2024年03月28日 19:42
DAZNの公式YouTubeチャンネルで公開された「リーグ・アンメディアツアー|モナコ潜入編」で、モナコの日本代表MF南野拓実がインタビューに対応。話題となった“中0日”出場について言及した。 カタールで開催された先のアジアカップで、日本代表は2月3日に行なわれた準々決勝でイランに1−2に敗北。予期せぬ早期敗退を余儀なくされた。 すると、そのイラン戦で67分からピッチに立っていた南野は、休むことなく翌日にモナコへ合流。同日に開催されたル・アーブル戦(1−1)に、なんと71分から途中出場を果たしたのだ。 【動画】モナコの魅力を紹介!南野拓実のインタビュー 29歳のアタッカーは、イラン戦から“中0日”で強行出場した時の心中を、次のように明かした。 「アジアカップが終わったからには、なるべく早く帰って試合に出たかった。自分のポジションを他の選手に渡したくないという思いがあったし、チームもあまり調子が良くなかったので、チームのためにプレーしたかった。監督に必要とされるのは嬉しいし、だからこそ起用に応え続けたい」 そうした強い思いを粋に感じ、指揮官も起用をためらわなかったのだろう。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年04月27日 21:27
フライブルクのMF堂安律は、1−1の引き分けに終わったブンデスリーガ30節のマインツ戦で右ウイングバックとしてフル出場。随所に好プレーを披露した。
互いに5バックでシステムがかみ合う分、堂安は相手の左ウイングバックのフィリップ・ムウェネとマッチアップ。ライン際で常にマークされている状況が続くために、「出し手からすると、少し近くに自分のマークがいるふうに見えたと思うんで、仕方ない」と受け入れていた。
「もう少しアクションのできるチャンスが欲しかったなと思いますけどね」と残念がったが、6分にはチーム最初のチャンスから先制ゴールを見事にアシストしただけではなく、チームのチャンスの多くに絡んでいる。
【動画】堂安がマインツ戦でピンポイントアシスト
30分にはヘディングでの競り合いで勝利すると、ボールを受けたキャプテンのクリスティアン・ギュンターがゴール前のミヒャエル・グレゴリチュにパス。左足のダイレクトシュートはマインツGKロビン・ツェントナーのファインセーブでゴールとはならなかったが、堂安は鋭い動きでビックチャンスを創出してみせた。
前節のダルムシュタット戦後には、クリスティアン・シュトライヒ監督が名指しで堂安を褒めていたことがドイツでも話題になっている。
「プレースタイルを変えた。守備で全く違う存在感を発揮してくれている。守備がうまくいくからオフェンスもうまくいっている。ボールが自分のサイドになくても気を抜くこともない。アウェー2試合で2得点はその報酬だよ」(シュトライヒ)
チームとしてのコレクティブさを大事にするシュトライヒは、普段から特定の選手を褒めるケースはあまりない。メディアから「今日あの選手はよかったのではないか?」などと尋ねられても、「よかった。だが彼だけがよかったのではない。〇〇もよかった。チームとしてよかった」と返す。
そんなシュトライヒがかなり具体的に堂安のことを褒めたのだから、その評価はよほどのことなのだ。
マインツ戦後にその点について、堂安本人に尋ねてみた。
「彼が今のプレー強度であったりとか、最後のクオリティの質とかをかなり要求してくれた結果、今こうして成長できていると思うんで。彼をがっかりさせないようにラスト4試合やっていけたらなと思います」(堂安)
ストイックに成長と向き合う堂安と、妥協なくサッカーと向き合うことを要求するシュトライヒ監督。守備面でさらにたくましく、パワフルな競り合いを見せ、ボール奪取後の勢いが増し、攻撃でも決定機に顔を出す頻度が増えてきている。
守備への時間が増えると攻撃で力を発揮できないという言い訳をしない。ハードワークが自然なものとなり、アクションへのタイムロスがどんどん少なくなってきているところも注目点だ。
「もう監督とは話してなくても自分を信頼してくれてる感じはある。特にサッカーの話はあんまりせず、何かプライベートの軽い話くらいですかね」
以心伝心できている関係性が、なんとも素敵ではないだろうか。
取材・文●中野吉之伴
2024年04月27日 21:02
トッテナムのアンジェ・ポステコグルー監督がリーグ戦についてコメントした。26日付けでイギリスメディア『BBC』が報じている。
