©sports-topics.net 2026
2026年07月08日 13:00
阪神の高橋遥人投手(30)が8日、6月度の「大樹生命月間MVP賞」セ・リーグ投手部門を受賞した。6月は4試合に登板し、1完投を含む4勝無敗。防御率2・25の成績を残した。3カ月連続での受賞となり、セ・リーグの投手では史上初の快挙となった。 高橋は「本当に光栄でうれしいんですけど、成績的には文句なしっていう感じではなかった。野手の人とリードを守ってくれた中継ぎに感謝です」と謙虚に受賞の喜びを語った。 印象に残る試合には1失点完投勝利を挙げた6月21日・DeNA戦(横浜)を挙げ「踏ん張れないところもあったんですけど、最後まで投げ切れたのが印象に残っています」と振り返った。 開幕から好投を続けるが、「(月間MVPを)取れるだけの見合ったボールをもっと投げていきたい」と満足する様子は一切なく高みを見据えた。7月最初の登板となった7日・巨人戦(東京ド)では6回2/3を4失点で黒星を喫し、開幕からの連勝が10でストップしたが、ここから再び勝利を積み重ねていく。 なお、セ・リーグ打者部門も阪神・森下が初受賞しており、阪神勢が3カ月連続で月間MVPを独占した。
2026年07月08日 14:10
8回にロハスが痛恨失策
【MLB】ロッキーズ 4ー3 ドジャース(日本時間8日・ロサンゼルス)
ドジャースは7日(日本時間8日)、本拠地でのロッキーズ戦で逆転負けを喫した。ターニングポイントになったのは、8回の守備だった。ミゲル・ロハス内野手がダブルプレーを取れそうな打球を逸らすと、アレックス・フリーランド内野手も送球エラーを犯した。試合後、ロハスは反省の言葉を口にした。
大谷翔平が初回先頭打者として20号を放ち、メジャー通算300号の大台に到達した。勢いそのままチームはその後もリードを保ち、先発のジャスティン・ロブレスキー投手も7回1失点にまとめた。しかし8回に悪夢が待っていた。
代わったウィル・クライン投手が先頭に四球を与え、1死後に右前打で繋がれた。その後、タイラー・フリーマン内野手の当たりは遊撃・ロハスの正面付近に飛んだが、これを後逸した。さらにスクイズで同点とされると、一塁のカバーに入ったアレックス・フリーランドが“無人”の三塁へ送球。ボールが転がる間に勝ち越しを許した。
ロハスは「ゴロはキャッチできていたから、プレーを遂行していればイニングを切り抜けたはずだった。あれはフィジカル(身体的)なエラーだった。どちらかというと、もう1つのプレーの方が失望している」とし、フリーランドの場面をあげた。
「俺は二塁で固まってしまった。あそこにいるべきではなかった。三塁にいるべきだった。(それができていれば)同点で、試合に勝つチャンスはあった」と自ら自身のプレーを分析。「プレーに見とれていたら、三塁に行かないといけないと気が付いた。その時に自分の過ちを自覚したんだ」と反省の言葉を続けた。
何度も自らのハッスルプレーでチームを救ってきた。ミスは誰にでもあるもの。しかし、「メンタルエラー(判断のミス)こそが、本当に悔やまれる」「自分自身に対して本当に腹が立っている」と怒りがこみ上げていた。(Full-Count編集部)
2026年07月08日 13:50
2点リードの7回に2失策が絡んで一挙3失点
【MLB】ロッキーズ 4ー3 ドジャース(日本時間8日・ロサンゼルス)
ドジャースの大谷翔平投手は7日(日本時間8日)、本拠地でのロッキーズ戦でメジャー通算300本塁打を達成した。しかし、チームは守備の乱れなどが絡んで逆転負けを喫し、金字塔を白星で飾ることはできなかった。偉業が空砲となる痛恨の敗戦に対し、ファンからは落胆の声が殺到している。
大谷は先頭打者として初回の打席に入ると、元同僚の右腕ローレンゼンが投じたシンカーを完璧に捉えた。打球速度112.2マイル(約180.6キロ)、角度19度という低空ライナーがバックスクリーン左へ突き刺さる今季20号となった。打者として1102試合目での通算300号到達は、歴代5位の驚異的なスピード記録となった。
先発のロブレスキーが7回1失点と好投を見せたが、2点リードで迎えた7回に2番手のクラインが捕まった。2つの失策も絡んで一挙3失点を喫し、試合をひっくり返された。9回無死一、二塁のサヨナラ機では大谷が内野フライに倒れるなど上位打線が沈黙。前夜に続く救援陣の乱調で、痛い星を落とす結果となった。
