見学したとのことだ。 今年からU−15チームが本格的に始動する読売ジャイアンツは、世界最高峰と定評があるビジャレアルの育成メソッドに着目。ビジャレアルのフットボール管理部に在籍する佐伯夕利子氏の尽力により、今回の視察が実現した。旧弊な仕組みから脱却し、日本野球界のトップクラブとして新しい時代の先駆者を目指している、と読売ジャイアンツの来意について語った同氏は、「日本人にとって、ビジャレアルは選手育成の模範的クラブ」としつつ、以下のようにコメントしている。 「野球はアメリカ色が強く、ヨーロッパのフットボールとは全く異なるものです。これまでは育成するという概念がなく、ユースチームという仕組みもありませんでした。選手の獲得は、ドラフトによる契約というのが主流だったからです」 「彼らはステレオタイプ的な考えに捉われておらず、育成年代のトレーニングプロセスにおいて、ビジャレアルの育成メソッドを応用したいと考えています。読売ジャイアンツは、今年からU−15というカテゴリーを創設しました。コーチたちは、“自律的な選手”を育成するにはどうしたらいいのかを、ビジャレアルから学ぼうと大きな意欲を示しています」
2024年04月28日 07:00
4月28日に開催されるJ1第10節で、13位の浦和レッズは5位の名古屋グランパスとホームで対戦する。
この試合に先立ち、クラブの公式YouTubeチャンネルが前田直輝のインタビュー動画を公開。今季に名古屋から加入した29歳のアタッカーは「普段通りにやりたいと思っていても、どこかで意識してしまう」と切り出し、古巣戦についての思いを語った。
「何度か古巣戦を経験したことはあるが、また違う感覚です。レンタル移籍を含めて5年近く在籍させてもらって、僕を一人前にしてくれたクラブだと思っています。いろいろな経験させてもらった恩があるので、感じるものはあります」
【PHOTO】サポーターが創り出す圧巻の光景で選手を後押し!Jリーグコレオグラフィー特集!
また、ゴールデンウィークに行なわれるこの一戦に向け、こう意気込みを語った。
「子供たちがたくさん来てくれるイメージなので、僕もそうだったように、選手に憧れてサッカーを始める子供たちも多いと思います。あの選手みたいになりたいと思ってもらえるようなプレーをしたいです」
名古屋相手に結果を残し、リーグ戦連敗中のチームを救えるか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年04月28日 06:45
無敗のままブンデスリーガ初優勝を決めたレヴァークーゼン。
27日の第31節シュトゥットガルト戦で記録はついに途絶えるかに思われた。だが、1点を追う後半アディショナルタイム7分にローベルト・アンドリッヒが劇的ゴールを決め、土壇場で2-2の同点に持ち込んだ(動画50秒から)。
これでシャビ・アロンソ監督のレヴァークーゼンは46試合無敗継続。
守護神ルカーシュ・フラデツキーは『Sky』で「アンビリーバブル。狂気の沙汰だ!言葉もないよ」と話していた。2人目の子供が誕生したばかりだったアンドリッヒも「大事なのはボールが入ったこと。常に信じているからこういうことが起きる。とてもワイルドな試合だった。(子供誕生とどちらが興奮したが)間違いなく出産だよ」とコメント。彼は膝滑りセレブレーションで足を痛めたようにも見えたが、大事には至らなかったようだ。アロンソ監督も「最後の最後までさ。(2点をリードされた後の)1点目が自分たちを信じるうえで非常に重要だった。ファンも後押ししてくれた」と話していた。
レヴァークーゼンで「細貝萌が一緒に戦った最強の10人」
一方、伊藤洋輝も出場したシュトゥットガルトは勝点2を失った形。最後の失点は相手の手にボールが当たっているように見えたため、セバスティアン・ヘーネス監督は判定に怒り心頭だった。
「あの2点目には納得いかない。レフェリーのパフォーマンスにも。あの得点は認めてはならないものだ。少なくとも(VARを通じて)確認するべきだ。(得点として)カウントすべきでないのは明らか。このような重要なゴールを再チェックしないのは容認できない」
現在3位のシュトゥットガルトは2位バイエルンとは勝点差5、4位RBライプツィヒとは勝点差2となっている。なお、原口元気はベンチ入りしたもの出場はしなかった。
2024年04月28日 06:43
U-23アジアカップに参戦中のU-23日本代表は4月27日、カタール・ドーハでトレーニングを実施。練習後、DF西尾隆矢が取材に応じた。
西尾は16日に行なわれた中国戦で、ボールのないところで振り上げた左腕が相手の首もとに当たり、これがVARの結果、一発退場に。3試合の出場停止となっていたが、次の準決勝からその処分が解ける。
西尾は自身のコンディションについて、「言わずもがな、疲れもない」としつつ、次のように語った。
【PHOTO】松木玖生や川粼颯太らが絶妙ポージング!アジアカップを戦うU-23日本代表全選手&監督のポートレートを一挙紹介!
