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2026年06月29日 05:00
「広島3−12阪神」(28日、マツダスタジアム) 海の向こうで脚光を浴びるストライカーたちのように、“点取り屋”として打線を引っ張り続けた。阪神・森下翔太外野手が振り抜いた打球は失速することなく、左翼コンコース席手前の看板を直撃。リーグ単独トップの17号2ランで先制点をもたらし「上がり過ぎたなと思ったんですけど、いい形で打てました」と納得顔で振り返った。 初回1死一塁。岡本の内角高め146キロに鋭く反応した。高々と舞い上がった白球はフェンスに張り付いた相手左翼手の向こう側に着弾した。「遥人さん(高橋)に少しでも楽な展開で投げてもらいたいと思っていました。打球に角度もついて、いいバッティングができた」。19日・DeNA戦以来4戦ぶりの一発で、偉業に挑む先輩左腕を力強く援護した。 勝ち越しに成功した七回は、なおも1死三塁で中前にはじき返して追加点をもたらした。3点リードの九回は1死一、二塁から左越えに2点適時二塁打を放ち、プロ入り初の1試合5打点。W杯で熱戦が繰り広げられている中、“ハットトリック”以上の躍動ぶりで、広島の虎党に歓喜を届けた。 六回には佐藤輝の本塁打も飛び出し、今季5度目のアベック弾となった。チームは14安打12得点の大勝。春先には「どこから始まっても点を取れるような束になった攻撃というのは、相手にとってすごくプレッシャーになると思う。それができたらいい」と理想を掲げていた。敵軍を圧倒した波状攻撃。その中心に森下がいた。 「一試合一試合、淡々とやっているだけ。今日、結果が出たからどうこうというのは特にない」とスタンスはブレない。猛虎打線の金看板を背負う男は黙々と、己の役割に徹していく。
2026年07月01日 06:00
ヤクルト4−3巨人(セ・リーグ=30日)――ヤクルトが逆転勝ちで3連勝。
2点を追う八回に相手の暴投などで同点とし、九回は増田の遊ゴロの間に勝ち越した。巨人は救援陣が崩れ、3連勝ならず。
口を真一文字に結んだ巨人の大勢が、失意の表情でベンチに腰をかけた。八回に2点のリードを守り切れずノックアウト。悪い流れは、守護神のマルティネスも止められない。頼みの必勝リレーが崩れ、痛恨の逆転負けを喫した。
八回。大勢は先頭の長岡に四球を与え、赤羽にはフォークボールが甘くなり、左前打でつながれた。代打・中村悠の打席で、一死二、三塁となり、3球目のフォークが引っかかって暴投となり1点差。中村悠の二ゴロで前進守備の門脇が本塁へ送球し、三塁走者はタッチアウトと判定されたが、リプレー検証で覆り、追いつかれた。
同点の九回はマルティネスがマウンドへ。しかし、先頭の松下歩叶(法大)の投ゴロを自らの悪送球で出塁を許し、一死三塁とされると、遊ゴロ野選の間に勝ち越し点を奪われた。
大勢は「立て続けにやられて、チームに迷惑をかけてしまっている」と唇をかんだ。勝ちパターンの八回を担う右腕はこれで登板3試合連続での失点。6月28日のDeNA戦でも、2点リードの八回に1点を奪われ、イニング途中に救援を仰いだ。橋上監督代行は「球威自体も落ちている感じがするし、空振りがなかなか取れない」と指摘。データも交えながら、状態について詳しく検証する考えを示した。
大勢は昨季、62試合に登板し、最優秀中継ぎ投手のタイトルに輝いたブルペンの支柱だ。杉内投手チーフコーチは「チームには絶対必要な存在なので、乗り越えてもらうしかない」と祈るように言う。その奮迅の働きなくして、厳しさを増すペナントレースは勝ち抜けない。(平山一有)
巨人・橋上監督代行「序盤からミスがちょっと出てしまった。接戦になればなるほど、ミスした方が勝ちきれなくなる典型的なゲームになってしまった」
2026年07月01日 05:00
「左手首の骨折」でリハビリ中の阪神・近本光司外野手(31)が30日、兵庫県尼崎市の「日鉄鋼板SGLスタジアム」で、屋外でのフリー打撃を再開した。また、ファーム残留組による練習にも合流し、体を動かした。
虎のバットマンが力強く快音を響かせた。広角に打ち分け、23スイングで安打性は7本。また、ダッシュやキャッチボール、外野でのノックにも参加。メイングラウンドで約2時間、みっちり汗を流した。
