2024年03月29日 21:52
宮崎市の強みは気候、食事、整った練習環境 新型コロナウイルスが5類感染症に移行後、初めて行われた今年の春季キャンプ。宮崎市ではソフトバンク、オリックス、巨人の3球団が実施し、全国から多くのファンが訪れた。同一市内で3球団がキャンプを行うのは宮崎市だけ。選ばれる理由はどこにあるのだろうか。宮崎市観光協会でソフトバンクを6年間担当している岡崎弘輔さんに聞いた。 宮崎市はもともと観光地として有名で、特に青島は1960年代から70年代にかけてハネムーンの聖地として名を馳せた。しかし、有名観光地でも2月から3月は閑散期となることが多いのが実情だ。そこで、1959年からキャンプを行っていた巨人に加え、施設整備に投資したことで、ダイエー(現ソフトバンク)のキャンプ誘致に成功。2015年からはオリックスも実施している。人気の要因について、岡崎さんはこう語る。 「宮崎市は温暖な気候で、日照時間も長いんです。プロスポーツ選手は、特に『食』がすごく大事だと思っています。宮崎市の食べ物が好きだと言ってくださる方が多いので、そこは強みかなと思っています」 宮崎市は1年を通して温暖な気候で、年間快晴日数は全国でも上位。山の幸から海の幸までそろう“食材の宝庫”だ。練習施設が充実していることも大きい。多くの球団が1軍と2軍キャンプを別の場所で実施するが、ソフトバンクは、リハビリ組や一部選手を除くほとんどの選手が同じ場所で行う。多くの選手が一堂に会し、練習できる施設を、市が保有・管理しているという環境的素地も強みだろう。 ソフトバンクが春季キャンプを行う「生目の杜運動公園」には、メインスタジアムやブルペン、サブグラウンドの他に大きなドーム型の屋内練習場が存在する。「監督がA組、B組間を歩いて見に行ける環境というのはなかなかないと思います」と岡崎さんは胸を張る。「元々、生目の杜運動公園には運動公園自体はあったのですが、宮崎市政70周年事業の時(1994年)に、整備していこうとなりました。1999年に着工して、2002年にアイビースタジアムが完成しているんです」と岡崎さんは話す。 生目の杜運動公園全体が完成してから、約1か月後には秋季キャンプを開始するというタイトスケジュールだったため、キャンプ当初は球場やブルペンなど、練習で主に使用する設備以外は、整備が終わっていない箇所もあったという。今ではキッズエリアなども用意されており、子ども連れで見学に訪れるファンも多く見られた。24店舗ある飲食店、キッズエリアも完備 ソフトバンクの春季キャンプは、整った練習環境もさることながら、飲食店の屋台数と広々としたキッズエリアも大きな特徴だ。宮崎名物の地鶏を販売する飲食店や、特産品である「きんかん」などの青果を販売するJA宮崎中央、銘菓を販売するお土産ショップなど、さまざまな屋台が軒を連ねるほか、子どもたちが安全に楽しく遊べるキッズエリアも完備されている。これも宮崎市としての戦略だという。 「24店舗ある飲食店はすべて地元の事業者です。基本は宮崎に店舗を持っているお店に出店をしてもらうことを条件にしています。一番は宮崎市のPRで、屋台で『美味しい』と思ってもらい、次は実店舗に足を運んでもらいたいというコンセプトです。お父さんは野球を見て、お母さんと子どもはご飯を食べて、遊んでいるという家族連れが多いので、キッズエリアも作っています。お客さんに楽しんでもらえる“ひとつのテーマパーク”をイメージしています」 さらに岡崎さんは「『日本一のキャンプ地』にしたいです。施設面や、練習環境、お客さんの来やすさ、すべてにおいて日本一のキャンプ地にと思っています。選手やチーム関係者は、約1か月間滞在されるので、過ごしやすく、家にいるような感覚でいられるような環境を整えていければと思っています。お客さんには楽しんでもらえて、また行きたいと思ってもらえるようにしたいですね」と展望を語る。 現在、宮崎市観光協会内のソフトバンク担当は岡崎さんを含めて2人。キャンプの準備段階では、打ち合わせや説明会などを基本的には2人で行っている。「体力的には大変なこともありますが、現場が好きなので」と岡崎さんは笑顔で話す。 2024年シーズンが29日に開幕し、今年も長い戦いが始まる。シーズン後半になってから、春季キャンプでどれだけ追い込んだかが発揮されてくると口にする選手も多い。ソフトバンクが常勝軍団であり続ける背景には、岡崎さんをはじめとした、宮崎市の方々の手厚いサポートがある。(「パ・リーグ インサイト」後藤万結子) (記事提供:パ・リーグ インサイト)