「本当に試合を見ていて、うずうずしていた気持ちもありますし、みんなが戦っている姿を見て、自分もやりたかったなと。また改めて悔しい気持ちもありましたし、本当に後悔という言葉が、毎試合、毎試合、スタンドから見ていて、すごく悔しさが込み上げてきた。そのなかで、みんな必死になって戦ってくれていたので、感動というか、本当に込み上げてくるものがたくさんありました」
続けて、自身が不在のなか、ここまで勝ち上がってきてくれてチームメイトへの感謝を示した。
「カタール戦は苦しい試合になって自分もハラハラしましたし、そのなかで勝ってくれたのは、本当に試合が終わってみんなに第一声でありがとうという言葉を全員にかけて、みんなもおかえり、次から入れるねと言ってくれた。本当に素晴らしいメンバー、良い環境でやれているなというのを改めて感じました」
西尾は「本当に感謝というふた文字だなと改めて感じました」と語った。
取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)
2024年04月28日 06:36
ラ・リーガ第33節が27日に行われ、アトレティコ・マドリードとアスレティック・ビルバオが対戦した。
2024年04月28日 06:18
パリ五輪のアジア最終予選を兼ねるU-23アジアカップで、大岩剛監督が率いるU-23日本代表は、B組を2位で通過。準々決勝では、A組1位の開催国カタールに苦戦を強いられたものの、前半のうちに相手GKが危険な跳び蹴りで退場したのも優位に働き、延長戦の末に4−2で勝利を収めた。
【画像】細谷に跳び蹴りをするカタールGK
一方、グループステージの最終節で日本を1−0で破って1位抜けした韓国は、ベスト8でA組2位のインドネシアにまさかの敗戦。後半から切り札として途中投入した得点源のイ・ヨンジュンが踏みつけ行為でレッドカードを受けたのも響き、2−2で突入したPK戦で敗れ、10大会連続出場を逃した。
韓国メディア『dailian』は、こうした日韓の明暗に着目。「グループリーグで競争を繰り広げた韓国と日本の運命がベスト8で交錯した」「両チームの喜びと悲しみを分けたのは退場だった」と伝えた。
同メディアは、韓国の敗戦について「何より66分に出たイ・ヨンジュンの取り返せない退場が悔やまれる。残りの時間の間、インドネシアの攻勢にずっと苦戦する試合をPK戦まで持ち込むことには成功したが、最後に敗れて頭を下げた」と主張。こう続けている。
「反面、ベスト8で開催国カタールを相手にした日本は、相手の退場による数的優位を持って勝利を収め、4強に上がり、パリオリンピック本選進出の可能性を高めた」
記事は、グループステージの日韓戦で母国が勝利した事実に触れながら、こう嘆いている。
「これにより韓国は相対的に弱いインドネシアと、日本は開催国カタールと8強で激突することになった。当初、1位の韓国が日本よりも4強進出が容易になったように見えたが、予想外のレッドカード1枚ずつが両チームの運命を変えたのだ」
宿命のライバルの明暗がベスト8でくっきりと分かれた。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年04月28日 06:12
プレミアリーグ第35節が27日に行われ、アストン・ヴィラとチェルシーが対戦した。
ここまで20勝6分8敗の成績で勝ち点「66」を積み上げ、現在は4位につけているアストン・ヴィラ。来季のチャンピオンズリーグ出場権獲得も現実味を帯びてきたなかでシーズン終盤戦に突入しており、現在はプレミアリーグで2連勝中だ。
対するチェルシーはプレミアリーグ8試合を4勝4分と無敗で駆け抜けていたものの、ミッドウィーク開催の第29節延期分ではアーセナルに0−5と大敗。その直前にはFAカップ準決勝で、終盤の失点によりマンチェスター・シティに0−1で敗北しており、難しいシーズン終盤戦を過ごしている。