近本は4月26日の広島戦(甲子園)で死球を受け、左手首を骨折。5月1日からSGLでリハビリを開始していた。6月26日には室内練習場での打撃練習を行い「順調には進んでいます」と現状を明かしていた。離脱から2カ月、不動の1番打者は復帰に向けて着実に歩みを進めている。
2026年07月01日 05:00
「阪神3−2中日」(30日、甲子園球場)
まさに「執念の一打」だった。今季2度目のスタメン起用となった阪神・浜田太貴外野手が移籍後初適時打、初打点でサヨナラ勝ちに貢献。これまた移籍後初となるヒーローインタビューで「めちゃくちゃ緊張します」と、大歓声に笑みをこぼした。
1点を追う八回だった。2死一、三塁と一打同点の場面。カウント1−2と追い込まれ、左腕・吉田の内角直球に完全に詰まらされた。万事休すかと思われた打球はふらふらと上がり、一塁手の後方にぽとり。「ラッキー」と正直に振り返ったが、値千金の同点打で試合を振り出しに戻した。
現役ドラフトで加入した今季。開幕1軍を勝ち取るも、快音は響かず。苦しい時期が続く中で「割り切りました」。甘い球を待つ、狙い球を絞るといった割り切りで暗闇に光をともした。
藤川監督も「こういうふうにしてチームやファンから認められていく」と、虎戦士としての第一歩を喜んだ。シーズンはまだまだ長い。虎のハマちゃんの物語は始まったばかりだ。
2026年07月01日 05:00
「楽天2−5ロッテ」(30日、楽天モバイル)
6月10日以来の4番に座ったロッテ・佐藤都志也捕手が自身初の満塁弾で試合を決めた。
2026年07月01日 05:00
「日本ハム9−2オリックス」(30日、エスコンフィールド)
日本ハムは先発全員15安打の猛攻で今季5度目の3連勝。同最多の貯金10とした。新庄剛志監督は球団を通じ「選手に聞いてちょうだい!!」とコメント。
初回に先制の中前適時打、三回に右越え5号ソロを放った吉田賢吾捕手は、直近4戦4発の爆発にも「出来過ぎぐらいだけど、これぐらいやらないとなかなか出られないと思うので」と、浮かれたところはなかった。
2026年07月01日 05:00
「ファーム・西地区、広島3−6阪神」(30日、由宇球場)
苦しんだ分だけ、バットを握る手には力がこもった。栗林を粉砕する一撃を放ったのは阪神ドラフト1位の立石正広内野手だ。降格後、初本塁打となるファーム3号2ラン。初の複数安打もマークし、これで3試合連続安打とした。1軍再昇格へ復調の兆しを漂わせた。
「ちゃんと振れているのでいい結果につながったと思います」
1点を追った四回1死一塁。目の前に立ちはだかるのは栗林だ。準完全試合も達成した1軍トップクラスの右腕を「すごい選手だと思います」と意識する中、虎党が胸を躍らせる対決は初球で決着がついた。高めの直球をはじき返すと、打球は逆方向へ高々と舞い上がった。そして右翼フェンスを越えて、外野席の芝生へ弾んだ。
やはり持ってる男だ。降格後、20打席目にして待望の一発は逆転弾。「基本、真っすぐをしっかり打ち返すのは大事だと思うので」と立石本人も納得の表情だ。打たれた栗林は「良い選手だと思います。映像を見ても良い選手だなと思っていた」と脱帽。平田2軍監督も「右に打てるのが特長。そういうところが出た。(調子が)上がってきてるから4番にしてるし、打球に角度が付いてきている」とドラ1の一打を称賛した。
6月17日に登録抹消。ファームでの3試合は10打数無安打と苦しんだ。それでも27日の巨人戦(SGL)で降格後初安打が出ると、翌28日の同戦でも中前打を放った。また、5試合連続で三振を喫していたが、この日はゼロ。不名誉な記録から脱したことも、好調の裏付けとなっている。
二回の第1打席でも初球直球をはじき返す中前打。八回1死二塁では粘って8球目の内角低めの球を見極めた。四球をもぎ取り、その後の追加点につなげた。「捉えきれなかった中でフォアボールにできたのは良かった。もっと早めに捉えられる球はあったかなと思います」。好結果にも反省を忘れない。ゴールデンルーキーのリスタートが近づいてきた。
2026年07月01日 05:00
「阪神3−2中日」(30日、甲子園球場)
劇的アーチに甲子園が大熱狂だ。2−2の延長十回に阪神・森下翔太外野手(25)が今季2本目となるサヨナラ本塁打を左翼席に放り込んだ。六回には2試合連発の18号を放ち、試合を決める19号ソロで自身初となる甲子園で1試合2発を記録した。チームはヤクルトと同率で首位に再浮上。森保ジャパンの激闘から約17時間後、聖地に描かれた劇弾に虎党の興奮がやむことはなかった。
