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ロッテ・小野郁「任されたところをしっかり投げるだけ」どんな場面でも覚悟をもって腕を振る剛腕

2026年06月30日 09:00

 ロッテ・小野郁は開幕二軍スタートだったものの、4月26日に一軍昇格を果たしてから力強いストレートでブルペンを支えている。  勝負の年と決意し覚悟を持って臨んだ昨季、ロッテのブルペンでは唯一シーズン通して一軍で投げ抜き、47試合に登板して2勝2敗10ホールド、防御率2.59と復活を印象付ける1年になった。  今季に向けて例年通り、「ランニングばっかりです」と体力強化をメインに1年間シーズンを戦い抜く体づくりに図った。都城春季キャンプでは初日から2日連続でブルペン入り。2月11日のライブBPでは和田康士朗、安田尚憲に20球(5球×2打席)を投げ、安打性のあたりをわずか1本に抑えた。小野の球を受けた植田将太は「良かったと思いますね。まとまりもあったと思いますし、スライダーが持ち味だと思うので変化球は。左のインコースで空振りを取れていましたし、良かったんじゃないかなと思います」と振り返った。  練習試合・オープン戦に向けて、「しっかりアピールしていかないといけないと思うので、試合が始まってどうなるのかわからないですけど、しっかり結果を残せるようにやっていきたいと思います」と意気込んだ小野は、実戦初登板となった2月15日のヤクルトとの練習試合1回を無失点に抑えるなど、練習試合・オープン戦は7試合・7回を投げ、防御率2.57だったものの、1回1失点だった3月18日の阪神戦を最後に一軍登板はなく、開幕を2年ぶりにファームで迎えた。  ファームで8試合に登板し、4月26日に今季初昇格。5月1日の西武戦で今季初登板を果たし、2回を投げ1失点。続く5月5日のオリックス戦から5月29日の阪神戦にかけて9試合連続無失点に抑えた。  5月10日のソフトバンク戦、2−5の6回二死一塁で庄子雄大を1ストライクから見逃しを奪った2球目の151キロストレート、見逃し三振に奪った3球目のインコース153キロストレートは素晴らしく、1回無失点に抑えた5月13日の日本ハム戦は12球中10球がストレートのパワーピッチング。  ストレートに関して6月12日の取材で「バランスよく投げられているので、これでいいなと思います」と話し、その後も力強いストレートを投げ込み、6月28日のソフトバンク戦、3−3の11回一死走者なしで近藤健介を3ボール2ストライクから見逃し三振に仕留めた9球目の外角154キロストレートは素晴らしかった。  武器のひとつでもあるスライダーも「いつもと変わらず腕を振って投げているだけなので、それがだんだんバランスも良くなっているのかなと思います」と、5月16日のオリックス戦、0−0の6回二死一塁で若月健矢に1ボール2ストライクから空振り三振に仕留めた135キロ縦に落ちるスライダー、6月7日の巨人戦、2−2の11回先頭のキャベッジを2ストライクから空振り三振に仕留めた138キロ縦に落ちるスライダーが良かった。  チェンジアップも「左に対して逃げていく球なので、チェンジアップがあればスライダーもいきてくる感じですね」と、6月7日の巨人戦、2−2の11回一死走者なしで中山礼都に1ストライクから空振りを奪った2球目の外角142キロチェンジアップは良い落ちだった。  気になったのは今年、150キロに迫るチェンジアップも投げていること。5月29日の阪神戦、0−1の7回一死二塁で伏見寅威を2ボール2ストライクから5球目の148キロインコースシンカー系チェンジアップで空振り三振に仕留めた。  小野に確認すると、「あれはフォークです。フォークを再び投げようかなと思いました」とポツリ。小野といえば、右肘手術前の24年はフォークを投げていたが、25年2月5日の石垣島春季キャンプの取材で「(フォークは)もう投げません、多分」と話していた。  その中で再びフォークを投げ始めようとした理由について聞くと、「ファームで投げた時に良かったので、続けて投げています。チェンジアップが140キロくらいなので、140後半出ればいいかなという感じで投げています」と教えてくれた。  春季キャンプのライブBPや練習試合・オープン戦で時々、カーブを投げていたが、「自分のバランスを整えるためだけだったので、あんまり投げていないですね」という理由で、シーズン始まってからほとんど投げていない。 ◆ イニング跨ぎ  今季は1イニングだけでなく、6月28日のソフトバンク戦のようにイニング跨ぎでのリリーフも多い。5月1日の西武戦は2回を投げ1失点だったが、5月29日の阪神戦、6月6日の巨人戦、6月28日のソフトバンク戦は2回を無失点に抑えている。  特に6月6日の巨人戦は1−1の10回に登板すると、1イニング目の10回は浦田俊輔を初球の153キロのストレートで左邪飛、続く佐々木俊輔を1ストライクから2球目のフォークで中飛、キャベッジを1ボール2ストライクから140キロのスライダーで空振り三振に打ち取り、わずか7球で終える。2イニング目となった11回も大城卓三を二ゴロ、松本剛を遊ゴロ、ティマを二飛と危なげなく3人で片付け、2回・16球を投げパーフェクトに抑える見事な働きだった。  イニング跨ぎでの登板について小野は「今年入ってから結構多いので、何も気にしていないというか、1イニング、1イニングしっかり投げるだけです」と、目の前の打者に集中する。  「任されたところをしっかり投げるだけだと思っているので、これからも言われたところでしっかり投げたいと思います」と頼もしい言葉。「チームに流れを引き寄せられるようなピッチングをしていきたいと思います」と決意を述べた。同点、ビハインドゲーム中心だが、リリーフ陣が安定している裏に、小野がいることを忘れてはならない。 取材・文=岩下雄太

