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2024年03月29日 11:29
◆女子プロゴルフツアー ヤマハレディース 第2日(29日、静岡・葛城GC山名C=6455ヤード、パー72) 第2ラウンドを実施予定だったが、降雨によるコースコンディション不良のため、中止となった。30日は午前7時から第2ラウンドが実施される。 第1ラウンドは66をマークした小祝さくら(ニトリ)が単独首位発進を決めた。1打差の2位に昨年大会覇者の穴井詩(らら)=ゴルフ5=、20歳の竹田麗央(ヤマエグループHD)が続いている。
2024年04月29日 11:33
女子プロゴルファー・小祝さくらの公式スタッフインスタグラムが29日、新規投稿され、バーベキューで特大の貝を網焼きにし、周囲に振る舞う姿がアップされた。
軍手を装着し、大きな貝を手に満面の笑みを浮かべる小祝。スタッフは「みんなに貝を焼いてくれる小祝さん」とつづり、バーベキューで自ら焼役を務めて周囲に振る舞った模様だ。
ゴルフ場では見られない意外な姿に、ファンからは「ワイルドだろ〜」「さくらちゃんが焼くとめっちゃ美味しそうに見えるよ」「すげえ可愛い」と反響の声が多く挙がった。また誕生日会と竹田麗央の祝勝会を兼ねたパーティーの様子もアップされ、ピカチュウのケーキ持った小祝とフルーツ盛りだくさんのケーキを手に笑みを浮かべる竹田。小祝がオリックスのTシャツを着ていたことから「オリ姫?」と指摘するファンもいた。
2024年04月29日 10:14
◆米女子プロゴルフツアー JMイーグルLA選手権 最終日(28日、米カリフォルニア州・ウィルシャーCC=6258ヤード、パー71)
最終ラウンドが行われ、6打差21位から出た西郷真央(島津製作所)が6バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの69で回り、通算3アンダーで日本勢最上位の8位に入った。2差6位からスタートした畑岡奈紗(アビームコンサルティング)はバーディーを奪えず、74と崩れて2アンダーの13位に終わった。
古江彩佳(富士通)は2つ落として、1アンダーの25位。2週連続予選通過の渋野日向子(サントリー)は71で回り、7オーバーで73位だった。ハナ・グリーン(オーストラリア)が12アンダーで大会連覇を果たした。
2024年04月29日 09:00
寒い季節に出がち! 出るとスコアが崩れてしまう!
この冬しっかり直したい!”チーピン病”対策レッスン 「左から左に曲がる」はじつはスライサーに出やすいミス
左に出て左に曲がる引っかけ球、通称「チーピン」はコントロール不能な球でOBになりやすい最悪のミスショット。寒い冬は体の動きが悪くなって、頻発するミスでもあります。
チーピンは左に曲がるので、フック系が持ち球の人のミスだと思われがちですが、カット軌道でフェースがかぶったときにも起こりやすく、じつはスライサーにもよく出ます。
それ以外にもさまざまな要因があるので、まずは自分のチーピンがどのタイプかを知ることが大事。防ぎ方は上の3タイプに分けて解説していきますので、ミスの傾向などを参考にタイプを見極めて対策してください。 あなたはどのタイプ?チーピンには3つのパターンがある! 【case1】シャフトクロスアンダー型
FWで大ダフリが出る
シャフトクロスからダウンスイングでクラブが寝て、そこから一気にフェースが返って起こる。FWで大ダフリが出る人はこのタイプ 【case2】軸倒れフェース返り型
シャンクがよく出る
ダウンスイングで腰がスエーし
上体が右に倒れてシャフトが寝て、そこからフェースが返って引っかける。シャンクもちの人はこのタイプ 【case3】カット軌道ぶっつけ型
特大スライスも出る
大根切りのような強いカット軌道で、ふだんは芯を食っても特大のスライスも出るタイプ。フェースが返って当たるとチーピンも出る
いかがでしたか? どんなミスが出やすいかを振り返って、改善していきましょう。
レッスン=アッキー永井
●ながい・あきふみ(永井研史)/1987年生まれ、神奈川県出身。“アッキー”の愛称で親しまれている人気コーチ。人体解剖学や物理学の視点を取り入れたわかりやすいレッスンに定評がある。
構成=鈴木康介
写真=田中宏幸
協力=千葉セントラルゴルフクラブ
2024年04月29日 08:00
ドライバーはミスヒットが多く、曲がるほど飛距離も落ちるクラブです。
2024年04月29日 07:00
今月はツアープロがオフシーズンに取り組む〝スイング強化〞のための練習法を紹介。
開幕までに、もっと飛距離を伸ばす、もっと方向性を上げるためのドリルは、アマチュアにも効果大!
