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本ページはプロモーションを含みます。
  • オリックス、3月29日の楽天戦の始球式にボートレーサーの湯川浩司が登板
  • 阪神・大山 やはり5番の方が座りがいい 佐藤輝&森下は開幕までの数日間で打ち込みをした方がいい 評論家が指摘
  • 広島・栗林 二回に3失点も気持ち切り替え三回3者連続三振 味方の得点につなげた 赤木は文句なし 安仁屋氏が評価
  • 広島・新井監督 佐々木「クリーンアップは打点を挙げること。内容もすごく良かった」「調子のいい選手を起用」【一問一答】
  • 広島・新井監督「新人たちが良い競争を生んでくれた。昨年より1ランク上の競争できた」 6勝11敗1分け10位OP戦総括
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佐野日大が三重に惜敗 元阪神・麦倉監督初星ならず 敗戦の責任背負い「夏またここへ」

2026年03月24日 05:01

 「選抜高校野球・1回戦、三重2−0佐野日大」(23日、甲子園球場)  1回戦3試合が行われ、元阪神の麦倉洋一監督(54)が率いる佐野日大は三重に惜敗した。終盤の好機に得点できず、同監督の甲子園初勝利はお預け。東北は初出場の帝京長岡を下し、22年ぶりの選抜大会勝利。英明は高川学園に勝った。  指揮官として戻ってきた甲子園で“監督初星”とはいかなかった。それでも闘志は消えていない。試合後すぐ、元阪神で佐野日大の麦倉監督は小さく息をはき前向きに力強く話した。  「母校の後輩と一緒に来られたことは、まず一つ大きなステップができたんじゃないかなと。ここからこの子たちとね、もう一回り二回り大きくなって、この夏ちょっと違った形でまたここに来られたらと思う」  聖地での初タクト。勝負をかけたのは0−2の八回だ。先頭の小和田和輝捕手(3年)が二塁手のファンブルで出塁すると、代打・青木裕弥内野手(3年)を送り込んだが空振り三振。そこから二ゴロと安打で2死一、二塁と好機を拡大したが、相手投手の低め変化球に翻弄(ほんろう)され、最後も空振り三振で得点を奪えなかった。  「思ったよりも緊張しなかった。私の指示がもう少し通っていれば。私の責任」と敗戦の責任を一身に背負った。無得点の要因は「低めの変化球を追いかけすぎたこと」と分析し、投手については「やっぱり真っすぐが一番打ちづらいんだっていうのをもう一回分からないといけない」と夏に向けての課題とした。  自身は佐野日大時代に1989年夏の甲子園で完封勝利を挙げ、阪神では91年5月6日の大洋戦でプロ初先発初勝利を挙げている。「私はね、自分勝手にやってましたんで」と話しながらも、「思いっきりやれる環境をつくるのが私の今の仕事。甲子園は一つ勝つのは大変。勝負強さがないと、ここで戦えない」と聖地の難しさを語った。  「いい経験をさせていただいた。選手たちも思いっきりやってくれたんじゃないかな」。チームを成長させ、再び聖地凱旋を果たす。  ◆麦倉 洋一(むぎくら・よういち)1971年7月29日生まれ、54歳。栃木県出身。右投げ右打ち。高3だった89年夏の甲子園に佐野日大のエースとして出場。89年度ドラフト3位で阪神に入団し94年までプレー。通算12試合で2勝4敗、防御率4.81。現役引退後はゴルフ場開発企業勤務を経て、デサントに入社。17年に佐野日大の監督に就任。

  • 野球
  • 昨季はセ・パ合わせて3人 “3割打者”候補は誰がいる?