暫定ながら5位につけるトッテナムは28日、ホームで第35節アーセナル戦を迎える。“ノース・ロンドン・ダービー”と位置付けられるビッグゲームを前に、チームを率いるポステコグルー監督は「我々はこのような試合でホームでの重要性を理解し、また最大のダービーで最大のライバルに勝たせないことが重要であると認識している」とコメント。また「私はファンがどのように感じ、何が重要だと思うかを決めるつもりはない。ただその結果の重要性を理解しているんだ」と意気込みを示した。
本拠地『トッテナム・ホットスパー・スタジアム』では今シーズン、リヴァプールとマンチェスター・ユナイテッドを相手に勝利を収めているトッテナム。今節は、現在優勝争いを繰り広げているアーセナルを相手にどのような戦いを見せるのだろうか。
2024年04月27日 21:00
27日に行われた明治安田J2リーグ第12節。
V・ファーレン長崎はザスパ群馬とアウェイで対戦し、マテウス・ジェズスの2ゴールで2-1と勝利。5連勝を達成し、暫定ながら首位に浮上した。
今季開幕2試合は1分1敗だった長崎。ファビオ・カリーレ前監督をブラジルのサントス強奪された影響が心配されたが、以降は10戦負けなし(8勝2分)で一気に順位を上げている。
そんな長崎の新しいホーム「長崎スタジアムシティ」の工事がいよいよ大詰めを迎えつつある。『NCC長崎文化放送』が伝えている。
この日はスタジアムシティの根幹をなす新スタジアム「PEACE STADIUM Connected by SoftBank」の内部が報道陣に公開。すでに大型ビジョンも取り付けられ、5月からはいよいよピッチに芝の植える作業が始まるという。
プロジェクト全体の工事進捗率は3月末時点で81.1%。10月14日の開業を目指して順調に進んでいるようだ。
【インタビュー】“レイソル産”司令塔型CB!20歳の田中隼人がV・ファーレン長崎で見せる成長曲線 「パリ五輪は諦めていない」
「スタジアムシティ」という名称の通り、一つの街を創り出すようなコンセプトで、Jリーグに“新たな基準”をもたらすであろう長崎の新スタジアム。その完成の時が近づいている。
2024年04月27日 20:50
セレッソ大阪は4月27日、同日に行なわれたJ1第10節の横浜F・マリノス戦(2−2)の試合中断について報告した。
2024年04月27日 20:15
ミランは来シーズンに向けて、フレン・ロペテギ氏を新たな指揮官として招へいする可能性が高まっているようだ。27日付けでイタリアメディア『Football ITALIA』が伝えている。
同クラブでは2019年10月から現在に至るまでステファノ・ピオリ監督がチームを指揮しているが、今シーズンはセリエAで宿敵インテルに優勝を許し、UEFAチャンピオンズリーグやヨーロッパリーグも敗退に追い込まれた。そのため、来シーズンに向けて監督が代わる可能性がかねてより取り沙汰されている。
その筆頭候補として挙がっているのが、スペイン人のロペテギ氏。今回の報道によると、すでに同氏はミランと会合を行なっているようで「他の候補者と一線を画し、彼こそがシーズン終了後にピオリの後任として正しい選択肢であると納得させる」と伝えられている。現在57歳の同氏は、2003年より指導者としてのキャリアをスタート。世代別やフル代表のスペイン代表の指揮を経験し、2018年からはレアル・マドリード、2019年からはセビージャ、2022年からはウルヴァーハンプトンの監督を務め現在はフリーとなっている。
ロペテギ氏の他には、チアゴ・モッタ氏やマルク・ファン・ボメル氏が後任候補として報じられているが、果たしてどのような決定が下されるのか、来シーズンのミランの指揮官に注目が集まる。
2024年04月27日 20:10
2014年4月27日、リヴァプール×チェルシー。この試合で何が起こったか鮮明に思い出せるリヴァプールファンは多いかもしれない。0-0で迎えた前半のアディショナルタイム。ママドゥ・サコから戻されたバックパスを受けようとしたスティーブン・ジェラードがまさかのスリップ。ボールはデンバ・バに拾われてしまい、シモン・ミニョレとの1VS1を冷静に制したデンバ・バはボールをゴールに流し込む。優勝に向けてレッズを熱く鼓舞し続けてきた男に、不運が降り掛かった日だ。
それまで怒涛の11連勝で首位を走っていたリヴァプールはこのゲームでチェルシーに敗れ、続くクリスタル・パレス戦も勝点を落とした。最終盤に調子を落としてしまったリヴァプールは結局、マンチェスター・シティに追い抜かれ、タイトルを逃してしまったのだ。