単に球を打つだけなく、目的をもった練習で春までにスイングを大きくレベルアップさせよう! 3つのステップを踏んでから同じ感覚でドライバーを打つ 腰の高さの振り幅からスタート!
僕が高校生のころからやっているのが「小さい振り幅で目いっぱい飛ばす」という練習です。まずはショートアイアンを使用し、腰の高さの振り幅で最大の飛距離を出す。これにより、ムダな動きが取り除かれ、体が効率よく動きます。
次は、その体の動きを必要最小限にしたまま、肩の高さの振り幅に。そして最後にフルスイングを行なう。この3つのステップが重要で、これができたら同じ感覚でドライバーを打ちます。以前の僕はオーバースイングでしたが、今はコンパクトなトップになり、ミート率が向上。飛距離だけでなく方向性もよくなりました。 「この練習のおかげでオーバースイングが直りドライバーの精度がよくなりました」(大岩) どのような振り幅でも、手と体の同調性を高めて、体の正面で球をとらえる 振り幅を手先で調節すると、手が体から外れやすくなるので注意しよう Step1 腰の高さ バックスイングは腰の右側、フォローは腰の左側の高さ。この振り幅のなかで最大の飛距離を出す Step2 肩の高さ 体の動きを必要最小限にしたまま、右肩から左肩の高さに振り、球を目いっぱい飛ばす Step3 フルスイング クラブの遠心力で手が高く上がるだけで、体の動きは肩の高さのスイングとほぼ同じ
いかがでしたか? 「小さい振り幅で目いっぱい飛ばす」ことを意識して練習してみましょう!
大岩龍一
●おおいわ・りゅういち/1997年生まれ、千葉県出身。182㎝、92㎏。21年に初シードを獲得。翌年は4度のベスト10入りを記録し、賞金ランキング28位。23年シーズンはハナ銀行インビテーショナル8位。フリー。
構成=小山俊正、鈴木康介
写真=田中宏幸、相田克己
2024年04月29日 06:25
◆男子プロゴルフツアー ISPSハンダ 欧州・日本トーナメント 最終日(28日、静岡・太平洋C御殿場C=7262ヤード、パー70)
3打差8位から出た、所属契約を結ぶ大会ホストプロの桂川有人(25)=国際スポーツ振興協会=が7バーディー、ボギーなしの63をマークし、通算17アンダーで逆転優勝を飾った。日本勢の欧州制覇は青木功、松山英樹、久常涼、星野陸也、中島啓太に続く6人目となった。昨季は米下部ツアーに挑戦したが、シード権を獲得できずに日本で再出発。10月までの今季残りを含めて3季分の欧州シード権を勝ち取り、再び世界に打って出る。
* * * *
桂川の勝利は、少し早い母の日の贈り物になった。観戦に訪れた亜紀さん(44)に感謝の思いを届け、「初めて母の前で勝てたのでうれしい」。一段と優しい表情になった。母子家庭で育った。中学卒業後にフィリピンへのゴルフ留学を決断したのは、苦しい経済事情を知っていたから。知人の紹介で、日本と比べてお金がかからない土地へ渡り、鍛錬を積んだ。
亜紀さんは愛知の自宅から、日帰りで応援に駆けつけた。「初優勝のときはテレビの前でウルウルしていたけど、今日は平気でした」と笑顔で見届けた。「昔からとても優しい子」で、契約しているウェアの女性ものをわざわざ購入してプレゼントしてくれるなど、いつもさりげなく気遣ってくれる。「私から見ても、遠い届かない所にいってしまったような不思議な気持ち」。息子の雄姿を横目に、喜びに浸った。(高木 恵)
2024年04月29日 06:15
◆男子プロゴルフツアー ISPSハンダ 欧州・日本トーナメント 最終日(28日、静岡・太平洋C御殿場C=7262ヤード、パー70)
3打差8位から出た、所属契約を結ぶ大会ホストプロの桂川有人(25)=国際スポーツ振興協会=が7バーディー、ボギーなしの63をマークし、通算17アンダーで逆転優勝を飾った。日本勢の欧州制覇は青木功、松山英樹、久常涼、星野陸也、中島啓太に続く6人目となった。昨季は米下部ツアーに挑戦したが、シード権を獲得できずに日本で再出発。10月までの今季残りを含めて3季分の欧州シード権を勝ち取り、再び世界に打って出る。
