2024年03月29日 07:33
初回の第1打席で右二塁打、第3打席では痛烈右前打 ■ドジャース 7ー1 カージナルス(日本時間29日・ロサンゼルス) ドジャース・大谷翔平投手は28日(日本時間29日)、ドジャースタジアムで行われたカージナルス戦に「2番・指名打者」で出場し3打数2安打1四球だった。真美子夫人と愛犬「デコピン」が見守る中、2試合ぶりマルチで打率は.385となった。チームは本拠地開幕戦に7-1で勝利した。 大歓声の中、大谷が快音を連発した。初回無死一塁の第1打席では、元巨人マイコラスと対戦。チェンジアップをうまく拾い右二塁打を放った。走塁ミスで二三塁間で走塁死したが、先制に貢献。続く3回1死の第2打席は四球、5回1死の第3打席は痛烈な二塁打を放った。7回1死の第4打席は空振り三振だった。 20日付で違法賭博に関与した疑いで元通訳・水原一平氏が解雇に。21日のパドレス戦で初回に右前打を放って以降、オープン戦3試合を含めて13打席連続で快音が止まっていたが、完全復活をアピールした。 チームは初回にフリーマンの適時打などで2点を先制。3回にはベッツのソロ、フリーマンの2ランで加点し、本拠地開幕戦を勝利で飾った。(Full-Count編集部)
2024年04月28日 18:34
中日 0 − 0 広島
<5回戦・バンテリンドーム>
広島は今季3度目の引き分け。延長12回でのスコアレスドローは今季2度目となった。
先発の九里は立ち上がりから安定感抜群。0−0のまま迎えた6回は一死二塁のピンチを招いたが、3番・カリステ、4番・中田をいずれも遊ゴロに仕留めゼロを刻んだ。中日先発・郄橋宏と投手戦を演じ7回4安打無失点の力投を見せるも、打線の援護を得られず今季初勝利はお預け。それでも2試合連続の無失点投球で、試合前時点で4.05だった防御率は3.21まで良化した。
延長10回は4番手・矢崎、11回は5番手・森浦がサヨナラのピンチで踏ん張るなど、救援陣も粘り強く無失点リレー。しかし、攻撃陣はバント失敗などの拙攻も響き、完封負けと降雨コールド引き分けも含めた無得点試合は、今季早くも7度目となった。
2024年04月28日 18:16
◆ リーグトップタイの5本塁打
ロッテのグレゴリー・ポランコが28日の楽天戦、本塁打を含む2安打2打点の活躍で勝利に貢献した。
ポランコは0−0の3回二死一、二塁の第2打席、楽天先発・瀧中瞭太が投じた初球のストレートを「積極的にいく事だけ考えたで!先制点になった良かったわ!」と、ライト前に弾き返す先制の適時打。
さらに5−1の5回一死走者なしの第3打席、楽天2番手・松田啄磨が1ボールから投じた2球目のストレートを振り抜くと、「昨日、荻野先生(荻野貴司外野手)からストライクだけ、思いきり打ちなさい!とアドバイスをもらったので、甘く入ってきたカットボールをいいスイングで打つことが出来たで!パワー!」と、打球はマリーンズファンの待つライトスタンド上段に突き刺す一発となった。
この本塁打がポランコにとって今季5本目。セデーニョ(オリックス)、山川穂高(ソフトバンク)と並びリーグトップとなった。
ポランコは開幕前の取材で「できるだけ健康でいってホームランが出るような体を作っている」と話していたが、ここまでリーグトップタイの5本のアーチを描いているのもそのあたりが関係しているのだろうかーー。
「もちろん体がしっかり鍛えられていれば、調整していれば力もついてきますし、力がついていくということは自分の自信にも繋がるので、ホームランを打つのは簡単じゃないので、しっかり体から整えて、ここまで調整してきました」。
◆ 好スタート
昨季は本塁打王を獲得したとはいえ、4月終了時点で打率.132、1本塁打、5打点とスロースタート。5月に5本塁打、15打点を放つと、6月は2本塁打だったものの、月間打率.348をマーク。7月以降は18本のアーチを描き、7月16日の楽天戦、8月23日のソフトバンク戦では1試合3本塁打を放ち、最終的には26本塁打を記録したように、夏場以降に尻上がりに調子を上げていった。