その日から10年が経つことになる。スティーブン・ジェラードは結局、プレミアリーグのタイトルを手にすることができなかった。そこからユルゲン・クロップの時代となり、リヴァプールは19-20シーズンに念願のリーグ優勝を果たす。そして、そのユルゲン・クロップの時代はまさにあと数試合で終わろうとしている。
あのスリップだけでリヴァプールの運命が決まってしまったわけではなかったが、プレミアリーグの歴史に残る運命的な瞬間のひとつであることには違いない。今季も終盤までタイトル争いに加わりながら一歩出遅れてしまったリヴァプールだが、またも優勝に迫りながらタイトルを逃すシーズンとなってしまうのだろうか。
2024年04月27日 20:00
2023-24シーズンはイングランド2部チャンピオンシップに所属するクイーンズ・パーク・レンジャーズ(QPR)とキットサプライヤーのErreaは25日、早くも来季に向けた2024-25新ホームユニフォームを発表した。26日に行われた今季ホーム最終戦から着用を開始している。
プレミアリーグ、そしてプレミア経験チームが多いチャンピオンシップというイングランドでもメジャーな両リーグでは、QPRが最速で新ユニフォームを披露となった。 Queens Park Rangers Errea 2024-25 Home
クイーンズ・パーク・レンジャーズ 2024-25 Errea ホーム ユニフォーム
2024-25新ホームユニフォームは、伝統的なホワイトとブルーのボーダーデザインを継承。近年のホームに多く見られるレッドの差し色は無く、クラブカラーの2色によるオーソドックスなデザインが登場した。
ブルーのボーダー部分は濃淡により3つのブルーを作りだし、シンプルだが単調にはならない工夫を凝らしている。そんな今回のデザインは、クラブの説明によると1960年代、70年代のユニフォームをモチーフにしているという。
60年代は3部から1部まで3年連続で駆け上がって3つのディヴィジョンを戦った経験がある。また、70年代には6シーズン連続で1部残留に成功した。80年代から90年代にかけてトップリーグに君臨し続けた時代に次いで、クラブの栄光の歴史ともいえる時代だ。
胸スポンサーは新たにオンラインギャンブル系の「CopyBet」と2年契約を締結。同社とは以前からパートナーの関係にあったが、来季からは胸スポンサーとして存在感が増すことになる。
この新ユニフォームは、26日に行われたリーズ・ユナイテッドとの今季ホーム最終戦でお披露目に。
チャンピオンシップ残留のために負けられない18位QPRと、プレミアリーグ昇格を確実のものとしたい2位リーズという構図となったこの一戦は、QPRが4-0で快勝。この結果、QPRのチャンピオンシップ残留が確定した。
QPRも…エンブレムの新デザインが「かなり嫌われた」8つのチーム
強豪相手に大一番で残留を決める勝利。幸先の良いスタートとなった2024-25新ホームユニフォームは、クラブ公式オンラインストアで6月15日から販売を開始する。
2024年04月27日 19:59
日本サッカー協会(JFA)は4月27日、ファン投票の結果、U-23日本代表のカタール戦のPlayer of the Match(POM)に細谷真大が選ばれたと発表した。
2024年04月27日 19:36
ゴ―ル取り消しについて言及した。 久保建英を擁するレアル・ソシエダは、4月26日に開催されたラ・リーガの第33節で首位のレアル・マドリーとホームで対戦。0−1で敗れた。 物議を醸しているのが、0−1で迎えた32分の判定だ。アンデル・バレネチェアが敵MFオーレリアン・チュアメニからボールを奪ったところから、最後は久保が右足のシュートでネットを揺らす。しかし、VAR介入→オンフィールドレビューの末にバレネチェアにファウルがあったとして、得点は無効となった。 スペイン紙『Mundo Deportivo』によると、試合後のフラッシュインタビューで、久保は「チャンピオンズリーグでこんなことがあるか分からないけど、笛は鳴らないと思う」と不満を口にした。【動画】久保が不満を露わ!取り消しとなったマドリー戦のゴ―ル
試合後の会見で、ソシエダのイマノル・アルグアシル監督はこの日本代表MFの発言について言及。「私も彼の意見に同意する。それ以外には何も言いたくない」とコメントした。 指揮官は「あのようなチームに対して他に何ができるか分からない。ゴールを奪えなかったのは残念だ。ヨーロッパに最もふさわしいクラブとこのような試合をできるチームはほとんどいない。負けるに値しないし、イライラして帰ることになる」と発言している。 ゴ―ル取り消しを含め、内容に見合った結果を得られなかったと怒りを露わにした。構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年04月27日 19:30
