2021年09月18日 05:32
■FC東京 日本代表サイドバックが電撃復帰。チームにもたらす影響は計り知れず【プラス材料】 12日にDF長友佑都が電撃加入。クラブのレジェンド的な存在でもあり、日本代表としても多くの経験をもつ長友の加入は大きなプラス材料だ。DF森重真人も「彼の経験や熱量、明るさは、若い選手に対してもチーム全体にも良い影響」と話す。加入して間もなくなので今節の先発は不透明だが、ディフェンスラインの安定だけでなく、攻守において優位に立つことが見込めるはずだ。トレーニングでは外国籍選手とのコミュニケーションも良好のようで、チームを牽引する新たなリーダーとしても期待がかかる。 横浜FCとの過去3シーズンの対戦成績は5勝1敗で、本拠地『味の素スタジアム』では無敗。今季前半戦のアウェイゲームでも勝利しており、相性の良さを継続できるかも焦点になる一戦だ。【マイナス材料】 前節の柏レイソル戦は2カ月ぶりの『味の素スタジアム』でのホームゲームだったにもかかわらず、低調な内容で敗れた。ディフェンス陣にミスが出て、早い時間帯に先制点を献上。その後は決定力を欠き、ビハインドを跳ね返すことができなかった。長谷川健太監督は「消化不良のような試合」と省みた。 森重は「ミスは起こる前提で臨んでいるが、その失点やアクシデントに対して、全員がカバーし、上回れるだけのモチベーションがなかった。それが今の自分たちの弱さ」と分析する。現状では連勝の勢いが続かず、ふたを開けてみなければどのような試合展開になるか分からないところはチームが抱える課題だ。 試合の中で流れを変えることができないところもマイナス材料と言えるだろう。文:totoONE編集部■横浜FC 前線の3人が大仕事をやり遂げる可能性あり。主将の復帰も心強い【プラス材料】 前節の浦和レッズ戦は出場停止だった、キャプテンであり攻守の要であるMF瀬古樹が帰ってくることは朗報でしかない。ボランチでの出場ならばチームの舵取り役としてピッチ中央に君臨し、シャドーでの出場ならば守備のスイッチ役として推進力をもたらす存在。プレースキッカーとしても貴重な役割をこなす背番号6の復帰は頼もしい限りだ。 その瀬古を欠いた浦和戦では、FWサウロ・ミネイロとFWフェリペ・ヴィゼウが前線でMF松尾佑介とともにコンビを組んだ。得点には至らなかったが、3人の関係や2人のコンビネーションでシュートまで持ち込むシーンを作っており、可能性は感じさせた。精度を高めれば、より脅威な攻撃となりそうだ。【マイナス材料】 浦和戦に敗れて連敗となったことにより、その前節で勝利を収めた大分トリニータに抜かれ、再び最下位に転落してしまった。さらに18位のベガルタ仙台も勝利したため、上との勝ち点差は広がるばかり。残留圏の16位にいる清水エスパルスとも勝ち点差が「8」となり、夏場の一時は縮まったかに見えた差もまた広がり始めている。 浦和戦を見ても、防戦一方の試合展開ではないが、あっさり失点している姿が目についた。人は揃っているもののマークにつけていない状況、切り替えで後れを取っている場面など、意識の部分で解決できるものも少なくないだけに、そこはもう一度徹底したい。 今節戦うFC東京との前回対戦も、崩されたというよりはブラジル人トリオのパワーに屈しただけに、より高い集中力が必要となる。文:totoONE編集部
2024年04月27日 12:56
現地4月26日に開催されたラ・リーガの第33節で久保建英が所属する6位のレアル・ソシエダが首位のレアル・マドリーとホームで対戦。0―1で敗れた。
悔やまれるのが幻のゴ―ルだ。3試合ぶりにスタメン出場を果たした久保は、28分に1点を先制されて迎えた32分、ボックス内でエデル・ミリトンをかわして右足でシュート。鮮やかにネットを揺らす。
しかし、オンフィールドレビューの後、その前にアンデル・バレネチェアのファウルがあったとして取り消しとなった。
【動画】久保がマドリー戦で幻のゴ―ル
日本代表MFは、マドリーとの今季最初の対戦でもオフサイドでゴールを取り消されており、またも“幻のゴ―ル”となった。
これにファンも落胆。スペインや日本のファンから次のような声が上がった。
「なんでや」
「ふざけんな」
「幻ゴール多すぎ笑」
「不運すぎる」
「悔しすぎる幻のゴール」
「ゴールはVARで幻になって残念だった」
「幻のゴールが悔やまれる」
「彼のゴ―ルが許されなかったのはとても不運だった」
今シーズン8点目はお預けとなった。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年04月27日 12:38