アストン・ヴィラはパウ・トーレス、ドウグラス・ルイス、オリー・ワトキンスといった主力がスターティングメンバー入り。一方、チェルシーはチアゴ・シウヴァ、モイセス・カイセド、コナー・ギャラガーらが先発に並んだ。エンソ・フェルナンデスは負傷の影響で今季残りの試合を欠場することが伝えられているが、前節アーセナル戦を体調不良により欠場していたコール・パルマーはスタメンに戻ってきた。
試合は立ち上がりの4分に動く。アストン・ヴィラは敵陣右サイドでレオン・ベイリーがボールをキープすると、中央へ落として1度やり直し。ユーリ・ティーレマンスを経由してボールを受けたP・トーレスが最終ラインから持ち運び、スルーパスを送ると、ボックス左のスペースへ侵入したリュカ・ディニュがマイナスへ折り返す。ボックス中央へフリーで走り込んだジョン・マッギンがダイレクトで合わせると、シュートはマルク・ククレジャに当たってゴールイン。アストン・ヴィラが早い時間帯に均衡を破った。
良い入りを見せたのはアストン・ヴィラだったが、その後はチェルシーがボールを保持し、徐々にゴールへ迫る場面を増やしていく。16分には自陣から反撃の隙をうかがうと、ピッチ中央付近で前を向いたカイセドがシンプルな浮き球パスで背後のスペースを使う。抜け出したニコラス・ジャクソンが右足でループシュートを沈めたが、ここはオフサイドと判定され得点は認められない。
それでも、流れを引き寄せたチェルシーはミハイロ・ムドリク、パルマー、カイセドらがフィニッシュまで持ち込むシーンを作る。34分にはブノワ・バジアシーレからのスルーパスで、ムドリクがボックス左のスペースへ侵入。中央への折り返しは通らなかったものの、こぼれ球を拾ったカイセドがスルーパスを送ると、今度はククレジャがボックス左へ飛び出してクロスボールを送る。中央で高く飛んだN・ジャクソンがヘディングシュートを放ったが、ここは右ポストに嫌われた。
チェルシーは自分たちの時間帯で仕留めることができず、前半も終盤に差し掛かると、今度はアストン・ヴィラが好機を創出。42分、GKエミリアーノ・マルティネスからの正確なフィードで右サイドバックのマティ・キャッシュが高い位置を取ると、ベイリーを目がけたスルーパスは通らなかったものの、こぼれ球をキャッシュが自ら回収。左へ繋ぐと、モーガン・ロジャーズがうまくシュートコースを作って右足フィニッシュを沈めた。アストン・ヴィラが2点をリードしてハーフタイムに突入している。
ハーフタイム明け、アストン・ヴィラにアクシデントが発生。前半途中にもアクシデントにより、ティーレマンスがムサ・ディアビとの交代でピッチを後にしていたものの、後半はGKのE・マルティネスがプレー続行不可能に。ベテランのGKロビン・オルセンが代わって送り出された。
後半に入るとチェルシーが主導権を握る。特に右ウイングに入ったノニ・マドゥエケが、独特のリズムのドリブルから数多くのチャンスを作り出すなど、試合を支配してチャンスの数を増やす。
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2024年04月28日 06:09
U-23アジアカップに参戦中のU-23日本代表は4月27日、カタール・ドーハでトレーニングを実施。この日が23歳の誕生日だった大畑歩夢に、練習後、チームメイトからサプライズが行なわれた。
テレビの取材を受けていた大畑のもとに、細谷真大と佐藤恵允が「ハッピーバースデー」を歌いながらケーキを持って登場した。
2人は大畑にケーキを手渡すかと思いきや、顔に押し付け手荒い祝福。顔がクリームまみれとなった大畑は、驚いたのか最初は啞然としていたが、徐々に笑顔も見られた。
【PHOTO】松木玖生や川粼颯太らが絶妙ポージング!アジアカップを戦うU-23日本代表全選手&監督のポートレートを一挙紹介!
