2024年03月29日 05:00
「選抜高校野球・準々決勝、星稜5−0阿南光」(28日、甲子園球場) 準々決勝4試合が行われ、4強が出そろった。星稜(石川)は阿南光(徳島)を破って石川県勢初の春4強入り。 特別な春に星稜が歴史の扉を開いた。石川県勢の悲願が懸かるマウンドに最後まで立っていたのは背番号「18」の2年生右腕・戸田慶星(けいた)投手。公式戦初先発初完封を果たし、偉業達成の立役者となった。 「点を少しでも取られていいやくらいの気持ちで投げていました。投げきれてうれしいです」。初回から2イニング連続で三者凡退に抑える完璧な立ち上がり。得点圏に走者を置いても力強い直球で押し切り、無四球で9つの0を並べた。 小学6年時にOBの奥川(現ヤクルト)の背中に憧れた。当時の試合映像を今でも振り返って見るほど星稜の野球に魅了され、同じユニホームに袖を通した。松井秀喜氏(元巨人など)、奥川でさえも成し得なかった石川県勢初となる春4強入り。「すごく光栄なこと」と胸を張った。 能登半島地震の被災地の思いを背負って戦う春。父・智茂さんの記録を超えた山下智将監督(42)は「何か見えない、背中を押してくれるような力がある。石川県が大変な中でたくさんのパワーをもらっています」と話す。被災地のためにではなく、被災地とともに−。石川の底力が星稜を頂点へと押し上げる。
2024年04月28日 20:32
35歳のピラー、DFAの「兆しはあった」
ホワイトソックスからDFA(事実上の戦力外通告)となったばかりのケビン・ピラー外野手が、米ポッドキャスト「Foul Territory」に出演した。司会のスコット・ブラウン氏が「DFAされたばかりで出演してくれました。ありがとう。選手目線の声が大事なのでね。今の気分は? 大丈夫?」と尋ねると「ああ、大丈夫さ」と答えた。
続けて「今、暗いクローゼットの中で隠れている。いや、実際には、球場から自宅に送らなきゃいけない荷物を積んだ車の中にいるんだけどね」とジョークを飛ばした。
ピラーは26日(日本時間27日)にメジャー契約を解除されたばかりで「DFAは今朝に知った。少し前から、兆しはあった。この世界に入って長いと、自分でGMになった気分で考えることがある」と言及した。
35歳のピラーは今季17試合に出場して打率.160、1本塁打、4打点の成績だった。「(外野手の)トミー(ファム)と僕は共存できればよかったけれど、自分は(DFAされる)兆しがあった。(DFAは)いつも自分じゃないことを願うが、朝GMから電話が入るときは、機嫌を伺うものではない。その電話の結末はなんとなく分かる」と言及。厳しい現実について語っていた。(Full-Count編集部)
2024年04月28日 20:30
「阪神4−3ヤクルト」(28日、甲子園球場)
高津ヤクルトが、またしても1点に泣いた。
先発・小沢が苦しみながらも5回2失点で踏ん張り、六回から継投勝負に入ったが、最後は甲子園の風に泣く痛恨の逆転負け。カード負け越しとなり、今季は9勝14敗1分で借金5になった。
ここまで接戦を競り負け続けている。1点差ゲームで終わった試合は、この日を含めて2勝6敗。均衡した紙一重の試合を今季は落とす試合が多く、27日の同戦もこの日同様に1点差で惜敗。6敗のうち、4敗が阪神戦での結果だ。
試合後の高津監督は「(接戦に敗れる時は)大体同じような感じなんですよ。そこで勝ちきれるか、負けてしまうかっていうのはね。やっぱり昨年チャンピオンのタイガースとのちっちゃな差が、おっきな結果になっているんじゃないかなと思います」と唇をかんだ。
現在は勝ちパターンを担ってきた清水、田口が2軍再調整中とブルペンの台所事情は厳しくもある。それでも高津監督は「こういうところを乗り越えていかないと先は見えてこないでしょうね」と厳しい言葉で、奮起を願った。
2024年04月28日 19:55
トロントメディアから大きなブーイングを浴びた大谷翔平