今季は4月16日の西武戦終了時点で打率.304をマークするなど、28日終了時点で打率.261、5本塁打、11打点と、打率、本塁打、打点ともに昨季の今頃を大きく上回る数字だ。
開幕から好スタートを切った要因にポランコは、「しっかりと毎日練習していることと、打撃コーチが助けてくれることが好調を続けている要因の1つかなと思います」と説明した。
1974年以来となる勝率1位でリーグ優勝するためには、ポランコの“パワー”は必要不可欠。この先、もっと調子を上げ、チームの勝利に導く一打を数多くはなって欲しいところだ。
取材・文=岩下雄太
2024年04月28日 18:15
試合前のスタメン発表で大谷がコールされると大ブーイングが発生した
ドジャース・大谷翔平投手が26日(日本時間27日)の敵地・ブルージェイズ戦で浴びた大ブーイングの様子が改めて注目されている。試合前のスタメン発表で、敵軍ファンがとった行動が、日米ファンの間で「気に入ったよ」などと話題になっている。
カナダメディア「ザ・スコア」が公式X(旧ツイッター)に「オオタニの名前が初めてアナウンスされた後、ブルージェイズファンは彼にブーイングした」とコメントをつけて動画を投稿。スタメン発表で1番打者のムーキー・ベッツ内野手のアナウンスが終わり、2番の大谷がコールされた瞬間に盛大なブーイングが発生していた。
静寂から一転、ブーイングとなった瞬間に米ファンは「私はこの試合に来ていたけど、これは予想していなかった」「気に入ったよ」「その後何があったの?」などと反応。日本のファンも「それだけ来て欲しかったって証だよね」「人気ある〜」「ブーイングするの楽しそうだな」「全力のブーイングwww」「まあ勝手に期待しちゃっただけやねんけどな」と興味を示していた。
大谷は昨オフ、一部米メディアによって、ブルージェイズと契約するためにトロントへ向かったと報じられた。結局は誤報だったが、一連の流れがあってブルージェイズのファンは大谷にブーイングを浴びせていた。
異様な雰囲気の中、大谷は7号ソロを放った。翌27日(同28日)の同カードでも、やはりブーイングの中で岩手・花巻東高の先輩、菊池雄星投手から自己最速を更新する打球速度119.2マイル(約192キロ)の適時打を放っていた。(Full-Count編集部)
2024年04月28日 18:05
「ロッテ10−1楽天」(28日、ZOZOマリンスタジアム)
ロッテ・小島和哉投手(27)が7回108球を5安打1失点、無四球。
2024年04月28日 18:01
「DeNA2−6巨人」(28日、横浜スタジアム)
巨人は打線が機能して快勝し、2連勝。14試合ぶりに4得点以上をマークし、“3点の壁”を破った。連続3得点以下の球団ワースト記録を13試合で止めた。これでチームは2カード連続の勝ち越しとなった。
打線の大幅変更がズバリと当たった。今季初めて1番に丸、3番に吉川起用。その丸は六回2死二塁から丸中間に勝ち越しの適時二塁打。八回にも5点目となる右犠飛を放った。吉川も初回にチャンスメークする二塁打を放てば、八回には適時二塁打でダメ押しの6点目をたたき出した。
阿部監督は打線改造に「ヘッドコーチの提案があったので、僕も同意して決めたんですけど、いい働きをしてくれたなと思います」と振り返った。
丸の1番起用に「出塁率はいいので、経験もたくさんありますし、託したというところですね」と意図を説明。終わって見れば、12安打6得点の快勝に「いい形で追加点が取れていったのでよかったです」と話した。
2024年04月28日 17:51
「阪神4−3ヤクルト」(28日、甲子園球場)
阪神がヤクルトに連勝し、今季最多の貯金5とした。
1点を追う七回。2死一、二塁から大山が左翼前にポトリと落ちるラッキーな2点適時打。六回から2回無安打無失点の加治屋が今季2勝目を挙げた。
試合後はふたりがお立ち台に。ゴールデンウイークの子供祭りで、ファンクラブキッズ会員からの質問も受けた。
