2024年03月29日 05:00
ノアの元GHCヘビー級王者ジェイク・リー(35)が、31日の東京・後楽園ホール大会での現王者イホ・デ・ドクトル・ワグナーJr.(32)挑戦を前にまさかの告白だ。 28日、ジェイクはワグナーと並び調印式に臨んだ。「これは戦いだ。プライドを取り戻し、再びかじを取るために挑戦する」と緊張感を漂わせながら語った。 その後の取材で、野獣藤田和之との一戦で重大な気づきを得たと語り始めた。「実は藤田と戦って改めてプロレスの根源っていうのかな…。そういうものにハッとさせられたんだよ」。藤田とは2日の名古屋大会で一騎打ちし、30分時間切れ引き分け。猪木イズム最後の継承者との熱戦を経て「私だって、有頂天になってたわけじゃない。だけど『目をそらすな。戦え』とか、そういう戦いの根源の部分で最近の私は緩みすぎていたことに気づかされたんだ」と目が覚めたという。 ジェイクは17日に行われた前哨戦後、ベルトを掲げる王者に一礼してから強烈なハイキックで側頭部を打ち抜いて失神させた。これも「その気づきがあったからこそだよ。王者である以上、一瞬も気を抜いてはいけないんだ。逆に(挑戦者の)オレはいつでもやりに行く。常在戦場? そういうことだよ」とうなずく。さらに王者の父であるドクトル・ワグナーJr.が、野獣も暴れた1990年代後半の新日本マットで活躍。ケンドー・カシンとのタッグでIWGPジュニアタッグ王座も獲得しているだけに「そういう戦いは、彼のDNAにも刻まれていると思う。だから今回で彼のその部分を引き出してあげようと思う」と不敵に話した。 野獣の刺激で戦いを思い出したジェイクが、再びノアの中心に立とうとしている。
2024年04月27日 10:00
第64代横綱の曙太郎さん(米ハワイ出身)が今月上旬、心不全のため54歳で亡くなった。大相撲引退後は2003年大みそかのボブ・サップ戦でプロ格闘家に転向し、17年4月12日に心不全で入院するまで現役プロレスラーだった。全日本プロレスの3冠ヘビー級王座を2度奪取するなど多くの団体のリングで活躍した。15日の告別式に参列した元IWGPヘビー級王者の永田裕志(56)=新日本プロレス=は、その才能を惜しんだ。プロレスラー・曙の足跡を振り返る。
入院中は記憶障害とも闘っていた曙さん。クリスティーン麗子夫人(52)は「横綱時代のことはよく話していましたが、プロレスのことはあまり覚えていないようでした」という。弔問に訪れた永田は「横綱は『プロレスは楽しいね』と言ってましたよ」と証言し、初対決を懐かしんだ。
2007年8月5日、IWGP王者だった永田は、曙さんが初参戦した“真夏の最強決定戦”G1クライマックスの開幕戦(大阪府立体育会館)で迎撃した。試合は曙さんがパワーで圧倒し、シコを踏んで永田の決めポーズ“敬礼”をまねて盛り上げたが、最後は永田のアンクルホールドにギブアップ。
負けても評価されるのがプロレスだ。翌日のスポーツ報知の見出しは「夏は曙」。大相撲時代に同会場での春場所を得意にしていた横綱が気に入っていた「春はあけぼの」(「枕草子」の一節)をもじってのもの。「差はわずかだった」(近藤清敬記者)、「攻めたし、これから先に自信がつきました」(曙さん)、「天才ですよ。応用力も感性もあるし」(永田)と会心の名勝負だった。17年を経て永田は「強烈なビンタで首が飛ぶかと思った。試合は僕が勝ったけど、お客さんは横綱に大声援だった。会場を沸かせたのが楽しかったようです」と述懐した。
プロ格闘家デビューの1年間は曙さんにとって思い出したくない過去だったかもしれない。03年大みそかのデビュー戦「Dynamite!」でサップに1回KO負けしたシーンが鮮烈すぎた。さらに、武蔵(正道会館)、レミー・ボンヤスキー(オランダ)、ホイス・グレイシー(ブラジル)ら強豪ばかりを相手にして6連敗。05年3月19日に角田信朗(正道会館)に初勝利してから、プロレスに転向した。