パリ五輪を目ざす大岩ジャパンが発足したのは、2022年の3月。その頃のMF山田楓喜(東京V)は、“日の丸”にはあまり縁のない選手だった。しかし、そこから駆け上がり、今では欠かせない1人になった。
チームの立ち上げ合宿も、直後に実施された海外遠征でも選外。22年6月にウズベキスタンで行なわれたU-23アジアカップではメンバー入りを果たしたが、追加招集で巡ってきたチャンスだった。
大会では、右ウイングのポジションで質の高いクロスなどを見せていたが、ゴールやアシストに絡むシーンは限定的。決定力にも課題を残し、ミドルシュートを打ってもなかなか枠に飛ばなかった。
思うようなアピールはできなかった。それでも山田はひたむきにサッカーと向き合ってきた。当時所属していた京都では、練習場に誰よりも早く姿を見せ、グラウンドを去るのは最後。「報われるためにやっているわけじゃない。普通に楽しいから。ずっとボールを蹴りたいから蹴っている」。やらされている感覚はなく、楽しみながらボールを蹴っていた。
午前練習が終わると、午後は長澤徹ヘッドコーチ(現・大宮監督)と一緒に、パス&コントロールなどの基礎トレーニングに没頭した。そうした地道な積み重ねが徐々に実を結び、気がつけば代表の常連に。代えがきかない選手となり、期限付き移籍で今シーズンから加わった東京Vでは、開幕から好調をキープして結果を残してきた。
横浜との開幕戦(1−2)、4節・新潟戦(2−2)では、自慢の左足で直接FKを叩き込む。京都で出場機会を掴んでからの2年間で3ゴールしか挙げられていなかったが、今季は7節・柏戦(1−1)でのゴールも含め、すでに3得点を記録している。
大岩ジャパンでもプレースキッカーとして重宝され、インカーブの正確なクロスを武器に主軸の1人に数えられるまでに。その一方で、ゴールという目に見える結果を残せていなかったが、待望の瞬間がようやく訪れる。
現在、カタールで開催されているU-23アジアカップ(パリ五輪アジア最終予選を兼ねる)。日本は準々決勝でホスト国のカタールと相まみえた。山田は4−3−3の右ウイングで先発すると、開始わずか65秒でネットを揺らす。
右サイドの高い位置からプレスをかけると、相手DFのバックパスが中途半端な形で目の前にこぼれた。
「プレスで前からハメるというのは、ずっとみんなで言ってきた。相手の隙をついて、自分のところにこぼれてきた。そこはシュートの選択肢しかなかったです」
そのボールをかっさらうと、3タッチ目で左足を振り抜いた。
「キーパーの立ち位置がおかしかったので、ニアがガラ空きやった。思い切りそっちにシュートを打ったら、そのまま入ったので良かった」
【動画】自慢の左足でズドン! 山田楓喜の大岩J初ゴール
欲しかった代表での初得点。「今年に入って、流れのなかから左足で決めたのは初めて。しかも代表での初ゴールなので、自分としてもチームとしても乗っていける」。取れそうで取れなかったゴールが生まれ、笑みを浮かべる。
試合は以降、一進一退の展開となり、最終的に延長戦の末に4−2で勝利したが、山田が決めた先制点の価値は大きい。
「こういう大事な試合で先制点という大事なゴールを挙げられたのは、自分にとってもすごくプラスになるし、これからどんどん点を取っていける」
だが、これで終わりではない。パリ五輪出場を決める戦いが目前に迫っているからだ。29日の準決勝の相手はイラク。大会前最後の練習試合で戦った相手に対し、どんなプレーを見せるのか。
「腐らずにやれるのが自分の一番の特長。もちろん苦しい時もありましたけど、こういう大きい舞台で、点を取れる自信があったので、ずっと続けてこられた。まだまだこれからも腐らず、もっともっと積み上げていきたい」
良い時も悪い時もブレずに努力を重ねてきた背番号11は、勝てばパリ行きの切符が掴める大一番でも、楽しみながら結果を求めてピッチに立つ。
取材・文●松尾祐希(サッカーライター)
2024年04月27日 12:30
日本代表として歴代3位となる126試合に出場した吉田麻也。オランダ、イングランド、イタリア、ドイツ、アメリカと海外でのプレー経験も豊富だ。
その吉田は、Tokyo FMで放送されている『吉田麻也の切り替えて行こう!』でこんな話をしていた。
「一般の社会と比べるとは難しいんですが、サッカーでいうとミスしてもみんな謝らないんですよね、特に欧州では。謝っちゃうと負けみたいな。謝って認めちゃうとどんどん自分のせいにされるみたいなところがあるんですけど。
僕はどっちかというと、割りと自分が悪いと思ったらすぐ謝るし、自分が悪くないと思ったら絶対に最後まであきらめないという信念でやっております。