大谷の節目の一発を勝利で祝えなかった逆転負けに、SNS上のファンも騒然となった。「あ〜〜負けちゃった」「ミス連発で逆転されたし、ドジャースにとって痛い敗戦だな」「なおド」「9回最低過ぎる攻撃でした」「ひでえ負け方」「負けたぁぁぁぁ」「大谷さんのHR観れただけが救い」「守備の乱れがちょっと…ね…」「くそおおおおおおお」などと沈痛な声が相次いでいた。(Full-Count編集部)
2026年07月08日 13:44
● ドジャース 3 − 4 ロッキーズ ○
<現地時間7月7日 ドジャー・スタジアム>
ドジャースの大谷翔平選手(32)が7日(日本時間8日)、本拠地でのロッキーズ戦に「1番・指名打者」でフル出場。MLB通算300本塁打となる今季20号の先頭打者アーチを放ったが、チームは逆転負けを喫した。
いきなり本拠地を沸かせた。初回、2ボールからロッキーズの先発右腕・ロレンゼンのシンカーをフルスイング。完璧に捉えた打球は、速度112.2マイル(約180.6キロ)、飛距離409フィート(約124.7メートル)、角度19度で左中間スタンドに吸い込まれる弾丸先頭打者アーチとなった。
前夜の19号2ランに続く2試合連続アーチ。これで史上170人目となるMLB通算300本塁打を達成し、1102試合目での到達は史上5人目の速さとなった。日本ハム時代は5シーズンで計48本塁打。日米通算では348本塁打となった。
3回の第2打席は中飛、5回の第3打席は四球、7回の第4打席は空振り三振。1点を追う9回の第5打席は無死一、二塁と一発出れば逆転サヨナラの場面だったが、救援右腕のロマノにバットをへし折られ三飛に倒れた。この日は4打数1安打1打点、1四球1三振の打撃結果。今季の打率は.294、OPSは.950となった。
ドジャースは先発のロブレフスキが7回1失点と好投し、11勝目の権利を持って降板。しかし3−1と2点リードで迎えた8回、2番手のクラインが先頭打者への四球から一死一、二塁のピンチを招くと、相手の5番・フリーマンを遊ゴロ併殺に仕留めたかと思われたゴロを、遊撃・ロハスが痛恨の後逸。これが適時失策となり1点差に迫られた。
ロバーツ監督はここで3番手のドライヤーにスイッチするも、一死一、三塁で続くマッカーシーにセーフティースクイズを決められ同点。さらに、三塁進塁を狙ったフリーマンを刺そうとした二塁・フリーランドの送球が悪送球となり、逸れたボールがダグアウトに入ってしまう不運にも見舞われ勝ち越し点を献上してしまった。
打線は1点を追う9回裏、無死一、二塁と逆転サヨナラの好機を作ったが、頼みの1番・大谷、2番・パヘス、3番・フリーマンが揃って凡退。後味の悪い逆転負けで今季の通算成績は60勝33敗となった。
2026年07月08日 13:09
大谷は初回に20号
【MLB】ドジャース ー ロッキーズ(日本時間8日・ロサンゼルス)
ドジャースは7日(日本時間8日)、本拠地でのロッキーズ戦に臨んだ。
2026年07月08日 13:00
阪神の森下翔太外野手(25)が8日、6月度の「大樹生命月間MVP賞」セ・リーグ打者部門を受賞した。6月は打率・359、5本塁打、13打点の成績を残し、自身初の月間MVPをつかみ取った。
森下は「個人的に5、6月は課題が残るシーズンが多い」とこれまでのキャリアを振り返った上で、「そういう中で(月間MVPを)取れたというところがすごくうれしい」と受賞を喜んだ。
5月終了時点で、14本塁打で並んでいた4番・佐藤輝との本塁打争いは現在4本差をつけてリード。「本塁打王はいずれ取らないといけないって自分でも思っているタイトル」と自身の中での位置づけを明かし、「輝さんも絶対どこかで追いついてくる。その中で自分がしっかりこのままいけるように日々準備していきたい」と語った。
チームは首位争いの真っただ中。「まずはけがなく、また7月もこうやって素晴らしい賞をいただけるように頑張りたい」と、2カ月連続受賞に向けて意気込んだ。
なお、セ・リーグ投手部門も阪神・高橋が受賞しており、阪神勢が3カ月連続で月間MVPを独占した。
2026年07月08日 13:00
阪神の高橋遥人投手(30)が8日、6月度の「大樹生命月間MVP賞」セ・リーグ投手部門を受賞した。6月は4試合に登板し、1完投を含む4勝無敗。防御率2・25の成績を残した。3カ月連続での受賞となり、セ・リーグの投手では史上初の快挙となった。
高橋は「本当に光栄でうれしいんですけど、成績的には文句なしっていう感じではなかった。野手の人とリードを守ってくれた中継ぎに感謝です」と謙虚に受賞の喜びを語った。