同年7月2日の米WWE日本公演(さいたまスーパーアリーナ)で、“大巨人”ビッグ・ショーと組んでカリート&モーガンにヨコヅナズ・ドロップを決めて白星デビュー。同年8月4日のW―1GPで両国国技館に初凱旋もグレート・ムタの緑の毒霧を浴びて敗れた。06年3月19日には国技館で、IWGPヘビー級王者のブロック・レスナー(米国)に善戦したがベルトで殴打されて奪取ならず。
両国では、13年10月27日に諏訪魔から3冠ヘビー級王座を奪取し、チャンピオンベルトと一緒に横綱土俵入りポーズを披露した。15年5月21日には後楽園ホールで潮崎豪を破って同王座を奪回。“格闘技の聖地”での戴冠劇に、国技館とは違って遠慮のない堂々たる“ベルト土俵入り”を見せた。ほかにも世界ヘビー級(旧AWA)、NWAプレミアムヘビー級、世界タッグ、アジアタッグ王座などを獲得した。
タイガーマスクをかぶって“ボノタイガー”、顔面ペイントと毒霧の“グレート・ボノ”に変身し、大仁田厚の有刺鉄線電流爆破デスマッチにも3度挑戦した。16年4月20日には、後楽園で“世界の巨人”ジャイアント馬場さんの魂を継承する新団体「王道」を旗揚げしたが、1周年を目前に心不全で倒れ闘病生活に。「プロレス界をもっと夢の持てる場所にすることが僕の使命」と旗揚げ戦で話していた曙さんの遺志をここに記しておきたい。(酒井 隆之)
2024年04月27日 07:10
プロボクシング・WBA世界スーパーフライ級王者の井岡一翔(35)が26日、自身のインスタグラムを更新し、高級外車のフェラーリ ROMAが納車されたことを報告した。
【写真】「初めてみた!」フェラーリ ROMAの納車を報告した井岡一翔
井岡は「New Car.Ferrari ROMA Let's go」と炎の絵文字を添えて投稿。スタイリッシュなボディが印象的な愛車にもたれかかった自身の写真のほか、“跳ね馬”があしらわれたハンドル、両側のドアを開いた状態の車体など複数枚をアップした。
この投稿に「さすが世界チャンプ」「パテックにフェラーリ。いいですね」「初めてみた!これめっちゃかっこいい」「最高 めっちゃ似合ってます!」「車も凄いが腕時計も凄い」などとコメントが寄せられた。
2024年04月27日 07:08
プロレスリング・ノアは27日までに5・4両国国技館大会で清宮海斗がGHCヘビー級王者のイホ・デ・ドクトル・ワグナーJr.へ挑むことを発表した。
清宮は22日の新宿FACE大会でジェイク・リーとの挑戦者決定戦に勝利した。試合後のバックステージで「あきらめなければ明るい未来は見えてくるんじゃないですか。次は両国。ワグナー、あなたはめんどくさくない。めんどくさい相手を片付けて、やっとたどり着いたGHC戦だよ。両国で俺がベルト巻いてやる」と王座奪還を宣言した。
◆5・4両国大会対戦決定カード
▼GHCヘビー級選手権
王者・イホ・デ・ドクトル・ワグナーJr. VS 挑戦者・清宮海斗
▼GHCタッグ選手権
王者組・ジャック・モリス アンソニー・グリーン VS 挑戦者組・オープンチャレンジ
▼GHCジュニアヘビー級タッグ選手権 サバイバル3WAYマッチ
王者組・YO―HEY、タダスケ VS 挑戦者組・近藤修司、X VS 挑戦者組・ドラゴン・ベイン、アルファ・ウルフ
▼GHCハードコア選手権
王者・ニンジャ・マック VS 挑戦者・石川修司
▼GHCジュニアヘビー級選手権
王者・ダガ VS 挑戦者・アレハンドロ
▼超女両国列伝
