2024年07月01日 08:35
男子シニアゴルフのメジャー、全米シニアオープンの最終ラウンド(R)は6月30日(日本時間7月1日)、米ロードアイランド州ニューポートCC(パー70)で行われ、最終組の10番終了時点で悪天候によりサスペンデッドとなった。 初優勝を目指し、単独首位で出た55歳の藤田寛之(葛城GC)は10番までに3バーディー、1ボギーとスコアを2つ伸ばし、通算16アンダーで、2位のリチャード・ブランド(英国)を3打リードして暫定首位に立っている。 最終Rの残りは1日に行われる。
2024年07月03日 06:30
◆全日本クラブチャンピオンズ「第63回報知アマゴルフ選手権」第1日目(2日・三木ゴルフ倶楽部)
女子プロゴルファー“岩井ツインズ”の明愛(あきえ、21)、千怜(ちさと、21)の弟、岩井光太(19)=23年度関東アマ優勝=が2アンダー、70の2位と好発進した。千怜からの激励電話に発奮した。寺口真一郎(49)=関西GC=が69で回って1打差の単独首位。ジョシュア・ハヤシダ(20)=第62回大会優勝=は、74で11位で滑り出した。
岩井が「キーポイントだった」と振り返るのは12番ホールだ。難しいスライスの下り3メートルを読み切り、バーディーパットを沈めた。その後、16番でボギーを記録したものの、12番ホール以降で2バーディーを奪うなど勢いに乗った。6バーディー、4ボギーの2位で好スタートを切った。
姉から最高の激励を受けた。「昨日も千怜と電話で『頑張れ』と言ってもらいました」。小学時代から登り棒やランニングを共にし、常に姉2人と競い合ってきた。「やっぱり負けたくない」と本心をのぞかせるが、今は「自分のペースで、いつか追い抜けたら」と、あくまで目の前の一打に全力を注ぐ。
ゴルフで一番好きな瞬間は「優勝のパットを決めた時」と話す岩井。「もったいないプレーがあったので」と試合後も練習に取り組む姿があった。最終日の歓喜のパットを迎えるため、丁寧に積み重ねていく。(森口 登生)
2024年07月03日 06:00
クラブの性能の進化によって、今どきのドライバーはヘッドスピードが40m/秒くらいでも240ヤード飛ばせることを弾道解析器のデータが証明している。
そのデータどおりの飛距離を出すポイントとは?
“伸びしろ”ならぬ“飛びしろ”を最大限に引き出す打ち方をレッスンする。 真ん中からちょっとズラす! 〝トゥ上ヒット〟でぶっ飛びスピン量になる 打点と入射角でバックスピン量をコントロールする
バックスピン量を減らすためには「アッパー軌道」と「フェース上部でコンタクトする」という2つ条件が必要です。「アッパー軌道」の作り方は前出のレッスンで。打点についてはフェース上部、さらに理想をいうと上部の“少しトゥ寄り”がスピンを減らしながら飛ばせる打点になります。
ちなみに、ここまでのレッスンで「スイートスポット」と呼んでいる打点は、じつはこの部分のこと。フェースの真ん中が真芯ではありません。スピンを減らしながら初速を確保できる打点位置が、飛ばせるスイートスポットになります。
フェース上部の少しトゥ寄りに当てるには「ゲートドリル」が効果的。このドリルで、スイートスポットにバシバシ当たる感覚をぜひつかんでください! Drill[ゲートドリル]
繰り返しこのドリルを行なうことで「シャフトの延長線上から離れた位置でボールをとらえる感覚」が養える
ヘッドをきれいに通せばトゥ上の「低スピンで飛ぶ」スイートスポットに当たる位置に“ゲート”を設置。打ちっぱなしなどでこのドリルを行なうときは、ガムテープなどで簡易的なゲートを作るだけでも効果を得られる この条件がそろえば240ヤード飛ばせる!
いかがでしたか? 真ん中から少しズラしてバックスピン量をコントロールしましょう!