  • 野球
  • カブス、5発の本塁打攻勢でパドレスとの乱打戦を制す 3カード連続勝ち越しで貯金10 鈴木誠也は2戦連続マルチ安打

    2026年07月01日 12:22
    ○ カブス 9−7 パドレス ● <現地時間6月30日 リグリー・フィールド>  シカゴ・カブスが先発全員安打で4連勝。鈴木誠也外野手(31)は「3番・指名打者」でフル出場し、2試合連続でマルチ安打を記録した。  1点先制を許して迎えた1回裏、鈴木は一死一塁の場面で併殺コースの三ゴロに打ち取られるも、二塁手タティスJr.の一塁送球が悪送球となって二塁に到達。続く4番カーソン・ケリーが中前適時打を運び、鈴木が同点のホームを踏んだ。  カブスは続く2回裏、8番ダンズビー・スワンソンの12号ソロで逆転に成功し、2番アレックス・ブレグマンも7号3ラン。5回裏にも5番マイケル・ブッシュの10号ソロ、8番スワンソンの13号2ランと2発が飛び出し、6回裏には1番ピート・クローアームストロングが18号ソロ。計5発の本塁打でパドレスを突き放した。  カブスは両軍ともに2桁安打の乱打戦を制し、3カード連続の勝ち越しに成功。今季最大15あった貯金が現地6月10日時点で0になっていたが、翌11日から14勝4敗と勝利を重ね、貯金10で6月を終えた。  前日にサヨナラ打を放った鈴木は5打数2安打の内容で5試合連続安打、同期間で3度目のマルチ安打を記録。今季成績は打率.268、12本塁打、OPS.799となっている。