ジュリア、林下詩美、MIRAI、桜井麻衣 VS 野崎渚、愚零闘咲夜、高瀬みゆき、彩羽匠
2024年04月27日 06:52
新日本プロレスは27日までにブシロードグループ再編に伴い女子プロレス団体「スターダム」を運営する「株式会社ブシロードファイト」の全株式を取得したことを発表した。
2024年04月27日 06:36
◆AEW「AEW DYNAMITE」(24日、米フロリダ州ジャクソンビル)
新日本プロレスのIWGP世界ヘビー級王者ジョン・モクスリーが24日(日本時間・25日)、米フロリダ州ジャクソンビルで開催された「AEW DYNAMITE」でパワーハウス・ホブスと初防衛戦を行い、防衛に成功した。
モクスリーはデスライダーから最後はリアネイキッドチョークで締め上げ勝利。試合後にはKONOSUKE TAKESHITAが姿を現し、ベルト挑戦をアピールした。
モクスリーは、5・3福岡国際センター大会から新日本に参戦し5・4福岡で成田蓮と防衛戦が予定されている。
さらに、この一戦の勝者に5・11米カリフォルニア州オンタリオ大会で海野翔太が挑戦することが発表となっている。
2024年04月27日 06:22
◆新日本プロレス「Road to レスリングどんたく 2024」(23日、後楽園ホール)観衆887
新日本プロレスは23日、後楽園ホールで「Road to レスリングどんたく 2024」を開催した。
同大会でロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(L・I・J)と「バレットクラブ・ウォー・ドッグス」のシングル5番勝負が行われ、セミフイナルではL・I・Jの内藤哲也がドリラ・モロニーと対戦した。
内藤がプルマ・ブランカを決めた時にメインに出場するデビッド・フィンレーが登場。これに内藤が気を取られると、プロレスリング・ノアの元GHCヘビー級王者ジェイク・リーが乱入した。
ジェイクは内藤にFBSを炸裂すると、モロニーがドリラ・キラーにつなぎ、内藤を沈めた。試合後も内藤へフィンレーが馬乗りパンチを乱打しジェイクが踏みつけ、ストンピングを浴びせた。さらに場外に蹴落とすと、鉄柵を背負わせ、二発目のFBSを食らわせ完全KOしモロニーと共にバックステージへ引き上げた。
5番勝負は「ウォー・ドッグス」が3勝2敗で勝ち越した。
新日本マットに乱入し「ウォー・ドッグス」と電撃合体したジェイクはバックステージで「皆様、はじめまして。ジェイク・リーだ。内藤哲也をぶっ倒しに来た男だ。いつでもやってやるぞ」と宣言した。
この展開を受け新日本は、4・27広島大会にジェイクの緊急参戦を発表。同大会で行われる「L・I・J」と「ウォー・ドッグス」の5対5イリミネーションマッチの対戦カードを変更。当初、出場予定だった外道に代わりジェイクが「ウォー・ドッグス」に加わり、デビッド・フィンレー、ゲイブ・キッド、クラーク・コナーズ、ドリラ・モロニーと組んで「L・I・J」の内藤哲也、鷹木信悟、辻陽太、高橋ヒロム、BUSHIと対戦する。
ジェイクと内藤は、2022年12月1日、ドラディションの国立代々木競技場・第二体育館大会での6人タッグマッチ以来、2度目の対戦となる。
2024年04月27日 06:00
女子プロレス新団体「MARIGOLD(マリーゴールド)」率いるロッシー小川代表(66)が26日、スポーツエンターテインメント団体「アクトレスガールズ」から合流した6人の処遇を近日中に発表する方針を明かした。
15日の新団体設立会見には、同日にアクレスを団体したことが発表されたばかりの青野未来、皇希、澄川菜摘、松井理紗、後藤智香、CHIAKIが、同じくアクトレスのアドバイザーを退任した風香に連れられて電撃登場。青野が代表して「私たちはプロレスがしたくて、ここに来ました」と直訴していた。