2024年04月28日 08:00
27日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイタースペシャル いつでもみんなのプロ野球』に谷繁元信氏が出演し、DeNAのドラフト1位・度会隆輝について言及した。
度会はオープン戦で12球団トップの打率をマークし、開幕戦でプロ初本塁打を放つと、翌日には本塁打を含む4安打2打点と好スタートを切った。開幕3連戦を終えた時点で打率.385をマークしていたが、徐々に打率が下がり、4月24日終了時点には打率.202まで下がった。それでも、プロ入り後初めて8番で出場となった26日の巨人戦で満塁本塁打を放つなど、3安打4打点の大暴れ。ここまで23試合に出場して、打率.227、3本塁打、11打点、2盗塁の成績だ。
谷繁氏は「チームについてのプレッシャー、自分が打たなかったら勝ちが近づかないとか、凡打で点が入らなかったところのプレッシャーを徐々に感じていると思うんですよ」とし、「キャンプ終わってオープン戦で首位打者取ったじゃないですか、3月と4月の頭が多分ピークだったと思うんですよ。体も疲れがいい具合に取れながら開幕を迎え、連戦ですからメンタル的な体力、肉体的な体力もそうですし、誰にも波がある。下がってしまうのはしょうがないと思うんですよ」と話した。
「社会人で3年間やっているとはいえ、毎日試合がないじゃないですか。それに対しての準備もしなきゃいけないし、これも経験で徐々に波が大きいのを小さくしていく。一流選手になるとどんどんそれができていくのでね」と続けた。
谷繁氏は今後度会に期待することについて「これからまだまだ壁があると思いますから、そこをとにかく早く破って、球界を代表するような外野手になってもらいたい。その前にベイスターズが久しく優勝できていないので、優勝できるために力になってもらいたい」とエールを送った。
(ニッポン放送ショウアップナイター)
2024年04月28日 07:44
ロバーツ監督、大谷は「正しいやり方でプレーしている」
■ドジャース 4ー2 ブルージェイズ(日本時間28日・トロント)
ドジャースの大谷翔平投手は27日(日本時間28日)、敵地のブルージェイズ戦に「2番・指名打者」で先発出場し5打数1安打1打点だった。試合中にはベンチ内でデーブ・ロバーツ監督と熱心に話し込む様子も確認。内容について指揮官は「再確認していただけ」などと話した。
試合中、大谷のもとにデーブ・ロバーツ監督が歩み寄った。グータッチをかわすと、指揮官はそのまま足を止め、大谷の胸を指差すような仕草をしながら真剣な表情で話し出した。大谷も真顔でうなずきながら耳を傾けていた。“ただならぬ雰囲気”を察したのか、途中からウィル・アイアトン通訳も参加して話し込んだ。
ロバーツ監督は試合後、ミーティングについて「いや、重大な話ではない」とし、「ただ単に、彼が打席で多くの素晴らしいことをしているということを、再確認していただけ。私としては、彼のアプローチがいい状態にあり、正しいやり方でプレーしていると、確かめただけだ」と説明した。約35秒間の“3者面談”だった。
大谷はこの日のブルージェイズでは、2回には岩手・花巻東高の先輩、菊池雄星投手から打球速度が自己最速となる119.2マイル(約192キロ)の適時打をマーク。ドジャースは4-2で勝ち、チームの連勝は今季最長の6まで伸ばした。(Full-Count編集部)
2024年04月28日 07:36
ドジャース戦に先発登板し、6回9安打4失点で今季2敗目(2勝)を喫した
■ドジャース 4ー2 ブルージェイズ(日本時間28日・トロント)
ブルージェイズの菊池雄星投手は27日(日本時間28日)、本拠地で行われたドジャース戦に先発登板し、6回9安打4失点で今季2敗目(2勝)を喫した。岩手・花巻東高の後輩にあたる大谷翔平投手との対戦では、2回の第2打席に右前適時打を許し、「とんでもない打球を打たれました」と苦笑いで振り返った。
初回、先頭のベッツに三塁打を許すも、続く大谷を二ゴロに打ちとった。しかし、2回も2死一、三塁のピンチで対戦すると、5球目に投じた98.2マイル(約158.0キロ)の直球を捉えられた。痛烈な打球を右前へ運ばれ三塁走者が生還。大谷の自己最速を更新する打球速度119.2マイル(約192キロ)だった。
