2024年06月21日 22:30
「阪神1−0DeNA」(21日、甲子園球場) 西武、巨人、オリックスで活躍した清原和博氏が21日、カンテレの野球中継で阪神OBの掛布雅之氏と解説を務め、96打席連続ノーアーチと自己ワースト記録を更新した阪神・佐藤輝内野手に自身の体験談を踏まえたエールを送った。 「6番・三塁」でスタメン出場した佐藤輝は、二回1死一塁でバットを折られて遊ゴロ。五回先頭では変化球を拾って二塁・牧のグラブをはじく中前打。七回1死では落ちる球に空振り三振。九回1死一塁では死球でサヨナラのお膳立てを整えたが、直前の直球には差し込まれる形で2球空振りしていた。 清原氏は「僕も経験ありますけど、なかなか一回止まり出すと(ホームランが)出る気がしないんですよ。どうしてもちょっと力みが出たりだとか、普段手を出さないボールに手を出したり…。ヒットは出ても、ホームランが出ないというのは、バッターとして気持ちが悪いんですよ」と自らの野球人生と重ねながら語った。 その上で「まだまだ佐藤選手は若いですから。ストレートにはめっぽう強いバッターになってほしいですね」と長距離砲の後輩にエールを送っていた。
2024年06月27日 23:22
「ウエスタン、中日7−11阪神」(27日、ナゴヤ球場)
阪神は初回の先制から勢いそのままに、栄枝の今季ウエスタン2号ソロを含む13安打11得点と打線が奮起して連敗をストップした。
25日からの中日3連戦で「1番」を務めた高寺が3試合連続のマルチ安打でチームの勝利に大きく貢献。連日の活躍を見せる野口は3安打3打点と猛アピールした。これで9試合連続安打、4試合連続打点とした。四回には栄枝が同点ソロ。3月24日のウエスタン・くふうハヤテ戦以来、約3カ月ぶりの一発となった。
5番手で九回に登板したドラフト5位・石黒(JR西日本)は安定した好投で1回無失点3奪三振。これで11試合連続無失点をマークした。
和田2軍監督の一問一答は以下の通り。
−栄枝が2号。
「今ファームに捕手が5人いるんで、ずっとは出られない中で調子維持するのは結構大変なことなんだけど、名古屋に来てから初戦と今日スタメンマスクを被って、バッティングの方も上がってきてるし。それよりやっぱり捕手っていうポジションなんでね、守る方で栄枝の肩っていうのは非常に魅力がある中で、バッティングの方も今日みたいなバッティングはできる選手なんでね。ちょっと出場機会は限られてるけどその中でも全力を尽くす姿っていうのはね、これはみんなやっぱね。今、5人いるから競争しながらなんだけど、非常にスタメンで出たときはいい仕事をしてるよね」
−連日にはなるが、野口が3安打3打点。4試合連続の打点もついて状態が上がってきている。
「そうだね。やっと。やっとって言っても、昨日の1打席目ぐらいからちょっと打球が上がり始めて、彼本来のものに近づきつつある。昨日だけで終わってしまってはまた戻ってしまうところなんだけど、今日もしっかり引き続きそういうバッティングができたんで。これをいかに続けていくか。今、ほんとにやっと上向いてるところなんで、すごく大事な時期だと思うんでね。野口にとってもね。もうほんとに1球たりとも、ゲームだけじゃなくて練習から無駄にしないで。バッティングなんかもう一瞬で崩れてしまうんでね。気持ちの入れよう、入れ方、取り組み姿勢っていうのは非常に大事になってくるんで。これはもうほんとに集中力を持って続けてほしいな」
−本来の姿まではまだもう少し。
「いやいや、それに向かいつつある。ただ、やっぱりもう200打席立ってホームラン1本だからね。やっぱり彼の魅力は何かという時にまだ物足りないところもあるし、ただそこに向かいつつある状態になってきてるってのは間違いないんで。本当に今日が良くて、はい、おしまいじゃなくて。毎日ゲームは続くわけなんでね、明日も引き続きっていうところで」
−高寺が3連戦「1番」で先頭で出ていた。3試合連続のマルチ安打。
「まだ打席によってムラはあるんだけど、やっぱり初回、この3連戦初回に3試合ともね、点が取れてる。そこは1、2番の頑張りだと思うんでね。やっぱり先攻なんで最初に点を取るチャンスがあるということになると、1、2番がいかに出塁するかっていうのは非常に大事になってくる中で、この3連戦の高寺の活躍は非常に良かったよ」