だが団体所属としては現状、ジュリア、林下詩美、MIRAI、桜井麻衣、ビクトリア弓月、高橋奈七永、石川奈青の7選手だけが発表されている。宙に浮いた格好となっている元アクトレス勢6人について、取材に応じた小川代表は「近日中に彼女たちの今後のことを発表します」と明かした。新たに所属として入団を認めるのか、フリーのユニットとしての参戦になるかが決まる模様だ。
6人は20日からマリーゴールドの合同練習に参加。ジュリアと高橋から厳しい指導を受けている。小川代表は「(これまで)基本的なレスリングの練習をしていないので、練習を重ねていけば面白い存在になると思います」と期待をかけた。すでに練習生も4人いるため、仮にアクトレス勢が正式加入すれば大所帯となる。
2024年04月27日 06:00
お騒がせ女子プロレスラーウナギ・サヤカが、電流爆破デスマッチ再挑戦を決めた。
2024年04月27日 05:00
ノアの拳王(39)が、新日本プロレスに電撃登場したジェイク・リー(35)への怒りを爆発させた。ジェイクの行動により、5月4日東京・両国国技館大会でGHCヘビー級王者イホ・デ・ドクトル・ワグナーJr.に挑戦するいとしの清宮海斗にミソがついたと断罪。さらにジェイクのターゲットとなった内藤哲也に対しても、緊急で越境エールを送る。海斗さん、哲也さん、あとは頼んだ――。
23日の新日本後楽園大会に電撃登場したジェイクは、「バレットクラブ・ウォー・ドッグス」と結託し、内藤を襲撃。27日広島大会で新日本初参戦を果たす。
業界に激震が走ったこの行動に、怒りをあらわにするのが拳王だ。「他団体に倒したい相手がいて、行動に移したっていうのは褒めてもいいかなと思ったんだよな。でも、後で内容を聞いて、今ははらわたが煮えくり返ってるよ」とまくしたてた。
無関係人物のように見える拳王だが、首を突っ込むのには理由がある。ジェイクは20日の新日本・町田大会までにデビッド・フィンレーにDMを送り、内藤を標的としていたことが分かっている。そして、22日ノア新宿大会で清宮とのGHC次期挑戦者決定戦に敗れた翌日に新日本マットに乗り込んだというのが時系列で、二兎を追っていた証拠が出そろっている。
最近になって清宮に異様な執着心を見せてきた拳王は「GHCを本気で取る気があったのかって。そんな中途半端な気持ちで、俺の海斗さんに勝てるわけがないだろう」とバッサリ。ジェイクの行動で清宮の挑戦にミソがついたと断罪する。
さらには「俺の哲也さんを倒したいんだったら、GHCを取ってから倒す方が筋は通っていたのに…。中途半端なマネばかりして俺の愛する2人の価値を下げて、どう落とし前をつけてくれるんだ」。かつての抗争相手、内藤まで「哲也さん」呼び始めたから面倒くさいことこの上ない。
「俺が手を下すまでもなく、2人が何とかしてくれるはずだ。海斗さんはしっかり両国でベルトを取ってくれるし、哲也さんはジェイクを成敗して、2度目の引退に追い込んでくれるだろう」と、よく分からない立ち位置から、清宮と内藤に対する信頼を表明した。
ちなみに拳王は「ALL TOGETHER(AT)」(5月6日、東京・日本武道館)で新日本・藤田晃生とのシングル戦が決定済み。「何で俺だけヤングライオンの子守役なんだよ…。ATと言えば夢のカードだろ。藤田はさっさと片づけて、次回の札幌(6月15日)では、俺と海斗さん、哲也さんのトリオでどうだ?」と日本プロレスリング連盟に提案した。清宮と内藤が相手にしてくれればいいのだが…。
2024年04月26日 22:59