印象に残る試合には1失点完投勝利を挙げた6月21日・DeNA戦(横浜)を挙げ「踏ん張れないところもあったんですけど、最後まで投げ切れたのが印象に残っています」と振り返った。
開幕から好投を続けるが、「(月間MVPを)取れるだけの見合ったボールをもっと投げていきたい」と満足する様子は一切なく高みを見据えた。7月最初の登板となった7日・巨人戦(東京ド)では6回2/3を4失点で黒星を喫し、開幕からの連勝が10でストップしたが、ここから再び勝利を積み重ねていく。
なお、セ・リーグ打者部門も阪神・森下が初受賞しており、阪神勢が3カ月連続で月間MVPを独占した。
2026年07月08日 13:00
NPBは8日、セ、パ両リーグの6月度の「大樹生命月間MVP賞」を発表し、パの打者はフランミル・レイエス外野手(31)が3度目の受賞を果たした。投手も日本ハムの北山亘基投手(26)が初受賞となった。
レイエスは6月は打率・400、10本塁打、18打点の活躍。昨年7月以来の受賞に「最高の気分」と喜びを口にし「調子がよかったこともあるけど、この1カ月間、ずっと野球をすることが楽しみで、野球少年のような感じで過ごしていた」とにこやかに明かした。
6月2日の広島戦が雨天中止となった際の打撃練習で「いい感覚になった」と振り返り「これから上がってくるかもしれない」と武田投手コーチに話していたという。同時期から構えた際の左足のスタンスを少しオープン気味に変更。頭のぶれがなくなり「ボールももっとよく見えるように、ちょっと変わったのかもしれない」と分析した。
24年は8月、昨年は7月に月間MVPを獲得。夏は得意な季節といえる。「これからも頑張り続けるだけ。ファイターズにいる間に本当に優勝したいと強く思っている。もちろん月間MVPもうれしいけど、優勝できた時はもっとうれしいと思うし、チームみんなと喜べると思うので、それを目標にまた頑張るだけ」と、10年ぶりのリーグ制覇へ意気込みを新たにした。
2026年07月08日 12:54
西武は8日、長谷川信哉が左有鉤骨鉤(ゆうこうこつこう)切除術を行ったと発表した。
2026年07月08日 12:36
マイナー戦で3打数1安打2三振「無事に終われたので良かったです」
右太もも裏の肉離れで負傷者リスト(IL)に入っているホワイトソックスの村上宗隆内野手が7日(日本時間8日)、米ノースカロライナ州シャーロットで行われたマイナーの試合で5月29日以来となる実戦復帰を果たした。傘下3Aシャーロットの一員として同ナッシュビル戦に「2番・一塁」で出場して3打数1安打、2三振を記録した。6回の守備から交代した26歳は「しっかり出場できたのでそこが一番良かったし、何も不安なく試合に出れたので良かった」と手応えを口にした。
初回裏の攻撃でシャーロットの観客から大きな拍手を浴びて打席に入ると、初球を鋭く右前に運んだ。リハビリ出場初打席で初安打をマークすると、中堅への飛球で一塁走者の村上が二塁へタッチアップ。勢い良く滑り込むなど走塁面も問題なくこなした。第2打席は低めの変化球にバットが回って三振。第3打席は見逃して連続三振に倒れたが、一塁での守備機会もあり、収穫が多かった。プレー後も患部に張りなどは出なかったようで「無事に終われたので良かったです」。
複数の米メディアによると、ホワイトソックスのベナブル監督はシカゴでのレッドソックス戦前に「今週を通してビルドアップしていく方針。日々の状態や回復具合を見ながら、十分に打席をこなせているかを確認する。オールスターまでに復帰してくれることを望んでいる」とプランを説明。8日(同9日)もマイナー戦に出場予定で、問題がなければ10日(同11日)から本拠地シカゴで行われるアスレチックスとの3連戦でメジャー復帰する可能性が高まった。
1年目の今季、シーズン序盤から本塁打争いをするなど打線を牽引していた左打者は長いリハビリ期間中、ベンチから試合を見続けた。「野球をやりたいですし、応援する立場にもどかしい気持ちはあった」と心境を吐露。離脱後もチームはア・リーグ中地区首位争いを演じていたことがモチベーションになったという。
「僕が戻って一気にチームが盛り上がるような活躍をしたいなと思ってリハビリをしていました。打つことも守ることもどっちも大切ですし、9人目の野手として全てにおいて期待をされていると思っています。チーム状況もいいですし、また勢いをつけられるようなプレーができたらなと思います」と意気込みを示した。(Full-Count編集部)
2026年07月08日 11:26
◆NPB通算は48本塁打、日米通算348発目!
