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2024年03月29日 11:00
プロ野球が29日に開幕。2年連続Bクラスの巨人は阿部慎之助新監督のもと、V奪還を目指すシーズンとなる。 昨季王者・阪神との開幕3連戦。巨人が勢いに乗るためのカギはどこにあるか。巨人OBでデイリースポーツ評論家・関本四十四氏は野手では2番・遊撃での起用が予想される門脇の名前を挙げた。 関本氏は「1番・佐々木、2番・門脇でいくと仮定して、開幕3試合で12打席は回ってくる。その中で、若いふたりにポテンヒットでもいいから早くヒットが出たら気持ちは楽になる」。オープン戦打率・180と苦しんだ門脇の状態を懸念しており、「シーズンを乗り切るスタミナがあるタイプだとは思うが、責任感も強そう。2年目で背番号5を渡され、球団の期待もかなり大きいと思うが、それだけに門脇がドツボにハマるようだと、戦い方にも狂いが出てくると思う」とした。 野手陣では右翼のレギュラー候補として期待されていた新外国人オドーアが、開幕前に電撃退団。2軍調整を拒否してのドタバタ劇となったが、関本氏は「オープン戦を見る限り、コンパクトなスイングはしているけど140キロ後半の速球にも振り負けていた。体もメジャーの時より太いのでは?という声もあったようだし、首脳陣はそういう状態を見ての2軍調整だったと思う」と、冷静に捉えた。 チームに与える影響についても「昨年日本で成績を残した選手なら痛い。ただ、日本ではまだ未知数だった。その立場で2軍を拒否したのだとすれば、チームとしても仕方ないと切り替えてると思う。実績ある梶谷もいるし、今年は松原も雰囲気が違う。若手にとってもひとつポジションが空いたわけだから、そこまでマイナス材料ではない」と、悲観的な見方はしなかった。 投手陣のキーマンには大勢を挙げた。けがで出遅れ、開幕メンバーには何とか滑り込んだ格好。オープン戦では2試合の登板で防御率4・50だった。昨季苦しんだリリーフ陣の中心的存在なだけに、「今季もけがで離脱は避けたいところ。連投に不安がありそうだし、しばらく大事に使っていくことになるだろうな」とした。 中継ぎではドラフト1位の西舘、堀田も開幕メンバー入り。勝ちパターンとしての期待もかかる。「西舘、堀田も安定した結果を続けられたらいいが、打たれた時にそれをどう乗り越えていけるか。首脳陣としても我慢しながら使っていくことになるとは思う」。 王者阪神との戦いで新生・巨人の変貌をどこまで見せられるか。3連戦に大きな注目が集まりそうだ。
2024年04月28日 19:55
トロントメディアから大きなブーイングを浴びた大谷翔平
ドジャース・大谷翔平投手は26日(日本時間27日)からのブルージェイズ戦で大ブーイングを浴びた。昨オフに大谷の移籍先最終候補と言われていたこともあり、敵地のファンは好戦的だった。3連戦が始まる前、ブルージェイズの地元紙「トロント・スター」のグレガー・チゾム記者は「ファンはおそらくショウヘイにやつ当たりするでしょう」と笑いながら予想していた。
大谷を逃した代償は大きかった。トロント初打席の26日(同27日)の第1打席。大谷は右翼席に7号ソロを放った。満員の観客からの大ブーイングは一瞬静まり返った。唖然とした後、再度大きなブーイングを浴びせたが、口笛を鳴らすファンもおり、盛り上がっている様子だった。
昨オフ、ブルージェイズは大谷の移籍先の最終候補とされていた。実際に大谷もブルージェイズのマイナー施設を訪問。さらに、一部米メディアによって、大谷がブルージェイズと契約するためにトロントへ向かったと報じられることもあった。
チゾム記者は実際にはドジャースを予想していたという。自身の紙面では「オオタニがジェイズをもてあそんだ」と見出しを付けて記事化したが、それはあくまで期待の裏返し。「ドジャースの方がマイナーがより充実しているので、より明るい未来が待っています」「彼が間違ったことをしていないのは明らかです」と本音も語る。Xデー前日の誤報騒動…チゾム記者もBジェイズ入り確信「その時初めて現実に」