加治屋は小学4年生の女児から「今日の試合はドキドキしましたか?」と問われ、「毎回ドキドキしていて、今日もドキドキしましたが、勝てて嬉しいです」と笑顔で回答した。
続いて、大山には小学3年生の男児から「好きな昆虫は何ですか?僕はヘラクレスオオカブトが大好きです」とまさかの珍質問。甲子園は爆笑がわき起こり、大山も笑みを浮かべたが、しっかり考えた後に回答。「僕は蝶々が大好きです」とうなずくと、再び甲子園から爆笑が起こった。
チームの逆転勝利、お立ち台でのほっこりするやり取りもあり、甲子園を温かいムードが包み込んだ。
2024年04月28日 17:49
「ロッテ10−1楽天」(28日、ZOZOマリンスタジアム)
楽天は投手陣が今季初の2桁失点と崩壊。打線も元気がなく、今季初の3連勝を逃した。今江敏晃監督は「大量失点というのはこういう流れになる。逆にしてなければ詰めていけるところだった」と振り返った。
序盤で完全に主導権を握られた。0−0の三回、先発の滝中が2死一、二塁からポランコに先制の適時打を許すと、そこから止まらず4者連続タイムリー。一挙5点を失った。今江監督は「1イニング5点っていうのはね。取られ方も完全に打たれた形だった」と厳しい表情だった。
「これ以上はやれないと思った」と四回から継投に入るも、ロッテ打線の勢いを止めることができず大量失点。打線も大きなビハインドをはね返すことは難しかった。指揮官は「切り替えてしっかり戦って、なんとか勝ち越せるようにやっていきます」とカード勝ち越しを誓った。
2024年04月28日 17:48
「ソフトバンク3−2西武」(28日、みずほペイペイドーム)
ソフトバンクが2日連続のサヨナラ勝ちで連勝を「5」に伸ばした。
2024年04月28日 17:47
「ソフトバンク3−2西武」(28日、みずほペイペイドーム)
西武が2日連続で延長戦の末に敗れ、昨年6月15日の巨人戦から続く延長戦の連敗が「15」に伸びた。2リーグ制後のプロ野球ワーストをさらに更新した。
2−2の延長十二回2死満塁、打者・柳田の場面で、7番手・ヤンの4球目のスライダーを捕手の古市が捕逸し、三塁走者の生還を許した。
0−1の三回に先頭の外崎が右中間二塁打。1死三塁となり、源田の一ゴロ野選で同点とした。七回に1点を勝ち越されたが、直後の八回に1死満塁で佐藤龍の右犠飛で再び同点に追いつく意地を見せた。
2024年04月28日 17:43
大谷翔平は日本時間28日のブルージェイズ戦前に相手の監督と談笑した
■ドジャース 4ー2 ブルージェイズ(日本時間28日・トロント)
ドジャース・大谷翔平投手は27日(日本時間28日)、敵地・ブルージェイズ戦に出場。試合前には相手のジョン・シュナイダー監督にお馴染みの“クソガキ”を発動した様子で、ファンも「また何かやっている」と喜んでいる。
打撃ケージの横で大谷は、シュナイダー監督に左打者のモノマネを披露。お尻を突き出し、何やら泳がされながら、右手一本で打つような動き。しかも目を見開き、おどけた表情をみせていた。
大谷のおかしな動きにシュナイダー監督も顔を真っ赤にして笑っていた。SNS上でファンは「また何かやってる」「この顔」「敵監督にもモノマネやっとったんですかい」「何を披露してるんだか」「絶対ブルージェイズの選手の誰かでしょ」「また大喜利のネタ提供してくれてる」「ksgk(クソガキ)発動」と次々に反応していた。
この日の試合前に、シュナイダー監督は米メディアの取材に対し「(大谷にあげた)ブルージェイズの帽子を返して」とジョークを飛ばしていた指揮官。この日、返してもらったかと問われると「ハハハハ、ノー、まだだよ(笑)。ただの冗談だったからね。まだ彼がどこかで持っていてくれればいいんだが。まだ彼には何年も(契約が)残っているからね。もしかしたらここにやってくるかもしれないし」と笑った。(Full-Count編集部)
2024年04月28日 17:43