そうすることによって、誠実な人だという評価も得られるし、頑固だと、『こいつ、面倒くせぇな』、『怒らせたら、面倒くせぇな』という評価も得られるので。海外で戦うためにはそういうのをオススメしております」
欧州では自分を守るためにミスしても謝らない傾向にあるとか。
海外日本人、欧州から見た市場価値が最も高い11人
吉田はサンプドリア時代にキャプテンだったファビオ・クアッリャレッラと大喧嘩した経験を明かしたこともある。その際には「それも自分が間違ってないっていうことを反論できるかどうかってすごい大事」「自分は絶対悪くないと思ったら、絶対戦わなきゃいけない」と語っている。
2024年04月27日 12:00
今季限りでユルゲン・クロップ監督が退任するリヴァプール。
2024年04月27日 11:30
かつてプレミアリーグで最強チームに君臨したマンチェスター・ユナイテッド。
闘将としてチームを牽引したのが、元アイルランド代表MFロイ・キーンだ。彼は現役時代に「絶対的に恥ずべき」飲酒癖があったことを『Stick to Football』で告白した。
「俺は良きプロだとよく言われた。だが、俺には絶対的に恥ずべきものもあった。
(飲んでいた曜日は)土曜日は絶対。土曜、試合後、日曜、月曜、火曜。当時飲んでいたのはパイント(ビール)やら何でもね。水曜だけは一線を引いていた」
ミッドウィーク以外は酒浸りだったとか。
飲酒で破滅した天才7名
ユナイテッドでキーンとチームメイトだったギャリー・ネヴィルによれば、当時のトップリーグには飲酒が常習的な選手が多かったという。そのうえで、「栄養士が加わるなど1996〜2000年にプロ化が進んだ」とも話している。
2024年04月27日 11:00
プレミアリーグのリヴァプールは、フェイエノールト指揮官アルネ・スロットを来季の指揮官として招聘することに合意したと英『BBC』『Daily Mail』などが報じている。
当初はレヴァークーゼン指揮官シャビ・アロンソ、スポルティングCP指揮官ルベン・アモリムなどのさまざまな名前が報じられていたが、最終的にスロットに落ち着いたようだ。金銭面ではアドオン含む最大942万ポンドとなるという。
スロットは昨季フェイエノールトを6シーズンぶりの国内チャンピオンに導き、今季は国内カップのトロフィーを獲得している。強度の高い守備から素早く攻撃に転ずるスタイルは現在のリヴァプールとの相性も良さそうだ。
現指揮官のユルゲン・クロップも「彼のチームのサッカーのやり方が好きだ」「良いコーチであり、良い男だ。もし彼が解決策であるなら、私はこのうえなく幸せだ」と語っていた。一時代を築いたクロップの遺産は、この45歳に託されることになるのか。
2024年04月27日 11:00
今季限りでユルゲン・クロップ監督が退任するリヴァプール。その後任は、フェイエノールトを率いるアルネ・スロット監督に決まりそうだ。
スポルティングCPのルベン・アモリン監督も有力とされていたが、なぜ彼ではなかったのか。『Sky Sports』はこう伝えている。
「スポルティングのアモリン監督もリヴァプールの候補リストに入っていた。外野は彼について騒いでいたが、クラブは筆頭候補ではないと主張し続けていた。
彼はいくつかの条件を満たしていたが、3バックを使う点などのプレーアプローチや長期的なビジョンは、今のチームやリヴァプールの全カテゴリーで実施されている哲学には合致しなかった。
39歳のアモリンがウェストハムと公の場で会談した理由についても懐疑的な見方がある。ある仲介者は、アモリンがリヴァプールにプレッシャーをかけ、他に選択肢があることを示そうとしたのではと指摘している。
クラブはその時点より前に、スロットのサッカーのほうが適していると判断していた、優れたコミュニケーターやコネクターとしても」
リヴァプールはレヴァークーゼンのシャビ・アロンソ監督を筆頭候補にしていたが、本人が残留を決断したため断念。プランBとしてアモリンよりもスロットを優先したということのようだ。
クロップ監督のリヴァプール 「失敗補強」ワースト10
なお、クロップ監督は4-3-3、アモリン監督は3-4-3、スロット監督は4-2-3-1システムを主に使っている。
2024年04月27日 10:40
今月末の30日、チャンピオンズリーグ準決勝1stレグでバイエルンとレアル・マドリードが激突する。
2024年04月27日 10:16
23-24イングランド・チャンピオンシップリーグ(2部)は26日、第45節の試合が行われ、リーズ・ユナイテッド(Leeds United)が0‐4でクイーンズ・パーク・レンジャーズ(Queens Park Rangers、QPR)に敗れたため、レスター・シティ(Leicester City)のプレミアリーグ昇格が決まった。