レッスン=竹田綾人
●たけだ・あやと/1997年生まれ、奈良県出身。中央学院大学ゴルフ部を経て、指導者の道へ進み、22年にPGAティーチングプロ資格を取得。エースゴルフクラブ千葉、赤坂と茨城県つくば市のDIVERSE GOLFで多くのアマチュアをレッスン中。
写真=田中宏幸 協力=エースゴルフクラブ赤坂
2024年07月03日 05:00
ボールをティーアップして打つドライバーと、地面の上から打つFWでは「飛ばし方」が違う。2オンのチャンスを確実にモノにするにはFWならではのテクニックをマスターしよう。 体が起き上がるとフェースの下側に当たって飛距離ロス 股関節を使いましょう
左右の股関節を使いながら背骨を軸に体を回転
コース上で「当たりが薄い」「真芯に当たっていない」と感じたら、背骨の前傾角をチェックしましょう。インパクトで前傾角が崩れて体が起き上がると、フェースの下側に当たって飛ばなくなる。これがFWで顕著に現れる症状だからです。
ダウン以降、下半身をしっかり動かし、股関節を使いながら軸回転のスイングを作れば、アドレス時の前傾角をキープできます。バックスイングでも体を無理に回すと、起き上がりやすくなるので注意してください。
もうひとつ大事なのは、アドレス時の目とボールの距離、いわゆるボールへの目線を保つことです。この目線を意識すれば、大振りにならず、フォローまで頭が残るので、球のつかまりがよくなります。 背骨の前傾角が崩れることがミート率低下の大きな原因。とくにFWは、トップやインパクトで体が起き上がりやすいので注意しよう 2オン1パットのイーグル!
ボールへの目線を保つことが大事
目とボールの距離だけでなく、目線のアングル(角度)を保つことで、インパクト後まで背骨の前傾角がキープでき、ミート率が向上する
レッスン=片岡尚之
●かたおか・なおゆき/1997年生まれ、北海道出身。171cm、67kg。5月のジャパンプレーヤーズチャンピオンシップでツアー初優勝。翌週のダイヤモンドカップとダンロップ・スリクソン福島で4位タイに入るなど、大ブレイク中!フリー。
構成=小山俊正
写真=相田克己
協力=浜野ゴルフクラブ
2024年07月02日 20:35
◆全日本クラブチャンピオンズ「第63回報知アマゴルフ選手権」第1日目(2日・三木ゴルフ倶楽部)
ホストアマとして出場した岡田幸也=三木GC=が初日を8オーバーの80で終えた。
2024年07月02日 19:52
人気女子ゴルファー・吉田優利(24)が2日、インスタグラムを更新。米国シアトルでのプライベートショットを投稿した。
ノースリーブ、白のミニスカートでオフを満喫。英語でシアトルの1号店を訪れたことを明かし、「最高だった」と笑みを浮かべた。
今季から米ツアーを主戦場にしているが、リフレッシュできた様子。店内でのカフェに、持ち帰りもしたようで「いつもはアールグレイのラテを注文するんだけど、チャイティーラテとストロベリーアサイーレモネードを注文しました 次は何に挑戦しようかな?」と満足げだった。
2024年07月02日 15:32
日本男子レギュラーツアー「横浜ミナトチャンピオンシップ」(8月8〜11日、神奈川・横浜CC)の開催会見が開催コースで行われ、国内男子ツアーの本戦で初めてショートパンツの着用が認められることが発表された。真夏に開催されるため、熱中症対策の一環として検討を重ねられた結果、決まった。
ツアー8勝の細川和彦コースセッティングアドバイザーは「選手としては1ストロークくらい良くなると思います」と歓迎した。会見には大会アンバサダーを務める丸山茂樹(54)も出席。米ツアー3勝、日本ツアー10勝の丸山は「ショートパンツは涼しい。心地よくプレーできる。その気持ちがスコアに影響すると思いますよ」と話した。
2024年07月02日 12:35
◆報知新聞社後援 男子プロゴルフツアー 今季メジャー第2戦 日本プロ選手権 (4日開幕、岐阜・富士C可児C志野C=7164ヤード、パー71または7201ヤード、パー72)
予選ラウンドの組み合わせが2日発表され、2週前の前戦、プレーヤーズチャンピオンシップ・サトウ食品で通算19勝目を挙げた、2019年大会覇者の石川遼は、前年優勝の平田憲聖、22年大会Vの堀川未来夢と同組で回る。
6月のメジャー第1戦、BMW日本ツアー選手権森ビル杯を制した岩田寛は、米沢蓮、杉浦悠太と同じ組で回る。金谷拓実は、蟬川泰果、木下稜介と同組に入った。
また、シニアメジャーの全米シニアオープン(6月27日〜7月1日)でプレーオフの末に敗れ、2位となった藤田寛之が出場する。
賞金総額1億5000万円、優勝賞金3000万円をかけて4日間争われる。
2024年07月02日 12:25
◆女子プロゴルフツアー ミネベアミツミレディス (4日開幕、北海道・真駒内CC空沼C=6667ヤード、パー72)
予選ラウンドの組み合わせが2日発表され、昨年大会覇者の小祝さくらは、ミネベアミツミ所属の菊地絵理香、ルーキーの政田夢乃と同組で回る。
2024年07月02日 12:08
◆米男子プロゴルフシニアツアー メジャー第3戦 全米シニアオープン 最終日(1日、米ロードアイランド州ニューポートCC=7027ヤード、パー70)
悪天候のため順延となった最終ラウンド(R)の残りが行われ、単独首位で出た55歳の藤田寛之(葛城GC)は71で回り、通算13アンダーで並んだリチャード・ブランド(英国)とのプレーオフ(PO)の末に敗れた。POの4ホール目でボギーとし、優勝を逃した。50歳以上で争われるシニアの海外メジャー大会では、2013年全米プロシニア選手権(米ミズーリ州ベルリーブCC)を制した井戸木鴻樹(当時51歳)以来、日本人2人目の制覇を目指したが、あと一歩届かなかった。
藤田の記者会見での一問一答は以下の通り。
―プレーオフを終えた今の気持ちは?
