2022年12月04日 20:35
新日本プロレス4日山口大会「スーパージュニアタッグリーグ」公式戦で、金丸義信(46)、DOUKI(30)組がIWGPジュニアタッグ王者のTJP(38)、フランシスコ・アキラ(23)組を撃破し、2勝目をあげた。 開幕5連敗でまさかの最速敗退となった鈴木軍の実力者コンビが意地をみせた。DOUKIが王者組のアリウープ(合体式バスター)からアキラのスピードファイヤー(変型バスター)を浴びてしまうが、金丸が間一髪でカットに間に合う。金丸は王者組必殺のザ・リーニングタワー(合体式カッター)を狙われながらも、アキラにウイスキーを噴射。TJPに旋回式DDTを決めて敵軍の分断に成功する。 孤立したアキラに対してDOUKIはデイブレイク(スワンダイブ式DDT)を発射。最後はスープレックス・デ・ラ・ルナ(変型飛龍原爆固め)で金星を奪ってみせた。 今年5月の福岡ペイペイドーム大会では同王座に挑戦するなど、今年のジュニアタッグリーグ戦線を盛り立てた。今リーグ戦ではすでに敗退が決定しているが、金丸は「いいね、どんどん引っかき回してやるよ。俺ら優勝なんかどうでもいい。上位のヤツら、戸惑ってるんだろうな? ここと、ここだよ。それだけだ」と頭と腕を指してニヤリ。 DOUKIも「そんな試合はよ、俺はメキシコと米国でさんざん経験してきたんだ。それはお前らが王者になってからもずっと思ってたことだ。今日証明できてよかったよ。楽しかったよ。残りのタッグリーグも、俺とオジキでかき回してやるから、楽しみにしとけ」と豪語していた。
2024年04月27日 07:08
プロレスリング・ノアは27日までに5・4両国国技館大会で清宮海斗がGHCヘビー級王者のイホ・デ・ドクトル・ワグナーJr.へ挑むことを発表した。
清宮は22日の新宿FACE大会でジェイク・リーとの挑戦者決定戦に勝利した。試合後のバックステージで「あきらめなければ明るい未来は見えてくるんじゃないですか。次は両国。ワグナー、あなたはめんどくさくない。めんどくさい相手を片付けて、やっとたどり着いたGHC戦だよ。両国で俺がベルト巻いてやる」と王座奪還を宣言した。
◆5・4両国大会対戦決定カード
▼GHCヘビー級選手権
王者・イホ・デ・ドクトル・ワグナーJr. VS 挑戦者・清宮海斗
▼GHCタッグ選手権
王者組・ジャック・モリス アンソニー・グリーン VS 挑戦者組・オープンチャレンジ
▼GHCジュニアヘビー級タッグ選手権 サバイバル3WAYマッチ
王者組・YO―HEY、タダスケ VS 挑戦者組・近藤修司、X VS 挑戦者組・ドラゴン・ベイン、アルファ・ウルフ
▼GHCハードコア選手権
王者・ニンジャ・マック VS 挑戦者・石川修司
▼GHCジュニアヘビー級選手権
王者・ダガ VS 挑戦者・アレハンドロ
▼超女両国列伝
ジュリア、林下詩美、MIRAI、桜井麻衣 VS 野崎渚、愚零闘咲夜、高瀬みゆき、彩羽匠
2024年04月27日 06:52
新日本プロレスは27日までにブシロードグループ再編に伴い女子プロレス団体「スターダム」を運営する「株式会社ブシロードファイト」の全株式を取得したことを発表した。
公式WEBなどで「当社は、先日開催されました取締役会において、親会社である株式会社ブシロードより、株式会社ブシロードファイトの全株式を取得することについて決議いたしました」と告知し「これにより、2024年6月28日付(予定)でブシロードファイトは当社の完全子会社となりますので、お知らせいたします」と発表した。
株式取得の目的は「ブシロードグループのスポーツユニットにおける事業の重複業務を削減し、事業効率の向上を図るため」とし、ブシロードファイトは6月28日に「株式会社スターダム」に社名を変更する予定。
今回の株式取得に新日本の棚橋弘至社長は以下のコメントを発表した。
「合同興行、IWGP女子王座やSTRONG女子王座の設立など、さまざまな形で協力をしてきた新日本プロレスとスターダムですが、バックオフィスの部分でも連携できることがまだまだたくさんあります。大会日程の調整や会場の確保も連携していくことでビッグマッチの日程をなるべく被らないようにしたり、プロモーション活動やスポンサー営業なども協力していくことで、より幅広い層にアピールすることができます。