「僕も楽しみでしたね。1年に1回しか対戦できないですからね。今年に関しては」と待ちに待った高校の後輩との対戦。3回1死一塁の第3打席では空振り三振を奪い、先輩の意地も見せた。「ランナーを置いている打席が多かったですから、難しい対戦になりました。(大谷は)毎年毎年レベルアップしてますし、長打だけは打たれないようにと配給をしてました」と対策をしていたという。
また、大谷に打たれた98.2マイルは今季最速。「ただ、とんでもない打球を打たれましたし、僕も1番速い球投げたのかな、今年。悪くないボールだったと思いますけど、彼が上回ったという感じでした。ボール自体はすごく良かったですし、いいバトルできたかなと思いますけどね。投げた瞬間にライト前に行っていたので、打球が速すぎてちょっと見えなかったですけど」と脱帽した。
初回1死三塁からフリーマンの左犠飛で先制点を献上し、2回には大谷の適時打などで2失点。4回にも1点を失ったが、5、6回は連続で3者凡退と立ち直った。(Full-Count編集部)
2024年04月28日 07:30
6年間で4度6か所を手術した高木大成氏は2005年に戦力外通告を受けた
桐蔭学園、慶大を経て西武を逆指名しドラフト1位で入団。
2024年04月28日 07:20
エンゼルスのアデル、フライの落下地点に入るも足に当てて二塁打に
■ツインズ 5ー3 エンゼルス(日本時間27日・アナハイム)
エンゼルスのジョー・アデル外野手が26日(日本時間27日)、本拠地でのツインズ戦に「6番・右翼」で出場。守備ではフライを取り切れず、失点に繋がってしまう場面があった。走塁などでもミスが続き、監督も苦言をこぼしていた中のミスに、「彼には1日おきに災難が起こってしまう」「愚かなプレーだ」とファンも我慢ならないようだ。
3点ビハインドの6回、1死走者なしからミランダが放った打球は右中間へ飛んだ。中堅のマイク・トラウト外野手とアデルが追い、声を出したトラウトはアデルに打球を託した。しかし、アデルはトラウトが捕るかと思ったのか打球を見ておらず、足に打球が当たって二塁打としてしまったのだ。
アデルが捕球するはずと思っていたトラウトも、まさかの落球に呆然。外野の連携が上手くいかず、出塁したミランダはその後生還。痛恨の4点目を与えてしまった。
打撃では非凡な才能を見せるも、毎年のように守備や走塁などでのミスが目立っている。10日(同11日)には、二盗直後に塁を離れてしまうボーンヘッドで、ロン・ワシントン監督も「もう二度と起きないことを願う。私たち全員が恥ずかしいと思ったからだ」と語気を強めていた。
ファンからも「彼は私たちを失望させる」「トラウトはトレードを要求するべきだ……」「野球が下手すぎないか」「アデルだから起こったことだ」と嘆きの声があがっていた。(Full-Count編集部)
2024年04月28日 07:10
◆ 「まあ我が後輩です」
広島が中日の追い上げを振り切り6-4で勝利をあげた。この日の広島は2回に宇草孔基の2ランで先制すると、先発の森下暢仁も7回1失点の好投。8回は中日も2本のアーチで反撃するも、常にリードを保ち続けた広島に軍配が上がった。
27日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』では、この1週間で3アーチと絶好調の宇草孔基に注目。解説者として出演した坂口智隆氏は「もともとこう打てる選手だと僕は思ってるので。それに今シーズンにかける思いが乗っかって、しっかりと自分のスイングを出してきてる結果だと思います」と高評価。
もう一人の解説者の江本孟紀氏は「まあ我が後輩です」と法政大学の絆を明かしつつ「やっぱりこれぐらいのバッティングはね、してもらわないと」と激励。そのうえで「この前のホームラン見ましたけど手首が効いてるね。最近のムキムキマンじゃなくてね、こういうシャープなバッターはいいですよね」と目を細めていた。
昨年はプロ入り後初めて二軍で一年間を過ごした宇草。今年にかける意気込みは、ここまで打率4割ジャスト、ホームラン3本の結果となって表れている。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』
2024年04月28日 07:02
● ブルージェイズ 2−4 ドジャース ○