ドジャース・大谷翔平投手は26日(日本時間27日)からのブルージェイズ戦で大ブーイングを浴びた。昨オフに大谷の移籍先最終候補と言われていたこともあり、敵地のファンは好戦的だった。3連戦が始まる前、ブルージェイズの地元紙「トロント・スター」のグレガー・チゾム記者は「ファンはおそらくショウヘイにやつ当たりするでしょう」と笑いながら予想していた。
大谷を逃した代償は大きかった。トロント初打席の26日(同27日)の第1打席。大谷は右翼席に7号ソロを放った。満員の観客からの大ブーイングは一瞬静まり返った。唖然とした後、再度大きなブーイングを浴びせたが、口笛を鳴らすファンもおり、盛り上がっている様子だった。
昨オフ、ブルージェイズは大谷の移籍先の最終候補とされていた。実際に大谷もブルージェイズのマイナー施設を訪問。さらに、一部米メディアによって、大谷がブルージェイズと契約するためにトロントへ向かったと報じられることもあった。
チゾム記者は実際にはドジャースを予想していたという。自身の紙面では「オオタニがジェイズをもてあそんだ」と見出しを付けて記事化したが、それはあくまで期待の裏返し。「ドジャースの方がマイナーがより充実しているので、より明るい未来が待っています」「彼が間違ったことをしていないのは明らかです」と本音も語る。Xデー前日の誤報騒動…チゾム記者もBジェイズ入り確信「その時初めて現実に」
とはいえ、大谷がドジャースと契約合意をする前日の誤報では、さすがにチゾム記者もブルージェイズ入りが実現するのだと感じたという。「そうする(ブルージェイズと再び会う)唯一の理由は契約をするからだと私は思っていました。その時初めて、私はこれが現実になるのだと、割と思ったりもしました」と苦笑いする。
大谷自身も「僕がブルージェイズファンだったら、ブーイングをしていると思います」と理解していたように、チゾム記者もファンのブーイングは「彼らには(大谷を獲得する)チャンスがあると思っていたファンがたくさんいましたからね」と納得する。
ただ、大谷争奪戦に参加したことにより、大きな問題も。総額7億ドル(約1107億円)に達した争奪戦に参加したことにより、ファンの期待値は当然高くなる。「彼らは球界史上でも屈指の選手の市場に足を踏み入れ、そして最終的にはオオタニを獲得できなかっただけでなく、オフシーズンに何人か狙っていた選手を取り損ねたわけですから」。今後もFA戦線に参戦しないと、さらにファンの不満は高まってくる。
「ファンにとってはフラストレーションが今後もあることでしょう」。大谷争奪戦に参戦したことの代償が尾を引くことになりそうだ。(川村虎大 / Kodai Kawamura)
2024年04月28日 19:25
「中日0−0広島」(28日、バンテリンドーム)
広島は投手陣が奮闘を見せ、延長十二回引き分けに持ち込んだ。
2024年04月28日 19:23
エンゼルス・レンドン「考え得るすべての感情が沸き起こった」
左ハムストリングを負傷し、21日(日本時間22日)に10日間の負傷者リスト(IL)に入っていたエンゼルスのアンソニー・レンドン内野手が「間違いなく10日間では戻れない」と話していると、米スポーツ局「ESPN」が報じている。
レンドンは20日(同21日)、敵地・レッズ戦で内野安打を放った際に足を痛めて途中交代。21日(同22日)に10日間の負傷者リスト(IL)に入っていた。ナショナルズ時代の2019年に打点王に輝き、7年2億4500万ドル(約388億円)でエンゼルス入りしたが、毎シーズン怪我に悩まされている。
今回も長期離脱となる見込みで「もう4年もこれ(負傷離脱)が続いている。だから数日間は憤り、悔しさ、怒り、考え得るすべての感情が沸き起こった」と話している。「野球を毎回奪われるからだ、そうだろう? 勝ちたい、出場したい。出場し続けられるよう最善を尽くしているのに、何もうまくいかないように思える」と目線を下げた。
レンドンは今季ここまで19試合に出場し、打率.267、0本塁打、3打点。開幕から1番で起用され、21打数無安打と苦しんでいた。エンゼルス移籍後は2021年に出場した58試合が最多。毎年、怪我に苦しんでおり、不甲斐ないシーズンを過ごしている。(Full-Count編集部)