18番でパーパットを沈めると、桂川は大きく息を吐いた。最終組の3つ前から見せた大まくりで逆転優勝。「ゴルフ人生で一番のラウンドかもしれない。高いステージに上がるために練習してきた。これで欧州ツアーに参加できるのでうれしい」。2位に3打差をつける完勝で、日本勢6人目の欧州ツアー制覇を成し遂げた。
10番でトップにいることを知った。緊張が襲い、グリーン上で手が震え出した。「こういう時、外しちゃうよな」。頭に浮かぶマイナス思考を必死に追い払い「自分はできると思い込んだ」。14番で110ヤード第2打を2メートル半につけ、15番では10メートルをねじ込みガッツポーズ。16番ではグリーン奥からの6メートルをパターで沈めて3連続バーディーを奪い、一気に後続を突き放した。
昨年10月からかつて松山英樹も師事した目沢秀憲コーチ(33)の下、課題だったショートゲームを強化してきた。「感覚だけでやっていた。一から教えてもらい、知識を書き換えることができた」と成長を実感。この日の13番パー3で第1打をグリーン左に外しながらパーをセーブ。トレーニングにも力を入れ、平均飛距離が302ヤードまで上昇。相対的なゴルフ力の進化があった。
昨年は米下部ツアーに初挑戦し、ポイントランクで130位でシード権を得られずも「後悔はない」と言い切る。空港で言葉が全く通じず苦労したことも、ゴルフができる喜びに比べたら何てことはない。1年での撤退を余儀なくされたが、串田雅実キャディーが「漢(おとこ)」と言い切る愚直な25歳ははい上がった。
欧州のポイントランクで10位以内に入れば、翌シーズンの米ツアーの権利を獲得できる。「そこを目指してやっていきたい。強い選手と戦ってみたい。小さい頃からの憧れの場所だから」。次週は地元で日本ツアーの中日クラウンズに出場し、欧州転戦準備を進める。世界への道を切り開いた大きな1勝だった。(高木 恵)
◆桂川 有人(かつらがわ・ゆうと)1998年10月9日、愛知・清須市生まれ。25歳。シングルプレーヤーだった祖父の勧めで4歳からゴルフを始める。通信制のルネサンス豊田高に進み、フィリピン・マニラに3年間のゴルフ留学。日大で18年日本学生選手権優勝。20年にプロ転向し、22年にコロナ禍で日本ツアー単独開催された「ISPSハンダ 欧州・日本トーナメント」で日本ツアー初優勝。167センチ、70キロ。家族は祖父と母。
2024年04月29日 06:00
プロゴルファーの安田祐香がInstagramを更新。
2024年04月29日 05:55
◆女子プロゴルフツアー パナソニックオープン 最終日(28日、千葉・浜野GC=6669ヤード、パー72)
首位タイで出た本格参戦3年目の天本ハルカ(25)=フリー=が7バーディー、1ボギーの66で、大会記録の通算19アンダーでツアー初優勝。プロテストに4度失敗した苦労人が1998年度生まれ「黄金世代」で15人目の優勝者となった。今季9試合目で全体1位のトップ10入り7回。得意のショットと、高校時代から師事する2001、03年賞金王の伊澤利光(56)とオフに磨いた小技で急成長を遂げた。尾関彩美悠(あみゆ、20)=JFEスチール=ら3人が2打差2位だった。
天本を女手一つで育てた母・結子さんは18ホールで付いて見守り「家族2人で、二人三脚でここまで来た。早いうちに勝ちたい、と本人も言っていたので本当に勝てて良かったです」とうれしそうに晴れ姿を見つめた。母によると娘の性格は「まじめ。遊びもそんなに行かずにゴルフ、ゴルフという感じ。プロテストが終わってやっと(ツアー生活が)スタートして、この3年間、本当に生活が楽しいようです」と目を細めた。母は仕事をしているため、幼少時には週末に祖父の家で過ごすことが多く、ゴルフ中継で宮里藍のプレーを見て「ゴルフがやりたい」と始めたという。天本は「私はプロテストに通る前も長かった。優勝という大きな結果につながり、最後あがって母のうれしい顔が見られてホッとしている」と感慨深げに話した。(岩原 正幸)