<現地時間4月27日 ロジャース・センター>
ロサンゼルス・ドジャースが2戦続けての先発全員安打で連勝。ムーキー・ベッツ、大谷翔平、フレディ・フリーマンのMVPトリオが揃って打点を挙げ、先発タイラー・グラスノーが今季5勝目を掴んだ。
ドジャースは初回、先頭打者ベッツが三塁打で出塁。一死となった後、3番フリーマンが中犠飛を放ち、幸先良く先制に成功した。
2回表には下位打線からチャンスを作り、クリス・テイラーと大谷の適時打で追加点。4回表にもベッツの適時打でリードを拡大した。
投手陣では先発グラスノーが6回0/3を2安打、9奪三振、1失点の快投。痙攣により7回途中での降板となったが、MLB単独トップとなる今季5勝目、53奪三振をマーク。チームは6連勝で2カード連続の勝ち越しを決めた。
この試合の大谷は、母校・花巻東高校の先輩である菊池雄星から適時打を放つなど5打数1安打、1打点、1三振という内容。今季成績は打率.347、OPS1.071となっている。
一方、ブルージェイズ先発の菊池は6回を投げて9安打、3奪三振、4失点という投球で今季2敗目。ブルージェイズは5連敗を喫した。
2024年04月28日 07:00
◆ 「コントロールできてますよね」
阪神がヤクルトに鮮やかな逆転勝ち。
2024年04月28日 06:56
花巻東高の先輩から適時打を放つなど、5打数1安打1打点の活躍
■ドジャース 4ー2 ブルージェイズ(日本時間28日・トロント)
ドジャースの大谷翔平投手は27日(日本時間28日)、敵地で行われたブルージェイズ戦に「2番・指名打者」で出場し、5打数1安打1打点だった。岩手・花巻東高の先輩、菊池雄星投手から打球速度が自己最速となる119.2マイル(約192キロ)の適時打。ドジャースは今季最長を更新する6連勝となった。
この日も大ブーイングの中、打席に立った。初回無死三塁の第1打席は二ゴロに倒れたが、2回2死一、三塁では打球速度が自己最速となる119.2マイルの右適時打を放った。3回1死一塁の第3打席は空振り三振。菊池とは通算23打数7安打、打率.304、3本塁打となった。
7回1死の第4打席は失策で出塁。9回1死二塁の第5打席は左飛だった。5打数1安打1打点で打率.347、OPS1.071。チームは3回までに3点を奪い、6連勝で貯金7となった。
菊池は初回先頭のベッツに三塁打を許し、1死からフリーマンの左犠飛で先制点を献上した。さらに2回にも大谷の適時打などで2失点。6回を投げ9安打3奪三振4失点で今季2敗目(2勝)。防御率2.94となった。(Full-Count編集部)
2024年04月28日 06:50
◆ 「ある程度打順の固定できないと…」
巨人がDeNA相手に僅差のゲームを勝ち切った。敵地での連敗を避けたい巨人は、2回に岡本和真のホームランで先制すると、続く萩尾匡也は内野安打で出塁。その後相手の挟殺プレーでのミスもあり、大城卓三の犠牲フライで1点追加に成功した。その後はDeNA打線を宮粼敏郎のソロホームランのみに抑え込み、2-1で勝利した。
接戦をモノにしたが、13試合続けて3得点以下となっている巨人打線に、27日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した解説者が言及。
なかでも固定できない打順について江本孟紀氏は「シーズン前から言ってるのは、やっぱりある程度打順の固定できないと。固定ができるようなメンバーが揃うと、当然安定するわけですよ。こうやって変えている間は、ちょっと乗り切れない」とキッパリ。
またもう一人の解説者・坂口智隆氏は「1番はオコエ選手、5番は坂本(勇人)選手であったりとか経験の多い選手の方がいいのかなって思います」と特に変更の多い2つの打順に具体的な名前を挙げると、江本氏も「変えるのもいいですけど、結果が出ないから変えるんじゃなくても、この打順は変えないという風にして、1、2番は固定した方がいいんじゃないですかね」と各々思案を出し合っていた。
オリックスなど猫の目打線で成功しているチームも存在するが、巨人の場合はどうなるのか。阿部監督の今後に注目していきたい。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』
2024年04月28日 06:40
◆ エラー数はリーグワーストの「17」