2024年04月28日 19:08
大谷翔平が挙げない“個人名”
ドジャース・大谷翔平投手の“配慮”について、米国でも注目を集めている。米有力地方紙「ワシントン・ポスト」では「日常は変われどグラウンド上での優位性は変わらず」と報じている。
同紙によれば、大谷が24日(日本時間25日)、敵地・ナショナルズ戦前の囲み取材中に「新しい通訳が素晴らしいんじゃないですか」と笑顔で話すと“新相棒”のウィル・アイアトン通訳がこれを訳した。効果的に質問をかわしたが、違う記者が「水原氏の裏切りとされる行為は心情的にどうだったか」と尋ねた。
大谷は「まだ調査自体は続いているので、全部が終わったというわけではないですし。失った、それ以上にでも、チームメート、チームもそうですけど、この件でサポートしてもらっている人がたくさんいるので。むしろそちらの方がありがたいな。そう感じる部分が多いかと思います」と答え、個人名を挙げることは避けた。
同紙では「大谷が個人名は避けたい、今はレギュラーシーズンの最中なので、雑音になるようなことは作りたくない」というような内容のことを話したとしている。大谷は個人名を挙げることによって、その選手が“次なる質問”を受けると理解しており、名前を出さないのは大谷なりの“配慮”ということだと、同紙は言及していた。(Full-Count編集部)
2024年04月28日 19:07
「ウエスタン、ソフトバンク8−5阪神」(28日、タマホームスタジアム筑後)
阪神2軍は終盤に追い上げを見せるも、2連敗となった。先発の鈴木は立ち上がりから制球に苦しみ、2回3安打6四球3失点で降板した。
三回無死一、二塁から2番手で登板した育成ドラフト1位・松原(日本海L・富山)は3回1安打無失点と好投した。しかし1点差に迫った七回に登板した湯浅が1回4安打2四球5失点とリードを広げられてしまった。
それでも打線は八回に1点を挙げると、九回はドラフト3位・山田(仙台育英)の内野安打から2点と粘りを見せた。山田はプロ初の3安打を記録した。
和田2軍監督の一問一答は次の通り。
−最後追い上げられたのはよかった。
「最後まで気持ちは出てたし、ここ数試合しっかり守ってっていうところができて、負けてても締まったゲームはできてたんだけど、今日はスロー(イング)のミスが三つ出てしまったんで、そこらへんは反省点として、鳴尾浜に帰ってから再度。日々やってるんだけど、やっててもそういう、ゲームになると出てしまうっていうのは、まだまだ本当の力はついてないと思うんでね、これは再度しっかり練習していかないといけない」
−先発の鈴木は制球に苦しんだ。
「いつも通りっちゃいつも通りなんだけどね。そのいつも通りからなんとか乗り越えて、ワンステップ上にいってほしいんだけどね。まだ打たれるか抑えるかっていうところよりも、ストライクが入るかどうかっていうね。自分でもそうだと思うけど、そこと戦ってるから、それじゃあバッターと勝負できないよな。だからこのコントロールっていうところは。やっぱりね、自分で乗り越えていかないとね、いけないところなんで。ただ、鈴木だけじゃなくて、やっぱり今日の試合でも余計なフォアボールっていうか無駄なフォアボールが多いよね。打たれて打たれてっていうところに、フォアボールが絡んでくると、大量点になってしまうんで。もちろん気を付けて、打たれまいとしていきながらのフォアボールなんだけど、特にランナーいない時のね、フォアボールっていうところが、非常に今日なんかポイントになって響いてきてしまってるんでね。そこらへんはやっぱり反省点だね」
−松原は昨日に引き続き、いい投球。
「こういう勝負どころでもそうだし、昨日のね、勝負どころでもそうだし、ロングもできるだけの体力もついてきてるし。球は非常にいいし、気持ちも乗ってるんでね。これは続けていってほしい」
−湯浅は3試合連続で失点が続いている。