ドジャースの大谷翔平選手(32)が7日(日本時間8日)、本拠地ドジャー・スタジアムでのロッキーズ戦に「1番・指名打者」でスタメン出場。初回の第1打席に先頭打者アーチとなる先制の20号ソロを放ち、MLB通算300本塁打を達成した。
いきなり本拠地を沸かせた。初回、2ボールからロッキーズの先発右腕・ロレンゼンのシンカーをフルスイング。完璧に捉えた打球は、速度112.2マイル(約180.6キロ)、飛距離409フィート(約124.7メートル)、角度19度で左中間スタンドに吸い込まれる弾丸先頭打者アーチとなった。
前夜の19号2ランに続く2試合連続アーチ。ベンチに戻るとロバーツ監督と抱き合い、節目の一発を祝した。
日本ハム時代は5シーズンで計48本塁打をマーク。日米通算では348本塁打となった。
2026年07月08日 10:30
傘下3Aでのナッシュビル戦に「2番・一塁」で先発出場
ホワイトソックスの村上宗隆内野手が7日(日本時間8日)、傘下3Aシャーロットの一員として本拠地でのナッシュビル戦に出場した。右足肉離れからの実戦復帰となった試合で、村上の身に起きた「かなり珍しい」事態を現地の美女レポーターが伝えている。
この日の村上は「2番・一塁」で先発出場を果たした。初回に迎えた復帰初打席では、初球を右前へ運んでいきなりヒットを記録した。2回の第2打席は空振り三振、4回の第3打席は見逃し三振に倒れた。3打数1安打2三振で5回で退いた。
待望の復帰戦で話題を呼んだのは、村上が着用していたヘルメットだった。チームの専属レポーターを務めるケンダル・スミスさんは「通常マイナー調整にきた選手は、MLBに所属するチームのロゴが入ったヘルメットを着用します。しかしムラカミの場合、(ヘルメットの)到着が間に合わずマイナーのものを使用しています。これはかなり珍しいことです」とレポートした。
自身のヘルメットが到着しないという異例のハプニングに見舞われながらも、村上はマイナーのヘルメットを被って豪快なスイングを見せつけた。5月29日(同30日)のタイガース戦で右足を負傷し、離脱してから1か月以上の時が経ったが、メジャー復帰は間近と言えそうだ。(Full-Count編集部)
2026年07月08日 09:48
ロバーツ監督の会見で大学生が挙手連発
【MLB】ドジャース ー ロッキーズ(日本時間8日・ロサンゼルス)
ドジャースは7日(日本時間8日)、本拠地でロッキーズを迎える。
2026年07月08日 09:12
ロブレスキーは今季リーグ2位タイの10勝
メジャーリーグ機構は7日(日本時間8日)、今月14日(同15日)にフィラデルフィアで行われるオールスター戦の代替出場選手を発表した。ナ・リーグの投手ではジェイコブ・ミジオロウスキー(ブルワーズ)らが出場辞退し、新たに3人が招集されたが、「奪われた」「あり得ない」と招集されなかったドジャース左腕に同情の声が寄せられた。
この日、出場辞退が決まった投手は、ミジオロウスキーのほかにポール・スキーンズ(パイレーツ)、マックス・メイヤー(マーリンズ)の3人。代わって選ばれたのがブラクストン・アシュクラフト(パイレーツ)、ヘスス・ルザルド(フィリーズ)、ライリー・オブライエン(カージナルス)だった。
アシュクラフトは9勝&防御率3.24、地元開催となるルザルドも7勝&防御率3.75、救援投手のオブライエンは防御率3点台ながらリーグ最多22セーブを記録している。いずれも好投手ではあるが、ファンが主張したのは、ドジャースのジャスティン・ロブレスキーが選ばれるべきだったのでは、という点だ。
ロブレスキーは開幕から安定した成績を残し、10勝はナ・リーグ2位タイ、防御率2.80は同8位をマーク。十分にオールスター級の成績を残しているが、代替選手としても選ばれなかった。これに対し米ファンは怒り心頭の様子だ。
「ロブレスキーがいないなんて狂ってる」
「ルザルドよりウィーラーとロブレスキーの方が上なのに反逆罪レベル」
「アシュクラフトとルザルドをロブレスキーとグリフィンより選ぶなんて狡猾」