2024年04月29日 05:45
◆女子プロゴルフツアー パナソニックオープン 最終日(28日、千葉・浜野GC=6669ヤード、パー72)
首位タイで出た本格参戦3年目の天本ハルカ(25)=フリー=が7バーディー、1ボギーの66で、大会記録の通算19アンダーでツアー初優勝。プロテストに4度失敗した苦労人が1998年度生まれ「黄金世代」で15人目の優勝者となった。今季9試合目で全体1位のトップ10入り7回。得意のショットと、高校時代から師事する2001、03年賞金王の伊澤利光(56)とオフに磨いた小技で急成長を遂げた。尾関彩美悠(あみゆ、20)=JFEスチール=ら3人が2打差2位だった。
夏日の混戦を抜け出し、格好良く初優勝を決めた。18番パー3。天本は第1打を右のバンカーに入れたが、最後は2・5メートルのパーパットを沈めた。何度も右拳を揺らし「なかなか実感が湧かず、フワフワしているけどうれしい」と喜んだ。
通算79戦目で自身初の最終日最終組。3人が並ぶ首位で出て3番で一歩抜け出すと、8番から怒とうの5連続バーディーを奪った。一時は4打差。13番ボギーなどで後続に1打差に詰め寄られた17番で2メートルを決め、突き放した。「ひと安心した。(18番のパットは)すっきりした気持ちでラインも見えていた。自信になった」と息詰まる終盤を回想した。
98年度生まれ、黄金世代で通算15人目のV。3月に臼井麗香(25)が勝ち「周りから『次は(今季好調の)ハルカの番だね』と言われ、重圧もあったと思う」と母・結子(ゆいこ)さん(54)はまな娘を思いやった。昨年までは5位が最高だった天本は「同世代に刺激をもらっていた。いつか追いつこう、追い抜こうと、まずは1勝できた」とかみ締めた。
21年11月。5度目のプロテスト挑戦でようやく合格した。「5回目で通らなかったらやめようと母とも約束していた。皆合格して、焦りもあった」と当時の心境を口にした。「テストの経験は今でも生きている。決して無駄ではなかった」。昨年は初シード。本格参戦3年目の今季はトップ10の常連にまで飛躍を遂げた。
オフは、高校時代からの師匠・伊澤=写真=の指導で30〜40ヤードのアプローチを磨いた。「勝てる選手だから。上を目指して頑張れ」と励まされ、「最高の教材」というレジェンドから学んだ。リカバリー率は昨季64・2%(ツアー29位)から71・7%の同5位まで改善し、パーセーブ率89・9%は今季堂々の3位。「もったいないミスが減り、安定してアンダーが出せている」と分析する。
国内メジャー初戦、ワールドレディスサロンパスカップ(5月2日開幕・茨城GC東C、報知新聞社後援)に向けては「明日(29日)から練習ラウンドして、しっかり準備したい」と言葉に力を込めた。「今季は複数回優勝目指して頑張りたい」。遅咲きの25歳は、メジャーの大舞台でもV争いに加わる。(岩原 正幸)
◆1998年度生まれの「黄金世代」
米ツアー6勝で日米11勝の畑岡奈紗、国内10勝の小祝さくら、同8勝の勝みなみ、日米7勝の渋野日向子、国内5勝の原英莉花ら。天本は、3月のアクサレディス宮崎を制した臼井麗香に続く15人目のツアー優勝者。優勝15人は国内ツアー最多の世代。今季は小祝(1勝)を含め3勝。
◆天本ハルカ(あまもと・はるか)
▽生まれ、サイズなど 1998年7月23日、福岡・太宰府市。25歳。162センチ、58キロ。家族は母。
▽ゴルフ歴 8歳から始め、通信制の福岡・第一学院高卒業。19年には全米女子オープンに予選会を突破して出場。21年11月のプロテストに5度目挑戦で合格。
▽ダンス 幼稚園から小6までストリートダンスを経験した。
▽師匠 男子ツアー通算16勝の伊澤利光。高校時代に福岡のインドアスタジオに入門したのがきっかけ。今季は3月のVポイント×ENEOS(鹿児島)に同行しており、指導を受けた。
▽登録名 本名は遥香で「覚えてもらいやすいから」と登録名をカタカナに変更した。
▽ショットメーカー 今季のパーオン率77・17%は2位。「もともとはショットが苦手だったが、米女子ツアーのプレーを見てイメージを高めた」。活躍度の指標となるメルセデス・ランクは5位。