DeNAが巨人相手に1-2の惜敗。本拠地・横浜スタジアムに集まったベイスターズファンに勝利を届けることができなかった。この日も今シーズン目立ってしまっている、守備の乱れが敗戦に直結した。
2回表、先発のアンソニー・ケイが岡本和真に先制ホームランを許したあと、萩尾匡也もヒットで出塁。続くオコエのライト前で一旦サードへの進塁を諦めかけた萩尾が再びスタートし、度会隆輝からサードへの送球をショートの石上泰輝がカット。すかさずファーストの佐野恵太に転送しセカンド進塁を狙ったオコエを一・二塁間で挟むが、佐野から牧秀悟に送られたあとファースト方面に追いかけるも一塁上は無人でアウトを取ることができなかった。
このミスに27日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に解説者として出演した江本孟紀氏は「これはね、もうちょっとセカンドまで追っかけなきゃいけない」とし「前にランナーがいるわけですから、できればなるべく早く詰めなきゃいけないんだけども。もうちょっと長く持って、サードランナー見ながら追っかけていけば、挟殺できたと思うんです」と佐野から牧への送球が速すぎたと指摘した。
もう一人の解説者・坂口智隆氏は「もったいないっちゃもったいない。難しいっちゃ難しいんですけど…」とフォーローしつつ「牧選手がファースト側に入るのかなど、そのバックアップが1人足りなくなるシチュエーションなので、そういうのをチームで決め事として、こうなった場合はどの選手がこうファーストに入るのかとかあるんですけどね。取れるアウトはやっぱり取っておかないといけないです」と事前の確認の必要性を説いていた。
今シーズンは、ワースト2位タイの阪神とヤクルトのエラー数12を5つも上回る17を記録してしまっているDeNA。僅差のゲームを拾うには、ミスを少なくしていくことが重要となってくる。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』
2024年04月28日 06:30
◆ 「感情を出すとか…」
ロッテは27日、本拠地での楽天戦に1−4で敗戦。
2024年04月28日 06:30
巨人2―1DeNA(セ・リーグ=27日)――巨人は二回、岡本和のソロ本塁打と大城卓の犠飛で先行し、継投で逃げ切った。
横川は今季初先発で初勝利。DeNAは再三の好機で決定打が出なかった。
思うように点が取れないなら、失点を防ぐしかない。巨人は6年目左腕の横川が、今季初先発で期待に応えた。「一球一球、魂を込めて投げるだけ。任されたところで、しっかり結果を出すことを心掛けた」。5回3安打無失点の好投で、十二分に仕事を果たした。
ピンチを招いても動じなかった。2点リードで中軸を迎えた四回、先頭の佐野は遊ゴロに打ち取ったが、4番牧に右前打を許し、続く宮崎に四球を与えて一死一、二塁。第1打席で安打を許していた関根を迎えたが、内角へのスライダーで一ゴロ併殺打に仕留め、拳をぐっと握った。
昨季はプロ初勝利を含む4勝(8敗)。14日に一軍へ昇格すると、3試合に救援して4回1安打無失点。今回の9連戦に巡ってきた先発のチャンスで、「僕の立場上、一試合一試合が勝負」とローテーションの谷間を見事に埋めた。杉内投手チーフコーチは「一軍にいると、すごく重宝する。どんどん実績を積み重ねていってほしい」と評価した。
この日も攻撃陣は振るわず、わずか2得点。3点以下は13試合連続となり、球団ワースト記録を更新した。それでも、この間に5勝5敗3分けと勝ち星を拾えているのは、先発陣の奮闘が大きい。試合前時点の先発防御率は、リーグ唯一の1点台となる1・83でトップ。阿部監督は「(序盤に)試合を壊してしまうことが少ない。試合を作れている」と感謝する。
「みんなで助け合って、チーム一丸となってやっていきたい」と横川。僅差での勝利の陰には、先発を任された投手たちの踏ん張りがある。(浜口真実)
2024年04月28日 06:20
◆ 「今日投げれたっていうのがまず一番」
オリックスは27日、敵地での日本ハム戦に0−9で大敗。2年ぶりに先発した椋木蓮は、9安打を浴びるなど3回4失点で今季1敗目を喫した。
トミー・ジョン手術から約2年ぶりに一軍のマウンドに上がった椋木だったが、初回からわずか5球で先制点を献上すると、その後も計4安打で3失点を喫する苦しい立ち上がりとなってしまう。