とはいえ、大谷がドジャースと契約合意をする前日の誤報では、さすがにチゾム記者もブルージェイズ入りが実現するのだと感じたという。「そうする(ブルージェイズと再び会う)唯一の理由は契約をするからだと私は思っていました。その時初めて、私はこれが現実になるのだと、割と思ったりもしました」と苦笑いする。
大谷自身も「僕がブルージェイズファンだったら、ブーイングをしていると思います」と理解していたように、チゾム記者もファンのブーイングは「彼らには(大谷を獲得する)チャンスがあると思っていたファンがたくさんいましたからね」と納得する。
ただ、大谷争奪戦に参加したことにより、大きな問題も。総額7億ドル(約1107億円)に達した争奪戦に参加したことにより、ファンの期待値は当然高くなる。「彼らは球界史上でも屈指の選手の市場に足を踏み入れ、そして最終的にはオオタニを獲得できなかっただけでなく、オフシーズンに何人か狙っていた選手を取り損ねたわけですから」。今後もFA戦線に参戦しないと、さらにファンの不満は高まってくる。
「ファンにとってはフラストレーションが今後もあることでしょう」。大谷争奪戦に参戦したことの代償が尾を引くことになりそうだ。(川村虎大 / Kodai Kawamura)
2024年04月28日 19:25
「中日0−0広島」(28日、バンテリンドーム)
広島は投手陣が奮闘を見せ、延長十二回引き分けに持ち込んだ。
先発・九里は開幕から5戦未勝利となったが、7回無失点の好投。後を受けたブルペン陣も再三のピンチを切り抜け、延長十一回は森浦が1死満塁を無失点でしのいだ。打線はベテラン・松山を今季初スタメンで起用。6安打を放って終盤は好機もつくったが、あと1本が出なかった。試合後の新井貴浩監督(47)の一問一答は以下の通り。
◇ ◇
−リリーフ陣が踏ん張った。
「ねえ。本当、ナイスピッチング。全員よく頑張ってくれたと思います。亜蓮(九里)も何とか勝ちを付けてあげたかったんですけどね。ナイスピッチング。その後も、みんなよく耐えた」
−打線は無得点だったがチャンス自体はつくった。
「点は取れなかったけど、各打者がすごいいいアプローチ、いい反応ができていた。捉えたいい当たりがたくさんあったんで、野手の正面にいったということで。ドラゴンズもピッチャー陣が強力なので、結果的にヒット6本で点が取れなかったけど各打者はいい反応をしていた」
−延長十一回は森浦が登板。1死一、三塁で申告敬遠の選択は守りやすさを考えて。
「そうよね。やっぱりそのままだとタッチプレーになるから守りを考えて申告(敬遠)して。森浦も本当に素晴らしいピッチング。彼は去年、悔しい思いをしていたと思うんで、今年は本当にいいモノを見せてくれている」
−4番に松山を起用。
「ちょっと、松山さんの力を借りようと思ってね。(七回先頭で右前打を放ち)フォークだったかな。ナイスバッティングだと思います」
2024年04月28日 19:23
エンゼルス・レンドン「考え得るすべての感情が沸き起こった」
左ハムストリングを負傷し、21日(日本時間22日)に10日間の負傷者リスト(IL)に入っていたエンゼルスのアンソニー・レンドン内野手が「間違いなく10日間では戻れない」と話していると、米スポーツ局「ESPN」が報じている。
レンドンは20日(同21日)、敵地・レッズ戦で内野安打を放った際に足を痛めて途中交代。21日(同22日)に10日間の負傷者リスト(IL)に入っていた。ナショナルズ時代の2019年に打点王に輝き、7年2億4500万ドル(約388億円)でエンゼルス入りしたが、毎シーズン怪我に悩まされている。
今回も長期離脱となる見込みで「もう4年もこれ(負傷離脱)が続いている。だから数日間は憤り、悔しさ、怒り、考え得るすべての感情が沸き起こった」と話している。「野球を毎回奪われるからだ、そうだろう? 勝ちたい、出場したい。出場し続けられるよう最善を尽くしているのに、何もうまくいかないように思える」と目線を下げた。