「最終日トップにいて、今日は3ストロークのリードでスタートして残り8ホールというところで、ぎりぎりプレーオフに残りましたけど、今日はあまりいいプレーができなくて、プレーオフで負けてしまったのは残念です。そこまでいっていたので」
―全米シニアオープンでプレーオフに出場し2位となったことは最終的には良かった?
「負けましたけど、自分自身では今週いいプレーができたと思いますし、そこに勝利があればもっと良かったんだと思いますけど、それが達成できなくて残念ではあります」
―今朝起きたとき、他の4日間との違いは?
「今日は少し風が変わったんですよね。この風でこのニューポートCCでプレーするのが初めてで、ちょっと正直戸惑っていたんですけど、残り8ホールというのもあるので、少し自分自身もかたいなと感じていて、それもあって不安要素が今日は多かったです」
―今週を振り返って良かったところは?
「全体的にはすごく良かったです。ただ優勝というのを自分自身もそうですし、日本から多くの声をいただいているのでそれを届けることができなくて、日本にトロフィーを持ち帰れないのが残念です」
―プレーオフ、マッチプレーは自分の戦略など変わる?
「そうですね。プレーオフは勝つか負けるかなので、リセットして自分がリチャードよりもいいプレーをしたいなと思ってプレーしていました」
2024年07月02日 09:26
【資生堂レディス】
❤SEXYすぎる!❤ 原英莉花、関係者を唸らせた「谷間パックリ衣装」の悩殺ショット!
昨年の大会はプレーオフで櫻井心那(20)に負けて大粒の涙を流した桑木志帆(21)。同じ舞台でツアー初優勝を遂げ、歓喜の涙となった。
悪天候で2日目が中止となり54ホールに短縮された今大会の最終日。桑木は通算9アンダーの堀琴音(28)に1打差2位から発進。終盤は堀と一騎打ちとなり、通算11アンダーで逆転した。
「今は初優勝をした実感がなくて、何を言おうか頭が真っ白なんですが、去年の忘れ物を取りに来れて本当に良かった」
優勝スピーチでこう語った桑木。今季の平均飛距離は248.33ヤード、時には260ヤード以上飛ばすこともある。65をマークして首位に立った初日には、「去年(約239ヤード)より全然違うぐらい飛んでいる。持つ番手が短い分、ピンに絡めてるかなって感じ」とコメントしている。
その桑木の持ち球はフェードというよりスライス。優勝を争った堀や今季3勝の竹田麗央(21)、桑木とプロ入り同期で仲の良い佐久間朱莉(21)や原英莉花(25)もそうだ。
小柄な選手が多い女子プロ界では、右方向に打ち出して、左へ戻ってくるフック打ちが主流。ボールがよく転がり飛距離が稼げるからだが、最近はその逆にスライス系のボールで攻める選手が目立つようになった。
フェード打ちの石井明義プロがその理由をこう語る。
「ドライバーもそうだが、特にピンを狙うアイアンはフックより、スライス系のボールの方がコントロールしやすい。しかも最近の7番は昔の5番くらいロフトが立っているので飛距離が出る。ボールもよくなっているし、今の女子プロはトレーニングで体を鍛え筋力もある。フックを打たなくても飛距離が大きく劣ることはなくなったのが理由でしょう。スライス系のボールの方がグリーンで止めやすく、ラフからでもクラブの抜けがいい。ピン位置が難しい右奥でも攻めやすい。米女子ツアーで戦う古江彩佳(24)もフック打ちだが、今年はショートアイアンでフェードも打っている。米国でその必要性を実感したからでしょう」
今後はスライサーが激増するか。
2024年07月02日 07:00
これからの季節は暑くなるため、屋内外でも汗をかく方は多いでしょう。プレー中に汗をかくと不快感もあるため、集中力が落ちる原因になりかねません。