−九回の石黒はとても良かった。
「まあまあ、今日は展開的に楽な場面だったんでいつも通りのピッチングっていうところかな」
−特別良かったわけではなく安定している。
「うん。緊迫した場面じゃないんでね。だけど緩むことも抜くこともなく。自分のピッチングを黙々とするっていうね。いつも通りのピッチングはできてるよね。どんな状況でもね」
−明日の先発は。
「マルティネス」
2024年06月27日 23:18
DeNA5―4巨人(セ・リーグ=27日)――DeNAが今季初のサヨナラ勝ち。
延長十回、宮崎がソロ本塁打を放った。巨人は八回に岡本和の2ランなどで追いついたが、最後はケラーが一発を浴びた。
◇
広島4―3ヤクルト(セ・リーグ=27日)――広島が逆転サヨナラ勝ちで同一カード3連勝。1点を追う九回、坂倉が2点適時打を放った。ヤクルトは七回、山田の犠飛などで逆転したが、抑えの田口が乱れた。
◇
阪神8―1中日(セ・リーグ=27日)――阪神が12安打の猛攻で大勝。七回に大山、前川、佐藤輝の3連続適時打で4点を先行。八回は森下の適時二塁打などで加点した。中日は打線がつながりを欠いた。
2024年06月27日 22:56
「広島4−3ヤクルト」(27日、マツダスタジアム)
広島が九回2死から逆転サヨナラ勝利を収め、今季3度目の同一カード3連勝。貯金を今季最多の9に増やした。
1点を追う九回、先頭・上本の安打から2死二塁と攻めた。ここで6番・石原が13球粘って四球を選び好機が拡大、坂倉が左翼への飛球に左翼手・山崎のダイビングキャッチするも届かず、ボールが転々とする間に2者生還。今季初のサヨナラ勝利となった。試合後の新井貴浩監督(47)の一問一答は以下の通り。
(テレビインタビュー)
−劇的な幕切れ。今の心境は。
「最終回の攻撃、みんなの執念を感じました」
−坂倉の一打。
「石原が粘っている時にネクストのサク(坂倉)の表情を見ていたんですけど、すっごい気合入っていたので、やってくれると思ってました」
−石原の四球。
「本当にね。毎試合出ているわけじゃないんですけど『何とかしたい何とかしよう、つなげよう』という彼の打席の中での気持ちが伝わってきました」
(ペン囲み)
−改めて石原の粘りが大きかった。
「ねえ。すごく気持ちが伝わってきましたね。形じゃないんだと。何とかするんだという。そういう彼の気迫が伝わってきた、素晴らしい打席だった。サクもね、本当よく打ちましたね。粘っている間、サクの表情見ていたんだけど、ものすごく気合入っている顔していたんで『これ、やってくれるぞ』と期待してました。素晴らしいです」
−石原が台頭した今季、坂倉と刺激し合いながら。
「やっぱりサクもサクで、もがきながら頑張っているし、コイシ(石原)がいいもの見せてくれてだんだんマスクをかぶる機会も増えてきてるよね。これって、彼が頑張ってつかんでいるチャンスだと思うんで、また2人で切磋琢磨(せっさたくま)してやってもらいたいと思います」
−劣勢の中でも八回・黒原、九回・矢崎が1点差を保った。
「最後こういうふうになったのも、ブルペンのピッチャーがしっかり頑張ってくれたおかげだと思います。黒原にしても矢崎も久しぶりだったけどね。0に抑えてくれて、彼らが踏ん張ってくれたので、最後こういうふうな試合になった」
2024年06月27日 22:48
「広島4−3ヤクルト」(27日、マツダスタジアム)
広島の坂倉将吾捕手(26)が逆転サヨナラ打を放ち、チームを今季3度目の同一カード3連勝に導いた。
2024年06月27日 22:42
「阪神8−1中日」(27日、甲子園球場)
阪神が快勝した。9日・西武戦以来13試合ぶりとなる2桁12安打8得点で岡田監督が監督通算700勝目。両チーム無得点で迎えた七回には大山、前川、佐藤輝の3者連続タイムリーによる先制劇。デイリースポーツ評論家・狩野恵輔氏は、今後への期待を抱かせる各打者の打席内容だったと指摘した。
まずは両チーム無得点で迎えた七回、初回の好機で併殺打に倒れていた大山が先制タイムリーを放ち均衡を破った。
「大山は、それほど泳いでない態勢で左方向へ打ち返した。スライダーに意識を置いたような打席のように見え、6回まで中日先発・梅津に対して味方打線がスライダーに苦しんでいたことを念頭に置いて臨んだ打席だったのではないだろうか」