イングランド実質2部を戦うレスター・シティが来季のプレミアリーグ昇格を決めた。
26日に行われた現在同リーグ2位のリーズ・ユナイテッド対クイーンズ・パーク・レンジャーズ0-4の結果を受けてのことで、レスター・シティはプレミアリーグ自動昇格となる2位以上が確定した。
昨季、レスター・シティはプレミアリーグで18位となり、チャンピオンシップに降格していた。降格により、主力の移籍を余儀なくされたが、それでもベテラン元イングランド代表FWジェイミー・バーディらの活躍で1年でのプレミアリーグ復帰となった。しかし、同クラブはプレミアリーグの収益性と持続可能性に関する規則(PSR)違反で同リーグから起訴されており、来季勝ち点を剥奪された状態でのスタートもありえる。
現在、首位のレスターは29日にブレストンと対戦するが、3位イプスウィッチの今節の結果次第では、チャンピオンシップ優勝が決まる。
2024年04月27日 19:30
現地時間4月27日に開催されるプレミアリーグの第35節で、遠藤航が所属する3位のリバプールは8位のウェストハムと敵地で対戦する。
この一戦に先立ち、スターティングメンバーが発表され、遠藤が2試合ぶりに先発に名を連ねた。
【動画】エバートン戦、遠藤が投入直後にあわや失点の危険なミス
24日に行なわれたプレミアリーグの第29節(延期分)のエバートン戦では、ベンチスタートとなった遠藤は、63分から途中出場。チームは0−2で痛恨の敗戦を喫した。
現在、首位のアーセナルとは3ポイント差をつけられているリバプールが、プレミア制覇に向けてもう負けられない状況のなか、遠藤は勝利に貢献できるか。試合はこのあと日本時間の20時30分にキックオフ予定だ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年04月27日 19:10
レアル・ソシエダに所属する日本代表MF久保建英がリーグ戦についてコメントした。
2024年04月27日 19:00
セルティックファンのロッド・スチュワートやマンチェスター・シティファンの元オアシスのギャラガー兄弟など、サッカー好きを公言しているミュージシャンは多い。オアシスのメンバーだったこともあるライドのギターリストのアンディ・ベルも、そんなミュージシャンの1人だ。アンディが英『BBC SPORT』の取材に応じ、アーセナルのファンになった経緯など語っている。
ウェールズのカーディフで生まれ、オックスフォードで育ったアンディは、特にサッカーに興味なく育ったという。2007年頃からノースロンドンに住み始め、友人に誘われアーセナルのホーム、エミレーツ・スタジアムに初めて観に行った試合のことを以下のように話している。
「私が観に行った最初の試合は伝説的なアンドレイ・アルシャビンのゴールでバルセロナを破った試合だった。私にとって大きな出来事で、あのゴールはアーセナル史上最高のゴールの1つだと言われているし、私もそう思っている。そこにいられたのは幸運だった。それ以来、私は本当にアーセナルに夢中になったよ」
初めて観た試合が10-11シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ、ラウンド16のバルセロナ戦の1stレグだったという。アーセナルが初めてバルセロナに勝利した試合だ。この試合を機にアーセナルファンになったアンディは、定期的にエミレーツ・スタジアムに通うようになったという。アーセナルがプレミアリーグで最後に優勝したのは03-04シーズンで、アンディがファンになった11年頃は3位から4位が同クラブの定位置。優勝争いからほど遠い順位にいた。そのため、アンディは優勝争いをするアーセナルに満足し、現在の状況を楽しんでいるようだ。
アーセナルは28日に同じノースロンドンにホームを構える最大のライバル、トッテナムと対戦する。首位争いをするアーセナルにとって絶対に負けられない試合だが、思うところはアンディも同じだろう。
なお、アンディが所属するライドは先月ニューアルバム「Interpla」を発売し、夏にはFuji Rock Festival’24出演のため来日する。
Arshavin's goal for Arsenal vs a Peak Barcelona >>> these days the Champions League was truly alive pic.twitter.com/URy7E8IJWq— Joyboy Jude (@judeblay) April 22, 2022