連携を強めるために、子会社化して意思決定を迅速にし、経営の効率性を高めていくことが、それぞれのプロレスを日本中そして世界中のより多くの皆様にお届けすることにつながると考えました。
ファンの皆様、今後とも新日本プロレスならびにスターダムを応援のほど、よろしくお願いいたします」
また、ブシロードファイトの岡田太郎社長も以下のコメントを発表した。
「2019年よりスターダムがブシロードグループの一員となってから、東京ドームでの提供試合、IWGP女子王座やSTRONG女子王座(NJoA管理)の設立、2022年11月の合同興行など、様々な形で新日本プロレスと協力してまいりました。
そこから4年以上の月日が経ち、昨年末からスターダムの体制改革を断行していく中で、よりバックオフィスでの連携ができるのではないかというところから今回の経営判断、発表に至りました。リング上の協力もさることながら、バックオフィスの部分でも連携することにより、日本のプロレスの素晴らしさをより広く世界中の皆様にお届けできると考えております。もちろん、それぞれのリング上は変わらずに今後も進化を続けてまいります。今後ともスターダム、そして新日本プロレスへのご声援、何卒よろしくお願いいたします」
2024年04月27日 06:36
◆AEW「AEW DYNAMITE」(24日、米フロリダ州ジャクソンビル)
新日本プロレスのIWGP世界ヘビー級王者ジョン・モクスリーが24日(日本時間・25日)、米フロリダ州ジャクソンビルで開催された「AEW DYNAMITE」でパワーハウス・ホブスと初防衛戦を行い、防衛に成功した。
モクスリーはデスライダーから最後はリアネイキッドチョークで締め上げ勝利。試合後にはKONOSUKE TAKESHITAが姿を現し、ベルト挑戦をアピールした。
モクスリーは、5・3福岡国際センター大会から新日本に参戦し5・4福岡で成田蓮と防衛戦が予定されている。
さらに、この一戦の勝者に5・11米カリフォルニア州オンタリオ大会で海野翔太が挑戦することが発表となっている。
2024年04月27日 06:22
◆新日本プロレス「Road to レスリングどんたく 2024」(23日、後楽園ホール)観衆887
新日本プロレスは23日、後楽園ホールで「Road to レスリングどんたく 2024」を開催した。
2024年04月27日 06:00
女子プロレス新団体「MARIGOLD(マリーゴールド)」率いるロッシー小川代表(66)が26日、スポーツエンターテインメント団体「アクトレスガールズ」から合流した6人の処遇を近日中に発表する方針を明かした。
15日の新団体設立会見には、同日にアクレスを団体したことが発表されたばかりの青野未来、皇希、澄川菜摘、松井理紗、後藤智香、CHIAKIが、同じくアクトレスのアドバイザーを退任した風香に連れられて電撃登場。青野が代表して「私たちはプロレスがしたくて、ここに来ました」と直訴していた。
だが団体所属としては現状、ジュリア、林下詩美、MIRAI、桜井麻衣、ビクトリア弓月、高橋奈七永、石川奈青の7選手だけが発表されている。宙に浮いた格好となっている元アクトレス勢6人について、取材に応じた小川代表は「近日中に彼女たちの今後のことを発表します」と明かした。新たに所属として入団を認めるのか、フリーのユニットとしての参戦になるかが決まる模様だ。
6人は20日からマリーゴールドの合同練習に参加。ジュリアと高橋から厳しい指導を受けている。小川代表は「(これまで)基本的なレスリングの練習をしていないので、練習を重ねていけば面白い存在になると思います」と期待をかけた。すでに練習生も4人いるため、仮にアクトレス勢が正式加入すれば大所帯となる。
2024年04月27日 06:00
お騒がせ女子プロレスラーウナギ・サヤカが、電流爆破デスマッチ再挑戦を決めた。