    2026年03月24日 06:40
     “投高打低”によりプロ野球界で3割打者が年々減少傾向にある。昨季はセパ合わせて3割打者は僅かに3人。セパともに首位打者の打率が、セが小園海斗(広島)の.309、パが牧原大成(ソフトバンク)の.304だった。  3割を打てそうな打者がいないわけではない。セ・リーグでは、昨季最多安打の岡林勇希(中日)は、これまで打率3割を記録したことはないが、22年に打率.291、昨季も打率.291だった。シーズン通しての好不調の波が大きく、波が小さくなれば打率3割も十分狙える。  阪神の不動のリードオフマン・近本光司(阪神)、2番を打つ中野拓夢(阪神)も3割打者候補に挙げられる。近本と中野は1、2番を打っており、打席数が多くなる中で、四球を選べるのも強み。中野は2番打者で、時に進塁打を求められる場面もあるが、阪神の1、2番コンビも打率3割は夢ではない。  若手組で打率3割を期待したいのが、中村奨成(広島)。8年目の昨季、規定打席に届かなかったが、104試合に出場して、打率.282、9本塁打、33打点とブレイク。オープン戦でも打率.319をマークしており、成長の跡を見せている。  パ・リーグでは近藤健介(ソフトバンク)、西川龍馬(オリックス)の実績組だろう。近藤は昨季規定打席に届かなかったが打率.301、24年には打率.314で首位打者を獲得。本塁打と打点王に輝いた23年も打率.303をマークしており、故障さえなければ、打率3割は固い。  西川は昨季オープン戦で苦しみながらも、シーズンが開幕してからはオープン戦の不振が嘘のように打った。シーズン終盤まで、打率トップに立っていたが、故障により離脱。打率.310をマークしていたが、規定打席に届かず首位打者とはならなかった。今季は打率3割、首位打者獲得に期待がかかる。  若手組では“00年世代”の藤原恭大(ロッテ)と太田椋(オリックス)を推したい。藤原は昨季自身初の規定打席に到達し、今季は打率3割、2桁本塁打、首位打者を掲げ、オープン戦でも12球団トップの打率.385と打った。さらに進化した姿を見せてくれるはずだ。太田は昨季4月終了時点で打率.411と打ちまくったが、5月以降は徐々に失速。それでも、打率.283でシーズンを終えた。太田はとにかく、故障離脱することなく戦えれば、打率3割を達成できそうだ。  10年前の2016年は、3割打者が15人(セ:9人、パ:6人)いた。今季はセパともに、ハイレベルな首位打者争いに注目したい。

  • スタートダッシュは重要?直近10年で4月終了時点首位チームの最終順位はどうだった?【セ・リーグ編】

    2026年03月24日 06:20
     27日に2026年のプロ野球ペナントレースが開幕する。各球団、リーグ優勝を目指し春季キャンプから汗を流してきた。どこの球団も好スタートを切って、良い形でシーズン序盤を戦っていきたいだろう。ここでは、スタートダッシュに成功し、直近10年で4月終了時点でセ・リーグ首位だったチームが最終的に何位でフィニッシュしているのか見ていきたい。  4月終了時点で首位だったチームがリーグ優勝したケースは、17年と18年の広島、19年と20年の巨人の4例。特に17年の広島は4月終了時点で、16勝10敗1分の首位とロケットスタートを切る。5月も15勝9敗、6月も14勝7敗、7月も15勝7敗1分と貯金を積み重ねた。8月に12勝13敗2分と負け越すも、9・10月は16勝5敗と勝ち越し。9月18日の阪神戦に勝利し2年連続優勝を果たした。最終的には2位・阪神に10ゲーム差をつけての優勝だった。  4月を首位で終えながらも、リーグ優勝できていないケースが多いのも事実。21年の阪神は4月終了時点で20勝9敗とロケットスタートを切りながら、7月と8月は月間負け越し。その間にヤクルトがじわじわと調子を上げていき、最終的には阪神がリーグ優勝したヤクルトとゲーム差なしの2位に終わった。  ちなみに、直近10年で4月終了時点首位だったチームがBクラスだった例は、22年の巨人の1例しかない。スタートダッシュを決めれば、Aクラス入りする可能性はグッと高くなる。 ▼2025年 巨人 4月終了時点:15勝11敗1分[1位] 最終順位成績:70勝69敗4分[3位] ▼2024年 阪神 4月終了時点:15勝9敗3分[1位] 最終順位成績:74勝63敗6分[2位] ▼2023年 DeNA 4月終了時点:16勝7敗0分[1位] 最終順位成績:74勝66敗3分[3位] ▼2022年 巨人 4月終了時点:20勝11敗0分[1位] 最終順位成績:68勝72敗3分[4位] ▼2021年 阪神 4月終了時点:20勝9敗0分[1位] 最終順位成績:77勝56敗10分[2位] ▼2020年 ※コロナ禍による延期で6月に開幕 巨人 7月終了時点:21勝11敗2分[1位] 最終順位成績:67勝45敗8分[優勝] ▼2019年 巨人 4月終了時点:16勝10敗0分[1位] 最終順位成績:77勝64敗2分[優勝] ▼2018年 広島 4月終了時点:17勝10敗0分[1位] 最終順位成績:82勝59敗2分[優勝] ▼2017年 広島 4月終了時点:16勝10敗1分[1位] 最終順位成績:88勝51敗4分[優勝] ▼2016年 巨人 4月終了時点:15勝10敗3分[1位] 最終順位成績:71勝69敗3分[2位]