「球がいかないことで、本人も苦しんでると思うし。ちょっと首をかしげながら投げてるような感じなんでね。ここを乗り越えていかないといけないところなんで。今日含めて3回ぐらい本来のピッチングができてないんでね。これは投げながら修正していくしかないと思うんでね。それがブルペンなのか、試合なのか別として。今ね、本人も苦しいかもしれないけどね、なんとか乗り越えていけるようにコーチと一緒にやっていくしかないよね」
−気持ちの部分か。
「両方だろうな。やっぱり球がいかないから気持ちも乗ってこないだろうし。今、どこが悪いっていうか全体がね。いろんなところを。だからどこかが直ればね、全部が直っていくのかもしれないし、原因が2つ、3つあるかもしれないし。そういうところをね、ピッチングコーチとも一緒にやっぱり取り組んでいかないと。いい時期もあったわけで、これが一つの壁だと思うから、しっかり乗り越えていかないとね」
−山田がプロ初3安打。
「やっぱり新人だし、高卒ルーキーだし、今、試合もずっと出続けて、3試合連続ではスタメンでいかさないようにはしてるんだけど。最初のピークというか、ちょっと疲れてきて、バットも振れてなかったりするんだけど。体力的なところではね、もちろん休むという手もあるんだけど、やっぱりスタミナをつけるためには、ある程度試合出てね、出ながら、技術も身につけていかないといけないと思うんで。誰もが通る道だと思うんでね、ここはやっぱり頑張らせますよ」
−井上が八回から一塁守備に。
「まあまあ試合の流れもあるし、今日も最後、栄枝だけっていうね。もう総力戦になってしまったんでね。というところもあるし、やっぱり広大の場合ね、ファーストもできた方が幅も広がるしね。これからそういうこともありうるっていうことで、今日はファーストに入りました」
−これからも状況によっては一塁を守ることも。
「うん、あると思う」
−明日の先発は。
「明日は茨木」
2024年04月28日 19:00
「ソフトバンク3−2西武」(28日、みずほペイペイドーム)
ソフトバンクが延長十二回2死満塁で、相手の捕逸でサヨナラ勝ちを収めた。
2024年04月28日 19:00
先発が苦しみながらもゲームを作り、難攻不落のサブマリンをじわじわと攻め込みマウンドから引きずり降ろす。しかし絶好の場面で決められなかったことが、今日の試合の明暗を分けた。
2-2で迎えた5回、ここまで被安打6、与四球3と毎回ランナーを出しながらも2失点で踏ん張っていた大貫晋一がこの日初めて3者凡退に抑えるも、三浦監督は先頭で打席の回ってきた大貫に代打を送る決断。この仕掛けこそ実らなかったが、積極策で巨人先発の高橋礼にプレッシャーをかけると、その後1番から3番の上位打線トリオが全員フォアボールを選び1死満塁の大チャンスを作る。
押せ押せムードの中、阿部監督もたまらずピッチャーを堀田賢慎に代えるが、打席に迎えるは不動の4番・キャプテン牧秀悟。流れは完全にベイスターズへ来ていたが、結果は最悪のサードゴロダブルプレーとなり、勝利の女神は一塁側ベンチに背を向けた。
するとその流れのまま、6回には2点を勝ち越され、終わってみれば2-6のスコアで完敗を喫した。
試合後三浦監督は先発の大貫に「ほぼほぼランナーを背負いながら、よくなんとか踏ん張った感じでしたけどね。球数もちょっと多かったですし、あそこまでかなと」と及第点評価。
攻撃陣については「タイムリーは出なかったですけど、フォアボールは取りながら最低限でっていうところで、追いつくまではよかったですけどね」としながらも「そのあとですよね、1本出ていれば変わったのかなと思います」と昨日に続いての決定力不足を悔やんだ。また牧に関しては「もちろん相手もあることですけど、4番を任せてるわけですからね。打てなかったらしょうがないのかなっていうところ。その前はしっかりとチャンス作ってしてくれますしね」と責めることはなかった。