「中日0−0広島」(28日、バンテリンドーム)
広島は6投手をつぎ込んだ必死のリレーで終盤再三のピンチをしのぎ、延長十二回引き分けに終わった。
打線は相手先発・高橋宏斗に対し、今季初めて4番に松山を起用するなど、1〜8番まで左打者を並べた打線で挑んだ。
しかし、力のある直球と落ちる球に苦しめられ、五回までわずか2安打。得点圏に走者を進めたのも三回の1度と、突破口をなかなか見いだせない。
七回は先頭・松山が右前打を放ち、この日初めて無死から走者を出すも、続く坂倉、宇草が三振に倒れ、得点につなげられなかった。
先発・九里は高橋に負けじと奮闘。三、五、六、七回と得点圏に走者を背負うも、決定打は許さず。7回4安打無失点の粘投で試合をつくった。打線の援護に恵まれず、今季初白星はつかめなかったが、開幕投手の意地を見せた。
救援陣も再三、サヨナラのピンチを招きながらも、無失点で踏ん張った。
2024年04月28日 17:38
中日 0 − 0 広島
<5回戦・バンテリンドーム>
中日は再三の好機を生かせず今季3度目の引き分け。
2024年04月28日 17:35
「中日0−0広島」(28日、バンテリンドーム)
中日にとって痛恨のスコアレスドローとなった。九回から3イニング連続でスコアリングポジションに走者を進めながら、最後までホームが遠かった。
八回まではつながりを欠き、二、三、五、六回と先頭打者を出しながら得点できず。六回1死二塁ではカリステ、中田が凡退した。九回2死一、二塁でも代打・山本に一本が出なかった。
延長に入っても、十回、代打・石川昂の左前打と2四球などで2死満塁としたが、代打・宇佐見が倒れた。続く十一回も1死満塁のサヨナラ機をつかみながら、石川昂、岡林が凡打に終わった。
今季初先発の高橋宏斗投手は7回を投げ3安打無失点の好投。打線の援護なく初勝利はお預けとなったが、先発の状態が下降気味なチームで明るい光が差し込んだ。
2024年04月28日 17:25
「阪神4−3ヤクルト」(28日、甲子園球場)
高津ヤクルトが痛恨の逆転負け。このカード負け越しで借金は5に膨れあがった。六回から中継ぎ勝負となったが、甲子園の風にも泣き、七回にマウンドに上がった大西がつかまった。
1点を追う四回だ。村上が四球で出塁すると、サンタナがフェンス直撃の適時二塁打を放って同点とした。さらに同点の五回だ。1死から丸山和、オスナが連打で好機を作り、またしてもサンタナが左前へ。勝ち越しに成功すると、続く山田も左前にはじき返して適時打で続いた。
投げては小沢が、苦しみながらも粘りの投球。二回には3連打で1点を失い、相手先発の才木に四球を出すなど2死満塁とピンチは続いたが、近本を左飛に打ち取って、最少失点で切り抜けた。また同点にしてもらった直後の四回には1死二、三塁のピンチを招くが、ここから連続三振。99球を要しながらも、5回6安打2失点、今季初勝利の権利を持って降板した。
だが、七回だ。3番手・大西が2死走者なしから中野、森下に連打を浴びると、4番・大山の打球は高々と上がった。これを左翼・サンタナ、中堅・西川、遊撃・長岡が追ったが、最後はサンタナが捕球しきれない。この一打で2人が生還してしまい、思わぬ形で逆転を許した。
昨季まで勝ちパターンを任されていた清水、田口が現在はそろって2軍再調整中。高津監督も「いろいろやりくりします」と話していたが、中継ぎ陣がリードを守れなかった。
2024年04月28日 17:24
○ ロッテ 10 − 1 楽天 ●
<5回戦・ZOZOマリン>
楽天は今季ワーストの10失点で大敗。今季初の3連勝とはならず、借金は再び「3」となった。
先発の瀧中は2回まで無失点も、3回は二死から4連続適時打を食らい一気に5点を失った。救援陣も失点を重ね今季ワーストを更新する10失点。3回7安打5失点の瀧中は今季初黒星を喫した。
打線も計5安打と振るわず、得点は内野ゴロの間による1点のみ。7連敗中だったロッテに大敗を喫し、そのロッテに同率4位で並ばれた。