レンドンは今季ここまで19試合に出場し、打率.267、0本塁打、3打点。開幕から1番で起用され、21打数無安打と苦しんでいた。エンゼルス移籍後は2021年に出場した58試合が最多。毎年、怪我に苦しんでおり、不甲斐ないシーズンを過ごしている。(Full-Count編集部)
2024年04月28日 19:08
大谷翔平が挙げない“個人名”
ドジャース・大谷翔平投手の“配慮”について、米国でも注目を集めている。
2024年04月28日 19:07
「ウエスタン、ソフトバンク8−5阪神」(28日、タマホームスタジアム筑後)
阪神2軍は終盤に追い上げを見せるも、2連敗となった。先発の鈴木は立ち上がりから制球に苦しみ、2回3安打6四球3失点で降板した。
三回無死一、二塁から2番手で登板した育成ドラフト1位・松原(日本海L・富山)は3回1安打無失点と好投した。しかし1点差に迫った七回に登板した湯浅が1回4安打2四球5失点とリードを広げられてしまった。
それでも打線は八回に1点を挙げると、九回はドラフト3位・山田(仙台育英)の内野安打から2点と粘りを見せた。山田はプロ初の3安打を記録した。
和田2軍監督の一問一答は次の通り。
−最後追い上げられたのはよかった。
「最後まで気持ちは出てたし、ここ数試合しっかり守ってっていうところができて、負けてても締まったゲームはできてたんだけど、今日はスロー(イング)のミスが三つ出てしまったんで、そこらへんは反省点として、鳴尾浜に帰ってから再度。日々やってるんだけど、やっててもそういう、ゲームになると出てしまうっていうのは、まだまだ本当の力はついてないと思うんでね、これは再度しっかり練習していかないといけない」
−先発の鈴木は制球に苦しんだ。
「いつも通りっちゃいつも通りなんだけどね。そのいつも通りからなんとか乗り越えて、ワンステップ上にいってほしいんだけどね。まだ打たれるか抑えるかっていうところよりも、ストライクが入るかどうかっていうね。自分でもそうだと思うけど、そこと戦ってるから、それじゃあバッターと勝負できないよな。だからこのコントロールっていうところは。やっぱりね、自分で乗り越えていかないとね、いけないところなんで。ただ、鈴木だけじゃなくて、やっぱり今日の試合でも余計なフォアボールっていうか無駄なフォアボールが多いよね。打たれて打たれてっていうところに、フォアボールが絡んでくると、大量点になってしまうんで。もちろん気を付けて、打たれまいとしていきながらのフォアボールなんだけど、特にランナーいない時のね、フォアボールっていうところが、非常に今日なんかポイントになって響いてきてしまってるんでね。そこらへんはやっぱり反省点だね」
−松原は昨日に引き続き、いい投球。
「こういう勝負どころでもそうだし、昨日のね、勝負どころでもそうだし、ロングもできるだけの体力もついてきてるし。球は非常にいいし、気持ちも乗ってるんでね。これは続けていってほしい」
−湯浅は3試合連続で失点が続いている。
「球がいかないことで、本人も苦しんでると思うし。ちょっと首をかしげながら投げてるような感じなんでね。ここを乗り越えていかないといけないところなんで。今日含めて3回ぐらい本来のピッチングができてないんでね。これは投げながら修正していくしかないと思うんでね。それがブルペンなのか、試合なのか別として。今ね、本人も苦しいかもしれないけどね、なんとか乗り越えていけるようにコーチと一緒にやっていくしかないよね」
−気持ちの部分か。
「両方だろうな。やっぱり球がいかないから気持ちも乗ってこないだろうし。今、どこが悪いっていうか全体がね。いろんなところを。だからどこかが直ればね、全部が直っていくのかもしれないし、原因が2つ、3つあるかもしれないし。そういうところをね、ピッチングコーチとも一緒にやっぱり取り組んでいかないと。いい時期もあったわけで、これが一つの壁だと思うから、しっかり乗り越えていかないとね」
−山田がプロ初3安打。