FBWファイヤープロレスの5月25日島根・松江大会と、同26日の大阪大会に出場予定のウナギは、邪道大仁田厚(66)から「ロッシー(小川)に負けたくないんだろ? だったら再び電流爆破のリングに入り、ハードコアマッチをこなすウナギ・サヤカのすごさを見せつけてやるんじゃ!」と呼びかけられていた。電流爆破でなぜ、小川氏率いる新団体「MARIGOLD(マリーゴールド)」に対抗できるか…。通常なら全く理解できない大仁田論法だ。
これに対しウナギは「もちろんロッシー小川にも、大仁田厚にも負ける気はない。そこまで熱いラブコールを送られたら、もうやるしかないでしょ」と返答。傾奇者(かぶきもの)と邪道には通じるものがあるのか「大仁田厚がつくり上げてきたプロレスを全て飲み込み、私の養分にしてやる。おい、大仁田! お前の土俵でお前を査定して、今まで見たことのない世界を見せてやるよ」と、昨年8月以来となる電流爆破マッチ参戦を受諾した。
邪道だけじゃない。26日のDDT墨田区大会では保持するアイアンマンヘビーメタル級王座をかけて大社長高木三四郎(54)と対戦。高木扮するウナギ・三四郎にベルトは奪われたものの、2人で「ウナギ・ウォリアーズ」を結成することになった。
ウナギは「あんな汚いものを世に出して大丈夫なのか?」と案じつつも「高木三四郎はプロレスを見たことのない人が楽しめる入り口を天才的につくり上げたと思う。その高木三四郎と組んで、全てを吸収してやるよ!」。元気なオジサン2人を手玉に取れるか。
2024年04月27日 05:00
ノアの拳王(39)が、新日本プロレスに電撃登場したジェイク・リー(35)への怒りを爆発させた。ジェイクの行動により、5月4日東京・両国国技館大会でGHCヘビー級王者イホ・デ・ドクトル・ワグナーJr.に挑戦するいとしの清宮海斗にミソがついたと断罪。さらにジェイクのターゲットとなった内藤哲也に対しても、緊急で越境エールを送る。海斗さん、哲也さん、あとは頼んだ――。
23日の新日本後楽園大会に電撃登場したジェイクは、「バレットクラブ・ウォー・ドッグス」と結託し、内藤を襲撃。27日広島大会で新日本初参戦を果たす。
業界に激震が走ったこの行動に、怒りをあらわにするのが拳王だ。「他団体に倒したい相手がいて、行動に移したっていうのは褒めてもいいかなと思ったんだよな。でも、後で内容を聞いて、今ははらわたが煮えくり返ってるよ」とまくしたてた。
無関係人物のように見える拳王だが、首を突っ込むのには理由がある。ジェイクは20日の新日本・町田大会までにデビッド・フィンレーにDMを送り、内藤を標的としていたことが分かっている。そして、22日ノア新宿大会で清宮とのGHC次期挑戦者決定戦に敗れた翌日に新日本マットに乗り込んだというのが時系列で、二兎を追っていた証拠が出そろっている。
最近になって清宮に異様な執着心を見せてきた拳王は「GHCを本気で取る気があったのかって。そんな中途半端な気持ちで、俺の海斗さんに勝てるわけがないだろう」とバッサリ。ジェイクの行動で清宮の挑戦にミソがついたと断罪する。
さらには「俺の哲也さんを倒したいんだったら、GHCを取ってから倒す方が筋は通っていたのに…。中途半端なマネばかりして俺の愛する2人の価値を下げて、どう落とし前をつけてくれるんだ」。かつての抗争相手、内藤まで「哲也さん」呼び始めたから面倒くさいことこの上ない。
「俺が手を下すまでもなく、2人が何とかしてくれるはずだ。海斗さんはしっかり両国でベルトを取ってくれるし、哲也さんはジェイクを成敗して、2度目の引退に追い込んでくれるだろう」と、よく分からない立ち位置から、清宮と内藤に対する信頼を表明した。
ちなみに拳王は「ALL TOGETHER(AT)」(5月6日、東京・日本武道館)で新日本・藤田晃生とのシングル戦が決定済み。「何で俺だけヤングライオンの子守役なんだよ…。ATと言えば夢のカードだろ。藤田はさっさと片づけて、次回の札幌(6月15日)では、俺と海斗さん、哲也さんのトリオでどうだ?」と日本プロレスリング連盟に提案した。清宮と内藤が相手にしてくれればいいのだが…。