2024年04月29日 05:00
「男子ゴルフ・ISPSハンダ欧州・日本トーナメント・最終日」(28日、太平洋C御殿場C=パー70)
欧州ツアーと日本ツアーの共催で大会は行われた。8位から出た桂川有人(25)=国際スポーツ振興協会=が7バーディー、ボギーなしの63をマーク。初日83位からの出遅れを挽回し、通算17アンダーの263で、ホストプロが逆転優勝を果たした。日本ツアー開催だった22年の同大会以来、2年ぶりのツアー2勝目。日本人史上6人目、今季だけで3人目の優勝で、26年までの欧州ツアーの出場権を手に入れた。欧州ツアー出場2連続優勝を狙った中島啓太は10アンダーの11位に終わった。
桂川が再び世界への切符を手に入れた。米ツアーを目指した23年の米下部ツアー挑戦は振るわず、不本意ながら1年で撤退。日欧共催ではなかった2年前とは違い、今度こそ正真正銘の欧州V。26年までの欧州ツアー出場権を獲得し、再び世界最高峰の米ツアーにつながる道を切り開いた。
「高いステージに上がるために練習してきた。これから欧州ツアーで戦えると思うとうれしい」。
砂上の窮地では2度も“神業”を魅せた。ティーショットをグリーン手前に落とした7番パー3、3打目が目玉になっていた9番はともにチップイン寸前のパー。ショートゲームが弱点だったが、昨秋から目沢秀憲コーチに教わり劇的に改善。元々、感覚派だったショットメーカーは、かつて松山英樹とコンビを組んでいた名伯楽に「一から教わった。企業秘密ですけど」と確かな技術をたたき込まれた。
後半は緊張との戦いだった。10番のバーディーで単独首位に立つと、「手が震えた」。大事なところで「こういう時に失敗する自分がいる」とマイナス思考に陥りがちだが、この日ばかりは振り払った。14番で2・5メートルを沈めると、15番はピンから10メートルの長いバーディーパットを成功。16番はグリーンの外から6メートルをねじ込み、勝負どころでの神懸かりな3連続バーディーで後続を突き放した。
昨季の米国挑戦は不発に終わり、今季は国内専念を掲げていたとはいえ、世界へ挑む気概は消えていない。昨年は久常が欧州経由で、米ツアー行きをかなえた。夢の舞台に一歩近づき、桂川は「やっぱり強い選手と戦ってみたいというのもあるし、小さいときからの憧れや夢もある」と目を輝かせた。
◆桂川有人(かつらがわ・ゆうと)1998年10月9日生まれ、愛知県清須市出身。クラブチャンピオンだった祖父の指導で4歳からゴルフを始める。西枇杷島中卒業後、通信制のルネサンス豊田高で学びながら単身フィリピンへゴルフ留学。帰国後は日大に進み、2018年中部アマ、日本学生などを制覇し、ナショナルチーム入り。22年プロ転向に転向すると4月の「ISPSハンダ−」でツアー初優勝を果たした。同年11月の米下部ツアー予選会を経て、23年は米国を主戦場とした。167センチ、70キロ。
2024年04月28日 23:43
ゴルフ・パナソニックオープンレディース最終日(28日・千葉浜野GC=6669ヤード、パー72)――首位から出た天本ハルカ(25)が7バーディー、1ボギーとスコアを伸ばして通算19アンダーとして初優勝を飾った。
2024年04月28日 19:45
◆女子プロゴルフツアー パナソニックオープン 最終日(28日、千葉・浜野GC=6669ヤード、パー72)
首位タイから出た天本ハルカ(フリー)が7バーディー、1ボギーの66で回り、トーナメントレコードを更新する通算19アンダーでツアー初優勝を飾った。
3番でバーディーを先行させると、8番から12番まで5連続バーディーを奪った。その後、13番でボギーも17番のバーディーで突き放した。渋野日向子、畑岡奈紗、勝みなみ、小祝さくら、原英莉花らを擁する1998年度生まれ「黄金世代」では、3月の臼井麗香に続く15人目の初優勝者誕生となった。
蛭田みな美、岩井千怜(ちさと)、尾関彩美悠(あみゆ)の3人が2打差の17アンダー2位で並んだ。