「やっぱり新人だし、高卒ルーキーだし、今、試合もずっと出続けて、3試合連続ではスタメンでいかさないようにはしてるんだけど。最初のピークというか、ちょっと疲れてきて、バットも振れてなかったりするんだけど。体力的なところではね、もちろん休むという手もあるんだけど、やっぱりスタミナをつけるためには、ある程度試合出てね、出ながら、技術も身につけていかないといけないと思うんで。誰もが通る道だと思うんでね、ここはやっぱり頑張らせますよ」
−井上が八回から一塁守備に。
「まあまあ試合の流れもあるし、今日も最後、栄枝だけっていうね。もう総力戦になってしまったんでね。というところもあるし、やっぱり広大の場合ね、ファーストもできた方が幅も広がるしね。これからそういうこともありうるっていうことで、今日はファーストに入りました」
−これからも状況によっては一塁を守ることも。
「うん、あると思う」
−明日の先発は。
「明日は茨木」
2024年04月28日 19:00
「ソフトバンク3−2西武」(28日、みずほペイペイドーム)
ソフトバンクが延長十二回2死満塁で、相手の捕逸でサヨナラ勝ちを収めた。ソフトバンクの2試合連続サヨナラ勝ちは2021年3月27、28日のいずれもロッテ戦以来。小久保監督は「どっちに転んでもおかしくない試合だった。あんな終わり方があるんだなと思いました」と4時間36分のロングゲームの疲れをやや感じさせながらも、勝利に安どした様子だった。
今季最長の5連勝で、12球団最速で貯金を大台の「10」に乗せた。開幕前、小久保監督は「交流戦までに西武戦が12試合も組まれている。しかも全部週末カードで」と話し、この対戦をシーズン序盤のポイントに挙げていた。西武戦はここまで5戦全勝。開幕ダッシュの要因の1つとなっている。
しかし、小久保監督は「西武戦に関しては、本当に紙一重。山川が満塁ホームラン2発打った試合(13日)以外は全部接戦です。決して緩めることなく明日からもやっていきたい」と慢心のかけらも見せなかった。
2024年04月28日 19:00
先発が苦しみながらもゲームを作り、難攻不落のサブマリンをじわじわと攻め込みマウンドから引きずり降ろす。しかし絶好の場面で決められなかったことが、今日の試合の明暗を分けた。
2-2で迎えた5回、ここまで被安打6、与四球3と毎回ランナーを出しながらも2失点で踏ん張っていた大貫晋一がこの日初めて3者凡退に抑えるも、三浦監督は先頭で打席の回ってきた大貫に代打を送る決断。この仕掛けこそ実らなかったが、積極策で巨人先発の高橋礼にプレッシャーをかけると、その後1番から3番の上位打線トリオが全員フォアボールを選び1死満塁の大チャンスを作る。
押せ押せムードの中、阿部監督もたまらずピッチャーを堀田賢慎に代えるが、打席に迎えるは不動の4番・キャプテン牧秀悟。流れは完全にベイスターズへ来ていたが、結果は最悪のサードゴロダブルプレーとなり、勝利の女神は一塁側ベンチに背を向けた。
するとその流れのまま、6回には2点を勝ち越され、終わってみれば2-6のスコアで完敗を喫した。
試合後三浦監督は先発の大貫に「ほぼほぼランナーを背負いながら、よくなんとか踏ん張った感じでしたけどね。球数もちょっと多かったですし、あそこまでかなと」と及第点評価。
攻撃陣については「タイムリーは出なかったですけど、フォアボールは取りながら最低限でっていうところで、追いつくまではよかったですけどね」としながらも「そのあとですよね、1本出ていれば変わったのかなと思います」と昨日に続いての決定力不足を悔やんだ。また牧に関しては「もちろん相手もあることですけど、4番を任せてるわけですからね。打てなかったらしょうがないのかなっていうところ。その前はしっかりとチャンス作ってしてくれますしね」と責めることはなかった。
しかし6回のピンチを引き取り、さらに回跨ぎで無失点と好投した石川達也に「しっかりとねどんな場面でも、今日も丁寧に投げてましたしね。ボールは全体的にちょっと高かったですけども、その中で緩急も使いながら、しっかり全部してくれてますね」とし、今季初登板の最速156キロをマークした中川虎大にも「ファームの方からいいって情報状を聞いていまして、今日みたいな中でもあれだけ強いボールで、ゾーンの中で攻めてくれてますからね。あれを続けてほしいなと思います」と若いピッチャーに光明を見出していた。