この結果、レスターが勝ち点94で首位に立って今季残り2試合とする中、2位リーズは1試合を残して勝ち点90にとどまった。3位につけるイプスウィッチ・タウン(Ipswich Town)は勝ち点89ながら3試合を残しており、リーズを抜いて自動昇格となる2位浮上の可能性を残している。
エンツォ・マレスカ(Enzo Maresca)監督率いるレスターは、昨季の降格からわずか1年でプレミア復帰を果たした。今季残り2試合は29日に行われる敵地でのプレストン・ノースエンドFC(Preston North End FC)戦、5月4日のホームでのブラックバーン・ローバーズ(Blackburn Rovers)との最終戦となっている。
イプスウィッチは、27日のハル・シティ(Hull City)戦と30日のコベントリー・シティ(Coventry City)戦でともに勝利すれば2位以内が確定となり、リーズはプレーオフに回ることになる。
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2024年04月27日 10:08
27日、日本女子代表(なでしこジャパン)DF熊谷紗希とDF南萌華の所属するローマ・フェンミニーレ(女子チーム)がセリエA・フェンミニーレ優勝を果たし、同リーグ2連覇を成し遂げた。
ローマは、昨季のセリエA女子でクラブ史上初の優勝を達成。今季も開幕から好調を維持し、後続との勝ち点差を広げていった。27日には、2位のユヴェントス女子チームがインテル女子チームに0−2で敗れたため、首位ローマとの勝ち点差が『11』に。残り3試合で逆転の可能性がなくなったため、ローマの優勝が決定した。
今節試合のなかったローマは、選手の自宅に他選手たちが集まり、優勝の行方を見守った。27日、南は自身の公式Xに、ローマ公式Xが公開した優勝決定の瞬間の動画を引用して公開。「優勝の瞬間はチームメイトの家で(家の絵文字)」「2連覇(トロフィーの絵文字)優勝(トロフィーの絵文字)」「みんなに感謝(ハートの絵文字)」とキャプションを添え、2連覇の偉業を祝った。
ローマの女子チームは2018年に創設され、当時ローマを本拠地としていたクラブからライセンスを引き継ぐ形でセリエAに参戦した。2020−21シーズンにコッパ・イタリアを制し、初タイトルを獲得。2021−22シーズンのセリエAでは2位フィニッシュを果たすと、昨季のセリエA女子で初優勝を記録した。
【動画】チームメイトの家で優勝を祝うローマ女子チームの選手たち
優勝の瞬間はチームメイトの家で🏠
2連覇🏆優勝🏆
みんなに感謝❤️ https://t.co/UQ0HFSWmtD— Minami Moeka (@moeka1207) April 26, 2024
2024年04月27日 10:00
なでしこジャパンこと日本女子代表も出場する今夏のパリオリンピック。
ブラジルも出場権を獲得しているが、10番として君臨してきた38歳のマルタが今年限りでの代表引退を発表した。『CNN』のインタビューでこう述べたのだ。
「もしオリンピックに行くなら、全ての瞬間を楽しむつもり。なぜなら、オリンピックに出場するかにかかわらず、これが代表でのラストイヤーになるから。
ラストイヤーになる。その時が来たことを理解しなければいけない瞬間がある。私はとても落ち着いている。なぜなら、若手選手たちの成長があり、とても楽観的に見ているから。
私たちは才能あふれる選手が揃う有能なチーム。今後数年で豊饒な地であることが分かるはず。だからこそ私は安心してこう言える。『私がバトンを渡すから、あなたたちがそのレガシーを引き継いで』と」
マルタはブラジル代表として175試合に出場し、歴代1位となる116ゴールを記録してきた。
マルタは安すぎ!?いま「最も稼いでいる女子サッカー選手」10人とその年俸
五輪は2004年から5大会に出場しており、パリ行きを果たせば通算6度目の出場となる。
2024年04月27日 09:51
サッカーイングランド・プレミアリーグのリバプール(Liverpool FC)は、今季限りで退任するユルゲン・クロップ(Jurgen Klopp)監督の後任にアルネ・スロット(Arne Slot)氏が就くことでオランダ・エールディビジの強豪フェイエノールト(Feyenoord)と合意した。
2024年04月27日 09:02