2024年04月26日 22:59
WBAスーパーフライ級王者の井岡一翔が26日、インスタグラムを更新。
2024年04月26日 22:55
渦中の男ノアのジェイク・リー(35)が、方舟マット離脱を否定した。
22日の新宿大会で清宮海斗とのGHCヘビー級王座次期挑戦者決定戦に敗れたジェイクは、翌23日の新日本プロレス後楽園大会に電撃登場。前IWGP世界ヘビー級王者・内藤哲也をKOし、大きな波紋を呼んだ。さらに「バレットクラブ・ウォー・ドッグス」と共闘し、27日の新日本・広島大会に参戦する。
新日本マット登場以来、初の試合となった26日のノア新潟大会ではジャック・モリス、アンソニー・グリーン、YO―HEY、タダスケとの「GLG」で、「チームノア」の潮崎豪&モハメドヨネ&齋藤彰俊&小峠篤司&Hi69と10人タッグ3本勝負で激突。2―1で勝利した試合後だ。
マイクを握ったジェイクは、この試合がノアラストマッチになると明言し、ファンに感謝と別れの言葉を述べた。新日マット登場以来、ファンの間ではこのままノアを離れ、新日本を新たな主戦場にするのではないかという臆測が流れていた。
ところが会場が騒然としたところで、すぐに否定。バックステージでも「リング上で言った冗談、お客さんはそれを真に受けているのかどうか。けど、多くの方の目が点になっていたのを私は見逃しちゃいない」としつつ、改めて「ただ、あれはジョークだ。GLGジョークだ。常に緊張感の中にはユーモアを持たせないといけないと思っている」と強調した。
そのため「明日のことは、この場では深くしゃべることはやめよう」と新日本・広島大会については言及することなく、会場を後にした。
2024年04月26日 21:12
米プロレス団体「AEW」の設立者で世界的大富豪のシャヒド・カーン氏(73)が衝撃のリングデビューを果たし、話題になっている。
24日(日本時間25日)に放送された「AEW DYNAMITE」では、元新日本プロレスでAEWコンチネンタル王者オカダ・カズチカ、AEW世界タッグ王者ヤングバックス(マシュー&ニコラス・ジャクソン)、ジャック・ペリーの「ジ・エリート」が、シャヒド氏の息子でAEW社長のトニー・カーン氏を暴行。ペリーがカーン社長のボディーに不意打ちをくらわせると、オカダにうながされたヤングバックスが合体技メルツァードライバーを決めて、KOしてしまった。
素人に手を出す大暴挙にも、オカダらエリートの面々は悪びれず「チェンジ・ザ・ワールド!」などと叫びながら退場。ピクリとも動かないカーン社長の姿に心配で駆けつけた選手、関係者らでリング上は大混乱となった。
しかも、リングには見慣れぬ顔が…。クリーム色と黒の格子柄のシャツに、白いパンツ姿で立派な口ヒゲ。カーン社長の実父、シャヒド氏だったのだ。リングに上がったシャヒド氏は、マットに倒れて動けない息子を心配そうに見守ったところで放送は終了となった。
パキスタン系米国人の実業家で世界的な大富豪のシャヒド氏は、サッカーのイングランド・プレミアリーグのフラムや、NFLジャガーズのオーナーとしても知られる。英紙「デーリー・スター」によると、これがAEW初登場。米経済紙「フォーブス」で総資産が報じられる大富豪は「息子のプロレスビジネス進出に資金援助してきた。AEWは2019年の旗揚げ以来、米国でWWEのライバルとなっている。しかし4月24日まで、彼自身は関与することを避けていた」(デーリー・スター)という。
実際にシャヒド氏は、カーン社長からAEW設立のアイデアを提案された際にちゅうちょしたという。ところが、AEWは「現在、推定20億ドル(約3100億円)の世界で3番目に価値ある格闘技プロモーション」にまで成長した。息子の手腕を認めて、AEWの会場を訪れていたというところだろう。
もちろん世界的大富豪をリングに引っ張り上げるほど、オカダたちの蛮行が衝撃的だったことは言うまでもない。
2024年04月26日 21:05
DDT26日のひがしんアリーナ大会で、KO―D無差別級王者の上野勇希(28)が彰人(37)を下し、V4に成功した。