何度もほえた。両手を挙げ、ベンチをあおる。聖地に流れる時間も、4万人超えの視線も、自分だけのものだ。感情を爆発させながらダイヤモンドを一周した森下は、本塁手前でヘルメットを放り投げ、歓喜のウオーターシャワーを浴びた。チームを再び首位に導く今季19号。カクテル光線が、びしょぬれになった主役の姿を照らした。
「松山も気合入って(スピードが)速かったので、今までのイメージよりは、真っすぐのタイミング寄り(で待っていた)というか」
2−2で迎えた延長十回1死だ。初球の低めフォークは空振り。2球目の同球種、浮いた147キロは逃さなかった。大歓声とともに舞い上がった打球は、美しい弧を描き左翼席へ。くしくも、7点差を逆転した5月20日の同じ中日戦(甲子園)以来となる、今季2度目のサヨナラ弾で試合を決めた。
これでプロ入り後積み重ねてきた通算勝利打点は「49」に。4年目での到達は中西太(西鉄)、原辰徳(巨人)に並ぶ記録で、球団最速「50」という数字にも王手をかけた。0−1の六回には弾丸ライナーで2戦連発となる同点ソロ。今季16本塁打の佐藤輝を3差に引き離し、“キング争い”も独走態勢に入ろうとしている。
さらに甲子園での一発は8本目と前半戦ですでに自己最多タイと並ぶ数字に。お立ち台では「甲子園で打つホームランが一番気持ち良い」とニンマリ。「甲子園でとるホームラン王は、他球場より、かなり意味合いが違うと思っている」と高みを見据えた。
時にはバットをペンに持ちかえる。進化の過程において「言語化」も重要な要素だと森下は言う。「言語化ができないと、自分の中に落とし込めるところがない。感覚頼りになっちゃうと、どうしても崩れた時に戻る場所がなくなる。僕は感覚だけだと限界を感じたので、頭で考えることを意識しています」。メンタル面も含め、現状を正確に理解するために、とにかくアウトプット。特に、大きな変化を加えるオフシーズンには何度もノートを開いた。
劇的な一撃を放った前の打席では、リーグ最多10死球目を受け、顔をゆがめる場面もあった。それだけ厳しい攻めを受けるのも強打者の証し。「その残像でちょっと落ち込んだ時期もありましたけど」と明かしつつ「そういうところを克服していかないと、もっともっと厳しい攻めは来ると思う。自分の打撃を見つめながらやっていきたい」と、冷静に受け止めた。
甲子園ではプロ初となる1試合2発で、シーズン折り返しを前に20号に王手。それでも「目標にはまだ足りない。気を引き締めながらやりたい」と慢心はない。森下ならば−。虎党の予感を何度も“正解”にするのが、この男だ。
◆プロ2本目のサヨナラ弾! 森下がプロ通算ならびに今季2本目のサヨナラ本塁打。前回も中日戦で最大7点差からひっくり返した5月20日(甲子園)のゲームだった。この試合は七回表終了時点でスコア0−7の7点ビハインド。大量リードを許した状況から打線は七回に4得点、八回に3得点して同点に追いつき試合を振り出しに。最後は同点で迎えた九回の先頭打席で森下が中日6番手・牧野から左方向へサヨナラの11号ソロをかっ飛ばした。
2026年07月01日 05:00
「阪神3−2中日」(30日、甲子園球場)
努めて感情を表に出さない阪神・藤川球児監督が、珍しく興奮気味に「うれしい」を連発した。
2026年07月01日 05:00
「阪神3−2中日」(30日、甲子園球場)
最後の打者を打ち取ると、グラブを強くたたき、声を上げた。阪神・才木浩人投手は7回1失点の力投。自身5試合ぶりの白星こそ逃したが、しっかりと役割を果たした。
「立ち上がり3イニングはバタバタしたというか、不安な入りでしたけど、結果的に7回まで投げ切れたので、最低限かなと思います」
序盤は自慢の直球を狙われた。二回は2死走者なしから板山、石川昂の連打であっさり先制点を献上。三回まで許した5安打すべてが直球をはじかれたものだった。
それでもズルズルはいかなかった。四回には板山から三振を取り、自身4年連続となるシーズン100奪三振に到達。「継続してイニング以上の数を取れているのは、いいことだと思う」。球団では7年連続だった能見篤史以来。高卒右腕に限ると、現DeNAの藤浪以来の記録だった。