  • ド軍の発表に「Noooo」「OMG」 痛感したシビアな通告…LAファン複雑「驚きがあったとは」

    2026年07月01日 10:59
    J・ヘルナンデスは17回2/3で防御率8.15  ドジャースは30日(日本時間7月1日)、ジョナサン・ヘルナンデス投手をメジャー出場前提となる40人枠から外すDFA(事実上の戦力外)とする措置をとったと発表した。日本時間午前6時40分に発表された“異動”に対し、「OMG ついに涙」「酷かった」などとファンの反応は真っ二つに分かれている。  ヘルナンデスは今季12試合に登板し、ビハインドの場面を中心に序盤は安定した好投を見せていた。しかし徐々に失点が増え、防御率8.15、17回2/3を投げてWHIP1.85と成績が急激に悪化。特に6月は、7日(同8日)のエンゼルス戦で1回2/3を投げて7失点と炎上していた。  苦境に陥った右腕へのシビアな決断に対し、ドジャースファンからは多くのコメントが寄せられた。「ジョナサン・ヘルナンデスの6月は本当に酷い月だった」「驚きがあったとは言えないな」「ヘルナンデスはちょっと酷かった」「(ドジャースにとって)いいことだ」と納得する声や「ヘルナンデス序盤が頑張ってくれてたよ。ありがとう!!」「Noooooooooooo」と“別れ”を惜しむ反応も見られた。  ドジャースはこの日、日本時間10時40分プレーボールの敵地アスレチックス戦に臨む。大谷翔平投手が「1番・指名打者」で先発する。(Full-Count編集部)

  • 阪神・小幡竜平、2軍合流 ファーム残留練習に参加 6月17日に1軍昇格後、1試合も出番なし 百崎が昇格へ

    2026年07月01日 10:38
     阪神の小幡竜平内野手(25)が1日、兵庫県尼崎市の「日鉄鋼板SGLスタジアム」でのファーム残留練習に合流した。このまま登録抹消されるとみられ、百崎蒼生内野手が昇格する見込み。  プロ8年目の今季、開幕スタメンを勝ち取った小幡だったが、6月4日に出場選手登録を抹消され、2軍再調整に。同17日に再び1軍に昇格したものの、その後は1試合も出番がなかった。  1軍では32試合に出場し、打率・233、0本塁打、4打点。ファームでは10試合に出場し、打率・192、0本塁打、3打点の成績を残している。  百崎は6月6日に抹消。抹消後は5試合13打数3安打、打率・230だった。

  • 日本ハム、ファームDeNA戦で外野芝生を臨時開放 2軍戦としては“異例の対応”

    2026年07月01日 09:18
    7月4日、5日の函館開催…内野指定席は完売に近い状態  日本ハムは4日、5日にテーオーオーシャンスタジアム函館で行われるファーム・リーグ交流戦、DeNA戦にて外野芝生エリアを臨時スペースとして開放すると6月30日に発表した。

  • 広島・玉村は決して悪い投球ではなかった ベンチの強い意思が勝利を引き寄せた【横山竜士氏】

    2026年07月01日 09:00
     「DeNA3−7広島」(30日、ハードオフエコスタジアム新潟)  広島が劇的な逆転勝利。1点差の九回、1死一塁から3連続四死球で同点とし、代打・佐藤啓介が勝ち越し2点適時打を放った。大盛穂も2点適時打を放って一挙5点。八回を抑えた森浦大輔に3勝目。九回は中崎翔太が締めた。デイリースポーツ評論家の横山竜士氏は、逆転勝利の要因に新井貴浩監督らベンチの采配を挙げた。   ◇  ◇  執念の継投が逆転勝利を呼び込んだ。新井監督は翌日に試合のない日程も見据え、早々に玉村に代打を送り、1点ビハインドにもかかわらず六回に遠藤、七回はハーン、八回には森浦と惜しみなく勝ちパターンの投手をつぎ込んだ。もう1点もやらないというベンチの強い意思が、勝利を引き寄せた。  4回3失点で降板となった先発・玉村だが、決して悪い投球ではなかった。二回に3点を失ったものの、その後は立ち直り、試合を壊すことなく粘りの投球を見せた。それだけに早い交代は悔しかっただろう。  継投のタイミングを決めるのはベンチの役目であり、投手自身が左右できるものではない。だからこそ周囲を気にし過ぎず、自分の投球に集中してほしい。  交代を意識することなく、一球一球に全力を注ぎ、自分の持ち味を存分に発揮することが次につながる。まだ若く、伸びしろは大きい。先頭打者を抑えることや最少失点で切り抜けることなど、自らコントロールできる部分に集中すれば、結果は必ずついてくる。悔しさを次への糧とし、自信を失うことなく、自分らしい投球を貫いてほしい。