  • 鯉番記者が分析 赤ヘル打線復活のカギは?「2番・中村奨」「モンテロの状態」「絶対的存在」

    2026年03月24日 06:01
     新井カープ4年目となる今季の開幕まで残り3日。新井貴浩監督(49)は開幕戦で1番から4番にドラフト1位・平川蓮外野手(21)=仙台大=から始まるドラ1カルテットを起用することを明言。打線はオープン戦で12球団2位タイとなる13本塁打を記録するなど、変革の予感が漂う。8年ぶりのV奪還へ−。赤ヘル打線復活のカギを分析する。  新井カープ4年目のオープン戦は6勝11敗1分の10位で幕を閉じた。勝敗以上に収穫があったのは打線だ。チーム本塁打数13本は12球団で2位タイ(トップは中日の16本)。新戦力と既存戦力が融合し、例年にないワクワク感がある。22日のオープン戦最終戦後、新井監督は打順構想について言及し1番から4番は平川、中村奨、小園、佐々木のドラ1カルテットを並べることを明言。「今の最適解だと思っている」と手応えを示した。  期待高まる上位打線の鍵を握るのは2番・中村奨とみる。オープン戦中盤から2番に固定され、打率・319、出塁率・414の好成績をマーク。犠打は出場16試合でわずか一つだった。求められるのはオープン戦で12球団最多の21安打をマークした1番・平川と、昨季、首位打者と最高出塁率の2冠を獲得した3番・小園をつなぐ役割。前後の打者が積極的に仕掛けるタイプなだけに、難しい役回りとなることが予想されるが“打てる2番”が機能すれば、相手バッテリーにとって脅威の上位打線となることは間違いない。  打線の厚みを左右するのがモンテロの状態だ。オープン戦は打率・194と低迷。当初は一塁・モンテロ、三塁・佐々木、遊撃・小園を想定したが、オープン戦の最後の2試合は一塁・佐々木、三塁・小園、遊撃・勝田(二俣)という布陣をテストした。長いシーズンを戦う上で、複数のプランを準備することは不可欠だが、本来はメンバーを固定して戦うのが理想。指揮官は「調子のいい選手を起用していきたい」と開幕後も激しい競争を促しており、モンテロの状態がスタメンの顔ぶれを決定づける最大の焦点となるだろう。  開幕スタメンの構想が固まりつつある中で、勝負どころを左右する“切り札”の役割も明確になってきた。21日・ソフトバンク戦(ペイペイ)で代打本塁打を放った秋山や、昨季チーム最多の代打起用を数えた野間のベテラン勢に加え、指揮官が「レベルアップしている」と評価する佐藤啓、渡辺ら若鯉も開幕はベンチで待機する予定。代打の神様のような絶対的存在が誕生すれば、終盤の戦い方は劇的に変わるはずだ。  ドラ1カルテットを軸とした若く勢いのある上位打線に、助っ人や厚みを増した代打陣がガッチリとかみ合えば、8年ぶりのV奪還が見えてくる。赤ヘル打線の真価が問われる戦いが、いよいよ幕を開ける。(デイリースポーツ・高橋涼太朗)

  • 東北 ダルビッシュ以来22年ぶり星 金沢“ダルスライダー”駆使して好投 動画を見て「握りはマネしてる」

    2026年03月24日 05:01
     「選抜高校野球・1回戦、東北5−1帝京長岡」(23日、甲子園球場)  東北・金沢龍希投手(3年)はひょうひょうとアウトを重ねた。