「ロブレスキーは強奪された!」
「ロブレスキーが無視された」
「彼らよりロブレスキーの方が相応しいはず」。
ロブレスキーは今回選出されなかったが、ドジャースからは大谷翔平投手や山本由伸投手が大舞台の切符を手にしている。(Full-Count編集部)
2026年07月08日 09:00
高校野球シーズン限定でカープの選手に高校時代を振り返ってもらう新企画がスタート。第1回は、茨城県の霞ケ浦高校で3年間を過ごした遠藤淳志投手(27)。今季、リリーフとして新境地を切り開いている右腕の原点に迫った。
中学時代は軟式野球部に所属し、全く無名の投手だった。そんな右腕に声をかけたのが茨城の名門・霞ケ浦だった。プロへの道を切り開いた3年間。充実の期間かと思われたが、遠藤は意外にも高校時代を振り返り、「あまり良い思い出はないですね…」と苦笑いを浮かべた。
入寮後、本格的な集団生活が始まった。朝は6時に起床し、すぐさま着替えてグラウンドへ直行。朝一番からポール間走10本を含むハードなランメニューが課され、授業が終われば20時ごろまで練習。高校1年時の夏にチームは甲子園に出場するも、遠藤はベンチ外で、「一塁側のアルプススタンドでファウルボール捕ってました」。憧れの場所をスタンドから見つめながら、静かに闘志を燃やしていた。
今でも記憶に焼き付いているのが、通称「3・2・1」と呼ばれるランニングメニュー。学校付近に広がるどこまでも続く田んぼ道で短い休憩を挟みながら、3キロ、2キロ、1キロの順で走るメニューを数セット繰り返す。2年の冬には、後日インフルエンザと判明するほどの高熱と体調不良に襲われながらも、執念で食らいついた。「もちろん体力もついたんですけど、一番はメンタルが鍛えられましたね」。己の限界と向き合う孤独な道路で、折れない心が培われた。
そんな過酷な日々の中にも、高校生らしい青春の1ページがあった。「今だから言えるんですけど」と明かしたのが、夜の体育館を貸し切って行ったバレーボール。「ネットも自分たちで組み立てて遊んでました」と本気の遊びでリフレッシュ。仲間たちと笑い合った時間が最高の息抜きとなっていた。
最も深く胸に刻まれている試合がある。3年夏の茨城大会決勝・土浦日大との一戦だ。甲子園への切符をかけた大一番は、延長十五回までもつれる激闘。遠藤は投手と一塁を何度も交代しながら、腕を振り続けたが最後は決勝点を献上し、9−10で敗戦。試合後は「10月ぐらいまで肩が痛かったです」と数カ月痛みに悩まされるほどの死闘だった。
高校時代は聖地のマウンドに届かなかったが、後悔はない。「本当にたくさんのことを学んだ3年間でしたね。霞ケ浦でよかったと思います」と遠藤。取材中は高校時代を思い出しながら何度も「懐かしいな〜」と笑みを浮かべた。今季は中継ぎとしてフル回転中。高校時代の3年間が礎となっていることは間違いない。
2026年07月08日 09:00
ロッテの奥村頼人は5月10日の巨人二軍戦で、二軍公式戦デビューを飾ると、ここまで4試合・4回を投げて、2被安打、4奪三振、3与四球、防御率2.25の成績を残す。
初登板となった5月10日の巨人二軍戦、3−3の6回にマウンドに上がり、先頭の山瀬慎之助を2ストライクから4球目の120キロチェンジアップで空振り三振。続く郡拓也にストレートをレフト前に弾き返され、湯浅大に10球粘られた末に四球を与えてしまったが、三塚琉生を1ストライクから2球目のスライダーで二併に仕留め、二軍公式戦初登板は、1回・18球を投げ、1被安打、1奪三振、1与四球、無失点に抑えた。
「まずは第一歩を踏み出すことができたと思うので、大きな怪我なくここまで来れたので、そこは良かったと思います」と振り返り、同日の変化球については「高校の時は変化球をあまり投げていなかったので、真っ直ぐはもちろんなんですけど、真っ直ぐだけじゃダメだと思います。変化球だったりを磨いていかないといけない。そういう意味では空振りが取れたというのは一つ自信になったと思います」と話した。