今回は、「テーラーメイド アパレル」から新作のゴルフウエアを紹介していきます。 テーラーメイド ダブルテーラード クーリング サマー S/S ポロ ソリッドショーツ ダブルテーラード クーリングサマー S/S ポロ
●素材/本体:ポリエステル 100%、別布部分:ポリエステル72%、ポリウレタン28%●サイズ/S、M、L、O、XO、2XO●価格/1万6500円
ソリッドショーツ
●素材/ナイロン86%、ポリウレタン14%●サイズ/S、M、L、O、XO、2XO●価格/1万6500円
「情熱をもったゴルファーにとことんゴルフを楽しんでほしい」そう願うテーラーメイド アパレルのコンセプトが「TAYLORED WIN」。そのコンセプトどおり、スイングを邪魔しないストレッチ性や素材を追求したゴルフウエアが完成した。
なかでも、おすすめしたいのが「ダブルテーラード クーリングサマー S/S ポロ」と「ソリッドショーツ」。ポロシャツは速乾性とクーリング機能を併せもつ素材を採用。
肌触りがよく、独自の立体裁断でスイング時のストレスを軽減し、美しいシルエットを保ってくれる。ショーツも抜群のストレッチ性で、歩行時もプレー時も快適に動けるすぐれものだ。
この夏はテーラーメイドのウエアを着てベストパフォーマンスを発揮しよう!
○問 テーラーメイドゴルフカスタマーサービスコール ☎0570-019-079
写真=中野義昌
2024年07月02日 06:00
クラブの進化により、ライへの対応の仕方も変わると話すのは理論派コーチである山形陵馬プロ。
2024年07月02日 05:00
FW(フェアウェイウッド)が苦手なゴルファーって多いですよね。ドライバーやアイアンはうまく打てるのに、なぜFW だけ上達しないのか? その答えを見つけました!
スコアメイクは結果がすべて。FW だけ特別な打ち方をしてもいいんです! “FW 専用スイング” で打てば、遠くのグリーンに簡単に乗る。パーやバーディを獲るチャンスが広がりますよ! 「ちょいアッパー」で打てるアドレス FW
ほんの少しだけヘッドファーストで構えるボールの位置は1Wとアイアンの中間にセット ソールをぴったり地面につけるのはNG ドライバーはボールを左カカトの延長線上にセットして、ヘッドファースト。アイアンはボールをスタンスの中央にセットして、ハンドファーストで構える
FWをハンドファーストで構えていたら、すぐに直しましょう。アドレスは少しだけ手元がヘッドより右側にくる「ちょいヘッドファースト」で構えます。
ボール位置もドライバーのように左カカトの延長線上ではなく、ボール1個ぶん内側にセット。両手は体の中心。シャフトを左に傾けないように注意してください。
ヘッドのトゥ側を軽く浮かせておくのも大事なポイントです。ソールを地面にベタッとつけてしまうと、スイングが横振りになりすぎてしまいボールが上がりません。
FWはアイアンよりもボールから離れて立つため、意識しなくてもスイング軌道は自然にほどよい横振りになります。
ソール全体を地面につけると、手元が浮いた構えになる。インパクトでも手元が浮き、フェースが開きやすくなってしまう 両腕を自然に下げたポジションでクラブを握る(写真右:手元)
FWはアイアンよりもボールから離れて立っている(写真右:ヘッド)
インパクトはヘッドの自然な「トゥダウン」や、腰の回転によって手元が上がる「グリップアップ」が起こる。そのぶんを考慮してヘッドのトゥ側を浮かせて構えておけば、インパクトでヘッドが突っかかってしまうのを防げる
いかがでしたか? ヘッドと手元を意識して、FWの上達へ繋げてください!