序盤から上野は彰人からヒザに徹底して攻撃を集中される。低空ドロップキックやドラゴンスクリュー、関節技に加え、持ち上げてヒザからマットやコーナーに叩きつけられるなど、あらゆる方法で痛めつけられ、悶絶した。
それでも中盤、場外で反撃に出る。リング下の彰人に向かい、コーナー最上段から決死のムーンサルトアタックを敢行。リングに戻ると、フロッグスプラッシュで飛ぶなど、少しずつペースをつかむ。
それでも足関節狙いの彰人に最後まで苦戦を強いられたが、ロープの反動を利用してのカナディアンデストロイヤーや、投げっ放しジャーマンなどでダメージを蓄積させる。終盤には彰人からまさかのリップロックから男色ドライバーとディーノ殺法を受けて大ピンチを迎えたが、最後は押さえ込み合戦から一瞬のスキを突いてWR。相手を脳天からマットに突き刺し、3カウントを奪った。
試合後、マイクを持った上野は「副社長になる前も今も、彰人さんに救われています。本当にいつもありがとうございます」などと感謝を口にする。そして「DDT全員で夢見ましょう。DDTで東京ドーム、行きましょう!」と大きな目標をぶち上げた。これに彰人からも「DDTで東京ドームを目指したい。上野君、これからも引っ張っていってくれよ」と応じられた上野は最後に「みんな、ありがとー!」と叫んで大会を締めくくった。
2024年04月26日 19:45
DDT26日のひがしんアリーナ大会(東京・墨田区)で、ユニバーサル王者のMAO(27)が中村圭吾(24)の挑戦を退け、8度目の防衛に成功した。
2024年04月26日 19:40
DDT26日のひがしんアリーナ大会で、ウナギ・サヤカがアイアンマンヘビーメタル級王座から転落。その後もやはりカオスな展開が繰り広げられた。
19日の調印式直前、ベルトをウナギ・カバヤキ(=うなぎのかば焼き)に奪われるも「共食い」で奪還するなどすったもんだはあったが、なんとか無事にこの日を迎えたウナギ。大一番に向け「ウナギ・サンシロウ」と化した高木三四郎との防衛戦は、ザ・たっちの如き幽体離脱や、ゴムパッチンも繰り出される白熱の展開になる。さらにウナギは場外戦で高木をパイプイスの山に叩きつけるなど、有利に試合を運んだ。
だが、5分が経過したところで高木に消火器を噴射され大ピンチ。それでも息を吹き返して反撃に出て頭髪をつかんだところ、スッポリとカツラが外れて一瞬、時が止まる。そのスキをつくように高木から放たれたスタナーをもろに受け、屈辱の3カウントを聞いた。
試合後、高木からはその活躍を絶賛された上「こうやってパクられるのも、お前が一流のレスラーになった証しだよ。いいレスラーや知名度のあるレスラーはパクられてナンボだ。俺がパクったっていうことはお前は一流だよ。また機会があったら戦おうぜ」と言葉を送られる。
これにウナギは「1年ぶりに復帰するヤツとかタイトルマッチとかでピリピリする大会で、そうやって自分が一番目立とうとして大人げないし、最低で最高のプロレスラーだよ」。さらに観客に「DDTの意味、知ってますか? ドラマチック・ドリーム・チームなんですよ。初めて知った時、天才的なネーミングセンスだと思いました。『ドリームチーム』という意味では間違いなく世界で一番のチームだと思う。これからもお前を越えるために、一生懸命プロレスをしたいと思います」と話し、会場をしみじみさせたところで一気に丸め込んで3カウントを奪取し、王座返り咲きに成功した。
この後、悔しがる高木から「こうやってウナギ・サンシロウとして自分の新しい境地に目覚めたからには、1つ言いたいことがあるんだ。俺とお前は大阪府豊中市出身で、しかもまあまあ地元も近いんだよ。これを機に『ウナギ・ウォリアーズ』として豊中…いや、世界を目指してタッグを組もうじゃないか!」と呼びかけられ、ウナギも快諾してタッグチームを結成。そろって退場したところ、高木に押さえ込まれてアイアンマン王座から陥落した。