  • 山梨学院・菰田 骨折していた 22日長崎日大戦の一塁守備で走者と交錯「今までにない痛み」不安が現実に

    2026年03月24日 05:01
     プロ注目の二刀流として大会トップ級の注目を集めていた山梨学院・菰田陽生投手(3年)について、22日の試合後、西宮市内の病院で診察を受けた結果、「左手首付近の骨折」と判明していたことが23日、大会本部を通じて明らかになった。  菰田は22日、長崎日大の1回戦に2番・一塁手として先発出場。一回表にはいきなり左翼ポール際へ先制ソロ本塁打を放ち、どよめきが起きた。これをきっかけに5点を先制と流れを呼び込み、五回にも左前打と、力を見せつけていた。  しかしその裏の守り、2死一塁で三塁手からの一塁送球が本塁方向にそれ、飛びついた菰田と打者走者が交錯。ミットが飛ぶほどの衝撃に、左手首を押さえて顔をゆがめた。  直後はテーピングの処置を施し、五回は守り切ったが六回の守備から交代を余儀なくされていた。  試合後、取材対応した菰田は「今までにない痛み」と話し、その後、病院に直行。吉田洸二監督も「あんなに痛がる姿は初めて」と心配していたが、不安は現実となってしまった。

  • 佐野日大が三重に惜敗 元阪神・麦倉監督初星ならず 敗戦の責任背負い「夏またここへ」

    2026年03月24日 05:01
     「選抜高校野球・1回戦、三重2−0佐野日大」(23日、甲子園球場)  1回戦3試合が行われ、元阪神の麦倉洋一監督(54)が率いる佐野日大は三重に惜敗した。終盤の好機に得点できず、同監督の甲子園初勝利はお預け。東北は初出場の帝京長岡を下し、22年ぶりの選抜大会勝利。英明は高川学園に勝った。  指揮官として戻ってきた甲子園で“監督初星”とはいかなかった。それでも闘志は消えていない。試合後すぐ、元阪神で佐野日大の麦倉監督は小さく息をはき前向きに力強く話した。  「母校の後輩と一緒に来られたことは、まず一つ大きなステップができたんじゃないかなと。ここからこの子たちとね、もう一回り二回り大きくなって、この夏ちょっと違った形でまたここに来られたらと思う」  聖地での初タクト。勝負をかけたのは0−2の八回だ。先頭の小和田和輝捕手(3年)が二塁手のファンブルで出塁すると、代打・青木裕弥内野手(3年)を送り込んだが空振り三振。そこから二ゴロと安打で2死一、二塁と好機を拡大したが、相手投手の低め変化球に翻弄(ほんろう)され、最後も空振り三振で得点を奪えなかった。  「思ったよりも緊張しなかった。私の指示がもう少し通っていれば。私の責任」と敗戦の責任を一身に背負った。無得点の要因は「低めの変化球を追いかけすぎたこと」と分析し、投手については「やっぱり真っすぐが一番打ちづらいんだっていうのをもう一回分からないといけない」と夏に向けての課題とした。  自身は佐野日大時代に1989年夏の甲子園で完封勝利を挙げ、阪神では91年5月6日の大洋戦でプロ初先発初勝利を挙げている。「私はね、自分勝手にやってましたんで」と話しながらも、「思いっきりやれる環境をつくるのが私の今の仕事。甲子園は一つ勝つのは大変。勝負強さがないと、ここで戦えない」と聖地の難しさを語った。  「いい経験をさせていただいた。選手たちも思いっきりやってくれたんじゃないかな」。チームを成長させ、再び聖地凱旋を果たす。  ◆麦倉 洋一(むぎくら・よういち)1971年7月29日生まれ、54歳。栃木県出身。右投げ右打ち。高3だった89年夏の甲子園に佐野日大のエースとして出場。89年度ドラフト3位で阪神に入団し94年までプレー。通算12試合で2勝4敗、防御率4.81。現役引退後はゴルフ場開発企業勤務を経て、デサントに入社。17年に佐野日大の監督に就任。