WBAスーパーフライ級王者の井岡一翔が26日、インスタグラムを更新。「New Car」とつづり、白のフェラーリが納車されたことを明かした。
井岡は愛車の横に立ち、満足げな様子。「Ferrari ROMA Let’s go」と投稿した。親交のある元Jリーガーの槙野智章も「カッこよ」と反応した
左腕の高級時計パテックフィリップも存在感があり、コメント欄には「さすが世界チャンプ」、「似合う」、「車も凄いが腕時計も凄い」、「パテックにフェラーリ」、「ごいすー」など反響が集まった。
2024年04月26日 22:55
渦中の男ノアのジェイク・リー(35)が、方舟マット離脱を否定した。
22日の新宿大会で清宮海斗とのGHCヘビー級王座次期挑戦者決定戦に敗れたジェイクは、翌23日の新日本プロレス後楽園大会に電撃登場。前IWGP世界ヘビー級王者・内藤哲也をKOし、大きな波紋を呼んだ。さらに「バレットクラブ・ウォー・ドッグス」と共闘し、27日の新日本・広島大会に参戦する。
新日本マット登場以来、初の試合となった26日のノア新潟大会ではジャック・モリス、アンソニー・グリーン、YO―HEY、タダスケとの「GLG」で、「チームノア」の潮崎豪&モハメドヨネ&齋藤彰俊&小峠篤司&Hi69と10人タッグ3本勝負で激突。2―1で勝利した試合後だ。
マイクを握ったジェイクは、この試合がノアラストマッチになると明言し、ファンに感謝と別れの言葉を述べた。新日マット登場以来、ファンの間ではこのままノアを離れ、新日本を新たな主戦場にするのではないかという臆測が流れていた。
ところが会場が騒然としたところで、すぐに否定。バックステージでも「リング上で言った冗談、お客さんはそれを真に受けているのかどうか。けど、多くの方の目が点になっていたのを私は見逃しちゃいない」としつつ、改めて「ただ、あれはジョークだ。GLGジョークだ。常に緊張感の中にはユーモアを持たせないといけないと思っている」と強調した。
そのため「明日のことは、この場では深くしゃべることはやめよう」と新日本・広島大会については言及することなく、会場を後にした。
2024年04月26日 21:12
米プロレス団体「AEW」の設立者で世界的大富豪のシャヒド・カーン氏(73)が衝撃のリングデビューを果たし、話題になっている。
2024年04月26日 21:05
DDT26日のひがしんアリーナ大会で、KO―D無差別級王者の上野勇希(28)が彰人(37)を下し、V4に成功した。
序盤から上野は彰人からヒザに徹底して攻撃を集中される。低空ドロップキックやドラゴンスクリュー、関節技に加え、持ち上げてヒザからマットやコーナーに叩きつけられるなど、あらゆる方法で痛めつけられ、悶絶した。
それでも中盤、場外で反撃に出る。リング下の彰人に向かい、コーナー最上段から決死のムーンサルトアタックを敢行。リングに戻ると、フロッグスプラッシュで飛ぶなど、少しずつペースをつかむ。
それでも足関節狙いの彰人に最後まで苦戦を強いられたが、ロープの反動を利用してのカナディアンデストロイヤーや、投げっ放しジャーマンなどでダメージを蓄積させる。終盤には彰人からまさかのリップロックから男色ドライバーとディーノ殺法を受けて大ピンチを迎えたが、最後は押さえ込み合戦から一瞬のスキを突いてWR。相手を脳天からマットに突き刺し、3カウントを奪った。
試合後、マイクを持った上野は「副社長になる前も今も、彰人さんに救われています。本当にいつもありがとうございます」などと感謝を口にする。そして「DDT全員で夢見ましょう。DDTで東京ドーム、行きましょう!」と大きな目標をぶち上げた。これに彰人からも「DDTで東京ドームを目指したい。上野君、これからも引っ張っていってくれよ」と応じられた上野は最後に「みんな、ありがとー!」と叫んで大会を締めくくった。