なお、その高木は第5試合終了後に行われたプロハンドボールチーム「ジークスター東京」とのコラボレーションイベント中に失神し、マスコットキャラクターのジスター君に3カウントを奪われて、ベルトの流出を許した。
2024年04月26日 18:40
女子プロレス「スターダム」の白川未奈が、極悪ユニット「大江戸隊」討伐を誓った。
27日の横浜BUNTAI大会では刀羅ナツコとスペシャルシングルマッチで激突する。ビッグマッチを控えた24日(日本時間25日)には米AEW「DYNAMITE」に出場。アナ・ジェイに勝利を収めた。
同大会への参戦は20日神戸大会でスターダムの岡田太郎社長に連絡があり、急遽決定したもの。22日に渡米し、横浜大会前日に帰国するという過酷日程となった。
取材に応じた白川は「ハードスケジュールになることはわかってたし、話をもらった時は試合も決まっていなかったから、もしかしたら試合が組まれないかもとも思った。でも、誰もやっていないことをやりたいし、とにかく動かないと、と思って行ってきました」と語った。
試合後にはセコンドに就いたマライア・メイとともに対戦相手のアナに襲撃されると、マライアのパートナーであるAEW世界女子王者のトニー・ストームが登場。マライアを連れ去り、次にセリーナ・ディープが現れ、トニーのベルトに挑戦を表明した。
混沌とした状況に巻き込まれてしまった白川は「私が勝ったのに、とにかくカオスだった…。私は必ずマライアを取り戻すために、トニーと戦うところまで自分を押し上げる」と誓う。
もちろん、その前にやるべきことがある。先日の神戸大会で刀羅の「海外かぶれの働きアリ。お前をアリンコのようにぺっちゃんこに踏みつぶしてやるからよ」という挑発に白川が激怒したことで、今回のシングルマッチが決定した。
白川は「私を『働きアリ』だと思うのは、その人が怠け者だからだと思う。私は忙しく働いてるなんて思ったことがない。スターダムを世界に示すって目標があって、その気持ちを持って動いてるだけだから」と、バッサリと斬り捨てる。
その上で「私はナツコが凶器を振り回してでしか自分の強さを示せないことをわかってる。だからこそ、好きになんかさせないよ。私が全ての主導権を握る試合をする」と意気込みつつ「今、私たちイーネクサスヴィーがアーティストのベルトも持ってる。今、スターダムの中の一番のユニットっていうのを、ナツコという悪を制して完全に示す」ときっぱり。世界を股にかけて活躍する白川が格の違いを見せつける。
2024年04月26日 06:00
女子プロレス「スターダム」のブラック・ピーチこと渡辺桃(24)が、ワールド王者・舞華に不敵予告だ。
27日の横浜BUNTAI大会で同王座をかけてノーマルルール、ハードコアルール、ラストウーマン・スタンディングルールの3本勝負で対戦する。王座戦に向け物を壊しまくる破壊特訓を敢行した舞華の本紙記事を見た渡辺は「こんなの試合で役に立つの? 私の体はそんなんじゃ壊れない。無駄な時間すぎる」と言い放った。
同王座戦で3本勝負が行われるのは初。先に同ルールを提案した理由を問うと「赤いベルトは最強の象徴。だけど、舞華はトーナメントを勝っただけの暫定王者。だから私はいろいろルールを付け足して、本当の最強を決める試合にしてあげたんだよ」と説明。さらに渡辺は5日に王者の地元・福岡で開催される凱旋大会もぶち壊すと断言し「3本勝負だけど、2本目で完全に葬ってやる。福岡で凱旋試合? そんなの出られないよ? 今回の試合で舞華は私に立てなくなるまでボコボコにされるんだから。そのあとのシリーズは欠場だよ」と高笑いした。
11月でデビュー10周年を迎える渡辺は同王座を獲得し、自身で祝福すると断言。「プロレスを始めた時は10年くらいで辞めると思ってたんだけどさ。でも私は赤いベルト巻かないと死んでも死にきれないし、まだまだやりたいことがある…」と不敵な笑みだ。一方で団体最高峰王者として団体を引っ張る気など一切ない。「団体の他の奴らのことなんて知らねえよ。なんなら横浜BUNTAIをぶっ壊して、その修理費で会社を借金まみれにしてやってもいいと思ってる」と吐き捨てた。ブラック・ピーチが新生スターダムを闇に落とす。