23-24スペイン1部リーグは26日、第33節の試合が行われ、首位レアル・マドリード(Real Madrid)は19歳のアルダ・ギュレル(Arda Guler)のゴールでレアル・ソシエダ(Real Sociedad)を下し、リーグタイトル獲得に前進した。
前節2位のFCバルセロナ(FC Barcelona)との伝統の一戦「エル・クラシコ(El Clasico)」で勝利を飾り、宿敵からの王座奪還がほぼ決まる中、この日の勝利でその勝ち点差は暫定で14に広がった。
新星のギュレルはけがに見舞われて耐えるシーズンを過ごしてきたが、メンバーが大きく入れ替わった中でリーグ戦初先発を果たすと、チームを助けた。カルロ・アンチェロッティ(Carlo Ancelotti)監督は、30日に控えるバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)との欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2023-24)準決勝を見据え、ファーストチョイスの選手をほぼ温存していた。
それもあってか、降りしきる雨の中でホームのレアル・ソシエダは相手を押し込み、久保建英(Takefusa Kubo)がゴールに迫ったものの、ケパ・アリサバラガ(Kepa Arrizabalaga)の好セーブに阻まれた。
するとレアル・マドリードは29分、ここまでチャンスをつくれていなかったにもかかわらず、右サイドのダニエル・カルバハル(Daniel Carvajal)のクロスに最後はギュレルが合わせて先制点を奪った。
レアル・ソシエダはその後、久保が同点ゴールを挙げたかに思われたが、ビルドアップでオーレリアン・チュアメニ(Aurelien Tchouameni)に対するアンデル・バレネチェア(Ander Barrenetxea)のファウルがあったとしてこれが取り消された。
その後もレアル・ソシエダはゴールに迫ったものの、レアル・マドリードはケパのセーブや途中出場のアントニオ・リュディガー(Antonio Rudiger)のブロックで得点を許さなかった。
久保は試合後、モビスターTVに対して「残念。試合を見た人なら僕らが勝ちにふさわしいと分かっている。ファンにとっても気の毒。雨が降ったり、日程が変更になったり、本当にばかげてる」と述べた。
この日の試合は、レアル・マドリードがバイエルン戦に向けて準備を整えられるよう、1週間ほど前に27日から日程が前倒しされていた。
また久保は自身のゴールが取り消されたことについて「バレネ(バレネチェア)がボールを奪いにいった…僕に言えることは、(ボールを)失った選手は寝てるということ」と語った。
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2024年04月27日 09:00
サッカー界でもはやお馴染みとなったVAR(ビデオアシスタトレフェリー)だが、物議を醸すことが少なくない。
そうしたなか、『Telegraph』は、「スウェーデンは多くのエリートクラブの反対を受け、VARを拒絶した史上初の国になる」と伝えた。
スウェーデンサッカー協会は、クラブから反対の声が上がったことを受けて、1部リーグにVARを導入しないことを明言したという。
スウェーデンの元首相で昨年からサッカー協会会長を務めるフレドリック・ラインフェルト氏は、「18のエリートクラブと2つの地域がVARを導入したくないと言っている。それを尊重する」と現地メディアで述べた。VAR支持派だった同会長はファンから批判されていたが、反対を示したクラブたちの意思を尊重するとのこと。
2024年04月27日 08:00
プレミアリーグで6位のマンチェスター・ユナイテッドは、4位アストン・ヴィラと勝点差13とトップ4入りは厳しい状況にある。
『BBC』によれば、ユナイテッドのエリック・テンハフ監督は、金曜に行われた会見でメディア3社からの質問を拒否したという。
拒否されたのは、『The Sun』、『Mirror』、『Manchester Evening News』。質問を受け付けないことは事前に通告されていたが、3紙の記者は会見には姿を見せた。
ユナイテッドはFAカップ準決勝で2部コヴェントリー相手に3点差を追いつかれ、PK戦の末になんとか決勝進出。この試合のユナイテッドの戦いと采配は批判を浴びたが、指揮官は試合に対する反応について「恥ずべき」と話していた。
欧州で「最も嫌われている」5つのチーム
テンハフ監督は今季序盤にもクラブについてのネガティブな話に対する回答権はないと主張した後、メディア4紙の記者を追放したことがあった。