続く2回も2本の安打を浴びながら併殺などで無失点に凌ぐと、3回は死球と安打で一死一・二塁のピンチを招く。しかしここで8番の上川畑大悟から145キロの直球でこの試合初となる見逃し三振を奪うと、続く水野達稀も投ゴロに仕留めてピンチを脱出した。
結局この日はこの回までとなり、3回55球4失点、9安打・1三振・1死球の内容でマウンドを降りた椋木。味方打線も沈黙した事で今季初白星とはいかなかったが、同日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』では久々に見せた投球に話題が及んだ。
なかでもオリックスOBの坂口智隆氏は「まずは、もう投げれた事が良かったですよね」と元気な姿にホッとした表情を浮かべると、続けて「今日は打たれはしましたけど、元々上から下の角度ではなく低い所から低い所へスパっと決まる球で抑えていくタイプ」と好調時の姿を分かりやすく解説。
そしてこの日打たれた要因として「シュート回転して中に入って行っちゃったのを積極的な打線につかまってしまった」と分析し、相手が好調だった不運もありながら球質に改善の余地があるとの見方を示した。
椋木は久々の舞台で思うような投球は披露できなかったかもしれないが、それでも2年前はルーキーながら9回二死まで無安打に抑えるなど潜在能力の高さはオリックスでもトップクラス。坂口氏は最後に「今日投げれたっていうのがまず1番なので、次、修正して本来の力がだんだん出てくるんじゃないのかなと思いますね」と本領発揮に期待を込めて締めくくった。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』
【動画】投打振るわずGW初戦は大敗……/4月27日:日本ハムーオリックス戦の試合ハイライト
2024年04月28日 06:10
◆ 江本氏は守備力にも太鼓判!
日本ハムは27日、本拠地でのオリックス戦に9−0で勝利。「5番・捕手」でスタメン出場した田宮裕涼は3本の適時打を含む3打数3安打4打点の活躍だった。
4試合連続で安打を放つなど好調を維持している田宮は、この日も初回、一死一・三塁からオリックス先発の椋木蓮のスライダーを捉えて適時右二塁打を放つと、続く3回は死球、さらに5回には犠打を決めるなど奮闘。
4点リードで迎えた7回には一死二塁から低めに落ちるスプリットを振りぬいてまたも適時二塁打をマークすると、とどめの8回にはまたも内に食い込んでくるスライダーをはじき返して今日4打点目。守っても好リードで計4投手を引っ張り、オリックス打線を完封する好アシストを見せた。
ここ5試合で打率.615(13−8)と絶好調の田宮について、同日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した坂口智隆氏は「もう抜群ですよね」と手放しで絶賛した。
本拠地5連勝中のチームの雰囲気も「積極的にスイングを仕掛けていく。皆がそういう意識を持っている」としつつ、その中でひときわ輝く理由として「積極的に行くし、変化球を打つのも元々うまい選手。今は調子がいいっていう事があって、体が開かないし右の腰の壁が崩れない」と分析。
続けて「前に出されても強いスイングで変化球を拾ったり逆方向に打ち返したりっていう事もできますよね」と語り、好調はもちろん、高打率の要因を積極性と変化球の対応力にあるとその凄みを称賛した。
同じく出演した江本孟紀氏も「それはもう、キャッチャーが打てるっていうのは一番皆が望んでいる事ですけども」と打撃開眼の気配を見せる若武者に熱視線を送りつつ、「この前(ロッテ戦)2試合連続完封勝ちしたでしょ?だからそういう意味では、リードの方もいいんじゃないかな」と語り、攻守両面の総合力でも秀でた選手であるとの見解を述べた。
試合後はヒーローインタビューで「子供の皆さんにかっこいい選手って思ってもらえるように頑張りたいと思います!」とはつらつとした様子で抱負を述べた田宮。
現在は規定打席にはわずかに未到達ながらも打率.423(52−22)とパ・リーグトップクラスの好成績を残しているだけに、子供ファンのみならず日本ハムファン全体で田宮への期待値は高まっているだろう。新庄日本ハム勝負の3年目に向け、今後も田宮の活躍に期待したい。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』
【動画】二塁打!二塁打!二塁打!/4月27日:オリックス戦の田宮の活躍ハイライト