中盤からは完全に立ち直った。四回から七回までは1人の走者も許さず。「四回以降は自分のボールを投げることを考えてやれた。真っすぐとフォークのコンボがハマったかなって感じですね」と納得の投球ができた。
同点の七回、チャンスの場面で代打を送られ、降板。ベンチの最前列で祈るように見つめたが、得点は奪えず勝ち星はつかめなかった。6月は未勝利に終わったが、ここ3試合で計19イニングを2失点と安定感のある投球が続いている。状態は確実に右肩上がり。才木は夏に向けてギアを上げていく。
2026年07月01日 05:00
「ファーム・西地区、広島3−6阪神」(30日、由宇球場)
鮮やかに快音を連発し、強敵をノックアウトした。阪神・嶋村麟士朗捕手は栗林から3安打を放ち、ファーム3号となる2ランも放った。
1点リードの六回2死一塁。追加点が欲しい場面で内角高め直球を振り抜いた。打球はあっという間に右翼フェンスを越え、嶋村はゆっくりとダイヤモンドを回った。「タイミングがいい感じで合っていた。右足が地面に着いてからは体に任せて強いスイングを心がけました」と納得の表情で振り返った。
平田2軍監督も「いい仕事をしよる。また1軍で(活躍したい)という気持ちが出とる」と奮闘に頰を緩めた。さらに二回無死一塁は右前打で好機を拡大。四回1死も右前打でファーム打率は・348と打棒が止まらない。頼もしい戦力が7月戦線へ名乗りを上げる。
2026年07月01日 05:00
「DeNA3−7広島」(30日、ハードオフエコスタジアム新潟)
DeNAの守護神・山崎康晃が1点リードを守り切れずに逆転負け。新潟開催での4年ぶり勝利はならなかった。九回1死から安打と3者連続四死球で同点を許して降板。「チームが勝ちが欲しい新潟で、そういう姿を見せられなかったのが悔しい」と唇をかんだ。
通算250セーブまであと4に迫っているが、相川亮二監督は今後の起用プランに関し「ちょっと考えないといけないっていうのも含めて、また」と話した。
2026年06月30日 23:50
「DeNA3−7広島」(30日、ハードオフエコスタジアム新潟)
広島が劇的な逆転勝利を挙げた。
2026年06月30日 23:44
「DeNA3−7広島」(30日、ハードオフエコスタジアム新潟)
アイドルグループ・NGT48の磯崎菜々が、DeNAのオフィシャルパフォーマンスチーム「diana」とのリレー対決に参加。新潟県のBSNラジオチームの一員として、スカート姿で爆走を見せた。
3人リレーの第2走者として登場。バトンリレーに手間取り、つまづいて転びそうなって減速しながらも、圧巻の走りを見せた。
スタンドを盛り上げた走りに、ネットでは「走ってる姿もカッコよかった」「足速いじゃん」「転ばなくてよかったー」「ナイスラン」「光の速さで走ってった」「転ばないでよかった ちょっとヒヤヒヤした」と驚きの声が上がった。
2026年06月30日 23:41
「日本ハム9−2オリックス」(30日、エスコンフィールド)
日本ハム・清宮幸が八回の一塁守備で左膝を痛め、負傷交代した。
1死走者なしでオリックス・山中の痛烈なゴロをはじいた際に痛め、その場で手を着いた。立ち上がったが左足をひきずるようにし、トレーナーが駆けつけた。
その後、新庄監督がベンチへ下がるように指示し、代わって細川が一塁守備に就いた。
球団関係者によると、左膝の打撲で、病院には行かずに様子を見る。
2026年06月30日 23:39
「日本ハム9−2オリックス」(30日、エスコンフィールド)
日本ハムが今季5度目の3連勝。先発の北山は6回3安打2失点の力投で、リーグトップタイの8勝目を挙げた。
二回に紅林に一時は同点となる左越え2ランを浴びた以外は要所を締め、追加点を与えず。4四球を出したものの「フォークボールに絶対手出しをしないとか、外の曲がり球もケアするみたいな意図を感じた。リスク管理をした中で、長打を打たれるよりはいいというところ」と、細心の注意を払った投球を貫いた。
これで自身7連勝。8勝目はチームメートの伊藤に並んだ。「ずっと背中を追い続けてる存在。大海さんもどんどん引き離していく方だと思うので、僕も必死についていって。チーム内でそういう競争ができたら、また他のピッチャー陣もいい雰囲気になってくると思うし、みんなで頑張っていきたい」と、切磋琢磨(せっさたくま)を誓っていた。