  • ロッテ・佐藤都志也「自分がしっかりしなければ、このチームはダメになると思ってやっている」、「軸となってやっていきたい」中心選手としての自覚

    2026年07月01日 09:00
     ロッテ・佐藤都志也が“中心選手”として、チームに欠かせない存在感を放つ。  佐藤は6月30日の楽天戦、『4番・捕手』でスタメン出場し、0−0の4回無死満塁の第2打席、「満塁だったので自分の打つべき球だけを打とうと思っていました。浮いてきたところをしっかり反応することができて良かったです」と、荘司康誠が3ボール2ストライクから投じた6球目のスライダーを振り抜いた打球はライトスタンドに飛び込む第9号満塁本塁打を放った。  守っても先発・ジャクソン、高野脩汰、横山陸人の3投手を9回2失点にまとめる好リードで、チームを勝利に導いた。 ◆ 捕手・佐藤都志也を助ける一打  この日、4番で出場したように佐藤は守備だけでなく、“バット”での活躍が期待される。  今季は自らのバットで捕手・佐藤都志也を“援護”する。5月14日の日本ハム戦、初回に西川史礁の適時打で先制し、先発・細野晴希の立ち上がりを一気に攻めたいところで、「良いスイングができました。変化球に良い反応ができたことが良かったですね。今日のやるべきことができた打席だったのかなと思います」と第5号2ランを放てば、5月15日のオリックス戦、0−0の2回にポランコの内野ゴロの間に三塁走者が生還し、なお二死三塁で「ゾーンを上げていたので、上手く反応して打つことができました」と、高島泰都の初球のカーブを第6号2ラン。  5月27日の広島戦、1−3の7回、西川史礁の2点適時打、相手の守備のミスの間に逆転し、なお二死三塁という場面で、「1点入って勝ち越せたので気持ちちょっと楽にっていうのもありましたし、ほんと繋がってイケイケの感じではあったのでね。浮いた球を仕留められました」と遠藤淳志が3ボール2ストライクから投じた7球目のチェンジアップをセンター前に弾き返す適時打を放った。さらに6月9日の中日戦、2−1の6回一死一、三塁の第3打席、マラーが投じた初球のスライダーをセンターへ犠飛と、“ここで追加点”、“ここでもう1点”が欲しいという場面での一打が多い。  佐藤は「ああいうチャンスは一、三塁とか三塁とかは個人的にも自分キャッチャーやっているのでなんとか1点欲しいなという時は意識していますし、なんとか犠牲フライで1点。常に点取りゲームなので、最低限はできるようにと思ってやっています」と話す。  試合の流れの中で“追加点が欲しい場面”で放つ一打や犠飛による得点は、「(守備に)良い影響しかないと思うので、1点差と2点差だと気持ちが違います。逆にランナーいない状況だったらソロ1本でまだリードしている。1点差だったり、同点だったり、それも許されない場面になってくるので、そういった違いはあるかなと思います」と、自ら打つことで捕手・佐藤都志也を助けることになる。 ◆ 中心選手としての自覚  今季のマリーンズを見ていて、チームキャプテンはソト、選手会長は横山陸人とチームを引っ張る存在はいるが、佐藤の攻守の出来、不出来が勝敗に直結しているような印象を受ける。佐藤が離脱している期間が多かった昨季、チームは最下位に沈み、佐藤が主戦でマスクを被った23年と24年はAクラス入りを果たしている。  佐藤は「それは開幕前から思っていること。自分がしっかりしなければ、このチームはダメになると思ってやっているので、自分がしっかり軸となってやっていきたいと思います」と、中心選手としての自覚を持っている。  振り返れば、都城春季キャンプでも「優勝するには僕がやらないと、と思っているシーズンなので、僕がこけているようではダメ。チーム全体のことを含めて、もちろんそうなんですけど、僕がしっかりしないとダメだなという自覚と責任を持って。そういうシーズンにしていきたいと思います」と強い覚悟を持って、戦う姿勢を見せていた。  「勝ちを拾えるように最少失点でいけたらなと思います」。佐藤が打って守っているときは、チームが勝っている時。首位との背中は離れているが、ゲーム差は6月5日以来6.5に縮まった。7月も佐藤が攻守に躍動し、中心選手としてチームを勝利に導く。 取材・文=岩下雄太