  • 高川学園・河内山 中学1年生の時に甲子園で見た立石弾に導かれ入学 結果で恩返し誓う

    2026年03月24日 05:01
     「選抜高校野球・1回戦、英明5−3高川学園」(23日、甲子園球場)  今も目に焼き付いている、あの弾道。5年前の夏、高川学園の4番・立石が放った、バックスクリーンへの一発。ナイトゲームのカクテル光線に照らされた打球をスタンドから目の当たりにした、当時中学1年の河内山潤捕手(3年)に「ここで、野球したいな」と決心させた。  昨夏も同校は甲子園の土を踏んだが、河内山は控え捕手で出番は巡ってこなかった。そこから必死の努力で、正捕手の座をつかんだ。頑張れたのは「立石さんの試合があったから」と、今も思う。  守りでは、味方の失策が絡んで失点が重なっていった。打席でも、思うような結果が出せなかった。九回、2点差に迫り、走者を2人置いて、打順が巡ってきた。結果は、外へのスライダー、ボール球に手が出てしまい三振。最後の打者となった。  昨秋のドラフト後、立石からの直接指導も受けた。ヒットという形での恩返しはできず、チームも敗退。  立石の、“練習の虫ぶり”は聞いていた。自身もそれに倣ったつもりだが「“来ただけ”になってしまった。この試合、今後に生かせる日にしないと、本当に意味がない」と目をはらし、声を絞り出した。  「立石さんには、いろんな支援をしていただいた。リベンジします、と伝えたい」。今も憧れる“あの打球”を追い求める日が、また始まる。  ◆河内山 潤(こうちやま・じゅん)2008年10月4日生まれ。山口県下松市出身。177センチ、84キロ。右投げ右打ち。小学2年から野球を始め、捕手一本。高川学園中では同校リトルシニア(硬式)に所属。高校では1年秋からベンチ入り。昨夏の甲子園は3回戦進出も出場機会なし。50メートル走6秒9、遠投105メートル。

  • 阪神・森下 開幕投手の研究より自分のスイング「考え過ぎても良くない」あくまで自然体強調

    2026年03月24日 05:00
     阪神の森下翔太外野手(25)が23日、開幕戦の相手投手となる巨人のドラフト1位・竹丸をチェックしつつも、自然体で立ち向かうと強調した。