その後、大畑はタオルで顔を拭きながら記者陣の取材に応じ、サプライズは「予想してなかったです」とし、「こっちで祝ってもらえるってことは勝ち残ってるということなので、そこは良かった」と喜んだ。
また、チームの雰囲気を訊くと、「23人全員がファミリーとしてやっている」と一体感を感じているようで、「本当に試合の中でも誰かがミスしても全員で奪うところだったりは本当にできていると思う。あと2試合、最後に優勝して終わりたいなと思います」と意気込んだ。
U-23日本代表は現地29日に準決勝でイラクと相まみえる。
取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)
2024年04月28日 05:58
遠藤航が所属するリバプールは現地時間4月27日、プレミアリーグの第35節でウェストハムと敵地で激突した。
2024年04月28日 05:38
遠藤航が所属するリバプールは、4月27日に開催されたプレミアリーグの第35節で、ウェストハムと敵地で対戦。2−2のドローに終わった。
この一戦で小さくない物議を醸しているのが、先発を外れたエースのモハメド・サラーとユルゲン・クロップ監督の衝突だ。
レッズは2−1と1点リードで迎えた76分あたりから、サラー、ダルウィン・ヌニェス、ジョー・ゴメスの三枚替えを準備している間に同点ゴールを献上。失点の前から、クロップ監督に向かって両手を広げて何事かを言い放っていたエジプト代表FWは、被弾でヒートアップしたのか、また悪態をつく。
ヌニェスが2人の間に入って、エースをなだめる事態となった。
【動画】サラーがクロップとまさかの衝突!同僚FWが止めに入る
英メディア『SPORT BIBLE』によれば、試合後のフラッシュインタビューで、この件について質問を受けたクロップ監督は、「私たちはドレッシングルームですでに話しをした。私にとっては終わったことだ」とコメント。大きな問題ではないと強調した。
ただ、サラーのほうは、「今日、僕が話したら火事になるだろう」と言い残して、取材エリアを足早に立ち去っている。
大事な最終盤で、エースと指揮官はわだかまりなく残り試合を戦えるだろうか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年04月28日 05:37
セリエA第34節が27日に行われ、ラツィオとヴェローナが対戦した。
ここまでセリエAでは16勝4分13敗の成績で、勝ち点「52」を積み上げて7位につけているラツィオ。現在はイゴール・トゥドール新監督の下でセリエAでは2連勝を飾っている。一方で、23日に行われたコッパ・イタリア準決勝セカンドレグではユヴェントスを2−1で下したものの、2戦合計スコアで2−3と敗れ、コッパ・イタリアでは準決勝敗退が決定。残るコンペティションはセリエAのみとなり、残る5試合では来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場圏内の5位以内を目指して戦う。
現在は5位のローマと勝ち点が「6」離れているなか、今節はホームにヴェローナを迎える。7勝10分16敗の成績、勝ち点「31」の獲得で現在は15位と残留争いに巻き込まれているヴェローナとの一戦に向け、ラツィオ所属の鎌田大地は先発出場。前記のコッパ・イタリアはふくらはぎの違和感で欠場していたものの、セリエAでは5試合連続のスタメンに名を連ね、マテオ・ゲンドゥージと中盤でコンビを形成した。
試合は序盤からラツィオが主導権を握り、ボールを保持しながら前で出るシーンを作る。18分にはペナルティエリア左のスペースへ飛び出した鎌田がコーナーキックを獲得すると、ルイス・アルベルトのキックがファーサイドへ流れ、グスタフ・イサクセンが左足で狙う。先制のチャンスだったが、ここはGKロレンツォ・モンティポが立ちはだかった。
その後もラツィオの時間が続いたものの、35分にはヴェローナにチャンスが到来する。背後からのロングフィードに対してラツィオのGKクリストス・マンダスが飛び出したものの、タイアニ・ノスリンが競り勝つと、落としたボールにカロル・シフィデルスキが反応。左足で狙ったが、シュートはジャストミートせずに枠を外れた。