  • 【解説】阪神・才木に配球面での工夫も 200奪三振狙える力がある

    2026年07月01日 08:00
     「阪神3−2中日」(30日、甲子園球場)  阪神が10回、森下翔太のサヨナラ本塁打で連勝。ヤクルトと並び首位に浮上した。先発の才木浩人投手は7回1失点。9奪三振の好投で4年連続100Kに到達。高卒右腕では13〜16年の藤浪以来の記録となった。デイリースポーツ評論家の井川慶氏は「200奪三振も狙っていける力がある」と高評価した。   ◇  ◇  7回1失点の才木投手は、十分に勝利に値するパフォーマンスでした。実際の勝ち星というのは打線との兼ね合いもあるもので、勝ち星が付かなかったことをマイナスに見るのではなく、投球内容が良かったことを、前向きに捉えてあげたいなと思います。  大きかったのは追加点を与えなかったことでしょう。二回は2死からの連打で1点を失いましたが、最少失点でしのぎました。これは八回に投げた工藤投手にも言えることですが、1点を失ったとしても、次の得点を奪われないことが、結果的にその後のチームの勝利につながってくるので、その粘りに価値がありますよね。  才木投手に話を戻すと、この日で100奪三振に到達しました。基本的に真っすぐとフォークという組み立ての中、試合の中盤以降にはスライダーをうまくつかう場面もあり、配球面での工夫も見られました。終盤でも球威が落ちないところも含めて、状態はいいのかなと。今後、どれだけ登板できるかにもよりますが、200奪三振というところも狙っていける力があると思います。

  • 広島・新井監督 代打V打の佐藤啓「名原同様に気持ちが伝わる」「できることはやろうと起用しました」一問一答

    2026年07月01日 08:00
     「DeNA3−7広島」(30日、ハードオフエコスタジアム新潟)  広島が劇的な逆転勝利。

  • 広島・栗林 1軍復帰手応え 新井監督「報告が良ければと」 約1カ月ぶりマウンド5回途中を無四球7K

    2026年07月01日 08:00
     「ファーム・西地区、広島3−6阪神」(30日、由宇球場)  右内転筋の肉離れで離脱中の広島の栗林良吏投手(29)が30日、ファーム・阪神戦(由宇)で先発し、復帰登板で5回2/3を7安打4失点、7奪三振で終えた。5月22日・中日戦(バンテリン)以来、約1カ月ぶりのマウンドで2本塁打を浴びたものの、無四球の投球内容に手応えをつかんだ。1軍復帰へ向けて大きな一歩を踏み出した。  軸足にしっかり力をため、プレートを力強く蹴る。由宇のマウンドで、栗林が確かな一歩を踏み出した。思い切り腕を振り抜く姿に、1軍復帰への期待感が高まった。  「出力が離脱する前と変わらずに出せるようになった。変化球も操れていました」  5回2/3まで投げ7安打4失点7奪三振。最速は147キロをマークした。ドラフト1位・立石(創価大)と嶋村に本塁打を浴びたが、無四球の投球内容に「三振の数よりも、四球の数の方が大事。粘って、抑えることができたので良かった」と手応えをにじませた。  6月26日のファーム・DeNA戦(横須賀)での復帰予定だったが、度重なる雨天中止を受けて延期になっていた。さらにこの日の試合開始時間は暑さ対策として午前10時半からの“モーニングゲーム”。それでも「今まで経験したことのないようなことが、経験できた」と前を向いた。  先発に転向した今季は7試合で4勝2敗、防御率1・15と圧巻の成績を残してきた。新井監督は「彼の場合は結果どうかではなく、投げられるかどうか。投げ終わった後の違和感はないと聞いている。次の日になってみないと分からない」と慎重な姿勢ながら「(次回の2軍戦登板は)ない。報告が良ければ(1軍に上げる)と思っている」と明言した。背番号20の復帰を誰もが待ち望んでいる。