  • 阪神・近本「青春」はすごい人生の土台になる 甲子園に出られなくても人間関係の中で野球を楽しむことができたら

    2026年03月24日 05:00
     阪神の近本光司外野手(31)がデイリースポーツ読者に向け綴るコラム「余韻」。2026年の第1回はシーズン開幕を目前に、今季テーマにする「野球を楽しむ」極意を語る。“チカ・マインド”にあるのは職業「プロ野球選手」という責任、使命。「青春」の2文字をキーワードに野球少年や少女、多くのファンに元気、勇気を届ける活躍を誓う。また初球打ちにヒントを得た2、3月の実戦についても解説した。  近本は3、4月に求める数字を「精神安定剤」と言う。シーズンは6カ月間の長丁場。一定の数字を求める背景には、メンタルスポーツと言われる野球の仕組みがある。  「4月の一カ月と8、9月の一カ月では同じ打率でも、その期間の変動が4月は大きい。例えば3本ヒットを打てば一気に打率が上がるし、一本も打てなかったら一気に下がるじゃないですか。でも8、9月は打っても2厘とか3厘しか上がらないし、打てなくても1厘2厘しか下がらない。その差がすごく大きいんですよ。そこのメンタルは野球選手である以上、気にしないというのは絶対に無理なのでね」  143試合を戦うプロならではの境地。数字を語り、現在地を語る近本はどこまでも楽しそうだ。谷を知り、山を登った経験があるからだろう。ただ、楽しむことは簡単そうでいて難しい。取材当日、甲子園球場ではセンバツ大会が開幕していた。球児が野球を楽しむには−そんな問いには意外な答えが返ってきた。  「やっぱり『青春』じゃないですか。僕、青春はすごいな、いい期間だと思っているんです。あの期間にしかできないことは多い。人との付き合い方、心境の変化に気づけているかどうかが、これからの人生の土台になっていく。コロコロと流行も人間関係も変わっていく中で、そこで自分を見失わないように、自分自身を理解しておくこと。人に合わせるということも自分を理解することだし、人に合わせないことも自分で理解することが大切。甲子園に出られなくても人間関係の中で野球を楽しむことができたら。僕、寮生だったので、洗濯物を干してすぐに素振りをしたなとか、チームメートと結構、今でもそういう話をします。昔話をしたところで何も変わらないですけど、人生ってそんなものじゃないですか」  隣接するクラブハウスまで届く歓声、甲高いブラスバンドの音色。野球を楽しむ原点は、プロ選手の近本も、甲子園を目指す球児も変わらない。野球を楽しむために技術の向上を目指す日々。打撃でも常に変化を求める中で「やっぱりタイミングが大事だと、改めて感じましたね」と話す。  「今年もそうですけどやりたいことや、オープン戦だからこそチャレンジできることがある。ただ、やっぱりタイミングが合っていないと、やりたいこともできないし、できたかどうかのフィードバックも取れない。その中でやってみたら面白いんじゃないかというのを理解して取り組む。その結果、良い面も悪い面も出てくるので、それをどう天秤(てんびん)にかけて取っていくか。そう考えるとワクワクしますよね」  オープン戦だからこそのチャレンジがあった。2月22日・ヤクルト戦の初回、近本は奥川の初球をスイング。投手の足元を抜ける遊撃内野安打で出塁した。翌23日の日本ハム戦でも初回、達の初球を狙い右前打を放つ。奥川の投じた一球は見送ればボール気味。それでもスイングを仕掛けた。  「2月から、3月上旬に取り組んでいたことは、シーズンに入ったらプレーボールの初球をそんなにスイングしにいけないから、今のうちにしておこうという考えでした。最近は、そのスイングにいっている中で、変化球だったら勝手に止まるだろうし、真っすぐだったらそのままスイングしていく。その時に力んでしまうので、その力みをどう自分の中で閉じ込めながら、外に出ないで自分の中でしっかりスイングできるか、というのを初球からやってみようと思っています」  開幕を目前に控える中で、頭と体を連動させる作業。初球打ちでも時期によって意味が違う。ただ、2月のオープン戦から継続してきた中で「見えてきたものはたくさんあります」とうなずく。  「やっぱりタイミングだなと。しっかりと合わせにいって、合っていたら勝手に振っているものなので。あまり自分から振るというのを意識し過ぎなくてもいいのかなというイメージ。シーズンではできないようなこともありますし、逆にシーズンでも続けていきたいこともあった。それが開幕戦のプレーボールで、竹丸くんの初球をスイングしにいくかと言われると、それはまだ分からないですけどね。あの環境では絶対に力むので、そこをどうコントロールしていくかですね」  開幕は3月27日・巨人戦。「オープン戦が終わってからの4日間の練習、そこの過ごし方がすごく大事になる」と気を引き締める。昨季王者として迎える新シーズン。球団としても2リーグ制導入後、初の連覇に挑む戦いになる。前回、挑戦権を得た24年はリーグ2位。苦い経験も知る男が今、考える戦い方とは。  「他の人がどう思っているか全然分かりませんが、僕自身はそんなに連覇、連覇と気にしなくても、自分たちの仕事がしっかりできれば勝てると思っています。連覇とか、優勝というのは、あまり気にしなくてもいいんじゃないかと。それは24年に感じました。結果的に連覇はできなかった。だから何か違うものに取り組まないといけないというのもあるんでしょうけど、結局、自分が良いパフォーマンスを発揮できるのは、優勝とかタイトルとか成績を気にしないで、今できることにしっかりフォーカスして取り組む時。あくまで選手は自分のプレー、自分の成績が良くなればいいかなと思っています」  藤川監督は「強いから勝つではなく、勝つから強い。勝つチームをつくる」と言う。個々のスキルを磨いた先に、チームの戦力アップがある。

  • 福留&大山アベック弾で快勝 【プレーバック“伝統の開幕戦”】

    2026年03月24日 05:00
     【18年3月30日、阪神○5−1巨人】  金本知憲監督勝負の3年目を、快勝発進で飾った。二回に福留の先制ソロと高山の内野安打で2点。3回には大山の2ランも飛び出し、試合を優位に進めた。7回には新外国人ロサリオのタイムリーで駄目押し。先発メッセンジャーが陽岱鋼の適時打による1点に抑え、マテオ−ドリスの助っ人リレーが決まった。  ところがシーズンが始まると、深刻な貧打に悩むこととなる。主砲にと期待したロサリオが期待外れで、2軍落ちも経験する。チーム本塁打85はセ・リーグ最少。本拠地甲子園でのシーズン最多本塁打を、ビジター球団DeNAのソト(6本)に明け渡すという屈辱も味わった。オフには金本監督が退任。矢野燿大2軍監督が1軍監督に昇格した。