ゴールデンウィーク最初のカードを負け越してしまった三浦ベイスターズ。「集中して明日の試合に臨めるように。今日の反省はしっかりしながらですけども、また明日も試合が続きますから」との言葉通り、ロードでの立て直しに期待したい。
写真・取材・文 / 萩原孝弘
2024年04月28日 18:50
「ロッテ10−1楽天」(28日、ZOZOマリンスタジアム)
ロッテは15安打10得点を挙げ、連敗をストップ。
2024年04月28日 18:45
「阪神4−3ヤクルト」(28日、甲子園球場)
ヤクルトが甲子園の風に泣き、痛恨の逆転負け。七回の攻防に対して、高津監督や松元外野守備走塁コーチが責任を背負った。
ワンプレーに泣いた。1点リードで迎えた七回だ。2死走者なしから、大西が連打を浴びてピンチを背負った。ここで阪神の4番・大山を迎え、松元外野守備走塁コーチは「一塁ランナーをかえさない守備位置をとった」と逆転を阻止するために外野手の守備位置を後ろに下げたという。
すると、大山の打球は高々と舞い上がった左翼方向への飛球になった。甲子園の風に押し戻される形になり、左翼・サンタナ、中堅・西川、遊撃・長岡が3人で追ったが、最後はサンタナが捕球しきれなかった。痛恨の形で逆転の適時打を浴びて、試合はそのまま敗れた。
試合後の高津監督は「7回の表裏はちょっといろんなことがあって、僕の采配ミスもあったかなと思いますね」と責任を背負い、「(サンタナは)守る方も決してうまいとは言えないですけども、全力で頑張ってくれていると思います」とかばった。
また松元コーチも「僕の指示が深すぎた。僕が内野のコーチにも指示を出さなかったのも1つの反省です。内野守備に『外野が下がっていますよ』っていう一声が足りなかった」と反省の言葉が尽きなかった。
2024年04月28日 18:42
「阪神4−3ヤクルト」(28日、甲子園球場)
阪神がヤクルトに連勝し、今季最多の貯金5とした。
この日は、前日、4打数無安打3三振を喫した佐藤輝がベンチスタート。代わって「6番・三塁」で代打として3試合連続安打中の糸原がスタメン出場。その糸原は二回に中前へ先制適時打を放つなど、3安打の猛打賞と大暴れだった。
岡田監督は「いやいや、最近の内容を見ていてね、いついこか、という感じだったんですけど、昨日の内容を見ても、いっぺん糸原でいこうというのはあったんですけどね」と交代の意図を説明。前日まで代打で3試合連続安打と好調を持続しており、「ずっと代打でもヒットを打っているので。こっち(甲子園)に帰ってから、本人も準備をしていたんじゃないですかね。そういう感じがしますね」と話した。
一方の佐藤輝は八回に代打で出場も空振りの三振に倒れたが、「ゲームでも打つことですよ。簡単ですよ。おーん。ボールを振らないで、ストライクを打ってくれたらいいと思いますけどね」と奮起を促した。
2024年04月28日 18:34
中日 0 − 0 広島
<5回戦・バンテリンドーム>
広島は今季3度目の引き分け。延長12回でのスコアレスドローは今季2度目となった。
先発の九里は立ち上がりから安定感抜群。0−0のまま迎えた6回は一死二塁のピンチを招いたが、3番・カリステ、4番・中田をいずれも遊ゴロに仕留めゼロを刻んだ。中日先発・郄橋宏と投手戦を演じ7回4安打無失点の力投を見せるも、打線の援護を得られず今季初勝利はお預け。それでも2試合連続の無失点投球で、試合前時点で4.05だった防御率は3.21まで良化した。
延長10回は4番手・矢崎、11回は5番手・森浦がサヨナラのピンチで踏ん張るなど、救援陣も粘り強く無失点リレー。しかし、攻撃陣はバント失敗などの拙攻も響き、完封負けと降雨コールド引き分けも含めた無得点試合は、今季早くも7度目となった。
2024年04月28日 18:16
◆ リーグトップタイの5本塁打
ロッテのグレゴリー・ポランコが28日の楽天戦、本塁打を含む2安打2打点の活躍で勝利に貢献した。
2024年04月28日 18:15