高校時代から磨いてきたストレートに関しては、「ファウルは取れるんですけど、空振りを取れないので、まだまだ磨いていかないといけないなと思います」と、納得がいっていなかった。
2度目の登板となった5月27日の中日二軍戦は、一軍の本拠地・ZOZOマリンスタジアムのマウンド。「初めて投げたのと、ナイターも久しぶりだったので、戸惑いましたけどしっかり自分を取り戻して投げることができました。2三振取れたのでそこは良かったんじゃないかなと思います」と、2つの三振を奪うなど、1回・13球を投げ、0被安打、2奪三振、1与四球、無失点と堂々の投球を見せた。
3度目の登板となった6月7日のヤクルト二軍戦は、2−4の5回に登板し、一死走者なしから橋本星哉に四球を与えると、松本直樹に適時二塁打を浴び、プロ初失点を喫した。それでも、澤井廉を三ゴロ、西村瑠伊斗を二ゴロに打ち取り、1回を1失点にまとめた。
6月17日のオイシックス戦は、「その前の登板があまり良くなかったので、結構課題を見つけて、課題を修正した結果良くなったという感じですね」と、走者がいない場面でもクイック気味で投げた。1回・15球を投げたが、そのうち12球がストレートと力で押すピッチングで無失点に抑えた。
7月5日のロッテ浦和球場でのブルペンでは、ノーワインドアップで投げたり、クイックで投げたりと色々なフォームで投げ込んでいた。その理由について訊くと、「自分の課題に取り組む中で、そのフォームが最適解に近いかなと思っています。今はあのフォームで出力も高まってきるので、バランスを取りにながら投げているという感じですね」と説明した。
具体的に課題について「根本的な出力が大前提で課題ではあるんですけど、その中でアベレージとかを上げていかないといけないと思います」と話す。「あとはコントロール。毎試合四球を出している傾向にあるので、(カウント)23になったり苦しいカウントになる傾向が多い。思ったところに投げられるように。元々持ち味はコントロールとテンポでもあるので、そこを失わないように。もう一度自分の良さを活かせるように取り組んでいます」と続けた。
5月19日に取材した時にストレートは「ファウルは取れるんですけど、空振りを取れないので、まだまだ磨いていかないと」と話していた中で、5月27日の中日二軍戦では、1−3の8回一死二塁でロドリゲスを1ボール2ストライクから143キロの高めストレートで空振り三振、1−3の8回二死二塁で中村奈一輝を2ストライクから3球目の高め146キロストレートで空振り三振に仕留めた。
現在のストレートについて「まっすぐは良くはなってきていて、数値的にも上がってはきてはいる。あとは数値だけではなくて、バッターと対戦して反応だったり、空振りも取れていると思うので、この間の試合でも空振り三振を取れたりしていたので、その辺は良くはなっていると思います」と自己分析。「まだまだ満足はしていないというか、これくらいじゃまだまだと思うので、もっともっとレベルアップしていかないといけないなと思います」と、さらなる向上を誓った。
変化球も5月27日の中日二軍戦、1−3の8回一死二塁でロドリゲスに1ボール1ストライクから投じた3球目のインコース見逃し126キロスライダーが良かった。「変化球も良くはなってきているんですけど、あくまで真っ直ぐを磨いて変化球を混ぜながら、あくまで真っ直ぐを軸にしながら投げていかないと思っています。まっすぐが良ければ変化球も良くなるタイプだと思っているので、しっかりそこは合わせながらやっていければなと思います」
二軍公式戦4試合に登板して、安定した投球披露している。「まずはイニングごとにしっかり打ち取っていって、結果的として三振であったり、いい結果になると思います。四球が一番もったいないと思うので、そこは出さないように。出さないようにというか、四球を出るには理由があって、その理由は自分の中でもなんとなくわかっているので、その理由をなくしていって、そうすれば原因はなくなると思います。そこをしっかりやっていきたいと思います」。自身の武器を磨き、課題を克服し、プロ野球選手としての土台を作っていく。
取材・文=岩下雄太