続く前川は右翼線への適時二塁打。相手投手は中日2番手で登板した左投手・斎藤だ。
「防御率0点台で好投手の斎藤から打ったことに価値がある。これまでの前川は左投手に対しては逆方向への『おっつける打撃』が目立っていたが、この日は右方向へ打ち返した」
そして佐藤輝は、追い込まれてからの直球に対して、ちょこんとバットを出すような形による左方向への2点タイムリーだった。
「これまでのイメージと、まるで違う軽打による左方向。佐藤輝は、この打撃を意識していけば打率と打点を稼ぐことができる」
これまでは2ストライクからでも強いスイングで空振りするなどの打席が目立っていた。
「例えば、今季ここまでは追い込まれてからフォークなどを空振りする印象が強かった。だが、この日のように軽打にも重きを置いていけば、相手バッテリーの意識に植え付けることできて優位に立てる。『新たな佐藤輝』を予感させる打席だったと言えるのではないか」
2024年06月27日 22:06
「DeNA5−4巨人」(27日、横浜スタジアム)
巨人は十回にサヨナラ負け。勝率5割となり、4位に転落した。
八回に岡本和の13号2ランなどで3点差を追いついたが、十回は1死からケラーが宮崎にサヨナラ被弾。打たれた瞬間、マウンドで頭を抱え、痛恨被弾を悔しがった。
先発した井上は4回を5安打3失点で降板。桑原、佐野に一発を浴び、五回の攻撃で代打を送られた。
阿部監督は3点を追いつく粘りに「そうだね、それが今日の収穫」としながら、先発の井上に言及。「自分で操れないボールをずっと投げているから、そこはやっぱり切り替えられないと。そういう投球を知らない」とし、「試合中に言ったんだけど自分で操れないボールをずっと永遠に投げていてもね。そこで違う球種でいったりっていう。勉強ですよ」と、レベルアップを求めた。
2024年06月27日 21:53
○ DeNA 5x − 4 巨人 ●
<10回戦・横浜スタジアム>
DeNAの平良拳太郎が27日の巨人戦に先発し、5回1失点に抑えた。
右肩の違和感で3月30日の広島戦以来の先発となった平良は、0−0の2回に大城卓三に先制の本塁打を打たれ、3回以降も毎回走者を背負う投球も5回・86球、7被安打、4奪三振、1失点に抑えた。
27日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター DeNA−巨人』で解説を務めた山粼武司氏は、平良の投球について「久々の一軍登板ということなので、十分いいピッチングができたと思います。ここから上積みをしてくると思いますから、まずは自分の役目を果たしたかなと思います」と振り返った。
また、山粼氏は「コントロールという部分に関しては良いものを持っていますよね。ベイスターズは先発ピッチャーに関しては欲しいですから、1枚戻ってきてくれたというところでは監督が少しホッとしたと思いますね」と評価した。
(ニッポン放送ショウアップナイター)
2024年06月27日 21:50
○ DeNA 5x − 4 巨人 ●
<10回戦・横浜スタジアム>
巨人が4−4の10回にケラーが宮粼敏郎に本塁打を浴びサヨナラ負けを喫した。
2024年06月27日 21:45
○ DeNA 5x − 4 巨人 ●
<10回戦・横浜スタジアム>
DeNAが宮粼敏郎の本塁打で、今季初のサヨナラ勝ちを収めた。
宮崎は4−4の10回一死走者なしで迎えた第5打席、ケラーが2ボール1ストライクから投じたスライダーを左中間スタンドへ飛び込む第6号サヨナラソロとなった。
27日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター DeNA−巨人』で解説を務めた山粼武司氏は、「高めの変化球を打ったんですよね。さすが宮粼。高めの変化球を張ってましたよね。低めより高めという形で待っていたんでしょうね。打った瞬間でしたから」と振り返った。
(ニッポン放送ショウアップナイター)
2024年06月27日 21:40
「阪神8−1中日」(27日、甲子園球場)
阪神が快勝した。近本をスタメンから外した打線が9日・西武戦以来13試合ぶりとなる2桁12安打8得点。引き分けを含めた連敗を「2」で止め、岡田監督がNPB史上20人目となる監督通算700勝を挙げた。岡田監督の一問一答は以下。