  • 阪神・近本が語った「野球を楽しむ」極意 野球選手は「仕事」じゃない 子供に勇気、元気与えること

    2026年03月24日 05:00
     阪神の近本光司外野手(31)がデイリースポーツ読者に向け綴るコラム「余韻」。2026年の第1回はシーズン開幕を目前に、今季テーマにする「野球を楽しむ」極意を語る。“チカ・マインド”にあるのは職業「プロ野球選手」という責任、使命。「青春」の2文字をキーワードに野球少年や少女、多くのファンに元気、勇気を届ける活躍を誓う。また初球打ちにヒントを得た2、3月の実戦についても解説した。  近本は取得した国内FA権を行使せず、5年総額25億円(推定)で残留を決めた。心機一転で迎えた一年。2月のキャンプ、3月のオープン戦と常に柔和な表情が印象的だった。  「オフから取り組んできたことが、ある程度できるようになったり、体の状態もよく、いい状態でプレーできている。いろんなところで余裕ができているのかなというのはありますね。でも、それがシーズンに入ったら、いい方向にいくのかどうかはまだ分からない。現状では、まあまあ…くらいですね」  ここで言うオフの取り組みとは走り込み強化を指す。「長く野球を」「長く走れる体を」とランニング量を増やした。今までにない挑戦だった。  「走っていたから守備でも打撃でも、トレーニングもそうですけど、一気にスピードを上げることの負担がなかった。自然とそのスピード、試合のスピードに入っていけます。一気に心拍数が上がると、すごく体にストレスがかかる。筋肉が急激に収縮をすると疲労が残りやすくなったり、硬くなったりするので。自分の体を自分が動かしたいように動かせているという感じです。その分、全体的な消費カロリーも高いので、いい傾向ではあるのかなと思っています」  8年目。球団の枠を超え、球界の顔として名が知られるようになった。今季7度目の盗塁王獲得ならセ・リーグ史上最多。新人から8年連続の130安打や、球団最長となる6年連続のベストナイン受賞。グラウンドに立てば当然のように活躍が求められる。期待を背負う重圧や、数字と戦う日々。近本は「楽しむ」を今季のテーマにした。  「僕の職業はプロ野球選手ですけど、プロ野球選手が仕事ではないと思っています。肩書がプロ野球選手で、仕事は子供たちに元気を届けたり、勇気を与えたりすることだと。自分が楽しくプレーしている姿や、甲子園のグラウンドを走り回っているところを見てもらいたい。そこが少し変わってきたのかなと思いますね。僕にはライスワークとして野球というのがありますし、ライフワークとしてリンクアップ(※)の活動もある」  今年11月には32歳になる。「30歳手前くらいですかね。そうやって分けられるようになったのは」と優しく笑う。夢を届け、希望を担う職業。近本が考える「楽しむ」ことは、グラウンドで笑ったり、はしゃぐ姿を見せることとは一線を画す。  「山があったほうが面白いんですよ。いい時期と悪い時期があって、悪い時期がないと新しいものが見えてこない。谷に落ちた時に、どう現状を打破するか。試行錯誤してどうイメージ通り動かしていくのか。そのきっかけが欲しい。そこが一番楽しいのに、谷がなかったらそれはないでしょ。正解、不正解はあまり気にしなくてもいい。それ自体も楽しんでいるのかなと思いますね」  言葉や行動から思考をひもといていくと、プロフェッショナルな姿に「職人」「求道者」などを連想させる。ただ、そんなたたずまいでいながら、人間的な部分を隠さないのがチームメートやスタッフ、ファンから愛される理由なのかもしれない。開幕の話題に触れた時だ。  「開幕でベストな状態に持っていくつもりはあまりないです。大事なのは夏場。そこにしっかり合わせられるようにと思っています。ただ、開幕して1カ月くらいは、ある程度の安定した数字は欲しいなと。精神安定剤としてです。2割5分以上、3割未満くらい…数字がまず入ればいいかなと思いますね」  変化を楽しみ、背負う期待や重圧も楽しむと決めた。秋にどんな景色が待っているだろう。近本の新たな一年が始まる。  ※…近本が2024年2月に設立した一般社団法人「LINKUP」。近本自身も理事を務め、離島支援や地方創生活動に注力している。

  • 阪神・ルーカス“恐怖の9番打者”目指す 打撃11年ぶりも自信あり「高校時代は打率・375」

    2026年03月24日 05:00
     阪神の新外国人、イーストン・ルーカス投手(29)が23日、甲子園の室内練習場で行われた投手指名練習に参加し、“恐怖の9番打者”を目指すべく打撃練習に臨んだ。