初優勝から3週連続Vの史上初の快挙が懸かっていた竹田麗央(りお)は16アンダーで、河本結と並んで5位だった。
首位で出た佐久間朱莉は70で、15アンダーの7位となった。
天本ハルカ「なかなか優勝した実感がわかなくて、フワフワしているけど、一言うれしいです。(黄金世代としての優勝)まだまだ同世代にたくさんの選手がいる中で、私は3年目だけど、これからどんどん追いつけるような、追い越せるような選手になりたい。(母が初優勝を見守り)私はプロテストに通る前も長かった。優勝という大きな結果に結びついて、最後あがって母のうれしい顔が見られてホッとしている。(今後の目標)開幕戦から優勝を目指してやってきて、達成することができた。今シーズンはもっと上にいけるという気持ちをもって、複数回優勝を目指してこれからも頑張りたい」
2024年04月28日 17:50
◆男子プロゴルフツアー ISPSハンダ 欧州・日本トーナメント 最終日(28日、静岡・太平洋C御殿場C=7262ヤード、パー70)
3打差8位から出たホストプロの桂川有人(国際スポーツ振興協会)が7バーディー、ボギーなしの63をマークし、通算17アンダーで逆転優勝を飾った。
日本勢では青木功、松山英樹、久常涼、星野陸也、中島啓太に続く6人目の欧州ツアー制覇。同ツアーの今季残り試合と、来季から2026年までの2シーズンのシード権を獲得した。
串田雅実キャディーは桂川を一言で表すなら「漢(おとこ)」と言い切った。「有人はあれだけ謙虚で、背中で語るタイプ。魂レベルが高い、器がでかい。かっこいいし、リスペクトできる」と人間性をたたえた。
最終日の18ホールについて、「淡々と、いつも通り」のサポートを心がけた。優勝が決まると「ヨーロピアンツアーだからね。かっこいいよ。それにしてもパターがよく入ったなと」と笑顔がはじけた。
10番のティーグラウンドで「雅実さん、どう思います?」と聞かれた。「ドライバーで行っちゃえよ」と背中を押した。結果はバーディーで、単独首位に浮上した。串田さんは「少しは力になれたかな」と照れ笑いを浮かべた。
2024年04月28日 17:29
男子ゴルフ、DPワールドツアー(DP World Tour、欧州ツアー)と日本ツアー共催のISPSハンダ選手権(ISPS Handa Championship 2024)は28日、静岡県御殿場市の太平洋クラブ御殿場コース(Taiheiyo Club Gotemba Course、パー70)で最終日が行われ、桂川有人(Yuto Katsuragawa)が「63」のスコアを残し、通算17アンダーで欧州ツアー初優勝を飾った。
7バーディー、ノーボギーで最終日を締めくくった桂川はコース記録に並ぶスコアで2位のセバスティアン・ソーデルベリ(Sebastian Soderberg、スウェーデン)を3打差で抑え込んだ。
5打差の3位タイには、クリスティアン・ベゾイデンハウト(Christiaan Bezuidenhout、南アフリカ)、マルセル・シュナイダー(Marcel Schneider、ドイツ)、イバン・カンテロ(Ivan Cantero、スペイン)、木下稜介(Ryosuke Kinoshita) が続いた。
3日目を終えて首位に立っていたケーシー・ジャービス(Casey Jarvis、南アフリカ)はフロントナインで5ボギーと大きく崩れ、「74」でラウンド終えると首位と8打差の18位タイに終わった。
桂川は初開催だった2022年大会でも優勝を飾っているが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック(世界的な大流行)による制限などもあって、日本ツアー単独での開催となっていた。
日本勢の欧州ツアー優勝は、星野陸也(Rikuya Hoshino)と中島啓太(Keita Nakajima)に続いて今季3人目、史上6人目となった。
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