しかし6回のピンチを引き取り、さらに回跨ぎで無失点と好投した石川達也に「しっかりとねどんな場面でも、今日も丁寧に投げてましたしね。ボールは全体的にちょっと高かったですけども、その中で緩急も使いながら、しっかり全部してくれてますね」とし、今季初登板の最速156キロをマークした中川虎大にも「ファームの方からいいって情報状を聞いていまして、今日みたいな中でもあれだけ強いボールで、ゾーンの中で攻めてくれてますからね。あれを続けてほしいなと思います」と若いピッチャーに光明を見出していた。
ゴールデンウィーク最初のカードを負け越してしまった三浦ベイスターズ。「集中して明日の試合に臨めるように。今日の反省はしっかりしながらですけども、また明日も試合が続きますから」との言葉通り、ロードでの立て直しに期待したい。
写真・取材・文 / 萩原孝弘
2024年04月28日 18:50
「ロッテ10−1楽天」(28日、ZOZOマリンスタジアム)
ロッテは15安打10得点を挙げ、連敗をストップ。吉井理人監督(59)は「8番・安田が良いい働きをしてくれた」と、ぎっくり腰から27日に復帰したばかりの安田の活躍をたたえた。
0−0の三回、戦闘で打席に立った安田の右前打を皮切りに打線がつながった。2死一、二塁からポランコが右前適時打を放つと、その後も連続適時打で一挙5得点を挙げた。
ビッグイニングの起点となった安田は、六回にも右中間二塁打を放った。「復帰して1本出てほっとした。ここ(1軍)に戻ってこられてよかった。ランナーがいる場面でしっかり返せるように。長打も出たので、2ベースとかホームランがもっと増えていくように頑張っていけたら」と話した。
2024年04月28日 18:45
「阪神4−3ヤクルト」(28日、甲子園球場)
ヤクルトが甲子園の風に泣き、痛恨の逆転負け。七回の攻防に対して、高津監督や松元外野守備走塁コーチが責任を背負った。
ワンプレーに泣いた。1点リードで迎えた七回だ。2死走者なしから、大西が連打を浴びてピンチを背負った。ここで阪神の4番・大山を迎え、松元外野守備走塁コーチは「一塁ランナーをかえさない守備位置をとった」と逆転を阻止するために外野手の守備位置を後ろに下げたという。
すると、大山の打球は高々と舞い上がった左翼方向への飛球になった。甲子園の風に押し戻される形になり、左翼・サンタナ、中堅・西川、遊撃・長岡が3人で追ったが、最後はサンタナが捕球しきれなかった。痛恨の形で逆転の適時打を浴びて、試合はそのまま敗れた。
試合後の高津監督は「7回の表裏はちょっといろんなことがあって、僕の采配ミスもあったかなと思いますね」と責任を背負い、「(サンタナは)守る方も決してうまいとは言えないですけども、全力で頑張ってくれていると思います」とかばった。
また松元コーチも「僕の指示が深すぎた。僕が内野のコーチにも指示を出さなかったのも1つの反省です。内野守備に『外野が下がっていますよ』っていう一声が足りなかった」と反省の言葉が尽きなかった。
2024年04月28日 18:42
「阪神4−3ヤクルト」(28日、甲子園球場)
阪神がヤクルトに連勝し、今季最多の貯金5とした。
2024年04月28日 18:34
中日 0 − 0 広島
<5回戦・バンテリンドーム>
広島は今季3度目の引き分け。延長12回でのスコアレスドローは今季2度目となった。
先発の九里は立ち上がりから安定感抜群。0−0のまま迎えた6回は一死二塁のピンチを招いたが、3番・カリステ、4番・中田をいずれも遊ゴロに仕留めゼロを刻んだ。中日先発・郄橋宏と投手戦を演じ7回4安打無失点の力投を見せるも、打線の援護を得られず今季初勝利はお預け。それでも2試合連続の無失点投球で、試合前時点で4.05だった防御率は3.21まで良化した。
延長10回は4番手・矢崎、11回は5番手・森浦がサヨナラのピンチで踏ん張るなど、救援陣も粘り強く無失点リレー。しかし、攻撃陣はバント失敗などの拙攻も響き、完封負けと降雨コールド引き分けも含めた無得点試合は、今季早くも7度目となった。
2024年04月28日 18:16
◆ リーグトップタイの5本塁打
ロッテのグレゴリー・ポランコが28日の楽天戦、本塁打を含む2安打2打点の活躍で勝利に貢献した。