  • 阪神・藤川監督「ホームですから慌てることなく」「チーム力はまた一つ上がるんじゃないかと」【一問一答】

    2026年07月01日 07:00
     「阪神3−2中日」(30日、甲子園球場)  阪神が10回、森下翔太のサヨナラ本塁打で連勝した。六回にもリーグ単独トップの今季18号ソロを放っていた。八回は浜田太貴の移籍後初打点となる適時打で同点に。先発の才木浩人は7回1失点。4番手の岩崎優に今季初勝利がつき、ヤクルトと並び首位に浮上した。試合後、藤川球児監督の主な一問一答は以下の通り。   ◇  ◇  −2度追いつく展開で、最後に勝ち越し成功。  「ホームですから慌てることなく。才木が立ち上がりに少し苦労していましたけど、ゲームのリズムが徐々に良くなっていきましたから。後半はタイガースのテンポというか、リズムになっていった気はしました」  −八回の同点で球場のボルテージが上がった。  「一つずつ選手が力強くなってくるところで森下が2本ですか。それもファンの方に想像をさせるような一本でしたからね。チームにとっても大きいし、見ているファンにとってもそれはそれは、大きなホームランだったと思います」  −松山から本塁打。  「それはもう誰から打ってもタイガースにとって大きい。球場に来ている、タイガースを見ているファンにとっては、誰から打っても大きな1発ですから。素晴らしいホームランでしたね」  −工藤は失点もあったが、その後粘った。  「同点ないし1点リードというのは、非常にリリーフにとっても難しい。先頭打者というのも非常にキーになりますけど、粘り強くやっていくと。チームがその後、追いついてくれるということは、彼もまたすぐ立ち上がってプレーができる。そういう意味でチーム力はまた一つ上がるんじゃないかと思います」

  • 阪神・濱田太貴が移籍後初のタイムリー 大矢氏「ようやくチームの一員になれたというヒットだった」

    2026年07月01日 07:00
     阪神が中日にサヨナラ勝ちを収めた。30日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』では、貴重な同点タイムリーを放った濱田太貴に注目した。  8回表に勝ち越しを許した阪神。その裏、追い上げムードを作りたい場面で、濱田が大きな仕事をやってのけた。一死一・三塁で打席に入ると、捉えた打球は詰まりながらも高く上がり、一塁方向へ。やや前に守っていた一塁手は追いつくことができず、打球はそのままポトリと落ちた。打った濱田は一塁ベース上で笑みを浮かべ、移籍後初となるタイムリーを喜んだ。  この一打に、解説の大矢明彦氏は「あれだけ根元で捉えた打球がヒットになることはなかなかないですが、それでも価値がある場面で打てたので。ようやくチームの一員になれたというヒットだった」と振り返った。また、真中満氏は「チームに右の代打が不足してるのでうまくハマれば」とコメント。勝負どころで結果を残した濱田の一打が、チームに勢いをもたらした。 ☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2026』

  • ド軍、不振のヘルナンデスを“事実上の戦力外” 防御率8.15&WHIP1.85…3AのドクターKが昇格

    2026年07月01日 06:54
    ヘルナンデスは6月のエ軍戦で7失点 【MLB】アスレチックス ー ドジャース(日本時間30日・サクラメント)  ドジャースは30日(日本時間7月1日)、ジョナサン・ヘルナンデス投手をメジャー出場前提の40人枠から外すDFA(事実上の戦力外)とした。