このまま前半はスコアレスで終了。後半に入ると立ち上がりの47分、左サイドへ流れたバレンティン・カステジャーノスのスルーパスから、ボックス左へ飛び出した鎌田が中央への折り返しを狙ったものの、ここは相手の寄せに阻まれて通らない。だが、このプレーで左コーナーキックを獲得すると、ショートの位置で受けたフェリペ・アンデルソンがカットインから右足一閃。強烈なミドルシュートはクロスバーに嫌われた。
圧倒的にボールを握りながらもなかなか先制点を奪えないラツィオは60分、ペドロ、そして足首のケガにより離脱が続いていたマッティア・ザッカーニをピッチへ送り出す。猛攻を続けるラツィオは63分、ロングフィード1本で抜け出したL・アルベルトがループシュートを狙うも、枠の外へ。66分には敵陣左サイドで相手のスローインをインターセプトした鎌田が中央へ折り返し、最後はペドロがダイレクトで合わせたものの、ここもゴールの右へ外れる。69分はゲンドゥージのアーリークロスからカステジャーノスが左足を振るも、GKモンティポに弾き出される。
ラツィオは決定機の数を増やしながら仕留めきれなかったが、72分には負傷から戻ってきたウインガーが遂にスコアを動かす。ピッチ中央付近で鎌田がボールを奪ったところから、ザッカーニが引き取ってドリブルを開始。左を走っていたL・アルベルトとのパス交換からボックス左のスペースまで走り込むと、左足でニアサイドを射抜いた。
終盤にはラツィオがセットプレーでピンチを迎えたものの、GKマンダスの好セーブでゴールを許さない。試合はこのままタイムアップ。ラツィオがコッパ・イタリア敗退のショックを払しょくし、セリエAで3連勝を飾った。鎌田はフル出場を果たし、いくつかのチャンスに絡むなどインパクト残している。敗れたヴェローナは3試合ぶりの黒星となった。
次節、ラツィオは5月4日に敵地でモンツァと、ヴェローナは5日にホームでフィオレンティーナと、それぞれ対戦する。
【スコア】
ラツィオ 1−0 ヴェローナ
【得点者】
1−0 72分 マッティア・ザッカーニ(ラツィオ)
2024年04月28日 05:33
U-23アジアカップに参戦中のU-23日本代表は4月27日、カタール・ドーハでトレーニングを実施。練習前には、主に小学生を対象とした現地の日本人学校との交流会を行なった。
練習場には子ども約30人と保護者を加えた総勢約50人の日本人が訪れ、選手たちと交流。トレーニング前にはピッチ上で選手たちと子どもたちが向かい合って並び、代表者がU-23日本代表への応援メッセージを読み上げた後、子どもたちから「頑張れニッポン!」との声を合わせたエールが送られた。
そして、キャプテンの藤田譲瑠チマも「今日は来てくれてありがとうございます。残り2試合。準決勝に進むことができました。頑張るので応援よろしくお願いします」と挨拶。そして子どもたちへ、サイン入りのユニホームがプレゼントされた。
【PHOTO】松木玖生や川粼颯太らが絶妙ポージング!アジアカップを戦うU-23日本代表全選手&監督のポートレートを一挙紹介!
全員での記念撮影では、「みんな揃って何かポーズを!」とカメラマンから要求があった際、1人の元気な男の子が、「久保のK!」と言いながら両手の指で“K”を作る、久保建英のゴールパフォーマンスを披露した。
ただ、今回の大会メンバーに久保は入っておらず、ほかの子どもたちが「久保いない!久保いない!」と総ツッコミ。これには選手たちも笑顔で、「それは勘弁して!」といった声も上がっていた。
練習後には、サイン会も行なわれ、着てきた日本代表のユニホームにたくさんのサインをもらった子も。感想を訊くと一言「楽しかった!」。走り回る子どもたちの嬉しそうな笑顔が印象的だった。
取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)
2024年04月28日 05:32
U-23アジアカップに参戦中のU-23日本代表は現地4月27日、カタール・ドーハでトレーニングを実施した。
2024年04月28日 05:18