(テレビインタビュー)
−終盤に一気に打線がつながった
「ほんとに久しぶりなんでね。前の中日戦くらいかな」
−先制打は4番の大山
「初回にね、久しぶりのチャンスで、1点でもとっとけば、だいぶ楽な展開になったと思うんだけど。あそこは打たないとね。4番だしね」
−前川、佐藤輝と3者連続で続いた
「いやいやだから、左変えてくると思ったんだけど。前川にバントさせてもしょうがないしね。だから、ね、左ピッチャーでもね、打てるっていうのを、そういうのをみせてくれたんじゃないですか」
−七回だけではなく、八回にも得点。森下もタイムリーが出た
「まあ。ね(笑)初回もね、ボール球ばっかり振ってね。まあ、みんなにつられてね、そういうヒットが出たような感じだけど。それでもね、やっぱり1本出るとね、やっぱだいぶ違うと思うんで」
−三〜六番に打点がついた
「こんなん久しぶりでしょ。4人に(打点が)付くということは、4点以上取らなあかんからね。本当に久しぶりと思いますよ」
−近本がスタメンを外れた。島田が3度出塁した。
「いやだから、初回も追い込まれた後にフォアボールを選んだりね。だから、そういう意味では(近本は)昨日もあまり内容良くなかったからね、今日1日休ませようかなと思って。島田がいい仕事をしましたね。後の盗塁はアウトになったけど、思い切っていった結果のアウトだから、こんなのは仕方ないことであって、1、2番に走ったりというのが出てくると、つながりというのが出てくると思いますよ」
−村上は甲子園初完封を逃す形にはなった。
「ああ、ねえ、今日は球数も多かったけど、今日はもう完封と言っていたけど、1点取られたんでね、代えたんですけど、最後は雨の影響もあったかもわからないですね」
−自己最多11奪三振。
「7回くらいかな?今日はだいぶ三振取ってるなと、安藤コーチと言ってたんだけど、自己最高ですか。ああそう。いい時のボールというか、今日無四球でしょ。コントロールもだいぶ戻ってきたなあていう話をね、ずっとしてましたけどね」
−節目の通算700勝
「ああ、いや、それも全然忘れてましたけどね」
−この点は
「いやいや、これはもう積み重ねなんで。長いことやってたらね、増えていくとおもいますけどね」
−明日から神宮でヤクルト戦
「いやいや、久しぶりにいい流れだったんでね、これからね、ちょうど(シーズン)半分くらいでしょ、今日で。だから今日の形を続けていくことですね」
【ペン囲み】
−2日前に言っていた復調気配が
「ああ、まあ1日遅れたけどな」
−中野も久しぶりに
「いや、みんな久しぶりやろ、そんなん」
−これも今日だけのものにせず明日以降も
「いやいや、そら明日からよ、大事なんわな」
−きっかけになりそうな予感
「いやいや、それは明日試合ないと分からんよ。そんなん、これで絶対打てるいう保証なんかないやん。またピッチャーも代わるしな、それは」
−近本は昨日の状態を見て
「いやずっと悪かったからや。まあいい機会やったからな、うーん」
−明日はスタメンに戻す
「いやそんなん分からへんよそんなん。ええ、これで外したら島田怒りよるやろ、そんなん当たり前やろ、だってこれはお前、そんなん、みんなプロなんやからさ、試合出てなんぼなわけやで。そこをおびやかそうと思ってみんな練習してるわけやからさ。そんな簡単にな」
−前川は昨日悔いが残るところもあったかもしれないが
「どういうこと? 悔しいって?」
−監督も「罰金や」とおっしゃっていたが
「あんなんで罰金取ってたら、今年なんぼ罰金とらなあかんか分からん。なにを言うてんの、こっちが言うてないだけやないか、サインミスとか」
−打つ前に前川に何か話していた
「いやいや、バントはない言うただけ。バントしたらまた森下飛び出すやろ」
−佐藤輝は走塁ミスがあったがバットで取り返した。
「まあ、バットでって、それ普通じゃないの?そんなのは。今までが悪いからそないしてたまにヒット出てお前、それを続けていかなあかんいうことやんか、結局は、はっきり言うて、おーん。そんなん今日1日で終わったら一緒やからな、おーん。なあ、今日の感じでどういう感じで明日ゲームに挑むか、それが一番よ。もう今日勝ったことは終わってるんやから、こんなの」
−村上に久々に勝ち星がついた。気持ち的にも変わってきそう。