  • 斎藤雅樹氏「どうしてしまったのか」 大勢の3試合連続失点に心配の声

    2026年07月01日 06:50
     巨人がヤクルトに逆転負けを喫した。30日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』では、3試合連続で失点を許している大勢について、解説陣が投球内容に言及した。  勝ちパターンとして8回に登板した大勢。先頭の長岡秀樹に四球を与えると、一死二・三塁のピンチを招く。ここで大きくコースから外れる暴投で1点を失うと、続く二ゴロに打ち取った打球でも三塁走者の生還を許した。同点に追いつかれ、救援の役割を果たすことができなかった。  苦しい投球に斎藤雅樹氏は「どうしてしまったのか」とコメント。「明らかに表情も自信なさげに投げている。やられることはもちろんあるんですけど、守備のミスだったりボールを引っ掛けて暴投したり。自分のボールを信じられていない印象がある」と語り、精神面に言及した。また、大矢明彦氏は暴投した場面について、「あれほど横にボールが逸れたらキャッチャーは対応できない」と指摘し、「ここのところの大勢はフォークがうまく使えてないので、ストレート中心でいった方がいいんじゃないかと思いますね」と改善点を挙げた。 ☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2026』

  • 【舞洲Heroes】オリックス・風岡尚幸2軍監督、32年ぶりファーム日本一を目指し「明るく前向きに、必死になってやろう」

    2026年07月01日 06:40
     オリックスの2軍が風岡尚幸・新監督のもと、ファーム西地区でソフトバンクと首位争いを展開している。若い選手の育成と1軍への戦力供給を果たしながら、2軍の日本一を決める「ファーム日本選手権」出場と、32年ぶりの日本一を目指す。  「いつも僕が選手に言うのは、前向きに捉えてどれだけ挑戦できるか、ですね」。シーズンがスタートして約3か月。風岡監督が優しいまなざしで選手の動きを追った。  風岡監督は愛知県春日井市出身。中部大春日丘高から内野手として1985年ドラフト5位で阪急(現オリックス)に入団。阪急、オリックス時代は安定した遊撃守備で高い評価を集め、名遊撃手として活躍した弓岡敬二郎さんの後継者として「弓岡二世」と呼ばれた。阪神に移籍し2000年の現役引退後は、阪神、中日、オリックスで1軍ヘッドコーチや守備走塁コーチなど一貫して指導者の道を歩み、今季は2軍ヘッドコーチから監督に就任した。  指導者として選手に求めるのは、明るさだ。「どんな時でも、明るさを失ってほしくないんです。人間って、気分がよい時ばかりではありません。そんな時でもやっぱり、前向きになれることが必要なんです。失敗しても、ずっと引きずったままだと体が持ちません。一喜一憂せず、ブレずにやらなければいけないことを前向きに捉えてやることが一番、大事なんです」。打たれた投手には「(相手の)バッターは打とうと思ってやっているのだから打たれることもあるよ」と声を掛け、結果の出ない野手には「太陽が昇らない日はない。切り替えてやるしかないよ」と背中を押す。先輩後輩の上下関係があまり厳しくなく、単調な練習の合間には選手の笑顔と笑い声が絶えないオリックス。「3分間だけ、黙ってろ」と笑顔で“注意”する水本勝巳・巡回統括コーチを、風岡監督もまたほほえましそうに見守る。厳しさで委縮させるのではなく、明るさを失わず前向きに取り組んでほしいという思いが込められている。  指導者になって四半世紀。約40年前の自分が、今の選手とオーバーラップするという。「僕も(現役時代に)何回も失敗してきたんです。でも、失敗が多いほど、立ち直り方も覚えるんです。いいんです、ハッタリでも。落ち込んでシュンとしていては、幸せになれないんです」  忘れられない指導者もいる。プロ1年目から指導を受けた中田昌宏2軍監督だ。鳴尾高(兵庫)時代に投手として2度、甲子園に出場。慶応大では打者に転向し、1956年秋季リーグでは長嶋茂雄選手らを抑えて首位打者に輝いた。阪急入団後の1961年に29塁打を放ち、野村克也選手と最多本塁打のタイトルを分け合った強打者。中田監督は、新人の風岡選手を起用し続けてくれたという。「今の子たちよりレベルが低かったのですが、使い続けてくれたんです。ずっと、なんで使い続けてくれたんだろうと考えていたんです。なんでやろうと」。自身も2軍監督になって、思い出したことがあった。ある時、中田監督から「試合に出てなんぼ。うまくいかんこともあると思うが、必死になって一生懸命、やりなさい」と声を掛けられたことがあった。  「今、この場所にいることの有難さを感じて、必死にやる。それだけ必死になってやれば、(野球の)神様は必ず見てくれているんです。結局、(レギュラーにはなれず)スーパーサブくらいにしかなれませんでしたが、(選手には)いろんな可能性があるんです」と風岡監督。  3月14日に行われた今季のファーム開幕戦のソフトバンク戦(杉本商事Bs)で、風岡監督は今季新入団の窪田洋祐外野手(ドラフト4位、札幌日大高)を「6番・中堅」、三方陽登外野手(育成ドラフト1位、栃木ゴールデンブレーブス)を「8番・DH」で先発起用した。窪田は1打席目に中前打を放ち、守備でも好プレーをみせた。  「これから新しい選手を使って、新しいものを作っていかなくてはいけません。2、3年後のチームのことも考え、そこに誰がマッチするのかそういうこともやっていかなくてはいけません。そういう場所や環境を作っていくのが僕の仕事だし、技術を伸ばすのはコーチの仕事です。そこをかみ合わせていけば、1軍への戦力の供給はできるのかなと思っています」。勝つという緊張感の中でしか得られないこともある。選手を育成しながらも、勝負にこだわりレベルアップにつなげる。  ※今季のファーム公式戦は、東、中、西の3地区に分かれて開催。各地区優勝チームと各地区2位の最高勝率1チームの計4チームによる「ファーム日本選手権2026」は10月3、4日に「しずてつスタジアム草薙」で行われる。オリックスの参戦している西地区は、6月30日現在、首位ソフトバンクをオリックスがゲーム差1.0で追う展開となっている。 取材・文=北野正樹