レアル・ソシエダのMF久保建英の発言が物議を醸しているようだ。 4月26日に開催されたラ・リーガの第33節で、6位のソシエダは首位のレアル・マドリーとホームで対戦。0−1で敗れた。 この一戦の32分、久保はアンデル・バレネチェアが相手MFオーレリアン・チュアメニからボールを奪った流れから、右足でネットを揺らす。しかし、VAR介入→オンフィールドレビューを経て、バレネチェアにファウルがあったとして、ゴールは認められなかった。 スペインのラジオ局『CADENA SER』によると、久保は試合後、『Movistar』のフラッシュインタビューで、こう発言した。「バレネがボールを奪おうとした。僕がコメントできる唯一のことは、ボールを失った選手が眠っていたということだ。何があったかは分からないけど、チャンピオンズリーグでは(ファウルの)笛は鳴らないと思う」【動画】久保が「眠っていた」と揶揄したマドリーMFのボールロスト→不満を露わにしたゴール取り消し
すると、「眠っていた」と指摘されたチュアメニがこれに反応。日本代表MFのコメントを伝えた『Movistar』の公式Xの投稿に、「眉が上がった顔」の絵文字でリアクションした。『CADENA SER』は「クボの言葉に対するチュアメニの不信感」と報道。マドリーの専門メディア『BERNABEU DIGITAL』は「彼は信じられないという気持ちと驚きで眉を上げた絵文字を残した」と伝えている。 チュアメニにも思うところがあったのだろう。構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年04月28日 03:50
ブンデスリーガ第31節が27日に行われ、レヴァークーゼンとシュトゥットガルトが対戦した。
前々節のブレーメン戦を5−0で制し、クラブ創設120年目にして初のマイスターシャーレを掲げたレヴァークーゼン。前節のドルトムント戦では、0−1で迎えた後半アディショナルタイム、今季幾度となく見せてきた試合終了間際のゴールで同点に追いつき、ブンデスリーガ開幕から30戦、公式戦45試合無敗を継続した。ブンデスリーガは残り4試合。史上初の無敗優勝が達成できるか否かにも注目が集まる。
対するシュトゥットガルトはここまで20勝7分3敗の成績で勝ち点「63」を積み上げ、現在3位につけている。2009−10シーズン以来のチャンピオンズリーグ出場が現実味を帯びてきたなか、前節はブレーメンに1−2で敗北。今節は王者とのアウェイゲームだが、3位の座を死守すべく、2試合ぶりの白星を狙う。
レヴァークーゼンはヨナタン・ター、アレハンドロ・グリマルド、ロベルト・アンドリッヒといった主力がスターティングメンバーに並んだ一方で、翌週ミッドウィークに控えたヨーロッパリーグ(EL)も考慮してか、フロリアン・ヴィルツはベンチからのスタートに。一方、シュトゥットガルトは伊藤洋輝が3バックの左で先発に名を連ね、原口元気はベンチに入った。
試合は両チームともに落ち着いた入りを見せ、チャンスの数は限られたなかで時計の針が進む。レヴァークーゼンは攻守の“心臓”であったグラニト・ジャカが出場停止となった影響も相まってか、なかなか攻撃時にうまく時間をコントロールできず、わかりやすい攻撃に終始。一方のシュトゥットガルトも、アンジェロ・シュティーラーが出場停止のため、中盤でリズムを作る選手が不在となったが、セール・ギラシを中心にシュートまで持ち込む場面は見せる。
前半最初のビッグチャンスは29分、レヴァークーゼンはピッチ中央で前を向いたアンドリッヒがスルーパスを送ると、抜け出したグリマルドが自ら左足を振り抜く。GKアレクサンダー・ニューベルに弾かれたこぼれ球にパトリック・シックが詰めたが、ダイレクトで狙ったシュートは枠を捉えきれなかった。
前半はこのままスコアレスで終了したが、後半に入ると立ち上がりの47分に試合が動く。シュトゥットガルトは自陣でボールを繋ぎ、コンパクトな陣形を保って寄せてくるレヴァークーゼンに対してスイッチを入れるタイミングを探ると、ヴァルデマール・アントンがロングフィードで局面を打開。ボックス右へ飛び出してボールを受けたジェイミー・レヴェリングが右足で狙うと、シュートはGKルーカス・フラデツキーのセーブの末にポストに直撃したが、セカンドボールをクリス・ヒューリッヒがダイレクトで押し込む。後半立ち上がりの“奇襲”でシュトゥットガルトが先制した。
先手を取ったシュトゥットガルトは続く57分、敵陣でGKフラデツキーからの縦パスを引っ掛けると、ここからショートカウンターへ。うまくボールは繋がらなかったものの、ルーズボールに対してうまく体を入れてアンドリッヒと入れ替わったデニズ・ウンダヴが右足一閃。狙い澄ました一撃を沈め、シュトゥットガルトがリードを広げた。