「いやいや、そら勝ち星つくのが言うてる通るり先発は勝ち星やからなぁ、おーん。だからなあ、防御率を見てもあの防御率で3つも負け越しいうのはおかしいことやから、やっぱり打線の援護とかの兼ね合いでいうだけやから。やっぱり勝ち星がつくいうことが一番先発は大きいことやからね」
−0−0の中でいい投球「今日はもうだから言うやん。去年のいい時の姿に戻ってるよ、はっきり言うて、おーん。だから今日の0−0は全然心配してなかったよ、おーん」
2024年06月27日 21:37
「DeNA5−4巨人」(27日、横浜スタジアム)
巨人は十回にサヨナラ負け。勝率5割となり、4位に転落した。
十回は1死からケラーが宮崎にサヨナラ被弾。打たれた瞬間、マウンドで頭を抱え、痛恨被弾を悔しがった。
打線は強烈な一発で幸先のいいスタートを切っていた。二回。大城卓が、相手先発・平良のスライダーを完璧に捉え右翼スタンドにたたき込む2号ソロ。3戦連続一塁でスタメン出場した昨季の正捕手が先制点をもたらした。ただ打線は結果的には平良を打ちあぐねてしまった。右腕が降板する五回まで7安打を放ちながら拙攻もあり、得点は大城卓の一発による1点のみだった。
チームとしてはピンチを迎えていた。スランプに陥った坂本の出場選手登録抹消を26日に抹消したため、チームの大黒柱が不在という状況になった。攻撃力を上げるため本来は捕手の大城卓を、この夜まで3戦連続で一塁手として起用して急場をしのぐ、ベンチの思惑もあった。
打線は1−4の八回に奮起した。無死二塁からヘルナンデスが、ウィックから鮮やかに中前適時打を放って1点を奪い、勢いがついた。なおも無死一塁。ここで主砲・岡本和が、左翼スタンドに豪快な13号2ランをたたき込んで試合を振り出しに戻した。
先発した井上は4回を5安打3失点で降板した。立ち上がりから売り物のストレートが走らず苦しみ、毎回走者を出した。1点リードの三回には桑原に左中間スタンドにソロを浴びて同点とされた。四回には佐野に右越えの2ランを打たれて勝ち越しを許した。五回の攻撃で代打を送られ左腕はマウンドから降りた。
2024年06月27日 21:36
「DeNA5−4巨人」(27日、横浜スタジアム)
DeNAは十回に宮崎の本塁打でサヨナラ勝ち。
2024年06月27日 21:04
「広島4−3ヤクルト」(27日、マツダスタジアム)
ヤクルトが痛恨の逆転サヨナラ負け。同一カード3連敗を喫した。
1点リードの九回は守護神・田口が登板したが、先頭上本に安打を許し、犠打で1死二塁。堂林は三振に仕留めたが、石原に13球粘られて四球を与えた。ここで坂倉には左前へ運ばれ、山崎のダイビングキャッチは届かず。ボールが転々とする間に2者が生還した。
2024年06月27日 21:00
「広島4−3ヤクルト」(27日、マツダスタジアム)
広島が逆転サヨナラ勝ちで3連勝を飾った。
1点を追う九回、ヤクルトの守護神・田口から上本が安打で出塁。2死二塁と追い込まれたが、6番の石原が13球目まで粘った末、四球を選んだ。2死一、二塁から坂倉が放った打球は左前へ。左翼手・山崎のダイビングキャッチが届かず、ボールが後方へ転々とする間に一走・大盛が生還。劇的なサヨナラ打となった。
2024年06月27日 20:49
「阪神8−1中日」(27日、甲子園球場)
阪神が快勝。9日・西武戦以来13試合ぶりとなる2桁12安打で、引き分けを含めた連敗を「2」で止め、岡田監督がNPB史上20人目となる監督通算700勝を挙げた。
近本が今季初めてスタメンを外れる中、打線が目覚めた。両軍無得点の七回無死一、三塁の好機で、大山の左前適時打で先制。さらに前川が右翼線へ適時二塁打、佐藤輝が左前2点適時打と3連続適時打で一挙4点を奪った。
八回には森下があと少しで本塁打の左翼フェンス直撃の適時二塁打を放ち1点を追加。続く大山が四球を選び満塁とすると、前川が中堅手の頭上を越える2打席連続の適時二塁打でさらに2点を追加した。なおも無死二、三塁では佐藤輝が犠飛を放ち、8点目を奪った。前川、佐藤輝がともに2安打3打点と活躍した。
雨天中止によるローテ再編で、初めての木曜日登板となった先発の村上は2桁11奪三振の力投。九回に失点し、今季初の完封勝利は逃したが、4月30日以来、約2カ月ぶり白星となる3勝目を挙げた。