2024年04月26日 19:45
DDT26日のひがしんアリーナ大会(東京・墨田区)で、ユニバーサル王者のMAO(27)が中村圭吾(24)の挑戦を退け、8度目の防衛に成功した。
21日の鶴見大会で中村がMAOに直談判し、急きょ決定した一戦。右ヒザの故障から1年ぶりに復帰した中村は気合十分だ。王者に計12発もの蹴りを見舞い、周囲の不安を蹴散らした。
だが試合は終始、MAOが優勢。大声援に背中を押され粘りを見せる挑戦者を、最後は得意技のキャノンボール450°(450°スプラッシュ)で沈めた。
試合後は「復帰おめでとう。ケガしたとこは大丈夫か?」と問いかけ、大きくうなずく中村に「年間何百試合、ケガせず出続けるのが強いレスラーだ。勝てば強いんじゃねえ。試合し続けるから強いんだ。圭吾も強いレスラーになれ」とゲキを飛ばした。
一方、敗れた中村は万感の思いを込めて「応援の力で1年ぶりに復帰できました。MAOさんが言ったように、ケガをせず1試合1試合、全力で戦います。これからもよろしくお願いします」と誓った。
2024年04月26日 19:40
DDT26日のひがしんアリーナ大会で、ウナギ・サヤカがアイアンマンヘビーメタル級王座から転落。その後もやはりカオスな展開が繰り広げられた。
19日の調印式直前、ベルトをウナギ・カバヤキ(=うなぎのかば焼き)に奪われるも「共食い」で奪還するなどすったもんだはあったが、なんとか無事にこの日を迎えたウナギ。大一番に向け「ウナギ・サンシロウ」と化した高木三四郎との防衛戦は、ザ・たっちの如き幽体離脱や、ゴムパッチンも繰り出される白熱の展開になる。さらにウナギは場外戦で高木をパイプイスの山に叩きつけるなど、有利に試合を運んだ。
だが、5分が経過したところで高木に消火器を噴射され大ピンチ。それでも息を吹き返して反撃に出て頭髪をつかんだところ、スッポリとカツラが外れて一瞬、時が止まる。そのスキをつくように高木から放たれたスタナーをもろに受け、屈辱の3カウントを聞いた。
試合後、高木からはその活躍を絶賛された上「こうやってパクられるのも、お前が一流のレスラーになった証しだよ。いいレスラーや知名度のあるレスラーはパクられてナンボだ。俺がパクったっていうことはお前は一流だよ。また機会があったら戦おうぜ」と言葉を送られる。
これにウナギは「1年ぶりに復帰するヤツとかタイトルマッチとかでピリピリする大会で、そうやって自分が一番目立とうとして大人げないし、最低で最高のプロレスラーだよ」。さらに観客に「DDTの意味、知ってますか? ドラマチック・ドリーム・チームなんですよ。初めて知った時、天才的なネーミングセンスだと思いました。『ドリームチーム』という意味では間違いなく世界で一番のチームだと思う。これからもお前を越えるために、一生懸命プロレスをしたいと思います」と話し、会場をしみじみさせたところで一気に丸め込んで3カウントを奪取し、王座返り咲きに成功した。
この後、悔しがる高木から「こうやってウナギ・サンシロウとして自分の新しい境地に目覚めたからには、1つ言いたいことがあるんだ。俺とお前は大阪府豊中市出身で、しかもまあまあ地元も近いんだよ。これを機に『ウナギ・ウォリアーズ』として豊中…いや、世界を目指してタッグを組もうじゃないか!」と呼びかけられ、ウナギも快諾してタッグチームを結成。そろって退場したところ、高木に押さえ込まれてアイアンマン王座から陥落した。
なお、その高木は第5試合終了後に行われたプロハンドボールチーム「ジークスター東京」とのコラボレーションイベント中に失神し、マスコットキャラクターのジスター君に3カウントを奪われて、ベルトの流出を許した。