試合前のスタメン発表で大谷がコールされると大ブーイングが発生した
ドジャース・大谷翔平投手が26日(日本時間27日)の敵地・ブルージェイズ戦で浴びた大ブーイングの様子が改めて注目されている。試合前のスタメン発表で、敵軍ファンがとった行動が、日米ファンの間で「気に入ったよ」などと話題になっている。
カナダメディア「ザ・スコア」が公式X(旧ツイッター)に「オオタニの名前が初めてアナウンスされた後、ブルージェイズファンは彼にブーイングした」とコメントをつけて動画を投稿。スタメン発表で1番打者のムーキー・ベッツ内野手のアナウンスが終わり、2番の大谷がコールされた瞬間に盛大なブーイングが発生していた。
静寂から一転、ブーイングとなった瞬間に米ファンは「私はこの試合に来ていたけど、これは予想していなかった」「気に入ったよ」「その後何があったの?」などと反応。日本のファンも「それだけ来て欲しかったって証だよね」「人気ある〜」「ブーイングするの楽しそうだな」「全力のブーイングwww」「まあ勝手に期待しちゃっただけやねんけどな」と興味を示していた。
大谷は昨オフ、一部米メディアによって、ブルージェイズと契約するためにトロントへ向かったと報じられた。結局は誤報だったが、一連の流れがあってブルージェイズのファンは大谷にブーイングを浴びせていた。
異様な雰囲気の中、大谷は7号ソロを放った。翌27日(同28日)の同カードでも、やはりブーイングの中で岩手・花巻東高の先輩、菊池雄星投手から自己最速を更新する打球速度119.2マイル(約192キロ)の適時打を放っていた。(Full-Count編集部)
2024年04月28日 18:05
「ロッテ10−1楽天」(28日、ZOZOマリンスタジアム)
ロッテ・小島和哉投手(27)が7回108球を5安打1失点、無四球。今季2勝目を挙げ、連敗をストップした。「(連敗を)止めなきゃいけないとなると、1点もやれないという発想になる。今日から連勝するぞっていう風に投球した」と振り返った。
三回、四回以外は安打を許しながらも、強気の投球を披露した。四回までは無失点。五回には、先頭・阿部に右越え二塁打を浴び、後続の内野ゴロで1点を与えたが、最少失点にまとめた。
走者を背負っても落ち着いて腕を振った。小島は「先制点をあげたくなにっていう気持ちはもっていたけど、考え方次第」と話す。「ヒットを打たれるのは全然オッケー。3本打たれても1点も入らない。ヒットを打たれたからどうのこうのじゃなくて、そういう考え方で野球ができている」と、強気でいられた理由を明かした。
試合前の治療では、たまたま隣にいた角中に「5点取ったら勝てるんで」と話したという。角中からは「任せとけ」と頼もしい返事をもらい、試合が終わってみると、今季最多の10得点を挙げる大勝。小島は「その通りになってびっくりしました」と笑顔。「たくさん援護をいただいた」と打線に感謝した。
吉井監督は「今日はフォアボールがなかった。しっかりストライク先行で、シンプルに良い攻めをしてくれた」と評価した。
2024年04月28日 18:01
「DeNA2−6巨人」(28日、横浜スタジアム)
巨人は打線が機能して快勝し、2連勝。14試合ぶりに4得点以上をマークし、“3点の壁”を破った。連続3得点以下の球団ワースト記録を13試合で止めた。これでチームは2カード連続の勝ち越しとなった。
打線の大幅変更がズバリと当たった。今季初めて1番に丸、3番に吉川起用。その丸は六回2死二塁から丸中間に勝ち越しの適時二塁打。八回にも5点目となる右犠飛を放った。吉川も初回にチャンスメークする二塁打を放てば、八回には適時二塁打でダメ押しの6点目をたたき出した。
阿部監督は打線改造に「ヘッドコーチの提案があったので、僕も同意して決めたんですけど、いい働きをしてくれたなと思います」と振り返った。
丸の1番起用に「出塁率はいいので、経験もたくさんありますし、託したというところですね」と意図を説明。終わって見れば、12安打6得点の快勝に「いい形で追加点が取れていったのでよかったです」と話した。