レッスン=吉本巧
● よしもと・たくみ/1980年生まれ、兵庫県出身。14歳で米国フロリダに渡り、2000年に米国でプロの資格を取得。現在は主宰する銀座ゴルフアカデミーで、多くのアマチュアをレッスン。
構成=三代 崇
写真=中野義昌
協力=取手桜が丘ゴルフクラブ(アコーディア・ゴルフ)
2024年07月02日 00:37
◆米男子プロゴルフシニアツアー メジャー第3戦 全米シニアオープン 最終日(1日、米ロードアイランド州ニューポートCC=7027ヤード、パー70)
悪天候のため順延となった最終ラウンド(R)の残りが行われ、暫定の単独首位で出た55歳の藤田寛之(葛城GC)は通算13アンダーで並んだリチャード・ブランド(英国)とのプレーオフ(PO)の末に敗れた。この日は残り8ホールをプレーし、再開後にスコアを3つ落とし、71。POの4ホール目でボギーとし、優勝を逃した。50歳以上で争われるシニアの海外メジャー大会では、2013年全米プロシニア選手権(米ミズーリ州ベルリーブCC)を制した井戸木鴻樹(当時51歳)以来、日本人2人目の制覇を目指したが、あと一歩届かなかった。
2度目出場の藤田は最終Rを3バーディー、4ボギー。10番まで終え3打リードしていたが、強風の中で行われたこの日の再開後11、12番で連続ボギー、14番もボギーと苦しいゴルフが続いた。まず10、18番の2ホール合計スコアで争ったPOでは両選手ともに連続パーで決着がつかず、勝負はサドンデス方式へ。18番で行われたPO3ホール目はともにボギー。4ホール目で、藤田は8メートル近くのパーパットがわずかにカップ右に外れボギー。対するブランドはグリーン左バンカーから第3打をピン直撃で10センチに寄せ、これをタップインしてパーをセーブし、勝負を制した。
リチャード・ブランドは今年の全米プロシニア選手権に続く優勝で、賞金72万ドル(約1億1592万円)を獲得した。宮本勝昌(シーミュージック)は既に6月30日にホールアウトしており、1オーバーの38位となった。
米シニアツアーには過去4戦出場の藤田。これまでの最高位は33位だった。今大会の平均飛距離は270ヤードで出場71選手中、中位程度(暫定値)。トップの選手からは約25ヤードおくれを取るが、正確性と小技を武器にメジャーのコースを攻略した。1〜3Rまでにフェアウェーを外したのはわずか1回とショットの器用さが光り、優勝を争った。
5月に出場した国内ツアー会場では、シニアの海外メジャーへの思いについて「年間を通してそこ(米シニア)でプレーする憧れはありますけど、なんか現実的ではない。だけど、レギュラーの時に憧れていたメジャーの舞台でシニアはどうだろうっていうと、やはりメジャーっぽい。選手もコースも素晴らしく、ホスピタリティーもいい。(その中で)どこまでやれるんだろうっていう。レギュラーの時もメジャーでトップ20に、と思っていたので、シニアでもトップ20には(入りたい)」と語っていた。ベテランの挑戦はまだまだ終わらない。
◆藤田 寛之(ふじた・ひろゆき)1969年6月16日、福岡県生まれ。55歳。15歳でゴルフを始め、専大卒業後の92年、プロテストに一発合格。97年サントリーオープンでレギュラーツアー初優勝。2012年に4勝を挙げ、43歳で賞金王獲得。同年のメジャー、日本シリーズJTカップで大会初の3連覇。ツアー通算18勝。19年に生涯獲得賞金15億円を達成。20―21年に23季連続で守った賞金シードから陥落した。シニアツアーでは22、23年に計3勝。168センチ、70キロ。
◆米シニア「チャンピオンズツアー」 1980年に創設され、今季は28試合。50歳以上の選手が参加資格を得て日本人では青木功が通算9勝。2017、19年には日本でも大会開催。メジャーは「全米シニアオープン」、「全米プロシニア選手権」、「リージョンズ・トラディション」、「カウリングカンパニーズ選手権」、「全英シニアオープン」の5大会。13年5月の全米プロシニア選手権で井戸木鴻樹(当時51歳)がアジア人初のシニアメジャーV。優勝賞金37万8000ドル(当時のレートで約3840万円)を獲得した。
2024年07月01日 21:30
女子ゴルフの勝みなみが1日、自身のインスタグラムを更新。誕生日を迎えたと報告し「26歳! 今年も怪我なく自分らしく頑張ります!!!」と記し、大きな金色の「26」のロウソクが乗った誕生日ケーキの写真を投稿した。
「#今年もしぶこがお祝いしてくれました#2年連続ありがと♡」と記したように、2枚目にはお祝いにかけつけた渋野日向子とのツーショット写真も投稿した。
2日は前日までミシガン州ミッドランドCCで開催された米女子ゴルフの2人一組のチーム戦でペアを組んで出場。4日間を戦い抜き、20位に入った。
フォロワーから「おめでとう!」「いい笑顔 お誕生日」などと祝福されただけでなく、「すっげーいいコンビだと思います。」「シブコにお祝いしてもらって良かったね」「お誕生日おめでとうございます!!素晴らしい試合をありがとうございました!!」と仲良しな2人へのコメントも寄せられた。
渋野も一夜明けて自身のインスタグラムを更新。勝とのプレー中の写真を投稿し「最高に楽しい1週間をありがとう そしてhappy birthday」と相棒を祝福した。