2024年04月27日 18:30
エリック・ダイアーが1月にトッテナム・ホットスパーからバイエルン・ミュンヘンへ加入した時、眉をひそめたファンも少なくなかった。2023-24シーズンのトッテナムでアンジェ・ポステコグルーが監督に就任すると殆ど起用されなくなった中で、レンタル移籍で加入してきたからだ。
しかしながら、バイエルン加入後のダイアーはキム・ミンジェとダヨ・ウパメカノをベンチに追いやり、スターティングメンバーの座を獲得し、主力選手の一人という地位を確立した。
その活躍ぶりをトーマス・トゥヘルは「素晴らしい選手だ。私は彼に非常に満足している」と絶賛した。
「彼は期待以上の選手だ。彼はジグソーパズルの非常に重要なピースだ。彼は組織的で、声も出る。(獲得出来て)とても幸せだよ」
チャンピオンズリーグラウンド8でアーセナルを相手に3-2で勝利した後、ダイアーは喜びの言葉を口にした。
「正直言って、彼らをノックアウトできてよかったよ。このクラブでプレイすること、(CLの)準々決勝でプレイすること、それらを経験することは素晴らしいことだった。準々決勝を突破できて、本当にうれしいよ」
また、ダイアーは2022年のカタール・ワールドカップのベスト16、セネガル戦で交代出場して以来、イングランド代表では出場していない。しかしながら、現在のダイアーの活躍ぶりから、ユーロ2024のイングランド代表に選ばれる可能性は十分に出てくるだろう。ダイアーは「バイエルンのようなクラブでプレイしていて、良いプレイをしていれば、チャンスはあるはずだ」と3月に語っている。それ以来、彼はその可能性をさらに高めるようなプレイを続けている。
「代表チームは本当にシンプルなものだ。自分のクラブでできるだけ良いプレイをすること。(イングランド代表監督の)ガレス(・サウスゲイト)とは話していないけど、良いプレイをするかどうかは自分次第だ」
バイエルンはチャンピオンズリーグラウンド4でレアル・マドリードと対戦する。このビッグマッチでも印象的なプレイを見せられるかどうかで代表での地位も大きく変わってくるだろう。
2024年04月27日 18:20
神童とも称される17歳のブラジル代表FWエンドリッキ(パルメイラス)が4月中旬、4歳年上の恋人ガブリエリさんと「恋愛契約」を交わしていることを明らかにした。
この契約には、「二人が履行すべき事柄」として「常に愛情と敬意を持って接すること」、「毎日、アイラブユーと言うこと」、「他の相手と交際しないこと」といった条項が列挙されていて、背いた場合は「相手が望むプレゼントを贈ること」という罰則が設けられているという。
法律の専門家は「法的な拘束力はない」とみなすが、現在、ブラジル国内で最も注目されている選手だけに大きな話題となった。
エンドリッキは決して大柄ではないが頑健で、華麗なテクニックを持ちながら泥臭くプレーすることも厭わないストライカーだ。「近年、ブラジルが生んだ最高のジョイア(宝石)」と評される。
2022年初め、21歳以下の全国大会であるコパ・サンパウロに15歳で出場すると、6得点を挙げて大会MVPに選ばれた。16歳でプロ契約を結び、すぐにブラジル全国リーグの試合でデビュー。彼の才気溢れるプレーは欧州の名門クラブの強い関心を呼び、激しい争奪戦の末、昨年12月にレアル・マドリーが推定移籍金7200万ユーロ(約119億円)で獲得した。18歳の誕生日を迎える今年7月以降に入団する予定になっている。
昨年11月にセレソンに初招集され、今年3月下旬の欧州遠征にも参加すると、イングランド戦とスペイン戦で2試合連続ゴールを叩き込んだ。
ガブリエリさんはサンパウロ出身のファッションモデル。二人は昨年10月、エンドリッキの友人の紹介で知り合って恋に落ちた。ガブリエリさんはSNSでモデル活動や旅行、ファンション情報を発信していて、フォロワーは70万人を超える。
今後、エンドリッキがマドリードへ移り住んでから、若い二人の恋の行方はどうなるのか――。ブラジルのメディアと国民は、エンドリッキの選手としての成長と共に、強い関心を寄せている。
文●沢田啓明
【著者プロフィール】
1986年にブラジル・サンパウロへ移り住み、以後、ブラジルと南米のフットボールを追い続けている。日本のフットボール専門誌、スポーツ紙、一般紙、ウェブサイトなどに寄稿しており、著書に『マラカナンの悲劇』、『情熱のブラジルサッカー』などがある。1955年、山口県出身。
【PHOTO】ワールドクラスたちの妻、恋人、パートナーら“WAGs”を一挙紹介!