  • 大矢氏「ヤクルトの野球を体現している」と称賛 岩田幸宏が俊足を生かした好走塁で同点呼び込む

    2026年07月01日 06:40
    ◆ 「走塁で勝負するというのはなかなかできない」  ヤクルトが終盤の粘りで逆転勝利を収めた。30日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』では、勝負を分けたヤクルトの走塁意識に注目。中でも、同点劇を演出した岩田幸宏の好判断が取り上げられた。  2点ビハインドの8回。巨人・大勢を攻め立てると、二・三塁のチャンスから暴投でまず1点を返す。そして中村悠平の二ゴロの間には、三塁走者の岩田が好スタートを切って本塁へ生還。積極的な走塁で試合を振り出しに戻した。さらに9回にも一死三塁から三塁走者の松下歩叶がギャンブルスタートを成功させ、勝ち越し点を奪取。終盤の重要な場面で、ヤクルトの走塁が勝利への流れを引き寄せた。  解説を務めた大矢明彦氏は、岩田のプレーについて「ヤクルトらしい野球を体現している」と称賛。「ヤクルトは走塁の思い切りがとても良い。走塁で勝負するというのはなかなかできないことですけど、選手が本当に良い判断をしますね」と、チーム全体に根付く走塁意識を高く評価した。  また、真中満氏は「おそらくベンチがギャンブルスタートやゴロゴーについて細かく指示を出している。今日の岩田選手や松下選手のホームインが速かったのは、ギャンブルスタートの効果も大きい」と指摘。終盤の勝負どころで発揮されたヤクルトの積極的な走塁が、逆転勝利を呼び込んだ。 ☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2026』