ホームで負けるわけにいかないレヴァークーゼンもここから反撃へ。61分、最終ラインからボールを持ち出したピエロ・インカピエが左サイドを破り、マイナス方向へ繋ぐと、待っていたグリマルドは横へ流す。ボックス内でフリーで前を向いたアミン・アドリは相手の股下を射抜くシュートを流し込み、これでレヴァークーゼンが1点差に。反撃の狼煙を上げた。
勢いに乗るレヴァークーゼンは続く65分、右サイドから仕掛けたジェレミー・フリンポンは突破できなかったものの、阻まれた後のボールを自ら奪い返し、マイナスへのパスを受けたオディロン・コスヌが横へ繋ぐと、ボックス手前中央からアドリが左足でミドルシュート。枠を捉えたグラウンダーの一撃はGKニューベルに阻まれ、こぼれ球にヨナス・ホフマンが詰めたが、またもGKニューベルが立ちはだかった。
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2024年04月28日 02:54
セリエA第34節が27日に行われ、ユヴェントスとミランが対戦した。
今シーズン、セリエAではここまで18勝10分5敗の成績で勝ち点「64」を積み上げ、3位につけているユヴェントス。23日にはコッパ・イタリア準決勝セカンドレグのラツィオ戦を1−2で終え、2戦合計スコア3−2で2シーズンぶりの決勝進出が決定。コッパ・イタリアのタイトル獲得、そして来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場権を確保すべく、シーズン終盤戦を戦っている。
一方、ミランはここまで21勝6分6敗の勝ち点「69」で現在2位。22日に行われた前節では、インテルとのミラノ・ダービーに1−2で敗れ、目の前で宿敵に優勝を決められた。ヨーロッパリーグ(EL)でもローマに2戦合計1−3で敗れ、ベスト8敗退が決定。現在セリエAでは2試合、公式戦では4試合未勝利が続いているが、勝ち点差「5」で3位につけるユヴェントスにその差を縮められるわけにはいかない。
ユヴェントスはグレイソン・ブレーメル、アドリアン・ラビオ、ドゥシャン・ヴラホヴィッチらがスターティングメンバーに並んだ。コッパ・イタリアのラツィオ戦から中3日ということも相まってか、フェデリコ・キエーザやウェストン・マッケニーらはベンチからのスタートとなった。一方、ミランはタイアニ・ラインデルス、ラファエル・レオン、オリヴィエ・ジルーらが先発入り。GKマイク・メニャンがウォーミングアップ中に負傷したため、ゴールマウスはGKマルコ・スポルティエッロが守る。
試合は立ち上がりから落ち着いた時間が続き、両チーム無理をして陣形を崩すことはなく、まずは守備から試合に入っていく。拮抗した展開のなかで、枠内シュート、決定機の数は限定されたまま前半も終盤に差し掛かったが、前半アディショナルタイムにはユヴェントスがゴールを脅かす。敵陣でボールを奪ったヴラホヴィッチがユスフ・ムサに倒され、ボックス手前左寄りの位置でフリーキックを獲得。このフリーキックをヴラホヴィッチが自ら蹴ると、ゴール右下を狙った一撃は枠を捉えたが、ここはGKスポルティエッロが弾き出した。
前半はこのままスコアレスで終了。後半へ入ると立ち上がりの50分、ユヴェントスがチャンスを作る。ペナルティエリア左でダニーロからの縦パスを受けたフィリップ・コスティッチがうまくターンし、思い切り良く左足を振り抜く。GKスポルティエッロが弾いたこぼれ球にダニーロが詰めたが、またも守護神が好セーブを見せてゴールを許さなかった。
その後、ミランもR・レオンの突破からゴールへ迫る場面も作ったものの、なかなか良い形でフィニッシュまで持ち込めない。終盤に入るとユヴェントスが試合の主導権を握り、途中出場のフェデリコ・キエーザやアルカディウシュ・ミリクらを中心にゴールを脅かしたが、ミランの守備陣もGKスポルティエッロを中心に最後までゴールを割らせなかった。
試合はこのままタイムアップ。セリエAの試合に限定すると、現在2試合連続ドローが続いていた3位ユヴェントスと、直近2試合を1分1敗で終えていた2位ミランの直接対決は、両者譲ることなくスコアレスドローで終わった。
次節は5月5日に行われ、ユヴェントスは敵地でローマと、ミランはホームでジェノアと、それぞれ対戦する。
【スコア】
ユヴェントス 0−0 ミラン
【得点者】
なし