  • 阪神・ドラ1立石 甲子園で母校・高川学園応援 恩師・松本監督「わざわざ来てくれてありがたい」

    2026年03月24日 05:00
     阪神のドラフト1位・立石正広内野手(22)=創価大=が23日、選抜高校野球に出場した、母校・高川学園の応援で甲子園に駆けつけた。  時折、激しい雨も降る中、アルプススタンドから後輩たちの雄姿を見つめた。自身も高校3年時に甲子園に出場。豪快な本塁打を放ち、全国に名をとどろかせた。今大会前には、スポーツドリンクや肉を差し入れ。初戦敗退となったが、母校を後押しした。恩師でもある松本祐一郎監督は「忙しいはずなのに、わざわざ来てくれてありがたいですね」と感謝した。  立石は「右脚の肉離れ」で出遅れていたが、17日のファーム・オリックス戦(SGL)で実戦デビュー。最初の打席で初安打。さらに19日の同戦ではプロ初アーチとなる満塁弾を放った。21日からは筑後遠征に帯同し、2試合で三塁の守備に就くなど、順調な経過を歩んでいる。  つかの間の休日で、後輩たちからパワーをもらった立石。次は自身が甲子園のグラウンドで大暴れする番だ。

  • 阪神・才木 24日2軍戦でガチ開幕リハ「調整ではなく意識しながら」 先発濃厚3・31ホーム開幕戦好投約束

    2026年03月24日 05:00
     阪神の才木浩人投手(27)が23日、兵庫県西宮市の甲子園で行われた投手指名練習に参加し、キャッチボールなどで調整した。24日のファーム・オリックス戦(京セラ)に先発予定で、ちょうど1週間後の31日に同球場で行われる、DeNAとのホーム開幕戦に先発濃厚となっている。シーズン開幕前最後の登板は結果にもこだわると明言。いよいよ本番モードに突入していく。  練習後、24日の登板について問われた才木の表情が、すっと引き締まった。「もう(開幕前)最後なんで。しっかり気持ちも入れながら、開幕に向けた準備ってところですね」。その言葉から、既に本番モードに突入していることが伝わってきた。  これまでのオープン戦では直球や変化球の精度、体力面を意識した球数など、テーマを掲げて試合に入っていた。ただ、シーズン開幕直前。内容に加え、結果にもこだわる時期に入っている。「ファームは開幕していて、そこで投げさせてもらう。調整ではなく(結果を)意識しながら、しっかり抑えられるようにやっていけたら」と力を込めた。  絶好のリハーサルになる。24日に上がるマウンドは、31日のホーム開幕戦でも登板濃厚な京セラドーム。今季から人工芝が張り替えられており「マウンド周りの確認もそうですし、バント処理とかがあれば、本番のつもりでやりたい」。2日の韓国代表戦で一度は経験しているが、再確認できることはプラスに働くはずだ。  ここまでは順調にステップを踏んできた。2月のキャンプでは昨年に比べ、1週間以上早く実戦のマウンドに立った。そこからオープン戦に加え、ファーム教育リーグなども使いながら5試合に登板し計16回を3失点。イニング数を上回る18個の三振を奪うなど、結果も伴っている。「(状態は)徐々に上がってきていますし、すごく感覚はいい」と自信を口にした。  この日は、甲子園の室内練習場でキャッチボールや瞬発系のメニューで汗を流した右腕。まもなく始まるシーズンへ強い決意を示した。「開幕したからといって(オフからの取り組みを)やめるのではなく、しっかり継続しながらレベルアップしていけるように」。まずはスタートダッシュを決めるため、最高のピッチングでプレシーズンを締めくくる。

  • 巨人・ドラ3山城 開幕投手ドラ1竹丸にプレッシャー要求 勝ってくれれば「より一層頑張れる」

    2026年03月24日 05:00
     開幕ローテーション入りが確定した巨人のドラフト3位・山城京平投手(22)=亜大=が23日、川崎市のジャイアンツ球場で投手練習に参加し、阪神戦で開幕投手を務める同1位・竹丸(鷺宮製作所)にプレッシャーをかけるよう求めた。  前日22日に阿部監督がローテ入りを明言し、注目を集める左腕は「今は(ローテに)入っているだけ。結果を残さないと意味はないので、しっかり自分の投球ができるように頑張る」と表情を引き締めた。  新人2人の開幕ローテ入りは巨人では64年ぶりの快挙。だが気負うことなく「竹丸さんが勝って僕にプレッシャーを与えてくれたら、より一層頑張れる。竹丸さんに期待です」とニヤリ。昨季の王者相手に先陣を切る同期左腕をけしかけた。