ポランコは0−0の3回二死一、二塁の第2打席、楽天先発・瀧中瞭太が投じた初球のストレートを「積極的にいく事だけ考えたで!先制点になった良かったわ!」と、ライト前に弾き返す先制の適時打。
さらに5−1の5回一死走者なしの第3打席、楽天2番手・松田啄磨が1ボールから投じた2球目のストレートを振り抜くと、「昨日、荻野先生(荻野貴司外野手)からストライクだけ、思いきり打ちなさい!とアドバイスをもらったので、甘く入ってきたカットボールをいいスイングで打つことが出来たで!パワー!」と、打球はマリーンズファンの待つライトスタンド上段に突き刺す一発となった。
この本塁打がポランコにとって今季5本目。セデーニョ(オリックス)、山川穂高(ソフトバンク)と並びリーグトップとなった。
ポランコは開幕前の取材で「できるだけ健康でいってホームランが出るような体を作っている」と話していたが、ここまでリーグトップタイの5本のアーチを描いているのもそのあたりが関係しているのだろうかーー。
「もちろん体がしっかり鍛えられていれば、調整していれば力もついてきますし、力がついていくということは自分の自信にも繋がるので、ホームランを打つのは簡単じゃないので、しっかり体から整えて、ここまで調整してきました」。
◆ 好スタート
昨季は本塁打王を獲得したとはいえ、4月終了時点で打率.132、1本塁打、5打点とスロースタート。5月に5本塁打、15打点を放つと、6月は2本塁打だったものの、月間打率.348をマーク。7月以降は18本のアーチを描き、7月16日の楽天戦、8月23日のソフトバンク戦では1試合3本塁打を放ち、最終的には26本塁打を記録したように、夏場以降に尻上がりに調子を上げていった。
今季は4月16日の西武戦終了時点で打率.304をマークするなど、28日終了時点で打率.261、5本塁打、11打点と、打率、本塁打、打点ともに昨季の今頃を大きく上回る数字だ。
開幕から好スタートを切った要因にポランコは、「しっかりと毎日練習していることと、打撃コーチが助けてくれることが好調を続けている要因の1つかなと思います」と説明した。
1974年以来となる勝率1位でリーグ優勝するためには、ポランコの“パワー”は必要不可欠。この先、もっと調子を上げ、チームの勝利に導く一打を数多くはなって欲しいところだ。
取材・文=岩下雄太
2024年04月28日 18:15
試合前のスタメン発表で大谷がコールされると大ブーイングが発生した
ドジャース・大谷翔平投手が26日(日本時間27日)の敵地・ブルージェイズ戦で浴びた大ブーイングの様子が改めて注目されている。試合前のスタメン発表で、敵軍ファンがとった行動が、日米ファンの間で「気に入ったよ」などと話題になっている。
カナダメディア「ザ・スコア」が公式X(旧ツイッター)に「オオタニの名前が初めてアナウンスされた後、ブルージェイズファンは彼にブーイングした」とコメントをつけて動画を投稿。スタメン発表で1番打者のムーキー・ベッツ内野手のアナウンスが終わり、2番の大谷がコールされた瞬間に盛大なブーイングが発生していた。
静寂から一転、ブーイングとなった瞬間に米ファンは「私はこの試合に来ていたけど、これは予想していなかった」「気に入ったよ」「その後何があったの?」などと反応。日本のファンも「それだけ来て欲しかったって証だよね」「人気ある〜」「ブーイングするの楽しそうだな」「全力のブーイングwww」「まあ勝手に期待しちゃっただけやねんけどな」と興味を示していた。
大谷は昨オフ、一部米メディアによって、ブルージェイズと契約するためにトロントへ向かったと報じられた。結局は誤報だったが、一連の流れがあってブルージェイズのファンは大谷にブーイングを浴びせていた。
異様な雰囲気の中、大谷は7号ソロを放った。翌27日(同28日)の同カードでも、やはりブーイングの中で岩手・花巻東高の先輩、菊池雄星投手から自己最速を更新する打球速度119.2マイル(約192キロ)の適時打を放っていた。(Full-Count編集部)